12月25日大治町授業作り研修会に参加して(酒井、中西、竹内)

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 こんにちは。5期生の酒井です。先日参加させていただいたよい授業のつくりかた講演で学んだことについて書かせていただきます。

 この講演では“授業においての学ぶ集団を育てるポイントを考えよう“をテーマとしていました。子どもたちが学び合えるようにするにはまずは準備が必要です。その準備のなかでも特に大切なのはある程度の授業規律を確立させることだそうです。規律がありかつ、それが子ども達に定着している授業中の指導が減り、無駄なこともなくなります。これでやっと教師は学ぶことに焦点を当てられる、と聞きどんなことも土台作りは大切なのだと改めて感じました。

 前半の時間ではお話だけでなく、玉置先生が愛知県のある小規模校で行った飛び込み授業をビデオで見ることもしました。そのビデオを見てまず感じたのは教材研究の重要さでした。今までも授業で教材研究は大切だ、という話は聞いていましたが知識としてしか定着していませんでした。

 しかし、子ども達から出る意見を予想しながらより子どもたちの言葉をもとに進んでいく様子や、子ども達が自分たち主体で考え、それを追求する楽しさを感じている姿を見て、初めて感覚的に教材研究の重要性を感じることができました。

 またビデオの中で先生は何度も子ども達を認めたり褒めたりする言葉を発していました。この価値付けも子どもたちが学びたくなるきっかけの一つだと思いました。先生もおっしゃっていましたが、子どもが自ら学ぶ集団になろうとすることはないと言っても過言ではありません。だからこそ学ぶ集団づくりは教師の力量次第なのだと私は考えます。自分が授業するようになったら教材研究や価値付けを意図的にできるようになりたいと思いました。

 後半で行われたグループでの教材研究や模擬授業では現場の先生の考え方に触れることができ大変貴重な経験をさせていただけました。私にとっての初めてのセミナー参加は実の多いものとなりました。今後も予定の合う限りできるだけ参加したいです。(酒井)

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 こんにちは。5期生の中西です。12月25日に大治町役場で行われた授業作り研修会での学びを書かせていただきます。

 学びの1つ目は授業の規律を子どもたちにしっかり意識させることです。規律には、前を向いて座る、発表している人の方を向く、意見がある時は挙手をする、ノートは右・教科書は左・筆箱は前に置くなど様々なものがあります。教師が子どもに規律を教える時や注意をする時に「筆箱を前に起きなさい!」というのではなく、「筆箱が落ちないように、横に置くのではなく前に起きなさい」と理由を付け加えて言うことで子どもに、規律を守ろうと意識させることができると知りました。

 子どもたちがやりたい放題の環境で良い授業などを行うことはできません。規律を身につけて、自然と出来るようにしていくことは自ら学ぶ集団を作るひとつの条件だと感じました。

 2つ目は「子どもの考えを尊重する」ことです。間違った考え方をした子を教師がすぐに退けたり、「間違っているよ」と伝えて終わる先生がいます。子どもの立場に立ってみると全てを否定されただけでなく考えることに対して消極的になってしまいます。その子がどのようにして考えたのかを教師は把握して価値付けをしっかり行うことが、次につながっていくということを学びました。

 今回のセミナーは現場で働く先生方のグループに入って話し合いを行う機会があるなど、とても貴重な経験をさせていただきました。こうした機会を設けてくださった玉置先生はじめ関係者の皆様、本当にありがとうございました。(中西)

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 こんにちは、4期生の竹内です。今回は12月25日に行われた大治町役場での授業づくり研修会について書きたいと思います。この日午前中には大学の方で教員採用試験の模擬試験があり、それを受けてから遅れて参加させていただいきました。

 特に印象的であったのが、参加している先生方がその場で指導計画を考え、実演する模擬授業でした。僕は9月10月に小学校中学校の教育実習に行き、実際に教卓の前に立たせていただきましたが、力不足であることを痛感しました。

 模擬授業を行った先生は、対象学年の子どもが理解できるように、意欲的に学習に向かうように、発言や授業工夫をされており、L字形の面積の求め方にも子どもたちの様々な発想を取り入れていました。その中でも褒める場面が多く、先生が褒めるタネを蒔いているというのを実感しました。まだまだ経験のない僕には、子どもたちに対しての切り返しや褒める際の語彙力が足りないので、そういった力を残りの大学生活では身につけていきたいと思います。

 実習を終えてから初めて参加した講演会でしたが、行く前とでは思うことや感じること、見る視点などが異なり、実習の経験をさらに深める機会となりました。大治町の教職員の皆様、玉置先生、授業作り研修会に参加させていただき、本当にありがとうございました。(竹内)

12月26日の真打会について(古川・二宮・酒井)

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 こんにちは。先日、真打会で行われた模擬授業と、それに対する検討会に参加させていただきました。以下は5期生の古川・二宮・酒井が学んだこと等です。

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 こんにちは。5期生の古川です。今回は先日行われた真打会から学んだ事を書かせていただきます。

 まず最初に行われた真打会の先生の算数の授業で印象的だったのは、問いかけや切り返しかたについてです。その方はキーワードとなる発言が出た際に、他の子の児童にも理解できているか確認をとったり、すぐに同じ事を他の児童にも説明してもらう事で全員が授業に参加し、納得しながら、子供達が考えた意見を基に授業が展開されていてました。数秒間の何気なく行われているようにみえる教員の問いかけや切り返し方が児童の理解の深さや集中力を大きく変化させることを強く感じました。

 また3期生の菱川さんの道徳の授業からは資料の使い方、提示の仕方の工夫次第で児童に与えるイメージ、出てくる意見も一段と良いものになることを改めて考えさせられました。資料を敢えて与えずにおこなった音読の際にも動作を入れたり、間を上手く使ったりすることで児童の頭の中のイメージが具体的になり、自分のことのように考えることができたからこそ、その後の発問でもねらいに一層深く迫る思考ができたのだと思いました。

 真打会や玉置先生を始め、セミナーを開催して下さった先生方、ありがとうございました。大学の講義だけでは学ぶことのできないことを学び得ることができ、とても貴重な時間を過ごすことが出来ました。今回学び得た事を大学での模擬授業や来年度の教育実習で活かしていきたいです。(古川)

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 こんにちは!5期生の二宮です。先日初めて真打会に参加させていただきました。そこで私が学んだ「道徳の授業」について書きたいと思います。

 菱川さんがゼミ生を相手に模擬授業を進めた後、改善点をゼミ生が話し合う時間がありました。その時玉置先生が「授業が成功した時に児童がどう振り返るか」ということを仰られました。この言葉をその時間はそこまで深く受け止めてはなかったのですが、あとから全行程が終わって自分の中振り返ったときこのことの大切さをよく感じました。それは道徳の授業が正解を求めるものではなく考えるものだからこそだと思いました。

 また改善点を話し合う時間では先輩方の熱意がよく伝わるくらい熱い議論が交わされていてその日私は頭の回転が追いつかず発言は出来なかったのですがこれから知識をつけ自分の熱意を他人に伝えられるよう勉強しなければいけないと思いました。貴重な経験をさしていただきありがとうございました。 (二宮)

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 今年は亥年!ということで、2019年は猪突猛進していきたいと思っています。5期生の酒井です。

 私は、先日の真打会で発表をしてくださった先輩の授業を通して、学んだことについて書かせていただきます。

 この日は3期生の菱川さんが授業者となっていました。菱川さんの授業が全体で発表される前にまずゼミ内で授業内容や展開等の最終確認をする話し合いを行いました。3期生の先輩方は授業を見て気になった点を挙げ追究しはじめました。一人が改善点を挙げると、それに周りがどんどん付け足したり視点を変えて提案したりする姿は見ていて圧倒されました。はじめは3期生の方が中心でしたが4期生の先輩も意見を述べていて経験を積んでいるから生まれるパワーを感じました。結果として大きく5つの変更がされました。それらは教材の提示の仕方や発問、進め方、発問など様々な角度から見直されたものとなりました。

 そしていよいよ、真打会の方々に見てもらう時間に。もしかしたら不安や緊張が押し寄せていたかもしれません。それでも菱川さんは丁寧に丁寧に、そして熱意をもって授業をしてしました。授業後の検討会での菱川さんの顔は納得のいってないような表情に見えましたが、私にとってはとても参考にしたい素晴らしい授業でした。なにより“よりよいものにしたい”と考えることが大切であると考えているので、私はいつか授業するとなった時には今回のように十分に検討をしながら向上心を持って準備からやっていこうと思いました。参加することができ本当に良かったです。有意義な時間をありがとうございました。(酒井)

12月26日の真打会について(関口・鏡味・山下)

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 あけましておめでとうございます!4期生の関口です。今回は12月26日の真打会について書きます。

 丹羽先生と菱川さんの授業を観せていただいて、本当に授業を作るって難しいなと感じました。

 わたしでは到底作れない素晴らしい授業で、お話を聞いてここまで考えられていたのかと驚くことばかりなのに、納得いかない様子のお二人でした。

 算数の授業では、学んできたことから繋げることの大切さ、そして今までとは違う新しいことを明確にすることも大切だとわかりました。

 道徳の授業では、聞き方一つ取り上げ方一つで子どもの考え方は左右されるということを実感しながら学びました。また、揺さぶりの大切さも改めて感じました。

 和田先生が、「お母さんがなんて言ったか言わずに子どもたちに考えさせたらもっと意見が出たかもね」と、こそっと話されているのをお聞きし、同じ教材でも資料を見せるかどこで区切るか、やり方はたくさんあるのだなと知ることができました。

 今後自分が授業をする機会があるときに、選択していけるよう、よりたくさん考えさせる手立てを学んでいきたいです。(関口)


こんにちは!4期生の鏡味です。今回は12月26日の真打会で道徳の授業を行った菱川さんの授業からの学びについて書きたいと思います。

 今回学んだことは、道徳の授業で本文の資料を子ども達に渡さないことです。子ども達に渡さないことで、子ども達は資料の主人公から離れ、自分に置き換えて考えることができると学びました。今回の真打会で和田先生が、「発問をした時、子どもが資料を見て答えてはいけない。」とおっしゃっていました。早く資料から離れて考えさせるためにも、本文の資料を配らないことが一つ方法としてあることが分かりました。

 資料を配らないので、大切になってくるのは、範読と板書だと学びました。文字からの情報がないので、範読では動作をつけたり、ゆっくり読んだりすることで、子ども達が本文の状況を想像することができると分かりました。また、資料がない中で考える手がかりが板書になります。その板書を分かりやすくするために、色や書き方を工夫することが大切だと学びました。

 私も小学校、中学校実習で道徳の授業を行いましたが、どちらも深く考えられずに終わってしまいました。今回のセミナーでも感じましたが、やはり道徳の授業を行うこと、深めることは難しいと思いました。まだまだこれからたくさん勉強したいと思いました。
菱川さん、授業お疲れ様でした!(鏡味)



 こんにちは。3期生の山下です。12月26日に行われた真打会の菱川くんの模擬授業について書きます。

 多くのことを学びましたが、1つだけ。発問について書きたいと思います。はじめは何度も振り返った場面、あかいセミの夢を見た場面、お母さんに消しゴムを見せた場面、お母さんがいっちゃんをぎゅっと抱きしめた場面の4つでした。しかし、夢の場面を扱うことで、お母さんに消しゴムを見せたのが夢を見たことに引っ張られてしまうのではないかという話になりました。そこで、夢の場面を削除して、なんでバレるリスクを負ってまで正直に話したのかというゆさぶりの発問を追加しました。そうすることで、私たちが授業を受けた際には出なかった正直という言葉が出てきて、発問によって子どもたちの思考が左右されるということを実感しました。

 菱川くんの授業を受けてみて本当に道徳は難しいと思いました。発問1つで子どもたちの気持ちは全然違う方向へ向いてしまうし、板書もいかに子どもたちの言いたいことの核心をキーワードでまとめられるかが大切です。発問をしてどんどん聞いていって欲しい答えが出たら次に行く、というような授業では道徳になりません。道徳の授業をするには子どもたちの発言をつなぎ、考え、議論させていく必要があると思います。4月からは道徳の授業もしなければなりません。道徳の授業で子どもたちが話したくなるような発問をするためにこれからできることを考えていきたいと思います。(山下)

12月19日3期生ゼミ記録(嶋藤)

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 こんにちは。三期生の嶋藤です。これまた記事をアップするのを遅れてしまい、申し訳ありません。今回は、後期ゼミ最後の自分の模擬授業について、反省を書いていきます。

 私が今回授業をしたのは、小学2年生の「時計」を初めて学習するという単元です。授業を考える上で一番悩んだのが、「時計」を一からゆっくり教えていくか、ひたすら算数セットの時計を使って「〇じ」と「〇じはん」だけを何回も作業で覚えさせるかです。私が小学生の時は、後者の「ひたすら算数セットの時計を使って覚える」という授業でした。

 では、この授業のやり方でいいのではないかと思ったのですが、ただひたすらやっていても私は「時計」の分野が苦手でした。その理由は、短針が中途半端なところにいるとき、なんじなのか分からなかったからです。つまり、時計の仕組みが分かっていなければひたすらやっても意味がないのではないかと思いました。そこで私は、ひたすら覚える授業ではなく、仕組みから教える授業にしていきました。

 授業のポイントは、子どもに前にかかっている実際の時計を見ながらプリントに時計を描かせ、どんな仕組みになっているか自分たちで見つけさせるということです。自分で見つけることによって、より仕組みが分かるのではないかと考えたからです。これについてのゼミの仲間の意見は、2年生だと難しいのではないかということでした。2年生がどれだけできるのか実際は分かりませんが、より理解するからと言ってできもしないことをやらせるのは良くないと思ったので、子どもの実態をみてどうするか決めなければならないと思いました。

 結果的に、教科書もそうですが、時計を学習する始めはひたすら覚えさせることがいいのではないかという結論にいたりました。実際どちらの方がいいかということははっきり言えませんが、今回挑戦してみんなと話し合えて良かったと思いました。


〜後期ゼミを終えて〜
 私は、本当に玉置ゼミに入って良かったと思いました。模擬授業を通して、みんなで意見を出し合い、よりよいものに変えていく、そんなレベルの高いゼミに入れたこと、三期生の仲間に会えたことは、私にとっての財産です。4月からはそれぞれの場所で教壇に立つので、意見を出し合うということはできませんが、ゼミで学んだことを思い出して頑張っていきたいと思います。私の授業の良いところ、悪いところを教えてくださった玉置先生、三期生、本当にありがとうございました。(嶋藤)

12月15日飛島学園セミナーに参加して(嶋藤)

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 こんにちは。三期生の嶋藤です。記事をアップするのが遅くなってしまいすみません。私は、12月15日に飛島学園へ行き、和田先生と玉置先生の授業をみてきました。そこで学んだことについて記事にしていきたいと思います。

 まずは和田先生の授業をみて学んだことを書いていきます。

 和田先生の授業をみて、一番学んだことは、子どもがつまずくところをどう抵抗感を与えることなく教えていくかということです。今回の授業は、関数につながる授業で、「△×4=〇」の表し方が一番子どものつまずくポイントでした。教師にとっては何が入ってもいいという時は、記号を使って式を表すということは当たり前なので、さらっと記号を使ってしまいがちです。ですが、子どもにとって、記号は数字とは違い、どういうことなのか分からなくなってしまいます。ですので、この場面で教師がさらっと記号を使ってしまうと算数嫌いな子どもが増えていくのだそうです。

 それを阻止するために和田先生は、△という記号にこだわらず、授業中に子どもの発言から出た「ふわふわ」を使って、ふわふわのマークにしていました。そうすることで子どもにとって、なぜその記号がいきなり出てきたのかという抵抗感はなくなっていたし、ふわふわには数字がいっぱい入るからマークで表しているのかと理解できていたので、素晴らしいと思いました。

 算数嫌いになる子どもの多くは、「いきなり意味が分からなくなった」という子どもだと思うので、抵抗感を与えない和田先生のような授業をするように心がけていこうと思いました。

 次に玉置先生の授業をみて学んだことを書いていきます。

 やはり玉置先生の授業では、「○×法」が取り入れられており、それをするといつも授業がシャキッとなってやっぱりいいなと思いました。○か×を選ぶということは自分でどちらにするか考えて判断しなければならないですし、授業に参加していないとできないことだと思います。全員を参加させるためにも「○×法」は私も授業の中で一回は取り入れることを目標にしていきたいです。

 また、玉置先生の授業では、小学校の時とは違うということを授業の中でいくつか話しているのが特徴でした。小学校ははっきりした数字がでてくるが、中学校は困ることがでてくるということや、中学校は表に線を書かないなど、どうしてそうなっているのかというところを子どもに分かってもらうためにわざと話を出していました。

 私は中学生の時に意味を知らず、線を引かずに表を書いていたので、私のように意味分からず書くのではなく、しっかりと意味を伝えて分かっている状態で書かせることがより深い学びをすると思いました。

 以上のように、二人の先生から多くのことを今回も学ばせていただきました。このような学ぶ機会をくださった玉置先生をはじめとする関係者の方々、本当にありがとうございました。(嶋藤)

北名古屋市立白木中学校命の授業に参加して(菱川)

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 こんばんは。3期生の菱川です。12月4日に行われた命の授業に参加させてもらいました。その命の授業の感想は後輩2人に任せます。

 僕は授業の前に全校生徒の前でIBをやったことを書きたいと思います。今回やらせていただいたIBは「命令ゲーム」というものです。

 簡単に説明すると、司会者が「命令〇〇をやってください」と言えばそれに従う、だが命令という単語をつけずに「〇〇をしてください」という時はその指示を聞かずにそのままでいるというゲームです。
 全校生徒の前でやることや、話すことは初めての経験で、ものすごく緊張しましたが、無事IBも盛り上がりを見せたので良かったなと思いました。そしてIBをやって1つ課題がまた見つかりました。

 前々から自分でも気づいていたのですが、やはり話のオチを自分は考えるのが下手なんだなと思いました。

 オチが上手くなるにはどうすれば良いのか正直今でもわかりませんし、誰に聞いてもこれだ!と思うやり方が見つかりません。

 授業を、考える上でいつも最後はどうまとめようかとものすごく悩んで答えが出ずに授業をやることが実習中も多かったのを今でも覚えています。
けど、やらずに考えるだけでは何も進まないと思うのでとりあえずたくさんの授業を学生の間にも経験したいと思い、今度12月26日に授業を2年目の先生方の前でやらせていただきます。

 このような機会がまだもしあれば積極的に参加して、自分の話す力や授業力を鍛えていきたいと改めて感じることができた日になりました。

 これを読んでくれている皆様方またご指導よろしくお願いします。(菱川)

12月15日算数&数学 授業力向上講座に参加して(中西・遠藤・宮野)

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 こんにちは。5期生の中西・遠藤・宮野です。12月15日飛島学園で行われた算数&数学授業力向上講座での学びを書かせていただきます。

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 こんにちは。5期生の中西です。玉置ゼミ生となって初めてのセミナー参加ということで緊張しましたがたくさんの学びがあり、とても充実した時間となりました。今回は和田先生・玉置先生の模擬授業をみて学んだことを書かせていただきます。

 和田先生の模擬授業で印象的だったことは、教師がたたみかけるように子どもに問い掛ける場面です。1回、もしくは2回くらいしか発表する機会がない通常の授業に比べて、何度も発言する機会があると子どもは授業をしっかりきこうとするので沢山の意見やその子なりの表現を聞き出すことができます。また、同じ発言が続いた時は「一緒の意見やね」と教師が言うことで、子どもは自分の言葉に直そうと意識したり、他の人と何か違う考えはないか探そうとします。こうした自分なりの表現を導き出すために有効な、教師の問い掛けを和田先生から学びました。

 玉置先生の関数の授業からは、「子どもに概念をとらえさせる」ことの大切さを学びました。「関数とは何?」という本質や概念をとらえさせることは次の問題や難易度が高くなった問題に取り掛かりやすくなります。その単元だけができればいいというものではなく、次の学年、その先の学年になった時に本質を理解しているかしていないかで似たような単元が出てきたときの理解度が変わってくるでしょう。よって概念を理解させることに丁寧に時間をかける必要性があると知りました。

 和田先生・玉置先生どちらの先生の授業も終わってみると「あっという間だったなあ」というのが率直な感想です。子どもの集中力を途切れさせないような授業を教材研究の段階からしっかり意識されているからこそ短く感じたのだと思います。子どもの主体性を促進すること、そして重要な所は子どもにしっかり理解させることを教師は意識して授業をつくりあげていくことが大切だと学びました。私も大学の模擬授業や来年度の教育実習のときに活かしていきたいと思います。

 今回の算数&数学 授業力向上講座では、和田先生・玉置先生の模擬授業を通して大学の講義では学ぶことができないとても貴重な時間を過ごさせていただきました。このような機会を与えてくださった玉置先生、和田先生はじめ関係者の皆様、本当にありがとうございました。(中西)

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 こんにちは、五期生の遠藤です。今回は、初めて参加させて頂いた、飛島学園での授業力向上セミナーについて書きたいと思います。

 今回のセミナーで一番印象に残ったのは、和田先生の意図的指名です。和田先生は、子供達と一緒に子供の言葉で授業を作っていきたい、と仰っていて、挙手を待つのではなく、自分から、時にはたたみかけるように聞くことで相手から言葉を引き出していました。そして、常に『その子なりに考えた言葉』を求め、前の人とそっくりそのまま同じ答えでは決して終わらせず、尚且つ具体的な数字や言葉で根拠を持って発言した子をすかさず褒めちぎっていました。授業を見ているだけで、和田先生が子供の言葉を深く受け止めていることが感じられました。

 また、子どもの言葉にはその子の実態が現れているというお話も、目からウロコでした。確かに自分も、自信がなければ声は小さくなり、語尾は尻すぼみになります。しかし授業中は発言内容ばかり気にしていて、話し方まで注意して聞くことはありませんでした。このことについては玉置先生からも、教師は鈍感でありなさい、子どもの発言を勝手に付け足さず、最後まで聞きなさいというお話がありました。お二人の授業を見せて頂いて、その後の対談を聞かせて頂いたことで、いかに自分が今まで子どもの言葉を待てていなかったかを思い知りました。自分が答えて欲しい答えばかりを頭に浮かべずに、子供が今どう思ってどのように答えているのか、集中して聞くことが大切なのだと考えました。『子どもの気持ちは語尾に出る』という言葉、日頃から意識していきたいと思います。

 模擬授業などをしているとどうしても緊張してしまい、子供の言葉を待てなくなってしまいがちです。しかし、それでは子供の言葉で作る授業は成立しません。相手の言葉を深く受け止め、それが相手に伝わるよう、丁寧な言動を心がけていきたいです。和田先生や玉置先生を始めとするセミナーを開催して下さった先生方、飛島学園の皆様、ありがとうございました。(遠藤)

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 こんにちは。5期生の宮野です。今回の飛島学園のセミナーに参加し、主に児童と共に授業を作り上げていく工夫と概念をつかませることの重要性を学びました。

 私にとって数学の授業は公式を学び、それに当てはめながら問題をいかに正確に数多くこなせるかということに重点が置かれているイメージでした。しかし、玉置先生と和田先生の授業は、概念をつかませることに重点が置かれており、先生が質問したり説明を加えるほど、子どもたちは概念を理解し、より学びが深まっているように感じました。このような授業を作るためには、教材研究をしっかりと行うこと、先を見通し、子どもの立場に立って授業を組み立てていくことが重要であると考えました。

 今後、積極的にセミナーに参加し今回のような授業の工夫を学んでいきたいです。(宮野)

12月19日3期生ゼミ記録(山下)

 こんにちは。3期生の山下です。今回は丹羽さんの「あまりのあるわり算」の模擬授業から学んだことを書きたいと思います。

 まず、丹羽さんは前時の復習としてあまりのあるわり算を解かせ、公式の確認をしていました。丁寧でよいと思いましたが、本当は公式を書きたくなかったそうで、その時間に学ばせたいことがなにであるのかを明確にして構成や板書をしっかり考えておくことが必要であると感じました。

 次に、褒めるということに関して、丹羽さんはいつも自然に子どもたちを褒めることができていてすごいなと感じていました。私が図を書いて隣の子に説明しているときにも褒めてもらい、この説明の仕方を求めていたのだと思いました。しかし、間違えた図を書いている子どもにも「この図ステキだね」と言っており、子どもは先生にステキだと褒められれば、合っていると思ってしまうので命とりになるということも学びました。教師が褒め過ぎると子どもたちは先生がなにを求めているのかを探るようになったり、これで合っているのだと思い込んでしまう危険もあることから、とにかく褒めればいいということではなく大切なポイントで褒めて全体に共有していくことが大切であると学びました。

 今回の授業からは大きく2つに分けて内容の取捨選択と褒めることに関して学びました。教育実習で授業をした際に教えたいことが多すぎてなにを教えたらいいのかわからなくなってしまうということがあり、授業前に発問を吟味してなにを子どもたちに考えさせればよいのか、自分の中で明確にしておくことが大切だと改めて感じました。

 また、褒めるということも課題にしていたので、発言していない子どもに対してもノートを見て褒めたり、話し合いの中で褒めたりするということを丹羽さんの授業からも参考にしたいと思います。丹羽さん、お疲れ様でした。(山下)

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12月19日 3期生ゼミ記録(丹羽)

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 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。先日のゼミ内で授業をさせていただきました。そこから学んだことを紹介します。

 私は、小学3年生のあまりのある割り算の授業をしました。この授業でのポイントは、「あまりをどう処理するのか」ということがポイントになります。取り上げたのは、あまりを繰り上げる問題だったのですが、子ども役の子たちは私が想像する以上に意見が分かれました。

 授業後の議論の中では、2つのことを学びました。

 1つ目は、子どもたち同士で議論させるということです。私自身、答えが出てしまうとすぐに褒めて他の子どもたちの意見を聞かずに進んでしまうということがあります。そうではなく、子どもたち同士で議論しあい、解決できるよう、教師としてより多くの子どもの考えや意見を聞くことが大切なのだと学びました。

 2つ目は、教師の一言の重さです。子どもが答えを言った際に、教師が発言してほしい内容ばかりを取り上げたり、価値付けたりしていたら子どもたちはそれが答えなのだと教師の一言で感じてしまい、考えることを止めてしまいます。そうではなく、一言一言を考え、子どもがどう捉えるか、感じるかについても冷静に考える必要があるのだと学びました。

 実際に、現場に立って授業をする際にも、きちんと子どもたちの立場に立って授業ができる教師になりたいと感じます。まだまだですが、現場に立つ前にたくさん勉強していきたいと思います。(丹羽)
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