1月18日教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び(生田・葛山)

画像1
 こんにちは!今回は1/18に行われた教師力アップセミナーで学んだこと考えだことを生田と葛山が書かせていただきます。

***

 こんにちは!5期生の生田朋也です!

今回は、教師力アップセミナー「真の社会科授業をどのように作るか〜暗記中心にしないために〜」ということで、佐藤正寿先生の講演についての記事を書いていこうと思います。

 さて社会科ということで自分は社会と聞くだけでも耳を塞ぎたくなるぐらい苦手でした。小学生の時から本当に苦手でテストもボロボロで、高校の時も勉強したのに赤点ということがありました。大学受験でも社会科目には本当に苦戦しました。

 原因としては自分が興味を持てないということにもあるのですが、先生の存在も大きかったのかなと思います。「社会科は暗記科目だ」という考えの先生ばかりでそのせいで苦手意識が強くなってしまったのかなと思います。テストも結局暗記したもん勝ちでどうしても暗記科目と思わざるを得ませんでした。

 そこで佐藤先生の講演会を聞いて、模擬授業を受けたのですが佐藤先生は違いました。まるで「謎解きゲーム」みたいな感覚でした。ミッションが課されて、みんなで作戦、戦略をねって挑むというな楽しさがありました。さらに意欲喚起のさせ方がとても自然でのめり込んでしまい、いつも眠たい社会科授業がいつのまにか終わっていました。

 そして課題に取り組むにあたって、あくまで子どもが自主的に動けるように、課題にキーワードを与えることでテーマを限定し、テーマに対して取り組みやすくするといった配慮がスムーズな授業展開の秘密なのかなと思いました。所々にある細かい配慮(追質問など)があるおかげで「これ難しいぞ?」と思った時も取り組み始めることがしやすかったです。そして課題内容にも工夫があり、他人事ではなく自分事の内容で、もし自分だったら?といったような課題でより頭を働かせる事ができました。

 社会科の授業に関して、自分はあまりにも無知です。教科書読んで問題を解くということしか思い浮かんでいませんでした。しかし今回の佐藤先生の講演を聞いて社会科の授業の流れ、そしてあくまで子どもが自分から学ぶようなしかけといったことを学ぶことができました。自分は社会科がとても苦手ですが、小学校の先生になりたいのでこっからも学び続けることをしていきたいと思います。玉置先生初め、セミナーの関係者様、佐藤先生ありがとうございました。(生田)

***
 
 こんにちは!準ゼミ生として特別に参加させていただきました。大学3年生の葛山大輔です。今回は先日行われた教師力アップセミナーの、佐藤正寿先生の授業について書かせていただきます。

 私は中学校の国語の教師を目指しているので、国語の授業でも応用できるようなエッセンス的な部分を盗もうという思いで、セミナーを聞いていました。

 今回学んだことは2つあります。1つは事実を元に解釈するということ、もう1つは資料の提示のタイミングとやり方です。

 ではまず、1つ目の事実を元に解釈するということについて話します。人類の将来ついて考えるときには必ず根拠を基にした「推論」が入ると私は考えています。それが、新しい解決策や新しいサービスを見つけることに繋がっていきます。そのような力が求められている現代においては、子どもたちにその思考のプロセスを体験してもらう必要があると思います。

 今回の佐藤先生の模擬授業では、聞いていて、そのプロセスが意識されているのではないかと思いました。未来社会について「考えるきっかけ」→「資料からわかること」→「これからの課題」→「課題の対策案を考える」というプロセスがありました。また、本当に少子化に向かっているのかについて、新しい資料を自分たちに探させるということも子どもたちにさせていました。必要な情報をどのように入手するか考えさせるためです。これらのプロセスが新しい解決策を生む時のプロセスとよく似ているのではないかと、とても興味深く話を聞いていました。
 
 「資料からわかること」が事実、「これからの課題」が解釈であると個人的に分析しました。事実という根拠を基に、それはこういうことなのではないかと解釈、つまり推論し、新しい解決策を考えるという流れが、授業の中に位置付けられていてとても参考になりました。

 授業のどこで考える時間を設けるのかという疑問が、佐藤先生の授業を観て、おおよそプロセスの各地点になるのだなと解消されました。自分が国語の授業を行うようになったら、今日観た授業を思い出して、授業を考えてみたいと思いました。

 次に2つ目の資料の提示について話していきます。模擬授業の中で提示された資料は私が確認した中では4つでした。(間違ってたらすいません!)そしてその資料というのは、子どもが思考した後に提示されていました。このように子どもが思考した後に、資料を載せることで子どもたちはそういうことだったのかと納得し、学びが深まっていくのではないかと思いました。

 タイミングもさることながら、「気づいたこと?」では終わらせないというのも新しい気づきになりました。ただ資料を出して「気づいたこと?」と問うのではなく、基本事項を確認し、読み取りに繋がるような工夫(工業が盛んだと予想できる場所を丸で囲む等)をしたあとで、「気づいたことは何か?」と発問してらっしゃいました。気づくために必要な情報をこちらがいくつか見えるようにしておくという工夫が国語にも使えるのではないかと参考にさせていただきました。

 久しぶりに参加させていただき、佐藤先生の授業による感動も大きかったため、前半は少々難しい文章になってしまいました。小学生であっても、教科が違っても、学ぶことが本当にたくさんあるなと改めて思った1日でした。佐藤先生をはじめ、参加させてくださった玉置先生、教師力アップセミナーを開いていただいた方々に感謝しかありません。ありがとうございました。

 また、食事後に玉置ゼミの魅力を聞き、特別に参加させていただけることが本当にありがたいと思いました。ゼミ生が書く記事にも注目し、自分では気づかなかった視点を盗んでこうと思います。本日はありがとうございました。(葛山)
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30