7月15日 5期生ゼミ ゼミ発表から学んだこと(木下)

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 こんにちは。5期生の木下です。今回は7月15日の自分の発表について記事を書きたいと思います。3年生前期の最後のゼミ発表ということで、いつものように本の内容を授業化するのではなく、道徳の授業に挑戦しました。私は、「問題解決的な学習」を取り扱った有名教材である『泣いた赤鬼』で授業をしました。

 皆さんもよくご存知であろう『泣いた赤鬼』は人間の友達が欲しい優しい赤鬼が「どうしたら人間の友達ができるのだろうか。」と青鬼に相談をしたところ、青鬼がわざと人間の村で大暴れをする様子を赤鬼がこらしめることで赤鬼は人間と仲良くなることができたけれど、青鬼は赤鬼に手紙を残して旅に出てしまうという内容です。

 私は有名教材であるこの本を今まで読んだことがなく、今回自分が授業をするにあたって初めて読みました。たった数分で読み終えることのできる絵本ですが、心にグッとくるものがあるなと強く感じました。

 今回は時間の都合で中心発問である「どんな気持ちで青鬼は赤鬼に手紙を書いたのだろう。」のみを取り上げました。そして、ここで何人かに意見を聞いて最終的に「みんなが考えた青鬼は自分(青鬼)と友達である赤鬼のことどちらを1番に考えているかな?」という問いにつなげました。

 この問いに対して私は「友達である赤鬼!」という答えが返ってくると予想していましたが、予想もしていなかった「自分のことも友達である赤鬼のことも考えていると思う。」という答えが返ってきました。ここで玉置先生にいただいたアドバイスとして「まずは受け入れ、認める」ことが大切であることを学びました。自分が出して欲しかった答え(ここでいう赤鬼のことを1番に考えた)との共通点を見つけて繋げることの大切さも学びました。9月からの実習でも自分の予想していなかった答えが返ってきた時にどう繋げていくかを大切にして、今回の経験を生かしたいなとも感じました。

 そして、この授業の最後に自分の話(説話)を授業にからめて取り入れました。授業を構成している時から今回は自分の話を最後に持ってきたいと考えていたので日々ネタ探しをしながら生活しました。自分が小学生や中学生の時に自分の話を面白く話してくれる先生は何人もいましたが、このような先生方は普段の生活からネタを探して過ごしていたのかなと感じました。

 道徳の授業はやりにくいというイメージが強くあって、やってみるとやはり難しかったけれどとても良い学びが多くありました。道徳授業への苦手意識はまだぬぐいきれていないので、何度も経験を積んでいきたいです。(木下)

7月1日5期生・矢崎さんの発表からの学び(宮野)

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 多くの学びがあったにも関わらず、記事を書き忘れていました。8月に入ってしまいましたが、記事を書かせて頂きます。

 矢崎さんは、小学校4年生の小数、式と計算の順序という単元を扱った模擬授業をしてくれました。矢崎さんの発表から学んだことは主に2点あります。

 1つめに、いくつかの方法で解答が出てきたときは、全体を眺めさせ、児童に違いを気づかせるということです。全部やり方違うね、と教師の方が言ってしまいがちですが、子供に決めさせて言わせることが大切だと学びました。全体を眺めさせた上で、じゃあ違いを見つけていこうかと次の段階に移っていくという流れを算数の授業では大事にしなければならないと思いました。

 2つめに、特定の児童だけで授業を進めるのでなく、全員に問い返して意思表示させる大切さです。

 ある子が発表した説明に関して、同じ方法で計算した人?と問い返し、手を上げた他の子に再度説明させる場面がありました。同じ方法で行っても、説明の仕方はみんな違い、もし前の子の説明では理解できなかった子も、別の子での説明では理解ができるということもあるのではないかと思いました。皆に考えさせたならば、全員に意見を聞いてみなければならないのだと分かり、常に同じ人?違う人と問い返すようにしたいと思いました。

 矢崎さんの発表では、どのように全員参加の授業にするか、また算数の授業での意見交流の注意点を学びました。いよいよ実習も迫ってきたので、算数の授業をさせて頂く際は、これらの学びを活かしたいです。(宮野)

7月15日 遠藤さんの発表から学び得たこと(北神)

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 こんにちは。五期生の北神です!7月15日に、遠藤さんが伊藤先生の授業から学んだことをもとに国語の授業をしてくれました。遠藤さんの授業は、今までゼミで学んだことがたくさん取り入れられていて、前期最後の発表にふさわしいものでした。今回は、その授業発表から私も取り入れたいと特に思ったことを書きます。

 まず、詩をいきなり全部子ども達に見せないということです。遠藤さんは『うとてとこ』の詩をもとに授業をしたのですが、その詩をいくつかに分けて板書していました。だから、私たちは次にどんな言葉がくるのだろう?と興味を持つことができました。また、前の二行を考えてから、一見すると同じように見える後の二行について考えたので、後の二行を考える時には自然と前と後で違う所を探していました。最初に全部を読んでから細かく読み取りをする方法と、少しずつ分けて順番に読み取りをする方法を選びながら授業を作っていきたいです。

 もう一つは、いろんな子どもを指名することです。遠藤さんは、ほぼ全員に指名をしていました。同じことでも分かりにくいことは、他の子どもに自分の言葉で言わせていました。先生がすぐに伝えたいことを言ってしまうと、子ども達は友達の話を聞かなくなると思います。それに、理解しているつもりでも、自分の言葉で言おうとすると上手く言葉にできないということもあります。そうなると、他の友達の話を聞こうと思うでしょう。だから、一つの発問に対していろんな子どもの意見をどんどん繋いで、教師が伝えたいことまでもっていくことが大切だなと思いました。(北神)

7月15日 五期生ゼミから学んだこと(遠藤)

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 こんにちは!5期生の遠藤です。今回は、7月15日のゼミで行った、自分にとっては前期最後となる発表について書きたいと思います。

 私は今回、これまでとは異なり、研究授業のDVDを観て、その授業を分析し、自分なりに再構築するという試みを行いました。研究させて頂いたのは、伊藤彰敏先生の「うとてとこ」という授業です。学級全体の音読技術を向上させつつ、一人一人が考え、発言し、行動する場が作られた、素晴らしい授業でした。特に真似したいと思った点と、実際にやってみて難しかった点の二つに分けて、まとめていきます。

 まず、伊藤先生の素晴らしい授業工夫についてです。私はこれまで何度も、教師は子供の発言を繋ぎ合わせて授業を作っていくのが大切だ、と学んできました。伊藤先生の授業は、そもそも子供が発言したくなるような揺さぶり、刺激に溢れていて、常に子供が生き生きと考え、行動している印象でした。

 更に、出てきた発言に対しての価値付けを、自分ではなく子供たちがするよう促しているところも、成る程と思いました。私は、子供の発言はどんな内容であろうとありがとう、よく答えてくれたね、という気持ちで迎えたいと思っています。しかし、その思いが強いあまり全てのリアクションを先生が取ってしまって、先生だけが先走ってしまう可能性があることに気が付きました。伊藤先生は、突拍子もない発言でも素晴らしい気付きでも、同じように「ありがとう」と声をかけてらっしゃいました。話しすぎない、という大きなコツを、伊藤先生の姿から勉強させて頂きました。

 自分が実際にこの教材をやってみると、導きたい方向に児童を刺激するのが本当に難しいことを感じました。その中でも特に、授業中盤で先生から「教室全体が活動できる時間を作った方が良い」というご指摘を頂いた時のことが印象に残っています。実は私は、その時まで全員での活動をしていなかったことに気がついておらず、いかに自分が緊張して、必死だったか思い知りました。今回私は、全員が一度は話す時間を設けようということは意識していたのですが、それに固執するあまり、全体の活動を疎かにしていたのだと感じました。最終的な大きいポイント、「大小」「緩急」「間」のお話に自然に持っていけるよう心がけていたのですが、どうしても子供のリアクションが予測しきれず、対応が適切でなかったせいで話が逸れることが何度もありました。

 自分にはまだまだ実践経験が足りないことを身に染みて感じましたが、これまでゼミで学んだことを生かした工夫は出来たと思うので、この学びを忘れずに実習に取り組みたいと思います。この授業に出会うことが出来て、自分の中で大きな目標が出来ました。自分にとってどんな授業をしたいのか、実習までにもっと固めて、このゼミでもらった指摘や助言を忘れることなく、学んでいきたいです。(遠藤)

7月15日5期生長谷川さんからの学び記録(酒井)

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 7月も中旬にはいり、いよいよテスト期間が迫ってきているなあと感じてる5期生の酒井です。

 先日7月15日に13回目の5期生ゼミがありました。そこで行われ長谷川さんの発表から学んだことを書かせていただきます。

 今回長谷川さんは「手品師」という教材で道徳の授業をしてくださいました。授業をする上で長谷川さんは時間をかける所とかけない所をうまく見極めていて、とてもテンポがよさをとても感じました。テンポがだらっといてしまうと児童の気持ちもだらっとしてしまうことが考えられるので、時間配分やテンポは授業を進めるうえで気を配りたいポイントだと思いました。

 授業のうち児童らが発言し考えを深める場面では、「こころのものさし」を用いていました。これにより立場が明確化させて自分の意見を述べやすくなったり、仲間の意見を立場を意識して聞くことが自然とできるようになったりしました。またこころのものさしには名前が書かれ、黒板に残るので発表した子の認めらた!という気持ち、また発表したい気持ちが育まれたり、周りの子の発言への意欲が高まったりすることも考えられそうだと感じました。

 発問においても揺さぶりの質問を効果的に活用し、子どもたちの興味を引き付けて離さない授業であり、15分弱ではなく45分フルで受けたいと思う授業でした。

 子どもたちを置いてきぼりにしないことは授業の大前提でもあると思うので、どんな授業をするときも子どもたちと共に学びを深められることを重点において行っていきたいと改めて思いました。

 長谷川さんの前期の発表は今回が最後でしたが今までの集大成といえる素晴らしいものだったと思います。たくさんのことを学ばせてくださってありがとうございました。(酒井)

7月15日 5期生 ゼミ発表からの学び(長谷川)

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 こんにちは。5期生の長谷川です!7月15日に道徳教材で有名である「手品師」の模擬授業を行いました。そこで学び得たことをまとめます。

 今回は『道徳教育』という教育雑誌の数冊を参考に、現場で行われている授業を、そのまま実践してみました。玉置先生は「手品師の授業は、教師の数だけ何通りもある。」と仰っていました。まさにその通りで、手品師の授業展開は、沢山のパターンがあり、とても悩みました。その中でも、私は、手品師の教材を通して、多面的、多角的に考えることができる授業を行いました。

 まず、今日は誠実な生き方について考えるよ、と課題提示をしました。次に、誠実の意味について確認をしました。これらは、主発問の際に道がそれることを防ぎ、誠実な生き方について、立ち返ることができるようにするためです。そして、「手品師は迷いに迷いました。」という部分を取り上げ、ここで、あなたが手品師だったらどのような行動をとりますか?という主発問をしました。このとき、ワークシートに"心のものさし"を準備しておき、自分の立ち位置を明確にしてから、理由を書いてもらうようにしました。

 道徳は、ゆさぶりが大切なので児童役の意見が出た後、ゆさぶり1:男の子との約束は守れたけど、手品師の大劇場に出る、という夢は叶えられなかったよね?手品師は自分自身に誠実であったと言えるかな? ゆさぶり2:自分の夢には正直になれたけど、男の子との約束は…?誠実って、正直という意味もあったけど…。と、2つのゆさぶりをかけました。その後、意見が変わった子がいるかどうかを聞き、最後に、手品師のどのような行動をとることが、誠実な行動だったと言えるだろうか、と発問をする授業展開でした。最後の方は時間が足りず割愛となりましたが、また授業をする機会があれば、最後まで通してみたいと思います。

 道徳の授業で大切なことは、もう1つあり、自分のことに置き換えて考えさせることです。自分だったら…と答えてくれた子には「自分のこととして考え、発表できたことはいいことだね。」と褒めて、価値付けをすることが大切だと学びました。

 道徳の授業は初めて挑戦しましたが、特に葛藤場面を深く考えさせるための、ゆさぶりが重要だと感じました。また、児童の発言を上手く拾い、臨機応変に対応したり、切り返したりする授業スキルがいるなぁ、と実感しました。どんな発言が来たとしても、しっかり対応出来るようにするためには、事前に教材研究や分析、補助発問を準備しておく必要があると感じました。

 振り返ると、1回目の発表はとても緊張していて、自分がどんな授業をしたのかすら、覚えていない状態でした(笑)。経験を積むことで、少しは自信がつき、授業をすることの楽しさを感じることができました。何事も経験は大切なので、これからもたくさん挑戦したいと思います!(長谷川)

二村さんの第4回目のゼミ発表からの学び(杉山)

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 こんにちは。5期生の杉山です。二村さんの発表から学んだことを記します。

 二村さんは、「レストランで」という教材をもとに、道徳の授業をしてくれました。
これまでの発表での学びを総括したもので、オープンカンニングや意図的指名、板書のスムーズさにおいては自然にできていて、ゼミ発表ですが、まるで普通の授業を受けているみたいだと思いました。

 挙手を求める際の細かい声掛けもしっかりとできており、子供が発言しやすい環境づくりもできていました。

 授業の流れはスムーズだったのですが、二村さんはこれまでの発表でも、発問や指示が難しいことがありました。今回の道徳でもちょっとどうしたら良いか迷ってしまうものがあり、指示を簡潔にすることや、子供たちを課題に集中させる言葉がけの選択の難しさを実感しました。

 また、今回の授業では、考えさせたいことがいくつかあって、どれがまとめに繋がる課題なのかがわからなくなってしまったので、課題とまとめが繋がるような明確なものを教師が設定し、その方向に持っていけるように、子供たちの意見を繋げつつ、あらゆる意見に対応できるように、教師は、まとめに繋がる選択肢を増やせるようにせねばならないことを感じました。

 ゆさぶりの発問を通して、子供役に意見を求めさせたことは、新しい様々な考えを生み出し、更なる方向へ進んでいったため、とても良いと思いました。

 今回の道徳授業は、これまでの発表以上に事前準備等が大変だったと思いますが、僕はとても充実した学びになりました。深い学びを提供してくれた二村さん、ありがとうございました。(杉山)

5期生ゼミ 7月15日 最後の発表で学び得たこと(二村)

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 こんにちは!5期生の二村です。今回は最後の発表ということで「道徳教育」の中から中学年向けである「レストランで」の資料を活用し、道徳の模擬授業をしました。そこで学び得たことを書かせていただきます。

 今までのように自分で考えた授業構想ではなく、この本の中にあり、現場で使われている授業構想をそのまま実践してみました。

 この教材のねらいとしては、約束や社会の決まりを守り、公徳心を大切にする態度を育てること、考え続ける姿勢を養うことです。後者を実践するためにゆさぶりをかけ、葛藤場面がありました。

 今回の発表を通し、玉置先生から2点指摘をいただきました。1つは意見が変わった子をもっと褒めてあげること。もう1つは葛藤場面で全員が葛藤する発問ができていないことについて、指摘していただきました。

 1つ目について、道徳の授業で児童の意見が変わるということはとてもすごいことであり、貴重な体験であるので、もっと価値付けしてあげるべきであることを学びました。

 児童の意見に対する価値付けやとっさの対応の言葉選びの難しさを改めて実感しました。現場の先生方や玉置先生の対応に注目し、切り返しの技術を盗んで自分のものにしていきたいです。

 2つ目について、葛藤させることが今回のテーマだったのですが、揺さぶりをかけきれず、不完全燃焼で終わってしまいました。この失敗をこのまま終わらせず、いい揺さぶりを自分の中で考え、実践して成功体験をしたいと思いました。

 今回の発表を終え、改めて授業の難しさを感じました。今まで自分が何気なく受けてきた授業もたくさん工夫があり、現場の先生方のすごさに気づきました。この4回の模擬授業のおかげで、人前に立つことに慣れ、最初に比べたら成長することができたと思います。これからもこの素晴らしい環境で学べることに感謝して、少しずつ成長していきたいです!(二村)

7月10日前期最後の4期生ゼミ記録(安藤)

 こんにちは!4期生の安藤優里です!最近暑さが増してきましたね。勉強のご褒美と称して、大学の帰り道にはついアイスを買ってしまいます(笑)さて今回は、7月10日の前期最後のゼミ記録を書かせて頂きます!

 今回も、教職教養の問題から始まりました。みんな丸をつける回数が圧倒的に増え、何回も解いてきた成果が出てきていると感じます。一方で、何回も間違える問題もあるので(それもだいたい同じ問題)もう一度しっかり復習して試験に臨みます。

 そのあと、玉置先生から教育と笑いの会で福島の大熊中学校を訪問された時のお話を伺いました。東日本大震災から原発の影響や、働き口の不足などによって、その町に住む人が減っていて、子どもの数も少なくなっているそうです。国の補助で、ペッパー君が学校に導入されているなど、施設は潤ってきていても、子どもがいなくなってしまうことも考えられるそうで、私たちが考えているよりもずっと難しい問題であるということを、非常に考えさせらました。

 いよいよ、採用試験を目前に控え、とても緊張しています。春から始まった前期ゼミはもちろん、セミナーに、毎日の勉強にと、採用試験に向けて、そして教壇に立つ日に向けて、13人全員で学び合ってきました。ここまで頑張ってこれたのは間違いなく、玉置先生やゼミのみんな、先輩方や、玉置先生が巡り合わせてくださったたくさんの方々がいたからです。玉置ゼミに入って得た、たくさんの学びと、たくさんの出会いに感謝して、明日は全員が自分の精一杯が出せるよう頑張ります!!!玉置先生、前期ゼミご指導ありがとうございました!(安藤)
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7月1日酒井さんの発表から学んだこと(二宮)

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 こんにちは、5期生の二宮です。今回は酒井さんの最後の発表から学んだことを書きたいと思います。

 「11の視点で授業が変わる!算数教科書アレンジ事例40」/盛山隆雄 編著

 今回酒井さんは小学校教育実習の配当先の一年生を想定して算数の授業をしてくれました。

 大きさを直接比較する内容でしたが、「比べる時に重ねて大きい方が大きい」という概念を小学校一年生でもわかりやすい動物の大きさに合った家を探す場面で授業をしていたので児童も参加しやすいものだと思います。

 また、本のタイトルの11の視点にもある「比べる場面にする」が今回の授業であったが、対話をするためには、比べるような自分で深く考えることが、改めて大切であると学びました。

 玉置先生から、特に小学校一年生は「たくさん喋らせること、色々な児童に同じ質問をして実感をさせることが大切」といったことをご指導していただきました。そこから学年ごとに合わせて発達段階を意識して授業を進めることが大切だと学びました。

 私は小学校六年生が配当先ですが、迷わせる算数の授業をしていくことで子どもが自発的に考えることを酒井さんの発表から感じることができたので、自分の実習でも意識したいと思います。酒井さん4回の素敵な発表お疲れさまでした!(二宮)

7月1日5期生ゼミ記録(酒井)

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 梅雨の時期となり傘が手離せない日が増えた5期生の酒井です。

 さて今回は7/1のゼミでした発表について書かせていただきます。2年前期における最後のゼミ発表で、私は盛山先生の「11の視点で授業が変わる!算数教科書アレンジ事例40」という本を参考に模擬授業をさせていただきました。

 この本には題名の通り11の視点から考えられた教科書アレンジの事例が紹介されていました。

11の視点とは以下もののことです。
1、 逆をたどる        
2、 きまりを仕組む      
3、 迷う場面にする      
4、 比べる場面にする
5、 考察の対象をする
6、 考察の視点を与える
7、 単純化する
8、 条件をかえる
9、 隠す
10、視覚化する
11.オープンエンドにする

 これらを元とした事例が書かれている2章の前の1章ではそもそも教科書とは何か、から始まり、教科書アレンジの意義等について書かれていました。そんな第一章の締めくくりの文に出てきたこの言葉が「目の前の子どもたちに合わせた柔軟な授業を」でした。

 日本の教科書は日本の平均的な子どもを想定して作られているものの、地域によって学校によってクラスによって子どもは異なります。それなのにどの子たちに対しても同じように授業を行うのは平等な教育であり一見聞こえはいいが目指すべきなのは公正な教育なのではないでしょうか。そこで子どもたちの実態に応じて教科書教材の扱い方を変えるのが教師の役目だとも盛山先生は述べています。

 教科書アレンジの目的については以下のようにまとめられていました。
・子どもの意欲を喚起する。
・子どもに問題意欲をもたせるため。
・授業のねらいをよりよく達成するため。
・次の授業(内容)にスムーズにつなげるため。

 自分の中になんとなく授業がどう進むのかイメージできているつもりでしたが、実際前に立つと、予期せぬことがたくさん起きてイメージしていたものは頭からふっとんでしまいました。その分度々いただく玉置先生や仲間からアドバイスが身にしみました。
 例えば
・1人の子の発言から周りに考えを広げてみんなで考えを深める。
・何度でも同じことを複数の児童に説明させて、話すことで定着をはかる。
・子どもからその授業のキーワードを引き出す発問、声かけをする。
 などです。どれも欠かせないポイントだと思うので、それを実際にできるように教育実習までにもっと練習をしたいなあと感じました。待ち受けている実習は不安でいっぱいですが、やってみることの偉大さを痛感できてよかったです。(酒井)

7月8日 4期生ゼミ記録(安部)

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 こんにちは。4期生の安部です。教採前のゼミもいよいよ残り2回となってしまいました。週2回必ず全員揃って集まれる機会がなくなると思うと寂しい気持ちでいっぱいです。

 さて、今日のゼミも最初に教職の問題に取り組みました。問題演習も、もう集大成で、みんなの丸付けの音は勢いよくなってきました!また、今日はその後に、教育のニュースに関して少し話し合いました。教育情報に関して、教師としての自分の考えをしっかり持っておくことが大切だと玉置先生から助言していただきました。


 さて、少し余談ですが、最近私が感じることを書きたいと思います。それは、思いやりは伝染するいうことです。最近玉置先生が体調を崩されていて、4期生のみんなはすごく心配していました。先生に会ったと言うと「先生の調子はどうだった?」と先生を気遣っていたり、先生が好きな甘いものやドリンクを差し入れしている姿が見られました。私はそんなみんなの姿を見て心がすごく温まりました。先生のために何かしてあげたい!という気持ちはひしひしと伝わってきました。こんなみんなの行動は、日ごろの玉置先生から頂いているたくさんの思いやりを受けての恩返しなんだろうなという風に感じました。思いやりは一方的に人が人に行うことかなと思っていたけれど、そうではなくて、思いやりを心で受け止めた人は、自分もまたどこかでその思いを返したいなと思って新たな思いやりの行動につながるのではないかな、と私は感じました。教員になった際にも、思いやりが伝染する学級を作りたいなぁとふと考えてしまいたした。

 やはり、こんなに温かい心を抱かせてくれるゼミのみんなが大好きで、私たちのためにたくさんのことをしてくださる玉置先生には感謝の気持ちでいっぱいです。周りの支えあってこその採用試験、感謝の気持ちを忘れずに本番に挑んでいきたいと思います!

 写真は先日、玉置先生が北海道のお土産をくださったときに撮ったものです!みんないい笑顔です!(安部)

7月1日5期生ゼミ発表での学び(矢崎)

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 こんにちは。五期生の矢崎です。今回が最後の発表でした。最後ということで、教科で授業をしてみようということになりました。私は小学校の頃から算数が大の苦手でした。その事を玉置先生に伝えたところ、「それは挑戦するしかないな!」とアドバイスを頂きました。

 私の今回の成果は「価値付け」ができていたことです。そして、今回の課題は「声かけの言葉選び」です。

 私は授業の発問の中で「グループの中で面白いと思った計算方法を1つあげて、黒板に書きにきてください。」というものがありました。しかし、「面白い」という言葉は、一人ひとり面白いと感じる基準も違うので、適切な言葉ではないと先生からアドバイスをいただきました。確かになと思いました。授業を行う中でつい出てしまった言葉でした。
でも、この「面白い」という言葉を「なるほど」という言葉に置き換えるだけで、全く違った分かりやすい発問になりました。

 今回、この「声かけの言葉選び」に気をつけて発問や声かけをすることによって授業の雰囲気がガラッと変わることを体験することができました。この体験を実習までにすることが出来たことは私にとって大きな財産だと感じました。

 今回学んだ事だけでなく、今までゼミで学び合ってきた事をちゃんと自分の物にして実習に向かいたいと思います。4回の貴重な実践の機会をくださった玉置先生ありがとうございました。拙い授業を熱心に受けてくれた五期生のゼミ生の皆さんありがとうございました。みんなでこれからも切磋琢磨していきたいです。 (矢崎)

7月1日5期生ゼミ 中西君の発表からの学び(二村)

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 こんにちは!5期生の二村です。第10回5期生ゼミでの中西君の発表からの学びについて書かせていただきます。

 今回は、白石先生の「白石範孝の国語授業のつくりかた」についての発表でした。実際にごんぎつねの教材を使い、国語の模擬授業をしてくれました。

 中西君はいつも通り、落ち着いていて、とても聞きやすい話し方でした。最近ゼミでよく話題に上がるオープンカンニングが意識してできていたり、引き出したい大事なキーワードの示し方がとても上手な印象でした。

 玉置先生から授業のテクニックとして生徒をあてる時の自然な流れを教えていただきました。まず1人に当て、同じ意見の人と聞く。次に同じ人もいるけど違う人もいるよねと違う意見の人と聞いてから、それぞれ理由を聞いてみようと深めていく。この流れにすることで、違いがあるから確認しようと自然な流れになると教えていただきました。

 模擬授業を通し、生徒に当てる順番にも1つずつ工夫があり、たくさん生徒に話すチャンスを与える大切さを学びました。今回も中西君の授業からたくさん学び、刺激をもらいました。中西君お疲れさまでした。(二村)

7月1日5期生ゼミ発表での学び(中西)

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 こんにちは。5期生の中西です。7月1日のゼミ発表から学んだことを書かせていただきます。

 今回は、白井先生の「国語授業のつくりかた」をもとに「ごんぎつね」の教材で模擬授業を行いました。初めて教材を使っての発表だったので、うまくいかないことがありました。

 一つ目は目線です。発表風景の写真を玉置先生に見せていただくと、どれも目線が下を向いていました。事前に授業構想を書いた紙を見るのに必死で、目線が前を向いていませんでした。これでは子どもの様子を見ることができません。子どものちょっとした表情の変化や仕草、態度から意図的に指名するなどの授業技術は子どもの様子を見ることが大前提となってきます。子どもの様子を見るために、目線を意識する必要性を学びました。

 2つ目は子どもの指名の仕方です。私は自分が求めている答えを子どもが発言すると、すぐに次へ進んでしまいました。玉置先生の助言として、最初の1人に聞いた意見と同じ人、違う人を挙手させそれぞれ論議させたり指名したりすることで全員参加の授業ができると教わりました。たしかに私の模擬授業は特定の人だけが発表するだけで、発言しない人のほうが多かったと気付きました。授業者として子どもの全員参加という意識が低かったと思います。次回の発表ではこの点についても意識していきたいです。

 今回の玉置先生の助言をもとに、次回はよりレベルアップした授業をつくっていきたいと思います。(中西)

6月26日 4期 ゼミ記録(加藤奨基)

 こんにちは!4期の加藤奨基です。最近、教採練習を始めた当初はとても苦手で、こつこつ練習を積み重ねてきた面接でようやくA評価をつけていただくことができ、継続することの良さを実感しました。あとはこの面接を生かせるよう、勉強のほうもしっかり行って合格したいと思います。

 今回のゼミ記録は、玉置先生が紹介して下さった、野中信行先生の実践記事の紹介がメインとなります。

●保護者の理解が得られず、学級を掻き乱してしまう子(他の子にちょっかい、教師へ逆ギレ、反発など)に対して
・上司(校長)へ強く相談
・発達障害か愛着障害が考えられる

○愛着障害
愛情不足などから、教師の気を引こうとわざと目立つ行動を起こしてしまう子ども。
○逆ギレ、反発
子どもが攻撃的になるのは、「不安感」が原因になることが多い。不安感を取り除くには、「安心感」を与えてあげること!

☆「安心感」のために!
→厳しく叱らない。つい大きな声で叱責してしまいそうだけど、ガマン。優しく接すること!(人は優しく接せられると、セロトニンという安心ホルモンを分泌できるそうです)

☆優しく接するには??
・見つめる
・微笑む
・褒める
・触れる
・話しかける
特に「褒める」では以下のことに気をつけよう!
・短いフレーズ(ステキ!バッチリ!)
・2回繰り返す
・成長が分かるように
・アイメッセージ
短いフレーズで2回繰り返すというのは日常生活でも使っていけそうですね。どんな言葉も褒め言葉に!

 また、「『そ』で始まる言葉」というのも相手を認める言葉として使いやすいそうです!(そうなんだ、そうなの、など)


 最近雨が続いてどんより天気ですが、玉置ゼミの良さはみんなの人柄の良さでもあります!実習・教採に向けて気持ちは晴れやかにがんばりましょう!!(加藤)
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6月24日5期生北神さんの授業からの学び(木下)

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 こんにちは。5期生の木下です。今回は6月24日の北神さんの発表から学んだことを書きたいと思います。

 今回北神さんは『全員を聞く子どもにする教室の作り方』という多賀先生の本から、聞く力をつける授業をしてくれました。内容としては、北神先生が描いた絵をほかの生徒からのヒントを頼りにどんな絵か当てるという内容でした。ここで大切なことはヒントを与える話し手はどういえばわかってもらえるかを意識することで、聞き手はよく聞いて集中することでした。

 先生からのアドバイスで紙のボリューム感を伝えると良いというアドバイスに強く同感しました。例えば体育の授業でマット運動をするとします。マットが4つ並んでいて、児童たちにバランスよくマットに散らばって集合してほしい時に「ではマットに集合しよう。」とだけ言うと1つのマットに児童たちは集合してしまいます。ここでは「番号順にマットをわけるよ。1番から10番の人は端のマット、11番から.....。」のように集合するマットを的確に指示する必要があります。このマットの原則と同じように今回の発表であれば、「紙を6等分したうちの1つに星を書いてください。」のように伝えることができると良いということでした。

 今回の北神さんの授業では、実際私たちが体験することで北神さんが多くを語らなくても気づかせたいことを私たちが気づくことができていて、良い授業であるなと感じました。お疲れ様でした!(木下)

6月24日 五期生ゼミ発表から学び得たこと(北神)

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 こんにちは!五期生の北神です。6月24日に『全員を開く子どもにする教室の作り方』をもとに発表をしました。 今回の授業は、ワーク中心にしました。教師が一方的に説明する授業ではなくて、子ども達が活動を通して学ぶ授業にしたいと思ったからです。今日はその発表から学び得たことを書きます。

 まず、指示を明確にすることです。今回の活動は、私が事前に描いた絵を一人の子が説明し、他の子がその子の指示を聞いて、私の絵とそっくりに描くというものでした。話し手は、聞き手が分かるように詳しく話そうとします。聞き手は、積極的に質問して話し手の意図を汲み取ろうと真剣に聞きます。だから、この活動は、子どもが意識しないうちに、聞く力も話す力も身につけることができるのです。

 しかし、私は、私が描いた絵とそっくりに描くように指示することを忘れていました。話し手が説明し始めた時に、何もしていない子もいました。これでは、ねらいを達成できないなと思いました。小学生だったらもっと戸惑っていたと思います。それに、今は何をする時間なのかしっかりと示すことは、子どもたちがだらけない授業にも繋がると思います。次授業をする時には意識したいです。

 もう一つは、私の授業はずっとトーンが一定だということです。これは、教育実習までに特に意識しなければならないと思いました。抑揚をつけないと、子ども達は飽きてしまうと思います。授業を始める時、子ども達に授業の核となることを伝える時、子ども達を褒める時など、トーンを変えられる場所はたくさんあります。もっと自分の感情を出せるような授業をしたいなと思いました。

 多賀先生のこの本を読んで、聞ける子ども達の学級は上手くいくということがよく分かりました。聞く力よりも話す力を重視しがちですが、国語の時間に聞く力を身につけさせる授業も行うことも大事です。だから、ぜひ多賀先生が提案していらっしゃるオムニバス形式の授業を取り入れたいと思いました。(北神)

6月24日5期生ゼミでの杉山くんの発表からの学び(古川)

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 こんにちは、5期生の古川瑛理です。今回は第10回のゼミの杉山くんの発表から得た2つの学びについて書かせて頂きます。

 今回杉山くんはこれまでの学びを生かしながら「うばわれた自由」という教材を用いて道徳の授業をしてくれました。

 まず1つ目の学びは教材に入る前に自分の考えをしっかりと持たせることについてです。今回、自分の考える「自由」とは何なのかを教材に入る前に問いかけてくれたことで自分の考えをしっかり持った上で教材と向き合うことが出来ました。お話を読んでしまった後に考えるとどうしても本のストーリーに影響を受けてしまいます。いつ問いかけるかのタイミング、ストーリーに入る前に何を考えておくと意見が出てきやすいかを想定して問いかけをすること、授業の準備をしておくことが深い学びへ繋げるために重要なのだと思いました。

 2つ目に道徳を綺麗事で終わらせないということについてです。2種類の自由を考えた際にどっちの方がみんなは良いのか問いかけたとき、聞き手の意見が偏りました。

 そのとき杉山くんは先生はこっちがいいなと理由を述べながら、もう一度聞き手に考えさせていました。世間体的にはこう言った方がいい、先生はこういう模範解答を待っているんだと思わせたまま課題に取り組ませるのではなく、最終的には物語から離し、しっかりと自分のこととして落とし込ませ、向き合わせるということが大切でその為には子どもの心に揺さぶりをかけることが必要なのだと思います。その為にも子どもの発言、呟きを基に臨機応変に対応し、思いを引き出していくことが教員には求められる力なのではないかと考えさせられました。この力は簡単にすぐ付けられるものではありません。ゼミやボランティアの活動を通して少しでも付けることができるように努力していきたいと思いました。

 これまでとは違った発表の仕方で大変な点も色々あったと思いますが、様々な学びを得ることができました。発表をしてくれた杉山くん、ありがとうございました。(古川)

6月24日5期生ゼミ発表からの学び(杉山)

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 こんにちは。5期生の杉山です。この前の第4回ゼミ発表から学んだことを記します。
僕は前回の発表で、公民の授業を行い、様々なアドバイスをみんなから頂きました。また、玉置先生から、「道徳の授業をやったらどうか。」と言われ、今の自分の力量を計るのと、これまでの学びを活かしたいとの思いで、今回の発表で道徳の授業に挑戦しました。

 これまでの、自分でつくった教材を用いるのではなく、現場で使用されている教材を用いての授業は、授業構想がとても難しく、苦労しました。

 今回扱った教材は、「うばわれた自由」というもので、「自由」とはどういったものかを、子供たちに考えてもらうものでした。

 導入では、子供たちがイメージする「自由」とはどういうものかを考えさせて、「好きなことができる」、「自分がしたいことを好きなときにできる」といった発言を引き出したあと、展開において、教材と照らし合わせながら、子供たちに「本当の自由」についての意識を、ゆさぶりの発問を通して持たせます。終末で、教材とこれまでの自分と仲間から得た考えで、「本当の自由」とは何かいう、一番学ばせたいことを、子供自らで発見するという授業構成にしました。

 授業後のゼミ生や玉置先生からの指摘では、導入に時間をかけすぎないこと、挙手を求める際、導入部分などの簡潔に済ませたい部分では、指名は意図的ではなく、列毎で指名するといった風でも良いこと、細かい1つ1つの言葉(たくさん手を挙げてくれてるけど、次で最後にするね等)をかけること、意見が分かれる発問において、教師は中立的立場であることがあがりました。

 これまで4回の発表を行って、第1回から大きく授業技術が向上したと感じましたが、まだまだこれからということも同時に思いました。また、ゼミを重ねるにつれて、ゼミ生のみんなの発表や指摘もどんどん良くなっていることを感じ、ゼミの環境のありがたさを改めて感じました。

 今回も様々な視点からの指摘で、またレベルが上がったと思います。これからも努力を重ねて、良い授業を作れるように頑張ります。(杉山)

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