7月17日第14回3期生ゼミ記録(松田)

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 こんにちは。3期生の松田です。

 今回は嶋藤さんの発表について学んだことを書きます。前回の発表に引き続き山田洋一先生の「発問・説明・指示を超える対話術」という本を紹介してくれました。その中でも3つのトレーニングについて発表してくれました。

 1つ目の「即興力を鍛えるトレーニング」では、見えるものに対し即座にコメントをするというトレーニングで、道にある信号を褒めたり、電車に乗ったときにひと駅の間に向かい合った人を褒めたりすることを紹介してくれました。ゼミ生同士ペアになり10個を目標に書いてみましたが、知っている相手でもなかなか10個は難しいと感じました。学校に来るまでの間やちょっとした合間にこのトレーニングを実践したいと思いました。

 2つ目の「コメント力を鍛えるトレーニング」では、マイナスの言葉をプラスに言い換えて言うというトレーニングで実際に考えてみました。「細かいことにうるさい」というマイナス発言を「よく気が付く人」と言い換えたり、「飽きっぽい人」のことを「気持ちの切り替えが早い人」と言い換えたり、子どもの見方を変えるためのトレーニングということでした。プラスに言い換えることで、今まで苦手だった人に対して少しは苦手意識が薄れたり、新たな見方ができたりするのではないかと感じました。

 3つ目の「質問力を鍛えるトレーニング」では、研修や会合で隣り合った人の好きな○○を聞き出すというトレーニングでこちらもゼミ生同士でやってみました。会話を進めると、「あれが好きなんだ!」と盛り上がる一方で、その盛り上がりに辿り着くまでにその人があまり好きではないものや、やらないことなども知ることができ、好きなこと以外にも多くのことを知ることができることが分かりました。


 ゼミの後、サークルのメンバーでご飯に行ったのですが、即興力を感じた出来事があったので書きたいと思います。

 お店に着いて、中に呼ばれるのを待つためにレジ横の椅子に座っていたところ、仕事帰りと思われる5人の若いお兄さんたちが入って来ました。私たちは3人で座っていて、あと5人も座れるスペースがなかったので、私の友達が私の膝の上に座りました。すると、お兄さんたちも私たちと同じように座りました。

 私たちがお兄さんたちの思わぬ行動に笑っていると、同じように膝の上に座った1人のお兄さんが、「このお店に初めて来たからここのお店はこうやって座るんだってお姉ちゃんたちを見て思ったよ」と言い、私たちはさらに笑ってしまいました。そのお兄さんたちのおかげで待っている間も楽しく時間が過ごせました。ゼミで学んだ即興力とは少し違うかもしれませんが、見ず知らずの私たちがとった行動にユニークな反応を返せることがすごいと思いました。その行動があってもなくてもご飯は楽しく食べることができたと思いますが、より楽しくご飯を食べることができた気がします。読んでいただきありがとうございました。(松田)

7月17日第14回3期生ゼミ記録(嶋藤)

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今回も私は山田洋一先生の『発問・説明・指示を超える 対話術』という本について紹介していきます。今回は前回とは違い、対話術を鍛えるトレーニングを紹介します。

ゼミでは、三つのトレーニングを取り上げました。
一つ目は、即興力を鍛えるトレーニングです。これは、子どもの一瞬一瞬の行動、言動に対して即座に言う力を鍛えるものです。本に載っていた一つの「向かいに座っていた人について、ひと駅の間に十個褒める」というのをひと駅のところを一分に変えて、実際に三期生でやってみました。十個ってなかなか厳しいですよね。(笑)知っている人でもなかなか難しいのに、初対面の人だとなおさらです。なので、普段からこういったトレーニングが大事だと思いました。

二つ目は、コメント力を鍛えるトレーニングです。これは、教師にはとても大切なことだと思います。そこで、本に載っていた一つの「マイナス発言を、すべてプラス発言に変える」というトレーニングをやっていきました。例で、細かいことにうるさい人、計画性がない、飽きっぽい、八方美人、キモイ、きれやすいを出しました。皆さんもプラス発言に変えられますか?(笑)三期生のみんな(私も含め)は「キモイ」のプラス発言で悩んでいました。インターネットで調べたら、「存在感がある」がプラス発言でした。「え〜!!」と思いましたが、確かに「キモイ!!」と言われる子は存在感が強い気がします。三期生からは、「個性的だね」という意見が多かったです。それも良いかもしれません。このようにプラス発言に変えてコメントができる教師になりたいと思いました。

三つ目は、質問力を鍛えるトレーニングです。普段、興味のない人に質問をしないと思います。しかし、質問することでその中の話題からその人へ興味が湧いてくるのだとこの本には書かれていました。そこで、質問する練習としてペアで「好きな○○」について話し合ってもらいました。始めは何気なく聞いていた質問でしたが、質問していくうちに興味が湧いてきている三期生を見て、とても面白かったです。(笑)質問って大切だなと思いました。

三つしか紹介しませんでしたが、まだまだたくさんのトレーニングが本には書かれていました。対話術を身に付けるために今から少しずつ意識して、日ごろからトレーニングをしていきたいと思いました。(嶋藤)

7月13日 四季の学習会(夏) @日進市民会館 に参加して(早川)

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こんにちは!3期生の早川です。

今回は、先日お手伝いとしてではありますが、参加させていただいた玉置先生の講演会について書きます。

普段、大学では玉置先生の講義を受けているものの、現職の先生方に向けた外部での講演会に参加させて頂くのは初めてだったためとても新鮮でした。と同時に、大人の方ばかりで自分がいるべき場所ではないなとも感じてしまいました(汗)

講演中の内容を長々と書くのもあれなので、印象に残ったことを1つに絞って紹介したいと思います。

それは、「エレベータートーク」です。

といっても、なかなかピンとくる方も少ないと思いますので、説明させていただきます。エレベータートークとは、2,30秒程度の短い時間の中で、自分の言いたいことを相手に分かりやすく伝える会話術のことです。普通の社員が社長と会うことのできる機会は、エレベーターの中くらいしかなく、その中で思いや考えを伝えるということからエレベータートークと言われているそうです。

「今日学んだことは?」などとパッと質問された際に答えることのできる内容というのは本当に講演会で話を聞き、自分の中で腑に落ちたこと・理解できたことだそうです。つまり逆を返すと、パッとすぐに答えられないものというのは理解した気になっているだけということです。配布された資料にアンダーラインを引いたりして理解した気になっているだけということです。

この話を聞き、たしかにその通りだな、と納得したのと同時に、それで聞いていたはずの話はすべて飛んでいってしまいました(笑)
それくらい僕はこの話に共感できました。

内容の話はここまでにして、ここから先は書いて良いものかどうかわかりませんが、講演中にあったことに対しての僕自身の素直な気持ちを書かせていただきます。
今回のこの講演会で僕は一番後ろの壁際の椅子に座り、参加者の方をずっと目の前にしながら講演を受けていました。玉置先生が、何か隣の人とのペア活動のを促した際には殆どの先生方は積極交流されていました。また、玉置先生が「◯か☓かを書いて」との指示を出された際にも、殆どの先生方が資料の片隅に◯か☓かを書いていました。
しかし、ごく一部の先生方は足を組んで、話を聞いているのか、何かを真剣に考えているのか分かりませんが、指示された活動をしていませんでした。
もちろん、僕自身は後ろ姿を見ているだけなので真相はわかりません。もし本当に活動を面倒がってしていないのだとしたら、普段子どもたちに「しっかり授業受けなさい」なんて言う資格はその先生方には無いなと思いました。自分自身も出来ていないことを他人に求めるなんておかしな話だとしか思いません。

もちろんこれは僕の考えです。浅はかな考えなのかもしれません。
今回の件を踏まえ、将来子どもたちに教育する立場になる人間として、相手に何か指示する前に自分ができているかよく考えていきたいと思いました。(早川)


P.S.お手伝いとしての参加にもかかわらず、帰る際にお土産まで頂いてしまいました。愛知地区教職員組合の皆様、本当にありがとうございました。

7月10日第13回3期生ゼミ記録(嶋藤)

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こんにちは、三期生の嶋藤です。今回は早いもので第13回目のゼミです。発表が一人につきあと一回ずつとなりました。今回発表してくれた岡田さん、丹羽さん、山下さんは最初の発表と比べて話す速さ、話すときの目線、発表の仕方、レポートの工夫の面でとても成長していたと思いました。人は一生懸命自分の悪いところを直そうとすれば直せるものなのだなということが分かりました。私も次回のゼミ発表で気を付けて発表しないといけないなと思いました。

今回も山下さんの発表した『国語授業のユニバーサルデザイン(桂 聖)〜全員が楽しく「わかる・できる」国語授業づくり〜』について学んだことを書いていきたいと思います。

山下さんは全員が楽しく「わかる・できる」国語授業にするためには、3つの指導内容と3つの読み方を身に付けるような授業をすることだと解釈したそうです。そういう授業をすることで、児童生徒一人一人が説明文を理解できるようになってみんながそれぞれわかる、できる状態になるのではないかなということだそうです。なるほど、そういうことか、と思ったのですが、どうやってその3つの指導内容と3つの読み方を教えていけばよういのかが書かれていなかったようなので、そこが知れたらよかったなと思いました。

ユニバーサルデザインは誰もがわかる・できる状態になるようにしていく支援だと思うので、個別の配慮が必要だということが分かりました。個々に合わせた方法で教えてあげなければならないので、一人の先生で教えていくのは大変だなと感じました。まだまだユニバーサルデザインについて知りたいことはたくさんあるので、自分でもいろいろ調べていきたいと思いました。(嶋藤)

7月10日第13回3期生ゼミ記録(林)

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今回丹羽さんは、『1番優しい 教える技術』という本を紹介してくれました。
休んで発表を聴いていないので、プリントに書いてあることだけでまとめさせてもらいます。

その中で「相手の状況に沿って、ちょうど良い知識を提供する」ということに着目しました。難しすぎると投げ出してしまう。逆に簡単すぎても退屈してしまう。この加減が難しいな、と感じました。やはり子供一人一人を理解することは大切だと考えさせられました。

また、「相手に実践の機会を与えて、結果をフィードバックする」という点では、私たちもそうだな、と思いました。いくら知識ばかり得ていても実際に自分が活かせていないと意味がありません。大学の講義でも、学んでおしまいではなく、そこから何かにつなげたり、広げていけたらな、と思います。

貰ったプリントだけで学びを書こうとしていた瞬間、偶然にも丹羽さんが、メモしたプリントの写真を撮って送ってくれました。わざわざありがとうござきます。(林)

7月10日第13回3期生ゼミ記録(岡田)

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こんにちは。3期生の岡田です。

ついに最後の発表が終わってしまいました。あっという間にここまで来てしまい、時の流れの速さに驚くばかりです。

個人的な話を始めに失礼します。今回は最後の発表ということで、少しだけいつもより力を入れてみました。なるべくみんなの活動を多くすること、その活動から学びへの繋げ方、視線など、これまでのゼミで学んできたことはなるべく生かそうという意識を持って臨みました。すると、玉置先生に「今までの発表で一番良かった。」と仰っていただき、ゼミが終わってからは早川くんから「今日の良かったんじゃね?うん。」と声をかけられました。いつもよりも力を入れた結果が今回の発表に繋がったとと思うと、嬉しくてたまりませんでした。まだまだ出来ることはたくさんあるので、今回の発表に満足し過ぎず、これからも成長していけたらと思います。

さて、個人的な話が長くなってしまいました。ここからは発表の内容について書いていきます。

今回は「先生のためのアドラー心理学 勇気づけの学級づくり」(赤坂真二)の本を紹介しました。

前回の発表でも私は赤坂先生の勇気づけについて取り上げたのですが、そこで説明しきれなかったところが今回は説明できました。それは、ほめることと勇気づけの違いについてです。

ほめることとは、ご褒美と同じもので、こちら側の条件を満たしたときにのみ与えられる褒美としての行為です。褒めることばかりをしていては、子どもは社会よりも褒めてくれる人の都合に関心を寄せるようになってしまう。一方勇気づけは、よりよくしよう、よりよくなろうというところが見られたときに無条件になされる行為であるため、子どもは自分の力に気付き、より世の中に関わっていこうという意識を持つようになる。

この文で伝えられているか心配なところではありますが、発表ではなんとか納得してもらえました。私自身も、前回ごまかそうとしていたところがありましたが、今回はごまかすことなく、理解したうえで発表できました。

ゼミでは勇気づけ教師になるための3つのレッスンも紹介しました。その中の1つに、「あるもの探し」というものがあります。子どもの持っているものを見つけ、伸ばそうとすることが教師にとっては必要だということで、まずは自分の持っているものを探してみよう、というものです。簡単なレッスンです。1分間で10個楽に挙げられるくらい、あるもの探しの名人になりたいと思います。


今回で前期のゼミでの最後の発表を終えました。最初の発表より、自分は成長できたと思っています。周りのみんな、そして玉置先生にもそう思って頂けていたらとっても嬉しいです。しかし、まだまだ成長できます。3期生みんなで成長していけたらと思います。(岡田)

7月10日第13回3期生ゼミ記録(山下)

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こんにちは。3期生の山下です。
もう4度目になりますが今回も桂聖先生の『国語授業のユニバーサルデザインー全員が楽しく「わかる・できる」国語授業づくりー』という本について紹介したいと思います。

今回は説明文の3つの指導内容(説明内容、説明方法、論理)と3つの読み方(確認読み、解釈読み、評価読み)についてお話ししました。内容を説明すると長くなるので今回は発表の工夫についてお話ししたいと思います。

まず、「レポートの最後につけた文章をどのように読むとそれらの条件に当てはまるかを考えてください」と指示をしてから3つの指導内容と3つの読み方について例を交えて一通り説明しました。ただ発表するだけではぼーっと聞き流してしまうので後で何をするか見通しを持って意識して聞いてもらうために先に指示を出しました。次に、指示通り文章のどこにどの内容が当てはまるか挙手して答えてもらいました。ここでは手を挙げてくれてもすぐに当てず、手の挙げ方やスピードなど褒めるべき点がある人を指名するよう意識しました。最後はみんなに言ってもらって出てこなかったけど私が伝えたかったことを伝えました。

このゼミの発表のいいところは発表が終わった後に必ず質問の時間があるところだと思います。わからないことをわからないままにせずその場で解決できるのはとてもいいことだと思います。また、質問されることで発表者自身も気づかなかった発見があったり考えが深まったりすることもあると思いました。

私は以前記事にも書いた通り人前で話すことが苦手でどんどん速くなってしまう癖があったのですが最後の発表ではいい速さで話せていると言ってもらえました。まだまだ下手くそですが前期の5回の発表を通して少しは人前に立って話すということに慣れたのかなと思います。もうすぐ教育実習でゼミの9人という少人数ではなく、1クラスの何十人という児童の前で話さなければならない時が来ます。ゼミで学んだ授業技術や学級経営術を活用しながら言葉や態度で子どもたちに多くのことを伝えられる先生にになりたいと思いました。(山下)

7月10日 第13回3期生ゼミの記録(丹羽)

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こんにちは。最近、自分のノートパソコンが欲しすぎる3期生の丹羽 亜由美です。

今回は向後千春さんの「いちばんやさしい 教える技術」という本から「教える」とはどういうことなのかについて紹介したいと思います。
みなさんは「教える」とはどういうことだと思いますか?どういう状態が教えたと言えるのでしょうか。それぞれ考えがあると思います。ここの本には〈相手が学んだ状態、相手のできないことができるようになった時〉と書かれていました。

具体的に紹介していきます。「教える」というのは3つのゴールに分けられます。
1.運動スキル・・・身体を使うことを教える時
2.認知スキル・・・頭を使うことを教えたい時
3.態度スキル・・・相手の態度を変えたい時

まず、運動スキルを教える時はスモールステップの原則で教えることが大切です。こうすることによって失敗が減り、できることが増えていきます。できたらすぐに声をかけるようにするのですが、「すごい!さすが!」のように褒めすぎるのは厳禁で、「よし!できてるよ!」のように事実を伝えるようにします。

次に認知スキルです。これは集中学習より、分散学習 の方が合理的です。分散学習をすることによって起きる、「あー、思い出せない」をクリアすることによってスムーズに進んでいきます。すでに相手が知っている知識と関連付けさせるとなおよいと書かれていました。

最後に認知スキルです。これは3つの中でいちばん難しいと言われています。やってほしいことや、相手の強みをたくさんいうことで、なぜそうするといいのかを相手に気づかせることが大切です。これは相手がやる気にならないと変わらないので会話などから相手自身に気づかせるようにする必要があるそうです。

この本を読んで、教え上手=コミュニケーション上手だということも学びました。コミュニケーション能力はこれから先どこに行っても必要な力だと思います。なので日常生活から意識していきたいと思います。また、玉置先生から発表の仕方についてもアドバイスをいただいたので実習までに理解して活かせるようにしたいです。

これで前期のゼミの発表は最後になりますが、これからも積極的に本を読んでいきたいです。(丹羽)

7月7日2期生ゼミ記録(吉田)

7月7日 快晴な七夕の日に2期生のゼミを行いました。
今回は吉田がご報告します。

百瀬さんは少し早めの帰省され、9人でゼミを行いました。
まず最初に「外国語活動と外国語科の違い」「なぜ英語教育が早期化されたのか」を理解し、ペアで語れるように練習をしました。
これで面接で聞かれても、大丈夫です。
気になる方は是非二期生に聞いてみてください!(話すことでより身につくので笑)

その後、田尻悟郎先生のビデオを区切りながら視聴し、討論をしました。
「教科に意欲的に臨めない子にどのように働きがけるのか」
「変わろうと思えた根底には何があったのか」
なかなか難しい課題で頭を抱えながらですが、交流することができました。

最後は玉置先生からの握手でした。
先生と握手することなんて、滅多にないので緊張しましたが、ちゃんと先生からの想いは受け取りました。あとは私達次第です。

いよいよ教採一次試験です!
二期生と先生の願いが叶いますように…。(吉田)

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7月3日第12回3期生ゼミ記録(岡田)

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 こんにちは。3期生の岡田です。先日の早川くんのゼミの発表について、今回は書きたいと思います。

 内容に入る前にまず、私は今回の発表で早川くんの頼もしさについて書かせて頂きます。実は早川くんは本を手にしたときからずっと、「発表できるかな~」と不安を口にしていました。しかし、いざ発表となると、彼は分かりやすくまとめたものを、スパッと私たちに示してくれました。なんだかんだ言いながらも、かっこよくやってのける姿を見て、早川くんはどしっと頼もしく、安心できる存在だということを再確認しました。さすが我らが3期生のゼミ長さんです。

 さて、ここからはそんな早川くんの発表についてです。今回、「知的好奇心」(波多野誼余夫・稲垣佳世子)という本を紹介してくれました。

 その中で私が印象に残ったことというのが、『知的好奇心を引き起こすには』というものです。水の入ったコップを傾けるイラストを描くことを例に挙げていました。自分たちの経験上、コップを傾けたらどうなるか分かっているはずなのに、イラストにすると中の水も一緒に傾いてしまう、ということでした。言われてみれば確かに…!と思わせ、そこから知りたい!という思いを引き起こさせると良いそうです。

 大人も子どもも、誰しも知的好奇心を持っています。自分の予想と違ったとき、何かに興味が湧いたとき、今までの考えが覆されたとき、その知的好奇心はより働くのだと学びました。そのことを頭に置いて、知的好奇心を引き起こす仕掛けというものを考えていきたいです。(岡田)

7月3日第12回3期生ゼミの記録(丹羽)

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 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。小学校実習の学年が発表され、今からドキドキしています(笑)

 今回は菱川くんが紹介してくれた宮本博規「算数学び合い授業スタートブック」から2つに絞って学んだことを書かせていただきます。

 まず1つ目はペア学習・グループ学習についてです。ここから子どもに育つ力は、子どもの表現力や思考力、能動的な学びの姿勢、子どもたちの聞く力の3つです。

 例えば、ペアが生きる場面では子どもたちを全員立たせて、二人組で交互に発表し、確認しあいます。こうすることで、確実に理解してほしい内容を一人一人が理解することができます。グループ活動が生きる場面では何通りか答えが出せる場面などに、自分が説明を聞きたい場所にいって説明を聞いたりすることで自分では考えられなかった意見や、発想を知ることができます。2つともクラス全体で、友達の考えや意見を尊重しなければならないという配慮は必要ですが、1人で学習するよりも効果があっていい学習方法だと思いました。

 2つ目は、話し合いでは「物」が「モノ」を言う、ということです。どういうことかというと、教師が言葉ばかり話していても子どもたちには伝わっていないことがたくさんあります。言葉の空中戦に陥らないためにも具体物を用いたり、紙に書かせたりすることで「物」にしていくことが大切です。確かに、授業を受けている時でも、ただ言葉で永遠に説明を受ける授業よりも動画を見たり、話し合ったり、考えを書いたりすることで自分の考えがはっきりしたり、理解しやすくなるな、と感じる時が多々あります。教育実習でも子どもたちに伝えられるようになるべく「物」を使った授業を心がけていきたいと思います。

PS.「誠意はスピード」という玉置先生の言葉を今日聞いて、その通りだと思いました。また今度言えばいいや、とか思った時に言わないと後悔することってたくさんあると思います。だから何事に関しても後悔しないように感謝の気持ちはすぐに伝えていきたいと思います。(丹羽)

7月3日第12回3期生ゼミ記録(山下)

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 こんにちは。3期生の山下です。今回松田さんは中室牧子さんの『「学力」の経済学』という本について紹介してくれたのでその中から気になったことを書きたいと思います。それは子どもをご褒美で釣ってはいけないのかということです。

 最近色々な講義やゼミの発表で褒めることやご褒美について話す機会がありました。私は過去にテストで◯位以内に入れたら◯千円あげるなどとご褒美につられて勉強を頑張っていた時期がありましたが実際効果はあったので有効な方法なのではないかと思いました。しかし、褒められるためやご褒美のために頑張るのでは意味がない、なんのために頑張るのかが大事だという意見を多く聞きました。確かにご褒美がなくなってしまったら頑張らなくなるようならいい方法であるとは言えないかもしれません。が、テストでいい点を取るために計画的に勉強する習慣づけなどに利用するのはいいのかなと思いました。

 今回の発表ではお年玉とお小遣いを用いて遠い将来と近い将来の判断の違いについて説明してくれました。どちらもその日に貰えば普通の金額、1週間後なら500円増額してくれるという条件でした。子どもはお年玉のように遠い将来のことなら冷静に判断し1週間待ちますがお小遣いのように近い将来のことだとすぐにお金を手にしたいという欲求に負け冷静に判断できなくなるそうです。その原理でいくと近い将来にご褒美を設定すれば子どもは一時的にやる気を出したり計画的に勉強したりするようになるということでした。

 結果的に今回はご褒美はいいという結論になりましたがご褒美の種類や目的、効果や良し悪しは今後も考えていきたいと思いました。(山下)

「甦る教室」(丹羽)

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こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。通学時間に読んだ2冊目の本を紹介したいと思います。今回は菊池省三先生の「甦る教室−学級崩壊立て直し請負人−」という本を読みました。菊池先生のことは玉置先生の授業で講義を受けていたり、3期生の子でも発表をしている子がいたので多少は知っていました。

ところで、菊池先生といえば「価値語」というものをよく聞きますが、わたしにはどういうものが価値語なのか今までよく分かりませんでした。しかし、この本に詳しく書かれていたので少し紹介します。

価値語とは、自分の考えや行動をプラスに持っていく言葉のことです。例を挙げると、話は一回で聴くのです、素直な人は伸びる人です、自分の意見を言って死んだ人はいません、などです。最後の価値語はユニークで面白いなと思いました。

まだまだ完全に理解したわけではないですが、以前よりはこういうものか!と理解できた気がします。(笑)

次に、この本で印象的だったことをお伝えしたいと思います。菊池先生といえば褒め言葉のシャワーなど、褒めて伸ばす教育の仕方が印象強いと思いますが、この本に「怒る」と「叱る」の違いについて書いてあったのでこれについて紹介します。

「怒る」=自分中心の感情で相手に接すること。
「叱る」=相手の存在を認め成長を願って強く意見すること。という違いがあります。そして、この正しい叱られ方を五段階に分けて子どもたちに示します。

1つ目は受容、2つ目は反省、3つ目は謝罪、4つ目は改善、5つ目は感謝です。どういうことかというと、叱られたことをきちんと受けめ、反省し、悪かったと思ってお詫びをする、そしてよくするために改善をし、ありがとうございましたと感謝の気持ちを伝えることが正しい叱られ方だと書かれていました。菊池先生は褒めることと、叱ることは同じことを目指していて、このことを子どもたちがわかればぐんぐん成長するのだと述べられていました。

この叱られ方は子どもたちだけではなく、わたしも正しくできているか不安です。最近は叱られることも少なくなってきていますが、自分が誤った行動をして叱られた時は正しい叱られ方を意識してみようと思います。

まとまりのない文になってしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。(丹羽)

7月3日第12回3期生ゼミ記録(早川)

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こんにちは!
普段思っていることを記事にすることに最近ハマっている3期生の早川です。

今回も第9回のゼミの際同様に、自分の発表の直前に玉置先生から話し方に関して意識すべきことが、メールで送られてきました。また、レベルアップを求められている・・・と正直思いながらもなんとかしなければならないと思い、発表に挑みました。

今回紹介した本は「知的好奇心」(稲垣佳世子・波多野誼余夫 著)です。1973年出版ということで、44年も前に書かれた本なのですが、内容は今日注目されている事柄が多く書かれていました。未来の教育で必要なことを見越していたのか、教育という分野で常に意識されるべきことが書かれているのかどちらかは、最後まで読みましたがわかりませんでした。

しかし、いかにヒトが日頃から好奇心を元に行動しているかが理解できました。これを逆に考えれば、何か物事を教える対象の好奇心を上手に起こさせることができれば、教える対象側から知識等を求めにきてくれるということになります。あくまで理論上の話なので、そんな簡単にはいかないとは思いますが、これを知っているのと知らないのでは大きく違ってくるなと感じました。

また、本の中には「安楽は楽ならず」とありました。これは、外部からの感覚を完全に遮断した状態で過ごすだけで日給20ドルというアルバイトを募集したものの、長く続いた者でも1週間が限界で、大抵の人は2,3日が限界であったという実験結果より立証されたものです。すなわち、普段「面倒くさいな」「だるいから◯◯したくないな」と口にはするものの、実際何もしない状況に置かれてみると、人は耐えられないものであるということです。いってみれば「情報は好奇心の栄養」というわけです。何かしら情報がなければ、本来誰しもが持っているはずの好奇心が死んでしまうのです。

このことを学んでから、普段自分が何気なくYahoo!のトップページのニュースを眺めている理由がわかった気がしました。特に興味がなくても何かしらの情報を求めているものということが実感できました。

この本を発表するにあたって、読み通すことさえ自分にとっては難しくてたまりませんでしたが、発表後に玉置先生からお褒めの言葉をいただくことが出来てとても嬉しかったです。決して怒られないことが良いことだとは思いませんが、やはり褒められると嬉しいです(笑)

最後の発表は第15回の締めくくりの回となります。最後まで気を抜かず、発表に力を注いでいきたいと思います!そして、迫り来るテストやレポートなどの課題を倒していけるよう頑張ります。(早川)

※写真は、お土産をいただいた来客の方への感謝の写真です。

7月3日第12回3期生ゼミ記録(松田)

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こんにちは。3期生の松田です。

私が今回発表した本は、中室牧子さんが書いた『「学力」の経済学』という本です。この本は、教育経済学者である中室さんがデータにより教育を分析しています。どのような教育が成功する子どもを育てるのかということを誰かの成功体験や主観に基づく逸話でなく、科学的根拠に基づいて述べられた本です。

発表では2つのことについて紹介をしました。

1つ目は「因果関係を明らかにする」ということです。文部科学省が全国学力・学力調査の結果を用いて、子どもの学力と家庭環境にどのような関係がみられるかを分析しました。その分析は「親の年収や学歴が低くても学力が高い児童の特徴は、家庭で読書をしている」というものです。そしてこの分析に対しメディアは「学力が高い子どもの特徴は読書をしている」と報道しました。本にはこの報道が正しいのかどうかという問いがありました。結論は誤っており、その理由は因果関係が明らかにされていないこととされていました。経済学では2つのできごとの関係を示すときには因果関係を明らかにすることが必要であるとされ、この報道には因果関係がないので誤った情報であるということになります。

2つのできごとを説明するときに用いられるのは因果関係と相関関係です。そもそも因果関係とは「Aという原因によってBという結果が生じた」という原因と結果のことであり、相関関係とは「AとBが同時に起こっている」という事実でのことです。このメディアの報道で表すと、因果関係は「読書をしているからから子どもの学力が高い」と表され、相関関係は「学力の高い子どもが読書をしている」と表されます。ここでの問題は「学力の高い子が読書をしている」ということを「読書をすれば頭がよくなる」とはき違えるところにあります。このはき違いによって親が子どもに本を買い与えたり本を読むように指導したりしても無駄になる可能性があります。よって因果関係を明らかかにすることが重要であるということです。

2つ目は子どもに勉強をさせるために「子どもをご褒美で釣ってはいけないのか」についてです。

私自身、ご褒美のためにテスト勉強をしていたので、ご褒美で釣ることは良いと思いました。科学的に基づいた結論としてもご褒美で釣ることは良いとありました。人間には、遠い将来のことであれば冷静に判断できるが、目先の近い将来のことはすぐに得られる満足を大切にするという性質があります。この性質を簡単に説明すると「将来のことを思えば今勉強をしておかなければならないことは分かっているが、目先の遊びや楽しいことを優先してしまう」ということです。この性質を利用して「今勉強をすること」の利益や満足を高めるためにすぐに得られるご褒美を設定することは良いということです。

しかし、勉強をしてほしいという度ごとにご褒美で釣ることはどうなのかという意見が出ました。発表中に答えを伝えることができなかったので、ここで説明します。この本にはどのくらいの頻度でご褒美を与えるのか、近い将来というのはどのくらいのことを指すのかということについての記述はなかったので、ご褒美で釣ることについて私の考えを述べます。私自身、中学まではご褒美のために勉強をしていたところがあります。でもご褒美のためにいつ何をどう勉強するのかは自分で考えてやっていました。先に述べた「今勉強することの利益や満足を高めるため」という部分を私の経験に当てはめると、利益や満足はテストで良い点が取れることとそれによってご褒美がもらえることになります。その利益や満足を得るために、今しなければならない勉強を先送りせずに取り組もうとする子どもの意識を高めるためのご褒美という考えを持てば、ご褒美で釣ることに意味を感じることができるのではないかと考えました。


本の内容をただ伝えるのではなく、聞き手のことを意識し内容をかみ砕いて発表をすることがいかに難しいことかということを毎回痛感しています。今回の発表では内容をかみ砕く前に、内容の理解が乏しかったと感じています。次回はこの本の後半部分の内容を発表するので、今回の発表で学んだこと、感じたことを意識して取り組みたいと思います。(松田)

7月3日第12回3期生ゼミ記録(菱川)

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こんにちは。最近ちょっといい事あった菱川です!毎日ハッピー!(笑)

さて 今回も宮本博樹さんの『算数学び合いスタートブック』と言う本から学び得たことをここに綴っていきたいと思います。

・ペア学習・グループ学習について
ペア学習から育つ力は大きく3つだと書かれていました。
1.子供の表現力や思考力
→確実と言っていいほど高まるらしいです。
2.能動的な学びの姿勢
→教師による教え込み授業では教室に響くのは教師の声だけであるが、『ぺア学習、グループ学習』がしっかり機能していると教師だけでなく子供たちの自分自身の声が教室内に響きます。
3.子供たちの聞く姿勢
→これは話し合いの視点が明確で目的がはっきりしていることが重要である。

・ペア学習・グループ学習において配慮すべき所
→友達の考えや意見を尊重しなければならないという意識を持たせること。
確かにこれができていないと話し合いなんてもってのほかであり先生の話もしっかり聞けないなと感じました。
この意識を持たせることはペア学習、グループ学習において一番大事なことだなと思いました。

・話し合いでは『物』が『モノ』をいう
→言葉の空中戦にならないためには具体物を用いるといいらしいです。
言葉だけのやり取りでは子供は全てを理解することができないからです。それに同年代であっても一人一人の発達段階は違うからでもあります。
そんな問題を救ってくれるのが具体物です。
具体物を用いればわかりづらい説明も子どもも触ったり実際に使ったりしてわかりやすくなるからです。

教員生活という多忙な毎日の中で授業の準備を整えるには、既存の教材や備品の有効活動が大切だなと感じました。

最後に子どもの考えのつなぎ方について。
→取り上げた考えをつないでいくためにはまずその考えを正確に受診すること。つまり聞き取ることが重要であります。聞く力のことですね。
と言っても聞く力をさぁ子どもにつけさせようと思っても簡単にはつきません。なのでクラスでは必ずと言っていいほどお手本になる聞き方をしている子どもがいます。その子どもを褒めていくことによって他の子供たちも真似をするようになりますね。そしてまた褒めていきます。ほめ言葉のシャワーですね。笑

今回この本を読ませていただき算数授業においての学びがかなりありました。
算数において何を意識して授業をすればいいのかたくさん知ることができました。ぜひ実習で実践してみたいと思います。(菱川)

面接練習(江口)

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 本日、教師力アップセミナーでお世話になっている百々先生主催の面接練習にレクリエーション研究会の6人で参加させていただきました。正規採用の2.3年目の先生方や講師の方と約2時間教育について考えることができました。

 討論を2回行いました。いつもは、学生とばかり行っているため今までと変わった視点で学ぶことが出来ました。先生方は、やはり経験があるため実際の指導の仕方などを交えながらお話していて、説得力がとてもありました。また、百々先生は、討論の中にも場面指導を入れるなど様々な角度からお話をされていました。そのため、グループ全体の雰囲気がよくなり、楽しく討論をすることができました。

 授業の様子もビデオで見させていただきました。子どもたちが、本当に楽しそうに授業を受けていました。挨拶の大切さを学ぶ授業でしたが、主体的に学ぶ姿を見ました。また、印象的に残ったことは、拍手です。拍手をすることで、褒められている、認めてもらっているという安心感につながっていると感じました。

 残り二週間ほどで本番ですが、今日学んだことを2次試験の討論に活かせるよう頑張ります。百々先生をはじめ、指導して頂いた先生方、ありがとうございました。 (江口)

6月26日第11回3期生ゼミ記録(松田)

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 こんにちは。3期生の松田です。今回は嶋藤さんの発表について書きます。嶋藤さんは山田洋一先生の「発問・説明・指示を超える対話術」という本について紹介してくれました。

 発言をすることが苦手な子どもに対しての教師の言葉を5つ紹介してくれました。嶋藤さんは「皆さんが教師であったらどう対応しますか」という問いかけを聞いている私たちにし、考える時間を取って発表を進めていました。

 発表が途切れ途切れになってしまう子どもに対しては「合いの手を入れながら聞く」ことが大切だそうです。発表が途切れてしまった際に、教師は「ここまで確認しよう、こういうことなんだね」と一度声を挟み、今のところ合っていると思わせることが必要だそうです。教師がその子どもの発言しようと思った気持ちを大事に、発言を拾うことで子どもは自信を持つことができると思いました。

 指名した子どもが意見を言えないときは「わからなさに共感する」ことが大切であるそうです。教師は「どこが分からないの?」と聞いてしまいがちでそう尋ねれば尋ねるほど子どもは困惑してしまいます。これを聞いたときに教えてあげようと思うと、私も「どこが分からない?何が分からない?」と聞いてしまうなと思いました。分からない子のどこが分からないのか分からないという気持ちを共感してあげて、分からない子を受容する雰囲気を作ることが必要であると分かりました。また、分からないことを子どものせいにするのではなく、「先生の説明が悪かったね」「先生の質問の仕方が悪かったね」と説明をしたり質問をする教師側に問題があるのだと認識することも大切であることが分かりました。教師の都合で子どもたちを不安にさせたり困ったりさせることはおかしなことであると思うので、よく自分を省みることが必要であることを感じました。


 今回のゼミの始めはアイスブレーキングではなく、それぞれが考えてきた自己紹介から始めました。教育実習初日の自己紹介という設定でそれぞれ考えました。短くかつインパクトのある自己紹介というのは難しいと考えてみて思いました。また、早く子どもたちと関係を持つには自己紹介も無駄にできないということを感じました。今回は高学年に向けた自己紹介という設定だったので、配当学年が決まったら、その学年に合った自己紹介を考えて実習に臨みたいです。(松田)

6月26日第11回3期生ゼミ記録(菱川)

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 こんにちは!こんなにガタイが大きいのにもかかわらず歌はバラードばかり聴いている菱川です(笑)。

 今回の林さんは佐藤正寿さんの『スペシャリスト直伝!社会授業成功の極意』という本についての発表でありました。

 1分間の流れが分かる板書にするためにという所から5つのポイントが良いなと思いました。

1.黒板に書きすぎない
2.基本的なレイアウトを決める
 →子どもの板書がまとまる
3.「すべての意見を板書にするわけでない」とあらかじめ子どもたちに理解してもらう
 →子どもたちの発言を一気に書きたいときは黒板を解放する。
・解放した時に題意についての予想を書かせたりする。
4.板書のうち何を写すか、色チョークは何色で写すか決めておく
 →色チョークがキーワードになり子どもたちに一番ノートに書いてほしいことを書いてもらうことができて、子どもも「ここが重要なんだ!」と意識する
5.中心資料は黒板の真ん中上部に貼る
 →集中力がup!するらしいです。

 僕は板書をする時自分である程度決めておいてもうまくいかないことばかりです。
この5つのポイントは他の教科でも言えることだなと感じました。しっかり理解して実践していき、このポイントを自分の力にしたいなと思いました。

 それに今回はゼミの初めに各自、実習の時にどんな自己紹介をしようかと言うことを考えて来てみんなの前で実践しました。今回は自分なりには、うまくできたと思いますがニックネームを使った自己紹介をしてしまいました。なのでニックネームをつかわずに菱川先生とみんなが呼んでくれるような自己紹介を次は考えていきたいなと思います。(菱川)

6月26日 第11回 3期生ゼミ記録(早川)

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 こんにちは!
 最近体を動かすことに楽しさを覚えてきております。3期生の早川です。実はこんな僕ですが高校野球をやっていました。雨が降ってもどんなに猛暑でもノックやランニング・筋力トレーニングに追われた日々が懐かしいです。暑いからこそ思いっきり汗をかく。気持ちがいいです。


 さて、今回静谷さんが紹介してくれた本は”人はいかに学ぶか”(稲垣佳世子・波多野誼余夫 著)という、今までの授業技術などを説いた本とはうってかわって、お固いタイトルのこの本。今回も今まで同様、発表を聞き、学んだこと感じたことを書き記していきたいと思います。


 まず内容に入る前に静谷さんの今回の発表自体に関して述べたいと思います。いつも静谷さんの発表を聞いて、内容もよく伝わってくるし、”後でどんな質問をしようかな”、”ホームページの記事には何をピックアップしようかな”などと色々考えるのですが、今回はそれが全くと言っていいほどありませんでした。完全に理解していることでさえも、他人に自分の考えを伝えるのは容易では無いのに、やはりその土台となる自分自身の理解がうまくできていないと、他人への発表もうまくできないのかと見ていて実感しました。

 今回、静谷さんが発表に使用していた本と同じシリーズの別タイトルのものを私自身が次の発表に使うので、静谷さんの失敗を活かして良い発表に少しでも近づけられるようにしたいと思います。


 それでは、内容に関してです。
 ”人はいかに学ぶか”という答えのなかなか出ないような質問に対し、社会的観点・ヒトという種としての観点・文化的な観点の大きく3つに分けてアプローチしていました。

 中でも、”貧困を理由に、商売としてキャンディーを売る子どもは、学校に行けていないにもかかわらず、どうすれば利益を出すことが出来、生き延びていくことができるのかを自ら考え、行動に移す力が備わっていく”というお話でした。このことから学校が全てということではなく、いかに子ども自身に能動的な学びをさせるかということが大事になっていくと言っていました。


 また、玉置先生からも助言をいただきながら、「先生も答えが出せないようなことを、学習者同士で議論させることで、学習者の学びはより深いものになっていく」というまとめで締めくくっていました。

 今聞けば、「主体的・対話的で深い学び」のことを言っているだけでは? と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、この本は30年近く前にかかれている本だそうで、近い未来にどのような学びが必要となってくるかを見事的中させていたということになります。

 その凄さはさておいて、教育実習で授業をする際も、できるだけ子ども同士で話し合いを深めることができるような授業づくりを少しでも意識しながら出来たら良いなと思いました。(早川)
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