11月29日 笹尾東小学校での学び(寺尾、伊藤)

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 こんにちは、8期生の寺尾です。今回は笹尾東小学校の授業を見させていただいたので、学びをまとめます。

 今回は、5年生の算数で、既習事項を用いて三角形の面積を求めるという授業でした。間違っても大丈夫、他の子が助けてくれるという声掛けをされていて心理的安全性のある学級で、子どもたちの関係も良好に見えました。子どもから引き出すことがすごく上手く、教師が説明する時間が少なかったのが良かったです。

 そのなかでも特に、切り返しの言葉が印象に残っています。ある場面でこれらを「仲間分け」しましょうといったところ子どもたちは固まっていました。しかし、これらの「共通点」を見つけましょうというと、子どもたちの様子が変わりました。少しの言葉選びでこんなに違うんだと思ったと同時に、子どもの反応を見て切り返しの言葉をスっと出すことの凄さを感じました。自分はそういったことが苦手なので、徐々に慣れていきたいです。

 また、面積を求めるのに「切る」という方法を用いることは分かっていましたが、その図形を切る事で、何の形に変えたいのかというところまで抑えることで、ねらいを達成させることになることを学びました。子どもたちにどんな力をつけたいのか、子どもたちから何を引き出したいのかを考えた授業づくりを意識していきたいです。

 今回初めて三重県の学校に行きましたが、この授業を見ることが出来て本当に良かったと思っています。子どもも先生方も温かい方ばかりで、半日いただけでもこの学校の良さが伝わってきました。笹尾東小学校の皆様、玉置先生、ありがとうございました。(寺尾)


 こんにちは。8期生の伊藤です。11月29日(水)に三重県の東員町立笹尾東小学校を訪問させていただきました。今回は、この学校訪問での学びを記事にしていきたいと思います。

 まず初めに、算数の授業を見させていただきました。この授業内容は、三角形の面積の求め方についてでした。

 授業が始まる前の子どもたちは、とても賑やかで、楽しそうな様子でした。何人かに声をかけてみても、どの子も明るく元気に話してくれました。しかし、授業が始まった途端に、子どもたちの顔つきが変わりました。授業中も、先生の指示はしっかり聞いて活動に集中して取り組んでいました。また、先生の話だけでなく、友達が発表しているときも、他ごとをせずに、静かに聞いていました。

 私は、なぜこのような落ち着きのある学級になっているのか疑問を抱きました。この疑問の答えは、授業中の教師の働きかけが関係していると思えます。それは、子どもを大切にした言葉がけです。授業者の先生は、緊張して発表することが難しい子には、「みんなが助けてくれるから」や「みんないるから大丈夫」の言葉がけや、途中までしか発表ができなかった子には、「ありがとうね」や「がんばったね」の言葉がけをなされていました。

 また、この先生の言葉は、意識的にではなく、本心から出ているものだと感じます。お会いしたのは初めての先生でありましたが、私はこの先生は子どもにとって優しい先生なんだろうなと思いました。このように思えるくらいに、先生の授業中の働きかけから子どもに対する思いが伝わってきました。

 先生が子どもに対する思いを、普段の学校生活の中で、言葉や行動で表現しているからこそ、子どもが先生のことを信頼することができ、落ち着きのある学級になっているのではないかと思いました。このことから、先生の子どもを大切にした言葉がけの大切さを学びました。また、どの場面で、どんな言葉がけをすることで、子どもたちを支えることになるのかについても、勉強になりました。

 他にも、授業の進め方、ICTの使い方についても、多くのことを学ぶことができました。その中でも特に、子どもに対する言葉がけが印象に残ったため、このことを記事に書かせていただきました。

 本日は、多くのことを学ばせていただき、ありがとうございました。東員町立笹尾東小学校の先生方は、私たちのどの質問にも真剣に答えてくださり、私たちの学びの励みになりました。また、東員町立笹尾東小学校の子どもたちは、私たちを温かく迎えてくれたので、とても嬉しかったです。また機会があれば、よろしくお願い致します。(伊藤)
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