6月12日 5期生ゼミ 玉置先生のお話・模擬授業から学んだこと 第2弾

画像1
 第2弾は、長谷川、木下、古川、生田の4名です。

*******

 玉置先生の道徳の授業を受けて、教師が子ども同士の意見をつなぐことで、深い道徳の授業ができるのだと実感しました。
 
 私は主人公の気持ちを想像したり、友達の想像を聞いたりすることで物語のイメージがどんどん膨らんでいき、気づいたら物語に吸い込まれていました。物語を読む中で主人公の気持ちを子どもに聞くことを通して、最初は想像だけであっても、主人公の気持ちを考えていくうちに、だんだんと自分ごととして捉え考えていくことに繋がるのだと思いました。
 
 また、揺さぶりをかけられることで、初めに持った自分の意見に対して「本当に、これだけのことで主人公の気持ちは変わるのか?」と自分に問いかけたり「仲間の意見も聞きたい」と思ったりして、考え直すきっかけになりました。揺さぶりがなかったら、初めに持った自分だけの考えで終わってしまい、表面上の道徳になってしまっていたかもしれないと感じます。道徳を深めるためには「揺さぶり」が鍵を握るのだと学びました。(長谷川)


 今日のゼミ活動のなかで感じたことは、玉置先生にたくさんの授業技術を聞くことができたなかで、自分もこの技術をいかして実際に授業をしたいと強く感じました。できることなら、実習期間に戻りもう一度道徳の授業をしたいです。
 
 特に「表情を見ての意図的指名」は活用したいと思いつつも、実際授業の中で自分自身もいっぱいいっぱいになり、多くの子どもの表情を見る余裕がなかったことを覚えています。次授業をする機会(後期ゼミ活動になると思いますが)にはまずは「表情を見ての意図的指名」を取り入れたいとあらためて感じました。
 
 また、最後のまとめは「今日は〜ということにみんな気づくことができたね」というように教師がしてしまいがちですが、エレベータートークなどを活用して、子どもたちにまとめさせるという意識も自分の中に持ち続けたいと思いました。実際、自分がエレベータートークを仲間としてみて、子どもたちも「1時間で何を思い考えたか」があらためて整理できることを体感しました。玉置先生、本日も濃いゼミの内容をありがとうございました。(木下)


 私達、ゼミ生は朗読が終わって「主人公にどのようなエピソードがあって、心境が変化したのか」を考えたとき、ほぼ全員同じような意見でした。しかし、玉置先生の揺さぶりで一気に様々な意見が生まれました。教師の揺さぶりの掛け方次第で、子ども達の考えが広がり、深まりが大きく変化させられるということを改めて強く痛感させられました

 また、今回の授業で私は自分の考えではなく、友達ならどう考えるのかということを聞かれました。人間関係づくりのできていない学級では、この質問はできないと思います。自分が教員になったとき、学級の児童がこの質問に答えられるような学級をつくりたいなと考えさせられました。(古川)


 今日は玉置先生の道徳の授業の生徒役として参加させていただきました。道徳は各教科等に比べ軽視されがちで、どうしても形式的になってしまいます。しかし玉置先生の授業は自然と物語に引き込まれ、素直な気持ちを言いやすく、真剣に自分と向き合えることができました。揺さぶりの場面でも、「結局物につられたんじゃないの?」とどこか人間としての弱さが現れる事によってより安心感が生まれ意見が出しやすい雰囲気でした。(生田)

※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31