教師力アップセミナー(小野田正利先生)に参加して(渡部)

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1月21日、大口中学校で行われた教師力アップセミナーに参加させていただきました。
講師の先生は小野田正利先生です。
事前に読んだ本の中でも小野田先生は何度も「モンスターではない!」ということをおっしゃっていました。しかし、まだ自分の中では理解し切ることができていませんでした。
今回のセミナーで小野田先生のお話を聞く中で少しずつ小野田先生のおっしゃっていたことがわかってきた気がします。

きっかけの一つにクレーム、苦情のトラブルから誰も逃れることは不可能な時代であり、クレームがきているのは学校現場だけではないということがあります。
社会で働く誰もがクレームに出会っている、
この当たり前のことを忘れていました。
学校ばかりがいつも大変だというわけではないのだ、みんなそれぞれクレームと出会っているのだと考えると少し気持ちが変わります。
もしかしたら、私たちがお店で「ちょっと聞きたいな」と思ったことや何気なく発した言葉もお店の人からしたらクレームになっているのかもしれないと感じました。
保護者の方が何か言ってくるとき、すぐにクレームだと身構えるのではなく相手の話を最後まで聞くことを意識したいと思います。最後まで聞くことで、クレームではなくお互いが納得して終われるのかもしれないと思います。
もちろん、これは簡単なことではないと思います。しかし、まずは最後まで相手の話を聞こうという気持ちを持てるよう努力したいと思います。

午後からは3、4人のグループになって不登校の例の題材をもとにエコロジカル・マップを作成しました。参加者の先生方と一緒に参加させていただき、とても貴重な経験をさせていただくことができました。
ありがとうございました。
小野田先生がおっしゃっていたことは、目の前の怒りを鎮めることが大切なのではなく、子どもの利益のために何をするかということが大切だということです。
このことは他の先生から保護者対応について勉強したときにも教えていただいていました。そのときは、「目の前の保護者ではなくて、その後ろにいる子どものことを考える」と先生はおっしゃっていました。なるほど、と思い自分も保護者対応のときにはこの考え方を大切にしようと思っていました。
しかし、今回エコロジカル・マップを作るときにこの考えのことを忘れてしまっていました。目の前の怒っている保護者に対してどう対応していくかということばかり考えていました。
グループで話し合った後の小野田先生のお話を聞いて大切なことを忘れていたと思いました。子どものことを考えることの必要性について学んでいたのに、不登校の例の題材について考えるだけでもこの大切なことを忘れてしまっていました。
学んだことを実際に実行することの難しさを改めて感じました。
とても難しいことだと思いますが、学んだことを少しでも実行できるよう努力したいです。

(渡部)

教師力アップセミナー(小野田正利先生)に参加して(牧野紘)

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1月21日に教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回の先生は、小野田正利先生です。鮮やかなジャケットを着て、抑揚をつけて話をされる小野田先生の講演に一気に引き込まれました。

午前の部の最後に、対応の難しいケース編として、ビデオを見ました。会場では時折笑いが起こっていましたが、正直私は笑えませんでした。(笑)四月から自分の身にもあり得る話だったからです。不安は拭えませんが、今の時点で、こんなことも実際あるのだと、知ることができただけでも意味があったと思っています。

午後の部はワークショップを行いました。エコロジカル・マップを作りました。これは、保護者との関係できた難しいトラブルに遭遇した際に、その経過や問題点をまとめ、同時に保護者を取り巻く相関図などを一枚の紙に書き出し、整理するものです。

実際にやってみて、思ったことが2つあります。
1点目は、記録が大事だということです。マップを作るには、正確な記録が必要です。小野田先生がおっしゃっていたように、事実と自分の考えは分けて記録をとることを心がけたいです。
2点目は、正確を決めるためではなく、交流することに重きをおくべきということです。エコロジカル・マップは、「整理する」ためのものです。自分だけでは気づけなかったことを、交流することで気づくことができます。その気づきによって生み出された考えや案を、正しいものとして保護者の方と向き合うのではなく、参考として話をしたいと感じました。

私はこのセミナーを聞きながら、玉置先生と斎藤さんをはじめ、PTAのみなさんの顔を思い浮かべていました。私もそんな関係を築けるようになりたいと強く思いました。(牧野紘)

2月23日出川小学校参観に参加して(嶋藤)

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私は、2月23日に春日井市立出川小学校の公開授業に参加しました。今回授業参観をした中で一番印象に残っている授業について感想を述べたいと思います。

印象に残っているクラスの先生は、とても良い授業をされていました。児童が発言したことを拾い、それはどういうことなのかを他の子に発言させたり、1人で終わってしまうのではなく、2人で話し合ってから全体でその話について確認をしていったりなど、考える力を育てていたなと感じました。

また、一番驚いたことは、めあてを児童に考えさせて言わせていたところでした。普通は先生が「今日のめあてを言います」と言って、めあてを黒板に書いています。しかし、その先生は、今回の問題は何を使って解いていかなければならないのかがだんだん分かってくるような導入をし、それを踏まえて、「では、今日のめあては何でしょう」とつなげ、児童がみんなでめあてを考えて言うという形でやっていました。今までで見たことがないやり方でした。しかし、このやり方をすることで、児童は今回の授業で何を学ぶのかをしっかり理解できるなと感じました。

他にも、授業の最後に普通はまとめを先生が書いて、それを児童が写すということをすると思います。しかし、その先生は、児童たちに立たせて、隣の人と今日学んだことを話し合わせ、話し終わったペアから、座って自分のノートにまとめを書くという作業を行っていました。今回の授業は「表を使って問題を解こう」というものでしたが、そのときのまとめで、1人の児童が書いていたまとめを紹介したいと思います。

『まず、問題から、サッカー、水泳、野球、テニスをよみとって、ヒントだけじゃわからないから、表にして、表をたてに見たり、表をよこに見たりして、1つの問題がとけるとまた、ヒントがでてくるので、それをもとにして求めます。』

このまとめを見て、私は先生が書いたまとめと言ってもおかしくないくらい素晴らしいまとめだなと感じました。それだけ今回の授業内容を理解することができているんだなと感じました。

こういうまとめを児童に考えさせて書かせるということは、このクラスだけではなく、学校全体で行なっているようです。児童に授業を振り返させ、まとめをさせることはとても大切なことだなと思いました。

最後に、クラスごとの雰囲気が違うのは、ランドセルの入れ方、机の上の教科書、ノート、筆箱の置き方、雑巾のかけ方など、しっかり先生が日頃から指導されているかによると今回の授業参観で気づくことができました。1つ1つきっちりと指導をしていくことがとても大切なことなのだと痛感させられました。

今回の参観でたくさんのことを学ぶことができました。これからも公開授業や、セミナーにたくさん参加して吸収していきたいです。(嶋藤)

教師力アップセミナー(小野田正利先生)に参加して(百瀬)

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1月21日に教師力アップセミナーに参加させていただきました。小野田先生の面白いトーク力で、実際にあったお話等を取り上げての講演は、様々な状況から対応を知る中で考えることができ、楽しく学べました。午前はクレーム対応についてお話を聞き、午後はワークショップとして、参加者の方でグループを作り話し合いながら考える実践的な活動を行いました。今回は午後のワークショップについて記事を書きます。

参加者の中の3人の先生方とグループを作り参加しました。小学校5年生の1人の子を問題として取り上げて、問題状況と学校が把握しているA子、父親、母親がどのような人物かが記された紙から読み取り、『エコロジカルマップ』を作成しました。エコロジカルマップとは、保護者の性格、家庭環境、親子関係、学校や近所との関わりなどわかる情報を書き、相関関係を区別をつけた線で結んだものです。(上の写真)これを用いることで、図式化されるため客観的に見ることができたり、問題点の本質を見抜くことができたりすること、また教職員間で情報の共有ができると学びました。

実際に作成してみると、周りの環境がどのようになっているのか整理され明確に分かるだけではなく、どこにどのような支援が必要なのか、原因を考え、見通しをもって問題解決に向かうことができました。子どもに直接影響していないところにも原因があると考えられ、それらも図式化することで見えてきました。今回はグループで話し合い、様々な視点が持てたことも良いなと思い、学校で問題に対応していくには、やはりチームとして多くの視点をもって対応することが大切だなと実感しました。また、現場の先生方は持つ視点が様々であり、私が考えていなかった原因背景を考えていて、もっと視点を広く持ちたいなと思いました。先生方と話し考える時間はとても勉強になり、貴重な時間となりました。

クレーム対応と聞くと、怖いなとか嫌だなというイメージが強くありました。しかし、そんな思いでは、聞く姿勢をつくれないなと思いました。聞く姿勢を大切にし、相手が間違っていたり苦情が無理難題だととしても、何でも否定として捉えるのではなく、少しでも正当なことは受け入れることを大切にして対応していきたいなと思います。小野田先生からお話を聞くことができよかったです。講演ありがとうございました。(百瀬)

教師力アップセミナー(小野田正利先生)に参加して(杉下)

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先日、教師力アップセミナーにて、小野田先生のお話を聞かせていただきました。

クレーム対応という重い話題。小野田先生のお話は、これから教員生活を迎える私たちがビクビクするようなものもありましたが、働き始める前に聞いておくことができて本当に良かったと思っています。

特に印象に残ったのは、
「すみません」という言葉は何の解決にもならない
ということです。
私はつい口癖かのように「すみません」という言葉を使ってしまいます。素で謝ることができるのは自分の長所でもあると思っていましたが、よく考えればその言葉だけでは次に進むことができません。小野田先生は、まずは冷静になって聞く姿勢を作ることが大切だと言います。すぐ反応したり、感情に任せたりするのではなく、まずは聞いて状況を正確に理解し、子どもの最善の利益を考えて行動するのだと教えていただきました。
クレームが来ると、どうしても保護者の方の怒りを鎮めることに夢中で、回りが見えなくなってしまいます。
しかし、何より大事なのは子どもです。感情任せではなく、話をしっかりと聞き、冷静に対応することを今後から気を付けていきたいと思います。

クレーム対応は気が滅入りそうになると思いますが、小野田先生の着ていたTシャツにあったように、「どんとこい!イチャモン」「大丈夫、何とかなる!」という姿勢で迎えたいと思います。重い話題ではありましたが、パワフルな小野田先生から元気と勇気をもらえたセミナーでした。(杉下)

2月23日出川小学校参観に参加して(佐久間)

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2月23日、春日井市立出川小学校で授業を参観させていただきました。授業や学校の実践の説明から多くのことを学ぶことができました。

授業は3時間目と4時間目の2時間を参観しました。
4年生の算数の授業では、児童の勉強する姿勢に驚きました。特に児童一人ひとりが、自分の意見を説明しようと分かりやすい言葉を使って説明していたことです。
「まず」「なら」「〜だったら〜になる」「〜しかない」「〜をもとに」など接続詞を上手に使うので、先生の説明なしで児童全員が理解していた様に感じました。

他にも、たくさんのクラスの授業を見させていただきましたが、児童に一方的に教えるのではなく「確認」をすることが大切だと感じました。児童が自由に発言したあとに、「じゃあどうなる?」と確認したり、先生が説明しながら「じゃあどうなる?」と確認したりする場面がある授業では、児童が主体的に授業に取り組んでいました。児童が楽しそうに受けている授業を見ることができ、とても勉強になりました。

出川小学校の実践の説明では、学習規律の徹底の大切さを学ぶことができました。大学では、教育現場でICTを活用していかなければならないと講義でよく言われた記憶があります。しかし、ただ使うだけで効果がでるのだろうかと考えていたので、何が大切になるのか疑問に思っていました。今回、その疑問が解けた気がします。出川小学校では、学習規律の徹底があるからICTを効果的に活用できていると感じました。例えば、授業中の児童の机上は全員整っていたり、ノートの書き方がしっかりしていたり、学習ルールが定められていました。タブレットで意見を共有したり、スクリーンを使ったりすることで授業をより良いものにすることが分かると同時に、学習規律の徹底をすることで、児童が落ち着いて授業を受けているので、ICTの持つ効果が最大限に発揮できることを学びました。

出川小学校で見させていただいた授業はどれも児童が楽しそうに授業を受けていた印象を受けました。学習規律の徹底がより良い授業をつくる1つの要因になることを知り、私にとって今までにない学びになりました。

出川小学校の先生方、ありがとうございました。(佐久間)

卒業研究発表会を終えて(佐藤)

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もう1ヶ月以上前の話になってしまいましたが、改めて卒業研究発表会のことについて書きたいと思います。

私は『思考力・判断力を高めるデジタル教科書活用法―中学校数学3年生の例をもとに―』というテーマで研究を進めてきました。しかし、初めからこのテーマで研究を進めてきた訳ではありませんでした。

元々は、子どもをプラスに変える教師の言葉掛けについて研究を進めるつもりでしたが、テーマすら明確に決めることができず、自分でもゴールを見通せないままゼミ合宿まで過ぎてしまいました。そんなとき、玉置先生に「デジタル教科書について研究してみないか」と提案していただきました。研究の内容は大きく変わることになりました。ただ、大学で数学を専攻してきたことを生かすチャンスであると同時に、今後学校現場で多用されることになるデジタル教科書について、より詳しく研究することができれば必ず自分の力になると思い、迷わずこのテーマで研究を進めることに決めました。そして何より、同じゼミ生の小川くん、松井くんと共に、中学校の各学年それぞれの内容について研究を進められたので、同じテーマの仲間がいたことはとてもありがたかったです。(このとき、松井くんは2本目の卒論を書くことが決まりましたが...笑)

それから定期的に開催されたデジタル教科書研究会、通称”デジ研”では、毎回新たな発見がありました。教師が一方的に教え込むのではなく、生徒主体で積極的に発言させること、テンポ良く授業を進めるばかりではなく、主発問などその授業の核となる場面では一度立ち止まって考えさせること、デジタル教科書についてだけではなく授業で意識するポイントまで知ることができました。また、初めはただ活用法をいくつか見い出していくだけでしたが、その中で活用法はいくつかのパターンに分けられることに気付き、最終的にはかなり簡潔にまとめることができました。

こうして迎えた卒業研究発表会の当日。小川くんがインフルエンザになってしまい松井くんと2人での発表となりましたが、小川くんの抜けた穴を何とかカバーして、伝えたいことは伝えられたかなと思います。その後の質疑応答では率直な意見や感想をいただき、とても参考になりました。デジタル教科書を活用することで、生徒は本当に理解を深めることができているのか、数学に限らず他の教科でも同じようにかつようすることはできるのか、まだまだ課題は多く残っていることに改めて気付かされたので、これで終わりではなく教壇に立ってからも研究を進める、まさに”学び続ける教師”でありたいです。

最後に、日頃からご指導していただいた玉置先生、一緒に研究を進めてきたデジ研仲間の小川くんと松井くん、アドバイスをくれたゼミ生のみんな、準備から後片付けそれに司会・進行とまさに縁の下の力持ちとなって支えてくれた2,3期生、発表会で貴重なご意見をいただいた出席者のみなさん、本当に本当にありがとうございました。(佐藤)

愛される学校づくりフォーラムに参加して(牧野紘)

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2月19日(日)、愛される学校づくりフォーラムにて、午後の部のはじめに模擬授業をさせていただきました。

その30分間は、これまで経験したことがないほどの緊張でした。緊張が一周回って、なんとかなるだろうという根拠のない自信まで生じました。(笑)

模擬授業をしている間は、生徒役をしてもらった一期生の顔しか見ていないので、大勢の方に見られているという緊張よりは、どう進めていけば良いのかという焦りばかりでした。

模擬授業が終わった後は、松井くん、中川先生、神戸先生からアドバイスや質問を受けました。場はステージの上でしたが、3人の方のアドバイスを聞いていると、どこかの教室で指導をいただいているという気分になりました。自分の未熟な授業に対し、アドバイスツールを使って、的確な指導と助言をくださったり、質問を通して私が自分で気づけるようにしてくださったり、とても貴重な時間でした。

また懇親会では何人かの方に、お話を聞くことができました。それを少しメモしておきたいと思います。
・発言している間、周りの子どもを見て、その反応を拾うと良い
・授業は先生が話し過ぎないように
・面白いではなく、楽しい
・ラジオで情報をインプットする
・学校へ行くことの良さ、紆余曲折することの大切さを子どもに感じさせる
・国語として、どんな力を子どもたちにつけるか
・つなぎ言葉の定義をするべきであった、どちらかというと、道徳よりであった
以上は、ほんの一部です。

本当であれば、模擬授業を見ていただいた全ての方に、ご指導をいただきたいぐらいです。とても貴重な経験でした。この経験を、4月からに生かしていかなければならないと強く思います。関係者の皆様、本当にありがとうございました。(牧野紘)

2月23日 出川小学校参観に参加して(吉田)

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2月23日に春日井市立出川小学校へ行き、授業を参観させていただきました。
2時間目、3時間目、校長先生による学校説明を聞き、一貫した指導が現れている素敵な授業・学校であると印象を受けました

大きく2つのことについて書かせていただきます。

1つ目は「学習規律ゆえの授業」です。
出川小学校ではいただいた資料に書かれていたのですが、筆箱を置く位置、教科書を置く位置、机に出すもの、聞き手は発表者を見るなどの授業規律を全校で徹底して行われているとありました。その規律が学びにとって整われた環境と作っており、そんな場所だからこそできる授業だと強く感じました。

・子供たちがペアにノートを用いて伝えあう中でも必ず一方的にならず、互いに伝えあう。
・話が盛り上がっていても、ある子が話し出すと静かにそちらを向く。
・積極的につぶやいていき、クラス全体で意見を練りあげていこうとする。

これはほんの一部ですが、常に授業の中で意見が生まれ、子供が生き生きとしているのです。それだけではなく目の前にいた子供は4人組になって会議を始める素敵な姿も見せていました。一緒に参加していた二期生の佐久間とは「4年生の授業でこんなにもたくさんの表現を使って意見を伝えることができるのは凄いよ」と教室を出てもなお、興奮が冷めず、話し合うほどでした。
またICTを利用しているクラスでは使うことだけにとらわれず、画面を見せ合ってコミュニケーションをとることができる姿も見られました。一貫した学習規律が定義されていない新たな学び合う姿を生み出すきっかけにもなっていたと考えます。
どんないい授業をするにも学習規律というベースがなければ、成立しないのだと学ばせていただきました。

2つ目は「先生の働きかけと子供の様子」についてです。
これは学習規律が整っている中で、先生がどんな働きかけをし、その時に子どもの反応を見て、学習規律を生かす働きかけが必要だと学ばせていただきました。
先生が発問し、ある一人の意見だけ取り上げ、次に進む展開とその意見をペアで伝えあってごらんという展開では授業に参加しようとする姿が違います。また、板書に答えだけでなく考え方を残す活動をいれる、認め合うような反応や困っている姿を見逃さず、「本当に」「そうなのか」といった揺さぶりの発問を入れられることで考え悩む姿を見ることができました。
学習規律という土台の上で先生が意図的に子供の思考を促していくことで、よりよいに授業になっていくのだと気付かせていただきました。

学習規律を確立させることがここまで授業を変化させ、子供がその規律に縛られているというよりもいきいきと発言し、楽しそうな学びになっていくのだと驚くと共にこのことを意識して学級づくり、授業を作っていくことを忘れないでいたいと思います。
出川小学校の先生方、ありがとうございました。(吉田)

佐藤正寿先生にインタビューさせていただいて(佐久間)

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2月19日、愛される学校づくりフォーラムで、岩手県奥州市立水沢小学校の佐藤正寿先生に社会科の授業づくりについてインタビューさせていただきました。フォーラムが始まる直前でしたが、とても貴重な時間になりました。

私は「子どもが主体的に学べる社会科の授業づくり」を研究テーマにしています。その中で今回は佐藤先生の『スペシャリスト直伝!社会科授業成功の極意』を読んで、インタビューに臨みました。

子どもの学びは「知る→分かる→考える」の3つで成り立たなければならないと佐藤先生に教えていただいたことが今回のインタビューで最も印象的なことです。

まずは新しいことを知る。そして知ったことをよく理解する(分かる)。最後は理解したことを説明したり、理解したことについて自分はどう思うか考えたりする。この過程が子どもの学びにとても大切なのではないかと佐藤先生のインタビューから考えることができました。

とても緊張しましたが、私の疑問に佐藤先生は丁寧に答えていただき感謝の気持ちで一杯です。とても勉強になりました。

今回、私の研究のためにお時間を作っていただいた佐藤先生、本当にありがとうございました。今後も授業深掘りセミナーなどでお会いすることがあると思いますが、少しでも佐藤先生に研究の成果を見てもらえるよう、日々勉強していきたいと思います。(佐久間)

2月23日春日井市立出川小学校参観をして(丹羽)

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2月23日に春日井市立出川小学校の授業を参観させていただきました。わかりやすい授業の実現を目指して学習規律の徹底と、ICTの有効活用を掲げて授業づくりをなさっていて、今回の授業を参観してそれが自分なりにわかった気がします。私は2時間目と3時間目の授業を参観したので、それぞれに感じたことをまとめます。

まず、2時間目は4年4組の算数の授業を見せていただきました。玉置先生や2期生の先輩方に先生の発問に対する子どもたちの表情やつぶやきが大切だと教えていただいたので、主にそこに注目して見ていました。

子どもたちの表情やつぶやきを逃さないことはすごく大変なことだと思っていましたが、先生は一人一人のつぶやきを逃さず拾い、板書したり、他の子の意見につなげたり、あえてみんなの反応を確かめるために分かってないふりをしたりしていました。そのおかげで子どもたちの活気がさらに増し、先生の工夫や授業の仕方に感動しました。また、プロジェクターをうまく使って表を表すことで効率的な授業が作れているのだと思いました。

さらに、このように活気がある授業を作るためには日々の先生と子どもたちとの信頼関係がなくてはならないと思うので先生方は様々な努力をなされているのだと実感しました。

次に、3時間目ではたくさんのクラスを参観させてていただき、どのクラスも1つは電子黒板があり、効果的な授業をたくさん見ることができました。玉置先生に授業だけでなく、ロッカーの中や机の上、横を見るだけでもクラスの雰囲気が分かると教えていただき、ほんとうにその通りだな、とも実感することができました。

また、板書することもただ答えのみを書くのではなく、解き方を書いたりと子どもたち一人ひとりが分かるような工夫がとても重要だと思いました。ICTをうまく使うことで伝え合う活動や、学び合う活動などいろいろな活動をすることができ、きちんと子どもたちにふりかえりをさせることができるのだと思いました。

最後に、短い時間でしたが授業を参観させていただいて、ICTの重要性や先生と子どもたちとの学習規律がきちんと守られている環境づくりなどほんとうに勉強になりました。ありがとうございました。(丹羽)

2月23日 春日井市立出川小学校参観に参加して(早川)

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 春日井市立出川小学校でのICTを活用した授業を参観させていただきました。自分の出身である春日井市の小学校での参観ということもあり、とても楽しく見ることができました。

 年度末で授業内容が各学年おわりつつあるという状況の中ではありますが、たくさんの教室を回らせて頂きました。その中でも特に印象に残ったことを記します。

 まず子ども達についてですが、綺麗な校舎の中で一生懸命勉強する子ども達の姿には、ただただ感心しました。隣の席同士で話し合う時間に、話し合いが一方的になることなく、お互いが自分の考えをしっかりと伝えあうことができている姿がとても印象的でした。それは、先生に指名されていない子でも、自分の考えを持ちながら授業に臨んでいるという裏付けにもなるので、とてもいい環境を学級全体、学校全体で作り上げられているんだなと感じました。

 次に先生方の姿についてです。まず教室に入って子どもたちから感じる授業中の雰囲気や、机周りの整頓状況、ロッカーの整頓状況などから、普段先生方がどれだけ指導を熱心にやっているかがわかると玉置先生に教えていただきました。その後、改めて各教室を見渡すと、伝わってくるものがそれぞれありました。

 授業中では、ペアワークを熱心に行う先生、ちょっとした子どもの発言を聞き逃さず拾って教室全体に伝える先生、先に答えを言ってしまう子どもの発言を一度止めさせておき、順序立てたのちその発言を利用して授業をすすめる先生など、たくさんお姿を見ることができ、大変参考になりました。

 大学のカリキュラム以外で地元の学校の現場の雰囲気をつかむことができたり、校長先生の学校づくりのお話をも聞くことができ、大変意義のある参観にすることができたと思います。どうもありがとうございました。(早川)

2月19日愛される学校づくりフォーラムゼミ生写真集(その5)

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 2月19日愛される学校づくりフォーラム(名古屋・東建ホール)でのゼミ生の活躍風景。その5です。撮影は堀田敦士さん。

2月19日愛される学校づくりフォーラムゼミ生写真集(その4)

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 2月19日愛される学校づくりフォーラム(名古屋・東建ホール)でのゼミ生の活躍風景。その4です。撮影は堀田敦士さん。

2月19日愛される学校づくりフォーラムゼミ生写真集(その3)

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 2月19日愛される学校づくりフォーラム(名古屋・東建ホール)でのゼミ生の活躍風景。その3です。撮影は堀田敦士さん。

2月19日愛される学校づくりフォーラムゼミ生写真集(その2)

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 2月19日愛される学校づくりフォーラム(名古屋・東建ホール)でのゼミ生の活躍風景。その2です。撮影は堀田敦士さん。

2月19日愛される学校づくりフォーラムゼミ生写真集(その1)

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 2月19日愛される学校づくりフォーラム(名古屋・東建ホール)でのゼミ生の活躍風景。その1です。撮影は堀田敦士さん。

愛される学校づくりフォーラムに参加して(寺坂)

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先日開かれた、愛される学校作りフォーラムに参加させていただきました。フォーラムの内容や感想は、他のゼミ生が書いてくれると思うので、私は懇親会で神戸先生と石川先生と話をさせていただいた時に、胸を打たれた内容について書きたいと思います。

1期生の先輩方についての話をしていた時です。石川くんと、白井さんと3人で「1期生は、憧れです。追いつきたいなと思ってます」と話していると、「それじゃだめだ」と一刀両断を受けました(笑)

「後の人間は、先の人間を追い越さなきゃだめだ。それで、ようやく追いつくと言うんだ。追いついただけじゃ、まだまだだと」

挨拶の場で、2期生は狭間の世代なんて言って笑いを取りましたが、それじゃだめだと強く思いました。1期生を超えた2期生を、また3期生が超えていく。そうして、玉置ゼミは大きくなっていくのだと思います。

実際、大きなハードルには違いはありませんが、2期生10人と玉置先生、そして1期生の先輩の力を借りて頑張りたいと思います。

ちなみに、玉置先生は超えられないそうです(笑)(寺坂)

卒業論文について(江口)

私が、卒業論文のテーマにいじめを選んだきっかけは、なぜいじめによって自殺するのか疑問に思ったからです。東日本大震災によって多くの方が亡くなりました。震災についてのテレビを見てみても、生きる!という強い想いから瓦礫を掻き分けて避難された方もいます。しかし、生きたいと思っても津波で流され亡くなってしまった方もいます。いじめられて自殺する子どもたちに対して、なぜ生きることができるにも関わらず、自殺するという選択をしているのか、子どもたちの気持ちを知りたいと思ったため研究テーマにしました。

私が震災にここまで関心を持ったのは、高校生のときの新聞切り抜きコンクールへの応募かもしれません。私の学校では、授業の一環として新聞の切り抜きをしていました。私は、運良く学校で選んで頂き、応募すると佳作を頂きました。その時から命の大切さを改めて考えるようになりました。

最近、福島の原発が原因で避難してきた子どもがいじめられているというニュースを見ます。その際の男子中学生の言葉が印象的です。
「しんさいでいっぱい死んだからつらいけどぼくはいきるときめた。」

いじめは無くならないと言われていますが、私はいじめによって自殺することなく自分の命を大切にする子どもたちを育てていきたいです。いじめられている子どもが本当に辛い思いをしているということは、本を読んで少しずつ分かってきました。私が思っていた以上にいじめは悲惨でした。しかし周りが助けることで救われた子どももいました。すぐに変化に気づき、子どもたちの悲しむ顔を見ることのないよう教師になって頑張ります。
まずは、教採に合格できるよう頑張ります。 (江口)

※写真は2017年2月25日の小樽市内です。「教育と笑いの会」前夜祭の折に撮影しました(玉置)

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教師力アップセミナー(山田洋一先生)に参加して(渡部、吉田、山下)

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2月11日、大口中学校で行われた教師力アップセミナーに参加させていただきました。
講師の先生は山田洋一先生です。
今回のセミナーは最初から最後までとにかくたくさん話す場面がありました。さらに、今回は私たち学生も参加者の先生方と一緒にグループでの交流をさせていただくことができ、とても貴重な経験となりました。
今回は山下、吉田、渡部の3人の記事です。

私は初めてセミナーに参加させていただきました。
ワークの中で初めて関わる人に毎回自己紹介をするわけですが、そのとき「玉置ゼミ」と名乗ることが照れくさくもあり、それと同時に玉置ゼミ生として自覚しなければならないのだという気持ちになりました。
今回講演してくださった山田洋一先生はとても気さくな方でクスッと笑える冗談を交えた説明はとても分かりやすくて話術もさすがだと思いました。
内容の中で特に印象に残っていることが2つあります。1つは振り返りの大切さです。これまで自分が受けてきた授業や指導案を書いている中でどうしても展開に時間がかかりすぎて振り返りはぱぱっと済ませてしまうことが多かったのですがその振り返りにこそ学習の定着が図れると聞いて妙に納得しました。もう一つは縦糸と横糸の話です。教師と子どもをつなぐ縦糸、子ども同士をつなぐ横糸がしっかり張れていれば学級崩壊は起こらないということです。私は塾講師と家庭教師のアルバイトをしているのですが子どもたちと友達のようになってしまいがちなので教師になれたら4月から6月までの間にしっかりと学級のルールを決め、縦糸を張れるように心がけたいと思います。
現職の先生方と交流し、いろいろな興味深いお話を聞けて参加してよかったなと思いました。これからもたくさんのセミナーに参加して技や知識を得たいと思います。
(3期生 山下)


私は山田洋一先生の講演会で大きく2つのことを書かせていただきたい。
1つは「アクティブラーニングは簡単に生まれない」ということである。
私はアクティブな子供たちの姿を、これまで多くの小学校・中学校の見学で出会ってきた。互いに話を聞こうと体を前のめりにする姿、みんなが発言をしている人を見る姿などには他者を思いやる心が溢れていると今まで感じてきた。そんな状況を生み出すためには、学級経営・子供同士の関係性、先生と子供の関係が重要であるということを講演会で改めて感じさせられた。参加者同士は初対面であったが、ワークを重ねることによってコミュニケーションが生まれ、学ぶことへ向かっていく自分の姿を思い出すと、こんなことを先生になって行いたいと思うばかりだ。アクティブラーニングという言葉が先行し、その環境を整えることを忘れてはならない、またその環境なしで生まれないことを学ぶことができた。
もう一つは「目的を持ち、どのように働きかけていくか」ということである。
山田先生は「やりっぱなしではいけない」と話されていた。先生は私たちがワークをしている時、「この人はどうやって人と関わっているのか」「どんな良さが隠れているのか」というなど見られておられたり、Aのことを求めているが、Bをしなさいと指示をし、目的のAを隠しながら子供たちに遂行させたり、活動の後の一言をどう投げかけるかということを常に考えられているようだった。
先生のすべてを知っているわけではないが、私は山田先生のような人になりたい。
指示に目的を持たせ、評価するために子どもを観察し、価値を広め、互いを認め合える活動をすることは今の私にとって簡単なことではない。まずは、このことを意識しているだけでも私にとって大きいのではないかと思う。そして将来に必ず生かしたい。
ありがとうございました。
(2期生 吉田)

山田先生の講演の中ではとにかく周りの先生方との交流がたくさんありました。
その中で、「ほめられたことについてほめ返す」という活動がありました。この活動の中で「ほめてほしいところをほめてもらえる」と子どもたちが感じることの必要性についてお話しされていました。私は子どもたちをほめることは大切なことだと思っています。子どもたちをたくさんほめられる教師になりたいとも思います。しかし、山田先生のお話を聞いて子どもたちにとって「ほめてほしいところをほめられるか」ということも大切なのだと分かりました。そのためには、その子が何を頑張りたいと思っているのか、何を頑張っているのかということをしっかりとみて、理解しなければならないと思います。そのためには私自身子どもたちと会話をたくさんして子どもたちのことを知ろうとする姿勢を大切にしていきたいです。
また、今回のセミナーでは参加者の先生方と一緒に活動させていただき、先生方とたくさんお話をさせていただくことができました。
その中で、私の中の不安が少しなくなったように感じます。4月からのことを考えると緊張や不安なことがたくさんあります。しかし、今回のセミナーで先生方とお話をさせていただく中で今日のように職場の先生方に相談させていただいたりアドバイスをしていただいたりしながら頑張っていけたらいいなと思うことができました。
また、山田先生は「職場の先生方に愛される教師になりなさい」とおっしゃいました。謙虚に、素直に、学び続ける姿勢を忘れずに頑張っていきたいです。
山田先生、ありがとうございました。
(1期生 渡部)

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