6月16日 山田貞二先生の道徳授業zoom研修会にて学んだこと 第一弾(五期生)

 こんにちは!五期生の遠藤です。6月16日に、山田貞二先生にオンライン上で「学校における道徳とこれからの道徳」というzoom研修会を行っていただきました。五期生のみんなの学びを、以下にまとめます。

 なお、今回は司会進行役に我らが五期生の二宮くんが挑戦してくれました。今回の研修会のきっかけを作ってくれたのも二宮くんです。本当にありがとう!

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 山田先生の道徳に関するお話を聞く中で、道徳を通じて、社会をつなぐという先生のお考えに、深く共感しました。

 人との出会いを大切に、1歩踏み出すことをためらわず、たくさんの出会いの中で、子供に伝えたいと実感したことを教材化したいです。

 また、ゲストティーチャーを呼ぶことは、若手の教師が行うには、ハードルが高いと思っていました。しかし、先生から自分の身内からまず始めると良いとお言葉をいただき、それなら私もできそうだと期待が膨らみました。教師になった際、初めから、あきらめるのでなく、一歩踏み出して、自分にできることに積極的にトライしていきたいと強く思いました。(宮野)

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 最近、ニュースなどを見ていると、コロナの影響も相まって、大人の心が冷たく、不安定になってきていると感じます。

 そんな大人を子どもたちはよく見ています。その冷たさや不安定さを子どもは敏感に感じ取る力があります。それが子どもたちに伝染してしまい、取り返しのつかないことになってしまうニュースを見ました。

 でも、子どもたちには大人にはない、周りを明るくする力もあるとも感じています。
今、こんな状況だからこそ、子どもたちの力を借りて社会を明るくするべきだと思います。そのために、子どもたちの心を道徳教育で育てて、支えていくべきで、今一番時間をかけるべき教科は道徳であるとも考えています。

 そんな中、今日、こうして山田先生にお話を聞くことができ、改めて道徳という教科の子どもの心に働きかける力を感じました。

 その道徳の力を最大限に引き出すには教師の授業力が必要不可欠であるということ。その授業力は簡単には身につかず、先輩の先生方であったり、同期であったり、地域の方々であったり、常に自分が学びのアンテナを立てていることが大切であるのだと思いました。そうすれば、授業の中で出てくる子どもたちの素敵な発言にも反応することができるのだと感じました。

 道徳の授業は子どもたちに学ばせるのではなくて、子どもたちと学ぶという気持ちを忘れずにしたいと思います。そこから、子どもたちに気づかせてもらう瞬間が一つでも多くなる授業がつくりたいと思いました。

 こうして山田先生とお話できたご縁を大切にし、これからも素敵な「輪」を広げていきたいです。(矢崎)

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 山田先生のお話の中で最も印象に残ったものは、授業を駅に例えた話です。駅は絶対解で、駅の中のホームは納得解。そして、納得解は人それぞれであるということを聞いて、子どもたちの多様な考えを尊重することが大切であると再認識することができました。それと同時に、そういった多様な考えが生まれる授業を行いたいと強く思いました。

 私は実習で中心発問を上手く考えることが出来なかったので、山田先生にどのように考えればいいのかお聞きしました。すると、とても優しく答えてくださいました。教材を読んで、いきなり中心発問を考えるのではなく、授業の核となるねらいを初めに考えなければいけないということを教えてくださいました。その教材はどのような話なのか、何を考えさせたい話なのか、起承転結がある話なのかなど様々なことを考慮した上で、ねらいを考えることが大切なのだそうです。また1人で考えるのではなく、チームで発問を考えることによって、自分にはない考えを知ることが出来るので、協力しながら考えることも1つの手だということを教えてくださいました。私は今回の学びを教員になり、生かしていきたいと強く感じました。(大久保)

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 駅とホームのお話がすごく印象深く、それとともに教育実習では子どもたちに絶対解を求める授業をしてしまったと反省しました。

 山田先生のお話から、一人ひとりの考えることは少しずつ違い、自分にとって腑に落ちる「納得解」を自分で見つけることができる授業をするために、まず必要なのは人間理解や他者理解などの多様な考えへの共感だということを学びました。学級経営の中でお互いの意見に共感することを基盤に学級を作ることで、子どもたちが同調だけではなく、少しずつ自分の弱いところを見せることや違った角度からの意見を堂々と発言することができるようなると教えていただきました。

 私も、道徳の授業で基盤を作り、お互いの個性を認め合えるクラスを作れる教師になりたいです。そのためにまず、子どもたちが多面的に考えることができるように、講演会やゲストティーチャーを招くなどの活動を通し、多様な考え方に触れ、考え方を広げてあげるなど、自分なりの工夫を加えることで充実した道徳の授業を作ることができるようになりたいと思いました。(二村)

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 → 第二弾へ続きます。

※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。


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