「子どもを勇気づける教師になろう!アドラー心理学で子どもが変わる」(岩井俊憲、永藤かおる著)から2(菱川)

◯p40 勇気づけの3カ条から
1、「劣等感」は「向上心」の母であり、劣等感があるからこそ成長できる。
2、焦点を当てるのは「今のダメな自分」ではなく劣等感を克服した「未来のデキる自分」
3、100点を取ることが目標ではない。100点とった自分がどう嬉しいのかが大切。

●以上のことから
これらの3カ条を意識することで子供たちの劣等感を限りなく少なくしてあげることができると考える。そして劣等感は必ずしも過去に一度は経験していて、そこから向上心が生まれると言うことから子供たちに劣等感が生まれた時はその子供が大きく成長するチャンスと考える。

「学級づくりカレンダーをもとに創る わくわく算数授業」(志水廣 編著 和田裕枝 著)から 3(嶋藤)

○P30 15行目より
間違った答えを書いた子に対して、「もう一度よく考えてごらん」と言っていませんか。子どもは自分なりにしっかりと考えた結果、発表しています。だから「もう一度よく考えてごらん」と言われても、子どもには納得がいきません。発言の中には、必ず「授業にいかせる点」が含まれています。それを聞いてあげてほしいのです。子どもの発言の中から素晴らしいキーワードを見つける耳を教師が発揮すれば、それを手本として、他の児童も友達の意見を活用するすばらしい学級が育ちます。

●以上のことから
間違った答えでも、子どものその発言の中からキーワードを見つけて授業にいかしていくことが大切であると考える。しかし、教師がしっかりと子どもの発言に耳を傾けていないとできないことであるし、当然間違った答えだから的外れなときもあるから、そんなときはどうやってその発言をいかしていくのかわからない。難しいが、せっかく発言したことを「もう一度考えてごらん」と言うのは良くないので、素晴らしいキーワードを見つける耳を教師は持たなければならないと考える。(嶋藤)

「坪田耕三の算数授業のつくり方」(坪田耕三著)から3(早川)

◯P40 中段から下段にかけて抜粋
経験の未熟な頃は「こういうことを何とか伝えたい」という思いを強く持ちます。ですから、はっきり言うと、そこから外れている子どもの考えは無視しがちになってしまいます。自分が目標とするものしか見えない。経験を積み重ねると、この目標に至る過程はいろいろあってしかるべきで、子どもの考えを聞いていると横道にずれるけれども、教師が気づいていないことも多々あるのではないかという思いを持つようになります。

◯P42 最下段から抜粋
教師が子どもの考えに触れて、「これが使えるぞ」ということに気がつくかどうかは、教材研究をしっかりしておくかおかないかにかかっています。

●以上の記述より、学校で行う授業とはただ教師の知識の押し売りではなく、子どもの素直な発想を取り入れながら、行うべきだと読みとった。教師として各授業において到達させたいレベルを設定しながらも、発問や課題に対して子どもがどのような考えをもって授業に取り組もうとするかを、事前にしっかりと考えた授業づくりを行わなければならないと考える。(早川)
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