北里中学校公開授業研究会4限国語を参観して (渡部)

画像1
 5月12日、小牧市立北里中学校で行われた公開授業研究会に参加させていただきました。私は二つの授業を見させていただきました。

 最初に見させていただいた授業は3年生の国語「握手」の授業です。授業の最初に先生がスライドを使った内容の復習をしていらっしゃいました。話の中に出てくるプレーンオムレツを選ぶ問題や、ルロイ修道士のジェスチャーの意味を確認する問題などがテンポよく出てきました。

 私は国語の授業でどのようにデジタル機器を使用したらよいのか分からず、教育実習でも資料を見せるために使うことしかできませんでした。このように授業の始めに楽しく復習ができるようなデジタル機器の使用ができるようになりたいと思いました。

 授業の中では何度もグループで話し合う場面がありました。偶然、男子生徒同士が話をしているときに、女子生徒がその話にさっと参加した瞬間を見ました。

 当たり前のことなのかもしれませんが、私は座席が市松模様だから自然と視線が交わり話に参加しやすかったのだと思いました。学び合うための環境整備として市松模様の座席は効果的なのかなと改めて感じました。

 また、授業の最後に先生が印象に残った表現を一つ選んでその理由を書くように指示をしていらっしゃいました。私は一つというところがポイントなのではないかなと思いました。一つ選ぶとなると生徒たちはどの表現にしようかと慎重に選ぶと思います。その過程では迷っている表現を天秤にかけながら「こっちはここがよくて…でもこっちはここが気に入っていて…」と自然と表現について吟味すると思います。このことが次の時間の小説を書くという学習につながると思いました。学習の中で、たくさん見つけることを求めるのか、一つに決めるのかを判断することが必要なのだと感じました。(渡部)

第1回教師力アップセミナー(金大竜先生)に参加して(牧野友)

画像1
5月8日に教師力アップセミナーに参加しました。講師は金大竜先生です。金先生の講義はただ座って聞くというものではなく、実際に体を動かして体験して学ぶことができるものだったので、とても楽しみながら参加することができました。


金先生の講義を聴いて私の思う教師のありかた、教師は子ども達とどの様に関わっていく存在であるのかということについて見直さなければならないと感じました。私の中で教師は自分が正しいと思うことを子どもに伝えて、行動させるものだと考えていました。

 しかし、これは教師の都合のいいような子どもたちを育てようとしているだけで、子どもの気持ちを理解していないと気づきました。先生は講義の中で「教師は『話せ』といったらすぐに話してほしい。『やめ』といったらすぐに作業を止めてほしい。これはおかしいですよね」とおっしゃっていました。文字化してみるとよりおかしいと思いますし、教師でない人がこのようにしていたら自己中心的な人だなと私は思うと思います。冷静に考えればおかしいと思うこともきっと今の私が教壇にたったら平気で使ってしまうのだろうと感じます。どんなことが起きるかわからない毎日ですぐに言葉を選んで子どもたちに話すことはとても難しいことだろうと思います。だからこそ今はたくさん本を読んで様々な人の考え方を知っていくことが大切であると考えます。

 もう一つ気になった金先生の言葉があります。それは講義中常に言われていた「これは僕の実践例であって全てに当てはまるということではありません。」です。私は先生の考えを参考にしていこうと思っていたので、なぜそのような事をおっしゃるのかその時は分かりませんでした。

 しかし、先生がゼミに寄贈してくださった『一人ひとりの凸凹に寄り添う「気になる子」「苦しんでいる子」の育て方』を読んで、先生は本当に真剣に一人一人に向き合って、その子に合うやり方で進めていかれていることがよくわかりました。子どもは一人ひとり考え方も環境も違うので同じことが当てはまることはありえないのだと感じました。この著書には私が参考にしていきたいと思う事柄がたくさんあり、とても勉強になるのでまた後日自分なりにまとめさせていただこうと思います。

今回の教師力アップセミナーは、私の中の先生のありかたを見つめ直すきっかけになりました。講演してくださった金大竜先生、紹介してくださった玉置先生に感謝しています。ありがとうございました。(牧野友)

5月9日第一期生ゼミ記録(中田啓)

画像1
 5月9日、前期第4回目のゼミがありました。前半は教育新聞を使って過去問演習、後半は面接の問題について考えました。

 今回の問題は「特別支援教育」について、そして以前やった「学校教育法、施行規則、教育公務員特例法」の復習でした。

 答え合わせの中で「合理的配慮」について話題にでたので調べてみました。「障害者の権利に関する条約では「障害者が他の者と平等にすべての人権及び基本的自由を享有し、又は行使することを確保するための必要かつ適当な変更及び調整であって、特定の場合において必要とされるものであり、かつ、均衡を失した又は過度の負担を課さないものをいう。」と定義されています。

 文部科学省のHPでは以下の3つが「合理的配慮」として考えられています。
(ア)教員、支援員等の確保
(イ)施設・設備の整備
(ウ)個別の教育支援計画や個別の指導計画に対応した柔軟な教育課程の編成や教材等の配慮

 つまり、障害を持った児童生徒も他の児童生徒と同じ様に学校生活を送ることができるよう、体制を整えることなのかなと思いました。文部科学省のHPに「合理的配慮」の例が載っていたので参考にしてください。

 後半の面接問題は「校則を常習的に違反する子どもがいます。あなたならどのように指導しますか。校則の意味にも触れて説明してください。」というものでした。

 文部科学省HPからの引用です。「校則とは,児童生徒が健全な学校生活を営み,より良く成長・発達していくため,各学校の責任と判断の下にそれぞれ定められる一定の決まりです。校則自体は教育的に意義のあるものですが,その内容・運用は,児童生徒の実態,保護者の考え方,地域の実情,時代の進展などを踏まえたものとなるよう,積極的に見直しを行うことが大切です。」

 今回の問題の×回答は「校則は絶対守られるべきものであり、曖昧にせず、許容せず、徹底して指導する。」というものでした。この回答について何がいけないのか聞かれ、人間味がないということが上がりました。人間教師であり、子どもの背景には何があるか分からない、だからこそ話を聞くことが大切だとわかりました。

 模範回答は「社会生活を送っていく上でも決まりは絶対に存在します。そして学校生活では時間や髪の色、服装など学校が重視しているもの、2分前着席や給食を残さない、掃除を時間いっぱい行うなど各教師や委員会が決めた大切にすべきものなどのスムーズに生活を送るうえで必要なものがあります。こういったものの中で学校が重視している明文化されたものが校則です。この校則を違反したことに対して遅い対応や安易な容認は違反の連鎖へとつながるためいけません。対象となる児童の性格や心理面、家庭環境などに配慮して学年主任や主幹教諭、管理職の先生方と連携をとりながら解決に当たりたいと思います。」といったものでした。

 やはりゼミでみんなと問題を解いたり、交流をすると発見があったりやる気が出ます。あと2か月と少し頑張っていきます。(中田啓)

第1回教師力アップセミナー(金大竜先生)に参加して(百瀬)

画像1
 5月8日に教師力アップセミナーに参加させて頂き、金大竜先生の講演を聞きました。

 金先生のお話は具体例や実際の話を交えてあり、わかりやすくどれも印象に残るものであったし、私たち自身が体験して感じる活動もあり学ぶことがたくさんありました。

 その中でも私が特に教師として意識しなければならないと思ったことは、自分の「観」を広げるということです。

 知っていなければ見えないもの、1度見えてしまうと違う見方ができないこと、教師が興味のあることしか見えてないこと、自分の見方でしか見えてないこと、これらを事例を用いて説明を受けその通りだなと思いました。これを子どもに対してもしてしまうと見方が一方的になり、子どもの本当の考えや行動を見逃すことに繋がると思いました。

 また、先生が交流するように指示した後、「話をやめて!」と声がけをして静かにならなかった場合のこと。私は、話を聞いてないという見方しかできませんでした。しかし、金先生は静かにならないことを交流の盛り上がりとプラスとしても捉えていて、見方によって変わることを知りました。

 講演の中で「先生の向き合い方次第で子どもの変わる可能性は何度もある」と言う言葉がありました。教師の見方で子どもの思いや行動を抑えることのないよう様々な視点、広い考え方を身につけていきたいです。

 子どもの好きなものを把握して所持したり、毎日子どもの状態を観察し記録する金先生は、私の目指す教師像「子どもに寄り添う教師」にとても近いと思いました。金先生の講演を聞けたこととても嬉しく思います。ありがとうございました。(百瀬)

5月9日第1期生ゼミ記録(中田昂)

画像1
 本日(5月9日)のゼミでは、特別支援教育の現状を把握しました。

 そこで、疑問に思ったことです。

・「知的障害」と「発達障害」と「学習障害」の違いとは何か?
・「個別指導計画」と「個別支援計画」と「個別の教育支援計画」は何がどう違うのか?

 調べてみました。(違っていたら、教えてください。)

 まず、「知的障害」と「発達障害」と「学習障害」の違いについてです。

 発達障害の定義を見てください。こう書かれています。

「発達障害とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」

 発達障害の中の一つに、学習障害があったんですね。じゃあ、知的障害はなんなんだ?

 どうやら、知的障害の定義については、定められていないようです。しかしこう書かれていました。

 発達障害は脳機能の障害が原因となっています。 そのため、自閉症の場合は知的障害を伴う場合もあります。 つまり、知的障害は発達障害の一つであると言えるでしょう。

 ということは、発達障害の中に学習障害も知的障害も含まれているということみたいです。それじゃあ、学習障害と知的障害の違いは?

・知的障害
IQ70以下
学習面も含めた全面的な知能の発達に遅れがある
・学習障害
IQ70以上
特定の学習に困難を生じる

 障害と言っても、確実にこれだと言えなさそうなので、その子に応じた計画が必要なんだなと思います。

 次に、「個別指導計画」と「個別支援計画」と「個別の教育支援計画」の違いについて見ていきます。

 ものすごくわかりやすいページがありました。
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shien/docu...

「個別指導計画」は障害を持っている子が在学する学校における、その子のための指導計画。

「個別の教育支援計画」は在学している学校だけに限らず、その子が乳幼児期から学校を卒業した後までを見通した計画。

「個別支援計画」は障害のもつ人を生涯にわたって支援していくための計画。

 つまり、学校内だけの計画なのか、乳幼児期から学校卒業後までの計画なのか、生涯にわたる計画なのかという違いでした。

 自分の疑問を並べただけでした。色々スッキリしました(笑)。(中田昂)

北里中学校公開授業研究会4限数学を参観して(小川)

 北里中学校の公開授業に参加させていただきました。その中でも印象に残った場面を書かせていただきたいと思います。 

 第1学年2組の数学の授業についです。まず教室に入らせていただいたときに子どもたちが元気よく手をあげる姿が印象的でした。1年生の元気いっぱいに学ぼうとする姿はとてもすてきでした。

 その中で、授業中盤に授業から離れていきそうな子がいました。私は後ろ姿を見ていたので気づきませんでしたが、班の子がその子に手を差し伸べながら「おーい、寝とるんかー。大丈夫か。」と声をかけてやる姿が見られました。これは以前、小牧市にある篠岡中学校にお邪魔させていただいたときに栗木先生が仰っていた、「生徒が生徒を放っておかない」という具体的な姿であるなと気づきました。

 この公開授業の目標でもある学びの独りぼっちをつくらないが普段の授業から生きているのだろうと感じました。ですので、授業の中でもグループの中に今の問題がわからない子がいれば、グループのみんなが一生懸命説明します。さらには、それでもわからなければ手を挙げて先生に質問をし、全体で考えます。また、説明する際には、数直線や言葉、言い換えなど様々な方法で表現する姿があり、言語活動の充実が図られていると感じました。

 最後に指導者である筒井先生は次回の授業での数の広がりに見通しを生徒に感じさせ、「今日のようにみんなの力で解決していこうね。」と声をかけていました。思わず私も次回の授業のことを考えていました。

 学び合いの授業を見させていただくのは2回目ですが、生徒の学び合う姿にはいつもすてきだな感じさせられます。(小川)
画像1

第1回教師力アップセミナー(金大竜先生)に参加して(江口)

画像1
 私は金先生の講演を聞いて話し合いの大切さを学びました。

 金先生の講演では隣の人、後ろの人との話し合いが多くありました。自己紹介から始まり、なぜ教師になったか、ゲームなどありました。教師は人間関係を円滑に行わなければなりません。子供たちだけでなく教員同士でも交流しなければなりません。そのために話し合いは大切で、自分の意見を述べるだけでなく、相手の意見をも聞き知恵やアイディアを増やしていくことが大切だと思いました。

 その際に、ペアの際は話す時間と聞く時間が同じにならなければならないと改めて思いました。私たちでもよく話す人とあまり話さない人に分かれてしまいます。子供たちもよくそういった光景を見かけます。制限時間が決まっていて、話したいことがあるのに終了してしまい自分の思いを伝えれずモヤモヤすることがあります。よって、子供たちの場合は教師が区切ってあげて同じ時間話すことができたらいいと思いました。

 逆に時間が余ってしまったら、違う話題に移るということは思いつきましたが金先生が隣のグループと交流するとおっしゃっていてそういったこともいろいろな人と関われていいと思いました。


また金先生の講演の中で本当にその子を叱らなければならないのか?という質問がありました。写真にあった子供が地べたに座って話し合いをするという光景がありました。私は地べたには座らないと注意されていました。しかし見方を変えると地べたの方が距離が縮まって話し合いがしやすくなります。よって、考え方を一つにすることなくいろいろな方向を見て子供たちにとって何がいいことなのか考える必要があると思いました。

 金先生は楽しくお話しされていてとても笑いが起こる講演会でした。楽しく学ぶことができました。本当にありがとうございました。また講演会に参加したいと思いました!(江口)

第1回教師力アップセミナー(金大竜先生)に参加して(中田昂)

画像1
 今回の金先生の話の中で、「視野を広くする」ということが、一つポイントになっていたと思う。

 視野を広げ、児童生徒を多面的・多角的に見ることによって、今まで知らなかった良さを見つけることができるし、教師の視野が広ければ、学級環境や児童生徒のちょっとした変化にだって気づくことができる。

 子供たちの視野を広げていくことは、子供たち自身を知るということにも繋がるのかなと思う。

 いろいろな事を見て、聞いて、知って、学んで、自分と比べることで、自分というものが外から見えてくるのではないかなと思った。

 自分自身を知る。つまりメタ認知することは、子供であれ、大人であれ大切だ。

 教師が視野を広げて、色んなことに気づけば、子供たちも自然と視野を広げて物事を見ることができるのではないかと思った。(中田昂)

北里中学校公開授業研究会5限社会を参観して(中田昂)

 授業内容は世界恐慌についてでした。こちらの授業担当の先生は、自分が中学1年生の時に担任の先生でした。この先生のおかげで社会がものすごく好きになったし、自分もこんな先生になりたいなと思う目標になりました。

 授業は、やはり昔自分が受けた時のように楽しい授業でした。導入では、写真を3枚だけ見て何が読み取れるのかグループでひたすら話合ってました。まさに有田和正先生の実践そのものだと思いました。

 教師が黒板の前にいないというのもいい技だと思いました。子供は、教師に確認を求めるように発言をする。こんなんは授業じゃないと思います。発言は、子供から教師ではなく、子供から子供へというものだと思います。

 だから、教師が黒板の前でふんぞり返っているのではなく、子供たちと同じ場に移ることが大切だなと思いました。こうすることで、さらには子供たちを多面的・多角的に見れるのかなとも思いました。

 子供の発言をすぐに板書しないというのも、昔は全然気づきませんでした。本当に大切なことです。あれもこれも板書するのではなく、子供の発言を次の発問に変え、次の子に問う。そしてどんどん深まっていったところで、大事な部分を板書する。このやり方とても効率的だと思いました。ああ、実践したい。

 全体を通して、子供たちは確実に学び合うことができていました。話し合う時間は必ず話し合い、わからないとこを教え合い、自分の考えを伝え合うことで、自分の知らない部分に気づき学び合うということに繋がっていたのかなと思います。

 教師と子供の信頼関係。子供たち同士の信頼関係。授業を行う環境や雰囲気。これらが全て学び合いにつながり、学びの質を高めるのかなと思いました。

 久しぶりに先生の授業拝見できて、本当によかったです。はやく、先生のような教師になりたいです。暗記じゃない社会科。これを目指して。(中田昂)


画像1

第1回教師力アップセミナー(金大竜先生)に参加して(牧野)

画像1
 5月8日に行われた教師力アップセミナー、金大竜先生のお話を聞くことができました。

 私がこの講演を通して考えたことは、「教師も人間である」ということです。金先生のお話を聞くまで、私は教師というのは、常に子どものお手本でなければならない、子どもの前で正しいことを話さなければならない、完璧な存在だと思っていました。

 けれども金先生は、等身大で子どもと向き合っている、そんな印象を受けました。教師だからといって、子どもの前で気を張らず、1人の人間としてものを話しているような感じです。

 子どものころ、私は先生に対して、先生は上っ面のことしか言わない、口だけで先生もできてないじゃないか、と反抗心をもったことがあります。

 それに対して金先生は、先生がそんなこと言っていいのかな、、、ということも、正直に子どもに話していました。例えば、「全員と仲良くなんて無理」という話です。言われてみれば確かにそうです。しかし、子どもたちに仲良くしてほしい教師が言う言葉ではないのかもしれません。

 金先生は「全員と仲良くなんて無理、けれども、協力はできる」とおっしゃっています。私はなるほどと思いました。子どもたちに、教師が頭ごなしに、「仲良くしろ、協力しろ」、なんて言っても、すぐ簡単にはできないし、先生は嫌いな人がいないのか、と反感をもたれると思います。

 しかし、「みんな1人1人違う人間なのだから、全員と仲良くするのは難しい、けれど、みんなで楽しく過ごせるように協力することなら、できる」と話したらどうでしょう。
子どものころ先生に対して反感をもった私でも、それなら頑張れそう!と思います。

 子どもたちの見本である教師だからこそ、子どもたちの前では正直に、ときに子どもと同じ目線に立って、同じ1人の人間として話すことを大切にしたい、と思った講演でした。(牧野)

第1回教師力アップセミナー(金大竜先生)に参加して(渡部)

画像1
 5日8日に行われた第1回教師力アップセミナーに参加させていただきました。講師の先生は金大竜先生です。

 金先生のお話の中には参加者同士で話をする場面があったり、体を動かしたりととても楽しい時間であっという間に感じました。お話の中で特に印象に残っていることとそこから見つけた私の頑張りたいことについて書きたいと思います。

 金先生のお話の中で「見方次第」という言葉がありました。例えば、ペアで交流し、先生が「はい、止めて」と言ったときにすぐに静かにならなかったら…という場面です。「話が聞けていない」ととらえ、しかることは簡単です。

 しかし、見方を変えて「すぐに話し合いを止められないほど、しっかり話し合いができていた」ととらえることができたら、子どもたちにかける声も変わってくるというお話です。

 なるほど!と思うと同時に、もし自分がそのような場面に遭遇したときにそう捉えることができるかと考えると…難しそうだと感じました。しかし、今回金先生のお話をお聞きして、一つの子どもの捉え方を学ぶことができました。まだ学生の私ですが、子どもの捉え方、見方の引き出しをたくさんもつことができるように学びたいと思いました。セミナーやゼミはもちろんですが、サークルや友人との交流など大学生活の中でたくさん学んでいきたいと思います。

 そして、私がこれからの生活の中で頑張りたいことは「メモをすること」です。金先生は子どもたちの反応や様子を記録していらっしゃるそうです。たくさんのメモが残されたノートの写真がスクリーンに映されたとき、思わず「すごい…」と声が出てしまいました。私も子どもたちの様子をメモできるようになりたいと思いました。そのためにもまずはメモをする習慣を身につけたいと思いました。

ゼミの中で、勉強していて、サークルの活動を通して、友人との話の中で、気づいたことがあればメモすることを意識していきたいです。そして、ときにはメモしたことを振り返りながら、自分の「ものの見方、子どもの見方」の引き出しを増やしていきたいと思います。(渡部)

5月9日第2期生ゼミでの発表(牧野友)

画像1
 私は5月9日ゼミで、野中信行先生の「新卒教師時代を生き抜く学級づくり3原則」より「3・7・30の法則」について発表しました。発表の内容は3・7・30の法則をつかって、主に日直、全員当番、清掃、給食の四つの指導をどのように行っていくと良いのかというものです。

 この本を読んで自分なりにまとめている時、教師はたくさんのことを考えながら子ども達と接していかなければ子どもとの良い関係は生まれないのだと感じました。例えば、係りに宿題係というのを設けて子ども達で宿題を集めさせることで宿題を忘れる子を減らしていく方法は、ただ叱りつけて子どもに「ごめんなさい」を言わせるやりかたよりも、私は好きですし、クラスの雰囲気が悪くなることもさけられます。こうした少しの工夫が学級づくりには大切なのだと思います。

 発表中は、とにかく緊張してしまい10分で話さなければいけないところを18分もかけてしまいました。話したいこと、ゼミの仲間に聞いてほしいことがたくさんあったと言うのもありますが、時間を守って子ども達にけじめをつけさせなければならない教師が時間をオーバーしてしまうことは致命的だと思います。ですから、すぐには難しくてもこの発表会などを通して時間内に話せるようにしたいと思います。また資料づくりも研究してみたいと思います。

 発表後の質問タイムでは、給食時に話しながら食べるか、静かに食べるかという話題がでました。個人の意見としては人と話しながら食べる方が好きです。ただ時間内に食べきれなかったり、せっかく放送委員さんが放送をしているのを聞かないのはかわいそうだという意見もあり、なるほどそのような考えもあるのかととても勉強になりました。

 今回の発表を通して自分一人で考える時間と他の人から意見をもらう時間はどちらも等しく大切だということに気がつきました。自分の意見と他者の意見が食い違った時に新しい考え、よりよいやり方を求めてみんなで考えることはとても楽しいからです。新しい課題を先生からいただいたのでこれをまとめる時に他者の意見を取り入れてつくってみようと思います。(牧野 友)

5月9日第2期生ゼミでの発表(白井)

画像1
 5月9日、今日はゼミでの発表の担当でした。発表をしてみて思ったことは、人になにかを伝えるときには、事前の準備を自分が思っている以上に、たくさんやっておかないといけないと思いました。

 自分の中で良いと思っていても、質問をもらって自分でも理解不足の所がありました。そういったことを想定して準備していたつもりでしたが、まだだなと反省しました。しかし、こういった質問をくれた仲間がいるおかげで、それを次の課題として見つけられたり、もっと頑張ろうという気持ちになったりすることができました。

 私が今回発表した内容は、『中学校における対話と協同 「学びの共同体」の実践』(佐藤雅彰・著 佐藤学・解説)という本を参考に、学びの共同体とは何かということや、学び合いの授業でのポイントを発表しました。

 学びの共同体は、3つのヴィジョンと3つの哲学をもとにしていることが分かりました。そのヴィジョンの1つ目の「子ども1人ひとりの学ぶ権利を保障する」というのに私は注目しました。これは、日本国憲法第26条を守っていくことを示していると思いました。勉強が得意な子も苦手な子も同じ時間の中で学びを得るということは、難しいことだが守られなければならないことで、学び合いの中でこれを改善していこうという動きがあることが分かりました。

 学び合いの授業でのポイントでは、授業の前半と後半にだす課題について話しました。

 共有課題:教科書の基本問題、低学力層の底上げ。
 ジャンプ課題:理解を深めるための課題、自分1人では無理でも協力すればできそうなもの。

 ゼミの中でも、本の中にあった数学の共有課題とジャンプ課題をみんなで考えてみました。正五角形の作図から正2.5角形の作図にジャンプする課題をみんなで考えました。私は正2.5角形の作図は解答をネットで調べても納得できずにいました。ゼミの中でも、疑問で最初はいっぱいでしたが、1人の意見がヒントになり、みんなの考えを合わせていく中で、「なるほど」と思うようになりました。分からないことをみんなで考えを寄せ合い、答えを見つけるという実践をすることができたと思います。学び合いの学習では、こういった活動が繰り返されているのだと思いました。

 ゼミの中で、今回は数学の問題でしたが、話し合いの中で答えを探していくのは、他の人がどう考えていったのかをみるとことができて面白いと思った。これからも、みんなで考えていくゼミの中で、自分も、もっと成長していこうと思いました。(白井)

第1回教師力アップセミナー(金大竜先生)に参加して(大澤)

画像1
 わたしは先日、第1回教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は金大竜先生がお話ししてくださいました。

 わたしは、いま「児童・教師間の信頼関係を大切にする学級のあり方」を卒業研究のテーマにして、研究をすすめています。研究をすすめるにあたって、金大竜先生の文献を参考にさせていただいているので、実際にお会いできるのを楽しみにしていました。

 実際にお会いしてみて、本当に素敵な方でした。金大竜先生が話すと、そのまわりにいる人がみんな笑顔になって、倖せな気持ちになります。そんな金大竜先生より、子どもと信頼関係を築くために取り組んでいることを3つ教えてくださったので、書きたいと思います。

1.共通点をつくる
 某アイドルグループが好きだとわかればそのアイドルグループの下じきを買いに行ったり、猫が好きだとわかれば猫の写真集を買いに行ったりして、子どもの反応があるまで待つ。共通点をみつけると、子どもにとって、教師の存在がぐっと近くなる。また会話の幅も広がる。

2.3匹の”たい”を利用する
 3匹の”たい”は、「ほめられたい」「認められたい」が満たされると「人の役に立ちたい」が生まれる。教師はまず、「ほめられたい」と「認められたい」を満たす必要がある。認めるとは、ありのままの姿を認めてあげるということ。できない自分、できる自分、変われない自分も含めて、全て受容してあげるということ。

3.自分の苦手なことにあえて挑戦する
 自分の苦手なことにあえて挑戦して、ドベになることで、できない子の立場にたって考えることができる。応援されると恥ずかしいが、見てくれないとさみしいといった、この絶妙なバランスを教師がどう支えていくかが課題になる。

 今回の教師力アップセミナーも、大変多くの刺激と学びを得ることができました。
また、百々先生より金大竜先生の本をゼミ生にといただきました。とても嬉しいです。ありがとうございます。たくさん読んで、勉強したいと思います。(大澤)

第1回教師力アップセミナー(金天竜先生)に参加して(松井)

画像1
 大口中学校で開催された第1回教師力アップセミナーに参加させていただいた。今回は金大竜先生による学級づくりのお話。特に印象に残ったのは以下の2点である。

1.何も見えていなければ指導できない
 特に若い先生は「見えていない」ところが多く、それでは指導ができない。私はまず見えるところを増やしていかなければならないと感じた。
 11 12 13 14 15
 この中で1つだけ仲間はずれの数字は?と言われて13がBに見えるかどうか。Bに見えるためには普段の学びが必要である。アンテナを張り巡らせ、学びを深めながら子どもと向き合うことで「見る力」を高めていきたい。

2.聞き手を育てる
 講演の中で、ペアで学んだことを交流する時間があった。その際、金先生は「意見を聞いたら言い換えるとつまりこうですね」と話すようにしてくださいと仰った。聞き手を育てる「言い換えると…」という言葉。話しをしっかりと聞くようになるという金先生のお話の通り、私も仲間の意見をじっくりと聞いていた。この言葉はまだ児童にとって難しいところもあるが、ゲームの中で児童の聞く力を高めていくという点がとても勉強になった場面であった。

 金先生のお話は具体的な例が多く、また活動もたくさんあり他にも多くの学びがあった。金先生の本を読み、今後も勉強していきたい。

 セミナーには2期生も参加させていただいており、玉置ゼミはより大所帯に。私たちにできることは運営のお手伝い、そして1つでも多くの学びをすること。この環境に感謝しながら、期待に応えられるよう頑張りたいと思う。(松井)

5月6日第1期ゼミ生記録(松井)

 今回のゼミではグループに分かれて卒業研究の大まかな流れを伝え合った。自分の考えを人に話すことで研究の流れを明確にしていくことがねらいだ。

 グループでの話し合いはお互いにアドバイスしあったり、疑問に思ったところを質問したりと時間いっぱい行われた。2年目のゼミということで、それぞれが研究したいことを知っている、素直に思ったことを伝えられるという良さがよく出ていたように思う。

 グループでの話し合いの後は、全体での発表。今回は2分間で話すという指定があり、次に話す人は板書を担当していくという方法をとった。「教員にはファシリテーターとしての役割がある」という玉置先生のお話があり、話すことだけでなく要点をおさえた板書も心がけていった。

 実習の経験からか、全員が前で堂々と話していたので仲間から刺激をもらうことができた。同じ学級経営や授業づくりでも、バリエーション豊かな研究ばかりなので、仲間の卒業論文を全て読めば教壇に立つ前にたくさんの学びができるのではないだろうか。

 最後に玉置先生から、さらに伝わりやすい板書にするためのチョークの色使い、太さの使い分けについて教わり、ゼミは終了。今後は明確になった流れを意識し、中間報告に向けて各自研究を進めていきたい。(松井)
画像1

嬉しい記事(佐藤)

画像1
 今朝の中日新聞に、こんな記事が載っていました。

がん教育を「命」学ぶ場に

 そうなんです。私自身の心にも深く響いている、「命の授業」の取り組みについての記事だったのです。

 以前ゼミで玉置先生に模擬授業をやっていただいたり、実際の中学校で行われた道徳の授業を参観させていただいたりしました。2017年度には小中高校で「がん教育」が本格的に始まります。小児がんの副教材や教師向けのDVDを活用してもらい、がん教育を”命の教育”にしていくことで、「命の重み」を伝えたいという、鈴木中人さんの熱い思いが改めて伝わってきました。同時に、こんな素晴らしい取り組みの様子を、大学生の間に見させていただくことができ、本当に嬉しく思いました。

 これからこの副教材が積極的に活用され、外部講師による専門的な授業だけでなく、実話に基づいて子どもたちに「命の大切さ」を考えさせる機会が増えてほしいです。そして、この副教材が広く活用されている頃には、私自身もこの副教材を活用させていただいている教師の1人でありたいです。(佐藤)

5月6日第1期生ゼミ記録(渡部)

画像1
 5月6日のゼミでは、ゼミ生がそれぞれの卒業研究でのこれからの方向性について発表をしました。

 発表の前にもまずは少人数で交流をしました。言葉にして伝えようと思うとうまく表現できない部分がありました。そこがまだ固まりきっていない曖昧なところだと分かります。アウトプットすることで自分で自分を分析することができました。

 今回は、発表者の次の人が発表者の話のポイントを黒板に書くというかたちで発表が進められました。発表者はもちろんですが、板書係もドキドキの発表となりました。

 板書をするときに、発表者の言葉を全て書くことはできません。キーワードを拾い簡潔にまとめることが必要です。子どもたちの意見を黒板に書くときも気をつけなければならないことです。

 しかし、分かっているつもりでも、やってみると難しいと改めて感じます。どこが大切なのか、ポイントは何なのかということを見極めることが難しかったです。

 ここから学んだことは、だからこそ話す時には大切なところ、ポイントが分かるように伝えることが大切だと学びました。これも当たり前のことですが難しいことだと思います。自分の発表の番になるまで話を聞きながら私なりに相手にわかりやすい伝え方を考えてみました。

・結論を最初に言う
・ゆっくり話す
・「○○について□つ話します」ということを伝える
・例を挙げる時には必ず「例えば…」と話す
・結論の前には「以上のことから…」とまとめの部分を分かりやすくする

発表してみると…
全然できていませんでした。分かっているつもりでも、実践することはとても難しいです。相手に伝わる話し方を身につけるにはやはり、経験が何よりも大切だと思います。
ゼミでの発表は伝える力を身につける良い機会だと思います。

 これからの発表では、自分なりに何に気をつけて発表するか目標を持って発表に臨みたいと思います。(渡部)

研究と修養(中田昂)

画像1
研究と修養について考えてみた。

教育基本法第9条 
法律に定める学校の教員は、自己の崇高な使命を深く自覚し、絶えず研究と修養に励み、その職責の遂行に努めなければならない。

教育公務員特例法第21条
教育公務員は、その職責を遂行するために、絶えず研究と修養に努めなければならない。

「研究」と「修養」をしなければいけないということはよくわかった。でも、はっきり言ってなにをすればいいのだろう?

まず、本来の研究と修養の意味ってなんだろう。
こう書いてあった。

研究
物事を学問的に深く考え、調べ、明らかにすること。また単に、調べること。

修養
学問を修め精神をみがき,人格を高めるよう努力すること。

どちらにも共通して言えそうなことは、「考え、調べ、明らかにし、学問を修める」ことだろうか。

修養の意味に含まれている、「人格を高める」というところが、よくわからない。

「生きる力」の中にも、豊かな人間性を育むとあるが、人格や人間性とははっきり言って何なんだろうか。「人間性高める」と言われても、何を高めれば、人間性が高まるのか。そもそも人間性って何なのか。疑問が止まらない。

人格と人間性の意味は次のように書いてあった。

人格
独立した個人としてのその人の人間性。その人固有の、人間としてのありかた。

人間性
人間としての本性。人間らしさ。

どうやら「人間らしさ」のようだ。

人間らしさって何?

人間の対義語がわかれば考えられると思い、調べてみたが、人間の対義語はないようだ。初めて知った。驚き。

しかし、人間らしさって動物とは違うところのような気がする。

ここからはあくまで自分の考えになるが、人間らしさって深く考えることだと思う。経験から学んだり、人の話から学んだり、人間はどんなことからも学ぼうと思えば学べる。動物だって試行錯誤して学ぶ動物もいるが、人間の学びはそんなレベルではない。

人間が人間として生きていくには、知的好奇心を持って学び続けることが大切なのではないかと思った。

だから、学校では子供たちが学びたいと自分から思えるような授業をしなくてはいけないし、教えるプロである教師は学び続けなければいけないとつくづく思う。

そうすれば、自然と人間性も高まるのではないだろうか。(中田昂)

塩見志満子さんのことを知って(大澤)

画像1
玉置先生より、愛媛県西条市にある知的障碍者のための通所施設「のらねこ学かん」を運営する塩見志満子さんについての記事を教えていただいたので、そのことについて書きたいと思います。

この記事を読んで感じたことは、人を許し、認めるという人間としての強さです。
塩見志満子さんの人生は、まさに試練に次ぐ試練の連続でしたが、人を許し、認めることで、その幾多の試練を乗り越えてきました。

人は、10人いれば10通りの、100人いれば100通りの考えがあります。それは、それぞれで生まれ育った環境が違うからです。生まれ育った環境が違えば、培われる価値観も違ってきます。自分にとっては常識だと思っていたことが相手にとっては違ったり、自分にとっての正義が相手に伝わらなかったりします。逆も然りです。こんなとき、重要になってくるのが、いかに相手を「認める」かだと思うのです。しかし、頭ではわかっていても、実際に行動にうつすことは簡単なことではありません。だから、塩見さんの生き方には、人間としての強さと魅力を感じましたし、また、わたしも塩見さんのような人でありたいと思いました。

教師という仕事の魅力の1つとして、教職員をはじめとして毎年多くの子どもや保護者に出会えるということがあります。それだけの物の見方や考え方に触れることができるということです。教師になったら、きっとたくさんの出会いがわたしの人生に花を咲かせてくれるでしょう。わたしも出会った子たちに花開かせてあげられるような、そんな教師を目指したいと思いました。(大澤)

※ 記事写真はネットより引用
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31