6月12日 6期生ゼミでの学び(松浦)

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 こんにちは!6期生の松浦です。今回は6月12日のゼミでの学びについてまとめたいと思います。

 今回のゼミでは道徳の模擬授業をしました。オンラインでの道徳授業ということで、どのように授業を進めていくかとても悩みましたが、前回のゼミでの玉置先生の模擬授業と教えて頂いた道徳授業のポイントをもとに考えました。その中でも特に大切にしたことが2つあります。1つはゆさぶりの発問です。もう1つは児童の声で授業を進めていくくことです。

 1つ目のゆさぶりの発問はなかなか決まらず、とても悩みました。今回私が授業をした教材は、エピソード前後で主人公が新しい道徳観に気付くような話ではなく、もともと主人公の中にあった道徳観がさらに強くなるような話でした。今までこのパターンの道徳授業を見たことがなかったので、何をゆさぶりにするかとても迷いました。そこで、この教材での山場はどこかを考えることにしました。今回の私の教材は、自分の仕事に熱心に取り組む主人公の姿やそれに感謝の気持ちを示す周りの姿から働くことの良さを感じるものでした。話の中で郵便屋さんの主人公が雪の中でも郵便配達に行く場面があります。そこが主人公の仕事に対する気持ちが最も表れている場面だと思ったので、私はそれをゆさぶりの発問にしようと思い「郵便を届けるのは雪が止んでからでも良かったのではないか」という発問をしました。授業でこの発問をしたところ「大変だけど、喜ぶ顔が早く見たい」「手紙を出した人や待ってる人のために、早く届けたい」といった発言があり、「誰かのために」「大変だけど喜んでもらいたいから頑張る」というような気持ちを深めることができたと思えました。

 2つ目の児童の声で授業を進めるという点では、玉置先生の技を真似て、いくつか実践しました。例えば、誰かの発言を聞き、他の子に「〇〇さんの言葉で教えて」と言ったり、「先生ちょっとわかんなかったから〇〇くんの言ったこと〇〇さん説明してくれない?」と言ったりして、子どもたちで「こういうことだ」「これが大切」「こういった気持ちだったと思う」などと深めていけるようにしました。説明してくれた子の発言を聞いて「〇〇くん今ので合ってる?」と聞いたりして「だいたい合ってる」と言えば「違うところもあったの?」と子どもの発言を繋ぐようにしました。児童の言葉で授業を作っていきたかったので、教師の声は児童の声を繋ぐだけの役割になることを大切にしました。

 授業後の感想や助言の時間では「子どもの声で授業が進んでいた」「言い換えさせるような声かけがよかった」と言って頂けました。また、私が以前の模擬授業風の発表の時に先生からご指摘を頂いた「前のめりな相槌をしない」ということも気をつけました。求めているような発言がなかなか来ないと焦りますが、慌てずに、どんな発言でも最後まで聞いて反応を返すように心がけました。授業後、6期生からの感想で「違っていた時もフォローをしっかりとしていたのが良かった」と言ってもらえました。実習での授業でも緊張して焦ってしまうことがあるかもしれないので、これを忘れずに意識していきたいです。

 今回のゼミを通して、教材研究の大切さを実感できたし、道徳授業の面白さを改めて知ることができました。私はもともと道徳がとても好きなので、得意分野にできるように今回の学びやこれからのゼミでの学びを大切にいていきたいです。これからも多くの学びを得て、たくさん吸収できるように頑張ります!玉置先生、6期生の皆さんありがとうございました。
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