10月27日犬山市立犬山中学校公開授業での学び(矢崎)

画像1画像2
 こんにちは。5期生の矢崎です。今回は、犬山市立犬山中学校の学校公開日に参加させていただいた際の学びを書かせていただきます。

 今回の私の学びは「変容ポイントを意図的につくる」です。犬山中学校では、生徒の「変容」を見ることができる授業を目指していらっしゃいました。私はその「変容」に注目して授業を参観させてしていただきました。

 生徒の「変容」と言っても、例えば、意見が変わったという「変容」、解けなかった問題が解けるようになった「変容」など、様々な姿が想定できます。

 では、その「変容」はそのようにしたら見ることができるのでしょう。授業をしていたら、たまたまそういった姿をいることができる場合もあると思います。しかし、やはり、生徒の「変容」を毎日見るためには意図的に引き出されるように仕組みを考えるべきであると思いました。その仕組みのひとつが「教師の声かけ」であると今回の授業を参観させていただき、気づくことができました。

 1回目の授業で参観さて頂いた3年生の道徳の授業では、臓器移植を家族にさせるかさせないかという話題で、子どもたちがどうしようと迷っている姿が見られました。最初は意見を臓器移植をさせるにしていた生徒も、先生の表情と揺さぶりでどうしようと迷う「変容」がありました。

 その揺さぶりの声かけがあるかないかで生徒の心の変容は全く違ってきます。この揺さぶりこそ、意図的につくられた変容のポイントだと思いました。ですがこのポイントで「臓器移植をするのが正しいよ」だったとしたら、どうだったでしょう。きっと生徒の心の迷いもなくなり、変容は見ることができなかったでしょう。

 このように「変容」とは、授業の中で子どもたちに何を得てほしいか、財産にしてほしかという授業の根幹になる部分が子どもたちの姿となって見えることではないかと思いました。

 だから、この「変容」で求めたい姿を考え、その姿を引き出すための「変容ポイント」を意図的につくることが大切であるとわかりました。その「変容ポイント」を作るために「教師の声かけ」が必須であるということ。これは音声のある声だけでなく、教師の表情で伝える無言の声もあると学びました。

 今回学ばせていただいた、「変容ポイント」を作るということをこれからの授業づくりでも取り組んでいきたいです。

 犬山市立犬山中学校の先生方、生徒の皆様、貴重な学びをありがとうございました。(矢崎)
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30