ゼミ合宿1日目(江口)

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 12月24日、25日にクリスマスですが、玉置ゼミ合宿を行いました。
まず、24日の午前中には教員採用試験の模試を受けました。自己採点を数箇所してみても落ち込むレベルの出来。これから合格に向けて死ぬ気で勉強しなければ!と思いました。
 模試を終えてから、総合体育館前に集合してしおりを受け取りました。一人1ページ担当していたものが1つの素晴らしいしおりとなっていました。初めての2期生の共同作業でした。ずっと大切にします。

 岩田さんの車で百瀬さんと出発しました。途中どこか分かりませんが迷ってしまい遅刻してしまいました。本当にごめんなさい。

 到着してから、今回のメインでもある卒論についての本を頂きました。私が受け取ったものは、同じ名前である浦さんの本でなんか嬉しい気持ちになりました。浦さんの名前の下に自分の名前を書き、必ず合格して3期生に渡そうと決めました。本を一通り読んでみると文字の大きさ、余白の大きさなど知らなかったことが多く載っていました。参考になりながらいい卒論を作成したいです。


 18時30分からは、夕飯で玉置先生の誕生日会を行いました。玉置先生、還暦おめでとうございます。
 ケーキも食べることができ、クリスマスを味わうこともできました。
岩田さんと寺坂くんが進行してくれたレクリエーションもとても楽しく、1位を取ることができて嬉しかったです。2期生についてもっともっと知って仲良くなりたいと思いました。(江口)

クリスマス合宿part2(岩田)

 12月25日合宿2日目が始まりました。起きれるかなと心配していましたが、逆に寝れなかったです。7時半に朝食を食べにレストランへ。まだ脳が寝ているため口数も少なく淡々と食事をしていました。

 10時からいよいよ面接練習です。事前に玉置先生より添削をしていただいた面接問題のコピーをもって、移動しました。酒井先生と1期生の先輩方4人にさまざまなご指導をいただきました。初めての面接練習でしたが、予想以上の難しさでした。声の速さ、聞き取りやすさを意識しつつ、内容にももちろん目を向けていかなくてはならない。集団面接の際の自分以外の人が話しているときの自身の姿勢、目線、常に緊張感しかないそんな時間でした。そして、改めて上辺だけでの考えは通用しないということに気が付きました。どんないい文章でも自分に本当にその気持ちがないと言葉にすることはできても、相手に伝えることはできない。なかなか深い面接での学びでした。1期生の先輩方の偉大さについては、また記事にします。



 午後からは、卒論の目次づくりを始めました。昨日立てた構成イメージに沿って、1章から5章まで見通しの持てる構成づくりを考えていきました。わたしは先日玉置先生に相談させていただく中で、野中信行先生の研究をすることに決まりました。これからたくさん文献を読ませていただいて、4年生の今頃には岩田オリジナルの持論を持てていたらうれしいなと思います。さて、ここでも先輩方がいらっしゃらなかったら、時間内に終えてプレゼンで同期の卒論のテーマを共有することはできなかったです。本当に偉大な先輩を持てたことに感謝です。その分プレッシャーは半端ないですが。



 ということで、2期生ゼミ合宿全日程を無事に終了することができました。玉置先生をはじめ、酒井先生、1期生の先輩方には感謝しかありません。本当にありがとうございました。こんなにも自分たちのことを気にかけていただける環境があるということはすごく幸せであると改めて感じました。しっかりと期待に応えていきたい、決意を新たにしたそんな2日間でした。白井さんを含め、これからも2期生全員合格を目指していきます。ありがとうございました。(岩田)
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愛知教育大学付属名古屋中学校GC研究会に参加して(佐藤)

 昨年12月12日、愛知教育大学附属名古屋中学校で行われた、「明日から使えるGC(作図ツール)活用研究会」の公開授業を見学させていただきました。授業内容は三平方の定理を応用した「四平方の定理」というもので、これを中学生がどのように証明していくのか、またGCがどこでどう使われるのか、私はそれぞれにとても興味がありました。

 まず1回目の授業。授業者の先生はとにかく子どもに問いかける場面が多く見られ、生徒からの意見を引き出そうとされている様子が分かりました。しかしながら、授業後の協議会でも話題になったことがありました。それは、初めての課題ということもあって生徒になかなか理解してもらえず、導入だけで17分もかかってしまったことです。細かな確認は確かに必要で、特に発展的な問題の際には確認を怠ってはいけませんが、そこに時間をかけ過ぎてしまうと、肝心のGCを使う時間が少なくなってしまいます。生徒がGCを操作している様子を見てみると、図形はかなり自由に動かすことができるようだったので、教師が何でも説明するのではなく、生徒に任せてみる場面も必要だと感じました。

 そんな協議会での改善点を受けての2回目の授業。GCとは関係ありませんが、チャイム後の挨拶で学級の生徒たちが授業者の先生を応援する姿が見られ、とても温かい学級であると同時に先生の普段からの取り組みの成果だと思いました。

 さて、本題に戻ります。2回目の授業では、1回目の授業よりもiPadを早く配付したこともあり、GCを使う時間が多く設けられていました。各グループでの話し合いの際には、考えているその過程を全体で共有するなど、生徒主体で進められている雰囲気がありました。ただ、生徒たちは何とか問題を解決しようとiPadに集中し過ぎてしまう場面も見られ、考える時間と発表を聞く時間とをしっかり区別する必要がありました。それと、GCは動きやすいと操作性は高いのですが、少し前に考えた作図方法や他の生徒の考えた作図が残らないので、後から確認ができないというデメリットもあると感じました。まずは方眼紙などの紙で考え、考えづらい場面でGCを使うなど、紙との連動していくことも必要なようです。

 使いどころは難しいですが、初めて見たGCを取り入れた授業に驚きながらも、上手く活用すれば生徒の自由な発想を引き出すことができるのではないかと思いました。もちろん、そのためには疑問に思ったことを言える雰囲気づくりであったり、「チーム学習」と呼ばれる協力しないとできない課題を与えることで、子ども同士の関わりを深めることであったり、GCを使う以前の段階で準備を重ねることも忘れてはいけません。私が卒論を通して研究してきたデジタル教科書の活用法ではない、また違ったICTの活用法を見ることができて大変参考になりました。(佐藤)
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クリスマス合宿part1(岩田)

 12月24日世間はクリスマスです。しかし、わたしたち3年生は東京アカデミーの第一回教採模試。結果は、いうまでもなくボロボロでした。友達同士で「クリスマスなのに・・・」とぶつぶつ言いながらなんとか模試を終えました。さて玉置ゼミ2期生にとって今年のクリスマスは模試よりも大切なイベントが存在しました。そう、合宿です。(笑)卒業論文の目次を完成させるという重要任務を課せられ、小牧まで車を走らせました。寺坂車、ゼミ長車、岩田車に9人を配車し、時間の関係で高速で小牧まで向かいました。江口さんと百瀬さんを乗せた岩田車の車内は女子トークで盛り上がりすぎて、道を間違えるというハプニング。高速に乗った意味。15分の遅刻です。本当にすみませんでした



 さて、部屋に着いて気を取り直していよいよ卒論の書き方についてです。玉置先生より先輩から引き継がれた本を貸していただきました。本の裏には先輩の名前があり、その下に自分の名前を書かせていただきました。この本が来年の後輩に渡るのだと思うとお腹が痛くなりました。プレッシャーです。(笑)一日目はその本を読み込み、ある程度の目次のイメージを立てていきました。ぼんやりもしていなかったわたしの卒論構成が少しだけ見えてきたようなそんな一日でした。



 18時30分より楽しみにしていた夕食です。久しぶりの再会?に今までできていなかった実習の話や、模試の話、その他さまざまな話で盛り上がりました。白井さんが欠席だったため2期生全員集合とはなりませんでしたが、仲を深めることができたのではないでしょうか。その後余興として「私は誰でしょう?」をしました。予想以上の盛り上がりに楽しい宴会もあっという間でした。プレゼント交換も済ませ、宴会終わり!そんなわけないですよね。本日のメインイベント、「玉置先生の還暦祝い」の始まりです。イベント班中心に企画をしていただき、玉置先生には喜んでいただけたのではないかと2期生は思っています。2期生も節目の還暦をお祝いさせていただいて本当に光栄です。これからもお元気で、ご指導よろしくお願いいたします。



 さて、このような感じで12月24日、合宿初日が終わりました。とっても充実した楽しい!と思える時間でした。この時はまだ次の日に起こることを甘く見ていました。(笑)明日はどんな一日になるのでしょうか。(岩田)
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11月12日教師力アップセミナー(田中博史先生)に参加して(本山)

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第5回教師力アップセミナーに飛び入りで参加させていただき、このような機会をいただけたこと、感謝の気持ちでいっぱいです。
玉置先生には講義や教採の対策でとてもお世話になりました。ゼミ生ではないのですが、記事を書かせていただきます。

まず初めに感じたことは、ゼミ生の皆さんのてきぱきとした仕事っぷりに感動しました。
準備や対応に慣れているからというだけではなく、
会場の席が埋まりそうになると、椅子を出したりするなど、常に周囲に気を配り、さっと動き、
笑顔で参加者の方々に対応する姿には、同級生として刺激を受けました。

今回のテーマは「算数好きな子どもを育てる授業づくり」で、田中博史先生の講演でした。
田中先生のお話はすごくおもしろくて、夢中になって聞き入ってしまいました。ところどころに意図的なボケがあったり、間に雑談があったりと、先生のクラスのこどもたちがうらやましいと思ってしまうくらいでした。

ここでは特に印象に残ったことを1つ取り上げたいと思います。
先生のお話の中で、「習熟度別の盲点」というものがありました。私は習熟度別クラスのメリットとして、得意な子はどんどん演習をして発展問題にも取り組めること、苦手な子はじっくりと理解できることを考えていました。そして、この授業をもし1クラスで行えば、得意な子たちに十分な発展的な指導ができないとも考えていました。
しかし、先生は「子どもたちの育てる力」に立ち返ってみてほしい。とおっしゃいました。育てる力には2パターンあり、1つはどんどんアイディアを出し、自ら問題解決する力、もう1つは解決したことを相手に伝える力であるとのこと。得意な子たちは前者の力は育っている→だから、問題が解決したあとの時間は後者の力を育てる時間と考えればいい、と。
このお話には、すごく納得しました。子どもたちに将来必要なのは、まさにこの2つの力です。まずは自分なりにやってみる。全力で取り組む。そして、自分の考えを相手に伝わるように話す。そんな力を培える時間を作り、大切にしたいと実感しました。
本当に、有意義な時間を過ごすことができました。講師の田中先生はじめ、玉置先生、玉置ゼミのみなさん、スタッフの先生方、ありがとうございました!

偶然にも、小学校時代の恩師に再会することもでき、教員採用試験の合格の報告もすることができました。
来年度に向けての激励もしていただき、私自身より一層気持ちを引き締めていかないといけないと強く実感しました。
このような場で、教員同士のネットワークや自分自身の人の輪を広げ、深めていきたいと思ったので、
来年度以降も積極的にセミナーや勉強会に足を運んでいきたいです。(準ゼミ生 本山)

弥冨市立弥冨中学校の授業研修会に参加して(佐藤)

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昨年のことになりますが、11月29日に弥冨市立弥冨中学校で玉置先生による授業研修会がありました。私は研究授業を見学させていただいた後、弥冨中の先生方と共に研修会に参加させてもらいました。

研究授業は「いのちの判断」という教材で、道徳の授業が行われました。臓器提供について、「自分だったらどうするか」という先生の投げかけが多く、生徒も真剣に考えている様子が見られました。中でも私が特に印象に残っているのは、保護者からの手紙のシーンです。まず、生徒に「自分が死亡と判断されたとしたら、(1)全部提供する。(2)一部のみ提供する。(3)全部提供しない。どれに○をつけるか。」という発問がありました。その後に、保護者の思いが綴られた手紙を読む時間が設けられ、中には涙する生徒もいました。家庭環境に配慮は必要ですが、命の大切さを考える良い時間だと感じました。

一方で、授業の最終着地点は難しいと思いました。生徒が話す意見は「いのちは大切に使う。」「一生懸命生きる」というように、答えが1つに固まってしまっていたような気がします。テンポが良かっただけに、特に考えさせたい場面では一度立ち止まって、生徒に問い直すことが改めて必要でした。しかし、それだけではなかなか核心に迫るような話し合いに持っていくことができないのも、道徳の難しさであり今後の課題だと自分なりに感じていました。

これまで、玉置先生の紹介で様々な学校の授業を見学させていただきましたが、実際の研修会に参加させてもらい、しかもそこで意見を述べさせてもらったのは私にとっては初めての経験だったので、とても良い機会を得ることができました。こうした「常に学び続ける姿勢」は今後大切にしていきたいです。(佐藤)

12月17日授業深掘りセミナーに参加して(岩田)

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 12月17日授業深堀セミナーに参加させていただきました。和田先生の道徳と野木森先生の理科の模擬授業より、本日も自分の中に新しい学びを発見することができました。どちらの先生の授業も生徒役として、自然に授業に引き込まれ、素晴らしいなとおもうことばかりでした。しかし今回は、特に後半の野木森先生の理科の模擬授業について記事にして、自分自身の学びの整理をしたいと思います。


 内容は小学校5年生の理科「ふりこの動き」でした。2人の机に1つふりこが用意されており、ストップウォッチを使って周期を計算していき、そこからふりこの規則性を生み出している原因は何かに迫っていくという、体験をもとにして学んでいくというスタイルの授業でした。今回は特に「深い学び」と関連させながらの授業とはどのようなものかという点に着目させてもらいながら、参観させていただきました。わたしは、この「深い学び」を実現させるために、2つのことを主に意識していくべきなのではないかと思いました。


 まず1つ目は、視点を明確にして疑問のタネをまくということです。深い学びを生み出すためには、見方・考え方が重要だと言われています。そして、子どもたちの見方・考え方を育てるために教師は教えるのではなく、きっかけ作りをするということが、深い学びには欠かせないことだと感じました。どうしても若い先生は答えを言いたがるというご指摘があったように、わたしも実習中に何度も答えを言ってしまうことがありました。先生が「そうですね」と言ってしまったら、授業はそこで終わり。そのうち、先生が答えを言ってくれるからと考えることをやめる児童がでてくる。先生の言われた言葉をきいて、なるほどと思いました。あくまで授業は子どもたちのものということを念頭においておかないといけないと感じました。今回の理科の授業でいうと、1秒ふりこを作ってコツを説明しようという明確な課題の下、子どもたちは自分たちは何をすればよいのか視点がはっきりしていると思いました。こうすることで、何をしてよいか分からないという児童はでてこないと感じました。


 2つ目は、授業内で子どもたちの半わかりの状態をいかに継続していくかということだと思います。なんとなく分かったような分かっていないような、いわゆる半わかりの状態というのは、一番探究心が育っている時というお話をある先生がされ、とても共感させていただきました。半わかりというのは、頭のどこかに「なぜ」「どうして」という気持ちが少なからず存在する状態だと思います。その、「なぜ」「どうして」のせいでどこか納得できずにもやもやした気持ちを持ちながら、納得できる答えを探していく。その過程に深い学びの土台となる探究心があるのだと思いました。教師は全ての子どもたちが共通してもっているその気持ちをいかにして引き出していくのか、子どもたちの心に響く働きかけが重要だと感じました。


 大学の講義でも最近よく取り上げられることが多い「深い学び」。今日のセミナーで自分自身その意義と実現させる方法をよく理解していなかったということに改めて気づかされました。やらされているのではない、子どもたちの主体性を重視した学びは、豊かな人間性を育成し社会に役立つそんな人を育てる基礎になるのではないか。そのために私たちは教師を志す身として重要な任務を担っていることを自覚しなくてはならないと、少し気の引き締まった日になりました。ありがとうございました。(岩田)

12月17日授業深掘りセミナーに参加して (松井)

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 12月17日(土)、授業深掘りセミナーに参加させていただきました。今回は道徳と理科の授業、そして「深い学び」について学びました。

 道徳の授業者は和田先生。児童役ということで、授業を受けながら先生の授業技術を学びます。まずは導入。主人公の気持ちに下ろしていくために「テストの前ってどんな気持ち?」とテンポよく4人に聞いていきます。なるべく短くしようとされているのも分かりました。「正直に言う」か「黙っておく」かの中で迷う気持ちについて考える今回の授業。心情を円グラフで表すというのがとても分かりやすいと感じました。どちらかの気持ちがどれくらい大きいのか、全くの半分半分なのか等がよく見て分かるからです。まずは自分の思ったことを発言し、仲間の意見を聞いて心情円がどう変わったかをまた発言します。その際に「◯◯さんの意見を聞いてそう思ったんだね」という一言があるだけで、聞いてもらえた、認めてもらえたという気持ちになれます。授業ではやはり「つなぐ」ということを意識していきたいです。

 授業後の深掘りでは、範読の際の関係づくり、指名、板書について学びました。発言している子に耳を傾け、目は周りの子どもの反応を見る。その反応を見て指名するという技術や、消えていく考えを残すためにキーワードを板書に残すという技術。どれも簡単ではありませんがそれを知っているということだけでも非常に大きなプラスです。

 知っ得情報は「深い学び」について。次期学習指導要領でのキーワードとなるであろう「深い学び」についてのお話は春から教壇に立つ者として、知っておくべきことだと思いました。各教科の特質に応じた「見方・考え方」が提示されているということを初めて知り、各教科によっても深い学びが少しずつ違ってもいいのかなという考えをもちました。しっかりと指導要領を読んで、自分の中に落とし込めるようにしていきたいです。

 理科の授業者は野木森先生。こちらの授業も児童役をさせていただいたので、間近で先生の授業を見ることができました。ただ、今回の授業であるふりこの実験に夢中で、大学生ではなく、楽しくふりこで学んでいる純粋な児童(笑)になってしまいました。そこには野木森先生の課題に秘密があると思いました。

 授業の後にまずは3+1検討会。やはり課題のよさについて意見が出ます。しかし「なぜ1秒ふりこなの?」と思ったという意見もあり、なるほどと思いました。また、実験に至るまでの全体での丁寧な確認もよさの1つだという意見がありました。検討会の後には深掘り。「深い学び」について「子どもにあ(あぁ)・い(いいなぁ)・う(うーん、どう?)・え(えぇ)・お(おーすごい)を言わせる」「課題発見力」「半わかりの状態を作る」など様々な意見が出されました。どれもわかりやすく、先生方のすごさを改めて感じた場面でした。また、個別に小さな課題を与えていくという発見もあり、頭で考えることがいっぱいの時間になりました。

 玉置先生が今までで一番よい深掘りセミナーになった!と仰るセミナーに参加できてよかったです。先生方、EDUCOMの皆様ありがとうございました。(松井)

12月17授業深掘りセミナーに参加して(江口)

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 私は、12月17日に深堀りセミナーに参加させていただきました。和田先生の道徳と野木森先生の理科を見させていただきました。


 道徳の方では、生徒役として参加しました。道徳は、国語とは異なると言われていますが今回で更に異なるということが分かりました。一つ目は、範読する際に国語は感情を込めないが、道徳は感情を込めるということです。教育実習でも道徳の授業をする前に範読の練習を担任の先生と行いました。先生は、声の抑揚を付けながら感情を込めて読んでいらっしゃいました。今回の和田先生も気持ちを込めて、文章がない生徒に分かりやすく読んでいらっしゃいました。文章を配らないということは、先生の範読によって生徒は考えなくてはならないため範読の感情を込めて練習することは欠かせないと改めて思いました。二つ目は、読解するのではなく自分の立場で考えるということです。和田先生の授業でも主人公の立場で考えるのではなく、自分自身がどう思うのか自然に考えていました。周りの意見を聞いて自分の気持ちが変化したか考えていき最後、主人公ならどうしたか結論付けていきました。このように大きく2つのことを改めて考えていくことができました。


 理科では、周りの立場で見ていきました。印象的だったことは、生徒に対して短く分かりやすく説明していたことです。一つ目は、タイムウォッチの使い方です。まず全体で読み方を確認し、一斉に測定することで誤差が出ることもあるという事を体験しながら確認することができました。二つ目は、ペアで1秒間を作る際にルールをスライドで提示していたことです。スライドに映すことで次に何をするのかが適確に伝わります。また、必要な物が出た時は、先生に言うようにとすることで、先に提示している時に比べ難しいながらも自分たちの力で考え、導き出すことができるためなんでも提示するのではなく、考えさせながら、少しずつヒントである種を与えていくことが大切だと分かりました。


 今回から「3+1」で話し合いを行いました。私は、百瀬さんと2人の先生と行いました。1人1人同じところに注目しながらも思うことは様々でこういった考え方もあるのかと勉強になりました。また思ったこと疑問になったことを深めていくことができたのでとてもいい経験になりました。


今回は、模擬授業に参加させていただきありがとうございました。とても勉強になりました。また次回もよろしくお願いします。(江口)

2期生ゼミ合宿(佐久間)

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12/24.25の2日間、小牧勤労センターで合宿を行いました。久しぶりに2期生全員が集まる機会だったのですが、白井さんがインフルエンザで欠席になりました。みんなが揃わないことはとても残念でしたが、みんなで協力してこの合宿を充実したものにしようという意気込みがあり、2日間頑張れそうな気がしました。

1日目は卒論へ向け、卒論の書き方の本を読みました。1期生の渡部さんから本を引き継ぎました。卒論についてメッセージが書いてあり、卒論はとても大変なものですが、それでも頑張ろうと思いました。
渡部さん、ありがとうございます!

夕食では玉置先生の還暦祝いとプレゼントを賭けたクイズをしました。
玉置先生、遅くなりましたが還暦おめでとうございます。身体を大切にいつまでも健康でいて下さい。これからもよろしくお願いします!
この夕食で2期生がさらに仲良くなったと思います。クリスマス気分を味わうケーキやプレゼント交換、とても楽しい時間でした。

2日目の午前は、酒井先生と1期生の先輩方に面接の指導をしていただきました。自分の考えを上手く話すことが得意ではないので、とても緊張しました。私以外の2期生もとても緊張していたと思います。面接の練習をして感じたことは、30~40秒程度で自分の考えを話すことの難しさです。相手に自分の考えを伝えようと思うと長く喋ってしまうので、もっと短く分かりやすく、そして印象に残る伝え方を練習する必要があると思いました。初めての面接の練習でしたが、多くのことを学び、2時間があっという間でした。学んだことをこれからの練習、そして採用試験で生かせるように頑張ります。
酒井先生、1期生の先輩方、ありがとうございました。

午後では卒論の目次づくりを始めました。自分の中では研究したいことははっきりしているつもりでも、ゼミの仲間や先輩方と相談しているとまだはっきりしてないところが多くあることが分かりました。
私の研究テーマは「子どもに考えさせる社会科の授業づくり」です。その中で特に有田和正先生と佐藤正寿先生の考えから社会科の授業づくりを研究していきます。自分で研究したい!と思って取り組むので、やる気を持って1年後には立派な卒論をつくりたいと思います。
ここでも1期生の先輩方に助言をいただきました。ありがとうございました。

2日間の合宿を無事に終えることができました。
玉置先生、この時期から卒論の準備、面接の練習をする機会をつくっていただきありがとうございました。
酒井先生、1期生の先輩方、お忙しい中私たちのためにご指導いただきありがとうございました。
そして、2期生のゼミのみんなにも感謝したいです。ゼミの仲間と協力して勉強をすると、とてもやる気がでると改めて感じることができました。みんなが本気で頑張っているように、私もこれまで以上に来年の採用試験、卒論発表に向けて努力していきたいと思います。

本当にすばらしい合宿でした!!(佐久間)

※合宿中、風邪をひいていました。うつっていないか心配です。大学でも流行っているみたいなので手洗いうがいなどの予防をしっかりするように心がけたいです。

「「授業改善」30の秘訣」を読んで(浦)

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以前のゼミに、玉置先生の奥様と大西先生が来てくださいました。
玉置先生の奥様からはケーキを、大西先生からはサイン付きの本を頂きました。
本当にありがとうございます!

今回は、大西先生から頂いた本、「「授業改善」30の秘訣」を読んで考えたことを書きたいと思います。

この本には、授業改善ということで、場面ごとの改善点や、こうするといいよという改善策が書かれています。
「よくある場面」という、改善すべき具体例が載っているところがあるのですが、私が教育実習でやってしまったり、今後やってしまいそうだな…と思うものが多々ありました。
今気付くことができてよかったです。

特に考えさせられたのは、「「ほとんど」は「全員」ではない」(p70)という言葉です。
当たり前といえばそうなのですが、挙手させるときに、2、3人手を挙げていないという場面が、私が実習をさせていただいたときにもありました。
「だいたい分かっているから」、「ほとんどできているから」という考えで次にいってしまうと、挙手しなかった子どもは置いていかれたように感じてしまうかもしれません。
また、手を挙げなくても授業が進むことで、「手挙げなくてもいいや」、「他の子がやってくれる」というように、受け身になってしまいます。
これでは、子ども達の力は伸びません。

改めて、全員参加の授業をしていきたいと思いました。
子ども達の言葉や表情を繋ぎ、全員で伸びていけるような授業をつくっていきたいです。(浦)

第4回教育と笑いの会に参加して(渡部)

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 12月10日に開催された教育と笑いの会に参加させていただきました。

 私は去年もこの「教育と笑いの会」に参加させていただきました。
 人生で初めて、生の落語を見たのも去年のこの「教育と笑いの会」です。

 去年、初めて落語を見させていただき、落語家の方の口調や間の取り方、身振り手振りなど見るもの全てにとても感動したことを覚えています。落語家の方は一人で同時に何役も演じていらっしゃいます。私の眼に映る人はたった一人の落語家の方のはずなのに、まるで何人もの役者さんがいるかのように話が眼に浮かびます。落語を楽しむと同時に落語家の方はすごいなと感じました。

 そして去年の「教育と笑いの会」で学生にもおすすめの落語として「親の顔」という落語があることを知りました。いつか見てみようと思っていたのですが見ることができていませんでした。しかし、今年も「教育と笑いの会」に参加させていただき、「親の顔」を見てみようと改めて思い、先日動画サイトで見てみました。

 見て思ったことはテレビで目にするお笑いのようだと感じました。もちろん落語なので、おもしろいと感じることは当たり前かもしれませんが、何というかとても身近に感じました。話の内容や笑いのポイントが分かりやすくとても親しみやすいのです。これなら落語をあまり知らない人でも楽しむことができると思います。

 私は今年、玉置先生の「平林」という落語を見させていただく機会もありました。この落語もとてもおもしろく、リズミカルなフレーズが頭に残ります。今年は落語に触れる機会が少し増えました。私の中で少しだけ「落語」という引き出しが増えた一年になりました。また他の落語も見てみたいです。(渡部)

第4回教育と笑いの会に参加して(大澤)

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わたしは12月10日に行われた「第4回教育と笑いの会」に参加させていただきました。

「第3回教育と笑いの会」にも参加させていただいたのですが、とても楽しい時間を過ごすことができ、ぜひもう1度行きたい!と思っての参加でした。

「教育と笑いの会」は、教師力アップセミナーや授業深掘りセミナーなど、授業づくりや学級づくりについて学ぶものとは異なりますが、会が終わった後とても幸せな気持ちになります(笑)それはきっと、たくさん笑ったからだと思います。「笑い」って素敵だなと改めて思いました。

今回のプログラムは以下の通りでした。

・野口芳宏の(しっかり)笑える教育の話
・志水廣の(微妙に)笑える教育の話
・大西貞憲の笑えない(笑ってられない)教育の話
・池田修の(笑える)教育ワークショップ
・愛狂亭三楽と愛狂亭ふくらの落語(師匠と弟子)
・桂雀太(滑稽噺)
・林家花丸(人情噺)
・シンポジウム「教師修行と落語家修行の接点」

どの話も魅力的で、聞き入ってしまいました。

この会に参加させていただいて驚いたことは、ベテランの先生方も噺家さんも共通して「笑い」のために研究をされているということです。ただ1つの話を普通に話すのではなく、話すスピードや間、声のトーンなどに気をつけて話されているそうです。話し方1つで伝わり方が変わる。研究の積み重ねが話術を鍛えることにつながるのだと感じました。(大澤)

第四回教育と笑いの会に参加して(牧野友)

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 12月10日に「教育と笑いの会」に初めて参加させていただきました。

 私は生まれて初めて落語を見ました。一人の人が何人もの人を演じていて、しかも今誰が話しているのかわかるのです。そして聞き手に感動を与えていました。私はとても不思議だと思いました。なぜそのようなことができるのか聞いてみたところ、しぐさや話し方を変えて今誰が話しているのか聞き手に認識させること、感動を与えたいポイントに向かって落とすところを決めていることを教えていただきました。

 これは、教師にあるとよい力だと私は感じました。しぐさや話し方を変えると、今教師は何を伝えたいのか子ども達に雰囲気で感じ取らせることができると考えます。例えば、指導をするとき大きな声で叱りつけてもはいってこないことが、眉をひそめてじっと相手を見つめ言いたいことを言うことで伝わりやすくなると思うからです。また、感動を子ども達に与えることも必要なことだと思います。与えるために、それまでの過程作りが大切で、子ども達がシュートをきめられるようなフリを教師が作ることが必要なのではないかと考えました。

 今回は教師に必要な話術について学ぶことができました。日頃の会話から意識をして、どうしたら相手に伝わりやすくなるのか考えていきたいと思います。(牧野 友)

第四回教育と笑いの会に参加して(牧野紘)

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12月10日、「第4回教育と笑いの会」に参加させていただきました。
まず驚いたのは、そのプログラムです。

野口芳宏の(しっかり)笑える教育の話
志水廣の(微妙に)笑える教育の話
大西貞憲の笑えない(笑ってられない)教育の話
池田修の(笑える)教育ワークショップ
愛狂亭三楽と愛狂亭ふくらの落語(師匠と弟子)
桂雀太(滑稽噺)
林家花丸(人情噺)
シンポジウム「教師修行と落語家修行の接点」

今までこんなプログラムは見たことがありません。私はプログラムを見ただけで、くすっと笑ってしまいました。同時に、教育界の有名な先生方と、プロの落語家をされている方のお話を聞けることが、楽しみになりました。

特に印象に残ったことは2つあります。

1つ目は、志水先生の謎かけです。
「中高年とかけまして、低学年の休み時間ととく。その心は、、どちらもすぐにトイレに行きたがります。」
素直に笑ってしまいました!!こんなことをすぐに考えられる先生はさすがです。

2つ目は、野口先生の「経験はただ積んでもだめだ。意図的に積むこと。整理をすること」というお言葉です。
この言葉は、今の私に突き刺さりました。今の自分が、経験を意図的に積むとはどういうことなのか。考える必要が出てきました。(牧野紘)


第4回教育と笑いの会に参加して(浦)

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12月10日に開催された、「第4回教育と笑いの会」に参加させていただきました。
名前の通り、笑いっぱなし、時に感動のある楽しい時間でした。

私は、この会で初めて生の落語を聞かせていただきましたが、話しだけでこんなに笑えるのかと驚きました。
しかし、落語前にあった先生方のお話も笑いが込み上げるものばかりで、落語家の方、先生方の話術の高さを実感しました。
相手に聞いてもらえる話をするためには、第一印象も大切だと思います。
今回、どの方も一発目に笑わせてくれました。
笑うことで、どんな話が聞けるのだろうとワクワクしますし、もっと聞いてみたいという気持ちになります。
相手に聞いてもらえる話し方、興味を持ってもらえる話し方を、私も出来るようにしたいと思いました。

最後に、落語でも、教育でも、ゆっくり伝わる話し方をすることや間の取り方が大事だというお話がありました。
私が日々ご指摘いただく課題は、早口と待つこと。
直していかなければと改めて思いました。(浦)

12月17日授業深掘りセミナーに参加して(森谷)

 授業深掘りセミナーに初めて参加しました。今回は、道徳と理科の模擬授業と授業の深掘りをしました。

 道徳の授業で一番印象に残ったことは、授業の終わり方です。資料の出典を伝え、「心があったかくなった?」という言葉で締めていました。私が今まで見たりやったりしていた終わり方は、「こういう価値が大切だから、みんなもこのような行動をしていこう」というような、ある意味教師の一方的な価値感の押し付けのようなものでした。しかし今回のようなあっさりした終わり方をして、子どもたちを余韻にひたらせ、そこからどう日々の行動につなげていくかは子どもに委ねるということも一つの方法であると思いました。

 理科の授業で一番印象に残ったことは、課題の言葉です。今回の課題は、「1秒間ふりこをつくって、つくるときのコツを説明しよう」でした。私は「コツ」という言葉に惹かれました。ただ単に1秒間ふりこを作るだけだと、まさに「活動あって学びなし」の状態になってしまいます。「コツ」という言葉を使うことによって、子どもは何に着目すればよいのか考えるようになる上に、自分たちの手でそのコツを見つけたいという意欲にもつながります。このように課題の言葉ひとつで子どもたちの意欲や活動に大きな影響があることを改めて学びました。

 理科の授業深掘りではグループごとに授業検討をしました。グループごとに話し合うことで意見が言いやすくなったり一つのことについて深く議論することができました。また、3+1授業検討法という3つのよかったことと1つの改善点を挙げる検討法で進めていきました。この方法により、話し合うことが自然と焦点化され、より深く、まとまりのある話し合いになったと思います。今後授業検討をするときには、取り入れたいと思いました。

 今回のセミナーで感動した言葉があります。それは、「心が動かないと頭は動かない」という言葉です。子どもたちの心が動くような仕掛けをいかに教師が作るかが授業づくりの鍵であると思いました。今回の学びを生かして、私も子どもの心が動くような授業ができるようにしたいです。(準ゼミ生 森谷)

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12月17日授業深掘りセミナーに参加して(百瀬)

 12月17日に授業深掘りセミナーに参加させていただきました。今回は、和田先生の道徳では生徒役として、野木森先生の理科ではじっくりと傍から観察させていただきました。

 道徳の授業を生徒役として受けてみてまず思ったことは、主人公はどうするか?ではなく、自然と自分ならどうするかな?と考えることができた授業であったということです。導入で「テスト前ってどんな気持ち?」と自分たちの気持ちを考えることから始まり、範読では語りかけるような生徒に迫るような読みと動きがあり、考えを書く時は円グラフを使って自分の考えを表すという、引き込まれるような流れがありました。

 深掘りの時に言われていた、子どもが意見を言う時に、「〇〇(主人公)は〜」ではなく、「私は〜」と言えることが良いと聞き、そうできるようにすることを道徳の授業をする際の一つの目標にしようと思いました。また、今回は意見をもつ時に、円グラフが使われていました。立場をはっきりと決めず、円グラフを使って、どちらかといえばこっち寄りの意見という思いをもつことで、他の人の意見を聞いた時に考えが変わりやすいし、自分と違う意見も受け入れやすいなと感じました。

 私は実習の時の道徳で、子どもに二択ではっきりと立場を決めさせて意見交流をさせる方法で展開しました。そのような考えしかもっていなかったからです。今回、また一つ授業の展開方法を学ぶことができました。

 理科の授業は傍から観察することで、先生の発問や生徒とのやりとりなどをじっくりと学ぶことができました。ストップウォッチの使い方、メモリの読み方、ふりこの周期の測り方など、説明だけではなく実際にやってみて分かり、興味や意欲のわく楽しい授業だなと思いました。

 課題が「1秒間ふりこをつくって、つくるときのコツを説明しよう」というもので、生徒は1秒間にしようと自然に考えて工夫をしていたと思います。道具を教師側から与えないことも考えを深めるポイントであり、子どもからアクションを起こす、まさに生徒主体であるなと思いました。

 「3+1授業検討法」では自分では考えなかった視点をもった他の方の意見を聞くことができ、考えさせられることでいっぱいでした。ある先生は、他教科や理科のその単元以外の単元とのつながりについて意見されていて、学んだことを生かすこと、教科書のつながりの大切さに気づきました。

 どちらの授業も、引き込まれ、自然と考えるような授業でした。実際に先生方の授業を見ることで、見る度に様々な展開方法や工夫、話し方など学ぶことがあります。これから教員になる上で知っているからこそ実践できることは多くあると思います。様々な新しい実践的な知識に出会える機会をいただけて、本当に嬉しく思っています。これからもいろんな先生方の授業をもっと見たいなと思った1日でした。ありがとうございました。(百瀬)
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愛知教育大学附属名古屋中学校でのGC活用研究会に参加して (松井)

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12月12日(月)、愛知教育大学附属名古屋中学校で行われたGC活用研究会に参加させていただきました。授業の後に協議会、そしてその協議を受けてもう一度同じ授業を別のクラスで行い、最後にまた協議会をするという初めての流れを経験しました。

授業は中学3年生の数学で「四平方の定理」。三平方の定理を発展させ、GCを活用して新しい発見をしていくというもの。授業もまた初めて見る内容であり、参観前からとても楽しみでした。

まずは最初の授業。三平方の定理を確認したあと、四平方の定理だったらどうなるか生徒と考えます。どんな式のパターンがあるのか、中の四角形はどんな形になるのか、それを発見するための性質にはどんなものがあるのか等について丁寧に考えていきました。グループにしてからiPadが渡され、各グループでGCを使い、話し合いが行われます。私が見ていたグループでは、まず面積を合わせてから、形に共通していることはないか一般化を行なっていました。「これは全てのときに言えるわけじゃないね」という一言が普段から授業の中で数学を追究しているということがよく分かりました。

続いて1回目の協議会。「導入が長い」という意見が多くあり、他にも授業の流れについて様々な意見が出されました。私はどの意見も「なるほど」と思うばかりで、「もっとこうしたらいい」と自分の考えがあまり持てなかったのが反省点です。本当に授業は奥が深い。協議会の間ずっとそう感じていました。

お昼休憩をはさみ、2回目の授業。授業者の先生は導入をコンパクトにし、授業の流れも「向かい合う辺」に着目したものに変更されました。すぐに授業を変えていける対応力と生徒の様子を見ての判断力に驚きました。また、じっくり教材研究しないとできないことだということもすぐに分かりました。私が見ていたグループはあまり意見が出ず、1人の生徒がずっとiPadを触っていました。しかし、全員課題を解決しようと考えています。もし、全員でiPadを見ながら学べたらより学びが深まるなと感じる場面でした。

最後の協議会。グループの様子を出し合い、授業そのものについてもう一度考えます。出てきた考えの共有が必要であるという意見がいくつかあがり、どう共有するかを話し合いました。どんな過程で学んだのかストーリーを話させるという意見には、そういった手法もあるんだという発見がありました。

この研究会に参加させていただき、直感的に操作できるGCのよさを知ることができました。授業中、各グループがあれだけ活発に話し合えたのも、GCが簡単に操作できるからだと思います。また、学び合う中で新しい発見をしている様子がいくつもありました。学びから外れていく生徒はいませんが、より質の高い学び合いにするためには、iPadを中央に置く、全員がiPadを触ることのできる等「みんなで学ぶ姿勢」が必要になると思います。それだけ高いレベルの学びをしている附属中学校の授業を見ることができ、とても勉強になった1日でした。(松井)

第4回教育と笑いの会に参加して(寺坂)

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12月10日に開催された教育と笑いの会に参加させていただきました。テーマはプロの落語家さんから学ぶ話術についてでした。

私は、中学校の教育実習で校長先生に伝えたいことが分からないと指導を受けたことがあるので、今回の話術と授業についての内容はとても勉強になりました。
今日の内容は、

1.声の高さは高い方が良い。
2.その言葉を伝えるのにリズムが悪くなるものは省く。
3.五七五調は相手が聞きやすい。
4.笑いは結果。うまく言葉が伝わったから、相手は笑う。
5.教師は、明石家さんまであるべき。
6.声が聞こえる教室のような場では、声をなくしてみると静かに聞いてくれる。
7.良い話術は、相手にわかりやすいかどうか。
8.話に、落差をつけること。
9.経験は、意図的に積むこと。

ということでした。特に2の内容は、私ができていなかったので、参考になりました。私の場合は、子供が理解してくれるようにたくさんの言葉をつけました。結果として、内容が多すぎて子供の情報処理がおいつかず、次は極端に言葉を削り「どう?」としか言わないでやると、何を答えたらいいのか分からなくなるということがありました。言葉の取捨選択というものの難しさを感じている分、深く共感をすることができました。

落語の時間は、セミナーに参加していることを忘れただひたすらに聴き入っていました。桂雀太さんの奇々怪界な落語と、林家花丸さんの人情話、落語ってこんなに面白いんだ、と感動しました。桂雀太さんとは、懇親会でもお話をさせていただく機会があり、雀太さんの人柄にも惹かれ落語にはまってしまいそうです。プロの方と話をさせていただく機会はそうそうあるものではないので、本当に幸せな時間でした。また、野口先生とも直接お話をさせていただきました。どの仕事でも楽しむことを忘れちゃダメだ!というお言葉をいただきました。先生になれば先生を楽しむ。まずは、大学生を楽しみたいと思います。

今までもセミナーに参加してきましたが、自分の体験をもとに考えることが無かったので、教育実習を終えて一段とセミナーで学ぶことが増えたなと思います。しかし、セミナーで学んだことを発揮するために、まず教員採用試験に受からなければいけません。気持ちを切り替えて、頑張りたいと思います。

最後に、なぞかけを。
落語家とかけまして、
温泉と解きます。
その心は
いつも オチつけます。(落ち着けます。)(寺坂)
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