1月23日尾張旭市立城山小学校での学び(森・宮野)

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 こんにちは!準ゼミ生の森です。尾張旭市立城山小学校2年生の算数の授業を見て、学びを深める機会に参加させていただきました。

 私自身、愛知県で授業を参観したのは初めてでした。まず、子どもたちの授業に対する集中力と積極的に参加しようとする姿が素晴らしいと思いました。話を聞くときは誰一人として手が机上に出ておらず、話す人を大切にしようとしていることが感じられたし、グループや全体で意見交流をする時には身を乗り出してまで話を聞き、考えようとする子どもたちを多く見ました。

 今回の授業内容は、九九にない(2位数)×(1位数)の答えの求め方をいろいろ考えるというものでした。私たちが普段意識しないことをここまで深めて授業することは難しいと思いましたが、子どもたちが楽しみながら学ぶために教師として大切にしなければならないことがたくさんあると気づきました。今回は、特に「子どもの事実から学び、子どもに答えを導かせること」についてまとめます。

 例えば、発問をし、最初に当たった子が求める答えではないことを言ったとき、私はいつも焦って「うーん、他の子はどう思う?」とその子になんのリターンも無しにただ正しい答えを出させることに精いっぱいで進めていってしまいます。その子にはおそらく、「先生は微妙な反応だし、間違えて恥ずかしい。もう発表したくない」というような気持ちにさせてしまったと思いました。教師が正解、不正解を言ってしまうのではなく、どうしてそう考えるのか、違う人の意見を聞いてどう思うのかなどを問いながら、私は授業をコーディネートする役割として、子どもたち同士で学ばせ、子どもたちが創る授業を創りたいと思います。
 
 また、机間指導の際には全体に聞こえる声で「・・・ってどういうこと?」など学びを深める発問をしていくオープン管理で子どもたちによる思考を深めさせる工夫ができると分かりました。
 
 そして、評価をする際には、教師は意図的に子どもを指名して考えを聞いたり発表の場を設けたりして思考力・判断力・表現力等をみること、振り返り用紙に記入し、それを価値付けることでよりよい授業のフィードバックにもつなげること、授業中に教師ばかりが話すのではなく、子どもたちに自己選択の機会を与え、自分で自分を見つめて課題発見や問題解決に取り組ませることなどが大切だと学びました。

 今回参加させていただいたことで、子どもたちから学び、教師自身もその子どもたちの学びをさらに深めるための授業をコーディネートしていくことや、そのために必要な力を多く学ぶことができました。今後に生かしてさらに学び続けていきたいと思います。ありがとうございました。(森)

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 こんにちは!5期生の宮野です。尾張旭市立城山小学校での学びについて書かせていただきます。

 授業を行う上で大切なことを主に3点学ばせていただきました。1つ目に子供の意見をつなげながら授業を行うには、発言した子供だけでなく他の子供の表情に目を向けるということです。子供の表情を見て、今首を傾げていたけどどうして?うなづいてくれたね、説明してみてと、次の子供につなげることができると分かりました。玉置先生が、4人あてれば核心に迫ることができるとおっしゃっていました。その言葉を念頭において、授業を行うようにしたいです。

 2つ目に、先生は正誤判断者ではなく、コーディネーターであるということです。正しい答えを言った子にそうだよねと飛びつくのではなく、〇〇さんはこう思ったんだね、じゃあ〇〇さんは?と他の子に繋げていかなければ、子供達の主体的な授業にはならないと学びました。私は、教師は子供達にとって話を振る司会役のような役割にならなければならないのだと解釈しました。話を振り、疑問を投げかけ、時に盛り上げるそんな存在を意識したいです。私はお笑い番組が好きで、よくバラエティを見るので、有名な司会者さんから学ぶこともたくさんあるのではないかと思いました。

 3つ目に、振り返りの工夫についてです。先生がエレベータートークという手法を述べておられました。特に道徳では最後に教師の説話をもってくるというイメージが強くありましたが、そうではなく、主体はあくまで子供で、最後も子供に語らせることが大切だと分かりました。

 今回のセミナーを通じて、私はまだまだ子供主体の授業を行うには意識が不足していると感じました。もっと多くの授業をみて、本などを読んで、自分の目指す子供の意見を引き出せる、コーディネーターとしての役割を果たすことのできる教師を目指したいです。
玉置先生、城山小学校の先生方今回はこのような貴重な機会をありがとうございました。(宮野)
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