小学校教育実習を終えて(名桐)

 お久しぶりです。6期生の名桐です。暑さも和らぎ、過ごしやすい季節となりました。季節の変わり目ですので、体調管理には気をつけていきたいです。

 さて、先日、岐阜市の小学校で教育実習をさせて頂きました。今年の教育実習は、コロナ禍の影響で2週間という限られた期間でしたが、そこで学び得たことを以下に述べていきたいと思います。

 1つ目は、子どもたちの実態です。私は、5年生のクラスに配属させて頂きました。ギャングエイジと呼ばれる時期に差し掛かる子が多いという前情報を持ち、子どもたちの様子を観察していたところ、クラスの一部の女子にそのような特徴が見受けられました。いつも友達と一緒にいて、担任の先生や私が話しかけても、友達と話している時の方がイキイキしている様子でした。ギャングエイジの実態を観察することが出来て良かったという気持ちと、少し寂しい気持ちにもなりました。ただ、私が担任の先生になったら、そういった子にも響くような声掛けをしていきたいと力が漲りました。

 また、外で遊んでいる子どもたちの様子を見て、すごく楽しそうで健康的だなと感じました。小学校では、休み時間の遊びの時間でも子どもたちが学ぶ姿が見受けられたので、私が担任のクラスを持ったら、外で遊ぶことを積極的に促していきたいです。

 2つ目は、学校の先生という職業の大変さです。特にそう感じた場面は、担任の先生が生徒指導の対応しているときです。5年生という年頃の子たちは、エゴを抑えられる子とそうでない子の差がハッキリしていました。エゴを出してしまう子同士の喧嘩や小競り合いが、実習期間で何回かありました。そういったとき、担任の先生の対応や発端を抑える言動を観察していて、現場でしか学べないスキルや緊張感があり、多くのことを考える良いきっかけになりました。

 私が担任の先生だったらどういった声掛けをするか、また、喧嘩や小競り合いが起こりにくい学級作りをするためにどういう取り組みをするかなど、具体的な課題が見つけられた機会でした。実際に、生徒指導の先生にお話を聞いたり、担任の先生にどういった意図を持って生徒指導をされているかなどを聞けたので、自分の学びとして活かすとともに、ゼミ生の中でも共有できたらなと思います。

 とても文章では書ききれないほど、多くのことを学び得ることができました。このような社会状況の中で実習を受け入れてくださった小学校へ感謝をするとともに、そういった難しい状況の中でこそ学び得ることができた考えや取り組みを、これからの私の活動に反映させていきたいです。(名桐)
画像1
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31