3月17日 人間共育道場での学び(高桑、安部、小谷川)

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 こんにちは、4期生の高桑です。先日卒業式を終えて、3期生の先輩方を含め4年生がいなくなることの寂しさに浸っています。4月からそれぞれの場所でご活躍されることを心から応援しています!

 さて、2度目となる人間共育道場に参加し、寺田恭子先生の考えをもとに、「幸せとは何か」を話し合いました。今回は、そこで学んだことを書いていきます。

 まず、私は寺田先生の「ピンチをチャンスに変える」というような物事の捉え方が本当に素敵だなと感じました。辛いことや危機があってもそこで立ち止まってしまうのではなく、人とつながり、とりあえず動いてみることで、色んな人を巻き込みながら新たなステージを迎えていくという寺田先生の生き方は、エネルギーが溢れていて輝いて見えました。

 私は、2月上旬に膝の靭帯を損傷してしまい、思い通りに動かない足に落ち込んだ時期がありました。しかし、今思い返せば、家族や友人以外にも電車内で松葉杖の私に席を譲ってくれる方がいたりと、人の温かさに触れるとても良い機会でした。この経験から、幸せはやはり周りの人がいて初めて感じるものだと思います。幸せは人それぞれの基準があるため、世間一般の「普通」という固定概念にとらわれず、自分なりの幸せの軸をしっかり持ちながら、これまで以上に色んな人つながりたいと強く思いました。

 今回で2度目の参加となる人間共育道場でしたが、いつものセミナーとは違って、先生の話を聞いて感じたことを感じたままに伝えたり、普段では交われないような方々の経験や考え方を聞くことができます。深く話し合うことで、学びが自分の中にスッと浸透するように入ってくるため、とても有意義な時間を過ごすことができたと感じています。今後もぜひ参加させていただきたいと思っています。また、今回学んだことを生かし、当たり前となってしまっている幸せに目を向け、言葉にすることで、日々幸せであることを実感していきたいと思います。

 寺田先生、玉置先生を始めとした関係者のみなさま、素敵な学びの場をありがとございました。(高桑)

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 こんにちは。4期生の安部です。先日、初めて人間共育道場に参加させていただきました!これまでに何回か参加している加藤奨基のくんをいつも羨ましく思っていたので、今回やっと参加することができてわくわくしていました!

 今回のゲストは、大学教授でありながら車いすダンスを実践していらっしゃる寺田恭子先生でした。私は以前、命の授業で寺田先生の講演を聞かせていただいていましたが、今回は玉置先生との対談という形だったので、前回よりも近い距離で寺田先生の声を聞くことができ、改めて先生のエネルギッシュな姿に魅了されると共に、先生の生き方はやっぱりすごいなぁ、と感銘を受けました。

 対談後、いくつかのグループに分かれて3つのお題に沿って意見交流をしました。初めて会う大人の方たちの中で、自分の意見を言うのはすごく勇気のいることでしたが、いろんな人の意見が合わさって新たな考えが創造されていく感覚はすごくいいものだということを改めて感じることができました。この感覚を子どもたちにもぜひ味わせてやりたい!と思わず考えてしまいました。

 2つ目のお題、「あなたにとっての幸せの基準とは」はすごく考え甲斐のあるもので、様々な意見が出ましたが、結局は何なのか分からないという結論に至るほど深いものでした。私はみなさんの意見を聞いて、自分の中にすごく落ちたものがありました。それは、「人とのつながりを実感したときに幸せを感じるのではないか、人はピンチをチャンスに変えるために人とつながるんだ」ということです。幸せを感じることは日常色々な場面でありますが、人とつながっていて良かったと思えたとき、人ととの繋がりを実感したときは、やはり幸せを感じるのではないか、と自分の経験も振り返って改めて思いました。人とつながることの意義を再確認できた瞬間でした。自分自身、そして子どもたちに多くの幸せを感じてもらうために人ととつながることをやっぱり大切にしていきたいなと思いました。

 教育という範囲に留まらず、自分の生きた方についていろんなことを考えさせられ、多くのものを得られました。寺田先生、玉置先生を初め、関係者の皆さま、ありがとうございました。(安部)

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 こんにちは、特別に参加させていただきました教育学部3年小谷川です。今回は人間共育道場での寺田恭子先生の話とグループワークをして感じたことについて書かせていただきます。

 寺田先生の話は今までの経歴や生き方について様々なことが聞けましたが、寺田先生の目の前の事柄についての目の向け方、自分の人生との向き合い方にすごく惹かれました。とてもエネルギッシュであり、困難なことを困難に思わず、自分のものにしていく姿はかっこよく、素晴らしい生き方であると感じ、また寺田先生の人との関わり方と関わりの多さ・広さに圧倒されました。寺田先生のポジティブでエネルギーのある姿は、周りからはキラキラと輝いて見え、人生をあるがままに楽しんでいて、だからこそ様々な人たちを引き寄せているのだろうと感じました。

 そして何事も人のために、諦めという概念がなくどうすればできるだろうかということを常に考えている姿は、すごくストイックで、でも寺田先生自体はそのストイックさを自覚していなくて気さくですごく親しみやすい人柄は本当に真似したいと思うような模範的な方だと思いました。また、「自分のことはたかが知れているからこそ、様々な人から意見を求めて解決していく。」という言葉が色々と考えさせられました。自分自身をしっかり把握して認めているからこその思考であり、人になかなか頼ることができない私にとっては刺さるものがありました。

 寺田先生の話の後のグループワークでは幸せについて考えました。改めて考えるとすごく難しいということと、自分にとっての幸せというのは人それぞれであると同時に自分の生き方・信条などにも影響するものであると感じました。

 私は人と思いを共有できたときに幸せを感じると考えました。プラスの思いはもちろん、辛さ寂しさ、悲しみなどのマイナスの思いも当てはまると思います。「幸せの基準は自分を認めること」という意見が出てましたが、何かを認められた時に人はホッとしたり、嬉しくなったり、素になれたりと最高の状態になると思います。そして認める・認められたという思いこそ、私は思いの共有なのではないかと思ったからです。

 この考え自体は以前からなんとなく頭の中にあり、いじめの問題など教師として生徒と向き合うにはどうすればいいのかと考えていると、他人の痛みなどを自分が理解することはできないけれど、共有して認めてあげることはできるのではないかという考えに常に至っていたということを実感しました。今回の話し合いや様々な意見を聞いて自分の考えを改めて整理することができ、とてもよい機会でした。

 寺田先生の話とグループワークから、人生の中での物事の捉え方や、向き合い方について今までの自分はどうだったのか、そしてこれからどうしていきたいのかを考えるきっかけになりました。まだまだ経験が浅いので、幸せを感じる瞬間というのが、やはり中心にいるのが自分の場合が多いなと感じ、寺田先生のように人の幸せを自分の幸せにできるような人になれるように、たくさんの経験とつながりをもって、これからも日々学んでいきたいと思いました。(小谷川)

3月17日人間共育道場での学び(竹内、加藤奨基、中西)

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 こんにちは!4期生の竹内・加藤奨基、5期生の中西です。3月17日に行われた人間共育道場での学びを書かせていただきます。

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 こんにちは。4期生の竹内です。今回は3月17日に行われた人間共育道場について書きたいと思います。今回初めての参加でしたが、みんなで考え、話し合い、深めていくというグループワークに、講演会やセミナーとは違う新鮮さを感じました。

 今回のゲストは桜花大学保育学部教授の寺田恭子先生でした。寺田先生は車イスダンスの先駆者であり、障害の有無に関わらず、車イスダンスを通じて「体が元気になって心も元気になってほしい」という想いを広めています。今回は、寺田先生によるお話や、グループワークを通じて、学んだこと、感じたことの中から、話の中心となった「幸せ」について2つのことを書きたいと思います。

 1つ目は幸せを感じるためには前向きに捉えることです。寺田先生は危機を迎えた時に、一人では抱え込まず、色々な人に相談をし、知恵を出すことで、解決策を見つけるそうです。人とのつながりに対しても嫌な事もあるけど、良い事、楽しい事の方が多い、とお話の中から、寺田先生は何に対しても前向きに考えていることが伺えました。失敗をしてもそこで止めることはせず、その失敗をきっかけとして成功させたり、危機を迎えた時には、「よし、なんとかしてやろう」と決して諦めることはせず、前向きに考えることで結果的に相談を乗ってくれる人の存在に感謝をしたり、危機を乗り越えた時の達成感など、幸せを感じる機会が多くなるのではないかと思いました。

 2つ目は幸せを感じる基準についてです。幸せの基準とは、人それぞれ異なり、また幸せ、不幸せの境目というものではなく、幸せを感じる場面です。寺田先生は、周りの人が楽しいと感じていたり、幸せだと話している時に周りの人に対して、いいなぁ、と幸せを感じるそうです。グループワークでは、この幸せの基準について焦点を当て、話し合いをしました。私は、実家暮らしから一人暮らしになって初めて親のありがたみを感じるなど、今いる状況から新たなことを知った時に、過去の状況について見えていなかった部分に感謝をし、その時の当たり前は幸せだったと感じると思いました。

 またこの考えに対して、人は今の現状を基準として、より高みを目指してしまうため、現状にあまり感謝をせず、当たり前に思ってしまうのではないかという意見があり、その通りであると思いました。きっかけがないと現状に感謝の気持ちや、幸せだと感じる事がないため、これからは小さな事でも感謝の気持ちが生じた時には、積極的に相手に伝えていこうと思いました。そうすることで少しずつではありますが、今の状況についてどれだけ幸せなのか、ということに実感が湧いてくると思います。今まではどのような場面で幸せかということについて考えた事がなく、ふとした時に感じていました。今回幸せについて考えることにより、今過ごしている日々をあらためて考える機会となりました。

 初めての参加でしたが、グループワークを通して、他の参加者の方との新たなご縁があり、みんなで考え、深めていく人間共育道場ならではの学びを楽しく感じました。寺田先生、玉置先生を始めとする人間共育道場関係者の皆様、このような会を開いて頂きありがとうございました。(竹内)

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 こんにちは、4期の加藤奨基です。今回は3回目の人間教育道場に参加させていただきました。ゲストは以前にもお話を聞かせていただいたことのある、車椅子ダンスなどで有名な寺田恭子先生です。

 寺田先生はお話の内容だけでなく、その雰囲気にもポジティブな感じが出ていてお話を聞いているだけでこちらも元気になるような雰囲気でした。そのポジティブさは先生の考え方にも表れていて、「様々な障がいを持つ人がいて、それぞれにどう対応していけばいいか迫られた時のような、危機感のある時が返って想発のチャンスになる」という考え方にとても共感しました。そのためにピンチの時こそ一人で抱え込まず他の人に助けを求めることが大切だということでしたが、やはり、どうしても抱え込んでしまう人にはどのように対応していけばよいのかが課題になると思います。

 自分はそういった人たちに、繋がることで楽しい・幸せだと感じるような経験をしてほしいなと思います。しかし、経験をした上で繋がりたくないと思う人もいるだろうし、セミナー内で斎藤さんも仰っていたように「繋がる意義が分からない」人も多くいるとも思います。これは同じゼミ同期の竹内君も言っていたのですが、そのような人たちと自分がどう関わっていくかで、「一度繋がることができたらその人との繋がりを絶たないこと」が重要だと思います。前回のゲストである青山先生も仰っていた「繋いだ手を離さない」ということです。

 しかし、繋いだ手が思いのほか捻じれてしまったり、相手から振り切ろうとされたりすることもあるかもしれません。それでも、繋いだからには離さないぞ!という強い、広い気持ちが大切なのではないでしょうか。玉置先生や寺田先生のように、そういった大きな心を持っている人のもとに多くの人が集まってくるのかなぁと感じました。

 大人の学び場である人間教育道場では、毎回物事の新たな視点を与えてくれます。今回は玉置ゼミの参加者も増え、この良さをもっと知ってもらえたかなと思います。また、地域の保護者さんたちとお話することもでき、改めて繋がることの良さを感じました。お話してくださった寺田先生、機会をくださった玉置先生、道場の関係者の皆様、ありがとうございました。(加藤)

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 こんにちは。5期生の中西です。3月17日に行われた人間共育道場での学びを書かせていただきます。

 今回は寺田恭子先生からお話をお聞きしました。寺田先生は車いすダンスを通して、障がいのある方でも楽しく体を動かせる実践を行なっていらっしゃいます。私は「車いすダンス」について何も知りませんでしたが他の障がい者スポーツに比べて、障がいの重軽度に関係なく誰もが楽しめるスポーツだということを知りました。障がい者バスケや障がい者テニスはある程度障がいが軽度で体力がないと難しい種目に比べて、車いすダンスの場合は一人ひとりに合った動作を無理なくこなすことができます。そして複数人が同じ場で行うことができるので、人とのつながりを通して「楽しい!」という気持ちを共有し合うこともできると学びました。

 また、寺田先生のお話の中で「危機を良い意味でのストレスとして捉える」という言葉が心に残りました。ストレスと聞くとマイナスなイメージがありますが、危機をチャンスとして前向きに考えるストレスは解決に向けて大切なものだということを学びました。そのほかにも一人で抱え込むのではなく、周りの人のサポートを借りることで乗り越えられることも増えます。私は問題なことが起こったときにひとりで解決しようとして思い悩んでしまうことがあるので、ピンチなときはピンチ!と声を出せるような人になりたいと思いました。周りのサポートは、「人とのつながり」あってこそのものです。

 今回のグループワークの時間に「幸せの基準」について意見交流を行いましたが、ほとんどの意見の根底にあるものは「人とのつながり」でした。つながりが広く大きなものであれば、危機的なことに対しても解決に向けたサポートを手助けする大きな存在となるので、頑張ろうというポジティブな気持ちへ向かうということに気づきました。

 初参加でしたが、職業や年齢もばらばらな方とのグループワークはとても新鮮でした。自分では気がつかない視点の意見が沢山あり、新たな学びを得るとても貴重な時間となりました。最後にこのような学びの場を与えてくださった玉置先生、寺田先生はじめ関係者の皆様ありがとうございました。(中西)
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