11月4日 講座「いのちの授業を体験的に学ぶ」での学び(島田、村松、伊藤)

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 11月4日の「『いのちの授業』を体験的に学ぶ!」に参加し学んだことはたくさんありますが2つ述べたいと思います。

 1つ目は新しい授業方法についてです。玉置先生の模擬授業は、登場人物に対して感想や聞きたいことを生徒から引き出し、その質問の答えを探しながら学びを深めていく授業でした。授業を受けている途中は、玉置先生のようなベテランの先生しか無理だろうと考えていました。ですが子ども目線に立って考えると、問題について答えを考えるよりも、問を立てて考えるのは、答えるハードルが低くなり、問をつくるという参加できるチャンスが増えることから、教員から見ても評価しやすくなると考えました。
 
 二つ目は、教材研究の大切さについてです。4月からは授業者として、学習指導要領をもとに授業をつくる必要があります。その時、教材をどのように読むのかかがとても大切であることを学びました。龍崎先生は「教材を読んだだけで分かった気にならないこと」とおっしゃっていて、実際、原作のほかの部分を紹介してくださったことで、見方や考え方の方向性が見えてきたように感じました。原作をしっかりと読み込み、授業者として提示することで更に深めていくことができる事を学びました。(島田)

 こんにちは!8期生の村松です。先週土曜に行われた「いのちの授業を体験的に学ぶ」で得た学びをご紹介します。

 今回の講座で私が最も注目したのは発問の技術です。まず、模擬授業を受けていて、玉置先生はオープンクエスチョンとクローズクエスチョンの使い分けによって授業の流れをコントロールしているのではないかと考えました。

 また、指導書では「気になる言葉や行動・すごいと思ったこと・疑問点などを挙げさせる」とあったところを「山本さんに聞きたいことない?」と発問した点について、発問をあえて抽象化することで発問はシャープに、かつ、生徒から出る意見の幅を広げることになっていると考えました。

 生徒達の意見の幅と授業の可能性を狭めずに、ねらいにそった授業を展開するために、今後この技術の習得は必須だと感じました。

 道徳の授業では、特に「発問力」が授業のできを左右すると考えています。これからもたくさんの先生方の発問から学び、来年度から道徳の授業を生徒にとってより実りあるものにしたいです。生徒が「自分たちで作った」と思える授業が私の理想です。

 最後に、戦争の反対は平和か?について、私は違うと考えました。戦争がないこと=平和とは言えないからです。また、戦争のどのような点を取り上げるかによってその対になるものも変わると考えました。私は、手段としての戦争の反対は「対話」と「教育」だと考えています。(村松)


 こんにちは!8期生の伊藤です。11月4日にじゅうろくプロザで行われた、「いのちの授業」を体験的に学ぶの講義に参加させていただきました。そこでの学びを、今回は記事にしたいと思います。

 今回の講義では、玉置先生が道徳の模擬授業をされました。題材は、「戦争を取材する」で、女性ジャーナリストの山本美香さんのお話でした。

 私がこの模擬授業を受け、1番印象に残ったことは、子どもが「山本さんが生きていたら何を聞きたい?」という発問し、そこで出た子どもの考えから問いを作っていたことです。私は、あらかじめ何個かの問いを教師が用意しておき、その問いについて授業中に話し合うというような、道徳の授業をイメージしていました。だから、この模擬授業を受けたときに、とても新鮮な気持ちになりました。また、この模擬授業を受けていると、子どもの「山本さんが生きていたら何を聞きたい?」の考えから、授業が進んでいくため、自分事として考えやすくなりました。と言うよりも、気づいたら自分事として考えるようになっていました。この経験から、あらかじめ教師が用意していた問いについて話し合うよりも、子どもの考えから問いを作って話し合うことで、題材のテーマを自分事として考えることができることを学びました。

 私もこのような道徳の授業をしてみたいと思いましたが、子どもの問いの方向性が、自分が思っていたのとは違う方向にいってしまい、今回の授業で伝えたかったことが伝わらなくなるんじゃないかという心配があります。授業で伝えたいことが伝えられるように、子どもから問いを作るときには、方向付けるような発問を考える必要があると思いました。また、道徳には、様々なテーマがあるため、授業作りの際には、指導要領を見て、そのテーマを軸として授業を組み立ていくことに気をつけたいです。

 今回、初めて「いのちの授業」を体験的に学ぶの講義に参加させていただきましたが、「いのちの授業」の仕方について学ぶ機会はほとんどないため、すごく勉強になりました。今回での学びを、教師になってから生かせるよう、心に留めておきます。今回も貴重な学びをありがとうございました!(伊藤)
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