1月29日犬山市立犬山中学校の授業参観での学び(岡田)

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 こんにちは。玉置ゼミ10期生の岡田健太朗です。今回は1月29日に行われた犬山市立犬山中学校の授業参観に参加させていただいて学び得たことを話していきます。

 研究授業が始まる前に、校長先生から「自販機の設置」に関するお話をお聞きして、教師側が生徒を信じることが何よりも大切であることを学んだ。

 研究授業では、土井佐織先生による英語の授業でした。この授業では、「見取る、つなぐ」を大切にした授業でした。まず、自分が驚いたことは、土井先生の指示や発問がほとんど英語であり、あとから日本語で説明するものであったことである。土井先生はこれを生徒が中学一年生の頃から行っていると仰っており、このことにより授業の初めで行われた本文を聞いて聞き取れた内容を確認するの部分に生かされていると感じた。

 また、グループでの活動や隣同士ペアでの活動以外にも、席を自由に移動して、他の子とも意見交流をしたりしているのが「生徒同士をつなぐ」ことになり、「つなぐ」ことの大切さと重要性を実感し、より深い学びにつながっているということを学んだ。

 加えて、土井先生の授業は挙手発言する生徒がいなかった。その代わり、土井先生は生徒から出たどんな発言も取り残すことなく取り上げ、黒板にメモするなどをしていた。また、生徒の身の回りにあるものを使って、受け身の作文を作る場面では、その授業の中で学習した受け身の構文をアウトプットし、生徒に自身の理解力を把握させ、達成感を感じ、「見取る」をとても大切にされた授業であった。

 他にも、土井先生は注意するべき生徒や、生徒のレベルなどを事前に把握しており、何か活動する際には意識的にその子とデモンストレーションをしたり、すぐにその子の元に寄って、サポートをしたりしていた。このことから、授業を行うためには日々の学校生活で生徒たちをよく見て、生徒たちの特徴をしっかり把握しておき、授業でどのようなサポートをしたら良いのかを考えておく必要があることを学んだ。

 土井先生の授業のあとは、犬山市立犬山中学校の教師の皆さんと研究協議会であった。この協議会の中で「生徒からこういうことを話したい」などの思いを持たせる課題の設定が必要であることや、例文の中で大切なポイントは生徒に発表してもらった方が良いなどの様々な意見があり、教師の研究授業の見る視点や、どのように生徒主体にするのかなどの授業を行う上でとても大切なことを学んだ。また、最後に校長先生が仰っていた、「為せば成る、為さねば成らぬ、何事も成らぬは人の為さぬなりけり」という言葉がとても印象的であった。生徒の「できない」は教師の「やらない」であり、生徒が「できた」と感じさせるには教師も授業内容であったり、サポートであったり、生徒が理解出来るために様々なことをしないといけないということを学びました。

 今回の犬山市立犬山中学校の授業参観で生徒を信じること、生徒をよく見ることが教師として必要なことであり、授業を行う上で、誰も取り残さない、教師と生徒や生徒同士の「繋がり」を大切にすること、生徒たちの「できた!」という思いを大切にすることがとても重要であることを学んだ。今回学んだことを英語に限らず、ほかの教科でも生かしていきたいと思います。校長先生、土井先生、犬山市立犬山中学校教諭の皆さん、大変貴重な学びの場をありがとうございました。(岡田)

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