11月29日 東員町立笹尾東小学校でのまなび(島田、柴山)

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 こんにちは、島田です。11月28日に東員町笹尾東小学校への参観実習へ参加させて頂きました。そこで学んだことの4つを書きたいと思います。

 1つ目は、振り返りの価値付けの仕方についてです。授業の始めに振り返りの共有が行われ、子ども達の振り返り内容や価値付けの質の高さに驚かされました。先生も共有の際、
・人の名前が入っていて〜
・やってみたいこと
など振り返りのやり方を価値付けを行っていらっしゃいました。授業の終盤では、振り返りボックスという振り返りの方向性のヒントを示すカードが提示されたとき、だから子どもたちがこのように振り返りをできるようになるのかと更に驚きました。

 2つ目は指示の出し方についてです。一つ一つの指示が明確で、
・教科書とノートは使わないからしまいます。
・(グループでの話し合いの際)出張はしなくてい
 いです。
・タブレットは今一旦しまいます。
など子ども達が今、何をして何をしないかということが分かりやすく簡潔に伝えられており、見通しの立つ授業になっていました。

 3つ目は子どもへの接し方についてです。こどもの声をうまく引き出す授業で、子ども達が安心して学べる環境になっていたと思いました。それは、先生の肯定的な呼び掛けがしっかりと行き届いていたからだと考えます。
・みんなが助けてくれるから
・大丈夫
・◯◯さんが、次スタンバイしてくれているね
など、間違いを怖がることなく安心して自分の意思を表明できる雰囲気づくりが徹底されいたからだと思います。

 4つ目はICT機器の使い方についてです。今回の算数の授業では3種類の使い方がされていました。
・図の拡大縮小
・図への書き込み(矢印や文字)
・課題の反映
 英語であると、ネイティブ音声の活用や口の動きが主な利用例ですが、他教科の利用方法を知ることでより柔軟にICTを使えるようになると感じました。国語では、文の並び替えを行う時に使うと教えて頂き、この事から英文でも同じことができると考えました。特に英語では接続詞や副詞で品詞が異なっても、意味は似た用語が沢山あります。そのため、並べ替えをデジタルにすることにより、子ども同士での比較が容易になり、よりつながり易くなると考えました。
 
 振り返りや学級経営、授業展開など、多くのことを学ばせて頂き、自分でも目標にしたいと思いました。笹尾東小学校の日置校長先生を始め、皆さんに感謝しています。ありがとうございました。(島田)


 8期生の柴山です。今回は、三重県東員町立笹尾東小学校で5年生の算数科の授業を参観させていただきました。既習事項の平行四辺形の面積の求め方をもとに、三角形の面積を求める授業でした。

 子ども同士が安心して学びあえる雰囲気の学級でした。授業中に誰一人離脱することもなく、話し合いの時も落ち着いていました。黒板の前に出てきて発表する際に、児童が「わからない」と正直に発言していた場面が印象的です。わからないことを素直に言うことは、勇気がいることです。学級に対しての安心感があるからこそ、全体の前で正直なことを話せたのだと思います。

 「わからない」といった子には、「がんばったね」と温かい声掛けをし、「助けてくれる人はいますか?」と他の子につないでいました。先生の温かい切り返しのおかげでこの雰囲気つくられているのだと感じました。

 子どもの反応や表情に合わせて、その場で指示や声掛けを変えていたことも印象に残っています。分からない時でも先生や仲間が助けてくれるという安心感の積み重ねが、子どもの素直な反応を引き出しているのだと思いました。日ごろから意識しなければ、咄嗟に先生のような切り返しはできないと思います。素直な反応に柔軟に関わっていけるよう意識して、4月からの教員生活を送っていきます。
 
 授業の最初、生徒の振り返りからスタートしていました。「(友達の名前)さんが言っていたように、、、」のような振り返りを共有していたことが印象的です。友達の名前を入れた振り返りを価値づけることで、人の意見から学ぶ習慣もつけていけると思います。名前を読まれた方も嬉しいと思うため、振り返りの視点として「友達の名前」も大切にしていこうと思いました。

 質問会、授業参観を通して多くのことを学ばせていただきました。教員生活に向けて、良い刺激を受けました!笹尾東小学校の皆様、玉置先生、ありがとうございました。 (柴山)
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