1月15日渋川小学校研修会に参加して(石川)

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 みなさんこんにちは。
1月15日、尾張旭市立渋川小学校を訪問させていただきました。

 3・4時間目は、たんぽぽ教室、5・6年生教室を回りました。5時間目からは5年生道徳の研究授業、その後研修会まで参加させていただきました。今回は、研究授業と研修会について記事にします。

○研究授業○
 研究授業は、5年生道徳、教材は「背中」でした。

 まず、授業始めの先生の言葉が印象に残りました。「生きることについて、先生は教えられません。だから、一緒に考えていきましょう」この言葉から、子ども達みんなで考えようという先生の温かみを感じました。
 次に、範読です。読む前に「聞きながらイメージしてね」の一言があり、子ども達の聞く姿勢が変わりました。範読も上手く、私自身も聞き入ってしまいました。その後も、「想像してね」「イメージできた?」などの声掛けがあり、子ども達が頭を働かせ、いっぱい想像することが出来たと思います。
 最後に、「(最後の場面で、)ぼく(主人公)は何を考えたのだろう?」と、主人公の気持ちになって考えました。その後、子ども達各々の考えを短冊に書き、A~Dの4つの視点別に分類分けしました。分類分けすることで、多角的・多面的な視点に気付かせるねらいがありましたが、時間もあって子ども達には難しかったように感じました。

○研修会○
 研修会は、玉置先生が薦める「3+1方式」で行いました。多くの先生方の意見に触れることが出来ました。

 まず、研究授業について、A~Dの4つの視点別に分類分けしたところが改善点にあがりました。A~Dの内容が難しかったこと、時間がかかったことなどがその理由でした。私は、短冊→分類分けが、全員参加を生んでいるとプラスに感じていたため、驚きました。玉置先生も「あそこはテンポよく」と助言しており、(当たり前ですが、)まだまだ未熟だなと感じました…。
 最後に、玉置先生が「取り得る行動」について話されました。「取り得る行動」とは、道徳的な問題に対して、自身の取り得る行動を議論することで、道徳的価値を深め、自分事として考える事が出来るというものです。「自分ならどうするか?」を考え、他者の意見も踏まえて行動を取捨選択することで、自分なりの道徳的価値観を持たせることができると教わりました。

 研究授業・研修会と、今回も多くのことを学ばせていただきました。先生の温かさ、範読など、真似できるところはぜひ真似していきたいと思います。また、「取り得る行動」と新たなことも学ぶことが出来ました。

 半日、私たちを迎え入れ、学ばせて下さった渋川小学校の盗校長先生をはじめ、先生の皆さま、ありがとうございました。(石川)

1月15日渋川小学校現職教育に参加して(吉田)

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 1月15日、渋川小学校の現職教育に参加させていただきました。今回は高学年の授業を中心に参観させていただき、検討会まで出させていただきました。本記事では拝見させていただいた各授業で学ばせていただいたことを記事にさせて頂きます。

○ 特別支援学級 「かいものをしよう」
 本授業は前半部分を見させていただきました。教材に興味を持たせるために行事と絡めて、意欲を高めようとされ、買い物へ行く際に必要な「挨拶」や「計算」を複合的に行っていました。このように授業を進める先生の姿や繰り返しながら学んでいく児童の姿がとても印象的でした。子供の姿をしっかりと観察され、長い目で成長を支えようという先生の考えをお聞きし、私自身がこれから出会う子供たちにもそうしたいと感じさせていただきました。

○ 6年生道徳1「合唱コンクール」 社会的役割の自覚と責任
 本授業は後半部分を見させていただきました。本授業では2つのことを感じました。
「基準を意図的に話すことによさ」ということです。
先生は授業中に「6年生だから互いの立場に立って、気持ちを考えることが重要だね。」という一言がありました。自身の意見だけでなく、取りえる行動を検討する活動によって、より豊かに子供が考えられるのようになり、一言で方向づけを行っていることを感じました。一言ですが、授業で話す一言の重みを改めて感じさせていただきました。
「討論会を行い、を理解して深めることができる。」ということです。
両者の立場で考えたあと、討論会を行っていました。代表者8人が合唱コンクールに「出る派」「出ない派」の2者に分かれます。周りの子供は聞き手です。討論をする中で両者の意見から、共感していき、ある児童が「なるほど」というくらい全員参加していました。一人で考えた「取り得る行動」を全体で共有していく中で「こういう生き方をしたい」という姿が顕著になるのだということに気づかせていただきました。

○ 5年生算数 「割合」
 本授業は前半部分を見させていただきました。
割合の概念を形成しようとする授業で、子供の理解を確認しながら行われていました。「図に情報を書くことにどんな良さを子供が感じれば、自らやる?」「正確に物事を伝えるならどのように言うか?」と自分自身に問い続けていましたが、なかなか難しいと思いました。これから私自身、勉強していきたいです。

○ 6年生道徳2「合唱コンクール」 社会的役割の自覚と責任
本授業は後半部分を見させていただきました。前時のクラスと同じ教材を扱われていましたが、新たな学びができました。
それは「選択させるが、どちらの価値を共感させる先生の工夫」です。
合唱コンクールに「出るか」「出ないか」という判断を子供にさせ、発表をしていました。
そのクラスは「出ない人」が一人で「出る人」がほとんどでした。先生は議論のため、一人の子供の意見を紹介し、その後「この意見に対してどうですか?」と子供を繋いで意見をひろげていきます。当てられた子は「○○というのもわかるけど、△だと思う」と話していました。私はこの子の「○○だけど」という部分で、共感的な雰囲気によりなったと感じます。
その後、クラスとして意見がまとまった時に先生は次のような言葉もそうでした。
「みんなで決めた「出る」という判断も素敵だし、Aさんが言った「出ない」という判断も先生は素敵だと思う。」
全員が真剣に頷く子もいる中で、先生が共感的に授業を進められていました。私もこのようなことができるようになりたいです。

○ 5年生道徳 「背中」 親切・思いやり
本授業は1時間通して参観させていただきました。
本授業では特に「子供の反応を大切さ」を学びました。この授業中、「ハンドサインで同意を表す」「子供が首をかしげるを見て、意図的指名」「子供の困った顔をみて、先生が立ち止まる」という多くの反応を大切にしていました。「先生が見てくれている」「授業に参加しやすい」という雰囲気作りが基盤としてあってこその深まる道徳なのだと感じました。
また、授業全体を見通す際に45分という限られた時間の中でどこに重点的に行うかという見方は私にもなかった考え方でした。4月から生かしていこうと思います。

○ 講演会
今回は考え議論する道徳ということで「取り得る行動の検討」について話されました。「取り得る行動」を判断することで、「1つじゃない行動パターンから、自分なら・相手なら」と考えることで道徳観が豊かになるということが分かりました。また、その取りえる行動を子供から考えださせることで、それぞれの道徳的価値観が現れたり、「自分では取らない行動」に対して子供に意見をさせることで「子供の本音や弱い気持ち」に着目させることができるということが学ぶことができました。

今年は私自身「先生になる年」です。今回の学びを生かし、渋川小学校の先生方のように「子供について笑顔で話すことができる先生」になりたいと思います。本当にありがとうございました。(吉田)

1月13日教師力アップセミナー(鏑木良夫先生)に参加して(松井、杉下、堀江、牧野)

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 参加した一期生4人の記事をまとめさせていただきます。

 今回のセミナーで心に残った言葉は、「知識がないところに主体性はない」です。子どもが自ら学んで、課題解決をしていくにはどうしたら良いか、日々悩みながら授業を考えていますが、『はじめに教科書の結論を予習として見る』という考えはありませんでした。

 確かに、事前に知識があれば、その知識を使って他の問題を解いてみたいという気持ちになります。学級の全員がもっと学びたいという気持ちになると思います。セミナーでは、鏑木先生の理科の授業のビデオを見ましたが、子どもたちは本当に目を輝かせながら実験をしていました。私もあのビデオの子どもたちのような表情を引き出せるような授業を考えていきたいと思います。ありがとうございました。(堀江)


 今回の教師力アップセミナーの講師は鏑木良夫先生。先行学習という言葉は知っていたが、中身はくわしく知らない状態での講演。NHKで放送された授業映像を見て、なるほどなと思う。

 予習では、次時に学習する結論をノートに書く。授業では、最初にもう一度結論をノートに書いて、子どもが理解度を示す(5段階で判断)。その後は対話したり教師が補足したりするときや、応用問題に挑戦するときがあるという。最後に、子どもが理解度を黒板に示すという流れだ。

 鏑木先生が話していた応用問題はなかなか難しく、子どもが本当に解けるかという気持ちにもなったが、予習していることで安心して学ぶことができるというお話は、そうかもしれないと感じる。

 学級に関するチェック項目では、耳が痛い項目もあり。鏑木先生もおっしゃっていたが、細かいことの積み重ねが大事。教室で意識することがたくさん見つかったセミナーだった。(松井)


 教師力アップセミナーにて、鏑木先生のお話を聞かせていただきました。今回のお話のメインは、先行学習についてです。正直私は、鏑木先生のお話を聞くまで、予習をして授業にのぞむことをあまり良いとは思っていませんでした。授業をする中で、塾で習ってきた子どもたちが結論を先に言ってしまい、他の子どもたちの新しい発見の機会がなくなることを懸念していたからです。

 しかし、今日鏑木先生のお話を聞いて、自分が先行学習についていかに理解していなかったかわかりました。予習をすれば、構えをもって授業にのぞむことができます。結論がわかっているため、観点がずれることもありません。

 また、結論がわかったからといって新しい発見がなくなるわけではありません。実験をしてみないとわからないことや、実物を見て、触って、初めて気付くこともあります。自分の先行学習への価値観が変わったセミナーでした。

 私もぜひ実践してみたいと思いましたが、そのためには深い教材研究や教師の力量が必要であると思います。先行学習が生きる授業をするために、自分自身を高めていきたいと思いました。(杉下)


 1月の教師力アップセミナーの先生は、鏑木良夫先生でした。セミナーの前に、先生の著書である「もっとわかる授業を! 先行学習のすすめ」を読ませていただきました。初発の感想は、上手く言えないのですが、大学の教科書に近いなと感じました。なぜなら、考えや実践だけでなく、用語の説明や先行学習を行った方の感想がたくさん書かれていたからです。また、先行学習についてだけでなく、授業スキルも具体的に36項目も挙げられていて、月曜日からに早速生かすことができそうです。

 本を読んで、鏑木先生はたくさんの勉強と実践を重ね、自分の軸をしっかりと持っている方、少し厳しい方かなとイメージしていました。しかし、実際にお会いしてみると、物腰柔らかな方で、参加者とも気軽に話してくださる、とても優しく謙虚な方だというイメージに変わりました。

 講演を聞いてとても印象的だったことは、「知識のないところに、主体性はない」という先生の言葉です。私は今まで良かれと思って深く考えずに、「何か質問はありますか、気づいたことはありますか」と子どもに問いかけ、子どもから広げようとしていたことが多々ありました。しかし、このやり方は分からない子、知らない子にとっては苦痛であっただろうし、分かる子にとっても、先生の言いたいことを言わせていただけかもしれない、と思いました。もちろん、このやり方がいいときもあるだろうし、問題解決学習と先行学習を使い分けていくことが必要だと分かりました。どう使い分けていくと良いのか、これからの課題ができました。

 セミナーの終わりに、玉置先生と、1番初めにこのセミナーに参加してからもう3年が経つのか、という話をしました。1番初めに参加した菊池先生の講演は今でも覚えています。思い返すと、たくさんの素晴らしい先生方の話を聞くことができていたんだと、教員になって強く実感しています。このような機会を作って下さった先生方に改めて感謝をしたいと思います。(牧野紘)


※ 堀江さんは先に帰られたので写真を一緒にとることができませんでしたが、記事を書いてくれました!

1月13日 教師力アップセミナー(鏑木良夫先生)に参加して(石川・岩田・白井・古川)

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1月13日、2018年最初の教師力アップセミナーがありました。そこでの2期生4人の学びを石川・岩田・白井・古川の順にまとめます。

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 こんにちは。2期生の石川です。今回の教師力アップセミナーの講師の先生は鏑木先生でした。講演内容は主に「先行学習」についてでした。

 突然ですが、皆さんは、授業の「導入」をどのように行うとよいと教わりましたか?私は「子ども達がその単元に興味を持ってもらえるように」や「子ども達から授業の結論につながる疑問が出るように」と大学で教わりました。教育実習でも授業のたびにどのような工夫を凝らそうかひどく悩んだ記憶があります。しかし「先行学習」では、授業の結論を子ども達に先に伝えるというものでした。

 実際に鏑木先生が行った「先行学習」の動画を見せていただきましたが、そこで見つけた「先行学習」のメリットを以下に記します。
・授業を受ける構えができる。
・視点が非常にシャープになり、外さない。
・教科書以上の学びがある。
・子ども達の主体的な姿が見られる。
私は、子ども達が結論を知らないからこそ知的好奇心がくすぐられ、主体的になる者だと思っていました。なので、上記のメリットには驚きました。

 セミナーが終わってから、他のゼミ生と「問題解決型」と「先行学習」の使いどころを話す機会がありました。その際、どちらにもメリットがあり、子ども達や単元に合わせて使い分ける必要があると感じました。何れにせよ私の視野が広がったのは間違いありません。教壇に上がった際に、子どもが「わかった!」「なるほど!」と思えるよう今回の学びを活かしていきたいです。

 ありがとうございました。
(石川)
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 1月13日(土)本日2018年初めての教師力UPセミナーに参加してきました。今日は、鏑木良夫先生の、問題的学習を盛り上げる方法として先行学習のすすめのお話でした。以下に今日の学びをまとめます。


 今まで、授業の導入と聞くと、教師がいかに子どもたちに今日の内容に興味を持ってもらえるようにするものであり、様々な工夫が問われるというイメージを持っていました。また、今日のお話を聞くまでは、これからもずっとそう思い続けていくことになっていたと思います。今日の鏑木先生の理科の授業をDVDで見させていただきましたが、授業の始めに黒板に結論を書いていました。理科は子どもたちに予想を立てさせて、実験、考察というスタイルが一般的であり、自分自身も今までの授業はそのスタイルで受けてきました。正直、DVDを見たときは、始めに結果を知った子どもたちが授業に向かうようになるとは思いませんでした。結果を知らないから、その先が気になって学びに向かうことが出来るのだと思っていました。しかし、子どもたちは結果を知った上で、下調べをし、実験に挑んでいました。「やっぱり。」という反応で終わってしまうのかと思いきや、知識があるため「こうしたらどうなる?」「これは温度が関係しているんじゃない?」と教師が言わなくても自然に子どもたちから、学びに向かう様子が見られました。

 先行学習に関して今まであまり目を向けることはありませんでしたが、教師の力量次第で子どもたちの主体性をより一層引き立てることが出来る学習法であると感じました。また、自分が今まで経験してきた方法や、授業法に固執しすぎずに多様な視点を養いたいと思いました。教師になった際、子どもたちの「わかりたい!」の期待に応えられるようになりたいと思います。本日はありがとうございました。
(岩田)
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今回の教師力アップセミナーでは、鏑木良夫先生から多くのことを学ばせていただきました。特に印象に残ったことについてまとめます。

 「医者は知識が無ければ、ガンに気付くことができない」ということです。実際に鏑木先生がお話されていた言葉になりますが、医者を子どもたちに置き換えてみれば、「先行学習」の重要性に気づかされると思いました。医者はレントゲン写真を見て、どのような形のものが、ガンであるかの知識があるから発見をすることができます。子どもたちも授業の課題に向けて何かしら知識を持つからこそ、課題達成が望めると感じました。そのために、「先行学習」が行われていることを知りました。
また、「班を1人の人間として扱ってはいけない」という言葉も印象に残っています。グループごとで話し合いをした後に、「○班はどう思ったの?」と聞いてしまうことが多く、班の考えを1つに統一することを促してしまいます。しかし、4人いる班にもそれぞれの考えがあることを忘れてはならないと学びました。

 最後に、今回学んだことを生かしていきたいと思います。鏑木先生、ありがとうございました。
(白井)
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今回のセミナーでは事前学習の大切さを学びました。

事前学習をする良さや奥深さを知りました。
理科の授業様子を公演の途中で見ましたが、私が今までみた理科の授業とは全く違い答えが分かっていての授業スタート。答えが分かっているからつまらないのではと思ったのですが、私の予想は見事に裏切られました。答えを知っていたからこそより深くその内容を、実験を通して気づいたり発見したりしていました。このような授業も私もしてみたいと思いました。それと同時にこの授業をするには教師の知識の豊富さが求められると分かりました。
(古川)
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1月13日教師力アップセミナー(鏑木良夫先生)に参加して(山下、林、静谷)

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こんにちは。3期生の山下です。今回は1月13日に大口中学校で行われた教師力アップセミナーに参加して学んだことを山下、林、静谷の3人で書かせていただきます。

私はこれまで「予習をしてきなさい」と言われてもなぜ予習をしなければならないのか、答えを知ってしまったらつまらないじゃないかと思い、予習をせずに授業に臨んでいました。しかし、鏑木先生のお話を聞いて予習をすることで学習への構えができ、授業中の学習量を減らして学習機会を増やすことができるということを知りました。

理科の授業で塩酸はアルミを溶かすという結論を知っていたとしても実際に実験してみるとすぐには溶け始めないことや温度が上がることなど教科書には書かれていないことが起きるため工夫次第で驚きがいっぱいの授業ができると思いました。また、アルミを二枚入れたらどうなるのかというような活用課題を設定し、先行学習で得た知識を活用できるレベルにするために相互説明をすることで低学力層も高学力層も理解度が深まったり新しい気づきがあるということを学びました。

授業技術について、鏑木先生は「共書き」ということにこだわっていらっしゃいました。共書きとは教師と子どもが同じスピードで書くことで集中力を途切れさせない技術です。教育実習の時、私は授業をすることに精一杯で書くスピードなど考えたこともなかったのでこれから意識してみようと思いました。

予習の意義を理解し、考えが180度転換したセミナーでした。鏑木先生、ありがとうございました。(山下)



今回のセミナーで特に「なるほど」と思ったことは、「知識がないと主体性がもてない」ということです。子どもたちは授業中、初めて聞くことばかりです。そのため、何が課題なのかも分からないと思います。子ども側から質問がないからと言って「分かった」のだとは思わずに、「分からない」子もいるのだという認識をもって授業をしたいと思いました。鏑木先生がおっしゃっていた、予習をするというアイデアだけで、子どもたちの学びは全然違います。

実習の時に、教科書には答えがのっているので、伏せさせました。ですが、分からない子が教科書から探して発言するのも、学びにつながるのではないかと思いました。

また、深い学びにつながる対話が可能となる学級をつくるためにも、「分からない」と安心して言える学級作りをしたいと思いました。

今まで参加したセミナーのなかで1番、「なるほど」と思ったセミナーでした。私も先生のように、常に学び続ける姿勢を大切にしたいです。「生涯現役」はかっこいいなあと思います。 本日はありがとうございました。(林)


こんにちは。3期生の静谷です。
私は、卒業論文のテーマとして「主体的」について書いていこうと考えています。ですので、今回の鏑木先生の話の中でも「主体的」という言葉に重点を置いてまとめていきます。

子どもが主体的・対話的である条件は、使える知識を持っていることです。鏑木先生は、知識がないところに主体性はないともおっしゃっていました。確かに、まったく知識がないところで問題を解けと言われてもやる気は起こりません。また、先行学習をするかしないかで子どもの本時のモチベーションはだいぶ変わってきます。主体的・対話的であるために、先行学習を通して、自ら疑問に思ったり、解いてみたいという意欲的な想いを持たせることが大切であると学びました。

また、先行学習をしたにもかかわらず、子どもが「えっ?」と予想を覆された課題であると、より子どもは主体的に課題を解決しようとします。今回のセミナー中にも理科の問題で会場が「えー」と盛り上がりました。こうした課題を与えると、より子どもは主体的に課題に取り組むし、教師自身も教科書を超える授業ができます。そして、なによりも子どもの確かな学力にもつながります。こうした子どもが「えっ?」となる課題を与えるには、教材研究は絶対に欠かせないと学びました。

最後に、今回の鏑木先生のセミナーに参加して、子どもが主体的になる方法の視点が新たに増えました。鏑木先生、ありがとうございました。(静谷)

1月13日教師力アップセミナー(鏑木良夫先生)に参加して(江口・牧野・吉田)

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1月13日に教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は鏑木先生良夫先生が「問題解決的学習を盛り上げる方法‐先行学習のすすめ‐」というテーマで講演されました。本記事は学びを2期生の江口、牧野、吉田で書かせていただきます。



今回の講演を聞き、理科の授業の仕方がとても良く分かりました。理科の授業をしたことがないため、どのようにしたらいいのか不安な気持ちもありました。しかし、先生のお話を聞いて、子どもが興味を持って、体を乗り出して実験に取り組もうとする姿こそが、本当の理科の授業であると感じました。

子どもは、理科の実験が好きですが、実験をして終わりということがしばしばあります。しかし、結論をはじめに知っておくという事前学習をすることで、結論だけを知るのではなく、その過程や何故そうなるのかという深いところまで知ろうとする意欲が湧いて来ていました。そのため、何故この実験を行なっているのか意味を持って取り組めると感じました。

また、事前学習をした時よりも実験後の方が「よくわかる」に移動した児童が多くいました。目に見える形で知ることができて、子どもも教師も安心感が生まれると思いました。
講演していただき、ありがとうございました。 (江口)



授業の予習をする。小学生の頃よく言われていましたが、なかなかできないという印象があります。それを課題としてやってもらえるのは、確かに嬉しいかもしれないと今となっては思います。

先生の初めて聞いたことに質問するのは難しいというお話は、確かにそうだと思いました。あらかじめ知っている事だから、より知りたいという気が起こるのだと思います。
正直なところ、予習をしてしまっては、授業の結末がわかって面白くないのでは?という疑問もありました。

しかし、VTRを見て、興味をもって調べている子どもたちの姿から、結末を知っているからこそこんなに夢中になるのではないかと考えを改めました。そこには、発展となる教師の質問が重要で、教師力の大切さを改めて感じました。自分一人で習得するのは難しいと思ったので、様々な先生方のやり方をまずは見てみたいと思います。また、国語でも結果を予習でするということで、どのような授業になるのか一度挑戦してみたいなと思いました。ありがとうございました。(牧野)



今回は2つのことに絞り、記事を書かせていただきます。

1つ目は「先に学ぶことによって深まる学習の在り方」です。私は理科の授業時に「まずは物事への疑問を持たせること」からスタートする授業を考えることが多いのですが、鏑木先生は「実験の結果を先に学習する」をスタートにする授業をされていました。授業のDVDでは子供は理論を知っていますが、「実際に見てないから、わからない」という子が多くおり、その状態を自己評価させました。その後、実際に現象を見る際に知識と違う現象が見られ、興味津々になり、探求する子供の姿へとより変化していました。

探求後、自己評価すると達成感に満ち溢れた子供が多くいる映像は印象的でした。先に学ぶことにより、「学ぶ前の姿勢・素地」を養い、その知識の活用によって深まる学習を自分でもやってみたいと強く感じました。また、自己評価させるという点で自分の今の位置を見える化させることで、学習意欲を高めるきっかけや全員参加できる環境づくりなどに取り組めることから、納得してばかりの時間となりました。

2つ目は「授業も学級経営も教師の姿も緻密である」ということです。

鏑木先生が「子供の字を書くスピードで板書を書く」という言葉に驚かされました。今まで考えたことがなかったからです。先生の「プロなんだから」という言葉の奥には、細かなところでもこだわっていく姿が感じられ、それは先生の講演で出てきた「授業・学級経営・教師の姿」どれを取っても緻密である状況を作り出すのだということを学ぶことができました。最初からすべて緻密にできるわけではないと思いますが、それを感じることができる先生になりたいと思います。また、講演を聞きに行きたいです。ありがとうございました。(吉田)

1月13日教師力アップセミナー(鏑木良夫先生)に参加して(安部、加藤奨基)

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こんにちは。先日、大口中学校で行われた「教師力アップセミナー」から学んだことを4期生の安部と加藤から書かせていただきます。

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講師の鏑木先生は「問題解決的学習〜先行学習のすすめ〜」と題して問題解決学習を進めるために教師は具体的にどんな手立てをすればよいのか、またどんな心持ちで授業をすればよいのかなどを実践を交えながら分かりやすく話してくださいました。

私が特に感動したのは鏑木先生が強く勧めていらっしゃる先行学習(予習)の意義についてです。予習は塾に通っている子が授業を先取りしてしまい、教師は授業をやりにくくなってしまうので予習をやらせないのが一般的な授業のスタイルだと私は思い込んでいました。しかし、今日の鏑木先生の講義を聞いて、それは授業をする教師が、結果を理解している子どもを相手に授業をするのを恐れているからだということに気がつきました。つまり結果を与えるだけの授業をすれば済んでいた授業がそれだけでは済まされないことに恐れを抱いてしまう、ということだと思います。

私はこのことから学校の授業で学ぶべきことは物事の結果を知るだけでなく、その結果からさらに深く思考することだということに気がつきました。結果を与えられたらその理由やほかの事象との関連を考え、結びつけられて初めて理解したということになるのです。また、先行学習をすることで授業について興味を持ち、心の準備ができるので授業に意欲的に参加でき、主体的に問題を解決しようする態度を自然に育てることができる、という効果があることも知りました。

今まで先行学習のことをそれほど理解しておらず、あまり良い印象はなかったのですが、今日の講義を聞いてその意義を理解し、印象ががらりと変わったので、現場で実践していくべきだなと感じました。(安部)

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今回が初めてのセミナー参加となりましたが、得たものはとても多くありました。

題目は先行学習のすすめということだったのですが、自分は今まで予習というものにあまり関心がありませんでした。自分は塾に通っていたので塾での内容がそのまま予習となっていました。塾で教えられた内容がそのまま学校の授業の内容になる事も多く、当時は予習=授業がつまらなくなる原因と思っていましたし、塾があれば学校いらないじゃん!とまで思っていたりもしました。

しかし今回のセミナーで、むしろ予習こそが授業をより楽しくする要因だと教えられました。実際の授業の映像や鏑木先生がおっしゃっていたように、予習によって子どもの視点が授業のテーマにピンポイントになったり、予習を超える驚きや発見により子どもたちが授業にのめり込むことでより深い学びへと繋がるということを学ぶことができました。

ですが、教師が子どもの予習を超えられなかった時、子どもはとても退屈してしまうのではないかと思いました。なので教師側は、先行学習を取り入れた授業を行う時は普段以上に教材研究などより良い授業案を考えなければならないと思います。とても教師力が試される授業方法だなと感じました。(加藤)

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 とても有意義なセミナーを開催してくださった鏑木先生、このような機会をくださった玉置先生をはじめとする先生方、そして優しく教えてくださった先輩方、本当にありがとうございました。

1月13日教師力アップセミナー(鏑木良夫先生)に参加して(寺坂、佐久間、百瀬)

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1月13日に行われた教師力アップセミナーに参加しました。今回は鏑木先生による「問題解決的学習を盛り上げる方法ー先行学習のすすめー」という講演でした。その内容を、2期生の寺坂、佐久間、百瀬でまとめます。

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鏑木先生のセミナーに参加して、事前に読んでいた分多くのことを学ぶことがありました。先行学習を用いた授業の映像を見ることができ、より一層理解を深めることができました。

先行学習は、他の方が書いてくれると思うので自分のこれまで意識してきた授業と噛み合った部分を書きます。それは、問題解決学習が目指すものです。私は、授業で受けたこと、見た資料などをそのまま信じる子供ではなく、本当なのか?と思い、自分で調べてくるような授業をしたいと思っています。

もっと大きくいうと身の回りのあらゆるものを疑う子供を育てたいと思っています。正しいのか正しくないのかを子供が判断して欲しいと思っています。鏑木先生は、それを「人に騙されない人」という表現されていました。自分で常に考え続けれる子供を育てて行きたいと思います。(寺坂)

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鏑木先生のセミナーでは、教師になって実践したい、しなきゃいけないと思う話ばかりでとても勉強になりました。

特に、学級集団の質を高めための規則の徹底を私も行なっていきたいと思いました。具体的には、教師と子どもの関係性(返事、言葉遣いなど)や教室の状態(教室や黒板、机がきれいなど)を子どもたちにルールとしてしっかり教えることが大切であるとお話から思いました。落ち着いた学級にしたいと思っていても具体的にどんな規則を子どもたちに守ってもらうのか分からなかったので、とても勉強になりました。

他にも、授業で子どもたちが主体的・対話的で深い学びができるようになるためにどんな方法をすれば良いか、これも具体的に多くのことを学ぶことができました。特に授業で習得したことを活用できるようにするための活用課題を考えるというお話では、課題に対する答えを出すために私も脳みそをかなり使ってしまうものでした。とても難しいと思いますが、子どもたちに脳みそを働かせ、知りたいと思わせる課題を私も行ってみたいと思いました。

鏑木先生のお話はどれも、「なるほど!」「そうするのか!」と思う話ばかりでとても勉強になりました。少しずつこの学びを生かして頑張りたいです。ありがとうございました。(佐久間)

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鏑木先生のお話を聞き、予習への考え方が変わりました。鏑木先生の予習の捉え方は、予習の時点で授業の結論を知り、授業ではより深い学びをするというものです。先生はお話の中で、「質問ができるのは知識があるからだ」と仰っていました。その通りだなと思いました。授業に望む前に予習をさせ、知識がある状態にすることが授業中の疑問に繋がり、深い学びへと繋がっていくことに納得しました。

納得は言ったものの、それでも結論が分かって授業を受けるのでは、子どもたちは学ぶ意欲を失ってしまうのでは?と少し疑問に思っていました。しかし、映像で実際に理科の実験に積極的に取り組む子たちの姿を見て予習の効果を実感しました。この授業スタイルを使うには、予習をさせるだけではなく、その予習してきたことをどう子ども自ら疑問を持たせて学んでいくようにしかけるかがポイントになると思います。まずは、教師として知識をつけていくことが欠かせないと思いました。

多くの先生の講演を聞けば聞くほど、様々な授業のスタイルがあることを知ります。今回も私が出会ったことのない方法でした。いつかやってみたいなと思います。ありがとうございました。(百瀬)

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1月13日教師力アップセミナー(鏑木良夫先生)に参加して(菱川、岡田、服部)

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 教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は菱川、岡田、服部の3人で記事を書かせていただきます。

 こんにちは!3期生の1番やんちゃだけど優しい菱川です。いや自分で言うなや。。はい。

 今回、鏑木先生のお話を聞いて予習の大切さをすごく感じました。今回はその中でも僕が予習を大事にしようと1番思った理由についてここに綴らせてもらいます。

 それは情緒障害の子の対策になるということです。小学校実習の時僕のクラスには特別支援学級の男の子がいました。その子は情緒障害で、授業内容が変更するたびにパニックになっていました。だがその子にとって予習することは予習をさせてる教師側も安易に授業内容を変更できないし、子供たちも学んだことをもう一度授業で答え合わせができます。

 ただクラスの子どもたちに対してのことだけでなく特別支援の子どもにおいても予習は必要であり、それは教師にも必要なことなのだなと感じました。そして子どもの心理的なことも作用してることにもビックリしました。予習をさせてくるだけでそれだけ変わるのであればぜひ僕も実践させていきたいと思いました。

 今回の教師力アップセミナーもすごくよかったです。またの機会があればぜひ行かせてもらいたいです。(菱川)


 今回、鏑木先生のお話の中で私が一番に衝撃を受け、印象に残っていることを書きたいと思います。

 それは、どのような授業においても先に予習をさせるというものでした。予習をすることで知識が入り、考える視点が持てるとのことだそうです。今回鏑木先生の仰っていた予習とは、教科書や資料集、図書室などを活用して結論を知るというものでした。私が今まで受けてきた教育の中から考えると、予習と言えば授業をスムーズに進めるために音読をしたり、語句調べをしたり、本文をノートに写したりするだけというものばかりでした。そのため、やらなければ少し先生に咎められる程度で、それ程重要視しておらず、特に必要性を感じるものではありませんでした。

 しかし、今回鏑木先生の仰る予習は、それこそが深い学びに直結している行為であり、私の中の予習の概念をがらりと変えるものでした。知識を得たからこそ考えられることがあったり、新たな発見をしたりすることがあるのだということを学びました。意味のない予習ではなく、意味のある予習を取り入れていけるようになれたらと思います。貴重なお話をありがとうございました。(岡田)


 今回のセミナーに参加して多くの気づきがありました。先行学習をすることで、子ども達は学習に向かうための事前の準備ができ、主体的に授業に参加できるようになるそうです。私が小学生の頃の社会科の授業では、必ず予習をやってこないといけませんでした。遊ぶ時間を割いて予習するのは大変でした。しかし、授業中に多くの発言をすることができたり、歴史の流れがスムーズに理解できたので、予習はたしかに効果があったなと実感しています。(その授業で社会が好きになったために社会専修に入りました。)

 さらに、鏑木先生がおっしゃる様々な理論には心理学が背景にあるようです。子どもの心理に基づいて、子どもがどうしたら学びやすくなるだろうと考えるということはとても大切だと思いました。(服部)

1月13日教師力アップセミナー(鏑木良夫先生)に参加して(安藤、井上、中澤)

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 こんにちは。先日大口中学校で行われた、教師力アップセミナーに参加させて頂いて学んだことを4期生の安藤、井上、中澤が書かせて頂きます。

 こんにちは。4期生の安藤です。今回のセミナーで私が学んだことは先行学習の意義です。予習を大切にする先行学習は、従来の知識の詰め込み学習に通ずるところがあり、現在推進されているアクティブラーニングと一見矛盾するように感じましたが、主体的で対話的な深い学びのためには予習をして子どもが知識をもっている必要があるということが分かりました。知識がないところに主体性や対話的な学習はうまれない、いう鏑木先生の言葉が印象的です。

 鏑木先生の先行学習の授業の流れをビデオで見ると、鏑木先生は授業の結論(=知識)を子どもたちが知っている状態で始めることで、授業では教科書には載っていないことを発見したり、検証したりする中で学びの驚きやおもしろさを子どもたちが感じている、そんな授業でした。その過程に主体性や対話が生まれていて、教科書を超える深い学びをする子どもたちを目の当たりにしました。私も教科書に沿った授業ではなく、それ以上の発見や深い学びができる授業を目指したいと思いました。

 また学級経営で大切なことの中で、‘‘黒板はみんなのノート”だから綺麗に使おうということにとても共感したので、私自身心がけていきたいです。

 今回初めての参加で緊張しましたが、ゼミの先輩たちはやることを優しく教えてくださり、先生方は学生の質問や相談に親身に答えてくださって、温かさを感じました。セミナーに参加してよかったという思いとこれからもたくさん参加したいという思いが強くなりました。ありがとうございました。(安藤)


 こんにちは。4期生の井上です。今回は初めて教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回のセミナーで印象に残ったことは、「知識がないと主体性はない」ということです。知らないことは質問できない、だから"予習"をさせる。予習をして、知識を蓄えてから授業をする。という授業の在り方はとても効率的でいいと思いました。ここでいう予習とは教科書に書いてある答えをノートに書いてくるという簡単なものですが、この予習で大切なことはイメージさせることで、イメージをしながら授業をすることで自分の考えや意見を持ちやすくなると感じました。また、教科書を読んで分かっていたはずのことが実際に実験をしてみると新しい発見があり、教科書には載ってなく知らないことがあった。と子供達が感じることで、もっと学びたい!もっと知りたい!という意欲を高め、理解が深まっていくのだと思いました。

 今までは予習より復習の方が大切だと考えてきましたが、今回のお話で素晴らしい予習の仕方の1つを学んだ今、どちらも同じくらい大切なこととして考えて、授業づくりに取り入れていきたいと思います。鏑木先生、本日はありがとうございました。(井上)


 こんにちは、4期生の中澤佑太です。この度は教師力アップセミナーに参加させていただきありがとうございました。一期生の方と一緒の活動ができ、うれしく思っています。

 さて、本日学んだことは、授業に対する柔軟な考え方です。私はこれまで、教科書に書かれた展開に沿って授業をするなかで、いかに子どもに探求心をくすぐることができるかが大事であると考えてきました。しかし今回、教科書を結論まで読むことを予習で行い、その状態よりいかに深く学ぶのかという授業方法を学ばせていただきました。私は、『教科書を教えるのでなく教科書で教える』ということが具体的にどういうことなのかを学ぶことができました。他に、共書きという板書の仕方・1指示1事項という方法から、子どもの集中力を持続させるには、授業の展開の仕方だけでなく、授業で行う動作を見直すことが大事であると私は考えました。

 私は、ここまで二回のセミナーに参加させてもらい、先輩や先生・同期生の温かさを感じ、最高の人達に囲まれていると実感しています。今後ともよろしくお願いします。 こんにちは、4期生の中澤佑太です。この度は教師力アップセミナーに参加させていただきありがとうございました。一期生の方と一緒の活動ができ、うれしく思っています。

 さて、本日学んだことは、授業に対する柔軟な考え方です。私はこれまで、教科書に書かれた展開に沿って授業をするなかで、いかに子どもに探求心をくすぐることができるかが大事であると考えてきました。しかし今回、教科書を結論まで読むことを予習で行い、その状態よりいかに深く学ぶのかという授業方法を学ばせていただきました。私は、『教科書を教えるのでなく教科書で教える』ということが具体的にどういうことなのかを学ぶことができました。他に、共書きという板書の仕方・1指示1事項という方法から、子どもの集中力を持続させるには、授業の展開の仕方だけでなく、授業で行う動作を見直すことが大事であると私は考えました。

 私は、ここまで二回のセミナーに参加させてもらい、先輩や先生・同期生の温かさを感じ、最高の人達に囲まれていると実感しています。今後ともよろしくお願いします。(中澤)

「教育の力」を読んで(高桑)

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 はじめまして。4期生の高桑 伽林(たかくわ かりん)です。まず初めに私の自己紹介をさせていただきます。

 私は数学専修の2年生で、出身は愛知県の清須市です。小学5年生から7年間吹奏楽部に所属していたため、担当だったトランペットを吹くことができます。人と話すことが大好きで、先日の成人式では小学校卒業以来会っていない人がほとんどという状況の中、自分から積極的に話しかけて、とても楽しい時間を過ごすことができました。この積極性を生かし、2年間玉置先生のもとで多くのことを学んでいきたいと思います。これからよろしくお願いします!

 さて、本題に入ります。今回は玉置先生が4期生に読んでほしいと用意していただいた、「教育の力」という本から、「学びの協同化」に焦点を当て、学び得たことを書きます。

 私は先日の実践観察という実習で、今の小中学校では、私が小学生や中学生の頃と違い、授業の大半の時間を個人追求や生徒間交流、全体交流に使うということを知りました。これについてこの本では、児童・生徒同士の「学び合い」を通して、多様な子どもたちの力を持ち寄ることで、全員の実りある学びを達成することができると書かれていました。ここで印象に残ったのは子どもたちの「学び合い」とともに、いろんな得手不得手を持った、多様な教師の「協同」も重要になってくることです。

 私は、人前に立つことも、その場で自分の考えをわかりやすくまとめて伝えることも大の苦手です。これは何もかも完璧を求められる教師にとって、とても必要となる力であり、自分は教師に向いてるのか不安になることもありました。しかしこの本から、すべてに完璧を求める必要はなく、それぞれの力や特性を活かし合うことが大切であるということを学び、これからも自分なりに成長を続けていこうという考え方に変えることができました。

 最後になりましたが、私たち4期生にこの本を用意してくださった玉置先生に感謝して、今回学び得たことをもとに一生懸命頑張りたいと思います。(高桑)

「教育の力」を読んで(竹内)

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 はじめまして。4期生の竹内優輝です。今回が初めてですので、少し自己紹介と最近読ませていただいた『教育の力』という本の感想を書きたいと思います。

 まずは自己紹介をします。私は愛知県弥富市出身の数学専修です。小中高と野球をやっていて、趣味はプロ野球観戦です。大学在学中に全国各地の球場に行ってみたいと思っています。写真は先日の成人式を迎えた時の写真です。成人式を終え、あらためて生まれ育った弥富市は良いところだと感じました。

 さて、『教育の力』を読んだ感想です。私が印象に残ったのは学力の概念についてです。学力低下が問題になっている今日、私は、『学力』とは"知識量"だと捉えていました。しかし、『教育の力』では、『学力』とは単に"知識量"と断定的に捉えるのではなく"問題解決能力"か、"知識量"か、はたまた"学習意欲"も含んだ概念と捉えるかによって見解が異なり、さらに、こういった学力観の多様性を認めた上で、「現代という時代は、どのような学びを学校に要請しているか」という観点から、わたしたちは、学力を論じ合う必要がある、と書いてありました。

 では、「現代という時代」とは、どういう時代なのでしょうか。『教育の力』では、今日はポスト産業社会であり産業主義の時代の、ため込む力、つまり、忍耐強く勉強する姿勢ではなく、"自ら考え、自ら学ぶ力が必要である"と書いてあります。『学ぶ力』と、そのままの意味ではありますが、これからの社会を担う子供たちを教える私たちにとって、ただ単に"知識量"として勉強を教えるのではなく、『自ら学ぶ力』を育む必要があるのだと思いました。

 この本では、学力とは学ぶ力だとあります。しかし、それだけを断定的に捉えるのではなく、それも一つの考えだとして捉えていき、これから始まるゼミの活動のなかで、自分なりの学力の概念を見つけていきたいと思います。(竹内)

「教育の力」を読んで(秋田)

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 はじめまして。4期生の秋田実花です。初めて記事を書かせていただきます。少しだけ私の自己紹介をしたいと思います。私は柳というよさこいサークルに入って活動をしています。そして、UNIQLOでバイトをしています!まだ玉置先生のゼミに入って間もないですが、これから様々なセミナーに積極的に参加し、どんどんいろいろなことを吸収できるようにしていきたいです。よろしくお願いします。

 さて、先日玉置先生から「教育の力」という本をいただきました。今回は、その本について書かせていただきます。

 私は、この本で“教師の資質”について興味をもちました。その中で、印象に残った言葉が「省察的実践」です。「省察的実践」とは、ドナルド・A・ショーン氏の考えであり、確固たる固定的な知識・技能を十分修得しながら、そこにとどまるのではなく、さまざまな文脈で、これを改変したり組み合わせたりしながら、その時々の状況に応じて最善の打開策を見出していく実践のことだそうです。

 言葉にするととても難しいですが、要は教師に求められているのは、「学び続ける」という姿勢です。教師は、子どもたちに教えるという立場ですが、教えられる立場でもあります。子どもたちの様子から、もっとこうした授業をしようとか、もっと子どもたちにこんなアプローチをしたら子どもたちの成長が見られるのではないかなど、その時々の目的や状況に応じて、さまざまな方法を柔軟に選択したり組み合わせたり、また自ら作り上げていく力量が必要です。そして、他の教師の優れた実践や、他の教師からの自分の授業の評価やアドバイスから学んで、子どもたちとともに成長できる教師でありたいと思いました。

 また、もう一つ心に残った話がありました。それは、教師には「信頼・承認」が最も必要であるということです。自分を信じられない、認められない子どもは、他者を信じ認めることもまた困難になってしまいやすいものです。教師が「信頼・承認」の空間をつくり、子どもたちがその信頼に応えたいと思えるようにさせ、子どもたち自身で成長できるようにさせることが必要であることがわかりました。

 さらに、私たちは、“良い教師とは”というもの追い求めてしまいがちですが、完璧を求めるのではなく、多様な教師が互いに足りないところを補い合い、また得意なところを活かし合える学校の環境づくりも大切だと学びました。どんなに素晴らしい教師と言われる人でも、苦手だと思う生徒は必ずいます。こどもたちも、様々なタイプの大人と出会い成長していきます。これから、今求められる教師像を参考にしながら、様々な先生方と出会い、自分なりの将来なりたい教師像を見つめていきたいと思いました。(秋田)

「教育の力」を読んで(井上)

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 私が「教育の力」を読んで心に残ったことは「学びの個別化」です。「学びの個別化」とは子供達は一人一人興味・関心が異なるため、学びは一律的なものではない。それをいつ何を学ぶか決められてしまっていると子供達はやらされる勉強になってしまうため、子供達の学習意欲を削いでしまう。そのため子供達の特性にあった学びの個別化をしていこうというものであります。確かに自分の興味のないことをやらされて勉強しても頭に入ってきませんが、自分の好きなこと、得意なことになるとすぐに頭に入ります。

 私は個別化のため子供達一人一人が興味・関心のあることに基づいて学習内容や方法を決めると、自分の好きなこと、得意なことが中心になるため偏りが出てしまい、ある程度の学力を確保することが難しくなりますが、ある程度の学力を確保することを保障した上で、自分がこの勉強をしたいと考え、それを勉強するための計画を立てたりすることは、子供の自主的な学びとなり、自分の興味に沿った学びを行えるため良いと考えました。

 難しいので自分の意見を簡単に言い換えると、基本バイキングで自分の好きなものを食べますが、ある程度野菜も食べてねという学習にすると良いと考えました。ここでいう野菜とは別に興味・関心はないが、学力を確かなものにするための最低限必要な学力のことです。野菜の部分が多少やらされてる感がありますが、それでもすべて一律に決められている今よりは子供の自主性に富んだものとなると考えます。分かりにくい説明ですみません。

 このような学習にすることで、「よい」学びにつながっていくのではないかと考えました。そしてこの本を読んだことで学びについて考えるいい機会になりました。(井上)

「教育の力」を読んで(安藤)

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 はじめまして。4期生の安藤優里です。

 初めて記事を書くにあたって、少し自己紹介をさせて頂くと、私は食べることが大好きで、つい食べすぎてしまいます。昨年、食べ過ぎで通学途中に救急車で運ばれたこともありました。その後控えていたのが玉置先生の初等算数のテストで、受けることができなかった私は終わった、、と悲しみに暮れていましたが、優しい玉置先生が後日再テストの機会をくださって、救われたというエピソードがあり、感謝しています。また、教職を目指していて、フレンドシップという子どもと関わる活動に参加しています。授業づくりや学級経営を実践的に学びたいという思いで玉置ゼミを志望しました。入りたかったゼミでこれから勉強できることにとてもわくわくしています。よろしくお願いします。

 さて、本題の玉置先生から貸して頂いた「教育の力」から学んだことを端的に書かせて頂きます。

 まず、教育の目的を理解することができました。教師は何のために教育を行うのか、子どもは何のために教育を受けるのか。私は教育の目的は子どもたちが幸せになるためにあると考えていました。でもそれは少し曖昧で、本書では「すべての子ども(人)が<自由>になるための力を育む」ためと述べられています。なるほど、と思いました。また、現代の個別化学習への必要性や効果を知ることができました。

 この二つを自分の経験と重ねてみると、私は中学の時やらされる勉強に嫌気がさして勉強嫌いになったことがあります。学校も有名大学に入るために勉強しなさいという方針で、私は詰め込まれる息苦しさの中で勉強への意欲が低下していました。そんな私が大学に入った今、勉強への意欲が高まったのは、教師になりたいという夢があること(生きたいように生きる)、そのための学び(力を養うこと)ができるのが要因だと思います。

 大学では、個々に合った学びやグループ学習が多く、より実践的で自分の興味・関心に沿っているため、義務教育期のような画一的で詰め込まれるものよりずっと力になっているのではないかと実感します。そんな自身の経験から、生きたいように生きられる機会を与えてくれる大学で学べばいい(p153)という理論にとても共感しました。子どもたちが自由に生きる力を育めるよう、子どもたち一人ひとりの質の高い学びを保証していく、そのための学校制度や教育、教師でありたいと思いました。これからたくさんよりよい教育は何か、学んでいきたいです。

 さいごに教育の目的を理解しておくことは、これから教職の勉強をするのに欠かせないことだと思うので、本書をゼミの初めに入門として読むことができてよかったです。ありがとうございました。(安藤)

「教育の力」を読んで(関口)

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 はじめまして。玉置ゼミ4期生の関口 香葉(せきぐちこのは)です。今回は自己紹介と「教育の力」という苫野一徳さんの本を読んで感じたことを書きたいと思います。

 まずは自己紹介です。私は教育学部2年生で国語専修に所属しています。怒涛の高校生活の中で「ちーかま」というあだ名が定着し、よくそのあだ名で呼ばれています。特技は上手に転ぶことで成人式でも転びました。写真はその時の写真です。6つ上の姉と6つ下の弟がおり、記事にもまた書くと思います。ゼミの活動初めての参加となる1月30日に20歳の誕生日を迎えるため、大人としての一歩をゼミの活動とともに踏み出したいです。

 次に「教育の力」にある公教育の本質について自分の経験から共感し考えたことを書きます。

 久しぶりに家に帰ると母親が弟に対して「勉強しなさい」と怒り言い合いをしていました。私はそこで間に入り、弟に対して「嫌味ではなく将来就きたい職業に就けるよう願い、心配して言ってくれているのだ」と両親の気持ちを伝えました。

 しかし私も将来の夢が決まる前は勉強する意味がわからないと思っており、自分のためだということ自由のためだということを両親の気持ちを考え弟に言うことで今さらわかりました。自分が夢を持ち行きたい大学に通えているように、私も子どもの可能性を広げることができる教師になりたいと思っていました。

 もしかしたらそれは当たり前のことで、<自由>に生きるために必要な力を育むための公教育とは教師や方法によっては子どもの可能性を潰してしまうこともあると考えられ、教師という職業の責任の重さを改めて実感しました。

 この本では他にも、自分が経験したことを違う視点でみられているようで固定観念が一気に崩されました。これからも本やセミナーに参加する中でたくさんのことを感じ考え学んでいきたいです。(関口)

1月13日 教師力アップセミナー (鏑木良夫先生)に参加して(早川・嶋藤・松田)

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 こんにちは。3期生の早川です。今回のセミナーで感じたことを3期生の嶋藤、早川、松田の順にまとめて書きます。

 今回のセミナーで特に印象に残ったことは、宿題として授業の肝となる結論の部分を予習させてから、授業を行うということでした。
私の中で"授業"といえば、教科にかかわらず時間内で興味をひくような話題を提示し、少しずつ結論に導いていくという流れが一般的だと考えていました。しかし、鏑木先生が紹介していた先行学習を、子どもたちに行わせることで、学びの目標に向かっての活動がよりシャープになるとの事でした。

 また、既に公式を理解している小学校理科・算数の単元内容でも、その事項を活用して考える内容だとセミナーに参加した方々も頭を使い、悩んでいました。その姿を見て、小学生にこれが授業で行われれば活発な活動が期待できるなと思いました。先行学習も含め、その時その時の内容に合わせて学習方法を使い分けられる教師になりたいなと感じました。鏑木先生、今回はありがとうございました。(早川)

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 こんにちは。3期生の嶋藤です。1月12日、高校3年生にとっては人生がかかっているセンター試験のこの日、私は教師力アップセミナーに参加してきました。今回は鏑木良夫先生のお話を聞いて学んだことを記事に書きたいと思います。

 私が今回、一番なるほどなと感じたことは「予習をすることで土台が一緒になる」ということです。子どもたちの中には勉強ができる人もそうでない人もたくさんいて、同じように理解させようとするのはとても難しいと思います。そこで予習をし、事前に結論をみんな知った状態で授業を進めていくことでみんなの理解の土台がある程度一緒になるというやり方はとても良いと感じました。

 この予習というのは、どの教科でも次にやる内容の結論を家で書いてくるというものだそうです。結論を全員が知っている状態で授業を始めるのと、塾で習っているから知っている人や全く分からない人が混ざり合った状態でやるのとでは授業で学んでいく内容の深みが全然違うようです。みんなが結論を知っている状態であれば、ある程度分かっているがしっかりと説明できない、だから知りたいという気持ちになったり、結論はこうなるんだけどそうなる過程で教科書には載っていない新たな発見があって面白いという気持ちになったりするようです。予習をした方が深い学びができているとこの話を聞いて感じました。

 このお話を聞く前は、結論をはじめから知っていると面白くないと考えていた私でしたが、知った状態から授業をして、終わった後にどれほど自分の理解度が高まったか確認する方法で授業をすることで子どもたちは勉強することが面白いと思えるなと思いました。私が教師になったらぜひ予習を取り入れたいと感じました。また、板書の書くスピードも子どもたちの書くスピードを調査して、中央値くらいのスピードで書くように練習したいと思いました。鏑木良夫先生、本日はありがとうございました。(嶋藤)

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 私は予習で結論をノートに書いてくることにより、その授業により意欲的に取り組めるのではないかと感じました。私だったら「塩酸がアルミニウムを溶かす」と書いたときに「じゃあどうやって溶けるのだろう。」という、溶けるときの様子について知りたくなると思いました。そしてその疑問を解決するために実験が楽しみになると思いました。DVDの中では色や音に注目したり、溶け始める時間を測ったりと様々なところに目をつける子どもを見て、興味をもって実験に取り組んでいることが分かりました。予習により、参加できない子どもをなくすこと、意欲的に取り組めるということが新しい発見になりました。

 今回、図書館で鏑木先生が編集された「教えて考えさせる理科 小学校」という本を見つけ、読んでからセミナーに参加しました。その本の中に「班という人間はいないから、○班の意見を発表してという言い方はしない。」とあり、どういうことかと疑問を持っていました。お話の中で、「1人1人のために相手がいるというように集団をとらえる。」ということをお聞きし、疑問が解決しました。これが予習と言えるかどうか分かりませんが、本を読んで参加したことにより、新しいことを知った以外に、本に書かれたことをより理解することができました。鏑木先生、ありがとうございました。(松田)

「教育の力」を読んで(高橋)

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 初めまして。玉置ゼミ4期生の高橋です。今回初めて記事を書かせていただきます。今日は簡単な自己紹介と、「教育の力」を読んで感じたことについて書きます。

 まずは自己紹介をします。
 私は国語専修の高橋和奏です。出身は岐阜県の郡上市です。今は下宿先で一人暮らしをしていて、料理のレパートリーを増やしていけるように日々頑張っています。

 私が玉置ゼミを志望した理由は、実際の現場に立ってみえる先生方の授業を自分の目でたくさん見て学びたいと思ったことと学級経営について興味があり、将来の自分にとって必ず力になると考えたからです。これからよろしくお願いします。

 次に「教育の力」を読んで感じたこと2点について書きます。

 まず1点目は時代とともに必要とされる人材が変わっているということです。今まで、言われたことを確実にこなす力が求められていたのが、現代では自分で考え、学ぼうとする力を持った人が求められていると分かり、これから社会に出ていく子供たちを教育という面で支える役割を担っていく私たちは、自分たちが子どもの頃受けてきた教育のやり方や考え方をアップデートしていく必要があるのではないかと思いました。そのためには自分自身が学び続ける教師になっていきたいと感じました。私たちが将来、教師として子どもたちに関わる時間は子どもたちにとってほんのわずかな期間でしかありませんが、その1番大切な期間をあらゆる角度から見据え、そして支えていかなければいけないということに大変な責任があると感じました。この本を読んで、教師を目指すということには覚悟が必要だと強く感じました。

 2点目は教師の資質についてです。教科内容や教授法に精通しているだけでなく、場合に応じてその持っている能力を組み合わせてつくり上げていくことができる教師がプロフェッショナルなのだという言葉が印象に残っています。そのためにはそれぞれを組み合わせる選択肢を増やせるほどの知識の量が必要であるし、いろんな状況をパターン化して解決してしまわないような柔軟性が必要なのだと思いました。

 私は自分自身、新しいことに挑戦することが苦手で、未知のものが怖いと思ってしまいます。今まで通りのやり方が1番安心で確実だと考えてしまうタイプです。しかしそれだけではいけないのだと認識させられました。これから色々な新しい考え方や方法に触れ、それに対応しようと思い切る勇気と先ほども述べた、柔軟性を身につけていきたいと思いました。

 以上が私が「教育の力」を読んで感じたことです。難しい内容だったので繰り返し読むことで理解を深めたいと思いました。(高橋)

12月20日 稲沢市立稲沢中学校「いのちの授業」に参加して(岡田、丹羽、山下)

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 こんにちは。先日稲沢市立稲沢中学校で行われた「いのちの授業」から3期生の岡田、丹羽、山下が学んだことを書かせて頂きます。

 今回は中学生に向けての「いのちの授業」でしたが、私たち大学生も十分考えさせられるような内容でした。

 向宇希さんのこれまでの人生を振り返りながら、病気について、いじめについて、いのちについて向き合いました。当時の向さんのことを考えるだけで、また、自分だったらと考えるだけで非常に苦しい気持ちが込み上げてきました。だからこそ、そんな向さんの言葉だからこそ、最後にお話された「どんなことでもいいから何かを続けてほしい」というものが、非常に深く刺さりました。それは、私だけではありませんでした。最後にエレベータートークを行ったのですが、ある生徒は向さんの話を聞いて自分と照らし合わせ、今後の自分の在り方について語っていました。

 「いのちの授業」とは、とても深く、重要なことでありながら、とても難しいものだと思います。生徒の心に深く刺さるような授業を観させて頂けたことが、私にとって今回貴重な経験となりました。(岡田)


 私は今回のセミナーに参加させていただいて、学んだことを2つ記したいと思います。1つ目は授業面です。

 導入でのアイスブレーキングや、プリントの隅に丸をつけさせる活動、隣同士での交流など全員参加出来るような工夫が随所に入れられており、教師の一言で生徒の反応が変わり、思ったことや考えたことを言いやすい雰囲気が作られているように感じました。また、短い時間で相手に自分の思ってることを話すエレベータートークを効果的に授業の最後に持ってくることで授業の締まりが良くなることを学びました。

 2つ目は向さんの「夢は無理に持たなくてもいい。何か一つでいいから続けることが大切だ。」という重みのあるメッセージから私は飽き性で物事を続けることが得意ではないのですが、やっぱり自分の興味のあること、関心を持ったことに積極的に取り組んで何があっても諦めずに努力することが大切なのだと学びました。

 最後に、生徒たちの合唱を聴かせて頂き、学校の暖かさや、生徒たちのよりよく生きるための決意が伝わってきたように感じます。これから面接練習が始まりますが、私自身も教師になりたいという決意を熱く語れるように自分を出していきたいです。本日はありがとうございました。(丹羽)


 こんにちは、3期生の山下です。12月20日に稲沢中学校で行われた命の授業を見て学んだことを記事にしたいと思います。

 この日の授業は向宇希さんという小児がんを経験された方をお招きして体験談を交えながら命の大切さについて考えるという内容でした。玉置先生が実際に子供に向かって授業をしている姿を見るのは初めてで授業の進め方や指名の仕方など授業技術もとても勉強になりました。

 特に発言を繋いでいく指名は生徒たちが答えやすく授業に活気が出ていたように思います。命について考えるというのは普段あまりしないことだし難しいと思いますが、隣同士で交流したり紙の端に◯や×をつけることにより全員が自分の意見を持って参加することができていました。自分の辛かった経験を話すことは勇気のいることだしなかなかできないと思います。

 しかし、向さんが話してくださったおかげで子どもたちもがんを身近なこととして捉え、命の大切さや周りの人たちに感謝の気持ちを忘れないことなどを学べたと思います。また、向さんのすごいところは自分が感じた「病院はつまらない」ということから自分と同じ思いをしている子どもたちのための職業についたことです。病気を克服し幼い頃からの夢を叶えた向さんの「1つのことを続けてほしい」という言葉は子どもたちだけでなく私の心にも響きました。授業を見ながら自分も命について考える良い機会をいただきました。ありがとうござました。(山下)

「教育の力」を読んで (安部)

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 こんにちは。4期生の安部です。先日、成人式も終わり、今やっとひと段落したところです。成人式では、久しぶりに顔を合わせる同級生ばかりで懐かしく話がはずみとても楽しい時間を過ごすことができました。また、同窓会では、自分たちの学年を担当してくださった先生方がなんと、全員参加してくださって、中学時代に戻ったような感覚で本当に有意義な時間を過ごすことができました。

 さて、本題に入りますが、今日は玉置先生が私たち4期生全員に貸してくださった本「教育の力」を読んで考えたことを書かせていただきます。

 私がこの本を読んで特に衝撃を受けたことはこの本の真を貫く‘教育とはなにか’という問いに対する答えです。

 私は今まで教育に関して様々なことを学び、少しですが実習にも行きましたが、自分の中でずっと明確にならないことがありました。まさにそれが教育、特に公教育は一体何のために施されるのか、という根本的な問いでした。当たり前のように今まで受けてきた教育は、自分のためになっており、今までの教育のおかげで今の自分がある、ということは重々承知なのですが、自分が教える側、教育を施す側になったとき、子どもたちにどんな力をつけさせたいか、どんな人間になってほしいか、という確固たる信念がなかなか見つかりませんでした。

 しかし、この本を読んでいくうちに少しずつですが自分の中で明確になってきました。本書の序盤に「公教育は各人の<自由>および社会における<自由の相互承認>の、<教養=力能>を通した実質化」という記述がありました。つまり、公教育はすべての子どもに自由に生きる力を育むことを保障するものであると同時に、社会に生きるお互いの自由を認め合い生きていくための力をつけるもの、ということです。教育は頭がよくなるためでも、将来知名度のある大学に入るためでも、良い企業に就職するためでもないのです。もちろん、人によってはそのような目標のために勉学に励んでいる人もいるかもしれませんが、公教育を施す側としては、子どもたちが将来自由に生きられるように、色々な選択肢の中から選ぶことのできる人生になるように、社会でのびのびと生きていけるように、その土台を作ってやるのが‘先生’の役割だなと感じました。

 まだまだこの本には深く考えさせられることがたくさん書かれており、自分自身、読みが足りないように感じていますので、繰り返し読んでいくなかで自分のものにしていきたいと思います。

 最後に、このような素晴らしい本を貸していただいた玉置先生に感謝の念を表し、終わりたいと思います。ありがとうございました。(安部)

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