10月27日 犬山中学校公開授業での学び(二村)

 こんにちは!5期生の二村です。
 今回は10月27日に行われた犬山市立犬山中学校で行われた公開授業に参加させて頂き、学んだことを書かせて頂きます。

 私は2年生の社会の授業と1年生の道徳の授業を見学させて頂きました。二つの授業を通して、子どもの意見をつないでいく難しさを改めて感じました。

 研究協議会に参加させて頂き、そこでは、「目の前の先生だけに向かって話しているため、全体に意見を伝えようとする子どもの姿が少なかった」という意見が出ました。子どもたちは一生懸命先生に向かって意見を発言し、自分の意見を伝えようとしているのはよく伝わりました。なので、教師はファシリテーターとなり、その子どもの意見をつなぐ必要があることを改めて学びました。「みんなAさんの意見分かった?」「おお!Bさん、うんうんって頷いてくれたね。Aさんはなんて言ってた?」と他の仲間につないでいくことや、机間指導を活用して、「Cさんも似ていることを書いていたよね?教えて?」と子ども同士の考えをつなぎ、考えを広げ深めていけるような働きかけをしていきたいです。

 また、話す隊形を変えることで、先生だけではなく、全員で話し合いをしているという意識付けに繋がり、積極的に話し合う工夫の一つだと思いました。例えば、コの字型やロの字型、中心の発表者に向かって話すなど、聞き手は話し手の顔を見て、より聞こうと思うことができ、話し手は全体の仲間に向かって自分の意見を聞いてもらおうという気持ちが芽生えやすいと思いました。私が、中学校教育実習の時、担当の先生から、子どもは教師の方を見て話すから、教師は発表する子の対角線上に立つようにするといいと言われたことを思い出しました。

 教師が少しの工夫や働きかけをすることで、子どもは仲間と一緒に学び、お互い吸収や刺激をし合うことで、より学びが深くなることを体感することができると思います。教師が導く時には導き、子どもをつなぐ時にはつなぐことで、仲間と学び合うよさを伝えることができる教師になりたいです。

 コロナ禍という状況で、なかなか授業を見学することができない中、とても貴重な機会をありがとうございました。今回もたくさんの学びがあり、改めて授業の難しさを感じました。残された4か月で一教師としても人としても成長し、自信を持って教壇に立てるよう励んでいきたいと思います!(二村)
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