第1回玉置ゼミ卒論発表会を終えて (松井)

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卒論発表会から早一週間。すでに何人かの1期生が書いていますが、私も卒論発表会を振り返って記事を書きたいと思います。


何と言っても思い浮かぶのは感謝の気持ち。発表会には玉置先生、会を進行してくれた2期生、初めて会う3期生の他にも、斎藤さんや中田昂樹くんのお父さん、芳賀先生や三山先生、4年生の友人が足を運んでくださりました。お越しいただけるだけでも幸せなのに、発表者一人ひとりに対して心のこもったメッセージまで書いていただけました。発表会後に受け取ったときには、びっしり書かれた字に驚くとともに、最後までがんばってよかったと思うことができました。皆様ありがとうございました。
また、斎藤さんからは温かいお話とDVDのプレゼントが。ここまでしていただける学生は他にいないと思います。斎藤さんは「玉置先生から受けたご恩を『恩送り』したものです」とおっしゃっていました。私たちは春から出会う子どもたちに、このご恩を送っていきたいと思います。斎藤さんありがとうございました。

そして忘れていけないのが玉置先生です。講義や会議にとどまらず、講演や執筆等でお忙しい中、私たち12名の卒論を指導してくださりました。12名がバラバラのペースで、思い思いのテーマについて書いたにも関わらず、先生は丁寧に見てくださりました。先生のご指導がなければ、発表会に至ることはできませんでした。会の最後の「卒論は終わりじゃない。学び続けなさい」という言葉は私の教師人生の最後まで忘れません。玉置先生ありがとうございました。


発表会冒頭のゼミ長あいさつは前日に思い出し(2本の発表練習で忘れていました 笑)、急いで考えました。1期生の思いをうまく伝えられたのではないかなと思います。「自己肯定感」についての研究は実践あるのみ。授業技術を身につけ、磨きながら、説得力のある研究にしていきます。「デジ研」の発表では具体例を見せながら様々なコンテンツを紹介することができました。これからは他教科での活用を課題にしたいと思います。


今後もセミナーやフォーラムに参加させていただきますが、1期生としてはこの発表会が1つの区切りになります。最後に2,3期生へのメッセージを書きたいと思います。というのも、発表会の日の夜から次の日にかけて、1期生が2期生に対してLINEでメッセージを送っていたからです。なんていい人たちなんだ。と思ったときには乗り遅れていたので(笑)、ここに書かせてもらいます↓

2,3期生のみんなは最高のゼミに入れました。玉置先生のご指導をよく聴き、実践し、必ずや夢を叶えてください! そのためにも、まずは横のつながりを大切に。2期生10名は採用試験に向けてますます、3期生9名にとってはこれからだと思いますが、横のつながりを意識して学んでいってください。必ず力になります。そして縦のつながりも大切にしていきましょう。私たち1期生もできる限りサポートします。教採や卒論、何でも聞いてください! これからも共に学んでいきましょう。セミナー等で会ったときは無視しないでくださいね(笑) 春からのホームページ更新楽しみにしています。


卒論発表会の翌々日には教育事務所での面接がありました。
学生から教員へ。意識を変えながら4月に向けて学んでいきます。(松井)

山田洋一先生の『THE 学級崩壊立て直し』を読んで(渡部)

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2月11日の教師力アップセミナーの講師の先生である山田洋一先生の『THE 学級崩壊立て直し』を読みました。

この本には山田先生をはじめとして、16人の先生方の「私の学級崩壊立て直し」について子どもの状況をどう解釈するかという「子供観」も書かれています。そのため、学級崩壊立て直しがテーマになっていますが、私は教師として自分が大切にしていくべきことを学べたように思います。

今回は、山田先生のお話について書きたいと思います。山田先生は学級崩壊を立て直すのは精神的にかなりつらいもので「折れ」そうになってしまうが、「折れ」ないコツとして以下のようにおっしゃっています。

いまやれることを粛々と実行すこと。これがコツだ。「子供達をよくしよう」と思ってはいけない。「自分がやれることをやり続けよう」という心持ちが大事だ。(p.6)

私は「自分がやれることをやり続ける」という気持ちをこれから大切にしていきたいと思います。この「自分がやれることをやり続ける」という言葉を二つに分けて考えました。

一つは「自分がやれること」です。セミナーで先生方のお話をきいたり、本を読んで様々な実践について学んだりすることができますが、それは先生方の苦労や努力の上に成り立つものであり、経験のない私にはすぐに真似できることばかりではありません。学んだことの中から自分にできることを見つけることが必要だと思いました。

もう一つは「やり続ける」ということです。何かに取り組んだとしてもすぐに結果が出ることは少ないと思います。中途半端に終えてしまうのではなく、続けることを忘れないで取り組みたいです。まずは、自分にできることを見つけるためにも先生方のお話や書籍、職場の先生方の取り組みなどから学べることをたくさん学んで自分にできることを見つけるための選択肢を広げられるようにしていきたいです。そして、自分にできることを見つけられたら、そのことを続けられるように努力したいです。

この本を読んで4月から自分が大切にしていきたいと思うことがまた一つ増えました。(渡部)

山田洋一先生の本を読んで(牧野紘)

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2月11日の教師力アップセミナーで講演をされる、山田洋一先生の「発問説明指示を超える説明のルール」という本を読みました。この本は、どんな説明が効果的なのか、説明の仕方にはどんな例があるのか、などといった説明について書かれています。

これから先、子どもに説明をしなければいけない場面があると思いますが、自分のありきたりな説明ばかりでは、子どもに伝わるのか心配でしたので、とても勉強になりました。
その中でも特に実践してみたいと思った例を紹介します。

それは「造語をつくる」ことです。
例えば、自分が自分がというばかりで、他の人のことを考えない行動が見られたとき、「オレガー」という造語をつくります。私は素直に面白いと感じました!何度も同じ説明や注意を与えても逆効果なときや、子どもに習慣化させたいときに有効ではないかと思いました。けれども、ときには真剣に子どもに語りかけることも必要かと思います。状況を考えて、実践してみたいです。

最後に、これからの私たちにぴったりな言葉がありました。

「心のコップを上向きに」
素直な心で聞くと、アドバイス全てが身になる。

やっぱり素直が一番みたいです。(牧野紘)

1月21日教師力アップセミナー(小野田正利先生)に参加して(江口)

 1月21日(土)に大口中学校で教師力アップセミナーに参加させていただきました。

 いつも感じることですが、先輩方は自分が今何をするべきかを常に考え素早い行動をされています。机の配置や掃除など、先生方が気持ちよく講演していただけるようにされていて先輩方が卒業された後に私たちが受け継げるよう残り少ないセミナーで多くのことを学びたいです。

 午前中には、保護者への対応力について学びました。印象的だったことは、「モンスターペアレント」はいないということです。モンスターだと思ってしまっているから、教師が受け身の体制になってしまい「すみません。」と繰り返してしまうそうです。そのため、最後まで話を聞くことが大切で、出来ないことはできないとはっきり言うことが必要であると分かりました。

 クレームについての保護者対応のビデオを見ました。先生は、中級のつもりでつくったそうですが、現職の先生方は初級くらいという方が多く驚きました。私自身上級編ではないかと周りの2期生と話していたため、現実を知ることができました。ビデオのようになってしまったら、怖くて対応できないかもしれません。しかし、3つのルールを守っておけば、少しは大きな問題に発展することなくかいけつするかもしれません。それは、場所、時間、人数です。場所は、学校以外で会わないということです。家に上がってしまうとなかなか帰ることができなくなるからです。そのため、家庭訪問もなるべく避け、学校に来ていただく方がいいということが分かりました。時間については、勤務時間内に保護者対応を行い、予め終了時間を決めておくということです。保護者の中には、障がいを持っている方もいます。その方々に効果的で、時間をいうことで5分前になると、そわそわしだし時間内に終わることができるそうです。最後の人数については、担任1人で対応するのではなく、校長や学年主任など複数の人数で対応することが大切だということが分かりました。

 また教師が原因で怪我をさせてしまっても教師が賠償金を払うことは絶対にないということが分かりました。脅迫などされたら、すぐに警察に頼り、クレームをトラブルにさせない、大きくしないようにすることが対応力であると学びました。


 楽しい講演をしていただきありがとうございました。(江口)
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2月7日 ベネッセコーポレーションのインタビュー(岩田 白井 寺坂)

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 いきなりですが、2月7日に,ベネッセコーポレーション様の雑誌『VIEW 21』のインタビューを2期生岩田、白井、寺坂が受けさせていただきました。インタビューを受けた3名の気付き・感想を書かせていただきます。

 2月7日火曜日に玉置先生のおかげで縁あってベネッセの取材を受けさせていただく機会がありました。緊張しながらも大学での学びについて、自分自身の考えを話させていただきました。取材を受けながら、自分の中で答えがあいまいではっきりとは言い切ることのできないこともたくさんあると感じました。取材後、私たちのほうから逆質問をさせていただく機会を与えていただき、自分のこれからの人生に生かしていきたいと思えることがたくさんありました。その中で、わたしが最も印象に残ったことを記事にしたいと思います。

それは、方向性をもつことです。来年度より学習指導要領が変遷されます。今、日本の教育の新たな取り組みに教育界の未来を推測することは難しい状況です。すべての人にとって未知の出来事が起ころうとしています。何を道しるべにしていけばよいのかと思っていました。しかし、本日「たとえ、今は答えの見えないことであっても、ある程度の結論を出し、方向性を明確にしていくことがこれからの未来を読者に伝えるきっかけになる」ということをおっしゃられていて、なるほどと感じました。

わたしも未来に描く教師像やああしたい、こうしたいという将来のビジョンがすべて明確になっているわけではありません。今はまだぼんやりしていたり、全く見えないこともあります。しかし、それでもいいのだと思えることができました。「教師になる」という人生の方向性をもつこと、それだけで未来を前向きにとらえることができているのかもしれない、そんなことを気づかせていただきました。これから「教師になる」という自身の方向性に、様々な学びを肉付けし未来への明るい道しるべを作っていきたいと感じました。そして教師になり、そんなことをしっかりと子どもたちに伝えることのできるヒトになりたいです。堤さん、柏木さん、北沢さん、本日は本当にありがとうございました。(岩田)



『VIEW21』の取材を受けさせていただき、このような経験が初めてだったため、とても緊張しました。しかし、最終的には、「もっと話したい。」と思いました。なぜだろうと考えてみると、取材の方々が、私の話を受けとめて聞いて下さったからだと思いました。話すのが、本当に下手で、つまってしまうことが多い私の話を、目を見てうなづいて聞いて下さいました。だから、もっと考えて伝えようという思いになりました。

これは、教師が子どもの話しやすい環境を作ることに繋がると考えました。取材後、質問をさせていただく機会をもらい、そのことを伺いました。そこから学んだことの1つは、「相手が話した答えに肉付けをして、返す」ということです。私も普段から、友人の話を、共感的に聴こうと意識をしていますが、相づちがいつも同じパターンになってしまい、話が単調になっていました。今回、私も自分の話を「こういうことかな。」などと聞かれることで、考えが広がっていくことを経験しました。

この取材を通して、聴くことは相手の話す力を引き出す1つのテクニックであると思いました。私も、話すのが苦手な子どもから意見を引き出せるように、聴く力を鍛えていきたいと思いました。たくさんの学びをいただき、ありがとうございました。(白井)



 インタビューで「ふれあい体験」や「教育実践観察」の話題になった時,少し困ってしまいました。これまでに、教育実習をもとに話す機会は多くありました。しかし、この2つは思い返す機会は、なかなかなかったからです。しかし、思い返してみることで多くのことを学んでいたのだなと改めて感じました。そして、私の教育実習でうまくいったことは、その2つが大きく学びとして生きていることが分かりました。1年生のうちから、現場に出ているのは無駄ではなかったのだと思います。

また、私たちのインタビューにまで懇切丁寧に答えていただきました。異なる職種の方とお会いする機会があまりなかったので、とても刺激になりました。特に、仕事に対しての満足感の話では当たり前なことですが、どの職でもそれがあるのでやりがいがあるのだと感じました。

私は、教育実習で子供の成長を実感しそこで教師としての満足感を得ることができました。それを糧にこれからも頑張っていこうと思います。

「view 21」の完成を楽しみにしています。本日はありがとうございました。(寺坂)

1月12日味岡中学校公開授業研究会に参加して(佐久間)

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1月12日に味岡中学校公開授業研究会に参加させていただきました。「学びの共同体」を取り組んでいる学校でしたが、私は教育実習で行った学校が「学びの共同体」を取り組み始めた学校だったので、この公開授業研究会から違いを見つけたり、生徒たちがどのように授業を受けているかを見たりしようと思いました。

午前中は各学級の授業を学校を回りながら見させていただきました。教科は違っても、どの学級でも共通して感じることがありました。それはグループで交流する場面で、意見を「言い合う」のではなく、意見を「聴き合う」姿があったことです。自分の意見を言うだけの交流ではなく、他の人からの意見を聴くことで、深く考えることができる交流を行うことで、全員が協力して考え学ぼうとすることが分かりました。これが協同的学びなのか、と今まであまりよく分からなかったことが分かりとても勉強になりました。

教育実習先の校長先生に貸していただいた佐藤学先生の『学びの共同体の構想と実践』の中に教え合う関係と学び合う関係の違いについて書いてありました。
○教えあう関係
わかっている子どもがわかっていない子どもに一方的に教える
援助を待つ子どもを育ててしまう
○学び合う関係
わからない子が「ここどうするの?」と言える
他者を信頼し、他者に援助を求める能力を育てる
味岡中学校の授業は学び合う関係が学級全体にあるように感じました。自分ひとりで考え、それでも分からなければ、どうすればいいか仲間と一緒に考えている姿は学びたいという意思がとても伝わるものでした。

今回の公開授業研究会に参加して「学びの共同体」について学ぶことができました。実践するのはとても難しいものとは分かっていましたが、味岡中学校の生徒の姿を見て、学びたいと思わせる授業、環境づくりについてもっと追求したいと思いました。

味岡中学校の先生方、ありがとうございました。(佐久間)

1月12日味岡中学校学び合いの授業を参観して(吉田)

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1月12日に味岡中学校で授業見学をさせていただいた。私は午後の授業から拝見し、「学び合いの授業」を生で感じることができた。
「学び合い」といえば2期生の白井さんの研究テーマということもあり、理論的には把握していたが、やはり「百聞は一見に如かず」である。
内容は1年生の社会、地理分野「アメリカの農業の特色」の授業だ。

特に私は3つのことを取り上げていきたい。
1つ目は学び合いをしている子供の姿だ。
授業の途中で「子供全体の表情を見たら、学べる」と助言をいただき、見ていると多くのことを感じた。「わからないからスタートする」というのは、学び合いの授業の醍醐味であるが、その「わからない」を伝えられ、共に学ぼうとする姿勢に驚いた。ペアやグループになると、子供が真剣で人に伝える努力(ノートを使い説明する、わかった?と声をかける)や受け止めようとする力(人に体を傾ける、他者の考えを生かそう・自分の言葉で表現する)があり、素敵な授業だと感じた。
そして子供の同士の説明が本質を捉え、腑に落ちるのだ。一斉授業なら先生やある一部の生徒の説明が主になり、1通りで終わることが多い。しかし、学び合いはいろんな切り口があり、そこに生徒がフィットしていく。多くの生徒が納得しながら進む授業であった。まさに生徒の可能性を信じるからこそできる授業の在り方だと感じた。

2つ目はグループ活動を通しての向上である。
学び合いはグループやペアで行われる。グループの難しさは教育実習で身に染みるほど感じた。私は実習中、グループごとになると学びの質が異なり、どう工夫をすればよいかと迷った。確かに人が違うのだから学び得ること、感じることは違う。だからこそしっかりと課題に向き合う環境をグループで作り、全体交流をすることで意味のある学習になるのだと私は授業を拝見して感じた。

3つ目は学び合う内容と課題の重要性である。
子供たちが主体的に学び合おうとするには、内容と課題がどれだけ人を引き付けるかということが大切であると思う。そのためには疑問を探求したくなる、深めたくなるというのは必須であると感じた。またジャンプの課題(学び合いをより深める課題)をすることで、基礎となる知識の復習と関連付けられた見方考え方、達成感を感じることができ、よくできた授業形態だと感じた。私もそのような視点で授業などを今後考えていきたい。
私が感じたことがないことを学ばせていただけ、貴重な体験であった。

味岡中学校の先生方・斎藤先生・白井さん、ありがとうございました。

12月26日大治町研修会に参加して(牧野紘)

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玉置先生の「気になる児童生徒への対応について」という演題のもと、大治町で行われた研修会に私も参加させていただきました。

前半は、玉置先生が教師の学級経営や授業の観点で講演をされました。その中で特に印象に残ったことは、「がんばってやろう」という子どもへの声かけの話です。私たちはよく子どもに「がんばろう」と言いますが、実は「がんばる」というのは抽象的です。どんな風にしたら「がんばる」というのか、子どもに分かるようにする必要があります。例えば、「がんばって片付けよう」と言うのと、
「3分以内に片付けよう」と言うのでは、子どもの意識が異なると思います。私はついつい「がんばる」と言ってしまいがちなので、気をつけなければと気づくことができました。

後半は、私たち一期生が子ども役になり、気になる子どもへの対応の仕方を考える活動を行いました。大勢の先生方の前で演じることは緊張しましたが、実際に演じることで子どもの気持ちをしっかりと予想する良い機会となりました。また解決策を考える場面では、私たちゼミ生も一緒に考えさせていただきましたが、現場の先生方からは、私たちが思いつかないよう策がたくさん出され、思わず「あ〜〜」と声をだしてしまいました。

このように同じ志を持った先生方が集まり、話し合うからこそ、さまざまな策の交流となり、新たな考えが生まれるのだと思いました。私も何か困ったり、行き詰まった時には、他の先生方との話し合いを大事にしたいと感じました。

大治町の先生方、この度は貴重な機会をいただきました。ありがとうございました。(牧野紘)

大治町教師力向上研修会に参加して(佐藤)

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昨年12月26日、大治町の教師力向上研修会に参加させていただきました。今回参加するにあたって、私たちゼミ生にはある重大な任務がありました。それは、キーワードとなる「ヒドゥン(隠れた)カリキュラム」の実例として、教師や子どもの役を演じることでした。

まず、研修会の前半は玉置先生からのお話がありました。「ヒドゥン(隠れた)カリキュラム」とは潜在的教育効果のことで、自分ではそんなつもりでなくても気付かぬうちに学級を荒らすカリキュラムを実施しているというものでした。

次に、研修会の後半は「ヒドゥン(隠れた)カリキュラム」の実例を見て、どこに問題があるのかを考えていきました。実例を演じるにあたって玉置先生とゼミ生の打ち合わせでは、こんな意見が出るだろうという想定はしていましたが、やはり現場の先生からの意見はとてもリアリティーがあって参考になりました。具体的には以下のような意見が出ました。

(1)朝の会
・書いてあることは読めば分かるので読まない。伝えなければならないことを話す。
・全体の場で話すことは全体で、個人に話すことは個人にという区別をする。
(2)帰りの会
・話すことの数を初めに言っておくことで、子どもに合わせる。
(3)授業中での問いかけ
・分かった人が半分の場合→分からない人に分かるように説明する、一答式にする、子どもの意見をつなぐ、レベルを下げる。
(4)発問
・主発問がブレないようによく練っておく。
・子どもからの問い返しは、全員注目させてから再度説明する。
(5)黙り込んでしまう子ども
・起立している場合、「答えてくれてありがとう」と満面の笑みで感謝する。
・「助けてくれる人?」と他の子どもに助けを促し、最後は分からなかった子ども自身に答えさせることで、活躍の場を与える。
(6)授業中に勝手に話す子ども
・全体で注目させる、学習規律に立ち返らせる、列ごとに指名する、あえて触れない。
(7)忘れ物をした子ども
・決めたルールは貫く。
(8)時間
・「これくらいでできるだろう」という自分で立てた見通しと、実際の授業展開は異なることを念頭に置いておく。

無事に子ども役の演技を終えてホッとしたと同時に、ここで学べたことは貴重な財産になったと改めて感じました。4月から教員として新たなスタートを切る私は、周りが見えなくなってしまいがちなので、子どものことを第一に考え、自分の言動に「ヒドゥン(隠れた)カリキュラム」がないか見直すようにしたいです。(佐藤)

斎藤さんありがとうございました(大澤)

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1月28日の土曜日に、玉置ゼミ卒業研究発表会が行われました。中田(昂)くんや渡部さんが記事に書いてくれたように、たくさん思うことはありますが、今回わたしは卒業研究発表会に来てくださった斎藤早苗さんのことを記事にさせていただきたいと思います。

斎藤さんは、玉置先生が小牧中学校の校長先生をされていたときのPTA会長さんなのですが、今でもつながりがあり、たくさんのセミナーやフォーラムにいらっしゃいます。その斎藤さんが、今回貴重な時間を割いて、わたしたちの発表会に来てくださいました。それだけでも嬉しいのに、お話とプレゼントもくださいました。

お話は、教師になって大切にしてほしいことを話してくださいました。大きく3つありました。

まず1つめに、「素直でいること」です。わからないことは素直に「教えてください」と言うこと。これは、自分だけの問題ではなく、他の先生や保護者の方たちを巻き込んで一緒に取り組むことで保護者の方も安心して子どもを学校にあずけることができます。初任者にとって、経験が浅いことは、変えることができない事実ですが、1人で抱え込まず、周りにいる人たちにどんどん素直に聞いていきたいと思いました。

2つめに「石の上にも三年」ということです。4月からたくさんの新しいことに触れます。その際、当然、自分の思うようにいかなかったり難しいと思うことがあったりと壁にぶつかることが多々あると思います。そんなとき、すぐに諦めてしまうのではなく、今まで応援してきてくれた方たちのことを思い出して、学び続けることを大切にしたいです。

3つめは、「先輩や同僚にかわいがられる人になる」ということです。感謝の気持ちを忘れずに、礼儀正しく、謙虚な姿勢で取り組んでいきたいと思いました。

そしてプレゼントは、なんと多賀一郎先生の『文学教材の授業づくり講座〜「ごんぎつね」の読みを中心として〜』(DVD)と手紙です。もう、一生の宝物です。本当にありがとうございます。これからもわたしたちの成長を見守っていただければ嬉しく思います。

※お礼のメールをした際にも温かい言葉をたくさんいただきました。ありがとうございました。斎藤さんの言葉を胸に4月から頑張ります!(大澤)

第4回 教育と笑いの会に参加して(白井)

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私は、12月10日に行われた「第4回教育と笑いの会」に参加させていただきました。落語家さんの落語を聞いたり、様々な先生方の講話を聞いたりしました。とても多くのことを学び、笑い、貴重な経験ができました。

私は、この会を通して、教育と笑いのつながりの1つに、「話す力」という点で共通しているものがあるのではないかと感じました。話す相手は、生徒と落語を聞きに来るお客さんと違いますが、相手に伝わるように話すということがどちらとも必要で、その様々な工夫があるのが分かりました。

例えば、落語では、1人で何役もするため、目線や身体の向き、声のトーンなどを変えていました。この工夫によって、会話をしている場面で誰が話しているか分かりやすくなっていました。これは、教育でも活かせるだろうと感じました。伝えたい相手の年齢や特徴、場所によって目線や身体の向き、声のトーンを変えることで、より相手に伝わるようになるだろうと思いました。

他にも、落語家さんから、必要なものをくっつけて、不必要なものは削って話すようにしているという話を聞き、生徒にも、やはり最も伝えるべきことを考え、話題を選ぶことも重要であると感じました。

このように、落語などの笑いでの「話す」大切なことは、教育での「話す」でも生徒たちに寄り添うために大切なことばかりであると思いました。

最後に、この「教育と笑いの会」という場であったからこそ、教育と笑いとのつながりを感じることができたと思います。ありがとうございました。この学びをこれからの生活にも活かしていきたいと思います。(白井)


第1回玉置ゼミ卒論発表会を終えて(牧野紘)

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先日、卒論発表会がありました。私たち一期生の集大成です。

まず卒論発表会をするにあたって、二期生のみんなが準備と運営をしてくれました。私たちは一期生なので、もちろん発表会も初めてであり、前例が無いのにもかかわらず、とてもスムーズにも進めてくれました。感謝ばかりです。私はゼミの先輩がおらず、いわば好き勝手やっていたので(笑)、とても気を遣ってくれる後輩には頭が上がりませんし、後輩から学ぶことも多いです。本当にありがとう!

また、発表会には玉置先生と二期生以外に、斎藤さん、中田くんのお父さん、大学の先生方、他の四年生、三期生と、たくさんの方が来てくれました。私たちのために来てくださり、本当にありがたいです。された質問は、どれも考えさせられるものばかりで、一つ一つの質問に、自分とはまた異なった視点と、頑張れよ!というエールを感じました。本当にありがとうございました。

私は順番が1番最後でしたので、なかば緊張しながらみんなの発表を聞いていました。みんなの発表を聞いていると、これまでみんなと切磋琢磨した日々を思い出しました。それはこれからもずっとそうだと思います。四月から、みんなバラバラになります。けれども、自己肯定感といえば松井くんを思い出しますし、外国籍の児童と出会ったら杉下さんを思い出します。信頼関係といえば中田くんと大澤さん、気づく力といえば渡部さん、やる気スイッチといえば末松さん、デジタル教科書といえば佐藤くんと小川くんと松井くん、個性といえば堀江さん、いじめといえば浦さん、活きる力といえば中田こうきくん。自分は一人じゃないなと思いました。もちろん、自分たちの研究が上手くいくほど、あまいとは思っていません。けれども、発表を聞いていて、自分も試したいなと思えるものばかりでした。みんなの発表が、また一つ大きな財産になりました。一期生のみんな、今まで本当にありがとう!これからもよろしくね!

最後に、玉置先生。今まで本当にお世話になりました。玉置先生に出会って大学生活が一変しました。たとえ私が、玉置先生以外のゼミを選んでも楽しかったとは思います。他のゼミでも学ぶことはできます。けれども、ここまで自分のやりたいことをドンピシャに学べて、ここまでたくさんのものに出逢えたこと、これは他のゼミでは得られないと思います。約2年前、なんか一期生ってかっこいい!と思い、見ず知らずの玉置ゼミを選んだ自分を褒めたいです。(笑)けれども私は寂しいとは思っていません。なぜなら、これからも玉置ゼミの関係が続くことをビシビシと感じているからです。さらに渋みが増した玉置先生と教員になった私たちが、集まり、お互いに学び続ける姿が想像できるからです。そんな一生の出逢いをプレゼントしてくれた玉置先生には、感謝をしてもしきれません。

玉置ゼミに入って本当に良かったです。(牧野紘)


「教師になるには」を読んで(吉田)

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今回の記事は酒井先生におすすめしていただいた本についてです。
去年のゼミ合宿でこの本を教えていただき、本を買って読んでみました。

結果から言いますと「僕の原点として残したい本」

この本ではそのテーマごとに様々な本を紹介しています。
また丁寧な解説・学生目線といった本を読むのが苦手な私でもすらっと内容が入ってきました。
私は2つのことを記事に残そうと思います。

1つ目は大学での学びを充実させることです。
私はしばしば「これは学ぶ意味があるのか。」ということを口にします。よくよく考えれば、そんなことは将来のことで知る由もありません。
文中に「未来に出会う子供たちに話せる活動をしよう。」と書いてあります。大学生だからできることは、違う職種や遊びだけではありません。大学の勉強も本を読み、出会うことも大切です。とても貴重な時間なのだと改めて感じました。
そして、私の中で今だからできることを精一杯、全力で主体的に取り組んでいこうという目標ができました。

2つ目は理想の教師像に会うということです。
私はこのゼミのよさは「書くことによって学ぶこと」(本書にも記載あり)と「素敵な教師・人に出会えること」だと思います。(他にもありますが…)
理想に実際に会う、本で出会う中でより近づこうと学び、「自分ならどうするだろう」「自分のよさを生かして…」と考えていくと自分のなりたい教師像、その手立て、努力しようと思えます。私は面接でも自信を持って話せるくらい考えたいです。そのためにも「教師になるための学び」をしていく重要性を感じました。

是非、この本を同じ仲間に読んでもらい、みんなで考えたいです。
酒井先生、ありがとうございました。(吉田)

第1回玉置ゼミ卒論発表会を終えて(渡部)

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1月28日、私たち玉置ゼミ1期生の卒論発表会が終わりました。
ここまで一緒に頑張ってきた1期生の仲間。いつも親身になって丁寧に指導してくださった玉置先生。卒論発表の準備、進行、片付けとサポートをしてくれた2期生。前列で真剣に発表を聞いてくれた3期生。土曜日にも関わらずわざわざ足を運んで下さり、貴重な質問をしてくださった先生方、中田くんのお父さん、斎藤さん、4年生…。
全ての人に感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。

卒論発表を終えて改めて思ったことは「玉置ゼミに入ってよかった」ということです。
卒業論文を完成させるというのは個人戦のような気がしますが、私はそうではないと思いました。
特に3年生の12月に行った卒論合宿をスタートにみんなで卒論完成を目指す気持ちが高まりました。卒論を書いているときは1人かもしれません。行き詰まって苦しむこともありました。しかし、研究室に相談に行くといつも玉置先生が笑顔で迎えて下さります。モヤモヤする部分があっても玉置先生に話を聞いていただき、アドバイスをしてもらうとすっきりとし次に進む力をもらえます。そして研究室にいると他のゼミ生もやってきます。
お互いの進み具合を話したり相談したりすることは良い刺激になります。卒論完成間近にはお互いに発表をし合って質問をしたり、読み合いながらチェックをしたり、最後の追い込みです。
卒論提出の日は全員でそれぞれ役割分担をしながら提出の準備をしました。
私一人では絶対に卒論完成までたどり着けなかったと思います。
本当に仲間がいてくれてよかったと思っています。
玉置ゼミの仲間がいてくれてよかったです。
玉置ゼミに入ってよかったです。

卒論発表は終わりましたが玉置ゼミはまだまだ終わりません!!
まだまだセミナー等ありますし、卒業旅行も待っています!!!
学生として玉置ゼミにいられる時間を大切にしていきたいです。
そして、卒業してからも玉置ゼミのつながりを大切にしていきたいです。

(渡部)

第1回玉置ゼミ 卒業論文発表会を終えて(中田昂)

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みなさんお久しぶりです。中田昂樹です。

卒論発表を終えて、色々と思うことがありましたので、それを少しずつ書いていこうと思います。

とりあえず、3年生から始め、2年間行ってきた研究の現段階までを無事発表することができてほっとしています。思い返せば2年前、「生きる力」について調べ始め、調べれば調べるほど益々わからなくなっていく生きる力と戦っていました。結局自分の究極の願いは、子供たちが幸せになってほしいというただそれだけです。ありきたりではありますが、教師の役目ではないのかなと思います。そのような授業づくりを有田和正先生や野口芳宏先生、玉置崇先生から参考にさせていただき考えました。やはり、授業が上手と言われる先生方は、授業のやり方に共通点がいくつかあるということがわかりました。その根本には、子どもをどうしたいのかという願いが同じであるからなのではないかなと思います。改めて根本を見直すことで、どのように子供たちと関わるべきかが明確になりそうです。

そして、玉置ゼミの1期生のみんなに「ありがとう」という気持ちでいっぱいです。2年間ともに学び合えい、時には励まし合って、高め合ってくることができた仲間がいたからこそ、ここまで来ることができたのだと思います。自分勝手で、空気の読めない中田をほったらかしにせずに、ここまで連れてきてくれました。もう感謝感謝です。今回の発表会では残念ながら小川君がインフルエンザのため欠席となってしまいましたが、気持ちは全員同じところにいたと思います。12人全員で集大成を見せることができて、本当にうれしく思います。

また、今回の発表会をするにあたって、2期生のみんなが協力して運営してくれました。一人ひとりの持ち場、自分の仕事をきちんとこなしてくれたからこそ、いい研究発表会になったと思います。彼らにも感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとう。教採や卒論など、今後忙しくなってくると思うので、また悩んだ時には何かしらアドバイスして玉置ゼミを盛り上げていきたいなと思います。いつでも聞いてください。

3期生のみなさんとは、初めての顔合わせでした。名前をまだ覚えてなくてすみません。ちなみに中田昂樹は写真の右上の人です。会う機会は今後あまりないかもしれませんが、よろしくお願いします。卒論発表会に来てくれただけでも嬉しいのに、質問もしてくれました。はじめて先輩たちと会って、緊張していたかもしれないのに、自ら学ぼうとする意欲がとても感じられました。これからの3期生に期待するのと同時に、何かわからないことがあったら、和気あいあいとしている自慢の2期生に聞いてみてください。絶対にいいアドバイスをしてくれます。自分も彼らから学んでます。(笑)

さらに、今回の発表会には玉置ゼミ以外の方々にもお越しいただけました。お忙しい中、我々の発表会を見に来ていただけるだけでも幸せなことです。それだけにはとどまらず質問もしていただけました。自分たちの研究を多くの人に知っていただけて、今まで研究してきてよかったなと思いました。いつも玉置ゼミを支えてくださる方々のおかげで、無事卒論発表会を終えることができました。ありがとうございました。
そしていつもセミナーや講演会でお世話になっている斎藤さんにもお越しいただけました。いつも可愛がってもらえて本当にありがたいことです。斎藤さんからのメッセージは胸に染みわたるものばかりで、素直さの足りない自分を大きく変えてくれそうです。また今回は、なんとDVDをプレゼントしていただけました。こんなにも愛してもらえるゼミがあるでしょうか。もう本当に幸せです。さっそくDVDを見ようと封を開けると手紙が入っていて、それに完全にやられてしまいました。あの言葉を胸にまた一歩踏み出さなくてはいけないなと思います。松井ゼミ長がよく言う、野口先生の「までの努力よりからの努力」のように。

こんなにも多くの方に感謝することができるのも、やはり玉置ゼミに入り、玉置先生との出会いがあったからこそだと思います。玉置先生には感謝してもしきれません。玉置先生のゼミに入り、玉置先生を研究して、たくさん勉強させていただけて本当によかったです。卒論が終わったからと言って、僕らをポイってしないでくださいね。(笑)
先生に出会えて良かったです。今後ともよろしくお願いします。

最後に直接は言えないのでここで。自分の父親も見に来てくれました。陰ながらいつも応援してくれている父親に感謝です。ありがとう。(中田昂)

1月12日 味岡中学校学びあいの研究会に参加して(岩田)

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 1月12日味岡中学校で行われた公開授業研究会に参加してきました。「学びあい」で有名なこの中学校ですが、生で「学びあい」を見ることはわたしにとって初めての経験でした。


 3時間目と4時間目は、校内のあちらこちらで行われている「学びあい」の授業を各教室10分にも満たないくらいの短いスパンで見学していきました。始まったばかりの「学びあい」も感じることができないような授業から何を観察すればよいのだろうかと感じていたわたしですが、玉置先生より「教師と子どもとの一体感を感じてみて」と教えていただいて、空間に目を向けてみることにしました。
 教室に入ると、特殊な机列、教室の真ん中で話す先生、教えあっている生徒同士の距離感、とてもあったかい空気を感じました。教師が授業をするのではない、生徒が授業を作っている、そんな印象を受けました。「わからない」「教えて」を自然に口にすることができる雰囲気に生徒が安心できる居場所の大切さを感じました。


 玉置先生においしいお昼をごちそうになった後、5時間目は社会科の研究授業発表を参観させていただきました。資料が多く、どちらかというと知識を植え付けるという印象を受けやすい社会科ですが、社会科における「学びあい」とはどのようなものか、何が正解なのか考えさせられる授業であったと思います。それは同時に、全ての教科で「学びあい」ができるのか、またすべきなのかという課題にもつながると感じました。


 研究協議会で現場の先生方の生の意見交流を聞かせていただき、「学びあう」対象はもちろん子どもたちでもあるのですが、それ以上に教師自身の「学びあい」が大きいと感じました。斎藤先生のご指導の中にあった「すべての生徒に平等に学びの保証を与えること」こそが教師が教師であるための最も重要な基盤になるのではないかと思います。
 本日の研究会の中で、自分の中に「学びあい」という異なる視点を取り入れることができました。教育を多面的にとらえるためにも非常によい勉強になりました。今日感じたことを忘れないように、いつか教師として実践できる日がこればいいなと思います。そのためにどうすればよいのか。はい、しっかりと勉強します。(笑)ありがとうございました。(岩田)

12月26日大治町教員養成セミナーに参加して(杉下)

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先日大治町にて、教員養成セミナーが行われました。
私たちゼミ生は、「玉置劇団」として、様々な問題場面を演じるという形で参加させていただきました。

拙い演技でしたが、先生方には何が問題だったかを読みとっていただくことができ、交流も活発に行われました。
交流してみると、先生の数だけ違った視点があり、新しい見方や考え方を吸収することができます。
「交流する」ということの意義を深く実感できました。

今回は玉置先生や大西先生の助言もあり、

・朝の会は全員の顔を見て健康確認
・固まってしまった子には「答えようとしてくれてありがとう」+笑顔
・聡明ですぐに喋ってしまう子には、指さしで「ここぞ!」という時に活躍させる

等のポイントも教えていただき、大変勉強になりました。

このようなワークショップ型の研修は、楽しくかつとても実践的です。研修を終えた先生方は晴れ晴れたとした顔をしてみえ、何かいいヒントが見つかったかのようにも見えました。
私も、今回学んだことを是非現場で生かしていきたいと思います。一足先にこのような研修を体験でき、貴重な一日となりました。(杉下)


12月26日大治町研修会に参加して(大澤)

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わたしは、12月26日に大治町の研修会に参加させていただきました。玉置先生がこの日のために大変な準備をされてきたのを知っていたので、微力ながら尽力したいという思いと今の教育現場に実際に立っている先生方の考えをたくさん吸収して帰ろうという思いで臨みました。

今回の研修会のテーマは「気になる児童生徒の対応について」でした。
前半は、玉置先生より授業をする際の心得(子どもの出力場面を増やす、向山洋一先生の授業の原則、ヒドゥンカリキュラム…など)を話してもらいました。

後半は、どこにでもある授業風景から教師は子どもに対してどのような手立てができるかを考えていきました。司会進行を玉置先生、先生役・子ども役をわたしたち玉置ゼミ生が演じ、それを受けてどうすれば良いかを大西先生、大治町の先生方含めた全員で意見を出し合いました。

例えば、教師が挙手をした子どもだけをあてていく場面。
問題点として、
・挙手をしていない子が蔑ろにされている
・子どもからしたらこの先生は挙手している子以外どうでもいいのかなと思ってしまう
といった意見があげられました。もちろん、教師からしたら子どもを蔑ろにしたいわけでも、挙手しない子をどうでもいいとも思っていません。しかし、教師の無意識的な行動でそのように子どもが受け取ってしまう可能性もあるということです。それでは、この場合、どうすれば良いのでしょうか。

改善点として、
・「みんなのノート見て回ったけどみんなできていたと思うのであてていくね。」と言ってあてていく
・挙手指名制ではなく表情発言であてる
・挙手していない子に「どこで困ってる?」と聞く
・「相談していいよ」と声をかける。また相談後「何を話した?」と聞く
といった意見がでました。一例だけでも、全体で考えてみると色々な方法があるのだなと感じました。その他にも、朝の会や帰りの会の時間の延長、子どもが忘れ物をしたときの対応など、教師になってから気をつけなければならないことをたくさん学びました。

自分1人では考えられないようなことも、こうして全員で考えて意見を出し合うことで、より良い学級をつくることができるのではないかと思いました。
玉置先生、大西先生、大治町の先生方、たくさんのことを勉強させていただきありがとうございました。(大澤)

教育と笑いの会に参加して(佐藤)

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 昨年12月10日、「第4回 教育と笑いの会」に参加させていただきました。今回が4回目の開催ですが、私自身は初めての参加だったので、この日を心待ちにしていました。

プログラムは以下のように進められました。
○野口芳宏の(しっかり)笑える教育の話
 遠足の時におやつを食べても良いか聞きに来る子どもの話を、巧みな話術で広げ会場の雰囲気を盛り上げて下さいました。
○志水廣の(微妙に)笑える教育の話
 綾小路きみまろの仮装から、ユーモアを交えて授業で教師がよく使いがちな三段活用「分かった?」「分かったね?」「分かっただろ?」といったお話をして下さいました。
○大西貞憲の笑えない(笑ってられない)教育の話
 大西先生の実体験を基にしたお話で、今では考えられない事実に確かに笑えない(笑ってられない)と思ってしまいました。
○池田修の(笑える)教育ワークショップ
 共通項を探し出す言葉遊び「なぞかけ」を行いました。自分ではなかなか思い付きませんでしたが、人のを聞いて「あーなるほど!」と納得する発見がありました。
○愛狂亭三楽と愛狂亭ふくらの落語(師匠と弟子)
 玉置先生とふくらくんの落語を見るのが実は初めてで、絶妙な掛け合いがとても面白かったです。
○プロの落語を楽しむ 桂雀太(滑稽噺)
 プロの落語を見ることも初めてでしたが、1人で何役も演じられていながら全く飽きることなく最後まで笑ってしまいました。
○プロの落語を楽しむ 林家花丸(人情噺)
 落語=笑いのあるもの。そんな私のイメージを覆すものでした。最後には感動する場面があって、思わず引き込まれてしまいました。

 これだけボリュームのあるプログラムながら、時間が過ぎるのはあっという間でした。「教育と笑い」一見すると結び付くとは考えづらい両者。しかし、子ども達を惹きつけたり、教師の話を子どもにきちんと理解してもらうためには、話術・話芸を身に付けていく必要があることを、私自身再認識することができました。野口先生の言葉をお借りすると、経験を意図的に積んで整理することで、話術・話芸をはじめとする「力」が付くことを忘れずに、様々なことにトライしてみようと思います。(佐藤)

一期生仲間紹介〈中田啓太さん〉(牧野紘)

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一期生の仲間紹介、十人目は中田啓太さんです!!

啓太さんは、玉置ゼミの牧場みたいな存在です。啓太さんの周りには、のどかな空気が流れている気がします(笑)啓太さんの穏やかで優しい性格はもちろんのこと、落ち着いた話し方や、ゆったりとした身のこなしが、その空気を作っているのだと思います。

一期生を上手くまとめ、引っ張っていってくれるのは松井くんですが、個性豊かでちょっと走りすぎちゃう(笑)男子を、上手く包んで見守っているのは、実は啓太さんではないかな、、、と思っています。(行動がのんびりすぎる所がたまにキズ)

私は何かと焦ってしまう性格があるので、いつも動じない啓太さんを尊敬していますし、時に啓太さんと接して、自分に、「落ち着け、落ち着け」と言い聞かせているときが実はあります。いつもありがとう!

また卒論の読み合いのときには、細かな部分まで目を通し、ささいなことでも相手に質問する姿が見られました。そんな、ゆったりしていながら、やるときはやる!啓太さんは、玉置ゼミにはなくてはならない存在です。

ちまちまと続けてきた一期生の仲間紹介、残すはあと1人(2人!?)となりました。いつもこの記事を書きながら、私は本当に良い仲間に出会えたなあと思っています。あと少しで卒業は寂しいですが、ずっと大切にしていきたい繋がりです。(牧野紘)

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