「実感を伴った理解」を実感

数学専修の私は幾何学という授業を現在履修している。最近の授業ではメビウスの帯というものを学んだ。簡単に言うと、細長い帯を1度ひねって輪にしたものだ。(表裏の区別がなくなるなどの特徴がある)

様々な曲面について考察しているのだが、頭の中で考えるのは難しい。そのため、担当の先生は一つずつ模造紙と絵の具を使って説明してくださる。とても丁寧な講義だが、前回の講義ではそれでもうまくイメージができなかった。

そこで私が手に取ったのはいらなくなったプリント。隣に座っていた人にハサミを借りて、自分も先生が作っている曲面を作った。すると同じ物を作っているだけなのに、先生が説明されていたことがとてもよく分かる!
そしてこれが一つの「実感を伴った理解」ではないのか、そんな考えが頭に浮かんだ。

算数・数学的活動を通して実感をもって数式や図形の意味をとらえる。指導要領にある一文を自分が体験した。自分が感じた「こういうことだったんだ!」という「!(びっくり・驚き・嬉しさ)」を子どもたちにも感じてほしい。今後の授業づくりに活かすことのできる貴重な体験ができた。(松井)

(ちなみにこの幾何学のテストは、いらない紙とハサミやのりを持ち込んでよいらしい。試行錯誤しながらの楽しいテストになりそうな予感がする 笑)
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