3期生ゼミ合宿を終えて(岡田、丹羽、林)

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こんにちは。
先日玉置ゼミ毎年恒例、ゼミ合宿を行ってきました。このゼミ合宿を通してみんなが自分の学びたいことややりたいことを見つけ、仲間のいる心強さを再認識し、そして自分の未熟さに気付けたと思います。
今回は、岡田、丹羽、林がこの合宿で得たことについて書かせて頂きます。

 ゼミ合宿を通して、私はまだまだ気合いが足らないことをよく実感しました。
 1日目は卒論のテーマを大まかに定め、1期生から代々引き継がれている卒論についての本を読み、夜は玉置先生と3期生とで親睦会。2日目は朝から内容がより濃いものとなり、酒井先生、斉藤さん、そして2期生の先輩方にご協力頂いての面接練習を行い、午後からは卒論の目次づくりを行いました。
 無事、多くの方々のご指導やご協力により全てを終えることが出来ましたが、私は今後の自分の在り方を見つめなおさないといけないと感じるばかりでした。教員採用試験に向けての学習も、周りと比べて少し出遅れているところがあり、面接もまだまだ説得力や対応力に欠けるところがあります。卒論についてもようやくスタートラインに立った程度です。
 この合宿を終えてから、私は今、自分の中のノルマを決め、毎日継続して励んでいます。自分の中で気持ちの変化が起き、行動に移すことができているので、この合宿は私にとって非常に意味のあるものになったと思っています。きっと他の3期生のみんなも同じだと思うので、みんなで今後も頑張っていけたらと思います。(岡田)

こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。先日ゼミ合宿に行ってきました。そこから感じたことを2つ記したいと思います。
まず1つ目はゼミの温かさです。今までこんなに長い時間一緒にいたことが無く、不安もありましたが、この合宿でみんなの良さや温かさを感じることができました。
2つ目は教採に向けての焦りです。2日目に酒井先生と斎藤さんに来て頂き、初めて面接練習をしたのですが、このままでは本当にやばいと思いました。自分の中で教師像をしっかりと持っていないと質問に対して軸がぶれていくので説得力が薄れてしまうと学びました。そして思っていても言葉で表すことの難しさも感じました。なのでもっと読書をしたり、自分の思いを積極的に言葉で表したりする練習をしていきたいと思います。
最後に行く前は不安の方が多いゼミ合宿でしたが、とても楽しく3期生のことがもっと好きになった合宿となりました。
玉置先生、酒井先生、斎藤さん、2期生の先輩方、3期生のみんなありがとうございました。(丹羽)

ゼミ合宿では、大きく3つのことをしました。
1つ目は、教育時事の問題についてです。一度見たことがある本ということもあって、スラスラと解けました。もっと勉強しようと感じました。
2つ目は、面接についてです。いざ面接官役の方に質問されると、自分がどんな考えなのか分からなくなるものなのだと感じました。本当に教師になりたいのか、どんな教師になりたいのか、などもっと自分自身と向き合っていきたいです。
3つ目は、卒論についてです。今まで学級経営や授業作りについて、「これだ!」と思う考えに出逢えてなく、卒論も全くやりたいことが思い浮かんでいませんでした。しかし、後藤先生の教育課程論の授業のおかげで、自分の求めていたことが見えてきました。
気づけばもう3年生の冬休みです。1日1日をもっと大切にしたいと思いました。(林)

3期生ゼミ合宿を終えて(早川・静谷・菱川)

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3期生玉置ゼミ合宿を終えて(早川・静谷・菱川)

 こんにちは。3期生の早川です。
 このゼミ合宿は「卒論の着手」「面接練習」の2つを大きなテーマとして取り組みました。特に2日目に行った面接練習が私にとって大変大きな課題となりました。思い描いている理想の教師像、どのような学級を作りたいのかなど、自分自身のことを答えるだけのはずなのに全くできなくなってしまうことに恐怖を感じました。周りは玉置ゼミの先生・先輩方や、仲間達しかいないはずなのに、緊張で笑顔のひとつさえ出来なくなってしまうことにも怖さを感じました。

 しかし、怖さをただ実感する面接練習だったわけではありません。同じ質問を繰り返しされるなかで、自分の中での考えがまとまっていくことも実感することが出来ました。自分の考えがまとまっていると、あとはそれを相手に伝わるように必死になるだけなので心にも少し余裕が生まれました。面接練習の後半ではその安心感を少しだけ味わうことができました。これから教採までに何度面接練習をしていくかわかりませんが、友達の回答を聞きながらお互いに磨き合っていけたら良いなと思います。

 また、玉置ゼミ3期生全員が無事に卒論の大まかな流れを決めることができ、ホッとしています。卒論を書くための本からの学びも、教採の勉強と並行して頑張っていきたいと思います。

 12月23・24日の年末のお忙しい時期の中、玉置先生、酒井先生、2期生の先輩方、本当にありがとうございました。(早川)


こんにちは。3期生の静谷です。
12月23.24日に3期生玉置ゼミ合宿がありました。
今回は、そこでの感想と学びについて書いていきます。

まず、感想です。率直にいうと、このままではまずいと感じました。なにがまずいかというと自分の心の弱さです。今回のゼミ合宿で初めて面接練習をしました。その際、私はまったく思う通りの回答をすることができませんでした。私はここで、「自分自身の教員になりたいという気持ちはこんなものなのか。」と、自分を見つめなおしました。教採まで約半年です。ここで変わらなければ取り返しのつかないことになります。まずは、気持ちを強く持つことが大切であると感じました。

次に、学びです。学んだことはやはり、仲間の存在は、とても大きいということです。玉置先生も常々「教採は団体戦だ」と、おっしゃっていました。正にその通りです。先ほどの感想で述べたことも、教採に対する強い気持ちを持った仲間がいたから気づけたことです。また、共に面接回答を考えたり、教採勉強を行ったりすると、とても刺激になります。同じ目標を持ち、切磋琢磨し合う仲間がいることは、本当に大きいことだと改めて学びました。

最後に、面接指導をして頂いた酒井先生、斎藤さん。卒論の目次作成に手伝って頂いた玉置ゼミ2期生の方々。そして2日間、御教授して頂いた玉置先生。本当にありがとうございました。(静谷)

メリークリスマス!3期生の菱川です。さて3期生ゼミ合宿が終わりました。初日は朝から買い出しやらお昼ご飯決めやらでバタバタしてました。そしてようやく合宿スタートです笑
まずは玉置先生と面談して卒論のテーマについて決めていきました。男3人で玉置先生と面談してよく話し合い無事に決まりました。
そして夜はご飯を食べて宴会になりました。宴会ではお酒を飲みながらゲームをしたり、ケーキを食べたり、プレゼント交換をしたりと楽しいことだらけでした。
中でもケーキは自分が作ったケーキです笑よく作るのでまたみんなと食べたいですね!

さて二日目は酒井先生とともに面接指導から始まりました。前もって文章を考えてきたのに言葉がつまってしっかりと面接練習の時言えない時がなんだもありました。まだまだ面接について考えきれてない所があります。しっかり考えて約半年後の試験に備えていきたいです。
お昼休憩を挟み次は卒論の全体の構想を決めていきました。応援に来てくれた先輩たちや3期生の同期たちに助けられてやっと決めることができました。僕が3期生の中で1番遅く決まりました。僕は卒論でざっくり言うと子どもに対しての言葉かけについてやります。卒論で自分で学び得たことを周りにも伝えてみんなで良い教師になっていきたいです。

さて今回は本当に濃い二日間となりました。すごく楽しかったし、なりよりもゼミメンバーの信頼がすごく増えたと思います。この9人でこれから先も突っ走りたいです!
酒井先生本日はありがとうございました。また機会があればよろしくお願いします。そしてかけつけてくれた先輩方ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。玉置先生もまだまだ迷惑かけると思いますがよろしくお願いします。
ではみなさん良いお年を!(菱川)

「わかる授業の指導案80 先行学習で習得から活用へ」を読んで(寺坂)

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 こんにちは。2期生寺坂です。お正月いかがお過ごしでしょうか?

 今週の土曜日のセミナーに来ていただける、鏑木良夫先生の「わかる授業の指導案80 先行学習で習得から活用へ」を読んでの学びをまとめます。

 鏑木先生というと「先行学習」。どの本を見ても、先行学習についての話がありました。教採の勉強で言葉とざっくりとした内容は知っていましたが、先行学習をもとにした指導案を見ることができ、新たな形態を学ぶことができました。今までやってきたり見てきたものは、授業の終わりで到達させたい考えについて、疑問を持たせるというものでしたが、先行学習では導入でその時間のまとめに近いものを、板書します。そして、なぜそうなるの?という点から授業を進めます。指導案を見たとき、こんな疑問の持たせ方があるのかと背筋がゾッとしました。

 子供からしても、ヘタな導入よりも今日の1時間は何を、学ぶのか明確になるため分かりやすいのかなと思います。道筋がはっきりしてます。

 また、鏑木先生は「授業ルールスタンダード」というものを8点提案しています。その中の、「4 席を立つ自由を与え自由闊達な雰囲気を作る」 「5 わからない時は、わかる人のノートを覗かせる」というものが、印象に残っています。私の理想は、「分からないからはじまる学び」です。分からないから、分かりたい。そのためには、学習の仕方の自由を与えなければならないとは思っていましたが、改めてこの理想を実現させていきたいと思います。

 土曜日のセミナーでは、もっと多くのことを学びたいと思います。(寺坂)

※追記 隅々までゆっくり目を通していると「先行学習は、分かっている子にわからないふりをさせないですむ」と書いてありました。逆も言えて、分からない子にも分かるふりをさせないで済むのかなと思いました。学級みんなが同じ土俵に立てる学習について話が聞けるのが楽しみです。

3期生ゼミ合宿を終えて(松田、山下、嶋藤)

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 こんにちは。3期生の松田、山下、嶋藤です。今回は3期生ゼミ合宿に行ったときの記事を書きたいと思います。

 ゼミ合宿では教職教養の問題を解いたり、面接練習をして頂いたり、卒論の目次を作成するなど盛りだくさんの2日間でした。教職教養の問題を解く前に「学習指導要領改訂の方向性(案)」というプリントについて玉置先生に解説して頂きました。このプリントは授業やセミナーなどで何度も見てきたプリントであったのですが、いざ何を言っているのか説明して下さいと言われると難しいと感じました。何度も読んではいるけれど相手に分かるように話すまでの理解はしていないということを実感しました。同じように、面接練習をして頂いた際にも頭で考えていることを端的に話すことはとても難しいと感じました。話す以前に、質問に対しての明確な答えを自分の中で持てていないことを痛感したので、面接ノートや酒井先生に頂いた質問のプリントを活用してまずは明確な答えを持つことをしたいと思います。

 この2日間でゼミのみんなとたくさん話すことができました。これから試験に向けて良い刺激をもらえる仲間であると感じました。また、玉置先生や酒井先生、斎藤さん、2期生の先輩方にも大変お世話になり、このような出会いを大切にしていきたいと思いました。ありがとうございました。(松田)

 二日間の中で教職教養の過去問、面接練習、卒論の目次作りなどに取り組み教員採用試験に向けていよいよ動き出したなという感じでした。一番今後のためになると思ったのは面接練習です。酒井先生や斉藤さん、二期生の先輩方も来てくださって指導してくださいました。初めは緊張して話す内容を忘れてしまい思い出すように話していたけれど、回数を重ねるうちに自分の思っていることがスラスラと出てくるようになりました。言葉に詰まると笑って誤魔化そうとしてしまったり一文が長くなるという指摘していただき話し方の癖に気づくことができました。また教員採用試験に向けての勉強以外でもたくさん収穫がありました。お揃いのTシャツを着たりいろいろな話をしたりして3期生との仲も深めることができました。「教員採用試験は団体戦」と玉置先生がよくおっしゃられていますが切磋琢磨し団結して合格を目指す仲間なんだと再認識しみんなで一緒に頑張って行きたいと思います。ありがとうございました。(山下)

 この合宿でやったことは松田さんと山下さんが説明してくれていると思うので、説明は省きます。

 私が合宿で一番力になったと思うことは面接練習です。酒井先生、斎藤さん、2期生の先輩方に来ていただき、初めての面接練習を行いました。いざやってみると自分がいかに言いたいことがまとまっていないかや自分の教師像が確立していないことに気づきました。そんな状態では太刀打ちできないなと感じました。これからは教員採用試験に向けて勉強だけでなく、自分の教師像をしっかりと確立していかなければならないと思いました。面接でご指摘をいただいたところをこれからしっかりと直していきたいと思います。山下さんも書いていますが、3期生のみんな、大学の友達で力を合わせて団体戦で試験に臨んでいかなければならないと感じました。合宿で3期生の仲が以前より深まったのでみんなでがんばりたいと思います。また、卒論のテーマも決まったので、自分の研究したいことについても少しずつ動いていきたいと思います。ありがとうございました。(嶋藤)

12月14日教育と笑いの会in浅井中学校に参加して(嶋藤・山下・菱川・松田)

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 12月14日に行われた「教育と笑いの会in浅井中学校」に参加して得た学びを3期生嶋藤・山下・菱川・松田でまとめます。

 今回私は、教育と笑いの会in浅井中学校に参加してきました。この会は、学校の先生はもちろんのこと、保護者の方々も参加して教育コンサルタントの大西貞憲さんのお話を聞いたり、玉置先生の新学習指導要領の説明を聞いたり、教育漫才を見たり、教育落語を見たりしました。保護者の方々でも分かるような内容だったので、とても面白かったです。浅井中学校の教員とPTAのコラボ劇団での『利他共生』コントでは、どの家庭でも問題となっているスマホについての劇で、とても共感するものでした。こうやって、教員とPTAが一緒になって何かをすることができるというのは素晴らしいことだと感じました。また、教育落語での愛狂亭三楽(玉置先生)の話はとても面白く、さすがだなと思いました(笑)あんな風に私も話せたらいいなと思うばかりです。せっかく玉置ゼミに入っているので、玉置先生の話し方を盗んで行こうと思います(笑)とても楽しい会でした。ありがとうございました。(嶋藤)
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 今回は前回に引き続き教育と笑いの会に参加させていただきました。
大西先生は授業を見て一部の交流していない生徒たちについては勉強ができる子は話す必要がなくなってしまうので分かった人?と聞くのではなく何話してたの?と質問の言葉を工夫すると交流が活発になるのではないかとお話してくださいました。
新学習指導要領に書かれている主体的・対話的で深い学びにするためにもの分かりの悪い教師を演じ、子ども同士の会話で考えを深めていく授業をしたいと思いました。(山下)
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 今回、浅井中学校で開催された教育と笑いの会に出席させていただきました。今回びっくりしたのがPTAと職員のコラボ劇があったことです。地域の方と繋がりをきちんともっている証拠だなと見て感じ取れました。自分がというわけにはいきませんが教師一人一人が地域連携を意識できるような働きかけを将来していきたいです。
そして笑いの会では前回と同じくたくさん笑わせていただきました。
教育と笑いをかけて会を開くことのすごさをまた感じることができてよかったです。
またぜひ参加させていただきたいです。ありがとうございました。(菱川)
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 私は初めて教育と笑いの会に参加させて頂きました。終わった今はたくさん笑ったなという気持ちです。この会の中で「ロボット」という話が何度も出されました。今人間が行っている様々なことはそのうちロボットによって行われる時代が来る、そのような時代を生きていく子どもを育てるというお話がありました。身近なロボットというとスマホなのではないかと思います。そのスマホをめぐる家庭での問題についての劇が浅井中学校の先生とPTAの方々によって行われました。今は中学生が当たり前のようにスマホを持つ世の中で、実習先の多くの生徒も持っていると言っていました。スマホにより便利になることが増えましたが、同時に使い方を間違えると人を傷つけてしまったり、傷つけられてしまったりという危険があるということを、劇を見て感じました。劇にあったように、大人の見えない世界で子どもに起こる危険を予測して使用の約束をするということが大切であると思いました。
 教育漫才、教育落語など会場が笑いに包まれていました。私は隣に座っていた2期生の吉田さんの笑いにつられていつも以上に笑った気がします。近くに笑っている人がいるとつられて笑ってしまうことから、みんなで笑い合えるということは良いことだと感じました。楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。(松田)

2期生の模擬授業ゼミに参加させていただいて (安部)

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 昨日(12月19日)は先週に引き続き、2期生の先輩方の模擬授業ゼミに参加させていただきました。先週同様、さすがだなと思う授業展開、反省会でも多くのことを学ばさせていただきました。

 昨日の授業は、佐久間さんの社会(北方領土について)と古川さんの社会(戦争中の人々の生活について)の二本立てでした。

 お二人の授業で共通して素晴らしいなと私が思ったことは、“子どものことをとてもよく見ている”ということです。授業を始める前に、授業者の先輩には内緒で子どもの設定(よそ事をしている子や自分の意見をなかなか言えなかったり、言っても声が小さい子など)をするのですが、実際に授業の中で授業者の先輩はそれをすぐに見破ってしまうのです。そして、その子どもに合った対応を自然にすることができるのです。このことは前回の模擬授業の時にも授業者の先輩方が自然にできていてとても驚いたのですが、今回の授業者の先輩方もできていたので、やはり経験を積んできた先輩方は違うな、と改めて感じたことでした。

 ここからはそれぞれ授業について私が思ったことを書きたいと思います。

 まず、佐久間さんの北方領土の授業についてです。「なぜ北方領土に日本人は住んでいないのか」と課題設定し、北方領土が日本の領土であることを学ばさせるだけでなく、それを踏まえた上で、どうして日本人が1人も住んでいないのかを考えてさせるのがとても良いと思いました。こういった誰でも自然に疑問に思うようなことを課題にすることが子どもの本当の学びにつながるのではないかと感じました。
 
 しかし、課題を解決するための良い資料がなかなかないそうで、資料を使って課題解決するための発問になかなか苦戦し、私もこれだ!と思う発問を考えることができませんでした。

 次に、古川さんの戦争中の国民の生活についての授業です。導入で天気予報の話題を出し、天気予報は日本では、国民に知らされていなかったこと、そのことから国民はとても制限のある生活を強いられており、苦しい生活だったということに持っていく授業展開はとても納得のいくもので、子どもたちの学びも深まっていくだろうなと思いました。

 しかし、その天気が真珠湾か日本のどちらを提示したら良いのか、とても混乱する議論になりました。授業の内容的にはさらっといきたいところではあるのに、どちらの資料を提示するかでこんなにも深く考えなければならないことに驚きました。子どもの興味を引くために今までにはない資料を使ってみたり、より子どもの身近にあるものを取り上げるのはとても良い方法ではありますが、その後どのように授業の中身に持っていくか、よく考えなければいけないのだな、ととても勉強になりました。

 今回もとても貴重な体験をさせていただきました。玉置先生、2期生のみなさん、本当にありがとうございました。(安部)



12月19日2期生ゼミ記録〜佐久間君〜(寺坂)

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 12月19日のゼミでの模擬授業の記録を書きます。

授業者:佐久間君
教科:社会科
単元:日本の国土の広がりと領土

○ 授業内容
地図帳の索引には、属する都道府県名が書いてあるが、択捉島には書いていない。そこから子どもの「どうして?」を引き出して北方領土への関心を持たせた。

そこから北方領土には、日本人がほとんど住んでいないことを教師が説明した。しかし、授業の頭に日本の北端は択捉島ということを確認しているため、なんで日本の領土なのに日本人住んでいないの?という疑問を持たせ課題を形成した。
課題「なぜ北方領土に日本人は住んでいないのだろうか」

課題の提示の後は、まず自分の中で想像させ、資料を渡した。

○ ゼミでの話し合い
・発問を重ねてしまっていた。
・声が小さい子への配慮がとても良い。近くへ寄り、しゃがんで話を聞いていた。また、教師ではなく前の席の子供に伝えさせたところも良かった。ゼミ生からは、黒板に書かせたらいいんじゃないか?ペアで話させて、相手の意見を発表させればいいんじゃないか?というアイデアも出た。
・発問が曖昧だった。資料を渡した後の発問は、「この資料から、読み取れるだけ読み取ってみよう」だった。数に重点を置いたように子供は感じてしまうので、シャープにしなければいけなかった。ゼミ生からは、日本とロシアの比較を考えさせればいいのではないか?という意見が出た。

と、たくさん書いたがとてもいい授業だったと思います。前での表情や、子供との対話の仕方、他の授業で何度が佐久間君の授業を見てきましたが上手になったなぁと思います。上から目線になっちゃってごめんね(笑)横浜でもめげずに頑張ってください。(寺坂)

12月19日2期生ゼミ記録〜古川さん〜(江口)

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 12月19日の古川さんの小学校6年生における社会科の授業について、記録します。単元は、「戦争中の生活」です。

○ 授業の流れ
・前時の復習
太平洋戦争の資料の提示
・太平洋戦争の日の天気は何か
晴れ、曇り、雨で選ばせる
・天気は、なぜ国民に知らされなかった か予想する
・国民は、どのような生活を送っていた か予想する
・戦争中の生活を調べる

○ 課題の確認
戦争中、国民は、どのような生活をし
ていたのだろう。


○ ゼミでの話し合い
・天気を使った導入は、面白い
・太平洋戦争の写真から、提示すると真珠湾の天気を考えてしまう
・日本か、真珠湾かどちらの天気を考えたらいいかわからない
・課題までの繋がりがいい
・自然体で褒められている
・おしゃべりをしている人に上手く注意している
・「え!?」という、疑問を持てるような展開になっている


○ 授業力アドバイス
・太平洋戦争の写真を見せてから、日本の天気を聞くと、ただ教師が知りたいだけになる
・提示した資料を削除してもいい
・当時の新聞を探したり、自分で作成するなどして、なぜ天気図がないかを考える


 全員参加できる導入で、とてもいいと思った。また、発表をしたら褒めたり、意見交換をしたら、褒めたりと何度も褒めていることが印象的だった。ぜひ真似をしたい! (江口)

第1回学び続ける教師の会(1期生)

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 1期生全員が集まった第1回学び続ける教師の会。それぞれが4月からの9ヶ月間を振り返り、語り合った時間になりました。以下、1期生12人の感想です。

 みんなと久しぶりに会っていろんな話を聞いて、同じように悩んでいたり、もっと大変な思いをしていたりと分かり、自分自身また三学期から、今まで以上に頑張らなきゃなという思いが湧いてきました。
 また、玉置先生と話せて、子どもと接する上でのヒントももらえて、楽しくて勉強になるとてもいい時間でした。
 やっぱり仲間がいるっていいなと実感できた、充実した半日でした。(中田啓)

 卒業式以来、1期生が12人全員揃い、みんなそれぞれに苦労していることがよく分かりました。そんな大変な話を聞いて、「自分は恵まれているな」「もっと頑張らないとな」と思うことができました。次にまたゼミ生で集まった時に良い報告ができるよう、上手くいったことや仲間の実践を、自分でも進めていきたいです。(佐藤)

 久しぶりに先生や仲間に会うことができて、とても嬉しかったです。仲間の話はどれも共感できるものばかりで、それに対する先生からのコメントにはどれも重みがあって、とても有意義な時間でした。このような「居場所」があることがとても心強く、それを作ってくださった玉置先生に改めて感謝しています。(牧野)

 久々のゼミ生との集まり。お互いの近況を聞き、苦労しているのは自分だけでない、みんなも頑張っているのだということが分かり、元気付けられました。
 また、ゼミの仲間たちの話す内容や姿から、心から子どものことが好きで大事にしていることが伝わり、素敵だなと感じました。
 同じ教員同士で話ができること、共有し合えることを幸せだと思った1日でした。次集まるのがとても楽しみです。(杉下)

 久しぶりにゼミ生と会って近況報告をし合い、「みんなそれぞれ悩みをもっているんだな」という感想をもちました。悩んでいることも、自分なりに解決方法を考え、周りの先生方に相談しながら、解決しているというゼミ生の話を聞き、とても良い刺激になりました。玉置先生やゼミ生の話の中には、とてもたくさんの実践例があったので、また3学期から、すぐに実践していきたいと思いました。来年の学び続ける教師の会も楽しみです。(堀江)

 みんなの近況報告、玉置先生のアドバイスを聞くことができた学び続ける教師の会は、とても有意義な時間でした。みんなの話を聞いて、上手くいかないのは私だけではないと少しほっとするとともに、しっかりと立ち向かっていこうと強く思いました。
 ずっと楽しみにしていた会に参加でき、玉置先生、1期生のみんなに会えて、元気をもらいました。教員生活は始まったばかりです。これからも成長し続けられるよう、多くのことを見て、聞いて、やってみて学んでいきたいと思います。(浦)

 みんなの日頃の取り組みや頑張ったことや苦労したことを聞いて、やる気につながりました。仲間が頑張っている話しは元気と意欲がもらえてとっても充実した時間となりました!(小川)

 今回学び続ける教師の会として久しぶりに1期生と玉置先生と楽しい時間を過ごすことができました。こうしてみんなと会って思うことは仲間がいるということの心強さです。4月からの9ヶ月間上手くいかないことも、大変なこともあったけれど、みんなも同じように頑張っているということを感じ、自分も頑張ろうという力になります。それは、これまで一緒に学んできた仲間だからこそ嬉しさも大変さも共有できるのだと思います。こうして卒業してからもゼミでの繋がりをもつことができていることは玉置先生をはじめ、ゼミのみんなのおかげだと思っています。これからも繋がり続けられる、刺激し合えるゼミでありたいと思いました。(渡部)

 みんなと久しぶりに会って、色んな学校での話を聞いて元気をもらいました。
 この9ヶ月結構つらくて、嫌になった時もありましたが、みんなも同じように色んなことに苦しんでいることが知れました。同じように苦しんでいる仲間がいることは、何だか心強く感じました。初任という同じ立場で相談でき、悩みを打ち明けられる玉置ゼミのみんなの存在はとても大きいです。
 これからも辛いことがたくさんあると思いますが、ゼミ生同士で支えあっていけたらと思います。(末松)

 第一回学び続ける教師の会は、なかなかいい。久しぶりに一期生全員が集まり、玉置先生からの有難いお話もあり、学生に戻った感じがした。
 みんなと情報交換をした。それぞれが忙しさの中に、やりがいを感じていた。みんなの頑張りを聞くと、自分も頑張らなくてはいけないなと思った。また一年後、みんなと会う時までに、もっともっと成長した自分であれるように、日々学び続けていきたい。(中田昂)

 玉置ゼミのみんなには、いつ会っても励みになるし、自分も頑張らなきゃ!と思わせてくれます。また、玉置先生とお話させていただく中で、実践してみたいことが生まれたので、さっそく3学期に行ってみようと思います。ありがとうございました。(大澤)


 みんなが書いているように、こうして全員が集まれたことがとても嬉しかったです。壁にぶつかりながらも進んできた9ヶ月間。一人一人が目の前の子どものことを考え続けた日々だったはずです。まだまだ教師生活は始まったばかりですが、こうして集まって1年を振り返り、また新しい1年に向けてスタートを切る。そんな会にしていけたらと感じました。
 学び続ける教師の会は、年々人数が増えていきます。来年は2期生とともに、教師生活を振り返って学んでいきます。数年後には何人が集まるのでしょうか。こうしたつながりがあることに感謝の気持ちを忘れず、1期生12人は3学期も邁進していきます!(松井)

12月12日 2期生の模擬授業に参加して(嶋藤)

こんにちは。3期生の嶋藤です。12月12日2期生のゼミの模擬授業に参加させていただいたことについて記事に書きたいと思います。

今回の模擬授業の担当は石川さんと吉田さんでした。石川さんは社会で6年生の「巨大古墳と豪族」という単元で、吉田さんは道徳で2年生の「ともだちやもんな、ぼくら」という教材で授業をしていました。

石川さんの社会の授業で学んだことは、はじめの大仙古墳の写真提示で気づいたことを発表させるときに古墳と言わせなくても自由な発想を受け入れてあげることです。古墳という言葉はまだ知らない時なので既習したことなのかまだ習っていないことなのかしっかりと教材研究しておくことが大切だと感じました。

また、課題提示の前に「この墓は、仁徳家の墓か?それとも、仁徳天皇の墓か?」という質問をして、「実は仁徳天皇だけの墓なのです。」と資料を見て答えをさらっと言い、課題で「たった一人のためにどうして大きなお墓(大仙古墳)を作ったのだろう。」としてしまうと、仁徳家の墓と答えた子どもたちが納得いかなかったり、間違えることに関していけないことだと感じてしまったりするという意見が出ました。間違えてしまった子へのフォロー、間違えてもそういう考えができたことへの価値付けをしてあげることがとても大切だと感じました。

吉田さんの道徳では、まず範読の上手さに驚きました。そしてタイトルをあえて授業のはじめに書かずに、読んでいく中で「ともだちやもんな、ぼくら」という台詞が出てきた時に黒板に書くという方法をとっていて、タイトルが強調されてとてもよい方法だなと感じました。

また、黒板に絵を描いてどういう状況になっているかを確認していたところが、2年生に対する対応でとても勉強になりました。他にも紙芝居のようにしたり、ペープサートでやっていったりすることも対応としてよいという意見が出ていました。他には「どんなことがあって、どんな気持ちになったか?」という発問はとても難しかったと感じました。もっと考えやすい発問にすることが大切だと思いました。

社会も道徳もどういった授業にしたらよいのかということをゼミのみんなで話し合って高めていた2期生の先輩方を見て、とてもハイレベルだと感じました。来年は私も先輩方のようにハイレベルな話し合いができるように、もっと授業技術を身につけていきたいと思います。

最後に。突然2期生のゼミにお邪魔してしまい、申し訳ありませんでした!(笑)
とても為になる時間でした。先輩方のように高め合える3期生になっていきたいと思います。ありがとうございました。(嶋藤)
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12月12日2期生ゼミでの模擬授業を行って(吉田)

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12月12日に行われたゼミにて模擬授業を行いました。その振り返りを記事にさせていただきます。
【教科・教材】
道徳:「ともだちだもんな、ぼくら」(信頼・友情) 小学校2年生

【今回の授業での目標】
・勉強会で多く見てきた「低学年道徳」を行うことで、自身の学びを生かし、課題を明確 化する。
・道徳がしっかりと行える先生なるための学びをできる教材研究と授業にする。
・玉置流道徳を行い、先生のもとで学んだ成果を私自身が感じ、次につなげる。

【良かった点】
導入)
玉置流の導入は短く行うこと、想像することに価値づける工夫を行えた。
範読)
子供がより想像しやすい話し方・表現を用いることができた。
教材名の提示)
事前に提示せず、後で「ともだちだもんな、ぼくら」と書くことで教材を通して友達について考える工夫を行えた。
○×法活用)
意見をはっきりとさせ、その後話し合い、価値づけてから全体交流という流れを活用ができた。(話し合う内容は良くなかった…)

【反省点・学び】
・低学年という実態の把握
 低学年で実習を行ったゼミ生から教えていただいたことです。私の今回の授業はしーんとした中で同じリズムで授業が展開しました。しかし、それでは子供たちは取り組めないと教えていただきました。「声に抑揚をつける」「ジェスチャーを入れて大きく見せる」「表情をつけて、授業を行う」といった工夫を取り入れることでより子供が参加しやすくなると助言をいただきました。いい学びができました。

・範読への考え方
 私は今回の範読時にイラストを出さずに進めていました。それでは低学年の子供にとって想像しにくい内容となってしまいます。イラストを提示しながら読むことなどをによってイメージしながら子供が聞け、内容をより理解して考えることができます。また、イラストを使うことによって話し合う内容の焦点化にもつながると教えていただきました。
範読を通して子供たちがこの物語に対して想像しながら、イメージを膨らませ、物語が子供の中で完成されるような時間を形成できるように今後はしていきたいです。

・発問がわかりにくい
 まず、「一時一示」の原則を行えていませんでした。私は一気に3つの指示を出し、子供たちが困惑してしまうことを行ってしまいました。また、その指示が明確ではありませんでした。「どんなことがあって、どんな気持ちになった」というのは2年生には厳しいです。
イラストを見せながら出来事を思い出す、このとき誰がどんな気持ちだったのかということを明確に、わかりやすく伝えていくことが必要でした。自身の言葉をより理解して使えるように鍛えていきたいです。

・子供に考えさせたいことのズレ
 今回の道徳では「葛藤」に子供が目を向ける時間がとられていませんでした。「悪いことをして逃げる」という部分を強調し、「だけど、かみなりおじいさんの家に戻った」という事実を確認し、「どうしてこんなに変化したんだろう」ということをしっかり考えてなければ、共感をしながら授業を行えず、深めな発問で学習を深めることができません。教材のどこでどんなことを考えるのか、どういう思考を子供が抱くのかということをより考え教材研究することの大切さを学びました。

・落書きをしている子供役への対応
 今回、牧野さんが「落書きを続ける子供」という名演技をしながら、授業を受けてくれました。その子への対応時に「叱る」ことしか思いつかず、授業の雰囲気を壊したくないと考え、適した対応を行えませんでした。様々な子供が学校にはいます。その子に則した対応をよりできるよう日々研究していこうと思います。


授業をやるからこそ、仲間がいるからこそ学べる有意義な時間でした。「板書」「書き順」「話し方」「授業構成」など課題は山積みですが、下を向いてる暇はありません。4月から先生として働く覚悟を持って、今後生活したいと思います。

最後になりましたが、授業をわざわざ見てくれた3期生の嶋藤さん、早川君・4期生の安部さん、本当にありがとうございました。また来てください。

12月12日(火)二期生ゼミ記録(岩田)

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 こんにちは。二期生岩田です。二期生も全員が無事に卒論の一次提出を終えました。ほっとしたい時であると思いますが、本日は12月に入ってからの初めてのゼミでした。今日は授業者の石川君の記録をしたいと思います。


 石川君の授業は小学校6年生の社会科の授業でした。単元は「巨大古墳と豪族」で授業の最終的なねらいは、豪族の力の大きさについて考えることでした。導入から課題の提示までの約10分間の中での記録をします。


 1.具体的に想像できるような数値化をする。

 本日の授業の中で、古墳の大きさに気づくというシーンがありました。写真があり、視覚的に理解することができたので、おおまかな大きさの把握はできていましたが、教科書に表されていた、全長486m、高さ35m、横幅305mといったような数値を、子供たちにも分かるような身近な具体物に置き換えることでより実感がわくのではないかという意見が出ました。何階建てや、運動場何個分といったような、イメージしやすいもので表現することで、より一層授業に引き込まれるのではないかと感じました。

 2.○×法の効果的な活用法

 今回、石川君は大仙古墳が「一人のお墓だったのか。」「一族のお墓だったのか。」という発問において○×法を活用していました。指示が明確で、教師サイドが多くを語らなかったため、とても○×法が生きたと思います。結果として、○と×の割合も半分位に分かれ、子供たちの自然な意見が取り入れられていたような気がします。そこで、さらにプラスアルファとして、○×法を意図的指名に使うだけでなく、子供たち同士での共有法として活用できるということを学びました。○×をつけさせる→話し合わせる→何を話していたのか発表させる というような流れのある活用法があるということを知りました。


 3.子供に課題を作らせる

 これは、わたしも毎回自分の課題として上がるのですが、実際にとても難しいことであると思います。本日であれば、「たった一人のためにどうして大きなお墓を作ったのだろう。」というニュアンスの言葉を子供たちから出すことができればよかったのだと思いますが、なかなか難しいと感じました。子供たちから、子供たちの言葉で課題を作らせるためには、導入部分での授業への引き込み方によって、変化するのだと思いました。


 今回は、有田先生の本を読んで、授業を作ってきた石川君。社会科のプロ教師の技をまねて授業準備をしてきたこと、私も見習いたいと思いました。明るく、楽しく、社会科の授業を受けることができました。お疲れ様でした。(岩田)

12月11日津島市立南小学校の玉置先生の指導助言に参加して(牧野)

 12月11日津島市立南小学校の授業に参加しました。

 今回は6年生道徳。題材名「カーテンの向こう」の授業を見学させていただきました。
私が小学生のときの道徳でこの授業を受けたことがあり、衝撃的なお話だったので今でも心に残っていました。6年生の子ども達もとても良い姿勢でお話を聞いていました。道徳の授業教材は、それくらい人の心に響くもので、しっかりと伝えなければいけないと改めて感じました。

 この授業をきいて、私も「カーテンの向こう」の題材で授業がしたいと思いました。そこで、大学の講義で8分間の模擬授業に挑戦しました。ここでの反省で、「範読の際、主人公が悪者のように感じられた」という内容があがりました。確かに。範読に感情を込め、お話の様子を想像しやすいように工夫したつもりでした。しかし、主人公が悪者になると趣旨が、ずれているような気がします。範読は自分の考え通りにはいかないなと思い、玉置ゼミでの模擬授業の際に気をつけてみようと思います。

 お忙しい中授業見学の機会を与えてくださりありがとうございました。良い題材に出会うことができたので、自分なりにこの題材を研究してみたしと思います。(牧野)

※ 写真は校舎から見えた虹です。
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12月11日津島市立南小学校の玉置先生の指導助言に参加して(吉田)

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 12月11日に津島市立南小学校で行われた校内特別授業研究会に参加させていただきました。6年生の道徳の授業参観後、授業検討会・意見交流・講演会にも先生方の輪の中に入って活動させていただきました。本当にありがとうございました。
 今回の記事ではその日の学びを3つほど書かせていただきます。

 1つ目は「弱さを共感させる重要性」です。

 今回の道徳は「カーテンの向こうに」という教材を通して「嘘」について考える授業でした。今回の教材もそうでしたが、道徳教材の特徴として前と後でガラッと展開する・変化のある教材が多いことが挙げられます。その時に「弱さ」を子供たちが見つめる・共感できる時間を設けることで、子供たちが教材に引き込まれ、「弱さ」に目を向けているからこそ変化した人物を通して「よさ」をより見出せる、考えを持てるのだと気付かせていただきました。
 そのような授業にするためには「範読」「子供の発言」「授業の構成」などたくさんの要素から思考錯誤する必要があり、今の自分に不足していると感じました。今後取り組んでいこうと思います。

 2つ目は「子供にとってわかりやすい意思表示」です。

 今回の授業ではコップを用いて意思表示をするという活動をされていました。活動を通して多くの子供が参加できる、考えを持つ機会を設けるといった意図が見受けられました。授業検討会ではこのよさをよりよくするために「『子供にとって』わかりやすい意思表示に」という話がされました。例えば、「机の配置をコの字型にする」「誰がどんな意見なのかを確認させる」などの工夫が挙げられます。授業を行っているのは教師だけでなく、子供もその一人であり、彼らが最も話しやすい、議論しやすい環境を整えることの重要性を学ばせていただきました。

 3つ目は「役割演技を行うこと」です。

 授業者の先生から「体験する道徳を」というお話を聞かせていただきました。その手段として、役割演技を取り入れられていたのですが、深まる学習活動が展開されなかったとようにお見受けしました。私は良い手段だと感じましたが、「発達段階」と「必然性」に課題なのかなと振り返りました。

 「発達段階」という点では、役割演技が「実際に子供がその行為をすることによって気付く」「無意識にその行為を通して子供が自己開示を行っている」という一般的な低学年の実態に対応するものとなってしまったことや恥ずかしさや言語化することに困難さを感じる実態を考えると、6年生には適さなかったのかもしれません。難しい判断だと思います。

 「必然性」という点では、子供自身がその活動の意味を見出せるとよかったのではという考えです。1つ1つの活動のつながりを感じられる展開、声掛けによって、役割演技を通して考えようとする子供の姿勢を形成するという工夫もできるかもしれません。
 1つの活動をより多角的に考え、構成することの大切さと難しさを学ばせていただきました。

 訪問校の校長先生から「いつもホームページを見ています」と言っていただきました。拙い文章ではありますが、学びを深める一環として記事を書き、読んでいただけるということは本当に嬉しいことです。よりよい気付き、考えをもち、表現できるようにこれからも頑張りたいと思います。(吉田)

12月11日津島市立南小学校の玉置先生の授業助言に参加して(岩田)

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 こんにちは。本日12月11日、津島市立南小学校にて行われました、玉置先生の道徳の授業助言に参加させていただきました。今回は6年生のクラスで、内容項目は思いやり・親切で「カーテンの向こう」というお話でした。物語の内容としては少々難しい部分もありましたが、子どもたちに真剣に考えさせることのできるよい教材であると感じました。以下に今日の道徳の授業を参観させていただいての学びを、今回は3点に絞ってまとめます。


1.ひとりひとりに授業に参加しているという実感を持たせる

 私が、授業全体を通して今回の課題点としてあげた点は、固定化した子どもたちで授業が進められてしまっていたことです。子どもたちの中には、発言することが得意な子や、積極性に富む子がいる一方で、自分の考えを伝えることが苦手であったり、考えを文章に出来なかったりと能力による差が顕著に表れます。差があることは当然のことで、乗り越えていかなくてはいけないことであると思いますが、それが授業に参加出来ないことにつながってしまってはいけないと感じました。子どもが苦手そうだと感じたら、教師はまずペアで話をさせたり、机間指導で価値付けをして子どもたちに自信を付けさせたりと工夫できることがたくさんあるのではないかと思いました。挙手した子どもたちだけの発言で授業が作られてしまうことはとてももったいないことであると感じました。

 
2.教師の揺さぶりで子どもたちを授業に引き込む

 これは、子どもたちに道徳を一筋縄で終わらせないためにとても重要なキーとなると思います。今回であったら、「嘘をつくことは本当にいいことか。」というテーマで揺さぶりが出来ると先生が言われていましたが、物語を読み終えてからが本当の道徳になるのだと思います。子どもたちの意見に揺さぶりをかけることで、今まで自分が思っていた考えを見つめ直すきっかけになると思います。今回で言えば、「嘘はいけない」という考えをもっていた子どもたちが、「嘘はついてもいいものだ」という考えに物語を読み終えて変化した後で、「でもそれって本当?」とさらに追究することで、そこから自分に置き換え、真剣に考えることになると思いました。そこでようやく考え、議論する道徳につながるのではないかと感じました。


3.自分だけでなく、意見を周りと共有化する

 今回の授業の中で、紙コップを使って意思表示をするという取り組みがありました。子どもたちに3種類の紙コップを渡し、自分がどの意見に賛成なのか、自分だったらどうするのかということを机の上で表示するというものでした。個人的に自分の意思表示をする手段としてとてもいいなと感じました。感じたこととして、強いて言うなら、子どもたちの中での共有法として使うことができればもっと良いのではないかと思いました。今回は、先生が子どもの意見を理解するためのものだけに使われていましたが、使い方次第で子どもたちの考えを深めるきっかけになる道具になると思いました。座席の工夫や子どもたちの中での話し合いの機会を増やすことで、子どもたち間のための道具としてもっと活用されるのではないかと感じました。


 今回、道徳の授業を参観させていただいて、改めて教師の持っていきかたにより180度方向性が変化してしまうものこそ道徳であると感じました。怖いなと思う反面、やりがいがあるとも思いました。道徳が教科化になることで戸惑いや不安もありますが、「子どもたちに何を考えさせたいか」ということを念頭に置いて、そのための揺さぶりを常に忘れないようにすることを意識することが出来ればよいなと感じました。玉置先生、津島市立南小学校の先生方、本日はありがとうございました。(岩田)
 

12月5日知立市立平成小学校の勉強会に参加して(吉田)

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12月5日に知立市立平成小学校へ行かせていただきました。講演内容は「新学習指導要領を踏まえた授業力アップ」です。私はこの演題を多く聞かせていただくことが多いのですが、学ぶことは多く、書くことが尽きません。今回は2つの学びに絞って、書かせていただきます。

1つ目は「主体的」「対話的」「深い学び」を生み出すための授業にするための手立てです。
新学習指導要領のキーワードとして「主体的・対話的で深い学び」が挙げられています。玉置先生は授業改善として講演をされている中で「授業以外でもこの環境を整える必要があるのかもしれない」と考えました。例えば「主体的」であれば「指示されてする学習ではなく、選択する機会を授業で設け、意欲的にする」と講演会で話されていたと思います。それは学級の係活動においても「指示されて行うのではなく、『みんなが過ごしやすくするためには』と問い、子供が選択する」という活動があったら、よりよい学級環境で主体的な授業を行えると思いました。他の2つのキーワードに関してもこのことがいえると思います。授業だけで「主体的・対話的で深い学び」を目指すのではなく、学級経営においても意識して取り組むことも必要なのかもしれません。

2つ目は出力をすることで学ぶという再認識です。
私は9月から多くの講演会に参加させていただいています。それは「少しでも多くゼミで学び、4月をスタートしたい」という想いがあるからです。そんな私に帰り際、3期生の菱川君が「『エレベータートーク』って何ですか?」と質問してくれました。今回の講演では時間の関係で話されていない内容です。「エレベータートーク」とは「今日の授業の中で学んだことを何も見ずに30秒でペアの相手に伝える」という活動を行い、「授業の最後に表現させ、定着を図るため」等の目的で使われる玉置先生の授業技術です。私は何度も聞いていたのですが、「何も見ない」という大切な要素を彼に伝え忘れていました。彼が質問してくれて、話をしたからこそ気付くことができた学びだと思います。今後はより1つ1つのことにこだわって学びたいと思います。

お忙しい中、参加をさせていただきました。本当にありがとうございました(吉田)

11月30日 岡崎市立形埜小学校 算数科授業研究会に参加して(白井)

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11月30日、岡崎市立形埜小学校において、算数科授業研究会に参加させていただきました。玉置先生による師範授業や落語教室、有馬先生による研究授業、研究協議会まで盛りだくさんの1日を過ごさせていただきました。
その中でも、玉置先生と有馬先生の算数授業について、学んだことをまとめます。2つの算数授業を参観させていただいて、どちらも印象に残っているのは課題を解こうと一生懸命に考え、試行錯誤する子どもたちの姿です。このような姿を生み出せる教師に、わたしもなりたいと強く感じました。

○玉置先生 師範授業
授業の時、玉置先生は「先生は、次何て言うと思う?」と子どもたちに問いかけられていた。それに子どもたちから「2で作る!」という元気な声が返ってきていました。
私は、この様子を見て子どもたちに次の活動を問いかけることで、課題に向かう姿につながるのだなと感じた。教師が「次は2を入れてみよう」と言ってしまえば簡単であるが、言われたからやるという活動になってしまうが、子どもたちの「2で作る!」という言葉を出発点にすることで、そこに何か子どもたちの考えがある活動になると思いました。自分たちで課題に向かっていることが実感できる活動になって、より意欲的に課題解決を目指せると思いました。私も次に何をしたら良いかを子どもたちに問いかけて、「主体的に」課題解決を促したいと感じました。

○有馬先生 研究授業
算数日記というものを毎授業書かれていることを知り、興味を持ちました。1時間の授業で課題解決をする過程を振り返り、次の授業のはじめに発表をしていました。子どもたちの日記はただ書くだけの活動ではなく、授業でどのようなポイントで解いたかまで詳しく書かれており、中でも素直に問題が解けなかったことを「悔しい」と書いている子が、授業のはじめに発表をしていて、興味を持ちました。その子は、次は解けるように工夫したいと書かれていて、前時の解けなかったことを生かして本時には解けるようになっていました。子どもたち1人ひとりが「悔しい」という感情を持つほどの課題に向かう姿を見ることができ、その感情を引き出すには、算数日記を書いて自分を振り返ることを通して実感できるものであると感じました。
子どもたちの様子を見て、私自身も「書くことによって学ぶ」を負けずに行っていかなければ!と感じました。

最後に、岡崎市立形埜小学校の子どもたちと休みの時間一輪車をするなど関わる機会も多くあり、私自身も次の日筋肉痛になりながらも多くのことを学んで、楽しく充実した1日となりました。岡崎市立形埜小学校の先生方、玉置先生、ありがとうございました。

自己紹介と12月20日ゼミ初参加について(井上)(中澤)

 はじめまして。玉置ゼミ4期生の井上喜友(いのうえ よしとも)です。今回初めて記事を書かせていただきますので、簡単な自己紹介と、先日、稲沢市立稲沢中学校で行われた「いのちの授業」についての感想を書きたいと思います。

 さて、まず自己紹介です。私は教育学部の体育を専攻し、専門としている種目はサッカーです。サッカーは高校で区切りをつけ、現在はよさこいサークル柳に入り、活動をしています。玉置ゼミを志望した理由は2つあり、授業作りと学級経営について興味があったことと、様々な経験をし、自分を成長させるチャンスだと考えたからです。玉置ゼミで多くと人と意見を交わす中で、自分の考えの軸となるものを作っていきたいです。

 次に、先日参加させていただいた、「いのちの授業」についての感想です。初めてのゼミ参加ということもあり、かなり緊張していましたが、玉置先生や先輩方のサポートもあり、楽しく参加することができました。ありがとうございました。授業では、最初にアイスブレイクをして固さを取り、リラックスした状態で授業を受ける工夫や、全体を巻き込みながら授業をする玉置先生を見て、勉強になり、そして驚きました。あれほど楽しそうに授業をする先生を初めて見ました。授業の中で向さんが話されていた、「何か一つ続けること」私自身もやっていきたいと思います。

 多くの学びがあり、充実した初めてのゼミになりました。これからも多くのゼミに参加し、多くのことを学んでいきたいです。(井上)



 はじめまして。玉置ゼミ四期生中澤佑太(なかざわゆうた)です。 先日、稲沢中学校での『命の授業』のセミナーに参加させて頂きました。今日はそのセミナーで学び得たことと自己紹介を書きます。

 まず学び得たことは、先生による生徒への声かけについてです。玉置先生は、生徒に「想像してください」「ちょっと考えてもらおう」など、発問とは別に生徒が活動をしながら話を聞くように声かけをしていた。私は、このように生徒に活動を促すことで、生徒に長時間による集中力を引き出たせ、無駄口をする暇を与えないようにすることを可能にすると考えました。

 次に自己紹介をします。私は国語専修で、出身地は名古屋市です。歌を歌うことと器械体操が好きで、前方宙返りができます。性格は、よくも悪くも生真面目であり、何事にも全力を出してしまいます。単独行動しがちですが、寂しがりやですので、かまってもらえると嬉しいです。

 最後に一言申します。ゼミで関っていく全ての方に感謝の気持ちを持って、教育に対して全力で向き合って行きます。よろしくお願いします。(中澤)
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12月5日刈谷教育研究会研修会に参加して(菱川)

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 こんにちは!3期生の菱川です。さて今回は刈谷市教育研究会に参加させていただきました。今回学んだことを書いていきます。

 まず予測不能な社会を今の子ども達が生きていくために求められる子どもたちの資質能力の観点が4つから3つへ変わり、『生きる力』がその3つの大前提にあるということです。生きる力は次の学習指導要領に関係してないわけではなくそれが基となって新たな指導要領が作られることを学びました。

 次に主体的・対話的で深い学びについてです。
○ 主体的とは指示されてやる学習ではない。
→ 今日の学習から次はなんの学習をするのか考えさせたりといった、1時間の授業の内に選択させる場面を作るべき
○ 対話的とは自分一人で完結する学習ではない。
→生徒の身振り手振りや人の話についてうなずきながら聞いている様子を褒めてあげて価値付けを大事にするべき
○ 深い学びとは『見方考え方』を道具として使う学習である。
→依存できる関係を子どもに作り、助け合いを大事にするべき
 この3点について学びました。実際の授業に応用できることばかりで自分で考えて授業に取り込めるようにしたいです。

 そして『見方考え方』という言葉を強調されました。今は道徳以外の全ての教科の目標で書かれています。これから先はこの見方考え方を忘れずに授業をしていきたいと深く思えました。

 今回、初めて玉置先生の講演にお邪魔させていただきました。普段大学の授業では学べないようなことまで学ぶことができて大変興味深く楽しいものでした。先生は今日もおっしゃっていましたが『物分かりの悪い教師』になれとよくおっしゃいます。すごく難しいことだなと実習を通じて感じました。だが子どもの考えを引き出すために大事なことであるので経験を積んで物分かりの悪い教師になれるように頑張りたいです。(菱川)

12月5日刈谷教育研究会研修会に参加して(丹羽)

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 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。先日刈谷教育研究会に参加させていただき、玉置先生の講演から学んだことを記したいと思います。演題は「新学習指導要領を踏まえたこれからの授業」ということで、たくさん吸収することができたと思います。

 まずは、新学習指導要領からこれからの予測不能な未来社会を生きていく子どもたちに求められる資質・能力について評価の観点が今まで4つだったのに対し、3つに変わることや、大前提としては子どもの「生きる力」の育成が土台としてあることを改めて学びました。

 次に主体的・対話的で深い学びについて大学の授業でも学習しましたが玉置先生が分かりやすく紹介してくださったので記します。

主体的=指示されてやる学習ではない
対話的=自分1人で完結する学習ではない
深い学び=見方・考え方を道具として使う

ということです。以前から見方・考え方については何度も聞いたことがありますが、改めて子どもたちが何ができるようになればいいのかということを明確にして各教科の見方・考え方を持たなくてはいけないのだと思いました。

 最後に授業の大原則として、「物分かりの悪い教師になれ」というお話がありました。子どもの言ったことに対して都合のいい答えを返すのではなく、子どもから答えが出るように切り返していくことが大切なのだと学びました。

 今回のように玉置先生が講演する会に参加させていただくのは初めてでしたが、本当に時間があっという間に感じられ、話のテンポや聞き手の表情を感じながら話されていて、さすが落語家だなぁと思いました。また、玉置先生の大学の講義でも聞いたことのあるお話がたくさん聞け、記憶を掘り起こすことができたのでこれからは忘れないように定期的に自分で振り返っていきたいと思います。

 個人的にはエレベータートークが気になったのですが、時間の都合上聞けなかったので、また機会があれば先生に聞いて、記事にしたいと思います。(丹羽)
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