切腹最中

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 弟が東京・新橋の新正堂オリジナル和菓子「切腹最中」をお土産に持って来てくれた。

 店主の思いをしおりの一部から紹介する。

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 当店は(浅野内匠頭の)切腹がなされた田村右京大屋敷跡に存する和菓子店として、この「忠臣蔵」にまつわる数々の語り草が和菓子を通じて、皆様の口の端に上がればという思いを込めて、最中にたっぷりの餡を込めて切腹させてみました。

 風さそふ花よりもなほ我はまた 春の名残をいかにとやせん

の辞世の句とともに、本品が話しの花をさかせるよすがともなればと心をこめておつくりしております。 (店主敬白)

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 ああ、おいしかった。ゼミ生の皆さん、次のゼミまでは、この「切腹最中」はもちません。ごめんなさい。(玉置)
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