1月18日教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び(鏡味・関口・高桑)

 こんにちは!4期生の鏡味です。先日、1月18日に参加した教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は、佐藤正寿先生の「真の社会科授業をどのように作るか」という内容でした。セミナーでの学びを2つ書きたいと思います。

 1つ目は、発問に自分ごとを加えることです。例えば、スーパーマーケットの工夫を学んだ後に、「自分が店長だったらどんな工夫を取り入れるか」を考える発問を入れます。そうすることで、身の回りの生活について、自分ごととして考えることができます。これは、佐藤先生が仰る社会科の目標、「社会に関心を持ち続ける大人を育てる」ことができると思いました。

 実際、私は教育実習の際に、このスーパーマーケットの単元で研究授業を行いました。私は、スーパーマーケットの工夫を学ぶことで終わってしまいました。発問に自分ごとを加えることで、より子どもたちが社会について楽しく考える授業ができたなと後悔しています。4月から是非使っていきたいです。

 2つ目は、教材研究を楽しむことです。私は、中学校実習で社会科に苦しみ、正直、社会科の教材研究を楽しいとは全く思うことができませんでした。見開きの教科書を読んでいても、何を課題にすべきか、何を考えさせたらよいか、分からなかったからです。

 しかし、今回のセミナーで、教科書を読んだり、資料を見たりして、「なんで?」をたくさん出すことが大切だと学びました。そして、教師の「なんで?」をそのまま課題にすることが大切だと学びました。実際、セミナーの時間に長篠合戦図屏風を見てたくさんの「なんで?」を出すことは、とても楽しかったです。教師が教材研究を楽しむことで、面白い授業が生まれ、子どもたちも授業を楽しく受けられるのではないかと考えました。

 今回の佐藤先生の講演や模擬授業から、やっぱり社会科は楽しいな、面白いなと思いました。私の好きな社会科を子どもたちにも楽しんでもらえるよう、今回学んだことを生かして4月から頑張っていきます。佐藤先生、玉置先生、関係者の皆様、本当にありがとうございました。(鏡味)


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 4期生の関口です!私も続けて教師力アップセミナーでの学びを書きます!

 私は暗記する社会科の授業を受けてきました。暗記ではない社会科の授業を行うために、導入がポイントとなるのは今までも学んできましたが、具体的にどう工夫するかを今回のセミナーでは学ぶことができました。

 例えば、資料提示をする際、佐藤先生はお題を隠して海開きの写真を見せました。その後、お題を見せた時見ている私たちは「えっ」という声をあげました。そのお題とは「4月 海開き 沖縄県」というものです。佐藤先生は私たちの反応に対し、「どうしてえっ、と言ったの?」と聞き、「海開きだから7月くらいだと思った」という素直な反応から「沖縄はどれくらいあったかいのだろう」という課題に繋げていきました。

 他にも、「長篠合戦図屏風」をみせて、不思議だなあと思うところを探させました。私は歴史の絵を初めてこんなにまじまじと見ました。そして不思議だなあと感じることで疑問を持ち知りたいと興味をもつことがわかりました。私としては、「目立つ旗をなぜわざわざ持って戦っているのだろう。こっそり狙えばいいのに」と旗を持つことが不思議だなあと思いました。そしてその理由は、山の上から評価をする人がいるらしく、どこの旗がよく戦っているかを見ているからだそうです。こういう風に興味をもち学んだことは、誰かに伝えたくなるし忘れにくいなあと思いました。

 そして、「不思議だなあ」と思うことは、関心をもち続けることにも繋がるのではないかと思いました。同じ写真や絵を見せるのでも、提示の仕方で大きく変わることを実感したセミナーでした。しかしその提示もすごく準備が必要なわけではなく、知ってるか知ってないかの差ではないかとすごく得した気分です。詳しい提示の仕方はきっと他のゼミ生が載せると思うので、ここまでにしておきます。

 本日も深い学びをありがとうございました。セミナーに行くたびに教材研究が楽しみになります。現実は大変だと思いますが、学んだことは生かせるよう頑張ります。(関口)

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 こんにちは、4期生の高桑です。最近、急に寒くなってきましたね。そのせいか、私の周りでは体調を崩す人が続出してます。これから卒業旅行が立て続けに入ってる私としては、こんなところで体調を崩してはいられません!!マスク着用と手洗いうがいを徹底して、体調管理に努めます!

 さて、今回は先日の教師力アップで学んだことを記事にします。今回のテーマは「真の社会科授業」です。

 私が今まで受けてきた社会科の授業は講義のように先生が説明するものや一部の生徒の発言だけで進むものばかりで、私自身「つまらない、受ける意味はあるのか」と感じていました。今回、佐藤正寿先生に「真の社会科授業」について多くのことを教えていただき、社会科授業のよくあるパターンに問題があるということを学びました。

 社会科授業のよくあるパターンとは、教師が資料を提示して「気づいたことある人?」と発問することです。私が今まで受けてきた授業もこのパターンがお決まりだったため、自分もやってしまいそうだと聞いていて少し怖くなりました。このよくあるパターンは、資料を読み取ることができている数人で授業を進めることになると佐藤先生はおっしゃっていました。授業の初めの発問は、「全員ができる、わかるを目指すべき」です。

 そのためには、まず「赤の丸で囲われているのは何?」などと資料の基礎項目を全体で確認することが必要だそうです。そして、子どもが気づいたことを発表する際には、「例えば?」と聞いて深めること、たまに教師が補足することの2つが大切だそうです。補足するとは、「〇〇さんは、今、2つことをあげて、その違いを発表しました」と子どもの発言の概要を全体に伝えることです。このポイントを意識するだけで、子どもたちも自然と考えられる環境ができると思うので、ぜひ来年度から今回の学びを生かしたいと思いました。

 また、この後、佐藤先生に模擬授業をしていただいたのですが、何よりも先生自身が授業を楽しんでいる様子がいいなぁと思いました。子どもは教師の様子を見て真似して成長します。社会に関心をもち続けられる子どもを育てるため、私自身も社会科の面白さに積極的に気づき学び続けていきたいと思いました。

 最後になりましたが、佐藤先生、素敵な講演をありがとうございました。非常に有意義な時間でした。これで大学生として教師力アップセミナーに参加するのは最後になりますが、これからも積極的に参加して優れた先生方から多くのことを学びたいと思っています。ありがとうございました。(高桑)

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