11月2日小牧市立篠岡中学校訪問での学び(木下)

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 こんにちは。5期生の木下です。11月2日に訪問させていただいた篠岡中学校での学びを書きたいと思います。今回は教育実習でうまく授業ができず悩んだり、ゼミでの社会授業で悩みを抱えている社会専修のゼミ生で篠岡中学校訪問をさせていただきました。半日でしたが、3人の先生方の社会科授業を見せていただくことができました。

 どの授業でも生徒たちの交流が活発で、4人のグループになって交流をするというスタイルが自然とつくられていたのが印象的でした。全員が1時間中前を向いて受ける授業ではなく、4人グループの交流を授業内に何回も取り入れることで、なかなか授業に参加できていない生徒に教師側もすぐに気づきやすいことを感じました。今まで私はグループ交流が始まると、生徒一人一人の発言や生徒同士の話を聞くだけでした。しかし、教室の隅の方から全体を見てみるとずっと下を向いていたり、交流から離れている生徒に気づくことができます。これは、4人という人数で交流をしているからこそすぐに気づけるのではないかと感じました。

 3人の先生方の授業後には、2時間目に授業をしていただいた桑山先生とお話をする時間もとっていただくことができました。その中で1番深い学びにつながったことは「語句や用語は後からつける」ということです。私は桑山先生の話を伺う前までは、「語句や用語を授業内に生徒に教えなければならない」と考えていました。もちろんこの考えが全く違うわけではありませんでした。しかし、授業の中では資料を読み取りイメージをしっかりと生徒自身が付け、その後にイメージに語句や用語の暗記を付け足すことが大切であるということを学びました。生徒たちは授業内で付けたイメージが頭の中にあるので、語句や用語をいざ暗記するとなった時にスッと暗記をすることができます。私が中学生であればどうだろうと考えてみると、最初から語句や用語を「このことは〜といいます」と教えられるのではなく、まずイメージを学んでから「授業で習ったイメージは〜というのか」と納得をして学んだ方が定着率もいいのではないかと感じました。そして、そのような考え方は今まで聞くことも、もちろん思いつくこともなかったので感動しました。

 コロナ禍の中、そしてお忙しい一日の中でとても貴重なお時間をいただくことができました。篠岡中学校の先生方、生徒の皆様、そして玉置先生ありがとうございました。
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