【6月8日ゼミ記録】玉置先生が考える授業

画像1
 玉置先生は授業とはどうあるべきかを考える中で、他の違うことと比較することで答えを見つけたそうだ。それは講義との比較である。

講義とは一番大切なことを教師が言うもの。
授業とは一番大切なことを子どもが言うもの。

 これを受けて私は実際の教育現場にたったとき、今日の授業は授業であったと胸をはって言えるようになりたいと思いました。

 また、玉置先生は続けて学校の先生はいい人すぎるとお話しくださった。
 例えば、子どもに「地図をみて気づいたことは?」と先生が問うと、子どもは「ぶん、ぶん、ぶんがいっぱいあるよ!」と答えた。それに対して、先生は「そうだね、小学校、中学校がたくさんあるね。」と答えた。

 これでは子どもの発言から勝手に先生が読み取って、先生が大切なことを言ってしまっている。先生はものわかりが良すぎるために子どもの言いたいことのその先を言ってしまっている。これではだめだ。ときにはものわかりが悪くなることも必要であり、「ぶん、ぶん、ぶんって蜂でも飛んできたのかい?」と聞き返してやれば、「違うよ、先生!文って学校のことだよ!」と答えてくれる。

 子どもが話したくなるような授業にしていくことで講義ではなく、授業になっていくのだと学びました。(小川)

授業のUD化と自己肯定感

画像1
6月13日(土)に第2回教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回の講師は志水廣先生と大羽沢子先生。授業のユニバーサルデザインについての解説があったあとに、志水先生が模擬授業をしてくださった。

模擬授業中の志水先生が発する言葉や動きにはそれぞれ意味やねらいがあり、子どもが伸び伸びと授業を受けられるようになっていた。自分が子どもだったらぜひ志水先生の授業を受けたいと思う。

以前ゼミの時間に「丸つけ法」の映像を見たことがあったが、実際に間近で見る志水先生の丸つけのスピードには驚いた。ひとりひとりに「できた!」を感じさせることが子どもたちの自己肯定感を高めることにつながることを知り、スモールステップの素晴らしさを模擬授業から学ぶことができた。

講演終了後には志水先生、大羽先生に質問ができ、今後の研究に対するアドバイスをいただくことができた。自分の研究テーマに大きく関わる貴重なお話を聞くことができたセミナーとなったので、参考にしながら自分なりの追究をしていこうと思う。(松井)

画像2

ユニバーサルデザイン

画像1
私は先日、第二回教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は、ユニバーサルデザインの授業について、志水先生と大羽先生がお話をしてくださいました。

授業のユニバーサルデザイン化とは、「学力の優劣や発達障害の有無にかかわらず、全員の子どもが楽しく、分かる・できるように工夫、配慮された通常学級における授業デザイン」のことです。最初は何か特別なことや難しいことをしなければいけないのかと思いましたが、ちょっとした教師の配慮や工夫で、ユニバーサルデザインの授業に近づけることが分かりました。

1番印象に残った具体的な実践例は、授業の展開の視覚化です。これは、黒板の端に、「ふりかえる、つかむ、くりかえす、ひろげる、たしかめる、まとめ」のカードを順に貼り、学習内容を明確に示すことです。一見簡単なことに感じますが、このようにしている授業は私は見たことがありません。こうすることで、子どもは「今日はここまでやるんだ、頑張ろう。」や、「今はまだくりかえすだけど、時間が後少ししかない。」などと、自分自身が授業の見通しを持って、授業に参加することができます。

私は、学習塾の講師のアルバイトをしていますが、子どもから、「今日はどこまでやるの、何時に答え合わせするの」といつも聞かれます。今日のお話も関連して、子どもは皆自分で見通しを立てて勉強したがっていることがよく分かりました。そんな子どもの意識を潰さないような配慮をすることが、ユニバーサルデザインの授業に繋がっていくのではないかと思いました。(牧野)

ユニバーサルデザインの授業

画像1
本日(6/13)は、第2回教師力アップセミナーに参加させていただいた。

今回は志水廣先生と大羽沢子先生による、ユニバーサルデザインの授業とはどのようなものなのかという説明と、志水先生による実際の模擬授業が行われた。

ユニバーサルデザインの授業の話を聞いて、授業って教室にいる全員が理解して初めて成り立つんだと思った。この子はできないから仕方ないと、教師が決めてしまうのではなく、全ての子が問題を解決できるような教師の指導が大切であると感じた。

講演の中で観たビデオでは、クラスにいる子どもたち全員が問題を解きたくて解きたくてたまらないような様子であった。だから自分は、この授業が「生きる力」の三本柱の一つである「確かな学力」を育めているのではないかと思った。確かな学力とは、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し行動し、よりよく問題を解決する能力などのこと。

映像の子どもたちは、自ら学んでいこうとしていた点で、「生きる力」の一部分をクリア出来ていたと思った。

だから、ユニバーサルデザインの授業のように、クラス全員が理解できる授業を行うことは、「生きる力」を育むことにもつながるのではないかと思った。(中田昂)

「生きる力」と「死ぬ力」

画像1
「生きる力」の「生きる」の対義語は、「死ぬ」という言葉。
ということは、「生きる力」の対義語は「死ぬ力」になる。

変な言葉だ。

そう考えると「生きる力」というのは、死なないための力ということができる。そうすると、文部科学省が示しているような「生きる力」がとてもレベルの高いものであると思う。

文部科学省で示しているのは、「次の世代に生きる子どもたちが、よりよく生きる力」であると思った。(中田昂)

教育の目標

画像1
教育基本法 教育の目標 第2条第1号

「幅広い知識と教養を身につけ、真理を求める態度を養い、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。」

この文で、知徳体のバランスを養おうとしているのがわかる。最重要の文だと思ったので、取り上げた。(中田昂)

【6月8日ゼミ記録】私の発表(佐藤広樹)

画像1
先日のゼミで私は研究の歩みを発表した。(発表レポートはこちら)。

テーマを変更してまだ間もないこともあり、今後どんなことを研究していくべきなのか、先生や仲間からの意見は、一つ一つが貴重なヒントとなった。具体的には、以下のような質問や意見をいただいた。

○モチベーションが保てない子どもに対して、「今は休憩中なんだ。」の後にかけられる言葉は?(今考えているところで)
→モチベーションが保てない子どもでも頑張っている。そんな姿を認め、褒めてあげたい。

○教師と子どもの上にある知識とは何か?
→推測だが、学ぶべき最低限の知識だけではなく、そこからさらに発展したものも含まれる。

○教師と子どもが同じ立場でも良いのか?やはり教師が上に立つべきでは?
→確かにその関係は大切である。ただ、一方的に教え込むという関係になってはならないので、子どもを中心に考えていくべきだと思う。

最後に玉置先生から、子どもが「問いを発する」ことが大切だというアドバイスをいただいた。私は子どもの思いや考えにポジティブにはたらくような言葉を研究していくのだが、教師の一方通行になってはならない。あくまでも子どもを中心に考え、そして子どもがどうなることを目指すのか。今後の研究でもっと明確にして、自分なりに子どもを変えられるような言葉を見つけていきたい。(佐藤)

なぜ

画像1
「『生きる力』を育む授業」(武田忠著)の本の中で、とっても印象に残った詩があったので紹介。

***

『なぜ』 川崎洋

なぜ 風は
新しい割りばしの様に かおるのだろう
なぜ 鳥は
空を滑れるのだろう
なぜ 夏蜜柑は酸っぱいのだろう
なぜ 海は
色を変えるのだろう
なぜ たった一人の人を愛するようになるのだろう
なぜ 涙は嬉しいときにでも出るのだろう
なぜ フリュートはあんなに遠くまでひびくのだろう
なぜ 人はけわしい顔をするのだろう
なぜ ギターの弦は5本でなく7本でなく6本なのだろう
なぜ
なぜ
なぜ

そして 人は なぜ
いつの頃からか
なぜ
を言わなくなるのだろう

***

とっても考えさせられる詩だ。(中田昂)

【6月8日ゼミ記録】私の発表(牧野紘子)

画像1
先日のゼミで、自分の研究がどれだけ進んでいるのかを発表しました。私の研究テーマは、「学級づくりを、基本となる活動に重点を置いて考える」ことです。今回は、係活動の例を挙げて説明しました。(レポートはこちら

玉置先生に貸していただいた、野中先生の『学級づくりの三原則』を参考に、みんなが一人一つの役割を持つことにおいて、自分の考えをまとめました。みんなからは多くの質問をしてもらいました。

◯配付係のように、毎日しなければならない係があるが、一人では大変ではないか
→班の中で、一人を決め、班専門の配付係にする

◯毎日しない他の係活動はどうするのか
→別で設ける、これはグループ編成にしてグループのみんなで仕切ることを大切にする

◯日常当番と日直がかぶらないか
→クラスの状況を見て、どこまでを日直の仕事にするか、先生が決める

みんなから、質問をしてもらって、とても刺激になりました。また、玉置先生からは今後調べてみると、私のテーマの解釈に役に立つことも教えていただきました。
今後は、多くの文献を読み、具体的な例を集めることを進めていきたいです。最終的には、自分なりの原則を見つけたいと思っています。(牧野)

【6月8日ゼミ記録】私の発表(大澤彩佳)

画像1
先日、”私の研究への歩み”という形で、研究の途中経過を発表しました。

わたしの研究テーマは、「教師と児童との信頼関係を大切にする学級づくりのあり方」です。今回は、玉置先生が薦めてくださった、田中博史先生著書の「子どもが変わる接し方」から学んだことを発表させていただきました。

わたしは、子どもとの距離を縮める方法として、手をタッチしながらあいさつすることとささやき戦術を取り上げました。また、田中先生のほめること叱ることにおける考え方についても発表しました。

発表後、ゼミ生から多くの質問をいただきました。

○普通にあいさつをするよりも、子どもと手をタッチしてあいさつすることで、教師と子ども間の距離が縮まると言っていたが、手をタッチするような行為が苦手な内気な子にはどのように接するのか。
→手をタッチしながらあいさつをすることを、強要してはいけないし、子どもの実態に応じて行わなければならない部分があると思う。今後、内気な子が心をひらいてくれるような、教師側の働きかけも、研究していきたい。

○子どもは3段階でほめるのがよいと書かれているが、優秀な子ばかりが、みんなの前でほめられるような事態はおこらないか。
→どんな子にもいいところは必ずある。教師側が努力すれば、毎回ほめられる子とほめられない子がいるというような格差はうまれないはず。1人ひとりのいいところを探し、ほめて自信をもたせるべき。

○叱るのは全体の場でするべきか。
→全体の場で叱るべき場と個別で叱るべき場がある。

○叱るとき感情的になってしまう。叱ることをなるべく減らしたいがどうすればよいか。
→一定の基準をもって子どもを叱ることや、その基準に幅をもたせることに気をつければ、自然と叱る機会が減る。

○叱る基準に幅をもたせるとはどういうことか。
→子どもがいくら努力してもそれだけではどうしようもないこともある。基準を守れなかったからといって、ただやみくもに叱るのではなく、その子どもの背景にあるものを理解したうえで、対応しなければならない。

今後は、玉置先生からのアドバイスにもあったように、学級経営をされてきた先生方の本をたくさん読み進め、教師が児童に対してどのように働きかけていけば、教師・児童間に信頼関係のある学級がつくられるのか、研究していきたい。(大澤)



初等教科教育法 生活

画像1
画像2
本日の生活の授業で、外に出て大学の周りにどんな草木があったり、どんな生き物がいるのかなど見に行った。実に楽しい授業だった。

名前もわからないような草木がたくさん。自分が生活していく中で必ず目に映っているものなのに、知らないことたくさんあるんだなと改めて感じた。

子供にもなんの木か、なんの草か聞かれるだろう。子供と一緒に勉強していくのもいいと思うが、今のうちに覚えておいて、聞かれた時にパッと答えれるようにし、先生すごいなと思われるようにしたい。

具体的な活動を通して学ぶ生活という授業は、授業の名の通り生活で活かせることを学べる教科だと思った。この教科こそ、「生きる力」を最も育むことができる教科ではないだろうか。(中田昂)

継続は力なり

画像1
土曜日にインターンシップで、生徒の学力サポートとして活動させていただきました。
個別で生徒の様子を見回っていると、毎日の宿題をためて1週間分を1授業の時間の中で終わらせようとがんばっている生徒もいました。その子に話を聞いてみると、塾や部活で忙しくてなかなかできないようです。私は、確かに忙しかったらできないよね。と納得してしまいました。継続することは難しいことです。しかし、この継続の力は将来自分の武器になります。なので宿題でも部活でも他のどんな場面でもいいので何か一つ欠かさず継続するものを持ってほしいなと思いました。(小川)

部分肯定

画像1
 来週開催の教師力アップセミナー講師である志水廣先生の『子ども、教師、学校が変わった「○つけ法の」の奇跡 ー「どうせできねーもん」からの脱却ー』を読みました。

 この本では○つけ法の理論や実践が書かれています。

 その中で印象に残っているのは「部分肯定をする」ということです。○つけ法では×をつけず、部分肯定の○をつけます。

 例えば3桁の筆算で答えが間違っていたとしても、「なるほどね、1の位は合ってるよ」と部分肯定の声かけをして1の位に○をつけます。算数が苦手な子にとってたとえ一部分であっても自分のノートに○があるということはとても嬉しいことだと思います。

 この本には実際に○つけ法を実践したノートの写真も載っていて先生方がどのように○をつけているかを知ることができます。

 私は今まで算数のノートで○がある場所は答えのところだけだと思っていました。しかし、子どもたちのノートには考える過程で書かれた絵や図、途中の式などいろいろなところにたくさん○がついています。

 私も子どもたちの「できる」を見つけて認めることのできる先生になりたいと思いました。(渡部)

書くことを通して

画像1
「ゼミのホームページを作ろう」という玉置先生のひと声から始まったゼミ学生と先生で作り上げるホームページ。玉置先生が様々な場面で情報を発信してくださっていることもあり、今では大学の友人に限らず、学校の先生や教育に従事されている多くの方々にホームページの記事を読んでいただけている。

先日、中林則孝先生が玉置先生宛てにホームページへのコメントを寄せてくださった。「他の人に見られるということがより質の高い学びにつながる」ということを教えていただき、「自信がある文章だけでなく、日常的な学びを発信していくことが大切である」というアドバイスもいただいた。

正直に言うと、いつも自分が書いた記事には自信がなかった。「これで伝わるだろうか、文章はおかしくないだろうか…」という思いは常にある。そして、良い記事を書きたいという気持ちがあったことも確かだ。そんな自分にとって(他のゼミ学生にとっても)中林先生のコメントは記事を書くときの気持ちを前向きに変えてくれるものだった。やはり書くことからがスタートなのだ。

まだホームページ開設から2ヶ月だが、読んでくださる方々がいることで私たちはより深く学ぶことができている。書くことを通して12名がより今後も学びを深めていけるホームページにしていきたい。いつも記事に目を通してくださる方々に感謝します。ありがとうございます。(松井)

 ※ 写真は7号館前から見る本館風景です。(玉置)

【6月1日ゼミ記録】私の発表(堀江恵里花)

画像1
先日のゼミで、自分の研究がどれだけ進んでいるのかを発表しました。
私の研究テーマは「子どもの個性を尊重する学級経営のあり方」です。
今回は、『個性について自分なりの定義』と『個性を発揮できる環境』について発表しました。(レポートはこちら

私は菊池省三先生の本を参考にして、個性の定義を「一般性を身につけた上で出てくる自分らしさ」と定めました。そして、個性が発揮できる環境としては、「子ども一人ひとりが安心し、自信を持っている学級」である必要があるということを発表しました。

発表後、次のような質問があり、以下のように答えました。

○一般性を身につけると言っても、それが難しい子どもにはどのような指導をするのか。
→今後の課題にする。

○一般性を身につけるためにはどうしたらいいのか。
→「3・7・30の法則」で学級の中でのルールを守るようにする。

○一般性を身につけないと個性は本当に出ないのか。
→一般性を身につけていない上での個性は、自由奔放となってしまい、学級においての個性発揮と言うには少し違うと思われる。

他にも質問はありましたが、上記の3つの質問に対して、少し曖昧な答えとなってしまったので、今後、研究していって、はっきりさせたいと思います。

また、「個性というものを、能力面で見るのか、見た目で見るのか、表現方法で見るのか…など、ある程度絞ったほうがいいのではないか」という意見をもらいました。

今後の課題も見つかり、研究を深めていく内容も分かったので、これからどんどん進めていきたいと思います。(堀江)

【6月1日ゼミ記録】私の発表(浦珠美)

画像1
先日のゼミの時間から、ゼミ生1人1人が今まで研究してきた内容を順番に発表し合うことになりました。

私が今回発表したことは、「学校で起きているいじめ問題にどう向き合うか」。

いじめの定義、現在のいじめの特徴を中心に調べ、そこから教師はどうしていくべきなのかを考え自分なりにまとめてみました。(レポートはこちら

その後、ゼミのみんなから多くの質問をもらいました。

「ネットいじめはどう発見するか。」→確かに発見しにくいなと感じた。(要調査!)

「子どもは例えばどのような方法でSOSを送っているのか。」→目で訴える、辛そうである、顔が暗いなどがあると考える。(自分が辛い時どのように人に伝えようとするかで考えてみる。)

「今は差異を生み出すためにいじめが行なわれているのならば、昔はどうしていじめがあったのか。」→自分より劣っている人をいじめることで、自分が優位な立場にいると感じたかったからだと考える。(今も昔も、“差異”が鍵!?)

はっきりと答えることのできない質問もあったのですが、改めて調べたことに向き合うよい機会がもらえました。

調べ、まとめ、発表し、質問を受け、さらに考える…。このサイクルを活かして、研究のテーマにしている「居心地のよい学級づくりのあり方」に迫っていきたいです。(浦)

ユニバーサルデザインの授業

画像1
私は最近、志水廣先生、大羽沢子先生著書の「算数授業のユニバーサルデザイン」という本を読み始めました。

第2回教師力アップセミナーの講師の先生が書かれた本だから、という軽い気持ちで読み始めたのですが、自分の研究のヒントとなるようなことが多く書かれていました。

ユニバーサルデザインの授業とは、どの子も「分かる、できる」と感じることのできる授業だと書かれています。
学習環境、フォローする一言があるかないか。
少しの工夫や教師の行動で授業の中身は変わっていきます。

私は研究内容の1つでもある学校でのいじめ問題について調べていく中で、いじめが起きてから対処を始めるのではなく、前もっていじめが起こらないような対策を教師はすべきであるということを考えました。
授業でそのような対策をするならば、劣等感などをあまり感じさせないユニバーサルデザインを考えた授業はとても有効なのではないかと思います。

読み進め、気付いたことをまた記事にまとめたいと思います!(浦)

【6月1日ゼミ記録】教師が大切にすべきこと

画像1

学生2名が研究テーマについて発表、お互いに質問をし合って研究を深めた後に、玉置先生が36年間の教師人生をふり返り、教師人生が大きく左右された出来事を話してくださった。

それは「数学の神様」と呼ばれた馬場康雄先生とのエピソードであった。一宮市に勤めておられた馬場先生の勉強会に、玉置先生は小牧市から参加されていたそうだ。同じテストの平均点を比べてみても馬場先生の平均点が7,8点も高く、テストの点を上げることに自信があった当時の玉置先生でも敵わなかったそうだ。

コンピューターを使った授業を行っていた玉置先生は、一宮市のある学校で行われたコンピューターを使った研究授業に助言者として招かれた話をされた。その時のもう一人の助言者は馬場先生だったとのこと。

コンピュータ室に入ると、生徒の中には金髪の生徒が一人。あのような生徒がいては、さぞかし「授業はやりにくいだろうな」と玉置先生は思ったそうだ。

無事に授業は終わり、研究会で助言者に話が振られた。すると馬場先生は突然、

「お前なんか教師を辞めちまえ!」

と怒鳴った。

「あなたは50分間金髪の生徒に一言も声をかけなかった。それは50分間かけて他の生徒に、ああなったら見捨てられるということを伝えたと同じだ」

静まりかえった教室で、次に玉置先生に助言を求められたが、何も言うことはできなかったと仰った。

心のどこかで「できない子はしょうがない」と思っていた自分を反省し、それが授業を見直すきっかけになったと玉置先生は仰った。子どもを伸ばすことが教師の大切な仕事。一人一人を伸ばしていこうとしなければならない。授業づくりや学級経営を考えていく前に、教師とは何かという原点に立ち返るようなお話を聞くことができた。(松井)

※ このエピソードは、2012年度発行の「VIEW21(pdf)」でも読んでいただけます。写真は、その一部です。

生きる力の基礎はコミュニケーション

画像1
菊池省三先生は、「生きる力の基本にコミュニケーションがある」と本の中で言われていた。

つまり、コミュニケーションができなければ「生きる力」がないということか。

確かにコミュニケーションができなければ、社会で生きていくことは難しい。現在はグローバル化により、さらなるコミュニケーション能力が求められていると感じる。

自分も、人前に立ったり、街中で人に道を聞いたりするのが、とても苦手だ。

「知徳体」どれを伸ばそうとしても、言葉によるコミュニケーションがとても大切であると感じた。(中田昂)

群れから集団へ

画像1
私は先日のゼミで、学級を群れから集団にすることを少しお話しました。私が今読んでいる野中信行先生の、学級づくり3原則という本に、集団について書かれていたので、ご紹介します。
まず、学級を集団化することは、子どもたちが自分たちで自分たちを動かしていくこと、だとありました。私はなるほどと思いました。今まで集団というのは、教師の指示を聞いて子どもたちが的確に動くことをイメージしていたのですが、最終的には、子どもたち自身が動かしていくことが大事なのだと考えさせられました。
また、集団に近づけていくために、「ちょこちょこ学級会」を行うと良いとありました。これは、学級の中で困ったなと思うことがあったら、すき間時間を用いて、学級のみんなで話し合うというものです。私が小学生だったころを思い出すと、学級会は年に数回で、意見も少なく、形式的なものだったと思います。しかし、この「ちょこちょこ学級会」は、学級の決まりや目標をこまめに話し合う機会になり、学級が集団へと近づく一つの手段になると強く感じました。(牧野)
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

27ゼミ生レポート

教育資料