12日12日 あま市立美和東小学校での学び(安部)(二村)

 こんにちは。4期生の安部と5期生の二村です。あま市立美和東小学校に行かせていただきました。学んだことを書きます。

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 こんにちは。4期生の安部です。美和東小学校で、玉置先生は先生方に向けて「17番目の秘密」という算数のオリジナルの授業をされました。私たちゼミ生も1番前の席で模擬授業を受けさせていただいて、子どもの気持ちになって、多くのことを学ぶことができました。

 先生が言われる言葉一つ一つを分析していくと、どれも無駄がなく、「対話」や「深い学び」につながっていることがわかりました。

 例えば、授業終盤、1番目の数を変えても17番目は変わらないということを試した後、このようなやりとりがありました。
T:どんなことが分かりそうですか
S1: 2番目が決まれば17番目が決まる。
S2: 2番目と17番目以外は関係ない。
T: S3さん、たしかいいこと言ってましたね、みんなの前で話してくれますか。
S3: 1番目に関わらず、2番目が決まれば17番目が決まる。
T:そうだよね、せっかく今1番目試したもんね

 実は、S2は私自身だったのですが、そのあとのS3さんの発言を聞いて、深く納得してしまいました。

 玉置先生はポイント解説時にこんなことを言っていました。
・子どものつぶやきからレベルアップしていく
・核心に迫る発言が出たら子どもに返す

 まさに対話的で深い学びの実現だと思いました。教師がこうだよね、と教えるのでは何の発見、気付きもありません。自分と同じ立場にいる友達の意見だからこそ興味があるし、聞いたときに「そうだったのか!」と腹に落ちるのだと思います。先生の授業では子どものつぶやきを拾い、その場で追求することで深めたり、黒板に残しておくことで後で深めたりと、あくまでも子どもの言葉で進んでいく授業を展開されていました。対話的な学びをすることで深い学びにつながっていく、それを実感できる授業でした。

 今日も多くの学びを得ることができました。玉置先生を始め。美和東小学校の先生方、ありがとうございました。(安部)

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 こんにちは!5期生の二村です!今日は美和東小学校で行われた玉置先生による算数の模擬授業から学んだことを書きたいと思います。

 今回は玉置先生が、17番目の秘密を題材に模擬授業をしながら授業技術について解説してくださいました。

 たくさんの授業技術を教えていただいた中で、特に印象深かったことが2つあります。
 一つ目は物分かりの悪い教師を演じるということです。教育実習中、私はどうしても核心ついた答えに飛びつきがちでした。生徒同士を繋げようと意識はしていたのですが、なかなか実行することができず、教師と生徒の一対一のやりとりで終わってしまったことが多かったです。模擬授業の中で玉置先生は、対話を生み出すために、「どういうことか分かる?」であったり、「〇〇さんの考えわかる人?」と問い返していました。そうすることで生徒同士の意見を繋げることができ、豊かな対話の中で対話によって授業が生徒の言葉で深まっていくことができることを学びました。授業をする時、急がず、物分かりの悪い教師を演じることで生徒からの意見を引き出すことができることを学んだのでこれから実践していきたいと思います。

 2つ目は子どものつぶやきを拾い、そこから広げることです。導入で子どもがつぶやいたことやキーワードになることを黒板の端にメモしておき、最後のまとめで「最初のみんなのつぶやきが大事だったよね」と最初のつぶやきにかえることができると教えていただきました。

 学ぶことが楽しい、対話が楽しいという授業をすることが大切であることを今回自分が生徒役をして実感しました。私も、ペアワークや問い返しをうまく活用しながら生徒の意見を拾い、つないでいくことができる授業をしていきたいと思いました。模擬授業をしてくださった玉置先生、美和東小学校の先生方、ありがとうございました。(二村)
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