1カ月の幼稚園実習を終えて(白井)
私は、1カ月間幼稚園実習に行ってきました。実習前に記事に載せていただいたトトロの名札は、1カ月でボロボロになってしまいましたが、その分、子どもたちと関わる中で、学ぶことばかりの充実した毎日でした。
学んだことの1つとして、保育者が子どもたちに呼びかける時の工夫を知りました。私は、最初、子どもたちに対して、「〜してはダメだよ。」「〜してはいけません。」といった否定的な言葉で呼びかけていました。それに対し、子どもたちは一時的にはやめるが、時間が経つと忘れてしまうことがありました。そこで保育者の方の呼びかけをする様子に注目してみると、出来ていない子に呼びかけるのでなく、出来ている子を全体の前で褒めることによって、他の子も意識をするように促していました。また、あえて受け入れて、子どもたちの「お兄さん、お姉さんになりたい。」という気持ちに訴えかけるようにされていました。それを教えていただき、実践してみると、まだまだ力不足ですが、子どもたちが変わってく場面に出会えるようになりました。1つのことを呼びかけるにしても、子どもたち1人ひとりによって、方法も変わっていくと感じました。 他にも、遊びの中で子どもたちが成長をしていくために環境作りをする大切さや、子どもを危険から守るために意識することなど、たくさんのことを学ばせていただきました。 最後に、1カ月の幼稚園実習は、大変なこともたくさんありましたが、学んだことをこれからに必ず、生かしていきたいと思います。実習をさせていただけたことに感謝をして、これからも子どもたちに負けずに学んでいきたいと思います。ありがとうございました。 下の写真は、部分実習の中で作った「紙コップロケット」です!!意外にも高く飛ぶので、ぜひ作ってみて下さい! 10月6日 味岡小学校の飛び込み道徳授業に参加して(嶋藤)
今回私は、玉置先生の飛び込みの道徳の授業を初めて見させていただきました。授業が始まってすぐ、児童たちに「先生、みんなのことよく分からないから、先生の言ったことや友達が言ったことに対して表情で表現してほしいんだ。納得いくなら納得いっている顔、納得いっていなかったらそういう顔をしてほしいんだ。先生はそういった気持ちを顔を見て読み取っていくからな。」というようなことを玉置先生はおっしゃっていました。なるほど。飛び込みで授業をするということになっても、こういう風に児童たちにお願いすることで、たとえ児童たちが発言をしようとしなくても、児童たちの顔から気持ちを読み取ることができるんだなと思いました。玉置先生さすがだなと思いました。児童たちの表情を見て、この子はどんなことを思っているのだろうか読み取ったり、この子うなづいたななど児童のことをしっかり見るということがとても大切だと感じました。
道徳の授業のスタイルとしては、中心発問をして、意見を聞き、そこで揺さぶりをして深い学びにしていくというものでした。私が小学校でやった道徳とはやり方が全く違っていました。私は発問を4つぐらいするという形でしたが、玉置先生がやっていたように中心発問をしっかりやった方が良いなと感じました。また、真っ白な紙を用意して、そこに中心発問に対しての考えと揺さぶられた後の考えを書くというやり方がとても良いと思ったので、中学校実習で実践したいと思いました。 そして、やはり揺さぶりをかける発問はとても大切だと感じました。「え?だってそれって、、」と児童たちに思わせることで、他人事から一気に自分事に変わると思うし、深い学びをすることができるなと感じました。 自分が道徳の授業をするときは、「中心発問」からの「揺さぶり」を大切にしていきたいと思いました。(嶋藤) 10月17日2期生ゼミ記録〜古川さん〜(百瀬)
10月17日3限に行われた模擬授業の中で、古川さんが行った数学の授業の記録を書きます。内容は中学校1年生の反比例のグラフです。
○授業 1,導入 ・前回行った比例グラフの特徴の確認。 ・グラフは点を繋いだら線になった。点が無数に繋がってグラフとなっている。 2,展開 ・グラフの点をとる ・「点と点の間ってどうなる?」という発問→ペア交流 ・全体交流→当てた子にグラフを書いてもらう、なぜそのようなグラフになると思ったのか説明をさせる ・表埋めを全体でする、指名制 ・比例のグラフがどのようなものになるのか、ソフトを使って点を増やしながら見せる ○討議 ・古川さんの温かい眼差し、自然と出る肯定的な言葉が、生徒が意見を言いやすい環境を作っていて、子ども主体の授業であった。 ・支持が明確であった。 具体的には、1つの質問に対して追加に言葉を加えたりしないこと。 ・比例のすぐあとの授業内容なので、直線という発想になりがちであるが、ソフトを使って視覚的にわかりやすく子どもに曲線のグラフになることを理解させていていた。 ・一方で、子どもが自分で多くの点を取ることで曲線のグラフになることを見いだせたら良いのではないかという意見も出た。 ・しかし、古川さんは子どもに全てを計算させることは大変である、今回の課題は『反比例のグラフの特徴を考えよう』であり、『反比例のグラフを書くことが出来る』ではないという考えを主張していた。 ⇒ソフトで点を取り、視覚的に見せることはわかりやすい。また、大変な計算も自動で出来、無数の点を取ることで点が集まって曲線になっていることのイメージが持ちやすくなった。ソフトを使う時に、「困ったら点を取るといいね」「点を取ってみたらわかったね」などの教師の発言を加えると良い。 ・ペア交流をしたことを全体交流で発言したことに対して、「同じことを書いた人?」と一言あるとよかった。 古川さんの卒業研究はICTを使った数学の授業というテーマであり、それにちなんだ視覚的に分かりやすい授業でした。グラフとして捉えてほしいが捉えにくい、「無数の点が繋がることで線になっている」ということがよく理解できる授業で、視覚的に分かることの良さを実感しました。 古川さんおつかれさまでした。(百瀬) |
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