10月17日2期生ゼミ記録(佐久間)

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10月17日、模擬授業をゼミの時間で行いました。

私が行った授業は5年生の道徳で、「レジにて」という教材を扱いました。この授業は昨年、教育実習で行った授業で、自分が実習の中で最も上手くいかなかったと思う授業です。今回は、どうすれば子どもたちに「今日は〜を学んだ」と思ってもらえるかを考え、授業に臨みました。また、道徳の授業をする決め手となったもう一つの理由があります。それは、玉置先生の道徳の授業を何回か見せていただく中で、自分も玉置先生のような道徳の授業をしてみたい!と毎回思っていたからです。今回の授業では、玉置先生が行う道徳の授業づくりや授業の進め方を参考にしました。以下に特に大切にしたポイントを2つ書きます。

〇主人公の心の変化を話し合う
今回の主発問では、主人公の悲しそうな顔と嬉しそうな顔の絵からどんなことがあって、どんな気持ちになっていたかを考えさせました。気持ちの変化があった出来事をわざと隠すことで話の内容を考えたり、自分ならどうしたら嬉しくなるかを考えたりできていたように感じました。教材の大事な部分を子どもたちで想像させると様々な意見を考えさせることができると分かったので、今後も意識していきたいです。

ただし、意見が多様すぎる場合もあり、価値項目が明確にならないのではという指摘もあったので、教材研究の段階で発問の意図を教師自身がしっかり持っておく必要があると思いました。

〇「揺さぶり発問」を入れる
「揺さぶり発問」とは、深く考えさせるために、それまでの子どもたちの思考や認識に疑問を呈したり混乱を引き起こしたりすることで、より確かな見方へと導く発問です。

しかし、この模擬授業では上手くまとめることができませんでした。
この揺さぶり発問で子どもの意見に混乱が生じるのは当たり前で、今回の授業では「思いやり・親切」について子どもたち自身がより高度な考えに気付く、もしくは教師が子どもたちに向けて高度な考えになってほしいと訴えかけることでより確かな見方へ導くことができると教えていただいたので、次こそは上手くまとめていきたいです。

道徳の授業は難しいと改めて実感した日になりました。授業づくりも長時間悩みました。ゼミ生みんなで授業について話し合う時間では、主発問は違うところのほうがいいのではという意見が出たり、発問の仕方をもう少し変えてみてはという意見が出たりしました。どの意見もとても参考になったので、もう一度考え直して授業をしたいと思いました。教育実習でうまくいかなかった授業をすることに不安はありましたが、ゼミ生みんなで考えることができたので、授業をしてよかったです。ありがとうございました。(佐久間)

10月17日2期生ゼミ記録〜佐久間さん〜(牧野)

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10月17日3限に行われた模擬授業で、私は、佐久間さんの5年生道徳の授業を記録させていただきます。教材名は「レジにて」です。

授業の内容
1.主人公の女の子が割り込みをされたときの気持ちを考える
2.定期を落としたのを見たときの女の子の気持ちを考え、ノートに書く
3.定期を拾ったのに何も言われなかったときの気持ちを考える
4.最後に女の子が笑ってるイラストを見せる
5.なぜ女の子は嬉しい気持ちになったのか考え、ノートに書く
6.店員さんに褒められたというのが間にあったことを知らせる
7.もし店員さんに何も言われなかったら自分ならどうするか考える(ペア活動)
模擬授業はここまでです。

授業では、子ども達との関わりかたを参考にしたいと思いました。道徳の授業は挙手制にするとなかなか授業に参加しない子どもが多いと教育実習を通して感じていました。佐久間さんはあえて挙手制ではなく、ポンポンとリズムよく子ども達に(正確には子ども役のゼミ生に)感じたことを聞いていました。すると必然的に全員が発言する場が生まれ全員で考えるという雰囲気ができていたと思います。また、しっかりと考えさせたいときは一度ノートに書かせており、書いている最中に教師が読み上げることで学級内の一人一人の考えがわかる工夫がされていました。

反省時では、価値項目が明確でないことが主な議題となっていました。教材の出し方や、発問の仕方、より考えさせたい場所を変えることで改善できるという考えや、今出ている子ども達の感じ方をいかすべきだという考え方がでていました。道徳の授業はやはり難しく奥が深いと感じましたし、だからこそ、みんなで考えることが大切ではないかと思いました。

授業者の佐久間さん、お疲れ様でした。玉置先生のところへ行って研究している姿はとても素晴らしいと思いました。たくさん勉強にもなりました。ありがとうございました。(牧野友)

10月17日2期生ゼミ記録(牧野)

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 私は4年生国語科「ごんぎつね」の1時間目の授業を行いました。

1時間目では、後期が始まって初めての物語文ということで4年生の前期までで習った物語文の復習をするところから始めました。私はこの単元で学ぶべきことが先にありその教材がたまたま今回であれば「ごんぎつね」であったという考え方で授業をつくりました。ですから復習にはすごく力をいれたいと考えていました。しかし、教材研究の段階で子ども達の心離さずに復習するよい方法が思い浮かばず、今持てる力で臨みましたがやはり楽しくない復習になってしまったと感じました。

 反省では、提示した言葉が難しい、わかった気になっているだけの復習になっているなど、意見をもらいましたが未だにどうしたらよかったのか悩んでいます。教師として教壇に立つ前に課題が明確になったという前向きな考えでこれから調べてみたいと思います。また、「ごんぎつね」は長い間国語の教材として使われている作品の一つなので、その研究をされた方の本を読んだり実践の場面を見て私なりに研究したいと思います。

 子どもとの関わりの面では、テンポ感と雰囲気を褒めていただいたのでそこは長所として継続し、話すスピードと情報量が小学生にはむいていない点を反省し、直していきたいと思います。

 今回の授業で課題がたくさん見つかったので自分なりに努力して改善策をみつけていきたいと思います。(牧野友)

10月17日2期生ゼミ記録〜牧野さん〜(吉田)

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 こんにちは。今日は2期生ゼミが3限目と4限目の2時間連続でありました。今から4限目のはじめの授業者牧野さんの授業記録を書いていきます。


 授業単元【ごんぎつね】設定学年【小学校4年生】
 
 授業は、ごんぎつねの初回の授業で、ごんぎつねの読み物に入る前の導入部分でした。牧野さんらしい元気でテンポの良い授業でした。元気が良く、こんな先生見たことあると感じるシーンばかりでした。はきはき明確な問いかけは、とても見習いたい部分であると感じました。約20分の授業後、ゼミ生で良いところや今後の課題を話し合いました。今回はその中でも、ごんぎつんねに限ったことではない「国語科読み物資料のゴール」について主な議題に上がりました。

 牧野さんの授業では、教科書に記載されている読む際のポイントを、読む前にしっかりと押さえていくスタイルの授業でした。今回は授業内で、どのようなことに着目して読んでいけば良いのか、教師がしっかりと道筋を立てていると感じる授業であったと思います。しかし、授業評価の時間で議題に上がったのは、その部分でした。

 1つ目の意見として、純粋に小学校4年生に「感じ方の違いを知る」ということを意識させて読み物をさせることには、少々無理があるのではないかという意見がありました。また、今回は特に初回の授業であるので、子どもたちに「今日も授業に参加できる!」という思いを持たせなくてはならないという指導を玉置先生よりいただきました。
 2つ目は、物語を読むときのポイントを示しすぎなのではないかという意見が出ました。教師が全て「○○に注意しよう。」「○○をやろう。」などと指示をするのではなく、「物語を読むときのポイントって何だったかな?」と子どもたちに問いかけることで、子ども主体の子どもたちで作りあげる授業になると感じました。


 今日の授業を通して、牧野さんが「物語を通して何かを感じてほしい」と国語科の授業観について話していました。今まで深く考えたことはありませんでしたが、国語科のゴールっていったいどこなのだろうと思いました。出口はどこで、どうすれば国語の授業は成功したと言えるのでしょうか。今日の評価の時間ではその答えははっきりと出ませんでした。国語は専門教科ではありませんが、教師になった際確実に授業をすることになります。今日の授業を通して、自分はどのような思いで国語の授業を受けていたのだろうかと考えました。明確な答えは出ていませんが、物語を学ぶ際に「今日もごんぎつね、明日もごんぎつね、あさってもごんぎつね。」と子どもたちが感じることの無いような授業を目指していきたいです。牧野さん授業お疲れさまでした。(吉田)

10月16日尾張旭市立渋川小学校での学び(丹羽)

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 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。先日は尾張旭市立渋川小学校の授業を見させていただき、検討会にも参加させていただきました。今回は私が特に印象に残った5時間目の特別活動の授業に関して学んだこと、検討会で先生方から学んだことを紹介します。

 5時間目の研究授業から学んだことはたくさんありますが、3つ紹介します。

 まず、1つ目は先生と子どもたちとのやりとりの中で先生が大切なことは2回聞いていたことです。導入の段階で大切な言葉である、「がまん玉、みつけ玉、しんせつ玉」という本時の活動において大切な人キーワードを1人の子に言わせて終わりではなく、もう一度全員にたずね、違う子に発言させていました。ここから大切なキーワードは繰り返し発言させることで子どもたちの中でも定着し、展開がスムーズに進むのだと学びました。また、本時のめあてである「気づきの活動」を振り返るというめあてを子どもたちが一人一人理解できているかということも全員が授業に参加するためには重要なのだと思いました。

 2つ目は、学習活動の定着についてです。4年生の段階で先生が全体で話し合いを進めるのではなく、子どもたちが主体となって司会や書記などを決め、授業が進んでいたのが本当にすごいと思いました。さらに、グループ活動でも14分という与えられた時間で各グループの司会者中心となって14分間をどのように使うかをマネジメントしながら交流が進められていて驚きました。私が注目して見ていたグループでは司会の女の子が中心となって5分で個人追究、8分で交流、1分でまとめと班員の子に伝え、自ら時間を管理する姿を見て、主体的な学びとはこういうことの積み重ねなのかなと、感じることができました。

 3つ目は付箋を効果的に使う工夫です。「がまん玉」「みつけ玉」「しんせつ玉」それぞれの振り返りを違う色の付箋に書いていくことによってグループで意見を分類しやすくなり、普段と少し違う活動を取り入れることは子どもたちの学ぶ姿勢が大きく変わるきっかけになるのではないかと思いました。付箋だけでなく、机の位置などもコの字型にしたりと子どもたち同士で学ぶ環境の大切さを学びました。

 検討会では、「3+1」という、3つ良いところと1つの改善点を出し合うというやり方で先生方の話し合いに参加させていただき、授業を見る難しさを感じました。また、意図的指名の大切さについても意図なく当てるのではなく、しっかりと意図して指名しなくては意味がないのだと改めて感じることができました。

 実際に授業をみることで学べることが本当に多いことに気づけた1日であり、4年生の石川さんや牧野さんの授業の見方からもたくさん学ぶことができました。このような機会を一回一回大切にしていきたいです。本当にありがとうございました。(丹羽)

10月12日犬山市立犬山西小学校授業業検討会に参加して(吉田)

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こんにちは、2期生の吉田です。
10月12日に犬山市立犬山西小学校の勉強会に参加させていただきました。学校に入らせていただくと、子供たちが「お客さんだ」と言って、温かい挨拶を沢山していただきました。今回は6年生の国語「やまなし」の授業後、授業検討、玉置先生の講演会の中で学ばせていただいたことを2つ書かせていただきます。

1つ目は先生が子供をしっかりと把握することの大切さです。
「やまなし」という教材を見させていただくと、比喩や擬音語等が多く、読み取るだけでも一苦労な教材であると感じました。しかし、そんな中でも子供たちが必死に活動、グループワークに取り組んでいます。私は疑問に思い、振り返って1つのことに気付きました。

子供の学べる秘密は「先生の姿」に合ったのではないかということです。
児童には文章表現等からの気付きを記したノートがあり、事前に先生は一人一人ノートを丁寧に把握されていました。そのため「○○さんはこんなこと気付いてたよね。」という声を授業中に何度も見受けられました。また児童のつぶやきを聞きながら板書していたり、机間指導時に子供達にもっと理解できるような発問をこまめになさっていました。
確かに難しく感じる教材ですが、先生が児童をしっかりと把握しているからこそ、学びたいと誰もが思える雰囲気ができていたように感じます。私もそんな先生になりたいです。

2つ目は対話することで深まる学びのよさです。
犬山西小学校では、「仲間とつながり、みがき合う児童の育成〜自ら考え、互いに伝えあう活動を通して〜」というテーマとし、「主体的対話的で深い学び」の先駆けを多くの授業で取り組まれているとお聞きしました。特に玉置先生の講演でも私から話させていただいた「伝えあう活動を通して学びが深まる、変化する」場面が私の心に残っています。

私は玉置先生の指示を受け、活発な話し合いをするグループの話し合いを聞き取らせていただきました。すべて書き取りたかったのですが、そんな余裕がないほど話し合います。そのグループは4人がバランス良い人間関係で、グループで意見をまとめようと頑張っていました。
Aさんが「こうじゃないの?」というと、Bさんが「違う。これは○で、こっちは△なんだ」と説明していきます。Bさんの説明を受け、内容を理解したAさんは他の2人によりわかりやすく伝えるために体を大きく使いながら、ジェスチャー交えて会話をしていました。
まさに対話するからこそ、理解ができ、新しい表現が生まれ、意見を磨き合う活動をしていたと思います。課題意識を明確に子供達が持つ中で対話すると、内容が深まります。また、人間関係が良好であるほど、その深まりが言語や動作としてより顕著に現れるのだということを学ぶことができました。

授業を見させていただく中で、新しく学ぶことが多く、また成長できたと感じます。
お忙しい中、ありがとうございました。(吉田)

10月10日2期生ゼミ記録(佐久間)

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 10月10日、2期生の後期2回目のゼミを行いました。今回は吉田君が「理科 てこのはたらき」の授業を、石川君が「算数 割合」の授業を行いました。私は、石川君が行った授業の学び合いをまとめます。

 石川君の授業は、一方を1と見た時の大きさを考える学習をもとに、割合についての問題を行いました。算数は解き方を言葉で説明してもなかなか上手く伝わらないイメージが私にはありましたが、石川君は問題を分かりやすく説明していたところがとても参考になりました。

 討議の時間では、授業で行った問題への発問について話し合いが行われました。
 今回の授業では4チームのドッジボールの試合で試合数と勝った試合数がそれぞれのチームごとに書かれていました。
(問題) 
 試合数   勝った試合数
A  10      7
B   8      6
C  10      1
D   4      2

 石川君はここで「どのチームが1番勝ってそうですか?」と発問しました。様々な意見が出ましたが、どれも答えの求め方にはつながりにくい意見が多いように感じられました。

 玉置先生に改善案として石川君の発問にプラスして、「どうして一目でどのチームが一番勝っているかわからないのか?」を考えさせ、「試合数がバラバラだから」ということに気付かせる案がでました。そうすれば、その後の解き方を子どもたちに考えさせたり、本時の内容である割合を理解させたりすることができます。問題にあった発問をよく考えることが重要だと学ぶことができました。

 ゼミ生みんなで授業について話し合い、様々な提案をすることで良い学びができていると感じています。この日のゼミでは寺坂君、石川君は積極的に討議に参加していました。私も負けないように頑張ります。次回からもゼミ生みんなで深い学び合いをしていきたいです。(佐久間)

10月10日2期生ゼミ記録(石川)

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 10月10日のゼミでは、私が授業提案を行いました。単元は「比べ方を考えよう」という割合の単元でした。設定は小学校5年生です。今回は、私が授業を行って感じたことや、検討会で学んだことをまとめます。

 今回学んだことは、大きく2つです。

 一つ目は、発問の言葉選びです。本来、「どのチームの成績が良いか?」という教科書通り発問から、自由に児童の意見や考えを引き出す予定でしたが、何気なく「どのチームが強いか?」と発問してしまいました。この発問から、児童の思考は、「強いって何?」という違う方向へと進んでしまいました。教師の発問は、どの児童も同じ課題について考えられるよう、シャープでなくてはなりません。その分、言葉をしっかりと選ぶ必要があります。私にはそこが欠けていました。

 二つ目は、次へ進むタイミングです。今回、児童の自由な意見から課題の焦点化を図りましたが、自由な意見を聞き出す時間が長すぎました。私の意図としては、この時間でもっと課題に近づいた意見を聞き出したかったのですが、ここで間延びしてしまった印象があります。その後、玉置先生から指導をいただきましたが。児童の自然な思考の流れを捉えることでテンポよく進めることができることを学びました。既習事項も含めて、児童はどこに疑問を持つのか、今以上に意識して教材研究を行う必要があると感じました。

 今回の授業、検討会を経て、玉置先生が最後に「やっぱり教材研究だよな。」と話されました。確かに、どのように発問するか?や、児童がどこに疑問を持つのか?などは、経験面も大きくありますが、今回の学びあいで、教材研究をすることで見えてくることもたくさんあるのだと感じました。今回のゼミで、教材研究の視点やコツのようなものを学ぶことができました。今回学んだことを少しでも自分のものにし、よりよい授業が行えるよう学び続けていきたいです。(石川)

10月6日小牧市立味岡小学校での飛び込み授業を参観して(静谷)

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こんにちは。3期生の静谷です。
10月6日に味岡小学校で玉置先生と和田先生の飛び込み授業を参観させていただきました。そこから学んだことについて紹介します。

まず初めに、和田先生からとにかく子どもの意見やつぶやき、先生の発問をそのままメモをするということを教えていただきました。そうすることによって、振り返りの時間に鮮明にその時の授業を思い出し、振り返ることができます。私は、小学校実習では先生の発問しかメモを取っていなかったため、中学校実習では生徒の意見までメモを取り、生徒実態をしっかりとつかめるようにしたいと思いました。

次に玉置先生の道徳の授業を2つ参観させていただきました。2つの授業ともエピソード前とエピソード後の主人公の気持ちの変化を主に授業を構成していました。また、玉置先生の授業は本当に授業リズムが良いと思いました。トントン子どもたちを当てていき、授業がとてもスムーズに進んでいました。どこか教室の雰囲気が玉置先生に左右されているなと思いました。道徳の授業は、どんどん子どもたちに想像させ、心の汗をたくさんかかせることが大切であると学びました。

和田先生の算数の授業も参観させてもらいました。まず、思ったことが和田先生は褒め方が本当に上手いと思いました。少し違ったアイディアを出してくれた子どもに対しても、うまく友達の意見と繋げながらその子のアイディアを利用して褒めていました。この他にもこれが繋ぐ授業であって全員参加の授業かと思う場面がたくさんあり、飛び込み授業のはずなのにしっかりと子どもたちの心を掴んでいました。このような授業がいつになったら私はできるのだろうかと遠い先を見てしまいました。

このような素晴らしい授業を今日は3時間も見れて、本当にこのセミナーに参加して良かったと思いました。できたら小学校実習の前に参加したかったです。ですが、実際に小学校実習を終えた今の状態だからこそ学べたこともたくさんありました。毎回、このようなセミナーに参加すると早く授業をして、このようなテクニックを使ってみたいという気持ちにさせられます。これまで、授業力が求められる中学校実習が少し不安でしたが、今では早く授業をして、学びたいという気持ちです。参加できて本当に良かったです。(静谷)

10月6日小牧市立味岡小学校での飛び込み授業を参観して(早川)

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こんにちは。3期生の早川です。
無事、4週間の小学校での教育実習も終わり、このセミナーの参加が後期初の参加でした。

今回は、玉置先生の道徳の授業2つと、和田先生の算数の授業を観察させていただきました。観察するにあたっては、観察上の注意点を1限の授業前に和田先生から指導して頂き、それに従って授業の観察をしました。すると、今まで自分がしてきた授業の観察は観覧程度のものでしかなかったのだとわかりました。先生のひとつひとつの発言、子どものうまく言葉にしようとする、詰まりながらの発言など、全てを記録用紙にメモしようと意識しながら授業をみるだけでも、授業を終えた後の手元にある授業記録用紙の出来上がりも違うし、見返した時にその授業がどんな授業だったのかがよくわかるメモに変わるなと感じました。

教室移動の際に和田先生が、「ちゃんとメモを取って授業観察をしていて、内容がしっかり頭に入っていれば同じ授業が自分にもできるはず」とおっしゃったのを聞いて、その考え方を今までの自分にあてはめるとひとつも授業観察をできたことがないな・・・と思っていまい、とても怖くなりました。

また、玉置ゼミに所属しながらも実際に玉置先生がどこかの学校に訪問し、授業を行う姿をみるのは初めてだったのでとても新鮮でした。自分の考えた指導の流れに沿うだけではなく、その子どもたちの反応や状況を見ながら、そして揺さぶりながら進めることが大切だということがみていてわかりました。揺さぶりの場面での玉置先生の表情のつくりかたなど、教師は役者だと言われる理由がわかった気がしました。授業に参加しているわけではない僕でさえも、意見を述べたくなりました。この感情にさせることができれば、道徳の授業はうまくいくのかと理論だけではなく、何かつかめたような気がしました。


玉置ゼミだからこそ様々なセミナーや、有名な先生方に授業を間近で見ることができるので、そのありがたさに感謝をしつつ、小学校教育実習の校長先生に言われたように「知見を広める」ことができたらいいなと思いました。(早川)

10月6日小牧市立味岡小学校での飛び込み授業を参観して(菱川)

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お久しぶりです。玉置ゼミ三期生のナマケモノ菱川です。
今回味岡小学校での玉置先生の道徳と和田先生の算数の飛び込み授業を参観させていただきました。
玉置先生が二時間目にやっていた『ある夏の日のこと』は僕も実習の最終日にやった単元でした。あのようにうまくは全くできなくて子供に考えさせる工夫があまりなかったし改めて玉置先生の授業を見させていただき自分の授業の反省点が浮き彫りになりました。

そして二時間分見させていただき思ったのが児童が時間を忘れるくらい授業ののめり込んでいたなと思えました。あれは玉置先生の授業だからこそだと思います。心情をはじめから最後にかけて目を用いて考える授業。
ぼくも実習では二回道徳の授業したので一回目はそのようにやりました。だけど読み取りばかりで終わってしまい散々な結果になってしまいました。
玉置先生の授業をこれからもみる機会はたくさんあると思います。それらを見て考えて児童達にとって良い授業をできるよう努力していきたいです。(菱川)

10月10日2期生ゼミで模擬授業からの学び(吉田)

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こんにちは、2期生の吉田です。
10月10日に2期生後期ゼミにて、模擬授業をやらせていただきました。
内容は6年生の「てこのはたらき」という単元の第一次「てこを使ってものを持ち上げる」という授業を行ったのですが、導入を1つやるだけでも、考えることがたくさんあるのだと思える時間となりました。
まずは簡単に良かった点、改善点をまとめ、そこから振り返っていこうと思います。(授業の流れに関しては古川さんの記事を参照してください。その記事を見ていただいた後に読むとよりわかりやすいと思います。)

・良かった点
物を実際に生徒役に提示すると、授業が盛り上がった(授業前から触るゼミ生あり)
実験で気付かせたいところを意図的に教師実験で隠す。

・改善点
 教師が一方的になってしまっていた。(導入時の強い疑問意識を抱かせれなかった。)
 現象提示からの課題化において、内容は同じだが、つながりが薄い。
 「支点」「力点」「作用点」の言葉はどのタイミングで出すべきか。
 教師実験時により変化がわかりやすい条件で提示できたのではないか。
 授業で使った「簡単に」持ち上げると教科書の「楽に」持ち上げるの意味の違いに気付けていなかった。
 子供たちが気付かせたい「条件制御」の内容を教師である私が話をしてしまった。
 
 沢山書くことはあるのですが、主に3つに絞り、学びを記事にしたいと思います。

 1つ目は「言葉にこだわる」教材研究です。私は板書の課題に「物を簡単に持ち上げるには」という言葉を使いました。私の考えとして子供が「簡単」という言葉を使うからと理由で採用したのですが、教科書で用いられている「楽に持ち上げるには」という文面には意味があるのだと気付かされました。

 「簡単に」という言葉は実験をする人にとって変わる言葉だったのです。例えば、体つきのいい男の子と華奢な女の子では簡単と思える基準が違うのです。しかし「楽に」という言葉を用いることで「さっきの事象に比べて」という1つの楽かどうかという1つの基準で物事を見ることができること言えます。たった一言で見え方が変わり、思考が異なるというのは恐ろしいですが、だからこそ教材を見つめることが大切なのだと気付かせてもらいました。

 2つ目は気付かせたいことと伝えることを明確に意図的にすることです。私は今回の模擬授業で一番悔しいことでした。あれほど「明確な目的を持つことが大切だ」と記事に書いていたのに、実際できない。それが今の自分の実力だと思います。だからこそ、もう一度ここで書かせてください。

 模擬授業の中で子供たちが実験を通して気付いてほしいこと(支点、力点、作用点の位置を変えていくこと)を実験する前に話してしまいました。「教師実験を見ていれば、やり方がわかるからこそ、気付かせる内容だったのでは」という意見や「条件制御は5年生で身に付けている科学的な見方考え方なら、言わなくても子どもはできる」という考えをいただきました。目的を明確に持っているからこそ「気付かせること」と「伝えること」の線引きができるのだと身をもって感じました。

 3つ目はシンプルに疑問を抱くことができるように、比べる内容を焦点化させるです。
これは教師実験を行っている時の場面から出てきた意見でした。私は2人の児童役に実験をさせ、「1人には軽く」「もう1人は重く」という仕組みを作り、意見の食い違いから実験を行う意義を見出すような展開を想定していました。確かにそのような方法をとる授業例もあるのですが、この教材には適していなかったと思います。2人が違う条件でもそれがさっき現象とどう違うのかが明確になっていないからです。実際深い疑問を生み出せませんでした。1人の児童が2つの事象を比べれば、よりシンプルに比べられ、そこから疑問を抱きやすくなったのかもしれません。「気付かせ方」も重要であると思います。

 ゼミの仲間に見てもらったからこそ、こんな学びをすることができたのだと思います。
生徒役のゼミ生と玉置先生に感謝するとともに、次への強い意欲を持って前進していきたいと思います。(吉田)

10月10日2期生ゼミ記録〜吉田くん〜(古川)

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10月10日のゼミでの吉田くんの授業からの学び合いをまとめます。

吉田くんの授業は理解「てこのはたらき」です。
白衣と興味が引かれる実験道具を持って登場しどんな授業なのかワクワクしました。やはり教師が色々な準備をしていると子供も今日はどんなことをするのだろうと気になるのだと感じました。

授業内容は
1、てこを利用している写真提示
2、てこを使って重さを体験(吉田くんが考えた仕掛け有り)
3、課題提示
4、実験の方法説明です。
時間の関係上ここまでの授業を見ての話し合いにうつりました。

研究会内容
・2の重さ体験です。
重い軽いを比較するときに違う人がやっては、感覚が違うため重さの比較をするなら同じ人でなければいけないのではないか。

・課題の内容
てこを使い、物を簡単に持ち上げるには、どのようにすればいいのだろう。
ここで、引っかかったのは簡単という言葉です。
なぜ簡単という言葉を取り入れたのか、簡単では個人差が出てしまう。これらを考えると楽にという言葉の方が適切ではという意見が出ました。

・4実験の方法説明では、吉田くんは説明の際に重さの場所を変えたりしたらどうなるかなという発言をしました。
この考え方は実験前に言わなくても良いのでは、子供たちが自分からやると思う、言わなくても子供は予想できるという意見がでてきました。

課題1つを取っても議論ができ改めて授業の奥深さを実感しました。
吉田くんとても参考になる理科の授業を見せてくださりありがとうございました。(古川)

小牧市立味岡小学校 飛び込み授業に参加して (江口)

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 味岡小学校に行き、玉置先生と和田先生の授業を見させていただきました。まず、和田先生から子どもの意見や先生の発問を聞いたままに全てメモをするということを教えていただきました。私自身教育実習において、なんとなく重要だなと思ったことや聞き取れなかった部分をいい方向に修正してメモをしてしまっていたためとても反省しました。


 和田先生のお話を聞いた後玉置先生の道徳の授業を2つ見ました。
 共通点は、二つの絵から想像させて授業を組み立てていたところです。二つの絵からどのような変化が起きたかを考えました。表情を読み取るということで、誰もが答えることができ、全員参加の授業となっていました。また、本文を配らず、範読をするため児童が集中して話を聞いていました。

 深めの発問では、玉置先生に対して、違う!と抗議をしていたのがとても印象的です。一人一人が考えているからこそ起きた状況で、自分ならどうするか、どう考えるかに踏み込んでいました。やはり、国語の授業とは異なり「自分なら」と考えるからこそ面白い道徳の授業になると感じました。私自身、実習において、深めの発問をしてもみんな本文から答えを探そうとしていたので、国語の授業になってしまっていたなと思います。


 和田先生の算数の授業も見させていただきました。おはじきの個数を数えるということで、子どもたちがいくつかのかたまりに分けて、どうしたら簡単に数えることができるかをやっていきました。どうかたまりを作るかよりも、考え方が同じかということに重きを置いていました。丸のつけ方が違っても同じ考え方の仲間を見つけるということで子どもたちが、楽しそうに教室内を回っていました。

 私自身この行動について、授業後に質問をさせていただきました。目的をもたせ、前後に質問したことが変わらないようにするということを学びました。一人一人が目的意識を持つことで、無駄話などすることなく、学ぼうとする姿勢を作ることができると分かりました。

 和田先生のお話の中で、高のレベルの子どもたちが退屈にならないような工夫をされていることが印象的です。低のレベルの子に対して、文句や不満が出ないように、最後に難しい問題を出したり、感想を書く際も制限をつけたりと、どの子も一つの授業で学ぶことができた!と感じることが大切だと改めて感じました。

 今回のセミナーに参加して本当によかったです。これからも先生方の授業作りを見て、多くのことを吸収したいと思います。 (江口)

小学校実習の振り返り(松田)

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 こんにちは。3期生の松田です。
 先日、小学校実習特講で小学校実習の振り返りを行いました。特講の担当の先生は玉置先生で、「学級での学び」「授業実践での学び」「教師の仕事としての学び」と3つのテーマで小学校実習を振り返りました。そこで振り返ったことを書きます。
 

 まず「学級での学び」は子ども同士で注意し合うことができたり、認め合うことができていたりしたことです。私が配属された学年は4年生でした。4年生で特に認め合うことができることに驚きました。注意はやっていなければそのことが目に付くので比較的簡単なことであると思いますが、認め合うことはその人をよく見ていないとできないことであると思うからです。クラスでは帰りの会で班の中の1人が班員の良かったところを全体に発表する時間があり、具体的に褒め合う姿を見ました。発表の後はみんなで拍手をし、とても良い時間であると感じました。

 次に「授業実践での学び」では、その授業でどんな子どもの姿を願うのかを明確にし、そのために必要な教材を準備するということを学びました。これは初めて授業を行う際に担任の先生から指導して頂いたことで、それは国語の授業でコンピュータを使って調べ学習をするという授業でした。コンピュータで調べたことから大事なことを抜き出してメモをするというねらいで行いました。私はそのねらいを達成できるようにサイトに書いてあるままを書き写したメモと抜き出して書いたメモの2つを準備し、子どもに比較をさせ、課題を提示しました。それまで教材は分かりやすくするためだけのものであると思っていましたが、ねらいを達成できるようにするためのものであるというように、つながっているということを学びました。

 最後に「教員の仕事としての学び」では、その子が力を発揮できるように導いてあげるということを学びました。先生は今後リーダーになりそうな子、なってほしい子に何か役割を任せたり、苦手なことに取り組むことができるようにペアを考えたりしていて、教師が意図を持ってその子を導いてあげるということを学びました。また、実習中は職員会議や学年会に参加させて頂き、今まで目にすることのなかった教師の部分を一部ではありますが見ることができました。学年会ではクラスの出来事を共有し、職員会議では学年の出来事を共有し、学校はチームとして動いているということを学びました。


 特講では他の人の振り返りを聞くことで更に学ぶことや、玉置先生の「配属された学級は機能していたか。」や「授業時に意図的指名をしたか。」という問いに対し、実習を思い出し更に振り返りをすることができました。実習を終えて、今の自分にできること、足りないことを明確にし、中学校実習に向けて準備をしたいです。(松田)

10月9日教師力アップセミナー(野口芳宏先生)に参加して(江口、白井、百瀬)

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教師力アップセミナーに参加した記録を江口、白井、百瀬の3人でまとめました。今回は1日の講演で学ぶことが多くあったため、それぞれに分けて学びを記録します。

✱午前の部
野口先生が行う「たぬきの糸車」を題材とした国語の授業から、教材内容よりも教科内容を指導することの大切さと、国語の内容を指導するポイントを多いに学びました。小学校1年生には難しいのでは?と授業の途中に考えましたが、野口先生の「繰り返すことで、いつか見たことあるから分かる、と思える」という言葉を聞き、これが教材で教えることだけを教えるだけではなく、国語という教科を教えることだと感じました。

2時間を通して、常に先生は○×法を用いた授業で、全員参加を大切にされていました。考えを頭の中で考える空中戦ではなく、考えを書く地上戦を行うことで頭にあるものが顕在化することがよく分かりました。ただ〇か✕か判断させるだけではなく、自分の意見として根拠があることが大切になります。分からないことを知っていく手立てになるなと実感しました。

野口先生の話を通して、「繰り返して行う」事で子どもも自然とできるようになっていくことを感じました。〇✕法も繰り返してやることで、根拠は?と聞かなくても自ずと根拠を考える子どもに育っていくと思います。学習用語を使うことや漢字を読ませることなどを繰り返して行う重要性、発言の時間が長い、挙手の仕方が悪い、声が小さいなど常にその場で正す指導力などと常に教師として大切にすべきことを学びました。心において実践出来るところで実践していきたいです。(百瀬)


✱午後の部1
私は、玉置先生が行われた道徳の授業に生徒役として学びました。
先生が教材を読むので、本当に集中して話を聞こうという気持ちになりました。やはり、手元に教材があると「後で読めばいいや」と思ってしまうので、教材を配らないというのは、いいことだと感じました。
今回、元さんが「なぜ晴れ晴れとした気持ちになったのか」について考えていきました。私自身、ルールを破ってまで子どもたちを動物園に入れたのに、解雇にされるというのは辛いことだと思います。しかし、母からの温かい手紙があったからこそ立ち直って晴れ晴れとした気持ちになったとずっと思っていました。

検討会や玉置先生からのメールを通して、野木森先生がおっしゃっていた元さんに焦点を当てるのではなく、佐々木さんに焦点を当てることによって、気持ちの変化が更にわかり、ルールを守ってその奥の晴れ晴れとした気持ちに辿り着くのだと知ることが出来ました。

道徳の授業は、誰に焦点を置くかによって、気持ちの変化をどう解釈していくかが変わるのだと分かりました。また、考え議論する道徳だからこそ、今回のようにペアや4人グループで意見を言い合い、奥に隠されているものを見つけ、自分に置き換えることが大切だと感じました。
参加して、道徳の授業の在り方、また国語の授業で大切なことを学ぶことが出来ました。ありがとうございます。 (江口)


✱午後の部2
私は、午後の第2部に行われた野口芳宏先生の道徳模擬授業について、書かせていただきます。
幸福の条件とは、何なのかを考える道徳授業でした。私は今まで道徳といったら、資料道徳の印象が強かったため、とても新鮮に感じ、たくさん学ばせていただきました。その中から1つを紹介したいと思います。

それは、ゆさぶり発問をすることで、子供たちの考えを深めていくことである。今回であれば、幸せに必要なものを問われた時に、お金や健康という考えが出ました。それに対し、先生は「病気で入院している人は、幸せでないのか。」「お金がなければ、幸せでないのか。」とゆさぶり発問をされました。私は、当たり前のように、幸せの条件と思いついていたものに疑いを持ち始めました。このように、ゆさぶり発問には、自分が当たり前に思っていた考えを、深く振り返ることにつながっていたことに気付きました。資料道徳でも同じように、ゆさぶり発問によって、自分の考えが変わる瞬間を感じたことがあります。子どもたちの考えを深める発問を、目指したいと思いました。そのためには、自分自身に「本当に、そうか。」と問いながら考えていきたいと思います。(白井)

10月9日教師力アップセミナー(野口芳宏先生)に参加して(堀江・浦)

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10月9日(月)にありました、第4回教師力アップセミナーでの、堀江と浦の学びを書きます。

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午前の部で、心に残ったことは、学力形成についてです。
学力を形成するには、(1)入手・獲得(2)訂正・修正(3)深化・統合(4)反復・定着(5)応用・活用が大切であると野口先生はおっしゃっていました。
その中で、私があまりできていないところは、(2)の訂正・修正というところです。子どもの意見を潰したら、その子どもの自信が失われると思い、訂正することを恐れていました。しかし、間違っていることをしっかりと訂正しなければ、間違った知識や考え方のまま進んでしまいます。教師が正しく訂正・修正することにより、正しい知識や考え方をもつことができ、より高い学力を身に付けることができます。

また、野口先生の授業では、ノートに考えを書かせることが多く、発表させるときも、挙手をさせるのではなく、意図的指名や、列指名をして発表させるようにしていました。ノートに書くことにより、自分の考えがまとまり、何より全員参加の授業をすることができるということでした。

明日の授業から、すぐに実践できるものは取り入れていき、学力形成について常に考えながら授業づくりをしていきたいと思います。(堀江)

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私は午後の部での学びと感想を書かせていただきます。
玉置先生による道徳「二通の手紙」の模擬授業で、生徒の立場から授業を受けてみて、気付いたことが2つあります。
1つ目は、考える時間が十分にあることです。「考え、議論する道徳」を行うためには、しっかりと考え、自分の意見をもつことが必要です。その時間がたっぷりあること、そして書く作業があることで、頭の中を整理し、考えを深めていけるのだと思います。
2つ目は、発言に自信がもてる工夫があることです。「なるほど」と言って自分の書いたことに丸をつけてもらえたり、ペアやグループで話し合う場があったりしました。「自分の意見を言ってみよう」と思える教師の働きかけが、より活発な意見交流に繋がるのだと改めて思いました。
野口先生による道徳の模擬授業「幸福の条件」も、一生懸命考えることができた1時間でした。「『観』を磨く」。自分にとっても、子どもたちにとっても、大切なことだと思いました。様々な見方や考え方を排除するのではなく受容する心、自分を変えようとする心を、道徳の時間で育てていきたいと思います。
道徳の授業で悩んでいたこともあり、今後に活かしていきたいことを多く見つけることができた1日でした。このような学びの場をありがとうございました。(浦)

10月9日教師力アップセミナー(野口芳宏先生)に参加して(松井・中田昂)

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 午前中は、国語の模擬授業を通して、国語科の学力に迫る。1年生の教材「たぬきの糸車」での授業では、野口先生の代名詞とも言える、丸ばつ法で全員参加を促す。発問・挙手・指名システムでは、見逃される子どもがいるという言葉がとても心に刺さった。因果関係や判断をした根拠など、教科の内容をしっかりと指導しながら進めていく授業は、1年生にできるのだろうかとも考えたが、力をつける・鍛えるというのはこういうことなんだと思い知らされた。
 「多くの先生が教材の内容しか教えていない」という野口先生の言葉が印象的だ。私も教科の内容をどれだけ子どもたちに指導できているだろうかと、不安になった。野口先生のおっしゃる国語学力の「読字力・語彙力・文脈力」をどこまで育てられるか。学力形成の手順を振り返りながら、教材研究や授業の振り返りをしていきたい。

 午後は前半が玉置先生の模擬授業。私は生徒役として参加する。「二通の手紙」という資料。初めて聞いたお話だったが、とても考えさせられるお話だった。
 終わってから言っても偉そうに聞こえるだけだが、私は佐々木さんの行動に引っかかっていた。授業後の野木森先生と玉置先生のお話を聞いて、それがすっきりする。いかに「行動の変容」にスポットを当てるかが大切なんだと改めて学ぶ。
 野口先生のおっしゃる教材の選定、玉置先生の話し合いの再現など、普段の授業に生かせることも学ぶことができた。授業について考える、話し合うのは本当に楽しいことだ。

 午後の後半は、野口先生の「幸福の条件」の模擬授業。ゆさぶりを入れながら、価値に迫っていく授業は圧巻のもの。教師が道徳的価値について指導するということもよくわかった。
 自分のクラスの子どもだったら何と答えるか気になり出したので、いつか挑戦してみたいと思った授業。それまでじっくり道徳の授業を磨いていかなくては。

 明日からまたがんばろうという力をいただいた1日。とにかく実践あるのみだ。(松井)


今までに2度セミナーで、野口先生のお話を聞いてきた。3度目の今回は、教員としては初めてだった。教員になってから野口先生の指導の凄さを改めて感じた。

1年生の国語教材「たぬきの糸車」の指導では、狸の漢字の成り立ちや糸車の解説から始まり、一段落だけでも、内容の濃いものになっていた。

あの内容を1年生の児童が指導を受けると思うと、凄いとしか言いようがない。ただ、1年生から、このレベルで、内容を読み解いていけば、間違いなく学力は高められると思った。

野口先生はセミナーの中で、「早いうちから」「何回も」と何度かお話されていた。まさに、それに尽きるなと思う。

1年生の時から、習っていない漢字を何度も読んだり、内容を読み解いていく段階で注目すべきポイントを繰り返し確認していくことで、国語力が高まっていくと思う。

実際に、単元を通して繰り返し指導を続けていったことで、初めのうちはできなかった児童が、次第にできるようになったことがある。だから、何度も繰り返し指導をしていくことで、少しずつできるようになるのだと思った。

難しいことでも、何度も行うことで、少しずつ子供たちの学力を高めていきたいと思う。(中田昂)

小牧市立味岡小学校の飛び込み授業に見て(丹羽)

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こんにちは。3期生の丹羽 亜由美です。
今回は小牧市立味岡小学校で玉置先生による道徳の授業を2つ、和田先生による算数の授業を1つ参観させていただきました。そこから学んだことを紹介します。

1時間目は4年3組での道徳の授業でした。クラスの雰囲気も学ぼうとする姿勢の子が多く、落ち着いたクラスでした。「ドッチボール」という教材で、朝の歌をうまく導入とつなげて展開されました。軽快なリズムで一人一人が自分と重ね合わせて意見を言っていき、答えられない子に対してもそのままスルーするのではなく、最後にもう一回聞くことで誰もが参加できる授業だなと思いました。ゆさぶりの発問に対して、「んー。確かになあ。」と反応する子だったり、それに対して反対する子だったりすごく面白い授業でした。


2時間目は6年5組での道徳の授業「夏の日のこと」を見ました。こちらも学級目標を導入につなげて、同じパターンで進められました。教材が変わってもパターンは同じでいけるのだなと実感できるとともにゆさぶり発問の重要さをすごく感じました。ゆさぶり発問によって子どもの本音が出るし、考えが深まります。また、主人公の気持ちを考えるのではなく、自分ならと考えることが道徳では大切なのだと学びました。


3時間目は3年2組の算数の授業でした。和田先生の算数では「見方・考え方」がすごく重視され取り入れられてる授業でみんながみんな同じような考えの子にならないようにな工夫がたくさんされていました。これは急にはできないけれどスパイラルに行なっていくことが大切だと学びました。また、教科書ばかりにとらわれず、子どもが問題を解きたいと思えるような導入を作ること、授業は逆算して、最後に子どもが何を言ったら成功かということを考えて作るということを学ばせていただきました。


本当に全ての授業が素晴らしいの塊で自分が受けたくなる授業でした。授業を見る前に和田先生から授業記録のメモの仕方について教えていただきました。その内容は、「子どもの声を聞いたままメモをすること」メモをするときに子どもの言ったことに勝手に付け足しをしたり、言い換えたりしてはいけないということです。教師は子どもありきで成り立つのであり、子どもの声にどう反応するか、子どもにあった発問を考えることが求められるそうです。なので子どもの言葉を全て拾おうとすると子どもの表情なんて呑気に見ていられないそうです。実際そうでした。書くのに必死でどんどん飛び交う子どもたちの声を拾うのに必死でした。ですが、授業が終わった後感じたことはどんな授業だったのか、いつ先生がどんな発問をして子どもの反応はどうだったかが鮮明に思い出されるのです。衝撃を受けました。教育実習のときは子どもたちのことしか見ておらず、メモなど何もとっていませんでした。今思えば先生の発問も子どもの反応も思い出せません。これこそ玉置先生が日頃おっしゃっている「書くことによって学ぶ」につながっているのだと思います。中学校実習では和田先生の実習記録を生かしてたくさん記録を取っていきたいです。(丹羽)

10月6日 味岡小学校飛び込み授業を見て(寺坂)

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 10月6日に、味岡小学校での玉置先生と和田先生の飛び込み授業を見させていただいたのでその学びをまとめ、また和田先生に教えていただいた授業のポイントと共に述べていく。

 まず集合の際、和田先生から今日の「授業記録の取り方」教えていただいた。それは、至極単純。
・子供の発言を聞いたまま記録する
・補完しない。ということである
しかし、これが難しかった。今までの記録も大変であったが今日ほど苦労した日はない。子供や教師の発言を一字一句逃さず記入するということは、ホッと息つく間がないのだ。授業は、その間にも流れて行ってしまう。これまでは、勝手に自分で書きやすいように補完して記録していたのだと反省した。聞いたままを記録するということは、子供の実態の把握にもつながっていく。9日の、教師力アップセミナーでも、引き続きやっていきたい、スムーズに行えるようになりたい。

1.玉置先生の道徳では、必死に言葉を書く中である言葉を非常に多く言っているということが分かった。それは、「想像」という言葉である。私の不完全なメモだけでも、14回は言っていた。先生の道徳で大切にされていることが改めて分かった気がする。また、徹底されているということもあって、子供からは「えー?」「おー!」という声が多く聞けた。また、子供の意見からは主人公の気持ちだけではなく、「〜したい」という意見も出ていた。和田先生に教えていただいたのだが、「〜したい」というのは希望を表す言葉であって、主人公から自分に考える対象が変わっているという表れだという。そのように発言できる子供は、後半に指名をしても考えをつなげていえるので重宝するということも教えていただいた。

2.何度も書く内容になるが、玉置先生は本当に役者だと感じた。玉置流道徳の「揺さぶり」の場面では、本当に感じる。「本当に、そう思うのか?」という言葉だけで、少しでもそう感じていた子供を先生にとってありがたい存在に変えてしまう。(身振り手振り、タイミングなどの要素もある)ここがうまくできないと、「玉置流・揺さぶり道徳」はできないと感じた。また、揺さぶることで「主人公が、——―」という考えから、「私は、———」という意見に変えることができる。

3.机間指導がとても丁寧だと感じた。特に4年生のクラスでまだ書けていない子に対して「またくるね」と言っていたのがとても印象に残っている。私なら、とばしてそのまま進んでしまうと思うが、教師の「見捨てないよ」というメッセージを感じた。いつものように、オープンカンニングと○付け法を行っていたが、検討会で和田先生がこんなことをおっしゃっていた。
「みんなに知らせたいワードを読むと、その意見に釣られてしまうのではないか。また、一度聞いている内容だから、発表の時の驚きがないのでは?」なるほど、と感じた。賛否両論いろいろな意見があると思うが、検討会ではこのようにまとまった。
「学級に力がなければメリット。しかし、集団解決する力があるのなら意見を把握するのは、先生だけでいい」学級の力をつけて、適切に判断し使い分けをすること、が大切なのだと感じた。

 また、「子供の意見に、先生の損得はあっても子供にとってはしっかりと考えた結果。子供らしく自分から出た言葉を大切にする」という言葉も印象深い。教師の捉え方次第ということである。まだまだ多くのことを学べたが、道徳はこの3つを大きな学びにする。ほかの学びも、ゼミでの授業で実践していく。

 和田先生の算数の授業は、恥ずかしながらあまり記録が取れていない。それは、先生の子供とのやり取り一挙手一動を目で追ってしまっていたからである。気づけば追っていた。45分間で一度も子供の気持ちを離さなかった。意見に対して子供の「たしかに」という声があれば、「どうして確かに?」と聞き、友達の意見を同じように言えたら「えらいねー。よく見てたね」と価値づけをするなど、常に子供全員を授業に参加させていた。ただただ、すごいなと思った。経験を積んで、こんな授業ができたら楽しいだろうなと、遠い目標がまた一つ。。
授業の細かい分析は、数学専修の石川君がしてくれると思うので、給食を食べながら質問した内容を、お伝えしたい。

寺坂「導入の活動が、全員完了していないまま展開へと進んでいったのはなぜですか?」
和田先生「授業は、開始すぐに理解する子もいるし、5分経って理解する子、20分、30分経って理解する子、終了3分前に理解する子様々です。授業の中で、全員をしっかり回収すればいい。マラソンと一緒です。タイムは違うけど、走る距離は同じでしょ?」
メモがないので完ぺきではないが、このような内容であった。確かに、授業の途中でその子に「自分の意見が決まっていなくても、理解することができたね」とおっしゃっていた。常に、全員を同じ土台に乗せることを意識していたので目から鱗だった。また、その流れで学級崩壊はできる子を放っておくから起こるということも教えていただけた。

 このような学びの場に参加する度に、多くの種を得ることができる。その得た種を、耕し育て、いつか自分のものにできたらなと思うし、学び続けていかなければなと毎回強く思う。(寺坂)

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