11月4日5期生ゼミでの学び(北神)

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 こんにちは!五期生の北神です。11月4日のゼミで第6学年算数の「角柱と円柱の体積」という単元の授業を行いました。今回はその模擬授業について書きます。

 私は、10月中旬に幼稚園実習へ行きました。そこで活動の導入の大切さを学びました。幼児はとても素直です。興味がない活動はなかなか取り組もうとしません。だから、主な活動の前に、絵本、手遊びや歌で、いかに子ども達の興味を惹きつけることができるかが重要だと教えて頂きました。

 これは、授業でも同じだと思います。導入で、子ども達に「やってみたい!」「なんで?」と思わせることが、まず大切だと考えています。

 そのことを意識して、円柱や角柱を発展させた形を、チーズケーキ、バームクーヘン、ロールケーキ、ティラミスに見立て、「どのケーキが一番大きいかな?」と問いかけることで、子どもの興味を惹きつけようと考えました。

 また、教材を出す順番も工夫しました。直径が分かっているチーズケーキ、円柱をくり抜くバームクーヘン、円柱が倒れているロールケーキ、角柱が組み合わさっているティラミスという順にしました。

 実習先の子ども達は、倒れている円柱や傾いている円柱に苦戦していました。底辺がどこか分からなくなるからです。そこで、ロールケーキは最後の方にして、底辺がどこかを全体で確認してから考えさせるようにしました。

 しかし、ロールケーキからティラミスにした意図は特にありませんでした。玉置先生にアドバイスを頂き、ティラミスを長靴のような形に角柱を組み合わせたものに変更しました。その立体は、公式を使うと一つの式で求めることができ、どこを底辺にすると良いか考えさせるために打ってつけのものでした。

 その立体を出すことで、「底辺は金太郎飴みたいにどこを切っても変わらない場所だ」と、底辺について深く考える子がでてきました。教材研究の大切さと面白さを改めて感じました。(北神)
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