4年生後期ゼミ予定(玉置)

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 本日(9月28日)、4年生玉置ゼミを開催しました。

 大学での学び最終ステージになります。その一つが、ゼミ、つまり「専門演習」となります。

 卒業までに、授業の基礎・基本的技量、学級経営の基本的力量をしっかり身に付けてほしいと願い、後期ゼミでは、一人一人が模擬授業を行い、それをもとにしてねらいとする力をつける最終章としました。

 この研究室HPでは授業者としての学び、授業分析を通して学んだ事柄(授業だけではなく、学級づくりも含む)を記事にしていく予定です。どうぞよろしくお願いします。

〇 模擬授業日
10月 5日 佐藤、牧野
10月12日 杉下、松井
10月19日 末松、小川
10月26日 渡部、大澤
11月 2日 中田啓太、浦
11月19日 中田昂樹、堀江

以上です。ゼミ生のみならず、学びたいという4年生には公開したいと考えています(玉置)

8月27日 愛される学校づくり研究会に参加して…(吉田)

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8月27日EDUCOMの本社で行われた「愛される学校づくり研究会」に参加させていただいきました。

まずは研究会の前に玉置先生の道徳講座がありました。
先生がご準備なされた資料は「言葉の向こうに」という読み物でした。読み物資料を扱うときは「主人公は誰か」そして「心情の変化したところを見つけ、その価値を深めること」が大切であると話されていました。確かに大学の講義でも耳にしたことがあります。「当り前だよ」と思うかもしれませんが、僕はその当たり前の中に玉置先生の凄さを感じたのです。

それは先生が配布した資料にありました。
先生の資料にはご自身の字で「ここは強く読む」「あえて言わない」「ここでこんな質問を投げかける」「この言葉を付け加える」と書かれているのです。その内容のすべてに意味があり、「この資料は子供に渡さず、授業をするから、イメージが膨らむように」「ここの言葉を大切にしてほしい」という思いが詰まっていました。それは授業を進める節々に現れ、生徒の僕も引き込まれました。先生は「イメージを持たせること」を大切にされ、演技や立ち止まり質問、ポイントを抑えるなどの客観的に子供を捉え、必要な対策をなさっておられました。この積み重ねがあるからこそ、主人公の気持ちになれるのだと痛感しました。

「このゼミでよかった」と思うと共に、「今後も先生や講師の方、仲間からいっぱい良さを盗もう」と思います。

研究会が始まり、模擬授業では、一期生の中田さんが授業をされました。

事前の打ち合わせで僕は「わからない子」になりきることになりました。ほかにも「やる気のない子」「自信がなく、話ができない子」が入り、授業が進んでいきます。演技をいれつつ、「自分だったらどのように支援するだろう」など考えていました。生徒一人一人に対応し、様々な手立てを実践されていて、僕もゆとりがある指導ができる人になりたいと感じました。

授業アドバイスツールを使い、様々な角度からの授業へ指摘を聞かせていただきました。
ここでは多くのことを学びましたが、特に2つのことを書きます。

1つ目は世界へ引き込むです。
今回は物語ということで、子供たちにそのストーリーの中に入り込む、イメージさせるということが大切でありました。引き込ませ方としてイメージしにくい場面で立ち止まる、読み方を工夫するなどありました。また表情から読み取ることでその状況を理解できることも学びました。

2つ目は共感です。
「共感があるクラスはいいクラスだ」という言葉をお聞きしました。共感を生むということは簡単ではないですよね。互いに意見をもっている中で、「君のこと、わかるよ」というのは難しいと思います。しかし、目指すべき場所だと思います。どうすればそのような環境を作れるのか、模索しようと思います。

最後にお食事会に参加させていただきました。
夏の暑さを吹き飛ばすほどの美味しさとお話で多くのことを学ばせていただきました。また、授業中の演技を褒めていただきました。より子供の観察をして、寄り添える先生になりたいと思います。(吉田)

8月27日(土)愛される学校づくり研究会に参加して(佐藤)

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先月末、「愛される学校づくり研究会」に参加させていただきました。そこでは中田くんが授業者、他のゼミ生が生徒役となって、道徳の模擬授業を実施しました。

まず、午前中は模擬授業のモデルとして、玉置先生から授業のポイントや流れを学びました。道徳では、主人公の心情が大きく変化するところがあり、発問や板書もそこを大きく取り上げる必要がありました。実際に模擬授業を受けていても、1時間の授業の要点が絞られているので、端的で分かりやすく、私自身深く考えさせられました。他にも、資料は教師が読むことで生徒たちには『想像』させ、特に取り上げたい箇所の時は、読み進めるのを1度止め、生徒たちに問いかけることで、より『想像』が膨らむことが分かりました。

そして迎えた午後の模擬授業では、1番緊張したのは間違いなく中田くんだと思いますが、生徒役の私も少し緊張しました。中学1年生になりきって、中田くんの模擬授業を見守っていました。中田くんの模擬授業は、玉置先生が教えて下さったポイントをよく押さえていて、生徒に寄り添う姿も多く見られました。

しかし、模擬授業後の振り返りで先生方からのアドバイスを聞く中で、道徳の授業の難しさも痛感しました。例えば、自分の考えをしっかりともっていながら、上手く外に発信できない生徒への対応です。隣の生徒やよくうなずいている生徒に代わりに言ってもらうなど、その生徒に何とか言ってもらおうと無理をさせてはいけませんでした。また、資料は教師が読むからこそ、しっかりと間合いを置くことで、生徒たちに考えさせる時間を多く取らなければなりませんでした。どうしても緊張や時間の都合で早口になりがちですが、1時間の授業のねらいを達成するためには、何より生徒たちに考えさせ、自分を振り返らせることが重要だと改めて感じました。

そして最後のBBQでは、いろんな先生方に「大学生からこんな勉強ができるなんて、玉置ゼミ生で良かったね」とよく言われました。全くその通りで、今回は中田くんがみんなの前で模擬授業をしてくれましたが、次は自分が子どもたちを前にして、道徳を始めとする授業をしていくことになります。だからこそ、ゼミを通して吸収できることはどんどん吸収し、自分のものにしていきたいと思います。そんな心もお腹も大満足の研究会に参加できて、本当に良かったです。(佐藤)

8月27日愛される学校づくり研究会に参加して(堀江)

8月27日、愛される学校づくり研究会に参加させていただきました。

1期生から1人、授業者を出し、道徳の模擬授業を行い、それをアドバイスツールを使って授業評価を行うというものでした。授業者はじゃんけんをして、中田昂樹くんに決まりました。

昴樹くんの道徳の授業は、教室全体を見ながら、一人一人に丁寧に指導しているという印象を受けました。

授業評価の時間では、「主人公になったつもりで考えさせる」「教材研究として、何回も本文を読む」「あまり分かっていなさそうな子から当てることで、クラス全体で深い話し合いができる」「発問をした後、少し間を置いて、子どもたちに考える時間を与える」というアドバイスがありました。

他のゼミ生が、「落ち着きのない子」「自信がなく声が小さい子」「少し外れた意見を言う子」などの少しクセのある生徒を演じましたが、昴樹くんは、それにすぐ気づき、一人一人に寄り添って指導していました。
今までのセミナーや、玉置先生から教えていただいたことを、フルに活用して授業を行っていました。

研究会後には、暑気払いの会に参加させていただき、たくさんの先生方とお話することができました。その中で、一宮市教育センターの平林先生から、本をいただきました。また後日、本を読んだ感想を書きたいと思います。

普通の学生だったら、こんなにたくさんの先生方とお話する機会なんてないと思います。セミナーや研究会に参加させていただく度に、「玉置ゼミに入ってよかったな」と思います。
たくさんのつながりができ、たくさんの学べる機会を与えてくださる玉置先生に感謝しながら、今後もセミナーや研究会に参加したいと思います。

余談ですが、暑気払いの会が終わり、ゼミ生で写真を撮ることになり、ゼミ生の1人がセルカ棒(スマホで写真を撮るときに全体が写せるように伸びる棒のこと)を出したところ、玉置先生がそれに気づいて、「1回使ってみたかったんだよ。使ってもいいか?」とおっしゃって、実際に玉置先生がセルカ棒を使って、写真を撮りました。玉置先生のお茶目なところが見れた気がして、なんだかとても嬉しくなりました(笑)こんなお茶目なところが、玉置先生が愛される理由の1つなのかな、と思いました。
写真は、セルカ棒初体験の玉置先生を激写したものです。
(堀江)
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8月27日 愛される学校づくり研究会に参加して(石川)

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8月27日(土)にEDUCOM春日井本社で行われた「愛される学校づくり研究会」に参加しました。内容は大まかに授業アドバイスツールを用いての模擬授業、そしてその後に授業者の方にアドバイスをするという形でした。私はこの中で模擬授業のみについて書こうと思います。

まずはじめに、模擬授業をする授業者を決めました。決め方は「じゃんけん」でした。じゃんけんで勝った人はその日初めて見る教材かつ1時間ほどの推敲のみでの模擬授業という形でした。
4年生のみでじゃんけんをした結果、授業者は中田先輩でした。

次に、今回の模擬授業で使用する教材を使って玉置先生から道徳の授業を解説付きでして頂きました。教材から「主人公は誰なのか」「その主人公の心情が変化した場所はどこなのか」をしっかりと捉えます。そこから『どうして心情が変化したのか?』という発問に繋げるのが、道徳の基本だと教えて頂きました。

その後、生徒役の1,2期生を相手にして模擬授業が始まりました。直前に頂いた昼食にほとんど手を付けていない姿から中田先輩の緊張具合を感じました。中田先輩の授業は、座席を市松模様に変更し1人、2人、4人と段階的に交流をするなどたくさんの工夫がありました。なかなか集中できない生徒や、大きな声で意見を言えない生徒にも柔軟に対応されており、堂々と模擬授業を終えていました。

私は授業を受ける生徒役でありながら「あんな様に堂々と授業が出来るようになりたい!」と思いました。中田先輩と同じゼミに入っていることがなんだか誇らしくなりました。
実習前にこのような研究会に参加することが出来て本当に良かったです。今回学んだことを1つでも活かせるように教育実習に臨みたいです。

ありがとうございました。

8月27日 愛される学校研究会に参加して(寺坂)

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8月27日、愛される学校づくり研究会に参加させていただきました。

朝のゼミの部では、玉置先生自ら模擬授業をしていただき道徳の教材研究のやり方を学びました。

1番驚いたのは、教材を自分流にアレンジするということです。あまり、道徳の授業を受けた記憶がないのですが、私が受けてきた道徳は読み物をみんなで丸読みしていくものでした。しかし、玉置先生は子供には資料を配布せずに、進められてました。手元に資料の無い子どもは聞くしかない状況に置かれ頭の中で情景をしっかりと思い浮かばなければなりません。しかし、このやり方だと読み手の技術も大切だと思いました。玉置先生は、物語るに惹きつけられるような抑揚のつけ方や、間の取り方で参考にしたいと思います。

午後の研究会では、ゼミ生代表として1期生の中田さんが模擬授業を、松井さんがアドバイスツールを使い多くの先生方の前で授業をされました。子供みたいな感想ですが、あの独特の緊張感の中45分授業をやり切った中田さんと、ベテランの教師のようなアドバイスをされた松井さんを見て素直にすごいなと思いました。お二人をはじめ、1期生の12名の先輩方は急に意見を求められた場でも順を追って自分の意見を言えたり、私たち2期生にも気さくに話しかけてくださったりして本当に感謝しています。玉置先生に出会えただけじゃなく、そんな尊敬できる先輩方に会えて、この玉置ゼミに入ってよかったと思います。(模擬授業で、集中できない嫌な役をしたから挽回してるわけではありません(笑)素直な気持ちです。)

先に述べたように、模擬授業ではクラスに1人はいるまったく授業に入れない子供役をやらせていただきました。役です。くどいですが素ではありません(笑)
模擬授業後、中田さんからあんな生徒がいたらどうしたらいいか分からなくなる、めっちゃ困ったと言われました。自分でも演じていて、自分ならどういうかなと、考えましたがなかなかいいアイデアは思いつかなかったです。玉置先生がおっしゃっていたように、軽く触れ、後からケアする方法が良いのかなと思います。実習前に思いがけないところでいい悩みを得れました。

研究会後は、EDUCOMさんのはからいでBBQに参加させていただいました。大人のBBQを見せつけられたような気がしました。ホルモン、大アサリぜんぶ美味しかったです。ありがとうございました。(寺坂)

8月27日 愛される学校づくり研究会に参加して(浦)

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8月27日、「愛される学校づくり研究会」に参加させていただきました。
玉置ゼミ生は、道徳の模擬授業の教師役と生徒役をやらせていただきました。

午前の道徳の勉強会、模擬授業、先生方からいただいたアドバイスの中で、私が学んだこと、そしてこれからに活かしていきたいことを書きたいと思います。


◯教材研究
道徳の教材研究をする上で、押さえるべきことを教えていただきました。
1.主人公は誰か
2.主人公の気持ちが変化するところはどこか
3.対照的な言葉を探す
この3点を押さえながら発問を考えたり、板書計画を練ることで、すっきりとした授業ができるのだと思います。実際に、玉置先生の見本の授業も、中田君の模擬授業も、1本の筋が通った、考えやすい展開でした。このポイントを押さえた教材研究をするだけでも、子ども達にとって分かりやすい授業になるのだと思います。

◯クラス全員で考えられる雰囲気を作る
教室には様々な子がいます。時には「えっ?」と思うような子どもの発言もあるかもしれません。その時は、教員が「違う」というのではなく、クラスの子ども達に「どう思う?」と投げかけ、仲間同士で気付かせたり直させることも、内容を深めるための1つの工夫なのだと思いました。また、声が小さい子には、周りも巻き込みつつ、「もう1回聞いてみよっか」、「(隣の席の子に)何って言ってたか教えて」と尋ねることで、その子の負担にもならず、かつ授業に入りやすくなるのではないかと思います。授業の内容についてこれていない子、疑問も持っている子もそのままにせず、フォローを入れていくことも忘れてはならないことだと学びました。

◯「待つ」
発問してすぐ話し合いにしたり、指名をするのは良くありません。考える時間が必要だからです。発問したら、少しでも子ども達が自分の考えをまとめられる余裕を作ってから次に移ることが大切なのだと思いました。私は、間が空くと不安になり、すぐに付け足しをしたり、言い直しをしてしまいます。しかし、私が焦っている中、子ども達はしっかりと考えてくれているのかもしれません。待つことも意識していきたいと思いました。


教育実習前に知りたかったなと思うことも多々ありましたが、今後、教員となり実際に授業をする場面は多くあると思います。
その時にこの学びを忘れることなく、活かしていきたいです!

また、研究会後にはバーベキューにも参加させていただきました。
とても美味しく、多くの話もお聞きすることができ、楽しい夏の思い出となりました。
EDUCOMの皆様、先生方、このような機会を本当にありがとうございました。(浦)

8月27日模擬授業からの学び(中田昂)

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先日、愛される学校づくり研究会で、模擬授業をさせていただいた。

自分の授業が目的ではなく、ICT機器の使用とそれを用いた検討会が目的だった。しかし、あんなに多くの先生方の前で授業をしたことがなかったので、余計緊張した。さらに教科は道徳。授業前から教採の面接なみに緊張していた。吐き気止めを飲んだことは内緒。

ここでは、授業の感想を少し。
道徳の授業は、実習で2回やったきりだった。しかも、全く手応えを感じていなかった。
自分が授業をやる前に、玉置先生が大体の流れを説明を加えながら授業をされた。その後、それを大元に授業の構成を考えた。松井君と牧野さんと共に流れの復習と発問、資料の読み込みをした。
玉置先生と同じようにやれば大丈夫だと思っていた。

実際はそんな上手くいくわけない。経験なんてない。大丈夫だと思った自分がアホらしく思えた。授業に集中できていない生徒、声の小さい生徒への支援は全然できなかった。その存在に気づくことはできるのに、関わり方がわからない。こういうことも勉強しないとなと初めて気付かされた。

自分が話をしていない時間が怖くて、生徒より話してしまう。道徳なんだから、考える時間が大切だとわかっているのに。わかってもらいたくて話しすぎる。もっと意識すべきだなと思った。「全てを教えない」これからより意識します。

自分では生徒のことを見ることができていたと思った。しかし、その後、神戸先生がおっしゃった「授業に集中できていない生徒が、班で話し合う時の椅子の向きが、最初は15度だったけど、最後は40度になっていたよ」と。椅子の角度の変化まで見ることはできなかった。そういうとこにまで気づけると、よりその子を誉めれる。もっと視野を広くしなければ。

この機会に模擬授業をさせていただけて、大変勉強になりました。課題が山積ですが、それも今後の研究に繋げて克服していきたいなと思います。仲間に助けられての授業になりました。みんなに感謝です。ありがとうございました。(中田昂)

8月27日愛される学校づくり研究会に参加して(渡部)

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8月27日に株式会社EDUCOMさんで行われた「愛される学校づくり研究会」に参加させていただきました。今回、私たちゼミ生は模擬授業の中で教師役、生徒役をやらせていただくことになっていました。

午前中はその模擬授業に向けて道徳の授業のつくり方、授業の進め方について玉置先生に教えていただきました。

道徳の授業づくりではまず主人公は誰か、どこで主人公の気持ちが変わったか、なぜ変わったのかということをとらえることが大切だと教えていただきました。

また、子どもたちの気持ちを主人公に近づけることが大切だそうです。例えば今回の教材「言葉の向こうに」の中に「必死で反論する私の言葉も、段々エスカレートしていく。」という一文があります。そのときにどんな言葉だったのか想像させます。文章中に書かれていない言葉を具体的に想像することで気持ちを主人公に近づけることができます。

今回の模擬授業では1期生の中田昴樹君が教師役として模擬授業を行いました。他のゼミ生は生徒役ということで参加をしました。集中力がない生徒、少しやっかいな(?)生徒、声が小さい生徒などキャラクター設定をした学生もいます。私は声が小さい生徒の役をやりました。模擬授業の中で私がボソボソっと発言をする場面がありました。きっと実際の学校でも声が小さく、クラス全体にその子の意見が届かないという場面はあると思います。

授業後の先生方による授業アドバイスツールを使ったお話の中でこのような小さな声で発言する子どもがいたときには近くの子どもにスピーカー役になってもらうという方法でクラス全体にその子の意見を届ける、もう一度聞きたいときには「もう一回言ってくれる?」ではなく「もう一回聞いてみようか」と言うことができるそうです。

もしも私が小さな声の子どもだったら「もう一回言ってくれる?」と言われると自分の意見に自信がなくなってしまうけれど、「もう一回聞いてみようか」と先生が言って周りの友だちが「うん」とうなずいてくれるのを見ると、周りが自分の意見を聞きたいと思ってくれていると感じることができ、意見を言いやすいと思いました。

先生方のお話の中では録画された授業の映像を見ながら授業者の中田君に「このときどうだったか覚えてる?」という質問がありました。
その度に中田君はしっかりと答えていました。あの緊張感の中で生徒たちの様子をしっかりと見ていて本当にすごいなと思いました。

また、集中力のない生徒には何度も声をかけたり、分からないという生徒には目線を合わせて一緒に考えたりと一人一人のことを大切にしているということがとても伝わってきました。

緊張してお昼ご飯もほとんど食べられなかった(笑)中田君ですが50分間一生懸命取り組む姿をみて本当に素敵な仲間がいるゼミだな改めてと感じました。

教員採用試験も終わり、後期のゼミでは授業づくりに取り組む予定です。ゼミの仲間と切磋琢磨してがんばっていきたいです。

夕方からはとてもおいしいバーベキューを楽しませていただきました。この夏休み最初の夏らしい、楽しい思い出になりました。EDUCOMのみなさん、先生方、ありがとうございました。(渡部)

8月27日道徳の授業作り (牧野紘)

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8月27日に、教員採用試験を終えてから初めてのゼミがありました。

私は最初、参加するか迷っていました。
なぜなら、別件があり、午前中しか参加することができなかったからです。
午前中しか参加しないということは、みんなが危惧していた授業者にはならない(笑)ということだからです。
みんなに申し訳ないという思いを抱きながら、参加させていただきましたが、今では参加して本当に良かったと思っています。

まずは、久しぶりに玉置先生や、ゼミの仲間、後輩に会えて、胸いっぱい温かな気持ちになりました。
これだけで、来て良かったと思いました。

初めは、玉置先生に道徳の授業作りについて教えていただきました。
話を聞いていて、1番印象に残ったことは、玉置先生が子どもにイメージをさせることを徹底していることです。
文章を読みながら時折補足を入れたり、実際に聞いたり、時には演じたりしていました。
この細かな工夫が子どものイメージを膨らませていくのだと分かりました。
道徳は正解を求めるわけではないので、国語のように文章の中から言葉や答えを探すのではなく、玉置先生のように子どもにたくさんイメージさせ、考える機会を持てるような授業展開を、自分もしたいと思いました。

後半は、授業を作る組に混ぜてもらい、中田くんと松井くんと授業の進め方について話し合いました。
中田くんは柄にもなく(笑)、とても緊張していましたが、より良い授業になるように、必死に考え、練習をしていました。
松井くんは、良い授業になるように、中田くんにたくさんアドバイスをしていました。
私は一つの授業作りについて、何人かで考えることが初めてだったので、自分とは違う考えを聞けたり、より良い進め方を一緒に考えたりして、とても濃い時間でした。
私は実際には見ることができなかったのですが、中田くんが先生役、みんなが生徒役で、頑張る姿が想像できました。
どんな授業になったのか、またみんなの記事を読むのが楽しみです。

ゼミを終えて、授業作りにも意欲がさらにわきました!
卒業研究とともに、授業作りも、ゼミの仲間と切磋琢磨して頑張りたいと思います。
このような貴重な機会を下さった、玉置先生と、エデュコムの皆様に感謝しています。
ありがとうございました。(牧野紘)

8月27日 愛される学校づくり研究会 (松井)

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8月27日(土)にEDUCOM本社にて行われた、愛される学校づくり研究会に参加させていただきました。道徳の授業をゼミ生が行い、その授業をアドバイスツールを使ってどう振り返るかというものを見ていただくのです。

授業者は中田昂樹君に決まり、私は中田君と牧野さんと一緒にどんな授業にしていくかを別室で話し合い。いかに考えさせ、いかにその考えを引き出すかについて主に考えました。

話し合いも終わり、玉置先生からアドバイザーをやってほしいとご依頼が。すぐにお引き受けしたのですが、大役を任されたと気づいたのは授業が始まってからでした(汗)

アドバイザーとしての立場から振り返りたいと思います。アドバイスツールは初めて使わせていただきましたが、とても使いやすく記録のしやすさに驚きました。私は生徒役の様子を中心に教師の働きかけを主に記録しました。個性ある生徒たちに中田君がしっかりと対応しようとしていたのがよく分かりました。初めて見る生徒を前に、すぐに対応しようとしていたところがさすがです。また、話し合う場を何度も取り入れ、考えを押しつけるのではなく、生徒の考えを大切にしようとしていたこともとても伝わってきました。少しだけ残念だったのは、3人で授業の練習をしていたときよりも範読が早口になっていたこと。やはり緊張すると早口になってしまうんだなということを感じました。

その後は10分の時間をいただき、(同僚として)アドバイスをしました。私の反省としては記録はできましたが、何を1番伝えるべきかという順序があまり考えられていなかったことです。せっかく記録した映像がうまく活用できませんでした。「何分くらいのことか」など、覚えておく工夫も必要だと感じました。また、改善点の伝え方も反省しました。他の3人のアドバイザーの先生方は必ず授業をしてみて感じたことを聞いたり、授業のよさを最初に必ず伝えていました。私は中田君のよさを知っているからと、それらを後回しにして改善点ばかり伝えていたように思います。私が逆の立場だったら嬉しくないと思ったので、今後は伝え方も意識していきたいです。

道徳の授業後には暑気払いの会にも参加させていただきました。たくさんの先生方とお話をさせていただき「もっとがんばろう」という気持ちに。全員ではありませんが、採用試験が終わってゼミ生が集まり、勉強できたことが嬉しかったです。大学生活も残り半年ほど。もっともっとゼミで学んでいきます。

最後に、このような場を用意していただいた先生方、EDUCOMの皆様、ありがとうございました。(松井)

8月27日道徳の模擬授業をどうして学んだこと(江口)

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 私は、8月27日に道徳の模擬授業に参加させていただきました。道徳の授業は、国語とは異なり、生徒の意見に沿って、深めていくと学校の授業で学びました。私は、国語専修のため区別が付けにくく、今回のセミナーでやり方を学ぼうと思っていました。

 午前中に、指導者を決めるということで、中田先輩になりました。その後、玉置先生の道徳の授業が始まりました。玉置先生は、本文を配らないで、先生の音読によって、イメージを膨らませるというやり方で、初めて行なうものだったためとても勉強になりました。ただ、読むだけではなく、間を空けたり、読まない文があったり、補足したり、生徒に考えさせるなど、様々な工夫をされていました。これらは、教材研究を多く行わなければ、できないことだと思います。話し合いの際は、ペアや4人グループにするなど、生徒中心の授業でした。

 午後からは、中田先輩の授業でした。玉置先生の指導のように行い、また堂々とした口調で素晴らしかったです。落ち着きがなかったり、少しずれたことをする生徒に早く気づき、声を掛けているのがとても印象的でした。そういった生徒を見捨てることなく、全員が授業に参加できる授業づくりをしていきたいです。自信がなく、声が小さくなってしまう生徒には、周りの生徒に聞こえた?と聞くなどして、全員が聞き取ろうとする雰囲気を作り出していました。

 今回のセミナーに参加させていただき、道徳の授業展開を学ぶことが出来ました。生徒一人一人に注目していくことが大切だと改めて感じました。中田先輩お疲れ様でした。そして、授業が終わった後のBBQを用意してくださった、EDUCOMの皆様ありがとうございました。とても、楽しく過ごすことが出来ました。また、セミナーがある際には、よろしくお願いします。(江口)

書くことによって学ぶとは…(吉田)

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ある日のことです。朝起きてご飯を食べていると玉置先生から1通のメールをいただきました。

「書くことによって学ぶということをしていますか?」

このゼミに入り、半年近くなりますが私はもう一度この言葉の「真意」に向き合おうと思います。

僕なりに仮説を立ててみました。
「書く=学ぶ」なのでしょうか。
書くことで記憶に残りやすい・頭で考えるだけではなく、手を動かせというのはよく耳にしますよね。確かに私自身「頭が整理できた経験」や「記録することの大切さ」を感じてきました。ただ「書く=学ぶ」という表現を先生はされていません。

なぜでしょう?

それは「=」と記号の恐ろしさにあると私は考えます。
書けば何とかなる、書いてまとめさえすれば自分のものになった。なぜなら書くことは学ぶことと同じだから。
これは目指しているビジョンとは違うと言い切れます。理由はただ1つ、ゼミのみんなが先生の思いを肌で感じているからです。

そして「=」ではなく、「によって」という言葉がすべてを物語ってます。
「によって」という言葉は文法的に「手段・方法」を表す際に用いられる表現です。つまり誰かによって使われるということです。ここが大きなポイントだと私は考えます。「書く」という行為をその人がどう位置付け、その人が物事に対してどのような姿勢で向かうということ、いわゆる「心」がいるではないでしょうか。
「書く」という行為は一つの手段であり、そこに「心」があるから学ぶことができるではないでしょうか。多くの方の講演会や自分の身の回りにある不思議、体験には多くの情報があり、それをすべて還元するのはなかなか難しい中で「1つでも自分の身にしたい」「前の自分よりも大きくなりたい」と思うからこそ成り立つ、学びなのかもしれません。

1つの手段としての「書く」ととらえた時、一つの疑問が生じました。なぜこんなにも先生はこだわるのでしょうか?
それは先生の姿が教えてくださいました。先生の人生をすべて知っているわけではありませんが、先生は書くことによって学ぶことの大先輩であり、物事に対して気づき、その問いを追い求め、情報を整理して、体現化されているのだと見て感じます。「将来、先生は書くことが多い」とも先生は話されますが、それは後付けの理由で、僕らの夢、成長のためになってほしいという思いがあるのではないでしょうか。

この意見は僕の個人的な見解であり、誤解や異なる見方があるかもしれません。是非、僕にその意見を教えてください。その意見が僕を大きくしてくださると思います。

また、素直に記事を書いていこうと思います(吉田)

8月27日愛される学校づくり研究会に参加して(百瀬)

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8月27日にEDUCOMにて行われた「愛される学校づくり研究会」に参加させていただきました。私たちの関わりは、ゼミ生の中で授業者と生徒役を決めて、道徳の授業をするというものでした。また、その授業の様子をアドバイスツールを用いて参観していた方から授業者の方へアドバイスする時間も見させていただき視点が広がり、とても貴重な経験をさせていただきました。

はじめに、ゼミ生を対象に玉置先生より道徳の授業をしていただきました。その際、道徳の授業の方法について学びました。まず資料を見て、主人公は誰か、主人公の心情が変わったところはどこかを見極めます。玉置先生は授業の進め方として資料を生徒に渡さずに、教師が話して内容を把握させる方法をとっていました。

このことで、子どもがイメージを膨らませたり、集中して聞き話の世界に入っていきます。しかしこの方法をとる際には、どこを読みどこを読まないのか、強く読む部分はどこか、何を補足するのか、どこで考えを持たせるのかと事前の教材研究がものすごく大切であることがわかりました。

今回の模擬授業では、授業者は1期生の先輩から中田先輩に決まり、私は他のゼミ生と共に生徒役として参加しました。生徒役としても事前にどんな子がクラスにいるのかを考えながら、どんな反応を先生に見せるのかを考えました。

先輩方と話し合う時間の中で、実習を経た先輩方はどんな子がいたとかどんな反応があったかなどすごくたくさんの考えをもっているなと感じました。この時、経験より学ぶ事は大きいなと思い、実習への不安が私も経験して学びたいという思いに変化しました。

模擬授業では、中田先輩はクラスの全体をよく見ていて、集中出来ていない子を引き込んだり、話し合いのとき2人から4人と工夫されていて、考える道徳の授業でした。事後のアドバイスの時間で、関わりや子どもの反応をきちんと把握していて、その場だけの反応で終わらせているのではなくきちんと考えて授業が組み立てられていることがよく分かり、先輩のように授業ができるよう頑張っていかなければならないと思いました。

授業者の方へのアドバイスからも、様々な視点からの意見が聞けてとても勉強になりました。声が小さい子に対して、「もう1回言って」と言うのではなく、周りの子も巻き込み「もう1回聞いてみようか」と言うことで、発言する子もしやくすなるということを学びました。さらに、隣の子に「聞こえた?なんて言っていた?」と聞き、皆で意見を共有する方法も学びました。これはぜひ活用していきたいです。

夕方からのバーベキューも、先生方とお話する中で教師としてのお話を聞くことができ、とても充実した時間を過ごすことが出来ました。1日を通して学ぶことばかりでした。このような機会をくださったEDUCOMの方、先生方、玉置先生ありがとうございました。(百瀬)

8月27日(土) 道徳の模擬と研究会に参加して(岩田)

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8月27日(土)、愛される学校づくり研究会で、道徳の模擬授業と研究協議に参加させていただきました。

研究会の前に、玉置先生から、道徳の教材研究のポイントや教師と子どもたちとのやり取りのコツなどをご指導いただき、学習会を行いました。その後、中田先輩を授業者とし、残りのゼミ生は生徒役として模擬授業に参加するため打ち合わせを行いました。

午後からは模擬授業の本番です。今までゼミ生しかいなかった部屋は、たちまち先生方でいっぱいになりました。わたしは、今回およそ50分間の授業で改めて考えさせられることがありました。

それは、「子どもの立場に立つこと」です。この言葉は、教師を目指すものとして、最も当たり前のことであるけれども最も忘れがちなことであるように思います。学校では多くの場合、一斉指導が当たり前です。個別指導ができるのは机間指導のわずかな時間のみ。さらに教師は当然自分のねらいを持って、授業を展開しなければなりません。教壇から子どもたち一人ひとりの表情をつかみ、今その子がどんなことでつまづき、何を考えているのか全体を見渡すことの大切さを知ることになりました。教師の自己満足の上に成り立つ子どもの立場では、いつまでたっても子どもたちとの本当のつながりを得ることはできないと実感しました。

その後の食事の時に、たくさんの先生方からお話をお聞きしました。いろいろな教育観や今までの経験など生の現場のお話しをしていただいて、そのすべてが新鮮なものであり、自分の知識や考え方の引き出しが増えたような気がします。あとはその引き出しを適切な時に自分の力で開けることができたら、一歩また成長できるのではないかと感じました。それは簡単なことではないと思います。当然挫折をしたり妥協をしたりしたくなる場面が出てくると思います。しかし、そんな時は子どもたちの持つ、小さな疑問の芽を大切にし、少しでもその芽の成長に貢献できるように、共に学び共に悩み、考えていきたいと思いました。この気持ちで教育実習に挑んでいきたいと思います。貴重な経験をありがとうございました。(岩田)

8月27日、道徳の模擬授業からの学び!!(小川)

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8月27日に行われた授業アドバイスツールについての研究会に参加させていただきました。

午前中にじゃんけんによって、その日の午後の研究会での模擬授業者をゼミ生の中から決めました。結果は中田くんとなり、そこから全員で玉置先生の道徳の授業を学びました。
玉置先生の道徳の授業と模擬授業後の先生方のコメントから学んだことをまとめます。

1.物語の資料を配らない。
→子どもたちが集中して授業に取り組むことができる。また、頭の中でイメージをすることで自分で読むよりも内容が頭に入りやすく、物語の世界に入りやすいと感じました。
研究会でここでのポイントとして、分断しながら読み、重要なところは補足を入れることや1度間をおくこと、子どもたちにどんな場面か想像をさせることなど意見が出ました。また、子どもたちがついていけるように範読は早口にならないように、重要なときは補足を入れ、間をおくことが大切であると学びました。

2.グループ交流の留意点
→意見を話し合う際にはわからない子から話していくのが良い。そうすることで物語の世界にみんなが入りやすい。また全体交流の際にも同じことがいえるのではないかと思います。

3.机間指導の留意点
→1人の子に時間をかけすぎない。短い時間で指導し、やり方がわかっていれば最後まで見ずに、また一通り周ってからしっかりできたかを確認してやれば良いと学びました。私は教育実習で机間指導をするときに丁寧にやっているつもりでしていたのですが、生徒自身が自分で考えることをやめてしまい、先生がまた来てくれたときに聞けばいいという姿を生み出してしまいました。なのでこの学びに習い、改善していきます。

私が行った実習の道徳の授業ではあまり深く掘り下げられずにいました。なので今後は今回の学びを存分に取り入れ、生徒自身が自分を見つめ、言葉を引き出してやれるような授業にしていきたいと思いました。

先生方、EDUCOMのみなさま、ありがとうございました。(小川)

佐藤暁先生「発達障害のある子の困り感に寄り添う教育支援」を読んで(渡部)

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9月3日の教師力アップセミナーの講師の先生である佐藤暁先生の文章を読ませていただきました。本を借りることができなかったため、インターネットに載っていた佐藤先生の論文を読ませていただきました。

佐藤先生は保育園・幼稚園や小中学校の「現場」は病院や教育相談室といったクリニックのような場面で支援を行うのとは根本的に異なる点があるとおっしゃっています。その一つが周りの子どもとともに育てるということです。

佐藤先生は教師の支援を求めている子どもたちを「支援が必要な子ども」あるいは「『困り感』のある子ども」と表現しています。困っているのはなにも発達障害のある子どもたちだけではない、他に困っている子どもはたくさんいるのだから、その子たちも含めて教育支援を進めていくことが「現場」での仕事だとおっしゃっています。

特別支援教育と聞くと一番に思い浮かぶ言葉が「個別」という言葉です。佐藤先生の文章を読んで、個別支援は大切だが、集団作りということに目を向けることも大切だと分かりました。

佐藤先生は教育支援の方向性を示す際に「困り感・安心感・イケテル感」という言葉を使っています。その中でも私は学級づくりでもよく聞く言葉である「安心感」に注目しました。

安心感には三要件があります。
「見通しと向かう先」、「できた・わかった体験」、「民主的な人間関係」です。

「見通しと向かう先」ではスケジュールについて触れられています。
スケジュールは子どもにとってあったら便利、子どもに必要、あるいは、それがあるから安心だから作るそうです。「見通し」は今からどんなことが予定されているかという情報で「向かう先」とは楽しいことに向けて頑張るといったそこに向かっていく何かだそうです。「向かう先」について分かりやすい例えが載せられていました。

サッカーが好きなのだったら「仕事が終わったらスタジアムにいく」というように楽しみに向けて一日を乗り切る。また、週の初めに「ああ、一週間が始まったな」と思っていても、木曜日くらいになって休みが近づくと元気になるというのも「向かう先」があるということです。とても共感できますよね。

スケジュールで伝えたいことは「楽しみ」だそうです。スケジュールを見て「今日はこんな楽しいことがあるな」、「あれが楽しみだから学校に行こう」と子どもが思えることが大切です。
私も教員になったら子どもたちが楽しみにするような授業や毎日の朝の会の話などできるようにしたいと思いました。

「できた・わかった体験」で大切なことは「何を身につけさせるか」ということを考えることです。小さなことを一つ一つやっていくめにも教師が子どもに「何をさせるか」と支援のターゲットをしっかりともつことが大切だそうです。

「民主的な人間関係」では行事などにおける社会的な行動を形成するために効果的な当日のシナリオ作り、リハーサルについて書かれていました。例えば高機能自閉症の子どもが山の学校に出かける際には事前に保護者と先生が下見に出かけ、資料を集めてシナリオカードを作ります。それをもとに「これは○○する時間で、みんなはこんなことをするから、あなたはこうしたらいいよ」と行く前にシナリオカードを見ながらリハーサルをするそうです。

私はサークルで参加した発達支援センターの遠足を思い出しました。そのときも出発する前に先生が写真を見せながら「今日は△△へ行きます。今からバスに乗ります。着いたらトイレに行きます。」というように子どもたちに話をしていました。その結果子どもたちもセンターを出るときには「今からバス乗る!」と自分で理解し、行動することができていました。

リハーサルを行うことで自分のすべきことが分かり、みんなと一緒に行動することが可能になるということが分かりました。

特別支援教育と聞くと「特別」、「個別」というイメージを抱いていましたが、そうではなくてどの子にも必要であって個別支援だけでなく、集団という視点も大切にすることが必要だと分かりました。

「特別支援教育」という言葉をよく耳にします。私に出来ることは何かという視点をもってセミナーでは佐藤先生のお話をお聞きしたいと思います。(渡部)

佐藤暁先生の「見て分かる困り感に寄り添う支援の実際」を読んで(牧野紘)

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次回の教師力アップセミナーで講演をしていただく、佐藤暁先生の本を読みました。
大学の図書館には、佐藤先生の本がたくさんあり、どれを読もうか迷いましたが、自分の研究内容と共通している「係活動」について述べられているこの本を選びました。

佐藤先生は、『どんな小さなことであっても、学級の一員として活躍する場を与えたい。「役に立つ私」を実感できる子どもに育てたい。』
と、本の中でおっしゃっています。
私は、子どもたちに学級に対して所属感をもってほしいと考えて研究を進めているので、とても近いものを感じました。

印象に残った活動は、いつ、誰が、どんな仕事をしてほしいのかを示した掲示物を作ることです。
この活動は、本人が仕事を忘れないようにするためであったり、誰がどの係か把握するために行うと考えられますが、佐藤先生はさらに、掲示物の中にも「居場所」を作るのだと述べていました。
私は今まで掲示物に対して、そのような考えをもっていなかったので、なるほどと思いました。
そして、このような小さな工夫を積み重ねることによって、子どもたちの所属感を高めることができるのではないかと感じました。

セミナーでは、さらに貴重な話を聞かせていただけると思うので、今から楽しみになりました。
積極的に学びたいと思っています。(牧野紘)

京都福知山市の勉強会に参加して(吉田)

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8月8日に京都府福知山市にて私がゼミの研究で参考にさせていただいておられる小笠原豊先生の講演会があり、そちらに参加させていただきました。今回玉置先生を通し、小笠原先生に連絡させていただき、叶ったことで本当にうれしく思います。

私はこの講演会での感じた事、大きく3つについて述べさせていただきます。

1つ目は子供を引き付ける、アクティブラーニングが自然と起こる工夫についてです。

以前私が先生の本、講演会DVDを視聴し、見つけた解釈は「主体的、対話のある、深い学び」を確立するうえで、理科における子供のスタート地点は「子供とその場で起きている現象との対話」であり、その中で「なんでやねん」と突っ込みを入れたくなるような問題意識と達成意欲があるから、学びが始まるのだということを書かせていただきました。確かに私の考えは先生の論点からずれおらず、見方は間違っていなかったと思われます。

 今回はその先、何を意識して「対話」を確立させているのかということです。
 私は2つの講演中の言葉に注目しました。

「今日のルールを作ること」
 活発でいつも手が挙がる学習ができていることが重要ではなく、子供たちが「物事に対して向き合えているか」が重要であるということを先生は取り上げられ、その時にルールを作ることによって向き合う環境を作るということが大切であると話されておられました。学ぶ環境を整える=対話が生まれる環境を作るということはそれに適した空間の条件があり、それをしっかりと提示すること、それを理解してもらうことでより良い環境をでき、その適したルールが子供たちの達成意欲をより高める効果があるのではないかと私は感じました。

「どんな仕掛けをするか」
この言葉は前の考察でも先生はしっかりとした教材を分析し、単元のはじめ、単元の切れ目に強い問題意識を持たせるような事象、声掛けをしておられました。また、子供が持っている概念、思考に目を向けていなければ、「思考のずれ」を生み出せないということも言えると思います。そのように考えると仕掛けとは難しいと感じると共に、ここでどのような対話を生み出すかというのが学びのカギになるのではないでしょうか。今後はその対話が起きる仕掛けについてもより深めていこうと思います。

2つ目は「もの」についてです。
今回は実際に「骨を組み立てる」「光の屈折をみる」実験や体験をさせていただきました。どれも大人でもワクワクしながらやることができ、活動をすることでその面白さも感じられました。私は先生の中に2つの「ものの意味」があると思います。

1つ目は「思考するため」のものという捉え方です。
骨を組み立てる活動を隣のペアの方と一緒にさせていただき、二人の中でいろんな討論と疑問が生まれました。手を動かしながら考える活動が可能にさせるものの重要性を感じました。また考える中で課題設定の大切さを感じました。「簡単では手に届かないけど、ちょっと伸ばした先にある」という感覚がより興味を持たせるポイントであると思います。

2つ目は「表現するため」のものという捉え方です。
これは次の内容にもつながるのですが、話し合いを活発にするという先生の考え方です。最初から口だけで説明するのは難しいことも多くあります。そんな時に「これがこのように曲がって、ここでこうなるから、進む」などあいまいな表現でも具現化することができ、そこから、具体的な表現をしていく学び合いができるのだと学ばせていただきました。そのような活動にするためにも、子供に「どこに気付かせて」「どこを表現するために」といった目的があり、それを再現できることが物の質として大切であるとも教えていただきました。

そしてどちらも脳を動かす、子供たちのモチベーションが高まるという良さがあり、目的があってものを扱うことの大切さとその可能性を見出しました。物を作る時は「大きさ、色、向き、隠す」など工夫をすると子供たちが引き付かれるものになりやすいということも話されていました。

3つ目は「話し合い」についてです。
今回は実際に先生にお話をさせていただく機会があり、先生が授業を作るうえで心掛けていることを聞かせていただきました。その際に先生は「アクティブラーニングとは活動をアクティブにするのではなく、頭を働かせることで、その時に話し合いも重要だ」という言葉をいただきました。私は今まで話し合いという視点で捉えていなかったため、もう少し考えるべき場所をいただきました。

今回は本当に多くのことを学ばせていただきました。まだまだ学びたいことだらけです。講演会に参加させてくださいました、小笠原先生、京都福知山市の教職員の皆さま、ありがとうございました。(吉田)

〜からの努力 (松井)

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教員採用試験が終わりました。「あの問題正解できたのにな」「この質問には違う答え方があったな」など、思うことはたくさんありますが、もうあとは祈るしかありません。

ゼミの仲間とはたくさんの問題を解きながら教育問題について考えてきました。12人という人数だからこその学び方。振り返ってみるとゼミでの学びが自分の大きな力になっています。ゼミ以外でも、同じ愛知県志望の数学専修(上の写真)やサークルの仲間と面接の練習をして高め合ってきました。きっと1人ではここまで戦ってこれなかったと思います。採用試験を通して勉強以外にも「高め合う」という大事なことを学べました。

ようやく、ようやく夏休み! と浮かれ気分になりそうなときに、野口先生からいただいた言葉がふと頭をよぎりました。

「までの努力より からの努力」

採用試験までの努力
よりも 採用試験が終わってからの努力
が大事なんだと感じました。

卒業論文もあります、授業づくりについて、学級経営について… 勉強したいことはたくさんあります。少し肩の力を抜きながら「からの努力」を心がけ、残りの大学生活を送っていこうと思います。学びはまた記事として発信していきます! (松井)
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