小学校教育実習を終えて(松浦)

 こんにちは!6期生の松浦です。今回は、小学校教育実習で学んだことを記事にしたいと思います。

 私が小学校教育実習で学んだことは沢山ありますが、その中でも特にこれからもずっと大切にしていきたいと思ったことが2つあります。

 1つ目は事前に授業の展開パターンをいくつか考えておくことです。これは私が前期のゼミで学んだことです。前期のゼミで算数の模擬授業をした時に、自分の計画とは全く異なった方向に授業が展開してしまい、上手くゴールへと繋げることができませんでした。その経験から、授業を計画する時には主となる授業展開とは別にいくつかの展開パターンを想像し、その時の発問や対応を予め考えておくようにしました。

 私は2週間の実習の中で、授業は6つほどさせて頂き、研究授業には道徳を選びました。道徳では様々な意見が出ると思ったし、目指すゴールから逸れてしまうパターンも予想していました。そのため、展開パターンを3.4個イメージして、どんな意見が出てもゴールに繋げられるように自分なりに工夫しました。実際に授業をしてみて、指導案通りの意見が出ない部分や予想通りゴールから少し逸れてしまいそうになる時もありましたが、いくつかのパターンを考えておいたおかげで、慌てずに、ゴールに繋がるような発問や考えを深めるための切り返しができたと思います。とても緊張したし、まだまだ反省点も沢山ありますが、ゼミでの学びを大いに発揮できた授業となり、実習校の先生方からもお褒めの言葉を頂けて、改めてゼミでの学びがとても素晴らしいものであることを実感しました。
 
 また、全ての授業において意識したことは、和田先生から教えて頂いた時間配分です。「時間配分さえ間違えなければ大失敗はしない」と仰っていたので、授業の展開全てに細かく時間を決め、それ通りに進めていくことを大切にしました。そのおかげで、大失敗という授業は1つもなかったので、このこともずっと大切にしていきたいです。

 2つ目は子どもたちが楽しいと思える授業を作ることです。これは担任の先生から学んだことです。授業を計画している際に、私が「自分がこんな授業がしたい」「こうしたら良い授業になるのではないか」という視点で考えていたのに対し、担任の先生は「こうしたら子どもたちは楽しいかも」「こうした方が楽しんでくれそう」という視点で授業を考えていることに気付きました。自分が授業を上手くやることだけを考えていて、子ども目線で考えることをしていなかったことに気付き、とても大切なことを忘れていたと自覚しました。自分が学んだことを生かすことも大切ですが、一番大切なのは目の前にいる子どもたちです。

 それから、子どもたちが楽しく学べる授業を作りたいと思い、担任の先生からのご助言を頂きながら、授業計画を何度も練り直しました。本番の授業では子どもたちの表情をたくさん見て、自分も楽しみながら授業を終えることができました。授業後には子どもたちが「楽しかった」と言ってくれて、授業をすることのやりがいを強く感じました。これは私にとって、とても大きな経験となりました。

 この2つのことの他にも本当に沢山の学びがありました。小学校教育実習を経て、教師になりたいという思いがより強くなりました。ゼミでの学びを生かして、中学校教育実習も頑張りたいです。(松浦)
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