卒業論文発表会に参加された斎藤さんの記録(今日のなるほど)紹介

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 わざわざ卒業論文発表会に来ていただいた斎藤早苗さんが書かれた「今日のなるほど」という文章です。ありがたいことです。許可を得てここで紹介します。(玉置)

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【今日のなるほど】
今日は、学生たちからの学びの一日。

卒業研究発表会では、大人数ゼミの強みを活かして、バラエティに富んだテーマが集まっていて、聞く側にもたくさんの視点をもらえた。

いつか彼らは気付くだろう。
10人のゼミの仲間がいるということは、自分以外に9つの実践の経験やアイデアがある。
それを仲間とシェアすることで、自分の疑似体験として蓄積できるのだ。
それがどれほどありがたいことなのかということを。

プレゼンも丁寧に作られていたし、自分なりの提案にまでまとめて、堂々と発表していてすばらしかった。
彼らには実践経験が圧倒的に不足しているので、発表のほとんどは「教師目線」にとどまっていたが、現場で経験を積んでいけばおのずと「子ども目線」にも意識が向いていくだろう。

若いうちはがむしゃらにやればよいと思う。
失敗しないことに腐心していると自分のことしか見えないけれど、目の前の子どもたちをよく見て、彼らの声にならない声に耳を傾ける姿勢を忘れないでほしい。
答えは、子どもたちが持っている。

ゼミ生の立派な育ちに感動しながら思うのは、周りで支えてくださった先生方や家族などたくさんの大人たちのことだ。
大人が信念を持って鍛えれば、それに十分すぎるほどに応えてくれる学生たちを見ていると、社会の中で人を育てるということは関わる大人たちの姿勢を問われているということだと感じた。

子どもの育ちを支えるのは学校、保護者、地域の人だが、子どもが社会に出た後にも、同じように支えていく大人が必要だ。
社会に出れば、理不尽なことも、到底自分の力だけでは太刀打ちできない困難も、たくさんある。
若者たちがそれに立ち向かったり、時にはかわしたりしながら、一歩ずつ成長していけるような環境の中の私は小さな一つのピースでいいので、これからもそんなスタンスで彼らを見守っていけるといいなと思った。

ゲストとして招いてくれて、細かな配慮をいくつもしてくれた玉置ゼミ2期生のみんなに心から感謝している。ありがとうございました。

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斎藤さんから卒業するゼミ生へ多賀一郎先生のDVDのプレゼントがありました。感激のゼミ生の写真です。(玉置)
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道徳授業反省(岩田)

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 こんにちは。2期生岩田です。今週は雪が降ったりして、寒い日が続きましたね。インフルエンザも流行しているみたいです。皆さんも気を付けてください。チューターで行かせていただいている小学校でも、子どもたちも先生も全員マスクをして予防していました。さて、今日はチューターでの道徳の授業反省をしていきたいと思います。


 今回は小学校5年生で「1まいの色紙」というお話をやらせていただきました。内容項目は友情・男女の協力ということで、友達の力が自分にとって思わぬパワーになっているということを考えさせたいと思い指導案を作りました。道徳はもともと実習以来取り組んだことがなく、自分自身学生時代に道徳が嫌いだったこともあり、敬遠していましたが今回授業の機会を頂いたので、やらせていただくことにしました。

 
 反省したいことはたくさんありますが、書き切れないので、的を絞って書いていきたいと思います。

 まず1つ目は、内容把握の甘さです。お話の内容をしっかりと整理し、まず子どもたちに内容をしっかりと理解させることが大切であるのに、さらっと済ませてしまいました。今思えばあまり話しすぎると良くないという思いを持ちすぎていて、大事なことも言わずに進めてしまったと思います。今回は、読み物資料を子どもたちにはあらかじめ配布しませんでした。子どもたちは私の話だけを聞いて、内容を理解することになります。それなのに説明が甘いでは、考えることも考えることができないと感じました。子どもたちから意見が出てこないのも無理はないと思いました。

 2つ目は、考えの輪を広げることです。一人の子が発言し、教師である私は「いいね。」だけで終わってしまっていました。そこから他の子どもに話を広げることがなかなか出来ません。価値付けながら、全員の子どもに話を振り全体の問題として考えることが出来ればベストであると感じました。自分でいっぱいいっぱいになってしまい、クラスに目を向けることが出来ていない証拠であると感じています。


 3つ目は、価値付けの仕方です。子どもの意見や考えをしっかりと認めてあげることの難しさを感じました。特に正解がない道徳。自分が思っているよりもとても難しかったです。私はどうしても自分で予期していた以外の答えが出ると焦ってしまい、どうして良いか分からなくなってしまいます。教師にとっては授業内の1意見ですが、子どもにとっては自分なりに考えた自分だけの意見であることをもう少し重く受け止めるべきであると感じました。


 以上3点が今回の道徳の授業反省です。今回でチューターで授業をさせていただくのは4回目になりました。とても良い勉強の機会を頂いて感謝しております。また、授業をすればするほど、毎回反省することは割と同じことであると感じました。自分の弱いところ苦手なところは、ある程度把握できるようになってきたと思います。4月からのなりたい教師像を思い描いてしっかりと生かしていきたいです。たくさんアドバイスを頂き、ありがとうございました。(岩田)

※写真は、研究室でこの道徳授業の教材研究をしているワンシーン。

石川君との学び(寺坂)

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 こんにちは。2期生寺坂です。今日の記事の登場人物は、石川君と寺坂です。よく想像しながら読んでみてください。

 最近、時間ができると石川君とコーヒーと甘いものを食べに行くといいことが日課になっています。教師力アップセミナーの帰り道や、ゼミが終わった後などに2人で「らんぷ」という喫茶店に行っています。他愛もない話が中心なのですが、時々互いに熱が入り教育について語っています。でもこの話、結構高度な内容だと思います(笑)

 自分たちの理想を語り合うだけではなく、それを実現するためにどうしたらいいのかについてまで話せています。誰の学級経営を意識するといいのか、でもそれをすると違う問題点が出てくる、ならこの先生のこの考えを足せばいいんじゃないか?出てくる先生の名前もお互いに研究している堀先生と赤坂先生だけではなく、ゼミ生が研究している野中先生や佐藤学先生、佐藤正寿先生をはじめ教師力アップセミナーでお会いした先生方、本当にたくさんの名前が出てきます。

 火曜日のゼミ後の喫茶店では、30日に来ていただける和田裕枝先生が、ゼミ生からの不安や悩みに答えていただいた質問集が話題に上がっていました。

 最近ふと思うのは、どの先生も言っていることの根本は同じなのだなということです。特に、4月の学級開きに関していうと、「最初が大切!」「黄金の3日間!」ということはどの先生も仰っています。ということは、本当に大切なことなのだなと思います。本当に、もうすぐ教壇に立つの?という不安でいっぱいですが、今できることをたくさん学んで、たくさん喫茶店で石川君とこんな話ができたらいいなあと思います。(寺坂)

 そんな今日も石川君と喫茶店にいます。

毎日を大切に(岩田)

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 こんにちは。二期生岩田です。卒論発表会まで残り1週間を切りました。いよいよですね。ホームぺ―ジのトップにもありますが、たくさんの方の参加をお待ちしています。発表者の二期生も全力で頑張ります。午後からは4月から早速使える情報が盛りだくさんです!緊張する気持ちもありますが、少し楽しみでもあります。卒論発表会の宣伝をしたところで、記事を書いていきたいと思います。

 本日、最後の授業が終わりました。よく考えてみると、これが4年生最後の授業であり、大学生活における最後の授業となりました。あと学校に来るのは、卒論発表会と卒業式の二回だけです。知らないうちに4年間終わってしまいました。昨日形式上最後のゼミが終わって、みんなと何気なく笑ったり、話したり、ふざけたりすることもできなくなるのかと思うとなんだかとてもさみしくなりました。それに拍車をかけて、玉置先生が「もう終わりだなあ。」と何度も言われるので、さらに悲しくなった岩田です(笑)。

 しかし、ずっと今の時間が続けばいいのにと思う反面、少し楽しみでもあります。もちろん不安な気持ちのほうがずっと大きいですが。残り二か月の学生生活。大げさかもしれませんが、一日一日の出来事が最後だという気持ちで全力で過ごしていきたいです。とりあえず今の目標は毎日笑顔でいることにします(笑)。(岩田)

来年度の目標(寺坂)

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 久しぶりに記事を書きます。2期生寺坂です。研究室の写真(下の写真)見ていただけましたか?玉置ゼミも大きくなったもんだなあと(笑)これでも、来ていない人もいるので全員揃ったらどんな規模のセミナーになるのでしょう。

 では、本題へ。2018年も始まり早くも1カ月が過ぎようとしています。でも、教育関係だと年度の方が節目になる単位なのかなと思うので、2018年度意識したいことで記事を書きます。まあ、俗にいう抱負です。

 2018年の抱負は、「基盤づくり」です。

 2018年度というのは、私にとって大きな一年となるでしょう。右も左もわからない中に突っ込んでいかなくてはなりません。授業を作り、校務分掌があり、学級も経営していかなくてはなりません。研修や、もしかしたら人より多くの保護者対応が降りかかってくるかもしれません(笑)

「新任だから,甘やかしてはくれない」、ということを講義で散々聞いてきました。でも、一つ一つが私にとっては初めてのことです。私の性格上きっと多くのことを抱え込んで、相談もできなくて、パンクすると思います。でも、その経験を無駄にしてはいけないとも思います。今日起きたこと、やってみたこと、成功したこと失敗したこと、一つ一つがきっとこの先の教員人生に生きてくる時があると思います。このゼミで身につけた「書く力」を発揮して、しっかりと記録を取り教員人生の基盤づくりにしたいと思います。では、具体的にどんな基盤なのかというと

・社会人としての基盤・・・身につけていきたい
・教師としての基盤・・・当たり前
・授業作りの基盤・・・特に社会科
・学級経営の基盤・・・これを学ぶために玉置ゼミに入った
・学級会の基盤・・・卒業論文を活かして

という5つです。欲張りすぎかもしれませんが、吸収できるものはどんどん吸収していきます。ゼミ生寺坂から、教師1年目寺坂に変わる時が近づいてきていますが、これまでと変わらぬご指導をよろしくお願いします(寺坂)

※上の写真は石川裕真君撮影。

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第1回学び続ける教師の会と懇親会開催(玉置)

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 1月6日、今日はずっと楽しみにしてきた「第1回学び続ける教師の会」とその懇親会。この会のメンバーは、玉置ゼミ卒業生。つまり毎年会員は自動的に増えてくる。定例会は少なくとも年1回。懇親会とセットでやろうという会。

 12時頃には会場を借りた「授業と学び研究所」に到着。15時まで一人仕事。連絡メールをしたり、届いた文書を見て意見を送ったり、数学本の原稿を書いたりと籠もった成果があった時間。

 15時ごろから、第1期ゼミ生12名が集合しての「学び続ける教師の会」開始。まずは僕の昨年末の怪我の話をして、12名がそれぞれ5分ほど、4月からの状況報告。いやあ、それぞれ苦難なことを抱えながら、よく頑張っているなあというのが正直な感想。職場の皆さんに可愛がられ、時として厳しい指導も受けていて(当たり前のこと)、まさに新任教師らしい9ヶ月。うまくいかない状況に対しての「悔しくて」という言葉も何人から聞くことができた。事実に真摯に向き合い、逃げずに対処していこうという気持ちも感じられた。

 「みんなもいろいろとあることがよくわかりました。私も・・・」という言葉が出た。この会を開催した目的の一つは、「自分だけではないよ」と知らせたかったこと。我がゼミ生ならそのまま立ち止まらず、何かしら次の手を打っている(成否は別物)はずで、それを互いに交流してほしいと願ってのこと。主催者(笑)としては良い会になったと思う。

 後半は、野口芳宏先生が30年前に書かれた書籍から、「実践埋没型になるな」の項を読み合って、時間を生み出す心構えや効率的な学級経営について黙読で学ぶ。僕から一言付け加え。

 次に和田裕枝先生と一緒に書き始めている原稿を読んでもらい、新任教師として、この頁構成についてどう思うかをヒアリング。なるほど!という意見ありで、さらにゼミ生に依頼。いつしか困っていることの発表会へ。僕は自分の若い頃を思い出して助言、そのうちにミニ講演(笑)。何をするにも「遊び感覚」を忘れずに子どもたちと向き合っていた日々を思い出す。明日からのヒントになったことを願うばかり。

 17時15分、大曽根駅から名古屋駅へ向かい、懇親会場へ。13名での懇親会。近くのゼミ生からさらに近況を聞きながら、つい大学の講義に反映させることはないかと考えてしまう自分(笑)。

 いずれにしても、こうして1期生全員が集まり、真面目に仕事交流ができたり、懇親会ができたりできることは凄いこと!来年は2期生も加わり、会員は22名になるはず。この1年、怪我に十分に気をつけて、元気で過ごそう(笑)。

 さっそく研究室HPのトップページ写真入れ替え。ここの写真は懇親会後に撮影。

※三楽の仕事日記より

帰省して(松田)

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 あけましておめでとうございます。3期生の松田です。
 
 年末に実家に帰って、中学校のときの友達と忘年会をしました。社会福祉士を目指している友達、保健師を目指している友達、社会人3年目の友達の4人でした。
 
 4人とも進んだ道が異なり、それぞれ仕事の話や実習の様子を話したり、中学校のときの懐かしい話をしたりして盛り上がりました。
 
 
 中でも社会人の友達とは6年ぶりに会い、久しぶりに話をしました。この友達は中学生の頃は宿題を提出しなかったり様々な場面で先生から怒られていた子であったのですが、今はバリバリ仕事をしていて中学のときの姿からは想像できないくらい責任感のある人に変わっていて驚きました。本人も高校までの自分は思い出したくないくらいひどかったと言っていました。その友達が楽しく仕事をするために「人の悪いところではなく良いところを見るようにしている。」ということを言っていました。自分より年上の人と仕事をする中で、自分に良くしてくれる人もいるけれど中には悪口や理不尽なことを言ってくる人もいる、その中で楽しく働くには悪いところばかりを見ていてはいけないということを話してくれました。私はこれを聞いて実習のときに「良いところを見つけてほめてあげる。」という担任の先生が言っていたことと同じであると感じました。

 話は尽きず、気づいたら日付を越えていました。この忘年会は前日にいきなり決まったことであったのですが、1年の締めくくりになるとても楽しい時間になり良かったです。また、みんなそれぞれの場所で頑張っているので自分も頑張らなくてはと刺激をもらう時間にもなりました。


 帰省して、元気になった祖父母に会うことができたり、家族と初詣に行ったりと充実した時間を過ごすことができました。今年は自分の夢を叶えるための大切な年になるので気持ちを休みムードから切り替えていきたいです。本年もよろしくお願いします。(松田)

あけましておめでとうございます。(嶋藤)

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 あけましておめでとうございます。

 3期生の嶋藤です。2018年、今年は勝負の年です。人生の中でこれが最後の勝負の年かもしれません。

 私の人生の目標は「後悔しないように生きること」です。この目標は大学生になってからずっと自分の中での目標です。大学は本来、国公立に行きたかったのですが、自分の頑張りが足らず岐阜聖徳学園大学に通うことになりました。

 しかし、最終的に自分が目指しているのは教師になることだとその時思い、大学生活は悔いのないものにしようと思いました。今では、岐阜聖徳学園大学に通っていることに後悔はありません。玉置先生をはじめとする尊敬できる先生や、尊敬できる先輩方に巡り会えたからです。高い学費を払って応援してくれている親にも感謝の気持ちを持って、今年は全力で夢に向かって頑張って行きたいと思います。3期生のみんなで全力で突っ走っていきたいです!!

 写真はお父さん、お母さん、妹が私がゼミ合宿に行っている間に旅行に行った時に買ってきてくれたものです(笑)私の周りにはたくさんの仲間がいて、本当に幸せです。がんばります!(嶋藤)

私の今年の漢字(玉置)

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 今年の私の漢字は?と言われたら、いくつかの候補から「救」とします。

 1月21日に大口中学校の駐車場で転び、右手首を完全骨折。救急車で運ばれ手術、入院しました。

 12月13日には平安通駅で倒れ、救急車で運ばれました。自身の歯で下唇を貫通させ、縫合しました。

 救急車で運ばれた母親が、5月21日に他界しました。すべて救急車のお世話になりました。

 あらためて考えてみると、この1年も多くの皆さんに「救」われました。こうして今があるのは、すべて皆様に、そして神様に「救」われたおかげだと思っています。

 特に自身の怪我については、あのとき・・・となっていたらと思うと、こうしてごく普通に生きていられることに深く感謝するしかありません。有り難いことです。ありがとうございました。(玉置)

神在月の出雲にて(岩田)

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 今年もあっという間に過ぎ、気がつけば学生生活もあと3ヶ月ほどです。そう思えば思うほど、時間が止まればいいのにとか、一日24時間じゃ足りないなあとかいろいろ考えています(笑)。
 

 11月に島根県へ旅行に行ってきました。今日はその時学んだことを記事にしていきます。

 島根県といえば出雲大社。そうです、皆さんご存じの通りの「縁結びの神様」がいらっしゃるところです。そして、11月は神無月と言われますが、出雲では「神在月」と言うんです。知っている方も多いと思いますが、全国の神様は1年に1度、出雲に集合なさるそうです。そのため全国的には神様がいなくなってしまうので、神無し月=かんなづきと言うそうです。そう考えると、簡単ですよね。出雲は神様がいらっしゃるため、神在月となるのです。私はこのお話を聞いて、年中神様がいる出雲っていいなと思っていました(笑)。我ながら発想が小学生です。

 ガイドさんの説明を聞きながら、出雲大社を見ていると、「運は一瞬、縁は一生」という言葉が書かれているのを目にしました。その時はただ、見て「なるほど」と感じただけですが、よく考えてみるととても深い言葉ではないかと思うようになりました。

 ゼミに入って出会い仲良くなった2期生や、同じサークルや部活動で出来た仲間も、出会い自体は偶然のことであったかもしれませんが、今も変わらず関係が続いているということは、運ではなくて縁だったのかなと帰ってきてからいろいろ考えさせられました。

 また、これからの人生もっともっといろいろな人に出会うことになると思います。それらの出会いを運で終わらせるのではなく、縁として一生自分の糧としていけたらと思いました。ガイドさん曰く、良いご縁というのは、人との関わり合い全てを指すそうです。これまでの素晴しいご縁に感謝しながら、未来のご縁にも期待していきたいです。(岩田)


 

中学校実習での子どもとの何気ない会話(静谷)

 こんにちは。3期生の静谷です。教育実習も無事に終え、最近は教育実習前と変わりない大学生活を送っています。ただ、教育実習を経て、何も変わっていないこともありません。1番大きく変わったと思うことは、講義に対する姿勢が変わりました。

 教育実習後は、大学の講義でも実際に子どもの立場として講義を受け、先生の講義の進め方、学生の講義への巻き込み方など、講義内容以外にも目を向けるようになりました。やはり、元教員という先生が多いため、そういったところもとても参考となります。これからも続け、精力的に講義を受けていきたいと思いました。

 さて、そろそろ今回記事にしたかった内容に入ります。

 教育実習を終え、ふとした時には子どもたちとの想い出が頭をよぎり、充実した日々だったなとよく思い返します。そうした時に、ある子どもとの会話がとても疑問に思いました。これからその子どもとの会話の一部を書きます。その子どもは入院をしていて、私が教育実習2週目の時に退院して、まだお互いを理解し合っていない前提とさせていただきます。

子ども「先生のこと全然知らんし。だって簡単に挨拶されただけだし。」
私「確かに〇〇さんには、簡単にしか自己紹介してなかったね。いいよ、何か質問したいことある?」
子ども「んじゃ、先生の今までで一番やらかしたこと教えて。」
私「やらかしたことを語る」

 これが私が疑問に思った会話の一部です。
 皆さんは、この会話で疑問に思ったところはありますか?
 私が疑問に思ったところは、子どもの質問内容です。普通であったら「先生の好きなスポーツは?」「先生、彼女いるの?」などといった端的な質問がくるはずです。なのにこの子どもは、やらかしたこと、つまり私の失敗談を聞こうとしました。私は、この時何も考えず、偽りなく失敗談を話しました。

 それからです。その子どもは、どんどん私のところに来て、話をしてくれるようになりました。また、私の授業の時でも積極的に発言をしてくれて、とても助かりました。

 今、振り返るとあの会話が、私とその子どもの関係を大きく近づけたのではないかと思いました。自分の失敗談など、なかなか人には伝えられません。それを何も隔たりなく話をしたことによって子どもは、「この先生は、偽りなく本音で聞いたことを教えてくれる」と思ってくれたのではないかと思います。私はここから、子どもの何気ない質問でも本音で伝えることの大切さを学びました。何気ない子どもとの会話でも学べることはあり、もっと子どもとの会話も大切にしていきたいと思いました。

*下の写真は、私が中学校実習で子どもたちにプレゼントしたプラ板です。(静谷)

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心に響くコミュニュケーション ペップトークを読んで(丹羽)

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 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。今回読んだ本は「心に響くコミュニュケーション ペップトーク」という本です。たまたまドラマを見ていたら、ドラマの中で「この本を読めば生徒の心をつかめる。」と言っていたので読もうと思ったのがきっかけです(笑)

 まず、この本を読んだ率直な感想はめっちゃ難しいということです。正直、この本の20パーセントくらいしか理解できていない気がします。なので今回はこの本にどういうことが書かれていたかを少しだけ紹介します。

 みなさんはペップトークとは何かご存知ですか?
ペップトークとは、短く、わかりやすく行動指針を伝えたり、ネガティブな心をポジティブに変える究極のスピーチのことです。一般的にはスポーツの世界で使われているそうですが、この本ではビジネスの場でも使えるということが書かれていました。

 この本に書かれていたことで特に印象に残ったのは「コミュニュケーションとトランスミッション」という言葉です。近年、コミュニュケーション能力が求められる世の中になってきていますが、コミュニュケーションとは、相互に理解し、お互いの意思を確認し合うことです。しかし、このペップトークでは、コミュニュケーションだけではうまくいかなくて、トランスミッション(伝承力)を兼ね備えることで本来の力が発揮できると書かれていました。トランスミッションとは何かというと、自分が言ったことを相手がきちんと理解し、行動で答えさせるというものです。コミュニュケーションのように、お互いの意思を確認するだけでなく、お互いの意思を理解し、行動に移すことが重要なのだと書かれていました。

 興味本位で読んで見たものの、あまり理解出来なかったので、次からは書籍からもっもいろんなことを学びたいと思います。(丹羽)

私の今年の漢字(吉田)

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こんにちは、2期生の吉田です。岩田さんの記事を見て、私も今年を一字で振り返ってみようと思います。確か去年は「想」という字です。どんな変化があったのでしょうか?

今年の私の漢字は「岐」です。
この字したのは、2つの出来事からです。

岐阜の「岐」
私にとって今年は岐阜で過ごす最後の年となりました。初めは寒くて、方言が気に入らない場所でしたが、来年からは山口だと考えると寂しさを感じます。岐阜に思い馳せる1年でした。

「岐路」の岐
今年は沢山の岐路に立った1年でした。
教員採用試験は、人生の岐路に立ちました。毎日面接、勉強の日々を過ごしたこと、試験での緊張感は忘れられません。
ゼミの活動では、模擬授業を多くの方の前でやらせていただき、これからの学生生活を見つめました。残り3ヶ月ですが、これまで通り学びを記事にしていきます。

今年もお世話になりました。良いお年を。(吉田)

今年の漢字(岩田)

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 こんにちは。2期生岩田です。今日、12月最後のゼミが終わりました。また、私事ですが、自分の取っている授業も明日で全てが終わることになります。いよいよ冬休みです。今年は少し長くなりそうな冬休み。とっても楽しみです。

 さて、冬休みに入るということは、今年も終わりますね。残り10日余り。皆さんは今年の漢字は何か知っていますか。そうです。今年の漢字は「北」でしたね。北朝鮮のミサイル問題や、九州北部豪雨などからネーミングされたそうですね。それでは私も今年の漢字に乗っかり、自分の中で今年の漢字を決めたいと思います。(2年目)


 今年の漢字は、「瞬」です。なぜこの漢字なのかと言いますと、まず素直にこの1年間があっという間で一瞬で過ぎてしまったからです。クリスマス合宿を終え、年明けから徐々に動き始めた、教採への勉強。ゼミでも専修でもいろんな場面で、練習を重ね、みんなで高め合ってきました。4月からは本格的に面接練習も始まり、大学にスーツの学生が溢れかえっていました。笑 夜遅くまで学校に残ってする勉強も、みんながいたから頑張れたなと思い返しています。

 そして、この漢字を選んだもう一つの理由は、瞬間に力を発揮することの大切さを学んだからです。ここ!というときに自分の持っている力を最大限発揮することがいかに大切であり、また、いかに難しいことであるか。どれだけ練習を重ねてきても、本番に発揮することが出来なければ、意味がありません。もちろん練習してきた過程は決して無駄にはなりませんが、評価はその瞬間で決まってしまうのだと感じました。私は、幼い頃から剣道を続けていますが、先生にもよく「試合で出来なければ意味が無い。」と言われてきたことを思い出しました。面接でもそうですが、今の自分を目一杯表現することを意識して、毎日生活していたような気がします。

 車で登下校をするときに、自分的今年の漢字をずっと考えていましたが、今年は「瞬」に決定しました。他にも候補はたくさんありましたが、この一字で2017年を締めくくりたいと思います。ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたしいます。(岩田)

※ 昨年の岩田さんの「今年の漢字」はここをクリック

12月23日3期生ゼミ合宿1日目(早川)

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こんばんは。3期生の早川です!

ずっとずっと不安だった3期生のゼミ合宿がはじまりました。

1日目は卒論に関する書籍を読むことに始まり、夜ご飯を食べ、教育実習お疲れ様会と題して、玉置先生と3期生の10人で一部屋に集まってパーティーをしました!

人狼ゲームをしたり、ワードウルフをしたり、ドキドキのプレゼント交換会をしたり!!今までにないくらい、みんなで楽しく過ごすことが出来ました。

さらにさらに!3期生オリジナル!世界にたった10枚しかないTシャツを今回は作り、みんなで着ました!(写真はこのHPのとっぷぺーじ画像をCHECK!)

教採の勉強をしつつ、卒論にも少しずつ着手していかなければなりません。玉置ゼミ3期生で一致団結してやっていけそうな気がしました。

2日目となる明日は面接練習と卒論目次作成。何もかも初めてですが、頑張ります!!

今回はとにかく1日目が楽しかったという報告をしたくて、無理やり記事にしました。(早川)

※写真は、玉置ゼミ3期生男組です!ごらんください!!
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日本一ハッピーなクラスの作り方を読んで(丹羽)

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 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。教育実習を無事終えさせていただき、また電車通学が始まったので積極的に本を読んでいきたいと思います。今回紹介させていただくのは金大竜先生の「日本一ハッピーなクラスの作り方」という本です。この本からは先生の子どもたちに対する想いや、考え方、教師という仕事を誰よりも楽しんでいることがたくさん伝わってきました。中でも印象に残ったハッピーなクラスの作り方を3つ記したいと思います。

 まず、1つ目は人を大きく2つに分けると「知覚考動」か「知覚動考」に分かれるそうです。前者は自分に出来るのかしっかりと考えてからやってみるというもの、後者はまずはやってみて、やりながら自分に合っているか考えるというものです。みなさんはどちらが当てはまるでしょうか。残念ながら、前者はほとんど行動に移すことが出来ない人だそうです。人間は動く前に考えると損得を考え、次に出来ない理由を考えてしまうからと書かれていました。ハッピーなクラスにするためにはまずは教師が「知覚動考」(ともかくうごこう)なのです。私はよく考えすぎてなかなか行動に移せないことがあるのでまずはやってみる、チャレンジしてみることが大切なのだと感じました。

 2つ目は教師の立ち位置で子どもの聞き方・話し方が変わるということです。子どもは基本的に教師に体を向けて話を聞きます。なので、話し合いの時は発表をしている子どもの後ろに立つようにすると、「〇〇さん話している人に体を向けて素晴らしいね」とみんなの前で認めることによって聞き方が定着していくそうです。これは教育実習のときにやってみたかったなと思ったので、この本にもうすこし早く出会えていたらよかったなと残念です。

 3つ目はこっそりとリーダーをした回数を数えておいて、10回になった子どもに表彰状をあげるというものです。先生の学級ではいろんな場面でリーダーを作る機会があります。リーダーをやった回数を数え、みんなの前で認めてあげることによって、外発的な動機でなく、自分の力でみんなをハッピーにしてあげたいという思いで動けるような子どもになっていくそうです。これは私自身が担任を持ったら是非やってみたいなと思うことでした。

 この本から金大竜先生がいかに子どもと真摯に向き合い大切にしているかがよく伝わってくる勉強になる一冊でした。先生の他の本も読んでみようと思います。(丹羽)

東北旅行記〜第四弾〜(岩田)

 第一弾から読んでくださっている方ありがとうございます。今日が最終日の記事です。

 4日目は、一関から宮城県仙台市まで、本日も変わらず長旅です。さて、今日は絶対に遅れられません。時間内に仙台へ着かないと、名古屋へ帰れなくなってしまいます。次の日から予定が埋まっているので、帰れないでは済みません。

 朝一に、中尊寺金色堂へ行きました。またも社会専修なので、歴史的建造物があると見入ってしまいます。社会嫌いや、歴史嫌いが多いと言いますが、実際に見ることで何か感じることや、自分の思いが変化するかもしれないなと何か見る度にそう感じます。時間も無いので、もっと見たい気持ちを押さえて、次の地へ向かいました。

 平泉を後にして、宮城県の気仙沼市へ行きました。教師になる前に一度は必ず訪れたいと思っていた、被災地へ向かいました。今まで通り、山道を越え海など見えてこないなと思っていたところに突然海が現れました。周辺には、重機が立ち並び、何もない更地が続いていました。以前の風景を知らないので、なんとも言えませんが、確実に何かがあったのだということは感じることができました。その後、奇跡の一本松、大川小学校跡地へも訪れました。車のナビは、道を指すことが出来ず、今まであった道がなくなってしまっているところもたくさん見ました。自分が思っていたよりも復興していない現実に来なかったら一生、復興は進んでいるものだと思って終わっていたと思うと、本当に来て良かったと思います。

 東北5日間の旅も自分にとって学びを深めるとても有意義な旅になりました。目で見て感じることや、その土地の人と実際にお話しすることで、自分の知らなかった世界を見るきっかけになると感じました。社会科を伝える者として、自分の考えをしっかりと持っておきたいと思います。(岩田)

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東北旅行記〜第三弾〜(岩田)

 東北旅行記も第三弾になりました。本日は、久慈市から盛岡を経由し、一関市までの長旅です。岩手県の東側より、西側への移動はほとんど山道で、運転しながら酔うくらいでした(笑)。

 朝は、日本三大鍾乳洞である、龍泉洞へむかいました。私にとって人生初の鍾乳洞でしたが、とても神秘的で自然のすごさを感じました。コウモリも見ることが出来ました。龍泉洞の中には、まだ発掘段階の場所もあり、まだ知られていない部分が潜んでいると思うとますます好奇心がわいてきました。自然の神秘を感じたところで、盛岡方面に向かい、小岩井牧場へ向かいました。お休みの日ということで、家族連れで来られている方が多く、子どもたちが元気よく牧場内を走り回っている姿を見て、ほっこりした気持になりながら、わたしたちも動物に癒やされてきました。

 それから宮沢賢治童話村へ行きました。残念ながら、勉強不足により私も友達もポカンとしていました。やはり、どこへいくにも予習は大切だと感じました。笑 予習をしていくからこそ、実物を見たときの感動が大きいのではないかと思います。

 一関市の宿は、おじいちゃんとおばあちゃんが2人で経営している宿でした。「良く来たね。」と出迎えていただき、ますます人の温かみに心が温かくなりました。やはり人に出会うっていいなと出かける度に感じます。明日は、東北旅行最終日。今回もたくさんの学びをすることが出来そうです。(岩田)
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大好きな場所(牧野)

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 12月3日岐阜聖徳学園大学の学祭にて元柳(大学のよさこいサークル)4年生女子によるバブリーダンスを披露しました。ダンスはもちろん衣装やメイク髪型もみんなで考えました。ダンスをしている間は、とても楽しくて、みんなで踊っていることに感謝をしました。

 サークルを引退しても集まって楽しめるこのメンバーは、私にとって大好きな場所の一つです。もうすぐ大学を卒業してなかなか会えなくなるなんて信じられません。いつも当たり前にあったものが無くなるのはとても悲しいです。しかし、ここでできた思い出は一生無くならないと思います。それくらい素敵な場所を私は大学で見つけることができました。

 ダンスが終わった後、次は誰かの結婚式でバブリーダンスしようね。と話しました。私達はこれから先もずっと一緒に楽しんでいくんだと思います。ほんとに素敵な仲間です!

 掲載した写真は玉置ゼミ2期生の白井、古川、牧野です。なかなかの完成度ではありませんか?(笑)(牧野友)

【お知らせ】明日12月5日旭堂南海師匠の講談が楽しめます

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 明日(12月5日)、午後6時から、小牧市の東部市民センターで旭堂南海師匠の講談を聴くことができます。無料です。ぜひお越しください。11年前、校長をしていたときに社会科授業と講談を融合させた授業を提案し、それ以後、毎年続いています。今回は、篠岡中学校PTAの皆さんが、ぜひ地域の方にも講談を楽しんでいただこうとされて生まれた企画です。
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