5月29日5期生ゼミ 栗木先生のお話から学んだこと 第3弾

 第2弾に引き続き、5期生の学びをまとめます。


 栗木先生の学び合いに関するお話を聞いて、いかに授業の中で子供を輝かせるか、その教師の精神が学び合いに繋がるということがよく分かりました。

 先生の見せてくださったVTRの古屋先生の学級は、わからない教えてと子供から動く姿や、どうして困っているの?と声をかける姿があり、その活気ある子供の様子に、私もこんな授業づくり・学級づくりができたらと憧れを抱きました。

 栗木先生が、学び合いを行う上で具体的なルールを決めておくこと、振り返りを大切にすることが重要だとおっしゃっていました。学び合いができる学級づくりはなかなか一筋縄ではいかないと思いますが、教師になった際、初任の時から果敢に挑戦してみたいと思いました。(宮野)


 私はこれまで、学び合いの授業を受けたことも、わからないとはっきり言える学級に所属したことも無かったので、正直に言うと学び合いに対してとても遠くにある理想、という印象を持っていました。

 しかし、今日のお話を聞く中で、その考えは間違っていたのだとわかりました。私はこれまで、教科書を使わないことやコの字型の机列など、形式にばかり注目していました。学び合いが目指すのは出会いと対話の充実であり、全ての子どもの学びを保障する事である、というお話から、子ども目線での学びの捉え方が出来ていなかったのだと気付きました。

 学び合いの基盤には、子ども達が疑問や考えを深めたいと思えるような授業作りが欠かせないことも学びました。勉強に追いつけない、興味がないという子でも楽しく過ごせるような学級づくり、授業づくりを心がけ、その為に学び合いの精神を活用していきたいです。

 新型コロナウイルスの影響により、子ども同士が繋がる機会がなかなか取れない状況ですが、ICTの活用や振り返りノートでの交流など、学び合いの場を作る方法は数多くあるのだと感じました。様々な取り組みなどを勉強して、私も自分なりの工夫を考えつつ、子ども同士の学びを大切にしていきます。(遠藤)


 今日は学び合いの授業を見させていただきとても勉強になりました。印象に残ったことは2つ。学び合いにおいて子どもがわからないと安心して言える学級経営をしていくこと、そして教室は失敗する場所であり、「わかった人?」「できた人?」と聞くのは教師正解だけを求めていることになってしまうという2点です。そして自分はこのビデオを見て、学び合いにとって教えてもらう側は学ぶことができるのは勿論、教える側にとっては深い学びにもつながっていくんだなと感じました。教えるためにはその事柄をしっかりと理解していないとできません。教えることで得られる物も大きいのだなと感じました。(生田)


 私は大学の授業やゼミを通して「学び合い」については知っていましたが、なんでもかんでも「分からないから教えて」という子どもの姿でも良いのだろうか、と思っていました。しかし今回の栗木先生のお話を聞いて、そうではないということに気がつきました。それは子どもたちは個人で一生懸命考えて、それでも分からないから教えてほしい、というのが学び合いでの姿だということです。「分かりたい!」という思いがあるからこそ、同じクラスの子に自ら「分からない」が言えるのだと知りました。また、日頃から分からないということは恥ずかしいことではないということを子どもたちに感じてもらうことが、学び合いの授業を行う上で必要なことだと知りました。私も、こうした子ども主体の学び合う姿を意識した授業を行っていきたいと強く思いました。(中西)

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 栗木先生、本日はお忙しい中、私達ゼミ生に貴重なお話をして頂き、ありがとうございました。出会いと対話を通して、自分で気づき発見していくという学び合い授業の本質を深く知ることができました。新たな発見や学びを沢山得ることもできました。今日学んだことを意識して、まずは教員採用試験に向けゼミ生同士励まし合いながら挑んでいきたいと思います。

 玉置先生、このような学びの場を設けてくださり、ありがとうございました。


※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。
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