11月14日2期生ゼミ授業記録(白井)

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今回は、11月最初のゼミで2、3限続きでした。私は10月の間、幼稚園実習だっため、久しぶりにゼミのメンバーに会えることを、とても楽しみにしていました。

私は、3限に道徳の模擬授業をさせていただきました。教材名は、「帽子はどこに消えた」を模擬授業させていただき、役割・責任について迫っていこうと考えました。

授業をさせていただいて感じたことは、道徳授業について、もっと学ばなくてはならないということです。今回の模擬授業では、途中で、どのように子どもたちに問いかけたらよいか分からなくなってしまいました。資料選択の時点で、もっと考えるべきであったということをアドバイスいただき、自分の教材研究の甘さを感じました。他にも、アドバイスをたくさんいただき、反省とともに多くのことを学びました。その中でも、資料選択について絞って書いていきます。

今回の資料では、主人公の気持ちに迫ることの内容が複雑であったことを、模擬授業をして感じました。最後の結末も、問題が解決していないという状況を子どもたちに問いかけたいと考えていましたが、その前の内容をつかむことに時間がかかってしまいました。

今まで、玉置先生の道徳の飛び込み授業を、何度か見させていただいたことがあります。先生の授業では、資料が、主人公の気持ちの変化をとてもつかみやすいものでした。何か出来事が起こり、その出来事の前後での主人公の気持ちが変化していきました。
道徳は読み取りではないというアドバイスもいただき、この1時間で考えさせたい軸に迫るために、資料を選択していかなければならないということを学びました。

最後に、教材研究の難しさを感じた模擬授業でしたが、教科化される道徳について、子どもたちが深く考えていくためには、教師も深く教材研究をしなければならないと学びました。模擬授業を見て下さった玉置先生とゼミの仲間がいたからこそ、学ぶことができました。ありがとうございました。(白井)

12月12日2期生ゼミに参加して(早川)

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こんにちは。3期生の早川です。

先日、2期生の先輩方のゼミに参加させていただきました。内容は石川さんの社会、吉田さんの道徳の模擬授業2本立てで、他の先輩方は各設定学年の児童役をやっていました。

一緒に児童役として参加させていただいたものの、なかなか設定学年に合った発言をするというのは難しいもので、自分の意見を言うことすらままならない場面が多かったです。それに比べて先輩方は児童役がとても自然で、さらには授業直前に特徴のある児童として1人設定し、指導案通りに進まない教室を再現していました。

大学生同士で模擬授業をするとなると、児童役の学生がどうしても先生のやりたいことの意を汲み、先生役の学生がやりやすいような発言をしてしまいがちですが、そのようなことは一切なく、場面場面で先生役の力量が試される場面ばかりでした。


先輩方の模擬授業を受けていると、発言のつなぎ方や授業に全員参加させる手法など、玉置流が浸透しているなと感じるばかりです。玉置先生(三楽)の仕事日記にも書かれていましたが、「レベルが違いすぎました。」


来年のこの時期に、僕ら3期生が4,5期生に同じように思ってもらえるようになるのかなと不安と期待が入り乱れていますが、来年この自分のこの日記を見返して、懐かしいなと余裕の笑顔で見られるようにしたいです。


最後に、、、。今回のゼミに早くも4期生の安倍さんが参加していました。もう自分たちが最下級生ではないのかと思うと、嬉しい半面、非常に焦りを感じます。もう甘えてもいられない。気を引き締め、年明けから続くセミナー等に参加していきたいと思います。(早川)

国語科授業の振り返り(岩田)

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 こんにちは。12月に入りました。2017年も残り1ヶ月になりました。時の流れははやいですね。さて今日は、先日小学校で行いました、小学校5年生の国語科の授業の振り返りをしたいと思います。


 単元は同音異義語でした。「熱い」「厚い」「暑い」を適切な文章でつなぐことが出来るのかということで、導入部分から子どもたちがまず、漢字に興味を持ってくれるように意識して行いました。その後はプリント学習を辞書を使って進めていくという流れでした。

 全体を通して、今回の私の反省点は、「時間」です。前回の算数の授業の時、ある部分に時間をかけすぎてしまい、最後のまとめの時に「各自で復習をしておくこと。」という台詞で終わってしまいました。よく考えてみれば、小学生が自分で復習をすることなどないと思いました。家に帰ってから、復習としてその日のノートを開く子が何人いるのかと考えたとき、各自での復習は無意味であると感じ、今回は中途半端で終わらせないということを意識的に行うことを心がけていくつもりでした。

 導入にもあまり時間をかけることなく、スムーズに教科書に入ることが出来ました。しかし、その後のプリント学習で自分が想像していたよりも、はっきりと個人差がでてきてしまいました。そこで私がいけなかったのは、時間を区切らなかったことです。時間を区切ることで、教師にやらせられている感覚になるのではないかと感じ、時間を区切らず、子どもたち自身の主体性に任せることにしました。しかし、それは思ったよりも難しく、すらすらと解き進められる子もいれば、全く解こうともしてくれない子もいました。その度に私は、机間指導として声かけを行いましたが、子どもたちの中に「今、何をする時間なんだろう。」という意識が生まれてしまいました。


 授業後の反省で先生にご指導いただきましたが、「言うときは言う」ということが大切であると感じました。「5分で解こう」「答えは○○」「覚えよう」など教えるべきことは教えなくてはならないのだと実感しました。話し過ぎる教師になってはいけないと思うあまり、伝えなくてはならないことまで落ちていた気がしました。


 授業をする度に、反省点ばかりで「またできなかった。」「次はこうしよう。」などその時思うことや感じることはたくさんありますが、実行することはとても難しく思います。単純なことかもしれませんが、それを当たり前にするにはまだ時間がかかりそうです。授業の機会を与えてくださってありがとうございました。(岩田)

 

12月12日初のゼミ参加と自己紹介について (安部)

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はじめまして。玉置ゼミ4期生の安部那菓(あべ ななか)です。
先日、初めて2期生の模擬授業のゼミに参加させていただき、とても有意義な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
今日は初めてホームページの記事を書かせていただくので、私の簡単な自己紹介と先日のゼミの感想を書きたいと思います。

まず、自己紹介です。私は教育学部特別支援専修で、副専攻は国語です。出身は愛知県の西尾市というところです。毎日2時間ぐらいかけて通っています。私が玉置ゼミを希望した理由は、教師力や授業実践力などを研究テーマとしてやっていきたいと思ったのと、色々なセミナーへ参加し、自分をもっと成長させたいと思ったからです。説明会での玉置先生のお言葉からも、土日のセミナーへの参加、書くことを重視していることなど、玉置ゼミが決して楽なゼミではないのは分かっていましたが、もし入ることができたら絶対に後悔はないなと思い、思い切って志望しました。専門である特別支援を離れて、教職ゼミに入るのは私にとって挑戦でもありましたが、玉置先生をはじめ、色々な専修の方と関わり、意見を交わす中で自分の世界がさらに広がっていけばいいなと思っています。

次に、先日参加させていただいた模擬授業についての感想です。
まず、初めてのゼミ参加ということで、私はとても緊張していたのですが、先輩方の暖かい雰囲気や玉置先生のご紹介をいただき、とてもリラックスして参加することができました。ありがとうございました。
模擬授業では、授業者の先輩方が現場の先生のようにスムーズに授業を展開し、児童への対応も的確で、とても驚きました。また、授業後の反省会では授業全体の良し悪しだけでなく、課題設定や児童への対応の仕方、など様々な視点からの意見が出て、私自身とても勉強になりました。
これかも積極的にゼミに参加し、多くのことを学んでいきたいと思います。(安部)

11月14日2期生ゼミ模擬授業記録(牧野)

11月14日の2期生ゼミ模擬授業、寺坂さんの授業を記録します。
授業は、第六学年社会科「武士の時代」です。

1.授業内容
⚪︎平安時代末期の復習
何氏と何氏が戦っていたか
どんな武器を使っていたか
どっちが勝ったのか
将軍と武士の関係は
御恩とは
奉公とは
自分が武士なら御恩と奉公の関係を結ぶか

⚪︎課題の確認
元寇は幕府にどんな影響を与えたのか

将軍と武士の関係性はよいのにこのあと幕府は滅びてしまいます。そこに元寇が関わります。

⚪︎資料の提示
元について

2.反省
⚪︎自分が武士なら御恩と奉公の関係を結ぶのはよいことかという問いに対して

自分がと聞くよりは、当時の武士にとってという聞き方をしないと答えが分かれてしまう。

まるばつ法を用いるのは難しい。まるばつ法は意見が分かれ討論するときや関心を持たせるときに使うものである。
もし、使うのであれば、御恩とはなにか説明できる人はまるをつけて!などがよい。

⚪︎課題について
なぜ、「影響」という言葉を使ったのか。「滅亡」ではいけなかったのか。

元寇だけではなく幕府が滅亡した理由は他にもあることを知らせるため。

3.授業力アドバイス
⚪︎手を挙げる数人の児童にとびつかないこと。
児童は、教師が答えてくれると思い授業から離れてしまうから。教師は子どもの意見に付け足しをして繋いでいくほうが良い。一人しゃべりにならないように注意!

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11月14日2期生ゼミ授業記録(寺坂)

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11月14日に、ゼミで行った授業の記録を書きます。小学校6年生の社会科「元寇」です。

○意識しようとしたこと
×現実
△改善策

○導入部で「御恩と奉公」という制度の良さを考えさせ、それでもどうして鎌倉幕府は滅んだのかという「なぜ」を引き出したかった。
×「御恩と奉公は、あなたが武士だったらどう?」と聞いてしまったため、様々な意見が出てきてしまった。
△「当時の武士にとってどうだったと思う?」と聞けば、合理的な関係だったことが共有できた。

○課題設定を、「元寇は幕府にどんな影響を与えたのだろう」とした。幕府が滅んだ理由は、元寇だけではなく他にもある。一つの原因とすることで、ほかにはどんなものがあるのだろう?という探究心を煽りたかった。
×子供役との考えと差が出て、私一人で課題を立ててしまった。
△子供の「なんで?」が出たら、その場で課題を立てるべきだった。ほかの原因を探らせたいなら、授業の終わりに「こんな大きな幕府がこの理由だけで滅んだと思う?」と揺さぶりをかけると、次の日子供が調べてくる。

○パワーポイントで資料を提示したかった
×うまく機械とつながらなかった
△事前に確認しておくべきだった。

 自分で、これならいけると思ったことが全然うまくいきませんでした。授業をやることは難しいと感じました。フォーラムでの授業に向けて、より細かい教材研究を行っていきたいと思います。(寺坂)

11月10日一宮市教育フォーラムに参加して(白井)

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11月10日(木)、一宮ファッションセンターにおいて、教育フォーラムに参加させていただきました。平日でありましたが、多くの人先生方がいらっしゃっているのを見て、私も、常に学び続ける姿勢を持ち続けようという気持ちになりました。

玉置先生の講演を受けて、学んだことを、2つに絞って書きます。

1つ目は、「物分かりの悪い教師になれ!」ということです。教師は、子どもたちの意見に対して、子どもたちが発した言葉以上に反応しがちになってしまうが、あえて物分かりの悪い反応をすべきだということを学びました。

そして、後日、実際に、私が週に1度お世話になっている小学校でも、「物分かりの悪い教師」を実践されている様子を見ることができました。ごんぎつねの1時間目で、登場人物について、おおまかに捉えていた中で、子どもたちに「ごんっていうおばけなのかな?」「兵十は、おじいちゃんなの?先生、分からないな」と、反応されていました。教師は何度も見たことのある教材だとしても、子どもたちの力で考えることができるように、わざと物分かりの悪いフリをされていました。私も、「物分かりの悪い教師」になって、子どもたちに、考える力をつけさせられるように、意識したいと思いました。

2つ目は、授業では、子どもたちの変化をみるということだ。今までに、授業参観などで、玉置先生からご指導をいただいたことにもなるが、改めて書きたいと思います。授業検討などをする時には、子どもたちの実際の言葉や、様子の変化を記録して、教師たちが、話し合うと良いということを学びました。

そのためには、やはり授業を前または、横から見て、子どもたちの表情が見やすい位置に立って見ることが大切であることを学びました。

最後に、今回学んだことを、今から意識をして、「物分かりの悪い教師」「子どもの実態から、授業を考える」ことができるようになりたいと思います。ありがとうございました。(白井)

中学校実習で学んだこと(松田)

 先日、中学校実習の事後指導がありました。1か月前は研究授業に向けて準備をしていたときであったと思い返すと、もう1か月たったのかという気持ちです。
 
 中学校実習では大きく2つのことを学びました。1つ目は、教師の思いはダイレクトに子どもたちに伝わるということです。朝の会と帰りの会では担任の先生に代わり、生徒に話をする時間を頂きました。中学生はどんなことに興味があるのか、どんなことを話したら関心を持って聞いてくれるのか、毎日本当に悩みました。始めは「こんな話でいいのか。」と思いながら話していました。先生からはその迷いや自信のなさが生徒に伝わってしまい、「先生、大丈夫かな?」と生徒も不安になってしまうということを指導して頂きました。そして生徒が関心を持って聞ける話をすることも大切だが、自分が話したいことを話すことも大切ということを教えて頂きました。そう言って頂き、自分の話したいことを話そう、自信を持って話そうと心掛けるようになりました。私が楽しく話せば生徒も笑うし、真剣に話せばじっと私を見て話を聞いてくれたので、生徒は教師をよく見ていてどんなことを思っているのか感じ取れるということを学びました。

 2つ目は、こだわりを持つということです。授業を参観させて頂く中で全員挙手、生徒との英語でのやり取り、仲間での教え合い、どうしてそう読み取れるかを考えることなど、先生のこだわりをたくさん見ました。指導教諭以外の先生の授業も何度も参観させて頂き、先生によってこだわる部分が違うことも学びました。しかしいざ自分が授業をするとなるとこだわりが見えない授業になってしまい、最後まで納得できる授業をすることができませんでした。私はよく人に流されてしまう性格で、特にこだわりを持って物事に取り組むことが今まで無かった気がします。この実習を経て、これからはこだわりを持って物事に取り組みたいと思いました。

 昨日、サークルの活動先で違う用事で来ていた生徒に偶然会い、ほんの少しでしたが話をすることができました。生徒から声を掛けられ驚きましたが、覚えていてくれたことがとても嬉しかったです。

 小学校、中学校共に充実した教育実習でした。無事実習を終えることができたことに感謝して、試験に向けて頑張りたいと思います。(松田)

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11月6日尾張市立渋川小学校の現職教育に参加して(牧野)

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 11月6日尾張市立渋川小学校で道徳の授業に参加させていただきました。この記事では私が学んだ道徳の授業での教師の技術をまとめます。

○ 全員参加の道徳
 後でみるよ!や後できくね!という言葉で子どもが安心すると感じました。意見が言いたくて仕方のない子どもに対してあなたのこともちゃんと見ているよと伝えるのは授業に集中させる上でとても効果的だと感じます。
 発言する子としない子で別れてしまうクラスの場合してない子を名前であてることで例えば答えられないとしても授業での存在を感じられると考えます。

○ 低学年の道徳
 教材の中に子どもたちを入り込ませることが道徳の授業で大切になります。低学年の授業では絵本や紙芝居のようなものを使って物語を読んでいました。子どもたちは動くものに興味を示すし、集中して聞いていました。発言をきいても忘れてしまったという子はいたが、きちんと登場人物を把握しその気持ちを想像していました。低学年はとくに視覚的効果をつかうほうが話がはいりやすいと感じました。

○ 玉置先生の授業
 学級には話したくて仕方がない子がたくさんいました。玉置先生はその子らを中心に本時の道徳的価値だけではなく、子どもたちが生きていくために必要な今回であれば人に説明するときは相手を見ること、きちんと、コミュニケーションをとって話すことなどを意識された授業を行っていました。これが、道徳の授業を中心に学校全体で道徳的教育をすることかと思いました。

 他にも様々な授業技術を学ばせていただきました。道徳の授業を現場の先生方が試行錯誤しながら学校全体で考えている様子を見て私も大学生の間にできることをしようと改めて思いました。

 お忙しい中授業を参加させていただきありがとうございました。道徳の授業とは何か改めて考えることができました。ありがとうございます。(牧野)

11月14日2期ゼミ記録〜江口さん〜(百瀬)

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 11月14日2限に行われた模擬授業で、江口さんが行った道徳の授業の記録を書きます。これは、江口さんの卒業研究に関わった内容であり、実際に現役の先生が行われたものを江口さんが行ってくれました。対象は小学校6年生です。

○授業
クラスでチクチク言葉があるという現状(死ね、ウザい、きもい)

(1)命の連続性を感じさせる
・みんなは何歳?―35億12歳
・父母、祖母祖父、曾祖父曾祖母、何人?
・人類の起源ー35億年前

(2)鎌倉時代の資料提示
・御成敗式目12条「悪口の罪について」から分かること

(3)実際に起こった自殺について
・北海道小学校6年生の遺書の内容を読む

〇検討会
・(1)(2)(3)の話す順番について、(2)→(3)→(1)の順で話すと3つの話に繋がりが生まれていく

・(2)鎌倉時代の資料は、罪だから悪口を言うことはいけないことだと感じる。一方、(3)自殺した子の遺書の資料は、傷つけるから悪口を言うことはいけないことだと感じる。同じ悪口はいけないことだと言っていても、資料によって感じ方が違う。

・2つの資料より、何気なく言ってしまう悪口はこんなにも悲しい事実を生むことを共有し、「1人でもかけたら今がない」という命の大切さにつなげる

・鎌倉時代の資料を提示する時、今も昔も悪口はあるという事実を認め、悪口は人間の本質であることを認める

・授業の初めに、チクチク言葉があるというクラスの現状を言うべきか
→クラスの現状によって判断
→はじめに言うと、ゴールが分かってしまい、考えない子どもが出てくることがある


 みんなの意見合わせることで、様々な視点から考えることができたと思います。実際に現役の先生がやられた授業であり、ただ「言葉の暴力がいけないことだ」と伝えるのではなく、鎌倉時代の資料をもってくることや自分の年齢から1つの命が生まれることのすごさを感じさせる話題を取り入れることなど多くの方法があるのだなと勉強になりました。江口さんおつかれさまでした。(百瀬)

11月14日2期生ゼミで授業をしてみて(江口)

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 11月14日に、命について考える道徳の授業を行いました。これは、卒業研究に関係するもので、吉田順さんの道徳の授業を元にやりました。しかし、吉田さんのようにはならず、やはり道徳の授業は難しいと改めて感じました。


 まず、リアリティを持たせるために「最近、うざいや死ね、キモいが飛び交っている」と言ったが、これは道徳の時間には言わない方がいいと納得した。道徳の授業の中において、心の変化をして欲しいので、授業が終わる際に「悪口は言ってはいけない。人を傷つける。」と自覚を持って欲しいと思います。しかし、それを行うには、メインの場所に置いてグッと子どもが考え、深める必要があります。今回の場合、言いたいことが多すぎるし、流れの繋がりが無かったため、結局何が言いたいか分からない状態でした。古川さんが教えてくれたように、言うことを入れ替えるだけでも変わって来るということが分かりました。

  国語、社会、算数、理科の要素を取り上げて、それぞれの教科で得意な部分を活かせるような授業展開をしていったが、ごちゃごちゃしてると指摘してもらったので、もっとスマートに出来るようにしていけるといいです。

 実際に自ら命を落としてしまった子どもを取り上げたことで、悪口によって亡くなる子どももいるということを伝えました。しかし、重い話しでもあるので、話し方や子どもの雰囲気をしっかり読み取って進めていく必要があると感じました。盛り上がっている中で、言っても心に響きません。子どもにどうしたら届き、伝わるのか授業づくりは奥が深いです。これからも様々な道徳の授業をみて、命の大切さ、いじめが絶対に許されないことを子どもに伝えていきたいです。 (江口)

11月6日尾張旭市立渋川小学校現職教育に参加して(白井)

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11月6日(月)、尾張旭市立渋川小学校の現職教育に参加させていただきました。3、4限では、低学年の道徳授業を、5限は、玉置先生による飛び込み授業の6年生への道徳を参観させていだきました。その後の検討会まで参加をさせていただき、多くのことを学ばせていただきました。そこで、学んだことをまとめいきます。

◯3限 2年生 「ともだちや」
子どもたちが、自分の考えを示す新たな方法を学びました。教材の中の主人公の気持ちを考えるのに、3つの選択肢とその他で考えがあれば、書く欄が用意されていて、自分の立場を明確にしやすいと感じました。また、その他を書く欄があることで、考えが広がっていく様子も見ることができました。さまざまな表現の仕方を促すと、子どもたちの集中力を継続させられることにつながると学びました。

◯4限 1年生 「二わのことり」
教材をすべての子どもが理解して、道徳の授業に参加できるようにするため、範読での工夫を学びました。子どもたちに状況の理解が難しい時は、言葉を補足をしたり、資料を動かして視覚的に見えるようにしたりされていました。時には、子どもたちの目線に立ち、「〜なんだって。」と促している場面も見られました。全員で主人公の気持ちにせまっていくためには、教材を理解してないといけないと感じ、そのために、範読での教師の工夫は、大切なものであると感じました。

◯4限 2年生 「ぼくも入れて」
授業の主人公から感じたことを生かして、実際にどのように勇気を出して誘うかを、2人1組で練習するように促されていました。実際に学んだことを、授業中に練習して、日常に生かしていくことを学びました。ロールプレイで主人公になりきることも1つですが、自分自身がどうするかを演技をして、練習することも子どもたちの学習が、日常につながっていくのだと思いました。

◯5限 6年生「夏の日のこと」
仲間の意見聞いている子どもたちの表情を見て、意見をつないでいくことを学びました。玉置先生は、「今、首を傾げたけど、何を思ったの?」や「うなづいたね、どう?」と、子どもたちの表情から、意見をつながれていました。私も、子どもたちの発表を聞くだけでなく、他の子の表情を見ることを意識したいと思いました。

最後に、このように多くの学びを得る機会をいただき、渋川小学校の先生方、そして玉置先生ありがとうございました。今回の学びを生かしていきたいと思います。

11月6日尾張旭市立渋川小学校現職教育に参加して(吉田)

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11月6日に尾張旭市立渋川小学校に訪問させていただきました。3時間目と4時間目は「小学校1・2年生の道徳」5時間目は「玉置先生の飛び込み授業」その後検討会と多くの授業を参観し、比例して学ぶ内容も盛りだくさんでした。この記事では各授業の中から1つずつ抽出して学んだことを書かせていただきます。

3時間目 2年生「ともだちや」
本授業では「考えを積み重ねていく先生の意図的な活動」についてです。
授業の中で「書かせて表現させる」「発表する」「選択肢から考える」といった様々な活動を積み重ねた行く中である児童が「本当の友達ってどんな友達」というくらい核心に迫る思考できていたように感じました。子供たちの実態に合わせて適した活動・配分で展開していくことの大切さを感じました。

4時間目1 1年生の授業
本授業では「状況を想像できることの大切さ」についてです。
範読時に登場人物やその場面で人物がどのように動いたかを確認したり、イラストから想像させたりする活動を取り入れられていました。この活動を行うことでどんどん発言する子供が増えていきました。道徳を行う上で想像をより豊かにするには、全体で共有したり、スモールステップで範読をしていくなどの子供に合った配慮が必要であると改めて感じました。

4時間目2 2年生の授業
本授業では「ロールプレイングから見える自己開示」についてです。
この授業では「友達に誘い方」を実際にクラスのまで表現する活動を行っていました。皆同じ内容を言っていますが、個々で言葉や口調が異なります。一人一人の「自分だったら○○」という自己開示を行動として見られる瞬間だと私は感じました。低学年だからこそ活動を通して学ぶといった方法がとられており、新たな方法を教えていただきました。

5時間目「夏の日のこと」
本授業では「揺さぶるからこそ、現れる子供の考え」についてです。
玉置先生の授業で揺さぶりの発問を行うと子供たちが「俺は○○と思う」「私なら△△」といった表現に変わり、どうしても言いたいという気持ちになり、子供が努力して発言しようとし、その中でクラスの子供が聞き、共感していくように感じられました。「本当にそうなのかと立ち止まられることはやはり重要であると思いました。

お忙しい中、多くの授業を見させていただきました。ありがとうございました。(吉田)

11月6日尾張旭市立渋川小学校現職教育に参加して(寺坂)

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11月6日に尾張旭市立渋川小学校での現職研修に参加させていただき、4つの授業を見ましたので、学びをまとめます。



3限は、2年生の道徳を見ました。低学年の道徳は、今まで見たことがありませんでしたが、スモールステップを踏むことで、子供の集中を切らさない工夫がありました。2年生ということで、語彙も豊富にあるわけではないので、単語で答える子供も多くいましたが「どうして?」と問い直すことで子供から言葉を引き出しているのが印象的でした。



4限は、2年生のもう一クラスと1年生の道徳を見ました。1年生の道徳では、玉置先生の道徳でよくある、朗読の最中に状況の説明を加えるということがより、細かく丁寧に行われていました。また、座席表をもって机間指導されていて、そのあとの発言の時に意図的に同じ意見の子供を当てていたので、改めて机間指導は丁寧にやろうと思えました。

2年生では、実際に登場人物になりきってロールプレイングで授業を進めていました。同じような意味なのですが、一人ひとり言葉のチョイスが異なっていてそれぞれの良さというものが見れるなと思いました。また、道徳的価値の部分では、先生が言うのではなく、子供から粘り強く引き出そうとしていて、子供に言わせることの大切さと難しさを感じました。



5限は、玉置先生の道徳「夏の日のこと」を見ました。先生の仕事日記にも書いてありましたが、味岡小学校とはまったく別の授業でした。「授業は生き物」この言葉を痛感しました。と同時に、子供のための授業を作っていかなければならないと思いました。先生は、子供の反応を見て、授業展開を変えたとおっしゃっていました。そういう、柔軟さを経験の中で身に着けていきたいと思います。



球形のたびに、お茶やコーヒー、和菓子をゼミ生の分まで出していただいた渋川小学校の先生方ありがとうございました。この学びを生かしていきたいと思います。

11月14日2期生ゼミ授業者記録(岩田)

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 今日は11月に入ってから初めてのゼミがあり、2限と3限を続けて行いました。模擬授業も2週目に入り、今日は小学校5年生の算数をやらせていただきました。以下に今日の学びをまとめます。

 本日の単元は、三角形の高さと面積の変化より、それらが比例関係になっていることを理解させることが課題でした。今回の授業は、以前に小学校でやらせていただいた授業でしたが、反省点も多く、もう一度深めようと思い行うことにしました。

 今回授業をしてみて、主に教材に関することと、教師の子どもたちに対する対応と2つの観点について、学ぶことが出来ました。

 まず、1つ目の教材に関することですが、「条件提示をしっかりすること」が大きなポイントであることを実感しました。今回に関して言えば、「底辺×高さ÷2」という三角形の面積公式を子どもたちがすでに履修済みであり、子どもたちの声から公式が出てきた後で、教師が「今日は、底辺は変えません。」と子どもたちに示すことが重要であるということを先生にご指導いただきました。1つの条件が示されたことで、子どもたちは自分たちがこれからどのようなことを考えていけば良いのか、また底辺を変えないならば、何を変えるのかというように、疑問がたくさん生まれます。教師が話しすぎる授業に敏感になりすぎるあまり、子どもたちに伝えなくてはならないことを言えていなかったと反省しました。これは、今回の算数の授業だけに言えることではなく、全ての授業に共通することであると思います。条件を提示することは、子どもたちが主体的に学ぶことが出来るために大きな役割をになっていると思いました。

 2つ目は、教師の子どもたちへの対応に関することで、「子どもたちの意見の取捨選択」です。これは、教師に言われる授業技術の中でもわたしがとても苦手とするものです。子どもたちの中から出る意見には、教師がとても予期できないものや、間違っているものなど授業を進めるにあたっては、不都合な場面も少なくありません。そんな時、上手く子どもたちの意見を受け止め、クラスで共有化をはからなくてはなりません。わたしは普段、自分で考えた授業案が崩れてしまうのが怖くて、子どもたちから出る意見を聞き流していたり、自分の言葉で言い換えてしまったりしていました。しかし今日、そのような時の対処法を学びました。それは、教師だけで受け止めるのではなく、子どもたちにもう一度投げかけるということです。子どもたちから受け取ったボールを、クラス全体に戻すことで、自分たちに関係のある事柄であると興味もわくのでは無いかと思う。それは自然に授業に参加する子どもたちの育成につながる。

 本日は、教材に関することと、教師の子どもたちへの対応ということで2点みていった。ゼミで模擬授業をすることで、たくさんの人にたくさんの視点より様々な意見がいただけ、とても勉強になる。これからもゼミ生と高め合い、もっともっとよりよい授業を追究していきたい。みなさんありがとうございました(岩田)

 

11月2日尾張旭市立城山小学校の研修会に参加して(白井)

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11月2日(木)、尾張旭市立城山小学校の研修会に参加させていただきました。6年生の授業参観、そして研究協議会に参加させていただき、そこで学んだことをまとめいきます。
多く学んだことがありますが、その中から2つに絞って書きます。

1つ目は、「オープンカンニング」です。教師が子どもたちが書いた答えを見て、良いところなどを全体に向けて、口に出して言うことです。今回の授業では、机間指導の時に、行われていました。なかなか考えが思いつかずにいた子も、教師がオープンカンニングした考えを生かして、鉛筆を動かし始めている場面を見ることができました。授業をしていく上で、子どもたちに、他の人の意見を聞き、自分なりに生かしていくことのできる力も、つけていけることを学びました。このように、オープンカンニングをすることで、自分なりに聞いた考えを、生かしていく力もつけることにつながり、また、考えを持つことが苦手な子なども、ヒントとして役立ち、次のグループや全体交流に参加する自信にもなると思いました。

2つ目は、「子どもたちを夢中にさせる教師の語り」です。教材についての説明をされていた時、子どもたちは、教師や、目の前にある電子黒板を真っ直ぐに見ていて、集中している印象をとても強く感じました。私も、このような子どもたちを、夢中にさせる語りができる教師になりたいと思いました。また、ICT機器を効果的に使われていて、より教師の語りが伝わりやすいようにされているのを見て、そういった知識や技術も、これから磨いていきたいと感じました。

最後に、今日学んだことを受けて、これからも教員になるために自分の力を鍛えていきたいと、改めて思いました。
今回は、授業参観、そして授業検討会にも参加させていただきました。参加させていただいた城山小学校の先生方、玉置先生、ありがとうございました。この学びを生かして、これからも学んでいきたいと思います。

※写真は先生方による「3+1」方式による授業検討会でのまとめ(一部)です。

11月10日 一宮教育フォーラム「新学習指導要領と授業づくり」に参加して(吉田)

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 11月10日に一宮市で行われた勉強会に参加させていただきました。学校終わりに来られた先生が熱心に勉強されており、「学び続けるとは」ということのだと感じる勉強会になりました。また、この勉強会の会長の方は「玉置先生の教育実習生」であり、つながりの深さを感じました。

 本記事では学んだことを2つに絞って書かせていただきます。

 1つ目は物わかりの悪い先生は子供に期待し待つ先生であるという考えです。玉置先生の授業の原則の中の一つに「物わかり悪い先生であれ」という内容があります。この授業技術は教師が子供の言ったことを都合よく言い換え、子供の思考を止めることを防ぐための心構えです。私は「『狙いを明確に持つ』『子供の意見をつなぐ』という意識が必要だ」と前回の記事では書かせていただきましたが、もう1つ必要な心があると思います。

 それはよく大西先生や和田先生も言われていることです。「『この子の意見、聞いてみたい』と誰よりも教師が思い、素直に受け取る」という姿勢です。授業をしている中で流ればかり意識し、子供の一言にこだわって聞くということを忘れてしまいます。それでは子供が変わりません。

 物わかりの悪い先生は「教師自身が内容を分かっていても、子どもの考えや意見を信じて待つ」という心を持ち合わせた先生になるということではないでしょうか。

 2つ目は子供から現れるものを逃さない大切さです。玉置先生は「表情発言」や「感想」「意見」あらゆる子供から出てきた表現を逃さず、見られているということが実際の授業でも見られます。私達大人でもそうだと思いますが、「気付いてくれる」「わかってくれる」「受け止めてくれる」人や場所を好みます。先生はそんな子供の姿を目指し、「発言者以外に目線を配る」「聞くことが9割」といった授業技術を活用されているのだと改めて気付くことができました。

 私にとって多くの授業を見ていく上で「自分だったら」や「玉置先生なら」といった見方をより深めるためとなる時間となりました。ありがとうございました。(吉田)

11月1日小牧市立味岡小学校での玉置先生飛び込み授業に参加して(白井)

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 11月1日(水)小牧市立味岡小学校にて、玉置先生による飛び込み授業を参観させていただきました。授業は、小学校5年生のへの「17段目の秘密」という算数授業でした。私自身も、子どもたちと一緒に答えを探しながら、夢中になっていました。子どもたちの学びへ向かう姿勢の素晴らしさや、玉置先生の1つ1つの言葉などから、深い学びが生まれた授業で、学ぶことがたくさんありました。そのうち、2つについて書きたいと思います。


 1つ目は、子どもたちの言葉、1つ1つを見逃さないということです。今回の授業が始まる前に、玉置先生が「17段目の秘密」と板書した時に、「かけ算がかくれている。」と言った子がいました。先生は、その意見を黒板の隅にメモしていました。その男の子は、なんとなくつぶやいた言葉でしたが、最終的には、本当に「7×2段目の数=17段目の数」というかけ算の言葉の式が成り立つことが分かり、先生は、その子を「すごいな!」と価値付けされていました。子どもたちからも驚きの表情が見られ、その子は少し照れながらも嬉しそうにしていました。他にも、「えー。」「やだー。」といった言葉まで、メモをしていて、その様子を見た子どもたちは、自然に感じたことをつぶやく子が多くなっていきました。

 2つ目は、グループ活動の活かし方です。今回は、いくつか出た仮説が成り立つというためには、何パターンかの数字を当てはめて、グループで確認する時に、自分たちで作業の分担をしていました。先生も、分担してやることを指示しており、グループが終わった後に、どのように分担したかの工夫をあるグループに再現するように促されていました。グループ活動といえば、話し合いをイメージしますが、こういった「分担」するグループ活動も、子どもたち自らで問題を解決する力を養う大切な要素だと感じました。


 この授業の中で、友達と話し合いにがら、試行錯誤している子どもたちや、「わかった!」と笑顔になる子どもたちの様子を見ることができました。時には、子どもたちの発言に「なるほど!」と感じる場面も多くあり、どの子も学びに向き合っていている姿でした。私も、今日学んだことを生かして、子どもたちが、自然と学びに向かいたくなるような授業を目指したいと思いました。そのために、これからも学んでいきたいと思います。

 最後に味岡小学校の先生方や玉置先生、たくさんの学びを得る機会をいただき、ありがとうございました。(白井)



11月1日小牧市立味岡小学校での玉置先生飛び込み授業に参加して(吉田)

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 こんにちは、二期生の吉田です。先月は多くの小学校に伺わせていただき、たくさんの気付きをいただきました。今月もお世話になることがあると思います。よろしくお願いいたします。

 11月1日に味岡小学校にて玉置先生による「17段目の秘密」という5年生に向けた飛び込み授業を参観させていただきました。子供達の意見の飛び交いが盛んであり、意欲的な子供の姿が見られる授業で書きたいことが多くあるのですが、3つに絞って書かせていただきます。

 
 1つ目は「価値」を褒め、言葉にしていくことです。
 先生は授業中、子供のよさを見つけ「それは仮説といういい見方だな」「条件を付けて考えるのはすごいぞ」「その考え方は反例というんだ」といったように子供を褒めるということはもちろんですが、「言語化」して意識的に継続的に授業展開される姿が見られました。子供たちにとって難しいのではと思った方もおられるかもしれませんが、子供は「その出来事や言葉を目の前で見ている」ことから無意識にその行動が進むごとに広がっていきました。

 後ほど玉置先生からの話で「見方・考え方を意識した授業」とお話をなさっていました。子供のよさを見つけ、「教科における又教科を横断するような見方・考え方」と子供を価値づけ、言葉として子供に与えることで、子供を鍛えていくことができるのだと気付くことができました。

 2つ目は「意見を束ねて、考えるポイントを焦点化させる」ということです。
 玉置先生の授業はどんな時でも意見が多く飛び交います。意見が言える環境づくり、褒める、意見の拾い方、授業テンポなどの意図的な授業技術があり、子供のどんな意見でも受け止める広いストライクゾーンが生まれているからだとつくづく感じます。そして広がった意見はどんな授業でも焦点化され、学ぶ内容へと展開されます。その工夫を今回1つだけ見つけることができました。

 それは「聞くことに徹する」ということです。先生は始めに必ず発言しやすい雰囲気を作ります。その後子供のつぶやきに対し価値づけていき、すべての子供が考えるように何度も機会を与え、仕向けています。そして多くの子供がつぶやくようになると先生は話さず、聞くのです。この授業展開を実生活で表すなら「補助輪を外して、2輪車に乗る練習をしている親子」のような関係だと思います。聞くことに徹していく中で「この子、言葉を拾う」「つながりそうだな」と思い、意図的指名を行い、話題を焦点化しているのではないかと考えました。今後も「意見を束ねて、焦点化していく」工夫を見つけていこうと思います。

 3つ目は「もしもしコーン」についてです。
 「もしもしコーン」をご存知ですか?これは授業中、子供の意見を拾う際にメガホンを耳に当て、子供たちが先生に自分の考えを伝えに行くという活動です。実際に小笠原豊先生が行われており、私もそこで学びました。この活動の狙いとして「多くの考えによる混乱を避ける」「一人一人が考えを持つようにする」「既習者の発言で他の児童の思考を止めない」といった狙いがあります。今回の授業では、多くの児童の発想が生まれ、最終的にまとめていかなければならない場面で活用されていました。子供たちは意欲的に話に行く姿も見られ、多くの考えで混乱することがなく、授業展開をされておられました。このように学んだことの狙いを理解し、生かすことの大切さも学ばせていただきました。

 将来、このような授業ができるように日々精進していこうと思います。お忙しい中、勉強会に参加させてくださり、ありがとうございました。(吉田)

11月12日佐藤正寿先生の教師力アップセミナーに参加して(寺坂、百瀬、牧野)

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 11月12日に佐藤正寿先生のアクティブな社会科授業づくりの講演に参加しました。ここでは、玉置ゼミ2期生寺坂、百瀬、牧野のそこでの学生の学びを記事にします。

 佐藤先生の講演では10個の学びも得ましたが、1つの濃い学びについて書きます。それは、「まとめ」のことです。

 自分の実習では、担当の先生と話してまとめを模造紙で準備して全員がそこにたどり着くという前提で授業をしました。私の力のなさが原因なのですが。

 佐藤先生は、社会科のまとめは「社会的な見方・考え方」が表現されているかで捉えるということでした。その中で、いくつかの書き方の例を教えていただきました。

・最初は穴埋めから始める

・「◯◯では△△するために」から書き始めさせる

・「キーワードを使ってまとめなさい」

・「課題にある『◯◯と△△の関わり』について、例を入れてまとめなさい」

・「スーパーマーケットでは、お客さんの願いに合わせたくふうをしています。たとえば、ー。わたしは、ー。一般化の後に子供の言葉を書かせる。

 なるほど。何事も経験なのだなと感じました。いきなりやれと言われてもできません。社会科が始まる3年生から少しずつ、経験させて行くことが大切なのだとわかりました。

 そして、まとめた後が大切だということも学べました。「学級全体で社会的な見方・考え方」を共有させて、全員が同じレベルに到達できるような授業をしていきたいと思います。

 また、食事の時に佐藤先生がおっしゃっていた「しないことを考える」ということも、とても印象に残っています。なにをしようと考えたばかりでしたが、全く別の考え方でとても参考になりました。(寺坂)




 教師力アップセミナーに参加し、佐藤正寿先生の講演から、社会科の授業作りについて学びました。正直な話、私は社会科が小学校の頃から好きではありません。これから教壇に立ち教えていくにも、今一番不安に思っている教科です。講演の中でも、社会嫌いの子が多い現状があることを知りました。なので、今回社会の授業づくりについて視点分けがされ、わかりやすく学ぶことができ、嬉しかったです。

 佐藤先生のお話の中で、「あっさりと答えを出しては、子どもの追求心がなくなってしまう」という言葉が印象に残っています。私が社会があまり好きになれなかった理由として、先生が話したことを覚える、覚えることがたくさんあるからということがあります。なので、子どもがアクティブに学べる授業があったら楽しいだろうなと思い話を聞いていました。子どもが主体となって考えることが出来る工夫、「切実感のある課題を考えること」「実社会との関わりを生かすこと」は、社会科ならではの工夫だと感じました。
 
 実社会で見たことある、実社会で見ることが出来る、だからこそ、子ども自身が自ら答えを見つけることができるのは社会科ならではの特徴です。その発見をより意欲的に行ったり、より考えを深めるために、課題提示の仕方の工夫を凝らしたいと思いました。そのためにも、まずは自ら社会のことに目を向けていきたいと思いました。そして、社会科を学んだからには授業内で終わりではなく、実社会に生かしていける学びになればもっと社会科を意欲的に学べるようになるのではないかと考えます。社会嫌いの子を増やさないように、そして私自身が社会科を教えることが楽しくなるように、今日学んだことを意識していきたいと思います。ありがとうございました。(百瀬)




 今回の講演ではアクティブな社会科の授業づくりについて学びました。今回はその中で2つの事柄をとりあげ、まとめたいと思います。

 1つ目は、切実感のある課題を提示することです。子どもたちが、え?なんで?と感じるような課題を用意し、本時で学ぶことの意義をもたせる導入をします。今回の講演で例としてあげられていた課題はどれも興味をひくもので、私自信今から調べてみたいという気持ちになりました。検討会で、佐藤先生はどのように資料を集めていますか?という問いに対し先生は、その単元につき最低3冊は本を読むと答えていらっしゃいました。関連しているものから関連してなさそうなものまで読むとその中から提示したら興味をひくであろう資料を見つけやすいそうです。私は、自分の教科に関係なくその教科の授業をするなら専門家でなければならないと感じました。先生のように研究を続けていけば、より深い社会科の知識を私自信もみにつけることができると考えます。

 2つ目は、社会科は実社会と一番関わっている教科ということです。学んだことが実社会で生きる工夫をしなければなりません。私はここから普段の生活を注意深く見る必要があると感じました。自分があたりまえに生活している中には子どもたちが気付いていないこと、わかっていないことがたくさんあります。このことは教育実習を行った際にも感じました。それを課題として取り上げ、子どもたちが授業の最後から普段の生活を変えていけたら社会科の授業が成功したということだと私は捉えました。たった45分の授業だけではなく、その後の子どもたちの様子まで見据えた授業づくりができるようになりたいと感じます。(牧野)

 社会科の授業の工夫によっていかに子どもたちを社会科好きにするか考えるヒントを与えていただきました。ありがとうございました。
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