12月15日算数&数学 授業力向上講座に参加して(中西・遠藤・宮野)

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 こんにちは。5期生の中西・遠藤・宮野です。12月15日飛島学園で行われた算数&数学授業力向上講座での学びを書かせていただきます。

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 こんにちは。5期生の中西です。玉置ゼミ生となって初めてのセミナー参加ということで緊張しましたがたくさんの学びがあり、とても充実した時間となりました。今回は和田先生・玉置先生の模擬授業をみて学んだことを書かせていただきます。

 和田先生の模擬授業で印象的だったことは、教師がたたみかけるように子どもに問い掛ける場面です。1回、もしくは2回くらいしか発表する機会がない通常の授業に比べて、何度も発言する機会があると子どもは授業をしっかりきこうとするので沢山の意見やその子なりの表現を聞き出すことができます。また、同じ発言が続いた時は「一緒の意見やね」と教師が言うことで、子どもは自分の言葉に直そうと意識したり、他の人と何か違う考えはないか探そうとします。こうした自分なりの表現を導き出すために有効な、教師の問い掛けを和田先生から学びました。

 玉置先生の関数の授業からは、「子どもに概念をとらえさせる」ことの大切さを学びました。「関数とは何?」という本質や概念をとらえさせることは次の問題や難易度が高くなった問題に取り掛かりやすくなります。その単元だけができればいいというものではなく、次の学年、その先の学年になった時に本質を理解しているかしていないかで似たような単元が出てきたときの理解度が変わってくるでしょう。よって概念を理解させることに丁寧に時間をかける必要性があると知りました。

 和田先生・玉置先生どちらの先生の授業も終わってみると「あっという間だったなあ」というのが率直な感想です。子どもの集中力を途切れさせないような授業を教材研究の段階からしっかり意識されているからこそ短く感じたのだと思います。子どもの主体性を促進すること、そして重要な所は子どもにしっかり理解させることを教師は意識して授業をつくりあげていくことが大切だと学びました。私も大学の模擬授業や来年度の教育実習のときに活かしていきたいと思います。

 今回の算数&数学 授業力向上講座では、和田先生・玉置先生の模擬授業を通して大学の講義では学ぶことができないとても貴重な時間を過ごさせていただきました。このような機会を与えてくださった玉置先生、和田先生はじめ関係者の皆様、本当にありがとうございました。(中西)

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 こんにちは、五期生の遠藤です。今回は、初めて参加させて頂いた、飛島学園での授業力向上セミナーについて書きたいと思います。

 今回のセミナーで一番印象に残ったのは、和田先生の意図的指名です。和田先生は、子供達と一緒に子供の言葉で授業を作っていきたい、と仰っていて、挙手を待つのではなく、自分から、時にはたたみかけるように聞くことで相手から言葉を引き出していました。そして、常に『その子なりに考えた言葉』を求め、前の人とそっくりそのまま同じ答えでは決して終わらせず、尚且つ具体的な数字や言葉で根拠を持って発言した子をすかさず褒めちぎっていました。授業を見ているだけで、和田先生が子供の言葉を深く受け止めていることが感じられました。

 また、子どもの言葉にはその子の実態が現れているというお話も、目からウロコでした。確かに自分も、自信がなければ声は小さくなり、語尾は尻すぼみになります。しかし授業中は発言内容ばかり気にしていて、話し方まで注意して聞くことはありませんでした。このことについては玉置先生からも、教師は鈍感でありなさい、子どもの発言を勝手に付け足さず、最後まで聞きなさいというお話がありました。お二人の授業を見せて頂いて、その後の対談を聞かせて頂いたことで、いかに自分が今まで子どもの言葉を待てていなかったかを思い知りました。自分が答えて欲しい答えばかりを頭に浮かべずに、子供が今どう思ってどのように答えているのか、集中して聞くことが大切なのだと考えました。『子どもの気持ちは語尾に出る』という言葉、日頃から意識していきたいと思います。

 模擬授業などをしているとどうしても緊張してしまい、子供の言葉を待てなくなってしまいがちです。しかし、それでは子供の言葉で作る授業は成立しません。相手の言葉を深く受け止め、それが相手に伝わるよう、丁寧な言動を心がけていきたいです。和田先生や玉置先生を始めとするセミナーを開催して下さった先生方、飛島学園の皆様、ありがとうございました。(遠藤)

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 こんにちは。5期生の宮野です。今回の飛島学園のセミナーに参加し、主に児童と共に授業を作り上げていく工夫と概念をつかませることの重要性を学びました。

 私にとって数学の授業は公式を学び、それに当てはめながら問題をいかに正確に数多くこなせるかということに重点が置かれているイメージでした。しかし、玉置先生と和田先生の授業は、概念をつかませることに重点が置かれており、先生が質問したり説明を加えるほど、子どもたちは概念を理解し、より学びが深まっているように感じました。このような授業を作るためには、教材研究をしっかりと行うこと、先を見通し、子どもの立場に立って授業を組み立てていくことが重要であると考えました。

 今後、積極的にセミナーに参加し今回のような授業の工夫を学んでいきたいです。(宮野)

12月19日3期生ゼミ記録(山下)

 こんにちは。3期生の山下です。今回は丹羽さんの「あまりのあるわり算」の模擬授業から学んだことを書きたいと思います。

 まず、丹羽さんは前時の復習としてあまりのあるわり算を解かせ、公式の確認をしていました。丁寧でよいと思いましたが、本当は公式を書きたくなかったそうで、その時間に学ばせたいことがなにであるのかを明確にして構成や板書をしっかり考えておくことが必要であると感じました。

 次に、褒めるということに関して、丹羽さんはいつも自然に子どもたちを褒めることができていてすごいなと感じていました。私が図を書いて隣の子に説明しているときにも褒めてもらい、この説明の仕方を求めていたのだと思いました。しかし、間違えた図を書いている子どもにも「この図ステキだね」と言っており、子どもは先生にステキだと褒められれば、合っていると思ってしまうので命とりになるということも学びました。教師が褒め過ぎると子どもたちは先生がなにを求めているのかを探るようになったり、これで合っているのだと思い込んでしまう危険もあることから、とにかく褒めればいいということではなく大切なポイントで褒めて全体に共有していくことが大切であると学びました。

 今回の授業からは大きく2つに分けて内容の取捨選択と褒めることに関して学びました。教育実習で授業をした際に教えたいことが多すぎてなにを教えたらいいのかわからなくなってしまうということがあり、授業前に発問を吟味してなにを子どもたちに考えさせればよいのか、自分の中で明確にしておくことが大切だと改めて感じました。

 また、褒めるということも課題にしていたので、発言していない子どもに対してもノートを見て褒めたり、話し合いの中で褒めたりするということを丹羽さんの授業からも参考にしたいと思います。丹羽さん、お疲れ様でした。(山下)

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12月19日 3期生ゼミ記録(丹羽)

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 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。先日のゼミ内で授業をさせていただきました。そこから学んだことを紹介します。

 私は、小学3年生のあまりのある割り算の授業をしました。この授業でのポイントは、「あまりをどう処理するのか」ということがポイントになります。取り上げたのは、あまりを繰り上げる問題だったのですが、子ども役の子たちは私が想像する以上に意見が分かれました。

 授業後の議論の中では、2つのことを学びました。

 1つ目は、子どもたち同士で議論させるということです。私自身、答えが出てしまうとすぐに褒めて他の子どもたちの意見を聞かずに進んでしまうということがあります。そうではなく、子どもたち同士で議論しあい、解決できるよう、教師としてより多くの子どもの考えや意見を聞くことが大切なのだと学びました。

 2つ目は、教師の一言の重さです。子どもが答えを言った際に、教師が発言してほしい内容ばかりを取り上げたり、価値付けたりしていたら子どもたちはそれが答えなのだと教師の一言で感じてしまい、考えることを止めてしまいます。そうではなく、一言一言を考え、子どもがどう捉えるか、感じるかについても冷静に考える必要があるのだと学びました。

 実際に、現場に立って授業をする際にも、きちんと子どもたちの立場に立って授業ができる教師になりたいと感じます。まだまだですが、現場に立つ前にたくさん勉強していきたいと思います。(丹羽)
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