2月19日 一宮市立瀬部小学校での学び (松野)

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 こんにちは!玉置ゼミ10期生の松野です。2月19日に一宮市立瀬部小学校で授業参観と講演に参加させていただきました。今回はそこでの学びを記事に書かせていただきたいと思います。

 午前には第2学年から第6学年の様々な科目の授業を見学させていただき、午後からは玉置先生、和田先生の講演、EDUCOMの方による実演に参加させていただきました。私は瀬部小学校での学校訪問を通して、声の掛け方や授業の展開方法など、多くのことを学ばせていただきました。その中でも特に子どもに言語化させることや子どものわかる言葉で発問すること、振り返りの大切さについて学ばせていただきました。

 まずは、授業参観についてです。発表者は仲間の方を向いて発表し、周りの子どもたちは発表者の方を向いて聞いており、それぞれの学級で温かい雰囲気を感じました。同じ科目でも学年によって先生方の発問や板書が異なり、教科書に書かれている言葉を子どもたちのわかる言葉に変えて説明することで、子どもたちは考えやすくなると学ぶことができました。

 また、答えを間違えた子どもや一度で理解することができなかった子どもにも正しい答えを理解してもらうために、正しい答えを発言する、リターンの機会を設けたり、「○○さんはなんて言ってくれたかな」などと仲間の発言を言語化させたりし、子どもたちの理解を深めていました。

 クラスの中には、一度聞いただけで理解できる子どもとできない子ども、話すことが得意な子どもと聞くことが得意な子どもなど、一人ひとりの子どもによって得意なことや苦手なこと、つまずくところは異なるため、教師が子ども同士で教え合い、伝え合い、子ども同士をつなげられる機会をつくり、一人ひとりの子どもたちが理解することができるような授業をつくることが大切だと強く感じました。

 次に、玉置先生、和田先生、EDUCOMの方による講演についてです。玉置先生や和田先生の講演を聴き、板書や振り返りの大切さを学びました。子どもたちが発言したことを板書することで、自分が発言したことが書かれているという喜びを感じ、意見をつぶやくようになるということ、「今日の授業で心が動いたことを書きましょう」などと振り返りをすることで、メタ認知することができ、新しい気付きを生み出し、次の課題へとつなげることができると学ぶことができました。

 子どもたちの振り返りを他の子どもたちと共有し、価値づけしたり、振り返りをもとにして授業をつくったりすることで、仲間の振り返りからも気付きが得られ、仲間と学び合い、高め合ったり、次の授業のスタートにつなげたりすることができると学びました。
さらに振り返りを繰り返し行い、習慣化することで、メタ認知能力を高め、学習意欲や協調性の向上につなげることができ、温かい学級づくりにつなげられると学ぶことができました。

 そして、EDUCOMの方による講演を聴き、スクールライフノートの活用の仕方を学びました。スクールライフノートの心の天気や相談ボックスを活用することで、子どもたちの心の変化や悩みに気づくことができ、子どもたちと話すきっかけにもなるため、子どもたちの心の変化や状態を知り、温かい学級をつくるために活用していきたいと強く感じました。

 このように、つぶやき板書や思考の追体験を取り入れることで、子どもたちの多様な意見を引き出したり、言語化により、一人ひとりの子どもの理解につなげたりすることができるため、子どもに言語化させることや子どものわかる言葉で発問することを大切にしていきたいと思います。

 また、子どもと教師だけでなく、子どもと子どもを繋ぐことができるような声かけをし、一人ひとりの子どもが学級で自分自身の意見を発言できるような、悩みや不安などを仲間や教師に話すことができるような学級や関係をつくりたいと思います。そのためには、スクールライフノートを活用したり、振り返りを共有したりして心の天気と学びの天気を実践し、一人ひとりの子どもが安心感を抱くことができる温かい学級をつくっていきたいと思います。

 このような貴重な機会をつくってくださりありがとうございました。(松野)

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