9月15日 春日井市立藤山台中学校での学び(柴山)

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 こんにちは!学生最後の夏休みを過ごし終えた柴山です。今回は9月15日に春日井市立藤山台中学校の校内授業研究会に参加させていただきました。子どもが主体的に学びあっていけるようにするために、ICT機器を効果的に用いている授業を多く見させていただきました。

3年 数学 二次関数
 
 先生の生徒をつなぐ声掛けも印象に残っています。話し合いの際、一人で話し過ぎないように、お互いで説明することを伝えていました。黒板にメモしておいた生徒のつぶやきをもとに、話し合う時間もつくっていました。積極的に話し合う生徒の様子から、学びへの参加のしやすさが伝わってきました。

 グラフ作成サイトで生徒が作ったグラフをJAMボードに貼り付け、各班で説明を考える場面や、他の班のボードと見比べながらまとめ方を考える様子も印象に残っています。

1年 理科 気体の正体を明らかにする実験

 協議会で授業者の先生がお話しされていた、「協力してね」ではなく、「分担してね」と伝えることが大切という内容が印象に残っています。今回の授業でも、生徒がスプレッドシートに書いた役割や目的を確認し、分担して実験を進めていました。役割を事前に決めておくことで実験もスムーズになり、できる子のみ中心で進んでいってしまうことを防ぐことにつながるのだと思いました。

 スプレッドシートの欄に、「大丈夫」「誰か助けて」などと状況を選択する欄があったことも驚きでした。困っている班に対しては、他班からICT機器を通じてアドバイスを書き込んだり、先生が指導しに行くことができるため、安心して学びあっていくことにつながると思いました。
 
2年 英語 10年後の自分への手紙

 導入から終末部まで、周りと話す活動が多く、生徒も楽しんで学びを進めていたことが印象に残っています。

 生徒は、ICT機器を辞書のように使っていました。自分の英文が正しく翻訳されるか調べていたり、発音を確認していた姿が印象に残っています。
 
 授業の参観後、玉置先生の指導助言を聞かせていただきました。その中で、「主体的とは、何をやっているか説明できること。」という内容が特に印象に残っています。藤山台中学校では、どの授業でも生徒が授業での課題や目標を書き、自分の記録をみながら学びを進めていました。授業や自分の課題を理解して学ぶことで、どのように学んでいけばよいのか、自分はどこまで到達できたのかを考えることができると思います。

 授業のねらいにプラスして、自分で課題を設定する場面と振り返る場面の設定を、私も大切にしていきたいと思います。

 貴重な学びの機会を与えてくださった玉置先生、藤山台中学の先生方、本当にありがとうございました。これからも学び続けていきます。(柴山)

※写真は春日井市立藤山台中学校のホームページからです。

9月11日安城市立今池小学校での学び(柴山)

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 こんにちは!採用試験が終わり、ひと段落した柴山です。今回は、安城市立今池小学校に学校訪問させていただきました。今池小学校は、児童が振り返りから新たな考えを持てるようにすることを大切にしていることを教えていただきました。

 2年生の生活科。ペットボトルロケットをより遠くに飛ばすにはどうしたらよいかを考える授業を参観させていただきました。

 導入は、「もっと遠くに飛ばしたい、○m飛ばしたい」などの児童の振り返りの紹介から始まっていました。特に印象に残った場面として、前時での工夫や困ったことを発表する場面があります。「飛ばすために発射台を長くした」という児童の発表に対して、「長くしていた子たくさんいたけど、それで困ったことある子はいない?」と投げかけ、課題の解決方法についても交流する場面をつくっていました。先生が子ども同士の課題や学びを共有することで、本時の自分の目標や、やってみたいことも見つけやすくなることを実感した授業でした。

 全体に子どもの発言内容が伝わるようにするために、「どのくらいの大きさのものを使ったの?」や「こうやってと身振りで説明していた部分をみんなに見せてあげて。」などの声掛けを行っていました。児童から児童へ内容が伝わりやすくするために、あえて分からないふりをするなど、発言の拾い方も工夫することが大切であることを学びました。

 児童が作成の途中経過を端末の写真で記録しておいたことや、使った輪ゴムの大きさや飛んだ距離を数字で記述していたことも印象的でした。今までの学びの過程を振り返りやすくなるため、わかりやすい形で学びを記録する方法を考えていきたいと思いました。

 小学校低学年の授業を丸々1時間見たのは今回が初めてでしたが、どの学年でも振り返りが重要であることを再認識した1日でした。振り返りを共有することで、自分と同じ意見の子や自分以外にもわかっていない子もいることが分かり、勇気を出して発言できることにつながることも稲垣校長先生と玉置先生の談話から学ばせていただきました。このような機会を与えてくださった玉置先生、今池小学校の皆さん、本当にありがとうございました。
(柴山)

みんなで成長する こまきこども未来館(柴山)

 8月20日〜27日にかけて、こども未来館では「こまき冒険スライム村」というイベントが行われました。村の中の遊び場の企画、運営はすべて実行委員の子どもが行う子ども主体のイベントで、私は子どもの活動を何日か見守らせていただきました。

 学園祭の模擬店など以上に難易度が高く、大人同士がやってもなかなか上手くいかないイベントだったように感じます。小学校低学年から高校生まで幅広い年齢層で構成されている中、連携を取りながら子どもたちは最後までイベントをやり遂げました。全力で頑張り続けた子どもたちの姿や活動から感じたことを記事にさせていただきます。

 一日の活動の終わりの時間に、実行委員全体で振り返りをする重要な時間があります。この振り返りで子どもが一日の行動を俯瞰し、次の活動以降につながる学びをしていました。中には、子ども同士で衝突が起こる場面や、子どもの感情が溢れてしまう場面もありました。このような時、大人側は見守りつつも、子どもの心の安全を守ること、相手を大切にすることの大切さを伝えることだけは意識しなければいけないなと思いました。

 活動の中で「これをしたらもっと上手くいくんじゃない?」と補助したくなる場面もありましたが、今回のイベントは、「子どもが主体」となって行うイベントです。子どもの主体性を育むために、大人はどう動くべきなのかも考えさせられました。

 安全面のことも考えると、どこまで補助すべきなのか大人同士でも様々な意見がでました。意見を聴きあう中で、子どものどのような行動に注意を払えばよいのかに気づけたこともあり、大きな学びの連続でした。

 なにより、子どもがイベントをお客さんに楽しんでもらうために必死に試行錯誤し、話し合い、壁を越えようとする姿から大きな力をもらえました。学校以外の場所で、このように子ども同士が成長しあえる場があることは本当に素敵なことだと強く思います。現代の小牧市周辺の子どもたちが心の底から羨ましいです。

 私は、どのような形であれ来年以降教壇に立つ予定です。学級や学校の中で子ども同士が成長しあえる、未来館のような場をつくっていきたいと思います。今回、本当に貴重で楽しい経験をさせていただきました。未来館の皆さん、実行委員の子ども達、ありがとうございました。(柴山)
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8月26日教師力アップセミナーでの学び(寺尾・長谷川・芝田)

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【寺尾】
 こんにちは、8期生の寺尾です!!今回は、横山浩之先生の講演での学びをまとめます。

「通常学級で特別な支援が必要な子どもにも対応できる授業」ということで、今後現場に立った際に役立つことを多く学びました。講演の中で、子ども役として国語の「うめぼしのはたらき」という説明文を用いた模擬授業を受けました。実際受けてみた感想として、今何をしているか、またノートを見返した時に授業で何をやったかが明確にわかりました。このように、子どもにとって分かりやすいノートづくりをすることの大切さを実感しました。

 また、支援が必要である子も無い子もわかりやすい授業を作るためのポイントを学びました。まず、教科書からキーワードを探し、丸で囲む作業を入れることです。キーワードは段落の始めやタイトルになっていることが多く、のちの発問の答えがキーワードの近くにあることが多くなる場合があります。なのでこの作業を取り入れたいです。

 さらに、範読や音読の際に、句読点や分かち書きの部分、スピードを意識して読むことで、意味のまとまりを捉えることができるため、このように細かなことまで意識していきたいです。そして、発問に関しては、後の発問に役立つように繋げて考えることが大切だと感じました。教育実習に行った際はあまり意識できていなかったので、今後意識します。

 今回学んだことは、どれも今後に役立つことだと思います。実際に大学の授業では学べなかったことを学べたので貴重な機会でした。残り半年色々なことを学びたいです。(寺尾)


【長谷川】
 こんにちは!9期生の長谷川です。今回は8月26日に行われた横山浩之先生の講演から学んだことを記事にしていこうと思います。

 講演の前半は横山先生が授業案を作成する際に心がけていることについて学びました。その中で印象に残っているお話があります。それは「できない子対策ばかり考えるのではなくできる子対策もきちんと考えておく」というお話です。

 学級に特別な支援を必要とする子がいる場合、その子のための対策を考えがちになってしまいます。しかし、その子ばかりにかまっていると他のクラスの子との関係が悪くなってしまったり、できる子に退屈な時間がうまれざわつく原因になってしまったりすることがあることを学びました。

 授業の雰囲気を壊してしまう子=できない子が多いといったイメージを持っていましたがそうではなく、できる子が退屈になってしまい雰囲気を壊すことも多くあることからできる子対策の重要性をより感じました。

 後半では、通常学級で特別な支援が必要な子どもにも対応できる授業を国語と算数の二つの模擬授業を通じて学びました。
 二つの授業を生徒役として受け
・板書やノートの書き方の正確さ
・子どもが行う作業量の多さ
について考えました。

 板書やノートを書く際には、今何をやっているのかが一目で分かり、後からノートを見返してもその時何をやっていたのかがすぐに分かるような工夫がされていました。
 また、授業中には音読やノートまとめなどの作業が多くありました。特別な支援が必要な子どもたちは作業記憶が乏しいことがあります。そのため、多く作業をさせることで自分自身で気がつくことのできたように誤解をさせることが作業量の多さの狙いです。

 今回の講演でも多くの学びがあり、特に板書の方法や作業量の工夫については今後行う授業などに取り入れていきたいと思います。

 来週から小学校での教育実習が始まります。玉置ゼミで学んだことを十分に発揮できるように頑張りたいと思います。(長谷川)

【芝田】
 こんにちは。8期生の芝田です。今回は8月26日に行われた教師力アップセミナーについて書かせていただきます。今回のセミナーでは、横山浩之先生をお招きして「通常学級で特別な支援が必要な子どもにも対応できる授業」というテーマで講演と模擬授業をしていただきました。  

 第一部では、作業記憶を大量に必要な作業を限りなく減らすための手法や、微細運動能力の障害を持つ児童生徒に有効的な漢字練習の仕方(空書き)、できる子対策を充実させることがクラスの雰囲気を作るなど非常に興味深く、すぐにでも取り入れられる内容でした。
 
 第二部では、国語の授業「うめぼしのはたらき」、算数の授業をしていただきました。今回のセミナーでは横山先生の言葉や講義内容を文字に記録する役割でした。その記録内容を改めて見返すと、やり取りがパターン化されていることがわかりました。作業内容を理解する、内容を考えるというステップを踏まずとも、何をすれば良いかを瞬時に理解できるやりとりが多くみられました。
 例えば、うめぼしのはたらきの授業では、
1.各段落を読む
2.大事な場所に指を置く
3.周りと確認する
4.赤丸をつける
というようなやりとりがなされていました。

 作業記憶をできるだけ少なくし、振り返った時に一目でわかる工夫がされていました。
さらに、このようなやりとりの繰り返しの中に、「できた人は理由を考えなさい」というできる子対策までしっかりと組み込まれて、作業に集中していると時間が来ていて、講義が終了していました。改めて、特別な支援が必要な子ども、そうでない子どもが同じ場で学習する際、授業内の子どもとのやりとりを工夫することの重要性が理解できました。

 今回学んだことを半年後、教師として子どもの前に立った時に少しでも活かせるように、ゼミやボランティア活動の中で常に意識し、関わっていきたいと感じました。(芝田)

8月26日 第三回教師力アップセミナーでの学び(久保・柴山・荒木 )

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【久保】 
 こんにちは!玉置ゼミ9期生の久保朋輝です。今回は、8月26日に行われた第三回教師力アップセミナーでの学びを書きます。横山浩之さんの「通常学級に在籍する特別支援を必要とする子供にわかる授業とは」というテーマでした。

 今回のセミナーで新しい発見になったのは、大きく2つあります。

 1つ目は、作業記憶の乏しさについてです。特別支援を必要とする子に共通するものとして挙げられました。この作業記憶を活用することが多いと、他のことに集中してしまったり、今何をやるべきかが分からなくなってしまったりします。作業記憶を使わない工夫として、横山さんが仰っていたのは前の時間から教科書を出すことと一目でわかる板書をすることです。どちらも、子どもたちが授業をより効率よく理解できるための工夫であると感じました。

 また、ICTの活用は極力国語と算数では避けるというお話はとても驚きました。しかし、ICTの活用は多くの視点の移動が必要になると聞いて納得しました。効率よく理解してもらうために、授業の内容だけでなく教材や板書を工夫することは、考えるべきであると学びました。
 
 2つ目は、1つの授業で目標をたくさん持たせないということです。これは、特に漢字指導の時に大切になってくると学びました。鉛筆を持たせて、きれいに書かせようとすると子供たちにとってタスクが多すぎてしまいます。空でたくさん書いてできるだけゆっくり丁寧に学ばせます。空に書く空書きも工夫が必要です。手首を振るのではなく、指先の動きが分かるような動きをします。また、覚え方は形で覚えるのと筆順で覚えるのの二つをアプローチする必要があります。形をとる練習は、赤鉛筆の見本の上を子供がなぞる仕組みです。なぞる作業は、簡単にできるしこれを繰り返すことで形としてしっかり覚えることができると感じました。
 
 セミナーを通して感じたことは、ちょっとした工夫で授業の理解度や特別支援を必要とする子供への配慮につながるということです。セミナーでもお話がありましたが、できない子に焦点を置いた授業ではなく、できる子対策はしながら、できない子には最低限の内容を把握してもらうことが大切であることを学びました。最低限の内容を理解してもらえるように、授業以外のことは考えさせずにしていきたいなと感じました。
 
 今回のセミナーも、多くのことを学ぶことができました。私はもうすぐ教育実習ですが、すぐにでも使えそうな工夫をたくさん学べて早く実践してみたい気持ちです。横山さん、貴重なお話をありがとうございました。
 
 実習前に、先輩方や同期と会えて実習での心配事を話すことができて改めて、玉置ゼミに入ってよかったと実感しました。ありがとうございました。教育実習頑張ります!(久保)

 
【柴山】
 今回は、特別な支援を必要とする子どもに対応できる授業を横山先生から学びました。 特に、「1人ひとり、その時間の目標は異なっても良い」という内容が印象に残っています。 横山先生の割り算についての模擬授業では、2年生のかけ算の復習の時間を大切にしつつ進めていました。できる子は、割り算をより理解できるように。そう出ない子は、かけ算を確実に理解することを教育目標として設定した授業であったように思います。
 
 支援を必要とする子への配慮として、ただ授業で易しい内容だけを行うのではなく、どの子も成長していける授業づくりをしていくことを大切にしたいです。 その子ができる部分の1番上の部分の課題設定をし、達成できたら褒めることを心がけていきます。
 
 問題解決学習のヒントになるようなノートスキルも効果的であることを学びました。国語の物語文であれば、段落構成の把握を行いやすくするため、キーワードとなる語に丸を付ける。算数の割り算であれば、割る数の下に「割る数×1=○、割る数×2=○」と縦列で書いていき、かけ算の応用であることを確かめられるようにする方法を例として学びました。
 
 ノートの重要性を認識することができました。スムーズに問題解決の学習につなげていくために、全ての教科でノートスキルを意識しようと思います。横山先生、貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。大学の講義では習うことができない技術を多く学ばせていただきました。この技術を現場で活かせるよう、学び続けていきます。(柴山)


【荒木】
 こんにちは。9期生の荒木です!私も8月26日に教師力アップセミナーに参加させて頂きましたので、そこでの学びを記事にしていきたいと思います。
 
 昨日で教育実習が2週目に突入し、全ての子どもが参加し、理解し、考える授業の難しさを感じています。授業の中で感じる個人差は大きく、一人一人に特徴があります。そのため、今回、授業でもすぐに実践できるような技術をたくさん学びました!
 
 まず、話し方についてです。LDの子どもたちでも意味のまとまりで言葉が頭に入るような読み方について学びました。一つ目のポイントは、分かち書きの読み方をすることです。小学三年生からは教科書は分かち書きになってないからです。二つ目は句読点を読むことです。三つ目はゆっくり読むことです。私たちが普段話しているスピードよりも、子供の話すスピードは大分ゆっくりになります。四つめは、作業を増やすことです。作業を増やすことは、精神運動領域への配慮であると同時に、子どもを退屈させない工夫でもあります。
 
 次に、誰でもできる発問から始めることです。国語の読み物教材なら、「これは何の話でしたか?○文字で答えよう。」というように、文字数を指定し、自信を持って答えられる問いから授業を始め、スモールステップで授業を進めて行くと、どの子も前向きに授業に取り組むことができます。
 
 そして、ICTの利用についてです。ICTは学びの効率化などにおいていい点もたくさんありますが、注目する場所を増やすことで、子供はどこを見ていいかわからなくなる恐れがあることを学びました。どこに注目するか手で指し示したり、そもそもICTの利用が適切かどうか考える必要があることを学びました。
 
 できる子対策についても注意する必要があると学びました。実習にいってわかったのが、できる子は目立ちにくく、教師は進度の遅い子などに目がいきやすいということです。できている子が手持ち無沙汰にならないように、それぞれが課題を持って取り組めるようにすることが大切だと学びました。
 
 横山先生、玉置先生をはじめとする先生方、素敵な学びの機会をいただき、ありがとうございました‼︎(荒木)

8月26日 第3回教師力アップセミナーでの学び(由原・新谷・安藤)

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【由原】 
 こんにちは!9期生の由原です。8月26日に「第3回教師力アップセミナー」に参加させて頂きました。「通常学級に在籍する特別支援教育を必要とする子どもにわかる授業とは」というテーマで横山先生の貴重なお話を聞くことができました。今回は、講義をうけて印象に残った2点について記事にしていきたいと思います。

 まず、一つ目はICT活用の欠点です。今まで私は、ICTを使うことは授業の効率がよくなり、より分かりやすくなるので、メリットしかないと考えていました。しかし、先生の講義をきいて、ICTを使うことにより、子どもが考えなくなってしまうこともあるのだと気付かされました。これからは、ここでICTを使うべきかを考えながら、目的に合った使い方をしていきたいと思いました。

 2つ目は、ノートスキルについてです。実際に先生の算数の模擬授業を受けてみて、板書のわかりやすさに驚きました。黒板を見ただけで、計算の考え方がよくわかりました。特別支援学校に通う子どもは、複数のことを同時に考えることが難しいと思うので、計算の方法やそれにつながる復習を黒板に示し、それを模倣させることによって定着させることが、大切だと学びました。私は板書が苦手なので、一目でわかるを意識して板書計画を立てていきたいと思います

 今回も、実習に活かせるスキルをたくさん学ぶことができました。貴重な機会をありがとうございました。実習まであと1週間!これまでゼミでみんなと学んできたことが活かせるように頑張ります!実りのある実習にします!みんな頑張ろうね!
(由原)


【新谷】
 こんにちは、8期生の新谷です。先日「第3回教師力アップセミナー」に参加させて頂きました。今回は横山先生が「通常学級に在籍する特別支援教育を必要とする子どもにわかる授業」について、お話をして下さりました。今回のセミナーで印象に残ったことを書かせて頂きます。

 1点目は、お利口さんこそ沢山相手をしてもらえる学級作りが大切だということです。学級では、良くない行動をしている子に、教師が関わりにいってしまうことが多くなりますが、そうすることでその子は良くない行動をすると先生に見てもらえるという気持ちになり、良くない行動をさらにエスカレートさせてしまうことが分かりました。教師として、良くない行動をする子への対応をしつつも、できる子により一層目をを向けることが出来る教師でありたいです。

 2点目は、微細運動能力の障害についてです。微細運動能力の障害がある子は、字を書くのが苦手で、字を書くことに手一杯で覚えたりすることが出来ないということでした。その子への指導として、鉛筆をまずは持たずに書く、それができるようになったら持って書くと言ったように、小さな目標を作り、徐々にできるように支援する必要があることを学びました。鉛筆を持って書くことは当たり前だと思っていた私にとっては、鉛筆を持って書く事が苦手な子もいるということを理解するきっかけとなりました。もし学級にそのような子がいた際には、その子の意思を尊重しつつも、少しずつその子が字を書くことができるように支援していきたいです。

 今回は私が現在卒論研究で勉強させていただいてることにも通ずることがあり、とても多くの学びに繋がりました。(新谷)


【安藤】
 こんにちは、8期生の安藤です!先日第3回教師力アップセミナーがありました。今回、横山浩之先生がご登壇されました。「通常学級で特別な支援が必要な子どもにも対応できる授業」を教えていただきました。 横山先生の模擬授業を受けて、大学の講義とは違った“体感して学ぶ“ことが沢山ありました。主に2つの学びに絞って、早速記事にしていきます!

学び1:できない子を指導するのではなく、できている子を褒める
 模擬授業の中で、先生は真剣に取り組んでいる子に対してスタンプを押したり、発言を拾ったりしていました。反対に、集中できていない子は相手にしない様子でした。頑張っている子ほど相手にされるので、自然と自分からできている子を見て真似をするようになります。私も横山先生のように“子ども自身が行動を改めたい”という気持ちを引き出す指導を早く実践したいと思いました!

学び2:できる子対策する
 横山先生は、できない子と同時にできる子対策をされていました。できない子対策として、最初は誰でも分かる発問から始めます。ただし優しすぎてはいけません。ポイントは、問題解決・内容理解に役立つ発問であることです。このポイントを押さえた簡単な発問を考えます。

 できる子対策として、答えを言われれば納得できる発問をします。色々な答えが考えられる発問をする事で、議論させ、考える中で答えを導きだします。この議論することが、できる子対策のポイントです。できる子も頭に入れて今後授業を考えるように気を付けます。さらにノートの時間、議論する時間など作業する時間をこまめに取り入れて子どもが授業から離れてしまうことがないように授業を考えていこうと思います!

 実際に子どもの気持ちになって横山先生の授業を受けさせていただき、できない子の子どもの気持ち、できる子の気持ち、先生の考えを深く理解することができました。今回の学びを現場でも生かせられるよう、ゼミ仲間とともに練習していきます!

 本日も貴重な学びの機会をいただきありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします!(安藤)

8月26日 第3回教師力アップセミナーでの学び(前野・榊原・小林)

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【前野】
 こんにちは!8期生の前野です。今回は横山浩之先生の講演での学びをまとめていきます。テーマは「通常学級に在籍する特別支援教育を必要とする子どもにわかる授業とは」でした。教育実習やボランティアの活動を通して、通常学級にも支援が必要な子どもは自分が思っていたよりもたくさんいるのだなと感じていたので、とても興味深く講演を聴かせていただきました。

 講演の中で印象に残ったのは「ひとりひとりの子どもによって、その時間の目標が異なってもよい」というお話です。学級では学力も配慮するべきことも様々な子どもがいる中で必ずしも全員が同じ目標で、同じ所まで到達しなくてもよいということを学びました。
 特別な支援が必要な子どもがわかる授業を考えようとすると、できる子にとっては退屈だと感じてしまいがちです。できる子が退屈しない対策として、授業内で作業を多くすることが大切だと分かりました。講演の中で模擬授業が行われ、子ども役として参加しました。国語の「うめぼしのはたらき」の授業では、本文の「うめぼし」という言葉を丸で囲う作業や繰り返し音読をする作業が取り入れられていました。子ども役として参加して、これなら手や頭を動かしている時間が多く、できる子はよりできるように、そうでない子は最低限のことはしっかり学べる授業になるのではないかと感じました。

 また、できる子対策として、答えを導いた後にその答えになる理由を考えさせる発問をすることが有効だと学びました。答えの理由まで考えることができれば更に学びが深まり、子ども一人ひとりが同じ授業の中で各々の最大限の学びが実現できるのではないかと思います。

 今回の横山浩之先生の講演では、今後授業をする際にすぐに取り入れられそうな授業技術と、それをなぜ行うと良いのかという理論を学ぶことができました。特別支援教育の重要性が高まってきている中で、たくさんの学びを得られてとても嬉しく思います。横山浩之先生、貴重な学びの機会をありがとうございました。学校現場に立つまで、あと半年になりました。1回1回の学びの機会をより大切にして、様々なことを吸収していきたいと思います!(前野)


【榊原】

 こんにちは。玉置ゼミ第9期生の榊原計人です。今回は、8月26日に開催された教師力アップセミナーの横山先生の講義で私が感じたことを記事にしていきます。

1.ICT機器の活用は考え所がたくさん
2.授業で活かしたいこと

 この大きく2つのことを書いていきます。まず、ICT機器について。今回のセミナーでは特別支援に関することが主題でしたが、その中でもICTのことはどのクラス、どの子どもにも通ずることでした。

 ICT機器やタブレットを用いた授業を作ることはとても難しいと横山先生は仰っていました。その理由として、モニターと黒板での視点の移動にかかるコストが大きく、子どもはどこを見ていいか分からなくなることと、コンピュータ学習を増やすと子どもの集中力が低下することをあげていました。

 私は、ICTは子どもたちの学力の発達に繋がっていくものだと考えていたので、この話を聞いて驚きが多かったです。特に、視点の移動コストについては考えたこともありませんでした。

 私の感覚ですが、黒板だけのときは、前に書かれている情報は全て繋がっているように見えています。なので、あまり視点を動かさず、全体を見ることで様々な情報を得られるような気がします。しかし、そこにモニターを追加すると、全体を見た時にモニターと黒板の情報はあまり繋がらず、モニターだけ、黒板だけを見ないと情報が入ってこないように感じます。なので、見比べるときに視点のコストがかかってしまうことにとても納得しました。

 講義の中でもあった、モニターを含めた「ひと目でわかる板書」と視点の移動を意識したスライドを作ったり、板書計画を考えることでより分かりやすい授業が作れるのではと思います。

 授業で活かしたいことについて、国語の範読では、句読点や分かち書きをちゃんと読むことや読む速度について話されていました。

 句読点や、意味ごとに分かれた分かち書きをしっかり意識して読むことで、理解に若干の時間が必要な子でも無理なく理解することができます。また、読む速度もこれに関係し、アナウンサーと同じくらいの速度で分程度400文字が理想だそうです。この事は障害のある子どもだけでなく、すべての子どもに活用できるそうです。

 講義の中で、ゼミ生が「実際に意識して読んでみてください」と当てられる場面があったのですが、速度が早かったり、分かち書きを意識することが難しかったりと、パッとやろうと思ってもなかなかできないようで、かなりの練習が必要そうでした。教育実習でこれをしっかりできた範読をしよう!と思ってもなかなかできないとは思いますが、意識して授業をやっていきたいと思います。

 今回は、横山先生の講義で私が大事にしたいことの中でも教育実習で上手く活用できたら良いなと思うことを書きました。ここで学んだことを完璧とまではいかなくとも、意識はしっかりとしつつ上手く活かしていきたいと思います。

 講義をしてくださった横山先生、セミナーを開催してくださった酒井先生、ありがとうございました。(榊原)

【小林】
 玉置ゼミ第9期生の小林美稀です。8月26日に開催された教師力アップセミナーの横山先生の講義を受けての感想を記事にします。

 今回の教師力アップセミナーで最も印象に残ったのは、板書の工夫についてのお話です。集中力が持続しない子への工夫として、板書を一目で分かるように工夫することがいかに大切であるかが分かりました。一コマの授業中ずっと集中力を継続させることは大人の私でも難しいことがあります。子どもなら尚更難しく、作業記憶の乏しさを抱える子どもにとっては更に難しいでしょう。そんな子どもたちのために、板書を一目見ただけで、今なにをしているのかがすぐにわかることは、大きな利点があると感じました。

 しかし、いつも困難を抱える子どもに焦点を当てて授業することも難しいのが現実だと思います。横山先生がおっしゃっていたように、生活の中で必要な国語、算数は、支援が必要な子どもに最大限の配慮をすること。これが大切だと理解できました。

 実際に自分が教師になった時に、また9月4日から始まる小学校教育実習で心がけたいと思ったのは、漢字指導です。指で空中書きをして練習する際、大きく黒板に書いた上で空中書きをすること、手首を振らないことを心がけていきたいです。(小林)

8月26日第3回教師力アップセミナー(横山浩之先生)の学び(安田・古賀・澤本)

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【安田】
 みなさんこんにちは、9期生の安田です。本日、8月26日に行われた「第3回教師力アップセミナー」に参加させていただきました。

 今回は、福島県立医科大学ふくしま子ども女性医療支援センター教授の横山浩之先生に「通常学級で特別な支援が必要な子どもにも対応できる授業」についてご講演いただきました。私自身、支援が必要な子は年々増えているように感じていて、それに伴う学校の在り方について興味があったのでとても充実した時間を過ごすことができたように感じます。

 模擬授業では、生徒役をさせていただきました。「授業中によく喋る子」という役をやったのですが、口に出してそれを注意されることはなく、反対に机間指導でたくさんの声掛けをしてもらいました。

 「静かにしなさい」と言わなければ、余計にうるさくなってしまうのではないか?という懸念があったのですが、逆に話しに行くことで、話す内容を授業の問いに関係あるものにする「方向修正」がとてもスムーズでこんな方法があるのかと驚きました。

 私なりに解釈すると、この「方向修正」のポイントは2つです。1つは、その子が発達や精神の遅れなどによる困難があるのかどうかを見極めるということです。ここを間違えてしまうと、気合いを入れた授業がただの虐待で終わってしまうのです。だからこそ、子ども一人ひとりを見て、教員が受け入れることが大切なのだと感じます。もう1つは、深入りはしないことです。声をかけに行くけれども、「あくまでさらっと」横で止まらずヒントを落としていくことがその子だけの授業にならない工夫だと感じました。

 「特別な支援」と言われると少し構えてしまうところがありますが、今回、横山先生には赤ペンで書いたことをなぞらせるものや、声掛け、目標設定などすぐに実践できる方法をたくさん教えていただきました。来週から始まる教育実習は小学校2年生。とってもわんぱくで可愛い盛りの子どもたちにも有効な方法ばかりなので、ぜひ実践していきたいです。ドキドキとワクワクでいっぱいの実習、9期生のみんな頑張ろうね!!!!

 今回このような機会をくださった玉置先生をはじめとする先生方、本当にありがとうございます。一緒に学んだ仲間にも感謝でいっぱいです。これからも高め合っていこうね。(安田)

【古賀】
 こんにちは、9期生の古賀です。先日行われた教師力アップセミナーでの学びを書いていきます。今回は、「通常学級に在籍する特別教育を必要とする子どもにわかる授業とは」という題目で横山浩之先生に講演していただきました。

 作業記憶の乏しい子への配慮として、放課に次の時間の教科書を出しておくこと、そして授業時にページ数だけ示すようにする。何をやっているかが一目でわかる授業、またその板書。そのための方略として、余計なことはしない、言わないようにすることを学びました。私は、前期ゼミでの模擬授業でこの点が守れていなかったと思うので、教育実習では気を付けたいと思います。

 また、配慮した授業をつくっていくとともに、できる子対策をする必要があることも学びました。一人一人の子にとってその時間の目標が異なっても良く、できる子はよりできるように、そうでない子は最低限のことを重点的に活動を考えていく必要がある。その中で、答えの理由を考えさせることは、同じ授業でも差を感じさせにくくステップアップにつながると思うので取り入れていきたいです。

 模擬授業のパートでは、先ずは国語で、範読のポイントや説明文のノートづくりのポイント、キーワードを見つけて丸で囲む作業など、他の単元でも生かせるような技術を学びました。次に算数では、繰り上がりがある計算の場面で、数え上げができないもので10のまとまりを意識させる方法。わり算の模擬授業の場面では、かけ算の基礎を確認し、それを生かした授業展開とその時のノートスキルを学びました。

 最後に、いよいよ近づく教育実習を前にとても有意義な時間を過ごさせていただきました。今回の学びを基に実りある実習にしていきたいです。横山先生、セミナー運営委員の皆さん、そして8期生の先輩方ありがとうございました。(古賀)


【澤本】
 こんにちは!地元静岡から帰ってきた8期生の澤本です。一人暮らしもあと半年、夏の暑い時期もそろそろ終わりを迎える中、「涼しさ2倍!!」が売りのカーペットを買いました。今回は、横山先生の講演での学びを記事にしていきます。

 今回は「通常学級に在籍する特別支援が必要な子どもにも対応できる授業」というテーマでお話していただきました。私が一番印象に残ったことは、漢字指導を適当にやらないということです。微細運動能力の障害を抱えている児童は正常の児童に比べて、指の関節を動かしづらいため書きにくいという特徴があります。実際指を動かさずに書くと肘より上の関節を動かすしかないため、とても書きにくかったです。書くだけでも精一杯の児童にとっては漢字を大きく書き、形を覚えていく必要があることを知りました。

 よく学校現場で行われている「空書き」ですが、空書き一つとってもポイントを押さえないとまったく意味のないものになってしまいます。悪い例として、手首が動いてしまい、指がどう動いているのかわからない、手首が動くとしっかり漢字が書けていないということがあります。そのため、手首を固定して丁寧に空書きをする必要があることを学びました。また、同じ漢字を3日続けて練習する必要があることを知りました。今日覚えたことは明日には10%、明後日には30%、1週間後には90%忘れてしまいます。そのため、1日やって終わりということではなく、3日かけて反復して行っていきたいです。

 今回の講演を通して学んだことは半年後、自分が子どもの前に立ったときに生かしていきたいです。大学では学べないことや実際の経験を聞くことができ、とても貴重な体験でした。これからも多くのことを学び続けていきます。(澤本)
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