10月24日3期生ゼミ記録(松田)

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 こんにちは。3期生の松田です。
 10月24日のゼミで行った外国語活動の模擬授業について書きます。

 授業をしてみて思ったことは、発問の重要性です。自分の気付いてほしいことに子どもが気付けるために、分かる発問をしなければならないことを痛感しました。スキットを見せて、1回目と2回目の違いを見つけてほしいと思っていたのですが、「違い」という言葉を「とっておきの方法」という言葉を使ったせいで答えに迫ることができませんでした。

 授業後、視覚的な情報のないやり取りを見て、違いに気付いてもらえるにはどうすればよいのかという疑問があり、授業後に研究室を訪れました。先生から、やり取りではなく発問の仕方に問題があるという指摘をしていただき、さらに板書の活用について教えていただきました。

 子どもがスキットのどこに注目すれば良いのかを分かりやすくするために、「1回目はできなかった」という説明のときに、「1回目→×」と書いたり、「1回目と2回目の違いを見つけよう」という説明のときに、1回目から2回目にかけて矢印でつないだりして視覚的に分かるようにすることを学びました。やり取りの問題ではなく、それ以前の発問が明確でなかったと分かり、すっきりしました。


 とても緊張しましたが、ゼミの皆が大きな声でリピートしてくれたり、笑顔で授業を見てくれたりして嬉しかったです。2回目は、今回の反省を生かして発問に気を付けたいです。(松田)

10月24日(水)3期生ゼミ記録(静谷)

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 こんにちは。3期生の静谷です。

 今回は、3期生の松田さんによる、外国語の模擬授業について書いていきます。単元は、小学3年生の「What do you like?」を扱っていました。そこでの学びや改善点をまとめていきます。

 まずは良かったです。
・テンポが良かった
・授業準備が大変されている
・子どもが興味を持ちやすいキャラクターを用いる
・価値付けがとても自然にできている

 などが挙げられました。私は、この中でも「価値付けがとても自然にできている」というところがすごいなと思いました。松田さんは、単語の確認をした後にとても自然に価値付けをしていました。この流れは本当に自然で、子どももとても喜んでいました。自然と価値付けができることによって、授業のテンポを崩さず展開をしていけます。私も松田さんを真似て、自然な価値付けができるようにしていきたいと思いました。

 次は改善点です。
・前半と後半の英文の差が分かりづらかった
・子どもは英語に集中してしまうため、ジェスチャーなどの聞き方の工夫には気付きづらい
・とっておきの方法と言わず、「どうしたら1回で聞くことができるだろうか?」という発問をすると良いのでは

 2つめの改善点は、実際に子ども役をやっていましたが、ジェスチャーなどの聞き方の工夫には、まったく気づくことができませんでした。私も英文になにかとっておきの方法があるのかと思っており、必死に英文を聞いていました。教師が狙いとするものを子どもにわかってもらうことは、本当に難しいことだと思いました。

 模擬授業で外国語活動を取り上げる学生は少ないため、それを子ども役として学生のうちに体験できたことは、本当に貴重なことでした。苦手な英語だから授業はしない、というような甘い考えは絶対にできません。外国語活動の展開を少しでも掴むことができ、とても参考になりました。お疲れさまでした。(静谷)

「マンガでわかる魔法のほめ方」(横山浩之著)を読んで(松田)

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 こんにちは。3期生の松田です。
 今回は、10月28日に行われる教師力アップセミナーで講演される横山浩之先生の本を読んで得た学びを書きます。

 私が読んだ本は、「マンガでわかる魔法のほめ方 PT」です。「魔法の」という部分に惹かれ、この本を読むことにしました。私は、初めてPT(ペアレントトレーニング)について知りました。この本は、一人ひとりの子どもの行動改善だけでなく、学級のような集団の行動改善にもつながるように書かれているとあり、とても興味を持って読むことができました。

 読んでみて特に印象的であったのは、「減らしたい行動を無視するテクニック」です。無視するというのは、その子どもが起こす行動を無視することです。気を引こうとしてわざと注意されるような行動をする子どもがいます。そのときに注意をしてしまうと、子どもは「いけない行動をすると、相手の気を引くことができる」と思ってしまい、減らしたい行動が減らないということが分かりました。だから、減らしたい行動は無視をし、増やしたい行動をしたときにほめることが行動改善のために大切であるということを学びました。

 
 私は英語を教えるアルバイトをしていますが、いつも「先生―!先生―!」と呼び続ける子どもがいます。いつもは、「次あなたのところに行くね」と約束をして席に座るよう促すのですが、本に倣い無視をして、行動を変えようとしたらほめることに意識を向けて関わってみることにしました。その日もいつものように私を呼び続けましたが、私が他の子どもと話すことをやめない様子を見て、すっと席に座り自分のことをやり始めました。

 そこで私がほめると次からは、私と他の子どもが話し終わったの見てから私を呼ぶようになり、行動が変わりました。まさに魔法だと感じました。この本のおかげでまた新しい子どもへの関わり方を学ぶことができました。セミナーもとても楽しみです。(松田)

10月8日(月)教師力アップセミナーに参加して(井上、関口)

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 こんにちは!4期生の井上です。今回は教師力アップセミナーに参加してきました。今日講演していただいた方はなんと、玉置先生の師匠である、野口先生でした。前々から4期生のゼミで野口先生の話が出ていて、今回!野口先生が講演してくださると聞き、とても楽しみにしていただいた4期生は多かったと思います。

 さて、私は野口先生のお話の中で出てきた心眼と心耳について書いていきたいと思います。

 心眼とは肉眼では見えないもの、つまり不可視のものを見ることが出来る目のことです。不可視のものとは、人の心であったり、気持ちを理解するといった肉眼では見ることができないもののことです。

 不可視のものを見ることが出来る心眼で物事を見ることがとても大切で、子供達に養っていきたい力であると感じました。

 また、もう一つ、心眼の同じ意味合いの心耳という言葉があることも学びました。聞こえないものを聞く力。これも心眼と同様に養っていきたい力の一つだと考えました。この心眼と心耳で物事を捉えることが出来るようになると、野口先生が話されていた、「良い気づきが出来る人」になると思います。そういった子供達を育てていけるようにしていきたいです。

 この話の他にも、野口先生の師である、平田先生の話もとても面白く、すごく心に残る話でした。特に、原案の話は特に自分の心に残りました。師を持つことの重要さ、憧れの人と出会うことの難しさなどたくさん考えさせられることばかりでした。

 大それたことですが、自分にとっての師は玉置先生になっていくと思います。これからもゼミで、たくさんのことを学び、さらには卒業した後も沢山のことを学び、吸収して、自分なりに活用していけたらいいなと考えています。この出会えた奇跡に感謝しつつ、4期生の仲間とともに勉強に励んでいきたいと思います。野口先生、本日は本当にありがとうございました。(井上)


 こんにちは。4期生の関口です。第4回教師力アップセミナーの伊藤彰敏先生の模擬授業について書きます。

 私は国語専修なので困ったら当てるねと言われていてたくさん当てていただいたのですが、答えられなかったり的外れな発言をしたりしてしまいました。しかし、他の子をすぐ当て、生徒の意見で間違っていることに気づき、さっきは言えなかったけど言えるようになったねとフォローもしていただけました。生徒の言葉だからこその気づきやすさもあり、生徒の言葉でつないでできる授業という感じがしました。教師が一方的に喋らない授業を目指している私は、私たち生徒役の実態がわからない中で意図的指名もしにくいため、どうして言葉をつないでいけるのだろうと不思議に思いました。

 授業の検討では、野口先生が「授業前と授業後何が変わったのか」問われました。野口先生は『向上的変容』について話されました。私たちがその問いに答えるときにも、話し方をその場で指導されやり直させていて、本に書いてあった通りだと少し感動しました。
生徒が間違えたとき伊藤先生は他の生徒たちの意見を聞いて気づかせるという方法でしたが、野口先生は、否定しないといけないとおっしゃっていました。引っかかったところではしっかり止めて、今の発言について○か×をノートに書かせて挙手させ意見を聞いてしっかりと束ねる方法です。

 伊藤先生の方法は自分で気づくことができ、野口先生の方法は明確にこれは違うのだと学べていけます。どちらの方法も実習ではできなかった方法です。意図的指名なしで生徒の意見をつなげる方法はとても難しいと感じるため、○×の方法ならすぐに実践として取り組めるなと感じました。うまく束ねることはできないと思いますが、中学校実習で取り入れていきたいです。

 もうすぐ中学校実習が始まります。満足いかなかった授業が少しでも改善されるように伊藤先生の授業と野口先生の考えやお言葉を参考にチャレンジしていきたいです。
12月も野口先生に会えるのを楽しみにしています!(関口)

第4回教師力アップセミナーに参加して(幸島、安藤、丹羽)

 こんにちは。三期生の丹羽亜由美です。今回は第4回の教師力アップセミナーに参加させていただき、学んだことを準ゼミ生の幸島、4期生の安藤と丹羽でお伝えします。

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 こんにちは。準ゼミ生の幸島です。10月8日(土)の第4回教師力アップセミナーに参加させていただきました。そこで学んだことを記事に書きたいと思います。1本目の道徳の模擬授業について、特に印象に残ったことを書きます。

 まず、野口先生は、道徳教育というのは、良い気づきの学びであると仰っていました。肉眼では見えない部分に気づける、そんな人に私自身もなりたいと思いました。子どもたちの心や頭の中には無限の宇宙があると聞いたことがあります。全部に気づくのは難しいかもしれませんが、一人一人の思いや気づきを大切にできる教員になりたいと思います。

 次に、授業についてです。授業者が何を伝えたいのかが1番であり、気に入った心のものを心を込めて伝えることが大切だと学びました。やらなければならない仕事もたくさんあるかと思いますが、自分の大切にしたいという心を、目の前の子どもたちに熱意をもって伝えられるようになりたいと思いました。

 1日みっちり3本立てで、たくさんのことを学ばせていただきました。ありがとうございました。(幸島)

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 こんにちは。4期生の安藤です。私は伊藤先生の国語の授業から学んだことを書いていこうと思います。

 今回は「閑かさや…」と始まる芭蕉の有名な俳句で授業をして頂き、私は生徒役として授業を受けました。

 伊藤先生の授業で学んだことは五感を使って読むことで情景を捉えさせるということです。私は俳句や詩で情景を思い浮かべることが苦手です。こんなに有名な句なのに、まあ蝉が鳴いててしみじみとしているんだろうなあ、などと浅い読みしかできていませんでした。伊藤先生は終始生徒に五感のうち何を使って芭蕉はこの詩俳句を作ったのかを生徒に考えさせており、私は俳句の情景をより鮮明に思い浮かべることができました。

 五感という読み方の手がかりを提示することで、普通に読むだけでは想像もしなかったこと(例えば嗅覚で苔のにおいがするなど)を考える着眼点が生まれて、より具体的に考えさせることができると分かりました。また、その情景を生徒にどんどん答えさせる中で、「〜さんは蝉は1匹って言ってるけどそうなの?」と他の生徒にも投げかけ、生徒の意見を受容しつつ、一人ひとりの読み取りのズレがやんわり修正されていくことも印象的でした。俳句をみんなで議論する形式は自分だけで読み取ったり、先生からこの句はこういうことだよと教えられるより楽しく、より記憶に残りました。
 
 最後に伊藤先生の授業を受ける中で感じたことは、伊藤先生は生徒の発言をとてもよく聞いていらっしゃるということです。意図的指名や「〜くんは…って言ってたよ」など自分でも何と発言したか忘れてしまうのに、誰がどんな考えだったか覚えていらっしゃって驚きました。私はまだ誰が言ったか覚えて指名することまで授業の中で余裕がなくてできていないのでこれからできるようになりたいと思いました。
伊藤先生素敵な授業をありがとうございました。(安藤)

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 みなさん、こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。私は第三部の教養講座について印象に残った内容をお伝えしたいと思います。

 私が最も印象に残ったことは「憧れ」を持ち続ける大切さです。憧れというのは字の通り、子どもの心ですが、やはり、教員として、子どもを良くするためには、自分の趣味や知識を増やしたり、充実させたりすることが子どもを育てる上で大切なのだと学びました。

 教育基本法にもあるように、「研究と修養」の趣味の方である「修養」を充実させ、自己改善することを意識していきたいです。

 私自身、これといった趣味がないのですが、卒業までに卒論があります。野口先生もおっしゃっていたように、自分の知識を増やすための価値のある読者をたくさんできたらいいなと思います。また、玉置ゼミの一員として、教師力アップセミナーや、ほかのセミナーに参加させてもらえることはとても貴重な経験だと改めて感じることのできた時間でした。野口先生、ありがとうございました。(丹羽)

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10月8日(月)教師力アップセミナーに参加して(鏡味、加藤諒太)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。先日の教師力アップセミナーについて4期生の鏡味、加藤で書かせていただきます。

 野口先生の道徳の模擬授業からの学びを3つ書きたいと思います。
 1つ目は、道徳教育の根本は良い気づきであることです。野口先生は「心ここにあらざれば、見えども見えず、聞けども聞こえず」と仰っていました。肉眼で見ているから見えないのであり、見えないもの、聞こえないものを心眼で見て心耳で聞けば見えないものや聞こえないことに気づける。そのようなことに気づくことができれば道徳は楽しくなると仰っていました。心眼、心耳で見て聞いて良いことにたくさん気づくことが道徳には大切だと分かりました。

 中学校実習でも、道徳の授業を行います。生徒がすぐに心眼、心耳で良いことを見つけるのは難しいかもしれませんがまずは、教科書を読みながら生徒に良いことにたくさん気づいてもらおうと思いました。

 2つ目は、教育は受容が大切であるということです。現代の教育では、自ら考え自ら判断する、主体性、自主性、自発性、個性など自分が中心となることが大切であると考えられています。しかし、教育の本質は先生の話をきちんと聞くことにあり、素直に「受容」
することが大切であると野口先生は仰っていました。先生の話をきちんと聞くことができないと自ら考えたり判断することができないと思いました。

 3つ目は、教育はそのままにせずもっとよくすることが大切であるということです。模擬授業時には野口先生の口から度々「今日学びに来て良かったね。」と言う言葉がありました。分からないこと、できないことはそのままにせず、教師の言葉でできるようにしてあげる、もっとよくしてあげることが大切だと分かりました。野口先生を見ていると目の前の人をもっとよくしてあげたいなという気持ちが伝わってきました。教師自身がそのような気持ちを持って子どもを指導していくことが大切だと思いました。

 私は2時間しか野口先生の講演を聞くことができませんでしたが、たくさんの学びがありとても充実した2時間でした。野口先生本当にありがとうございました。(鏡味)

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 こんにちは。4期生の加藤諒太です。本日は教師力アップセミナーで野口先生の道徳の講義を見させていただきました。大学での講義の事情により、午前のみしか観ることができなかったので、この道徳の授業について今日は書きたいと思います。

 野口先生の道徳の授業は子どもたちの良い気づきを取り上げて進めるということをおっしゃっていました。そのためには良いと思ったところに線を引き発表して意見を交流するという形をとっていました。このようにすることで、子どもの道徳心を養い、持つべき価値観を学んでいくことができると思います。

 ○×法などを用いて全員参加を促し、進めていました。道徳の授業に限ることではありませんが、授業に参加するということが大切となります。説話を聞き、自分の考えたことを出力するということが重要です。そのためにも⚪×法はとても有効なものだと感じました。他にも、教員の目的についてのお話はとても良い学びとなりました。良い子どもをつくるのではなく、良い大人をつくるということは見逃しがちなことではないかと思いました。

 教師は自身の理想の子ども像を実現するために指導していることがあるのではないかと思います。しかし大切なのは大人になるために必要な力を養うことであり、この言葉はそういう意味合いがあるのではないかと私は考えました。自分が考えていたこととは違った角度から道徳を学ぶことができました。これからも沢山のことを学び、道徳に対しての理解を深めていきたいと思いました。

 このような機会を用意してくださった多くの先生方、授業をしてくださった野口先生ありがとうございました。(加藤諒太)

10月8日(月)教師力アップセミナーに参加して(嶋藤、中澤)

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 こんにちは。三期生の嶋藤菜月です。今回は、10月8日(月)に行われた教師力アップセミナーで学んだことを、午前については嶋藤が、午後については中澤君が書いていきます。

 午前は野口芳宏先生が道徳の模擬授業をしてくださいました。その道徳の授業を観て学んだことは、道徳はよい気付きの勉強であるということです。「よい気付きをたくさんしている人は、死ぬときに良い人生だと思える人である。見えるものだけに気付くのではなく、見えないものにも気付けるように、心眼で見なければならない」と野口先生はおっしゃっていました。心でみる、きく、おもうなど、そういったところが道徳の大切なところだと改めて考えさせられました。

 また、道徳の授業をしていく中での授業技術で学んだことについても書いていきます。私がなるほどな、こうすれば道徳の授業でも上手く授業を進めていけるのかと思った授業技術は3つありました。

 1つ目は、「○×法」です。この授業技術は他の教科で使ったことはありました。しかし、道徳にも使うことができるということを初めて知り、これからは有効に使っていこうと思いました。「○×法」には、自然に子ども全員を授業に参加させることができるというメリットがあるので、挙手制の授業をするのではなく、○×を書かせて誰もが意思表示できるような授業にしていきたいと思いました。

 2つ目は、授業の中で、子どもが気付かないことがあった時に、その子どもが落ち込まないように、「今日来てよかったね」と教師が言うことが大切だということです。最近は、間違えた答えを言ってしまったり、自分には考えられなかったことがあったりすると、「恥ずかしい」「こんな恥ずかしい思いするなら次は発言したくない」などネガティブに捉えてしまう子どもが多いと思います。そこで、「よかったね、今日来てよかったね」と教師が言うだけで、子どものモチベーションが変わってくると思います。そういった教師の何気ない一言がとても大切だと感じました。

 3つ目は、「そのままにしておかない」ということです。一人の子が発言した時に、声が小さかったら、すぐに「もっとみんなが聞こえるような声で話そう」「公的話法で話そう」と指摘するなど、教師がすぐに改善させることが教育に必要だと野口先生がおっしゃっていました。そのままにしないということが結果、よい学級をつくっていくと思ったので、私も実践していきたいと思います。

 以上のように、野口先生から多くのことを学ばせていただきました。より野口先生の教育観について知っていきたいと思いましたので、本を読んでさらに学んでいこうと思います。こういった学びが大学生のうちからできることを幸せに思います。今回もこのような学ぶ機会を与えてくださった玉置先生をはじめとする先生方、ありがとうございました。(嶋藤)

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 こんにちは。セミナー参加率、記事投稿率、玉置先生の本読書率三冠を目指している中澤佑太です。後半の内容を記事にしていきます。

 国語の授業では、伊藤彰敏先生による松尾芭蕉さんの俳句の授業を参観しました。授業は、俳句の音読から、五感の提示、五感での読み取りを行うという構成でした。

 授業を参観して私は、「国語の授業の理想の姿を見させていただき、本当にありがとうございました。」と思いました。理由は、五感という材料をもとに文章の情景を想像させ、教師がその想像に対して斬り込んでいくことで話し合いを活発にし、俳句の世界に取り込まれるという思いを学習者に抱かせ、教師が結論を落とすという授業の展開をしていたからです。私は、教師の授業の仕方は多様であり、自分の授業のスタイルを時間をかけて確立していきたいという気持ちをもちました。伊藤先生、素敵な授業をありがとうございました。

 野口先生の講演では、

1憧れること。
2本を読むこと。師をもち、師に学ぶこと。
3観を磨く。
4異に学ぶ。
5仲間を選ぶ。

という言葉をいただきました。私は、異に学ぶ、ということに抵抗感があります。なぜなら異に学ぶことが時間を無駄にしていると考えてしまうからです。けれども、異に学んだことが、仕事をしていくなかで役に立つことも事実であるため、異を受け入れられるようになれたらなと私は考えています。野口先生、素敵な話をありがとうございます。長生きされることを願います。

 本日も素敵な学びをさせていただいたことに感謝の気持ちを抱きつつ、関係者の方々に感謝の念を抱きます。(中澤)

10/5 小牧市立味岡小学校一日参観より(加藤奨基)

 こんにちは、4期の加藤奨基です。今回は僕の地元、から5駅離れた所にある味岡小学校での一日参観での学びについて記事にさせていただきます。

 味岡小の校風としては全体的に児童がとても落ち着いており、教師の指示がよく通っていました。先生方も明るくはつらつとした方々ばかりで、活気ある学校現場でした。自分は一日参観は初めてだったのですが、午前中は各クラス5〜10分ほどの参観をし、午後は研究授業を2つ見せていただきました。

 午前中の授業参観での収穫は、運動会練習により教育実習で見ることのできなかった体育のバレーボールの授業を見せていただけたことです。コート内にフラフープを置くことで選手の立ち位置を視覚化するなど、体育授業のコツを学びました。また、以前4期の高橋さんが行なっていた「長さ比べ」の授業(玉置先生の仰っていた単元のキモを、現場の先生はやはりしっかりと抑えていたこと、また現場の先生と同じ抑えを行なっていた高橋さんの凄さを改めて感じました!)や、玉置流授業技術「先生はこれから何を聞くでしょう」を披露して下さった2期生の白井さんの姿を見ることができました。

 午後の研究授業とその後の研究会で印象的だったことは、グループ隊形の必要性です。見せていただいた算数の授業内では、グループ隊形を取らなくても普段の席順で話し合いができるからとグループ隊形はとっておらず、子どもの一番話しやすい普段の隊形をとったと聞いてなるほどと思っていました。しかし、後の研究会で、「確かに話しやすさは大切だが、話す相手がその子の最も話しやすい相手ばかりになってしまいやすいので、授業の核となる話し合いの場ではグループ隊形にして様々な子としっかり話し合わせたほうがよい」ということを聞き、納得し直すことができました。「子どもの話しやすさ」と「しっかり話し合うこと」のバランスを上手く見て、中学校実習に生かしていきたいです。

 初めての一日参観でしたが、このような機会を設けていただきありがとうございました!(加藤奨基)

※ 写真は味岡小学校ホームページから転載
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10月10日3期生ゼミ岡田さん授業記録(菱川)

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 こんにちは3期生の菱川です。今回、岡田さんは国語の授業の「生活の中の言葉」という題材の敬語について小学六年生が学ぶ授業を選んでいました。その中で学び得たことや改善点を綴りたいと思います。

 まず良い点について
・話し方がうまい。
・子どもの発言の取り方
・シュチュエーションを常に意識することができている。
・授業の流れ

 前々から岡田さんの話し方が本当に聞いてて落ち着いて聞けると感じていましたがいざ授業を受けても感じることができ本当にすごいなと思いました。

 また子どもの発言をうまくとり授業の進行に生かしていく技術は僕がいつもできなくて悩むところです。やからこれからも岡田さんや他のそういう自分に足りない技術を持っている人がどうやって技術を使っているのか研究していきたいと感じました。

 またあともう一つ思うのが授業を聞いていてホッとするなと感じることです。子どもたち一人一人に安心感を持たせることができる声だなと個人的に感じて授業を受けていて居心地がとても良かったです。ありがとうございました😊

 また改善点については
・意見を聞くときに「どう思う?」ではなく「〜についてどう思う?」と発問を明確にする
・今回の文を敬語に直す授業の中で直すところが丁寧語しかなくても既習事項である尊敬語と謙譲語についても聞いてみると良い。
→より子どもが理解することができるから
・校長先生との会話を導入にして子供を引きつけることはすごく良いのだがいきなり始まってしまったので今回着目すべきである言葉に注目がいかない。

 僕はこの改善点はすぐに改善することができるなと感じました。やはりそう感じるのは岡田さんの授業準備がしっかりしていて直すべきところが的確に出るからであると思いました。授業準備をしないとまずなにを改善するべきなのか出てきません。その点、僕の授業と違い明確に改善しやすい改善点だったのでやはりすごいなと思いました。

 最後に授業を、受けて同級生でもこんなにもレベルが違う授業がすることができるのかと焦るきっかけにもなりました。一つ一つ自分の悪いところを改善していき良い授業が作れるようにしていきたいです。またこの授業のローテーションをしっかり活用していき学生の間に学べることをどんどん学んでいきたいです。(菱川)

10月10日 3期生ゼミ記録(岡田)

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 こんにちは。3期生の岡田です。先日のゼミで模擬授業をやらせていただきましたので、そのことについて記録していきたいと思います。

 今回私が行ったのは、第6学年の国語「生活の中の言葉」という単元の第1時です。相手や場面に応じて敬語を使い分けられるようになってほしいと思って授業を行いました。

 自分なりに展開を考え、工夫も凝らしたつもりだったのですが、授業後には自分だけでは気付けなかったことや、私の中にはないアイデアがみんなからたくさん出てきました。

 〇つけ法をするにしても、どこまでつけるのか、初めにどんな内容を話すのか伝えるということ、そして発問の仕方や説明の仕方など、みんなから出た意見、そして先生から頂いた助言などをもとに、また次回頑張りたいと思います。

 卒業までの残り少ない模擬授業の機会を、一つ一つ大切に行っていき、少しでも大きく成長していきたいです。(岡田)

10月10日 第3回3期生ゼミ記録(早川)

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 こんにちは。3期生の早川です。今回は社会専修の静谷くんによる、社会の模擬授業について授業を受ける側の視点から気づいた点を簡潔にまとめていきます。単元は、「巨大古墳と大王」を扱っていました。二期生ゼミの模擬授業に参加させてもらったときに、寺坂さんがこの単元をやっていた気がするなあなんてことを思いつつ授業を受けました。(笑)
それでは良かった点悪かった点を以下に簡潔にまとめていきます。

 まず、良い点からいくつか。
・口調かハキハキとしていて、聞き取りやすい。
・資料等の準備が充実していて学びの支援ができている。
・なんでもかんでも意見を拾いすぎない
・「1番早く手を挙げてくれていた...」など、よく児童の姿を見ることが出来ていた。
などが挙げられました。

 その一方で課題(改善点)もありました。
・追発問、追指示が目立つ。(=授業者として予想した思い通りの答えが返ってこなかったときに誘導するかのように指示・発問してしまう)

・指示の言い方が変わる。(=「読んでみよう」「音読しよう」「読んできてください」など一つの動作に対して表現が多い。)

 最後の改善点に関しては、玉置先生が指摘されていました。私も児童役をやっていて、私なりの感覚ではありますが、読んでみようと言われれば声には出さずに目で読もうと思いましたし、読んできてくださいと言われれば家で宿題として読んでくるんだろうと思いました。

 大学生でもこのように指示の違和感を感じるということは、実際の小学生であれば混乱してしまうのは明白です。授業内容以前に、このような基本に立ち返って考えることができるのは、模擬授業をやっているからです。授業をする上での注意として頭で分かっていても実際に授業者として実践しようとするとなかなか出来なかったりします。まだまだ始まったばかりのゼミ。大事にしていこうと思います。(早川)

10月10日 3期生 ゼミ記録(静谷)

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 こんにちは。3期生の静谷です。今回は、先日のゼミで行った模擬授業での学びを書いていきます。

 模擬授業では、「巨大古墳と大王」という単元をやらさせていただきました。専門が社会科ということと、歴史の授業でどうしたら子どもが暗記科目と思わない授業ができるのかを実践してみたく、この単元を選びました。

 実際に模擬授業をしてみて、まだまだ教師中心の誘導型授業になってしまうなと感じました。子どもの意見で必要だと思うことだけ板書や価値付けをし、必要ではないと思うことは簡単に流してしまったことによって、反応に差があるという指摘を受けました。これでは、間違った意見は言えないと子どもが思ってしまい、なかなか手を挙げにくい授業になってしまうと感じました。必要ではない意見に対しても違う角度からの視点で価値付けをし、授業に繋げられる言葉かけをしていけるようにしていきたいと感じました。

 また、発問が揺れてしまい子どもの考えることが多いということも指摘されました。これは、指摘されるまで私自身まったく気付きませんでした。発問の語尾がおかしかったり、発問したにも関わらず他の情報を付け加えたりしたことで、子どもが困惑していました。発問もそうですし、授業の目的も常に明確にし、子どもに問いかけ、わからせることが大切であるということを学びました。

 模擬授業1回目ということもあり、たくさん課題も見つかりました。今回、指摘してもらったことを2回目の模擬授業で意識し、少しでも自信を付けて教壇に立ちたいと思います。(静谷)

10月5日 味岡小学校授業研究会に参加して(光川)

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 こんにちは。今回特別に参加させていただきました、4年生の光川です。

 味岡小での授業参観は今回で二回目になりますが、前回感じたこととはまた違ったことを感じたり、学ぶことができました。その中でも今回二つのことを特に感じたので書かせていただきます。

 一つは味岡小学校の学校の雰囲気の良さです。前回は5月に味岡小に行かせていただき、その時にも学び合いの授業の中での子ども達の表情や聴きあう関係に感心した覚えがありました。

 しかし、今回はその時以上に学校全体の雰囲気の良さ、良い意味での落ち着き、子どもの表情の良さなどを感じました。それは低学年の姿を見て強く感じました。5月の段階では、新学期が始まり、一ヶ月ほどのことだったので、低学年の中には少し気持ちが高揚した児童もいた記憶がありました。

 今回の低学年の姿は本当に落ち着いており、先生が話し始めるとすぐに聴く姿勢ができたり、二年生のクラスの中には早くも4人グループでの学び合いがなされており、その中での聴き合い、学びあう子ども達の姿に感心しました。また、一年生の公開授業の中で、とても難しい課題が出されました。普通なら難しすぎて諦めてしまう子がでてもおかしくないような内容でしたが子ども達は見事に最後まで持ちこたえました。その姿には本当に驚くと同時に、一年生でもここまで学べるのだということも感じました。このような子どもの姿も日常の先生方と子どもとの良い関係性あってのことだと思うので、現場に出た際にも日常を大切にしていきたいと思います。
 
 二つ目は教材研究の大切さです。前回に引き続き、玉置先生は“深い学び”“見方・考え方”についての話をされていました。深い学びを生み出すためには今日の授業を忘れても、その先ずっと使えるものは何かということを考えることが大切とのことでした。そして、今日の二つの特設授業の中から見方・考え方についての話をされていました。

 例えば一年生のかたちづくりの授業の中で、ものを動かすときに“ずらす”“まわす”“うらがえす”ということを学んでいたがそれは中学で平行移動、回転移動、対称移動という図形の移動にあたる部分に繋がる大切な見方・考え方にあたります。このように、小学校でやる内容とその先への繋がりを見据える必要があるということでした。このことは8月の終わりに鈴木ゼミで行った算数合宿の中でも強く感じ、学ばせていただいたことでしたので、今回改めて教材研究の大切さを学び直せました。最後に玉置先生が言われていた子どもが何をつぶやいたらその授業は成功といえるのかというコツを参考にし、教材研究もしっかりと行っていきたいと思います。
 
 今回は大きく二つのことに関して書かせていただきましたが、卒論のテーマでもある学び合いの授業に関しても学ばせていただいたことがたくさんありました。今回学ばせていただいたことも卒論や来年からの現場でも活かしていきたいと思います。本当にありがとうございました。(光川)

10月1日大治町立大治中学校の玉置先生飛び込み授業(中澤)

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 こんにちは。四期生の中澤佑太です。今回は10月8日大治町立大治中学校の授業参観と玉置先生の飛び込み授業の記事を書きます。

 参観した国語の授業では、平家物語の序文について、CDで聞き、音読をし、序文の内容を教え、再び音読をするという構成の授業でした。私は授業内容自体が複雑でなく、指示に躊躇いがないため、生徒ものびのびと授業に参加していたと思いました。

 数学の授業は、玉置先生が授業を行いました。私は、玉置先生が生徒の前で授業をする姿を見たのは、実は今回が初めてでした。玉置先生の授業を観察して気付いたことがあります。それは。

1,プリントの内容が授業の進行手順を示すことを前提としたものでした。

2,プリントに書いた子どもの答えからはじまり、先生の発問で子ども達をリードし、子どもの考えをつなぐことを意識して授業内容をおさめていました。

 ゴールを定め、逆算し、授業を構成する。このことを頭でわかっていましたが実際にどういうことかを学ぶことができました。

 小学校教育実習を終えて、授業を参観するときの着眼点が根本的に変わりました。これまでの授業参観は何だったのかと考えてしまうほどです。学生と授業者の違いだと私は考えています。自分が変われば授業も成長し、その結果が子どもの反応で明らかにわかる。私はこのわかりやすさが教職の魅力だと考えています。

 以上、物事を簡潔にまとめ、それで長文を作っていく魅力がわかりつついる。中澤佑太でした。(中澤)

10月3日(水)3期生ゼミ 早川君の模擬授業検討記録(嶋藤)

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 こんにちは。3期生の嶋藤菜月です。今回は、後期ゼミ第一回で行った早川君の模擬授業について、意見を出し合ったことをまとめていきます。

 早川君は小学4年生の社会、教科書の上にある「わたしたちのまち みんなのまち」の単元の「絵地図から地図記号を使用した地図に書き換える」部分の授業をしてくれました。

 模擬授業の話し合いで出たことを以下に書いていきます。

<良かった点>
・「地図を見て気づいたことがあるか?」という発問に対し、子どもが「方位記号がある」と言い、どんな形なのか子ども全員に空書きさせていた。
・子どもの発言をしっかり聞いている。
・子どもの発言に対する返しが上手。
・地図記号の出し方が、小・中学校→高校、交番→警察署のように、丸をつけると進化していると子どもが気付くような出し方をしていた。

<改善点>
・前時に書いた絵地図を子どもたちに配った状態の方が、絵地図に書いた絵と地図記号を見比べることができたのでは。
・「地図に何を書き入れるか?」の時の子どもの「学校を書く」という答えに対し、「基準となる場所だもんね」と子どもが言っていないことを言ってしまっていた。
・「先生が注目していきたい」と今日やることを言う時に言っていた。先生が注目するのではなく、子どもが注目するべき。

 良かった点、改善点それぞれ意見は出ましたが、早川君はとてもはきはき話すので、とても聞き取りやすく、また子どもの発言をしっかり聞いているので受けている子ども側からしたら楽しく授業を受けることができました。地図記号の出し方はなるほどなと思ったので、見習いたいと思いました。模擬授業お疲れ様でした。(嶋藤)

10月3日 3期生 ゼミ記録(早川)

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 こんにちは。3期生の早川です。いよいよ大学生活最後のゼミがスタートしました。4年生最後のゼミは、模擬授業を行うことで、その後に全員で指摘しあって授業力を相互に高め合うこを目的としています。

 そんな一発目の模擬授業では、私は社会の授業にチャレンジしました。社会は特に自分が専門というわけでもないので、正直自信も何もなかったですが、これから先生になるにあたってそんな事も言ってられないと思い、挑戦しました。

 今回は、自分の町を探検して作った絵地図を地図記号を用いた地図と見比べるという単元を取り上げました。地図記号の成り立ちをクイズ形式で教えることによって、子どもたちの興味を刺激し、授業に引き込もうと取り組みました。

 実際、板書計画やどんな発問をするのかなどを黒板の前ですることができなかったのでぶっつけ本番になってしまいましたが、反応を先生の立場から見ている限り、そこまで悪くはなかったのかなと感じました。

 1回目の模擬授業を終えて、教育実習中の自分と変わったなと思うことが一つあります。それは、授業後にこうなっていてほしいという子どもたちの姿がちゃんと言えるようになっていたことです。1年前の教育実習中には、「子どもたちにどうなってほしいの?」と何度も言われていました。聞かれるたびに、「そんなのねーよ。内容理解ができればそれでいいんじゃねーのか」と思っていました。(言葉が悪くてすみません)でも、それじゃだめなのだと今だからこそ気づきました。(玉置先生が話をされていたのもあって)

 しかし、実際に今回の授業を作ろうとしたときに、こんな子供の反応が見られたらいいな、こんな発言も出てくるかな、などがということが心なしか、昔よりも出てくるようになっていると感じました。

 そんな自身の成長を少し感じることのできた今回のゼミ。自分がやる模擬授業はあと1回ですが、他の3期生の模擬授業を含め、学ぶものが多くあればいいなと思います。(早川)

10月3日 3期生ゼミ菱川君の授業検討記録(丹羽)

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 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。今回は、ゼミで行った菱川くんの模擬授業について意見を出し合ったことをまとめていきます。

 菱川くんは小学校4年生の国語、4月の初めの単元である「春のうた」という題材の展開部分の授業をしてくれました。

 模擬授業後の話し合いでの論点は2点でました。一つ目は、詩の中に「くも」というワードが出てくるのですが、それは空の雲か、生き物の蜘蛛かということです。この詩の主役はカエルなのに、あえてカエルを取り上げず、くもというワードを使ったのはとても面白いと思いました。それと同時に、最初の授業にしては、難しすぎるのではないか、教師が誘導してしまう授業になりかねないというような意見も出ました。

 二つ目は、板書についてです。菱川くんは子どもたちの意見をしっかり聞きながら、黒板に板書をしていました。わたしも、板書することで、子どもたちは、先生はしっかり聞いてくれている、というように安心感を与えられるため、いいと思っていました。しかし、玉置先生からの講評では、後で使う意見の場合は板書を残し、子どもたちの声を聞きたいときは、しっかりと聞くことに徹する大切さを教わりました。実際にすべての意見を板書するわけにもいかないですし、板書をすることによって、子どもたちの発言のリズムが崩れてしまいます。なので、板書をするタイミングや、意図をしっかりと考えることを学びました。

 菱川くんの授業はとても先生としての温かみを感じることができ、受けていてとても楽しい授業でした。子どもの意見を価値付けるのがとても上手なので、わたしも子どもから出た意見を大切にできる授業がしたいと感じたゼミとなりました。(丹羽)

10月3日三期生ゼミ記録(菱川)

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 こんにちは三期生の菱川です。後期最初のゼミで授業をゼミ生の前でやらせていただきました。

 授業をしたのは4年生の最初にやる「春のうた」という題材の展開部分をやらせていただきました。

 授業をやると決まった時から教育実習で一番失敗した国語をやろう!と心に決めていたので国語の授業をやったのですがダメ出しばかり受けてしまい残念極まりない結果になってしまいました。

 その要因として子供の発言をやはりイメージすることができていないなと改めて感じました。授業する前にたくさんイメージしているつもりですが全然たりませんでした。何を子どもたちに投げかければ子供たちからよい発言が返ってくるのか。本当に正直わかりません。

 他にも教師が誘導してしまうこと。子供の発言の良い生かし方。発問をした後に付け加えてしまう。指示が明確でない。等々たくさんの課題が見つかりました。

 再来週にまた僕の授業があります。それまでにできることをやって少しでも自分がこれから先少しでも自信を持てるようにしたいです。頑張ります。(菱川)

玉置ゼミでの2年間紹介(玉置)

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 そろそろ次年度、再来年度のゼミ決定時期になりますので、我がゼミの内容を書いておこうと思います。玉置ゼミとしては、5期生になります。

<3年生前期> 
 様々な教育実践者の書籍を読み、その書籍から自分がぜひ他のゼミ生に知らせておきたいことをレポートにまとめます。ゼミでは、それをもとに、授業風に要点を伝えます。単に説明するのではなく、どのようにしたら、よく伝わるかを考えて発表(授業形態)を行います。9月以降の教育実習での授業に生かすために、授業技術の基本を学び合います。

<3年生後期>
 教育実習が、小中学校で8週間ありますので、全員が集まってのゼミはなかなかできません。その代わり、玉置が主催している教育セミナー、玉置が指導助言に入っている学校での研究授業と協議会などに参加して、より実践的な学びをします。
 なお、12月末頃のゼミ合宿は恒例になりつつあります。

<4年生前期>
 教員採用試験に向けての学びを意識して、過去の教員採用試験に取り組みながら、その中から教育課題を決めて、話し合います。例えば、「不登校」の実態をもとに、学校ではどのような取り組みをしているのかを明らかにしたり、学級担任としての不登校児童・生徒への関わりとして、どのようなことをすべきかなど、様々な教育課題を現場レベルで考え、話し合います。

<4年生後期>
 授業力の基本を習得するために、それぞれ2本の授業提案をします。提案は、授業の一部を実際に行うことにしています。他のゼミ生は子どもの気持ちになって授業を受け、そこでの気づきを出し合い、様々なセミナーや学校参観での学び、自身の教育実習で得た知見などをもとに、力を高め合います。
 また、各自で研究テーマ(3年生前期からの学びを生かすテーマ)を決めて、卒業論文を書きます。いわばゼミでの学びの集大成です。ゼミ主催の卒業論文発表会を行います。

<2年間を通して>
 我がゼミは「書くことによって学ぶ」を揺るがないゼミ方針としています。したがって、ゼミにおいても、外部機関での参加においても、終了後は、必ず文章にまとめること、そしてそれを研究室HPの記事としてアップすることを常としています。
 また、土日に関わらず、玉置が主催あるいはスタッフとなっている各種教育セミナーや、学校での授業ならびに講演に積極的に参加するように呼びかけています。こうしたセミナー等に参加できるのは、玉置ゼミの特長の一つです。模擬授業などは、児童生徒役として関わってもらいますので、無料参加という特典もあります。これを利用して学ばない手はありません。
 さらに研究室には、優れた教育実践者の書籍など、「学級作り」や「授業作り」の基本や実際がわかる本がたくさんあります。教員となる前に、こうした書籍に触れておくことは、教員人生を送る上で、必ずや役に立ちます。これらの書籍をもとに、ゼミ発表をおこなったり、関心をもった教育実践者の書籍を次から次へ読んだりしている人もいます。
 また、私の36年間の学校現場での経験をもとに、安定した教員人生を送るためのアドバイスをしています。
 
 このような展開をしている玉置ゼミですが、すべてに自分のとらえ方と関わり方によって、身につく力は左右されます。ゼミに加入すれば、力がつくわけではないことを当たり前ですが、付記しておきます。

 なお、写真はプロカメラマンの美崎正雄さんに撮っていただいたものです。(玉置)

8月28日 真打会に参加して(丹羽・菱川・岡田)

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 こんにちは。先日、真打会で行われた模擬授業と、それに対する検討会に参加させていただきました。以下は3期生の丹羽・菱川・岡田が学んだこと等です。

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 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。先日、真打会に参加させていただきました。3期生の嶋藤さんの授業から学んだことを書かせていただきます。

 嶋藤さんの授業を見ていて感じたのは、子どもの声をしっかりと聞いていたことです。教育実習で失敗したのですが、私は子どもの意見を少し言葉を変えて言ってしまうことがありました。ですが、嶋藤さんは子どもが言った言葉をそのまま拾い上げていて、子どもからすると、「先生はちゃんと自分の話を聞いてくれているんだ」と安心できるのではないかなと思いました。

 授業が終わった後の検討会では、嶋藤さんの悔し涙を見ましたが、それだけこの授業に思いがあり、一生懸命に向き合ったのだということが伝わってきて、私もこれから教壇に立つ身として、自分の授業に責任を持てるよう、たくさん教材研究や実践を積んでいきたいと思いました。嶋藤さん、おつかれさまでした。真打会のみなさんも、貴重な授業を受けさせていただきありがとうございました。(丹羽)

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 こんにちは!久しぶりのゼミのみんなに会えて少し嬉しい気持ちの菱川です笑

 今回は一期生の先輩の大澤さんと三期生の嶋藤さんが模擬授業行い、その検討会に参加させていただきました。

 一期生の大澤さんはもう教師2年目ということもあり、すごく落ち着いて全員参加の授業をされていました。自分は去年の教育実習の国語の授業で何もできなかったことを思い出して、改めて経験のある先生はすごいなぁと感じました。

 また三期生の嶋藤さんの授業も同学年ながら子ども達の反応を良く考えているなとすごく感じました。授業の中で子どもがどんな発言をするのかそして発言させるためにどんな発問を教師は考えなければいけないのか?という大切さを今日改めて感じさせていただきました。

 12月にまた授業研究会があります。三期生の中で次は誰が授業をするのか楽しみです!(菱川)

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 こんにちは。3期生の岡田です。先日の真打会に参加させて頂いたことについて書きたいと思います。

 まず初めに授業をされたのは、大澤さんでした。ゼミの大先輩であり、現職の先生である大澤さんの授業を児童役として受けられて、とても嬉しかったです。また、起立読みやたけのこ読みなど、多くの読み方を実践されていたことや、真似したくなるような褒め方をされていたことなど、勉強になることがたくさんでした。

 次に授業をしたのは3期生の嶋藤さんでした。多くの先生方の前で、そして3期生の代表として授業をするというのは、とてもプレッシャーで、勇気のいることだったと思います。そんな中でも、堂々と、元気で明るい先生であり、また、きちんと児童の意見を拾う姿は、とても素敵でした。

 なっちゃんお疲れ様。3期生の代表を自分から進んで務めてくれて、ありがとう!

 後期のゼミでは、全員が模擬授業を行います。まだまだ至らぬ点ばかりではありますが、少しずつでもみんなで磨き合い、成長していきたいと思います。今回はそのための学びの場を頂きました。ありがとうございました。(岡田)
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