教育と笑いの会での学び (矢崎)

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 こんにちは。5期生の矢崎です。今回は「教育と笑いの会」に参加せていただき、得た学びを書かせていただきます。

 今回、私が学んだことは、導入って難しいということです。

 落語家さんのお話を聞いていると「まくら」といわれる、授業でいう「導入」に当たるお話がありました。

 落語家さんの身近で起こった最近のお話しをしてくださって、クスッと笑えるお話ばかりでした。このお話を聞いている時は、なんだか柔軟体操しているみたいだな、なんて思いながらお話を聞いていました。

 ある落語家さんは、「このコロナの中で一番困った商売の人は『泥棒』だ」と言って、泥棒にまつわる落語をなさいました。また、ある落語家さんは落語をお話しする前に上に羽織っていらっしゃったものを脱ぎました。その脱いだ行動でお話が始まるんだなとわかりました。

 落語家さんによって、「まくら」もお話しのはじめ方も全く違いました。

 これは教師の世界でいう、「導入」の部分の違いと言えると思います。私は導入が子どもたちの授業を受ける柔軟体操だと思っています。

 落語家さんの「まくら」を聞いて、私もあんなふうに導入ができたらなと思いました。そのためには、やはり、日々話の種になるアンテナを貼っていなければならないと思います。自分の目で見たことを伝えるためには覚えておかなければなりません。時にはメモも必要だなと思いました。

 また、子ども達との間に「合図」も必要だなと感じました。落語家さんが羽織を脱いだら話が始まった様に、授業の大事なところで、教師が合図を送ったら、子ども達もハッとするのではと。

 でも、この合図を作るのには、日々の子ども達との関わりがとても大切だとわかりました。導入も合図も、落語家さんがお客さんのニーズに合わせる様に、私達教師も目の前にいる子ども達のニーズに合わせなければならないと感じました。そのニーズに合わせられる様に、子ども達と関わること、観察することはとても重要だと改めて感じました。

 楽しい会に参加させていただき、ありがとうございました。(矢崎)
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