12月10日 自ら学習を調整する子どもを育むセミナーでの学び(前野)

 こんにちは!8期生の前野です。12月10日に「自ら学習を調整する子どもを育むセミナー」にオンラインで参加させていただきました。今回のセミナーは「振り返り」に焦点を当てたセミナーで、講師の前田康裕先生や「心の天気」「学びの天気」の実践校の先生方のお話からたくさん学ぶことができました。

 今回のセミナーで学んだことの中から2点に絞って、記事にしていきたいと思います。

 1点目は、振り返りが個別最適な学びと協働的な学びの往還を実現するために重要になるということです。子どもがまずは1人で思考し、1人ではできないなと感じたときに自然に周りの人に聞くという流れができるのが理想的な個別最適な学びと協働的な学びの往還の形です。振り返りをすることで自分の学びを見つめ、それを共有することによって周りと繋がる一歩を踏み出しやすくすることができるなと感じました。

 「学びの天気」の実践例紹介で、算数で例題を解いた後に理解度を振り返って、雨・雷の子は晴れ・くもりの子に聞きにいくという例が紹介されていました。1人でまずは考えて、分からないところを解消するときに振り返りを活用することで、協働を促しやすくなるのかなと思いました。

 2点目は、振り返りを活用する上で周りを認める学級風土が大切だということです。振り返りを学級で共有したり、自分の心の状態を天気で表して複数の教師がそれを見られるようにしたりするということは、子どもにとって自分のモヤモヤしている部分もさらけ出すことになります。分からない、困っているというようなマイナスな部分を周りにさらけ出すには、周りの人は受け止めてくれるという安心感が必要だと思います。振り返りを上手く機能させるには、互いに認め合う学級の雰囲気が大切です。そのために、教師の価値づけや一人一人の子どもとつながりを絶やさないことが重要になると思うので、4月から意識したいと感じました。

 今回のセミナーでは、様々な先生方のお話から、振り返りに関して濃い学びを得ることができました。また、卒業論文で個別最適な学びについて研究をしてきたので、リンクする部分もあり、より自分の考えが深まりました!貴重な学びの機会をいただき、ありがとうございました。(前野)
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