12月26日 EDUCOM真打会からの学び(加藤奨基・加藤諒太・高橋)

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 こんにちは、4期の加藤奨基です。12月26日に、EDUCOM愛知本社にて、真打会に参加させていただきました。そこからの学びを記事にさせていただきます。真打会では、玉置ゼミ1期生の中田先生、牧野先生の模擬授業を子ども役として受けさせていただきました。自分は、牧野先生の模擬授業について書きます。

 牧野先生は、道徳の模擬授業を行ってくださいました。牧野先生の授業の中で特徴的だった道具が、意思表示メーターです。道徳で大切な自分はどういうことをどのくらい思っているか、ということが赤と青の割合メーターで一目瞭然に分かる、というものです。以前にも山田先生の道徳授業にも活用されていた道具です。

 このメーターを活用して子どもの意思を視覚的に分かりやすくするのですが、10人ほどの子ども役で全く同じ割合になることは殆どなく、「どうしてその割合なのか、聞きたい!」と自然に感じることができました。しかし、自分の席からでは全員のメーターを見きるのは難しく、実際のクラスでの活用は少し工夫がいるな、と感じました。そんな時に真打会の先生が、思い切って立ち歩かせてはどうだ、という助言をされていました。確かに、他のメーターをしっかりと見ることができるため、子どもの発言によって、どんなメーターが気になったかを取り上げて授業を進めることができるのではないかと思います。ただ、自由に子どもを立ち歩かせるには、日頃の学習指導や適切な時間配分を行う必要もあると思いました。

 また、子どもが発言した「自分ならこうする」という意見に対して、「どうしてそうするの?」「どうして、そうしようと思ったの?」と行動の裏の気持ちを出させることが大切であるとも学びました。これは、以前にもゼミ活動の際に玉置先生が仰っていたことでもあります。さらに、子どもに「Aさんがこう思ったのはなんでだと思う?」と問うことで、子ども同士を繋ぐこともできるということも学ばせていただきました。

 3年間、現場で働かれている1期生の皆さんの姿を見させていただいて、素直にかっこいいなと思いました。田中さんも牧野さんも、普段とは全く異なる環境での授業のはずなのに非常に落ち着いて進行されていました。しかも、それぞれ工夫や面白さなどの「色」が出ていて、自分の授業スタイルというものを確立されているような感じがしました。異なる色のお二人でしたが、お二人に共通していた点は子どもを包み込む温かさだと思います。この先生なら何を言っても受け止めてくれる、という雰囲気がお二人にはありました。

 また、もう一つの共通点として、どちらも玉置ゼミであるということです!自分も同じゼミの後輩として、先輩方に追いつき追い越せるように来年からも学び続けようと感じることのできた前座会でした。玉置先生、関係者の皆様、ありがとうございました。EDUCOMの皆様、お弁当まで出していただき、ありがとうございました。(加藤)

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 4期生の加藤諒太です!今日は真打会に参加させて頂きました。玉置ゼミの先輩の中田さんと牧野さんが授業をしてくださり、その生徒役をやらせて頂きました。
 
 お二方とも本当に素晴らしい授業で、来年から現場に出る4期生にとって、大きな刺激となったと感じています。あと2年でここまで来れるのだろうかと不安もありますが、それ以上に追いつきたいという気持ちが強まりました。

 牧野さんの授業は、道徳の授業でした。テンポのいい授業で受けていてもやりやすく感じました。その中でも心情円盤が重要な役割を担っていたと思います。二つの事柄を、対立させ考える時にはとても効果的だと感じました。2人の子どもが一言で「少し」と言っても、全く同じということはないと思います。それを可視化させるのが心情円盤であり、子どもたちの細かい心の様子を見ることができるということは、教師にとっても子どもたちにとっても良いことなのではないかと感じました。現場に出た際には参考にして、効果的に活用できるようにしていきたいです。

 中田さんの授業では、情報の活用についての授業を見させて頂きました。1番の驚きは授業内で同時に二種類のプリントを配ったことです。具体的に説明しますと、学級のニュースを資料を元に書く授業でしたが、学級の問題を伝えるように書く側と学級のいいところを伝えるように書く側とを子どもに気付かれないように分けていました。授業中盤でこの仕掛けに気づいた時、ニュースは意図が違えば違って聞こえるということに実感をもって気づくことができました。子どもたちはより強く心に残ると思います。こんな授業、手法もあるのかと驚きを隠せませんでした。

 このように学び続けている先輩たちの姿を見て、すごいなと感じるとともに、頑張らないとと思いました!
 
 最後に、このような機会を用意してくださった玉置先生、エデュコムの方々、授業をしてくださった牧野先生、中田先生ありがとうございました。(加藤諒太)


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 こんにちは!4期生の高橋です。12月26日の真打会での学びを書いていきたいと思います。わたしは中田先生の模擬授業からの学びを書きます。

 中田先生は「情報を生かすわたしたち」という題材で授業を行なってくださいました。

 まず、5年3組についての情報が書かれたプリントを読み、次に、「5年3組は『問題のあるクラスだ』ということを伝えるニュースげんこうを書きましょう」と書かれたプリントが配られました。

 自分でニュース原稿を作るという課題がとても面白く、すぐにやってみたい!という気持ちになりました。活動をする際も、「列のこっち側から話し始めましょう」という指示があったり、読む練習、ペアで読む活動などやることが明確だったり、とても分かりやすかったです。

 自分が作ったニュース原稿を発表し、他の人の原稿を聞いていると、少し違和感を感じました。ほかの生徒役も同じことを感じたようで、自然と隣のグループの紙を見せて!と前のめりになっていました。

 実は、2つのグループにはそれぞれ異なった課題のプリントが配られていたようでした。同じ情報が書かれたものをもとにしていても、切り取り方次第で全く受け取り方の違うニュースが出来上がってしまうことを、実感を伴って知ることができました。何よりも、取り組む課題が面白く、到底自分では思いつくことのできないものだったので、勉強になりました。

 後の先生方からのコメントでは、子どもが「なんで?」と反応したときに時間をかけるポイントだったそうです。子どもが自分で見つけたことは、先生から与えられた情報よりも定着しやすいとおっしゃっていました。

 授業の中で、どこに時間をかけて子どもたちからの言葉を引き出すか、ということに着目して授業を見る力をつけていきたいです!
今回も、授業をしてくださった中田先生、牧野先生、貴重なお時間を与えていただいた玉置先生をはじめ、関係者の皆さん、ありがとうございました。(高橋)

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