ゼミ合宿1日目を終えて(榊原)

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 こんにちは。玉置ゼミ第9期生の榊原計人です。今回は2日間行われたゼミ合宿についての記事を1日目と2日目に分けて書いていきます。

 1日目は前半に中川行弘先生、後半に稲田康代先生をお招きして、多くのことを学ばせていただきました。

 前半ではいくつかの話題から、その中で気になることや疑問をゼミ生の中で話し合いながら先生のお話をきいていくものでした。私が特に学びになったのは「授業以外の時間」についてで、朝の会や帰りの会、ホームルームの時間は本当に必要なのか、意味はあるのかという疑問から話し合いが始まりました。

 ゼミ生の中でも必要だと思う人、必要ないと思う人に分かれ、それぞれの主張がありましたが、最終的に意味のあるものになればいいという結論に落ち着きました。中川先生は、教師がやろうと言うから良くないものになってしまうので、教師からやることを指定するのではなく、生徒に内容を考えさせれば良いものになるし、クラスごとにバラバラで構わない。自分たちでやりたいことをすり合わせて決めるからこそ、そこに主体性が育成されていくと仰っていました。

 このお話から、これまで教師から提案していたとものを生徒主体にすることによって、生徒たちの関係性もよりフラットになるのでは思いました。教師は、生徒の活動に対して間違った方向に進まないようにするためのサポート役として接するように心がけることで、生徒の主体的な活動が確保されつつ問題行動も起こらないような学級をつくることができるのではないかと考えました。

 後半では、「誤学習」という言葉がとても印象に残っています。誤学習とは、その場の状況にあった行動をするのではなく、それまでにうまくいった経験や、やったことがある経験をもとに行動するなど、都合がいいように解釈する学習のことを指すものです。泣きグセがついている子どもは、この誤学習によって「泣いたら味方をつけられる、なんとかなる」と無意識に学んでしまっていることがあるそうです。

 子どもがこういった誤学習をしてしまうものだという認識がこれまでの私には無かったのでとても衝撃でした。こういった行動を理解しつつ子どもと接することはとても難しいことかもしれないが、もしできるようになった時、教師としてステップアップ出来ると思うので、様々な知識をつけつつ子どもと関わっていこうと思います。(榊原)

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