前期6期生ゼミを終えて(松浦)

 こんにちは!6期生の松浦です。今回は前期のゼミを通して学んだことについて、記事にまとめます。

 私が前期のゼミで最も大きな学びだと思うことは「子どもの言葉で授業を作る」という意識が常に持てるようになったことです。これは私だけではなく、6期生全員ができるようになったことだと思います。

 前期のゼミでは、模擬授業風の発表、道徳の模擬授業、志水先生の授業を真似た算数の模擬授業を行いました。毎回とても多くの学びがあり、それを次へと繋げていくことで少しずつ自分のものにしていくことができました。

 学んだ技として、教育実習でも活用したいと思うものがいくつかあります。それは、一人の児童の意見をもとに他の児童に「○○さんは○○さんの意見どう思う?」「今の意見を○○さんの言葉で教えて」というように振ることで子どもの意見を繋げていく技や、子どもの意見がぼんやりとした抽象的なものであった時に自分は分かっていてもわざと「ちょっと難しいからもう少し説明してくれる?」「先生よくわからないんだけど、○○さんの考えわかる人いる?いたら説明して」などと言い、物分かりの悪い教師を演じることで、子ども主体の授業を作っていく技などです。教育実習でもこのような技を積極的に使って、子どもの言葉で授業を作っていきたいです。

 もう一つ私が前期のゼミの中で特に印象に残っていることがあります。それは栗木先生が来てくださった時のゼミで学んだ「わからないを大切に」ということです。子どもが素直に「わからない」と言える環境が、学び合いに繋がっていくことを知りました。教師がよく言う「分かる人手を挙げて」は子どもたちにとって何の意味があるのか、と考えさせられました。今までそのようなことを考えたことはなかったし、自分も子どもの頃「わからないことは恥ずかしいことだ」と思っていました。

 しかし、このゼミでの学びを受けて「わからないことは素晴らしいことである」と思うことができ、子どもたちにその価値を伝えていきたいと思いました。実際に、このことを学んでからの模擬授業でも「わからない」という子ども役の声がありました。教育実習でも「わからない」と言う子がいたら、「わからないって言えるのいいね」「先生もわからなかったよ」とすぐに価値付けていきたいです。子どもたちが「わからない」をたくさん言って、学び合えるようになってほしいと思います。

 前期のゼミを通して、今書いたこと以外にも本当に多くのことを学ぶことができました。次は、この学びを現場で実践していくことが課題です。教育実習や後期のゼミも楽しみながら、たくさん吸収できるよう頑張ります。玉置先生、6期生の皆さん、ありがとうございました!これからもよろしくお願いします!(松浦)
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