10月7日5期生ゼミでの学び(杉山)

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 こんにちは。5期生の杉山です。今回は、10月7日でのゼミでの学びを記します。
 
 今回のゼミで、私は中3公民の、日本の投票率の低下というテーマで授業をしました。個人的には、導入も割とスムーズにでき、課題もみんなの言葉で作るものとなり、展開もグラフから投票率低下の現状と、世代間の投票率の差を発見して課題解決するものという流れで授業をしたので、全体的にそこまで悪いものではないと思っていました。

 しかし、玉置先生からのご講評では、「普通にする授業であれば特に問題はないが、生徒に課題意識を持たせて解決する授業をするのであれば全く駄目だ。これまでの社会科授業の典型例だ」とご指摘を受けました。この「投票率の低下」という問題を、私は教科書を用いて淡々と、敷かれたレールに沿って授業をしており、生徒にこの難しい社会問題をどうしたら自分事としてとらえさせることができるのかの吟味、そのための資料選びや発問準備が不十分であると実感しました。

 私は、中学校社会科授業を通して、社会問題に関心を持ち、課題を探求・解決し続ける生徒を育てていきたいと考えています。その実現をするためには、今回のような授業ではもちろん良くなく、より生徒の「身近」と絡めた授業づくりをすべきであると改めて実感しました。社会科授業に限らず、全ての授業に共通する「当事者意識」という概念を教師がしっかりと持って授業に臨む姿勢をこれからしっかりと養っていこうと思います。

 まだまだ自分の教材研究が甘いということを実感しました。次回のゼミでは、この失敗を活かして、知的好奇心も湧きつつ、課題解決を自発的に行う授業を提案できるように頑張ります。玉置先生やゼミ生のみんなから、今回もたくさん学ばせてもらいました。ありがとうございました。(杉山)
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