英語専修の私が思う、英語の魅力(小林)

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 こんにちは。9期生の小林です。今回は英語について語らせてください。

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 Watches Keep the time tor people.
 時計は人々の時を刻む。

 I've put the fime that has been preciousy shared by us in this watch.
 この時計に私たちが一緒に過ごした大切な時間を込めました。

 Unless you lose the watch or put it aside in a closet, the time we spent together would be kept in this watch and it will bring you all those memories, then back to the time that we’ve enjoyed.
 時計を失くしたり、クローゼットにしまい込んだりしない限り、私たちが一緒に過ごした時間はこの時計の中で生き続けて、すべての思い出をもたらし、私たちが楽しんだ時間に戻れます。

 Time goes forward, never backward.
Just like you are leaving, in staying.
However, the memories and time won’t fade away, will only live forever in this watch as long as you remember.
 時間は前に進み、決して戻らない。あなたが去って、私が残るように。でもね、思い出と時間は色褪せません。あなたが覚えている限り、この時計の中で生き続けます。

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 これは、カナダで出会った友達にいただいた手紙の一部です。なるべく堅くならないように訳したのですが、やはり英語独特の性格が現れた文章だと思いませんか?

 このお手紙をいただいて、やっぱり英語っていいなって思ったんです。なんというか、真っ直ぐなんです。私のイメージで、日本語は水色や薄いピンクのような柔らかいイメージがあります。英語は赤、青、白、黒のような、はっきりしているイメージがあります。

 たとえば、日本語には「してくれてもいいよ?」「大丈夫」「申し訳ないから、いいよ」こんな風に、一文では真意が読み取れない言葉がたくさんあります。英語には、私が思うに真意が読み取れない言葉はありません。

 それゆえに、日本語のような柔らかさを含むことは難しいけれど、裏表がない言語だと感じます。私の性格は完全に日本語寄りだと思います。優柔不断で、はっきりと主張することが苦手です。だから、真っ直ぐで裏表のない英語に惹かれるのかもしれません。

 けれど、日本語は英語にはない優しさがあるんです。「You don’t have any dangerous items?(あなたは危険物を持っていませんよね?)」と聞かれたとき、「持ってないです」と言うためには、「No」を使います。これは私がカナダでなかなか慣れなかった英語と日本語の違いです。英語はいつも「私」が中心です。「私」が持っていないから、「No」です。でも、日本人である私たちは、なんとなく「Yes」を使いたくなりませんか?これって、日本人には常に相手意識があるからだと思うんです。「You don’t have any dangerous items?(あなたは危険物を持っていませんよね?)」と聞かれたら、「はい、持っていません」という意識で「Yes」を使いたくなる。これには、常に相手意識で物事を考える日本人の優しさがあらわれているように、私は思います。

 英語を勉強すると、英語の良さと同時に、日本語の良さにも気づきます。日本語には、英語に訳せない言葉がたくさんあります。「いただきます」が代表的です。以前、日本の映画に英語の字幕をつけて観ていたとき、「いただきます」が「Let’s eat」と訳されていて笑ってしまいました。私は料理を作ってくれた人、そして食べ物に感謝をする「いただきます」という言葉が好きです。そして、「いただきます」を言う日本の文化は誇れるものだと思っています。「がんばれ!」も、「Hand in there / Do your best」と訳せますがあまり英語圏の人は使わないそうです。代わりに「Take it easy(気楽にね!)」と言ったりします。言葉からも文化の違いが読み取れて、言語って面白いなと思います。

 英語はやっぱり面白いです。子どもたちから嫌われたらもったいないです。ちなみに「もったいない」も、英語に訳すのが難しい日本語の一つです。しつこいですね。(笑) 好きな英語だと話しすぎてしまうので、この辺で終わりにしようと思います。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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