野口芳宏先生講演記録の一つ

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 昨日(5月18日)のゼミでは、野口芳宏先生が言われる授業において傍観者を作らないために一つの方法「小刻みなノート作業」を映像とともに紹介しました。

 野口先生の講演記録はネットで容易に手に入ります。教師力アップセミナーでは、13年間にわたって講演をされておられますので、セミナーサイトからも見ることができます。

 以下はその一つです。2002年7月13日、小牧中学校で行われた野口芳宏先生の講演を私(玉置)が簡単にまとめたものです。ゼミ生は必見です。(玉置)

 野口芳宏先生1日たっぷり

ゼミ生による記録&写真が活用される

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 5月9日(土)、第1回教師力アップセミナーでは、我がゼミ生が記録係と写真係を仰せつかりました。

 ゼミ生は立派に責任を果たしてくれました。ありがとうございました。

 以下のサイトで、記録と写真を活用した報告がなされました。ぜひご覧ください。(玉置)

 第1回菊池省三先生セミナー1/2

 第1回菊池省三先生セミナー2/2

「心のサプリメント」から「そのひと言」

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 懇意にさせていただいている元多治見市教育委員会教育長の村瀬登志夫先生のご著書「生き方が変わる、心のサプリメント101錠」から紹介します。


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 そのひと言

 もう30年ぐらい前になるでしょうか。

 毛筆で書かれたこの言葉をどなたかからいただきました。

 この言葉を書かれた人、その由来などは、分かりません。

 でも、言葉の力を見事に表していると思います。

 そのひと言

 そのひと言で 励まされ
 そのひと言で 夢を持ち
 そのひと言で 腹が立ち
 そのひと言で がっかりし
 そのひと言で 泣かされる
 ほんのわずかな ひと言が
 不思議な大きな 力持つ
 ほんのちょっとの ひと言で

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 教師のひと言が児童生徒に多大な影響を与えることがあります。
 学生のころから自分の発する「ひと言」を意識しているとよいと思います。(玉置)

教材研究ノート公開

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 (特にゼミ生の皆さん対象の記事ですが)先日のゼミで「研究ノート」を作ることを勧めました。そのときに話した私の「教材研究ノート」を紹介します。

 一番上の写真は、今もとってある「教材研究ノート」です。20年から25年ほど前のノートが今でもとってあるのですから、どれほどこのノートに思い入れがあったかがわかってもらえると思います。今思うと、このノートは、自己の数学授業力を向上させるためにとても大切なものでした。

 ゼミで話したように、このノートには、授業を作る上での疑問や、今後考えていきたい、解決していきたいと思ったことを各ページの上部に書いておきました。
 
 したがって、ノートの上部だけにしか書かれていないページが何ページも続くときがありました。それでもいいのです。むしろ、それがいいのです。

 そのノートを時々パラパラと眺めていました。すると、ふと考えが浮かぶことがあるのです。本や新聞などを見ていて、「あっ、これはあの課題に関係あるぞ」と気づくことがあるのです。そのときに該当ページに書き足すのです。

 例えば、真ん中のノートの写真は、「授業は問いの連続でありたい」と書いてあります。あるとき、このように思ったのでしょう。そのためには、どのような授業をしたらよいかを思いついたときに書こうとして、そのままになってしまったということです。

 下のノートの写真では、「中点連結定理がうまく使えない」という課題が書いてあります。そのときの自分の問題意識ですね。そして、いつ書いたかわかりませんが、数行下に「どこに目をつけてどういうはずになるのかなあ」というつぶやきと言ってもいい記録が残してあります。
 このように、自分が抱えている課題をいつも意識して、ふと浮かぶことや明確になったことを記録していたノートが上の写真なのです。

 今はデジタルの時代ですから、ノートに書いておくというアナログの方法ではなく、もっと良い方法があるとは思いますが、自己の課題をいつも意識しておくためにも、そしてその課題解決に向けて気持ちを持ち続けるためにも、このようにして「見える化」しておくこと、そして「記録」しておくことをお勧めします。他によい方法があれば、みんなで共有化しましょう。(玉置)

 
 

地元の味岡児童館地域運営協議会に出席

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 本日(5月13日)午後7時から、地元にある味岡児童館の「地域運営協議会」に、委員の一人として出席しました。

 この味岡児童館については、思いが強いものがあります。というのは、児童館建設前からこの児童館に関わっているからです。

 地域の中学生や高校生、大人が一堂に会して、どのようにしたら地域の子どもたちが喜び、大人も関わってもらえる児童館になるのかというテーマで、長い時間をかけて話し合いをしたからです。私は主にその話し合いの司会をしました。

 その話し合いを受けて、味岡児童館は、施設そのものも運営のあり方も地域の声が大いに反映されたものになったのです。だからこそ思い入れが強いのです。

 「児童館に地域の大人も積極的に関わっていきましょう」という呼びかけがあります。私も自分ができることで貢献しようと考え、昨年は算数・数学自由研究作品に応募することを目的とした「サマーナイトスクール」を開催、また「子ども落語講座」を開きました。二つとも誇るべき成果を上げたのです。詳細については、機会を見て、ここで紹介します。

 まずは地域運営協議会に参加した報告でした。(玉置)

拙著「チームリーダーの仕事術」2刷決定

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 3月末に発刊した拙著「主任から校長まで 学校を元気にするチームリーダーの仕事術」が2刷決定とのこと。わずか1か月ちょっとで2刷になりました。手元においていただいた皆さんに大感謝です。(玉置)

教育コンサルタントの大西貞憲さんのブログにゼミ生登場

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 教育コンサルタント・大西貞憲さんのブログ「フォー・ネクスト」では、指導に入られた学校で参観された授業を題材にして、授業づくりに際して大切にしなければならない事柄や、教育に関する催しに参加された折に感じられた事柄などを、ほぼ毎日、発信しておられます。

 本日(5月11日)のブログでは、「菊池省三先生と若い先生、学生から刺激を受ける」と題した記事が発信されました。この中に、我がゼミ生が登場しました。

 以下に該当箇所を抜き出します。

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 教師力アップセミナーの運営のお手伝いに、新たに若手の先生、学生が参加してくれました。特に岐阜聖徳学園の玉置ゼミからは、地元ではない方もたくさん参加してくれました。大学以外の場でも学ぼうという意欲が素晴らしいと思います。玉置ゼミの学生に共通して素晴らしいと感じたのは、人に接する姿勢です。受付では参加者に資料をきちんと両手で笑顔をと共にて渡していました。簡単なことのようですが、なかなかできないことです。研究発表などに出かけても、受付で笑顔に出会えないこともよくあります。また、玉置教授から学生に紹介された時、みな素敵な笑顔で応えてくれました。笑顔の内に素直さを感じます。よい指導者の下、きっと素晴らしい先生として教壇に立つ日がくることでしょう。何年か先に彼らと学校で出会う日がくることを楽しみにしています。

 玉置ゼミのサイトでは、学生が読書などの日々の学びを発信しています。学生らしい素直な視点に好感が持てます。今回のセミナーでどのようなことを学んだのか、発信が楽しみです。

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 こんなにお褒めの言葉をいただきました。さあ、頑張りましょう。(玉置)

 ★ 大西貞憲の写真は、「フォー・ネクスト」のサイトから引用しました。

よくわきまえているゼミ生が嬉しい

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 本日(5月9日)、教師力アップセミナー(菊池省三セミナー)のお手伝いをしてくれたゼミ生の皆さん、ありがとうございました。

 参加姿勢や服装、会場までのアクセス方法など、大学3年生にもなれば指示する必要はないだろうと思いつつ、正直、不安はありました。その証拠に、会場の大口中学校正門前で集合時刻の20分も前から待っていました(笑)。

 君たちを見て、不安は一気に吹き飛びました。集合時刻までに余裕がある会場到着、服装は写真のとおり、名札も用意し、中にはシューズまで持参しての参加。

 「玉置さん、いい学生さんだねえ。笑顔を絶やさず受付をしていてくれますよ。指示されていないことも状況を判断して動いていてくれますよ」

 私が長年お世話になっている厳しい方から、このような嬉しい言葉をいただきました。

 初めての出会いの場で、「ABCDの原則」の話をしました。「A=当たり前のことを、B=バカにしないで、C=ちゃんとやれる人こそ、D=できる人」。今日のあなた方はまさに「できる人」でした。(玉置)
 

お母さんの願い

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 私が所属する「愛される学校づくり研究会サイト」では、教師を目指している皆さんにとても役に立つコラムが、ほぼ毎週発信されています。

 この「お母さんは学校の応援団長」もまさにその一つです。書き手は前小牧中学校PTA会長の斎藤早苗さんです。

 私が小牧中校長であった3年間、私(校長)の考えをとてもよく理解していただき、「PTAの部屋」というサイトを通して小牧中学校の教育を応援していただいたり、学校と保護者の強い連携を生み出すための様々な活動をしていただいたりした方です。

 今回は、「子どもにつけてほしい力(1)」と題したコラムです。子どもへのメッセージのようですが、実は学校教育に対して、特にプロ教師に対してのお母さんの願いが書かれています。ぜひ一読してください。

 なお、コラムの中で次のようにも書かれています。

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「書く」ことは、大人でも苦手な人が多いようです。
 書きたい内容の論点を整理して、人に伝わるように言葉を選び、文章にすることは難しいことですね。 ここでも、たくさんの言葉を知っていることは、重要な要素になります。
 文章は、たくさん書く練習をすることでコツがつかめますし、慣れてこれば書くことに抵抗感もなくなってくると思います。
 「手紙」のように、重要なコミュニケーションのツールとなる作文もありますし、考えを整理することにも役立ちますから、「書く」こともしっかり学んでほしいことですね。

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 私が皆さんに言っているように、斎藤さんも「書くことによって学ぶ」ことの大切さを示されています。(玉置)

伸びる教師の条件

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 この三つの言葉は、私が教員研修会で講演をさせていただくときに、必ず示すものです。

 伸びる教師の条件は「素直であること、勉強好きであること、プラス思考ができること」であると、いろいろな方が述べておられます。36年間、公立教員として生きてきて、この条件にはまったく異論がありません。

 この中でも最も大切なことは「素直であること」だと思います。

 経営の神様と言われている、パナソニックを一代で築き上げた松下幸之助さんは、「必ず素直になりなさい」と教えておられたとのこと。

 以下のサイトでは、松下幸之助さんが書かれた「素直な心になるために」の著書がほとんど読めるサイトです。一読するとよいと思います。お勧めのサイトです。

 ※ ゼミ生の皆さん、「このサイトのこの言葉に特に感じ入りました」ということがあれば、ぜひこのHPで紹介してください。(玉置)

 PHP研究所「素直なこころになるために」

有田先生の笑顔は忘れられない

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 このHPにすでに何度も登場されている写真の有田和正先生。

 写真は、2013年2月16日(土)に東京ビックサイトで私(玉置)たちが主催する「愛される学校づくりフォーラム」で、社会科の模擬授業をされたときのものです。

 45分間、終始、この笑顔を絶やさず、「6年生最後の社会科授業をどうするか」のテーマのもと、素晴らしい授業をしていただけました。

 実は、この日の有田先生の体調は最悪の状態と言ってもよいほどでした。控室では襲ってくる腰痛をこらえ、ほとんど口を開かれることはありませんでした。主催者の一人として有田先生のご登壇はやめていただかなければいけないと思ったほどでした。

 しかし、舞台にこしらえた教室に足を入れられた途端、この笑顔なのです。誰一人、有田先生のお体の状態を想像すらしなかったと思います。

 子供の前に立つプロ教師の姿はこうあるべきだと、まさに身をもって教えられたのです。

 有田先生はこのフォーラムの後、こうした表舞台に立たれることはありませんでした。そして2014年5月2日、有田先生はご逝去されました。(玉置)

プロ教師の凄さを知る

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 「ふれあい体験」(学校終日見学)の事前指導でのことです。

 三重県で初任者指導をされておられる中林先生からいただいた通信を使わせていただきました。その通信には、ある2年目教師の授業場面が写っています。中林先生は、初任者に写真から読み取れる多くのよさに気づかせようと通信を発行されました。

 事前指導においても、まずは写真を見せ、どのようなよさに気づくかを挙げさせました。大学1年生の4月ですから、授業を見る目は当然ありません。

 個人で考え、グループで話し合わせた後、発表された気づきは下の写真です。

 その後、中林先生が書かれた通信を読んでもらいました。上の写真です。いかがでしょうか。プロ教師の気づきにとても感じ入っている大学生の様子が写真からもわかっていただけると思います。(玉置)

野中信行先生の動画

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 元横浜市小学校教諭、初任者指導者アドバイザーである野中信行先生の学級づくりの核心「3・7・30の法則」を記事にしてくれた人がいます。

 野中先生の映像はネットで見ることができます。

 例えば、ここです。「1年間をがんばりぬく学級づくり・授業づくり」講演のダイジェスト版です。

 上記のサイトは、「明日の教室」というセミナーでの講演をDVDにしましたので、ぜひ買ってくださいというPR動画サイトです。わずか4分間で終わります。一度見てみるとよいですよ。
 

がん教育・小児がん啓発副読本プロジェクト打ち合わせ

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 本日(4月28日)、鈴木中人さんが研究室にお越しになりました。

 鈴木さんは、1992年にご長女が小児がんを発病、そして亡くなられたのを機に、小児がんの支援活動やいのちの授業に取り組んでおられる方です。

 私が小牧中学校長時代には、講演をしていただいたり、鈴木さんが作られた映画を全校で鑑賞したりしました。

 こうした縁もあって、タイトルのプロジェクトに関しての相談に来られたのです。しばらくすると、このプロジェクトの概要をお伝えできると思います。

 小牧中学校時代の「命を実感する教育」実践を通して得た知見をこのプロジェクトに生かすことができたらと思いながら、お話をお聞きしました。

 写真は本学正門前で撮影しました。(玉置)

連載コラム更新

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 明治図書「教育zine」サイトにコラムを連載しています。

 このたび「学校を元気にするチームリーダーの仕事術」の第11回を発信しました。
 
 タイトルは「言葉かけは、内容よりもタイミングが大事!?」。

 子供を育てる上においても、とても大切なことを書きました。

 ぜひ読んでください。

「明日の教室」で向後千春さんから学ぶ

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 4月25日(土)は京都橘大学へ開催された「明日の教室」での向後千春先生によるセミナーに参加してきました。

 向後先生は、「教師のための教える技術」などの本を出されている早稲田大学の先生です。

 向後先生は、「教えることは誰でも必要な技能」だが、「学校では習ってこなかった」「教えたつもりだらけの教育があちこちにある」、これを打破したいという思いで研究されている方です。

 すでに本は読んでいましたが、実際にどのようなセミナーとなるのか、とても興味があり、出かけてきました。

 やはり自ら動いてみるものです。多くのことを学ぶことができました。ゼミの折にお話ししたいと思います。(玉置)

東井義雄先生の言葉(1)

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 致知出版社から「東井義雄の言葉」という本が出されています。
 先日、この本の著者である西村徹先生にお会いしました。

 東井義雄先生は、日本の教育者で、小学校教師として奉職され、多くの著作を残されています。また、ペスタロッチ賞、正力松太郎賞、平和文化賞、小砂丘忠義賞、文部省教育功労賞受賞など数々の賞を受けられた方です。お生まれの兵庫県には「東井義雄記念館」もあります。

 西村先生が書かれた本の中から、「東井義雄先生の言葉」を随時紹介します。

 先生方には、
 せめて子どもに負けないくらいの
 生気のある朝のあいさつを
 帰りには生気のある
 明日の出会いを期待したあいさつを
 お願いしたい


 ゼミのときにも、このときを忘れず、互いに元気にあいさつをして学びを始めましょう。(玉置)


平成27年度小学校6年生算数B問題

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 B問題は、知識・技能等を実生活の様々な場面に活用する力や,様々な課題解決のための構想を立て実践し評価・改善する力などを見とろうとしています。したがって、毎年、このような問題が出題されています。

 どのような授業をすると、このような問題を解決できる子供が育つのか、これを考えることも授業づくりにおいてはとても大切なことです。

保護者に伝えておきたい言葉(1)

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 私(玉置)が好きな言葉で、保護者によく言っていた言葉。

 木は光を浴びて育つ  人は言葉を浴びて育つ

 いつも温かい言葉を耳にしてきた子供の心は素直で豊かです。

ABCDの原則

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玉置が校長であったときに言い続けた言葉。

それは「ABCDの原則」。

A=当たり前のことを
B=バカにしないで
C=ちゃんとやれる人こそ
D=できる人
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