11月27日 関口さんの模擬授業の記録(高橋)

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 こんにちは!4期生の高橋です。今回は、関口さんの模擬授業の記録を書いていきたいと思います。

 今回、関口さんは、3年生の円の単元で授業をしてくれました。授業のあちこちに、◯×法や、「今日来てよかったね」など、野口先生の要素が散りばめられていて、関口さんらしいなと思いました!

 関口さんの授業は、ひとつひとつの活動に工夫が見られました。

 例えば、課題へのつながりも、「今日のめあてなんだと思いますか?」と一旦子どもたちにパスすることで、一方的にならないようにされていたところが上手だなあと思いました。

 また、全体交流では3つのパターンの意見が出ました。そのとき、「いつも『はかせ(早く、簡単に、正確に)』って言ってるけど、どれが1番『はかせ』でできそう?」と子どもたちに尋ねて、答えを吟味させているのもよかったと思います。

 授業後、みんなからは、発問が明確だった、意図的指名ができていた、今なにをするのかやることが分かりやすかったという意見が出ました。

 一方、円の中心を見つけるために何故2回折らなければいけないのかをしっかり押さえるとよかった、キーワードを押さえておくと良かった、というアドバイスがありました。

 玉置先生からは、円を1回おるだけだと、この線のどこかに中心があるということだけしか分からないが、2回折ることで、その線上にある点が1つに定まるからだと、教えるべきことは教えるべきだという助言がありました。

 また、関口さんは個人追究に入る前に、予想できる人、できない人、と尋ねて実態把握をしていました。そこで、授業の最後に、「予想できない」と言った子どもを指名し、今日の授業でできるようになったことを褒めてあげるとよい、というご指導もありました。

 関口さんの授業は、発問や活動1つ1つに仕掛けがあり次はなんだろう?とワクワクする展開で、とても楽しく受けることができました!関口さんの話し方や、間の取り方、声の出し方は何か惹きつけられるものがあり、とても勉強になります!いつも、教材研究にまで話が及ぶゼミ生の授業から学ぶことは大変多いですが、こういった基本的な技術もどんどん真似ていきたいと思いました!関口さん、お疲れさまでした。(高橋)

11月27日4期生後期ゼミで模擬授業を行なっての学び(関口)

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 こんにちは!4期生の関口です!今回は自分が行なった模擬授業について書きます。

 私は3年生の算数で「円」についてやりました。前時で、まるいかたちを「円」その真ん中を「中心」、円のまわりから中心までを「半径」ということを学んでいる状態です。

 最後に子どもに言わせたい言葉は、
「円を半分に2回折って交わったところに中心がある」
「直径は円の中で1番長い直線なんだ」
「直径は半径の2倍なんだ」
 という3つでした。

 そこで、円を子ども役のゼミ生に渡して好き放題に中心を見つけてもらいました。期待通りにハサミを使う安藤さんや、真ん中の点を大きくすれば中心になるんじゃないかとずる賢い竹内くんもいて見ている側も楽しませてもらいました。

 3人の違うやり方を当てて、「はかせ」というワードからどのやり方が一番早くて簡単で正確か選ばせました。

 竹内くんの中心の大きさに関しては、以前玉置先生が「直線は永遠にかけるか否か」話されている模擬授業で取り扱われていたため、私に力があれば触れたいところでしたが、今回はスルーしました。

 そして、円の中心の見つけ方は、円を半分に2回折って交わったところだということをみんなに納得させた後、「なぜ2回なの?1回や3回ではいけないの?」と揺さぶりをかけました。

 玉置先生と考えたこの発問の大きさや意図を私自身わかりきってないまま使ってしまった発問でした。後からのゼミ生からのアドバイスで、ここで「半分」というキーワードを大切にする必要があるということを学びました。

 なんだか、ゼミ生の顔がすっきりしていないのに私はそのまま直径へと進めました。直径の定義を教えて、配ってある円に直径を書かせ、「半径3センチの円から7センチの直線を探してほしい」という発問をしました。

 ここで20分が経ちました。

 最後の発問の意図は、子どもの口から、「直径が1番長い」「直径は半径の2倍」だということを出させるというものでした。

 早めに取り掛かり玉置先生と一緒に授業研究をさせていただきました。やる前何度も声に出したり頭の中でリハーサルしたりと完璧なつもりでした。しかし、自分のできている発問に疑問をもとうとしなかったところや子ども役の発言の予想が足りていなかったところが事前の反省点であると考えます。また、指導案通りに進めようと子ども役の表情に気付きながら進めてしまったことを後悔しております。

 もうゼミでの模擬授業は終わってしまいました。しかし今回行なったことで、より授業研究の楽しさを感じることができました。ゼミ生からのアドバイスや玉置先生のご助言を今後に生かしていきたいです。卒論もがんばります!!!(関口)

11月6日 4期生ゼミ 山田さんの模擬授業の記録(秋田)

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 こんにちは。4期生の秋田です。今回は、山田さんの国語の模擬授業の記録を書いていきたいと思います。

 山田さんは、今回詩の授業をしてくれました。まず、導入からカエルの絵をかいて「これなんの動物だと思う?わかった人から教えて!」と絵の上手な山田さんだからこそできる明るい雰囲気の授業の始まりでした。
 
 詩の音読も、たけのこ読みというおもしろい読み方をしていました。これは、子どもたち一人一人に自分の好きな一文を選んで、全体で読んでいく際にその一文の時に立ち上がって読むというものです。これはとてもおもしろくて子どもたちも楽しくできる点がある一方、まだ授業の最初の段階では、子どもたちが詩を味わいながら読むことができず効果があまりないのではないかという意見もありました。

 また、山田さんは発問も端的でわかりやすく、声色や表情もとても暖かいので子どもが安心して受けられる授業であるなと感じました。途中、発問のなかでもやはり子どもたちからの言葉があいまいのまま次にいってしまう場面もあったので、私自身も子どもからなかなか引き出せなかった際に、どう教師が切り返していくかというその切り札をたくさん持っていかなければならないと思いました。
 
 そして、玉置先生の助言から「主人公のカエルの絵をあえてださなかったらどうか?詩の中にはどこにもカエルがでてくるとは書いてない」というお言葉もありました。教科書のイラストにとらわれがちだが、そこをあえて隠して、子どもたちにそれぞれの詩のイメージをつくるということも大切だなと感じました。

 ゼミの終わりには玉置先生が、私たち四期生に「詩を楽しむとはどういうことか?」と投げかけてくださり、詩の楽しさについて改めて考えることができました。私たちの中で出た意見としては、「子どもたちがいろんな自分の感性を言い合えること」「リズムを楽しみながら読むこと」などがでました。

 玉置先生の助言を聞いて、詩の授業はあまり深くやりすぎるとかえって良くないのだと感じました。詩を専門家のように分析したり鑑賞したりせず、また技巧ばかりに焦点をあてるのではなく、子どもたち一人一人の感じたこと、思ったことを大切にして、「詩を楽しむ」という忘れがちなことを大切にしていかなければならないと思いました。

 ゼミの回数を重ねるたびに、教材研究のポイントをたくさん学べたり、教師の基本的な授業技術を再確認できたりできるこのゼミの時間があることが本当にありがたいです。玉置先生、ご指導ありがとうございました。(秋田)

11月6日 第5回4期生ゼミ 模擬授業の反省(山田)

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 こんにちは、4期生の山田です。今日は11月6日にやらせていただいた模擬授業の反省を書きます。

 今回わたしは4年生の国語の「春の歌」という時の教材を扱って授業をさせてもらいました。教育実習でも詩は扱わなかったのですが、わたし自身、詩の授業が好きだったので今回挑戦してみました。初めてやる詩の授業でしたが、やって初めて教える側の難しさを痛感しました。

 根本的な部分で恥ずかしいのですが、大きな反省点として、詩の授業の進め方があります。わたしは、詩を分析して読み深めることで、イメージを膨らませて、まとめの音読でそれぞれが思い思いの表現をできたらいいなと思い、授業展開として、音読を数回した後、読み取りに入りました。全体で読み取って、黒板の模造紙に書き込むという形を取ったのですが、その結果、一文ずつにこだわりすぎてしまい、詩の楽しさを伝えきれずに終わってしまいました。
 
 詩の面白さとは、絵がないので自由に想像を膨らませられるところや、声に出した時に、リズミカルで、イメージ次第で自分らしい表現ができることだと思っています。その部分を感じさせる活動が足りていなかったなと感じます。
 
 子どもたちが、授業を通して詩の面白さを存分に味わうことができるよう、玉置先生から2つ改善案をいただきました。
 1つ目は、座学で読み取りを重視するのではなく、何度も詩を繰り返し子どもに読ませて、「今、どうして〇〇のように読んだの?」と子どもたちから自然に出てきた体や声の表現から、その子がイメージしたものを学級で共有し、深めていくという授業展開です。
 2つ目は、詩の中心が「かえる」であると 明かさずに授業を進めるという授業展開です。
 
 どちらもわたしは無かった視点でした。授業技術だけでなく、1番の根本となる教材研究のご指導をいただけることが有難いと感じます。それと同時に、教材研究の視点から自分や、4期生のみんなの授業を批評できるような力をつけていきたいなと思いました。(山田)

中学校実習で学んだ大切なこと(大久保)

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 こんにちは!玉置ゼミ5期生の大久保です!今回は中学校実習を通しての感想を書いていきます。

 私が中学校実習で最も勉強になったことは、生徒との関わり方、距離感についてです。

 小学校実習では、初日でも児童から寄ってきてくれて、たくさん話すことが出来ました。しかし、中学校実習初日は、どこか警戒されているようで、生徒から寄ってくることはなく、そこのギャップから、上手く関わることが出来ませんでした。

 私は生徒との関わり方、距離感についての悩みを実習ノートに綴りました。

 そして、担当の先生からある言葉を掛けていただきました。
「例えば中3だとして、15年間家庭環境や友人との関わりで、生き方を貫いてきているのだから、否定せずに、生徒の価値観を認めて接してみるといいよ。」
というものでした。関わり方に悩んでいる私にとって、有難い言葉でした。

 私はそれを意識して、生徒と関わっていきました。すると、徐々に生徒との距離感が縮まっていきました。多くの生徒と関わることができました。この経験を通して、分かったことが2つあります。

 生徒も大人と同じように様々なことに考え、悩んでいるということ。ただしそこには、中学生ならではの危うさが内在しているということ。この2つです。

 そういった時に間違った方へ進まないように、正しい方向へ導くことが教師の役目なのではないかと中学校実習を通して、強く感じました。担当の先生に教えていただいた通り、否定はしません。一人一人を認めながら、間違った方へ進みそうな生徒がいたら、こんな生き方もあると教師が示していく必要があるのではないかと思います。

 実習最終日まで、生徒と上手く関われているかという心配は消えませんでした。しかし、帰りの会が終わって、校門に立っていると、クラスの子や学年の子が来てくれて、「先生が居なくなるの寂しいよ」と言ってくれました。実習中ずっと関わり方について悩んでいた私にとって、救いの一言でした。その言葉が今でも胸に残っています。

 中学校実習前までは、小学校の先生になりたいという気持ちが強かったのですが、実習を通して、中学校の先生にもなりたいという気持ちになりました。これから教採に向けて本格的に動き出しますが、実習で学んだことを忘れず、児童生徒に進む道を示していけるように、恥じることのない生き方をしていきたいです。(大久保)

※写真は6月のゼミでの大久保君です(玉置)

11月13日4期生後期ゼミ 加藤諒太君の社会の模擬授業の記録(井上)

 こんにちは!4期生の井上です。今回は11月13日に行われた加藤諒太君の模擬授業の記事を書いていきます。

 6年生の社会の授業で、歴史と公民を合わせたまとめの授業でした。内容としては、今までに習った政治をしてきた人をまず挙げていき、時代順に並べて整理する。次に、もし現代に1人歴史上の人物を呼び寄せることができて、総理大臣をするなら誰がいいかということを考えていきました。

 はじめに書いておきますが、玉置先生の話を聞き、これから教壇に立つ身であるため、褒め合うだけの馴れ合いのゼミ生ではなく、これからは厳しい評価や意見を出していきたいと思います。それは自分もゼミ生も成長する上で絶対に必要なことであって、将来必ず役に立つと考えるからです。ゼミの時間を無駄にはしないよう、もう一度気を引き締めていきます。

 私自身、はじめは、斬新で面白い考えだと思いました。しかし、考えていくうちに、発問がよく分からなくなってしまい、途中でペンが止まってしまいました。それでも、私は歴史が好きであるため、色んな考え方をすることができましたが、もしこれが、苦手な子どもやよく理解できていない子どもであったら、ほとんど考えることができずに直感でこの人がいいといった考え方になってしまうと思いました。これではせっかくのまとめの授業であるのに、分かる子どもたちだけで進んでいってしまい、分からない子どもは置いていかれてしまう授業になると考えました。

 授業をするならば、何かしらの学びがあり、力をつけて子どもには帰っていってほしいと思っています。学びがあるから面白いのであって、面白さが先行してはいけないと加藤君の授業を見て、そして玉置先生の助言を受け、再確認できました。しかし、こうして再確認できたのは、加藤君のどんどん挑戦した授業をしたいと考える姿勢のおかげです。ありがとう。

 今回のゼミは4期生ゼミ生のターニングポイントとなると思います。遅いかもしれませんが、ここから卒業まで、どう過ごし、どう行動していくか考え直していきたいと思います。玉置先生ありがとうございました。そして、授業者の加藤君、お疲れ様でした。(井上)
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11月13日4期生ゼミ活動模擬授業を通しての学び(加藤諒太)

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 こんにちは!加藤諒太です!今回は11月13日の4期生ゼミ活動の模擬授業を行なっての学びを書きたいと思います。

 この日1番の学びは、「自分の覚悟の甘さ」です。教師とは何か、授業とは何か、忘れてはならないことは何か、もう一度しっかりと考え直すきっかけとなる日でした。

 今回の反省点は、おもしろい授業を!と求めるあまり自分の思考でおもしろいと思う授業を作ってしまってことです‥。「歴史上の人物で内閣を組閣しよう」という授業でしたが、玉置先生から最後に子どもがなんといったら成功か、と聞かれ子どもの言葉で答えることができませんでした。

 教師の中から子どもが消えたらおしまいなのだと恥ずかしいことですが身に染みて、改めて理解しました。

 授業とは、子どもがこの授業の終わりになんといったら成功か、それが大切だということです。僕は、子どもたち自身が歴史の知識を公民の知識と結びつけて考えることで、自分の知識を活用し、様々な分野を結びつけて考える力を養う、という位置付けでこの授業を捉えていました。しかし、これは教師のエゴに過ぎません。こうしたらこういう力が身につくだろうと知識もないのに、専門家のように考えてしまいました‥そこに子どもの姿はなく、教師の願いから作られた授業だったと今は実感しています。

 子どもの姿をイメージするにはまだまだ経験が足りないかもしれませんが、一生懸命考え、セミナー等でまた1から学び直していきたいと思いました。

 授業に協力してくれたゼミ生、指導してくださった玉置先生ありがとうございました。(加藤諒太)

11月13日4期生ゼミ 竹内君の模擬授業の記録(高桑)

 こんにちは、4期生の高桑です。今日は竹内君の模擬授業の記録を書きたいと思います。今回、竹内君は4年生の算数の「垂直、平行と四角形」の単元の授業をしてくれました。

 導入では、先日ポッキーの日があったことを話題に出し、ポッキーの箱が四角形であることから授業に入ったり、プリントを配るときは「姿勢のいい列から配りたい」という声掛けをしたりするなど、竹内君らしい楽しい雰囲気の中で授業が行われました。

 ヒドゥンカリキュラムを研究している私から強いて意見を言うならば、点と点を定規を使ってつないで四角形を作図するという作業の前に、手本として教師が直線の引き方を実際にやってみせたとき、定規を使わずフリーハンドで線を引いていたことについてです。このような教師の様子を見て、大げさかもしれませんが「先生は言っていることとやっていることが違う」「定規を使うの?使わないの?どっち?」などと不満をもったり、混乱したりする子どもが出てきてしまうかもしれないなあと思いました。


 【みんなからの意見】
・机間指導での声掛けが温かかった
 自由に四角形を作図する時間では、子どものそばに行って「きれいに線がかけているね」「なにかの絵みたいだね」「多くの四角形ができたね」など一人ひとり異なった声掛けをしていました。私も自分だけのほめ言葉をもらって、とてもうれしく得意げな気持ちになりました。

・発問が不明瞭
 例えば、「直線と直線が交差しているのは何個?」という発問をされたとき、私は何を聞かれているのか何を答えればいいのかわからなかったです。また、「四角形をつくっている直線はどのように交わっているか」という発問をさせたときは、どう答えてよいのかわからず、迷いながら手で表したりして答える子ども役が多くいました。

【玉置先生からの助言】
〇算数の定義は子どもに考えさせるのではなく、教師が教えなければならない
 導入部では復習として四角形の定義を確認しました。「〇本の△でかこまれた図形」の△には子どもから「直線」「辺」「線」など様々な意見が出た後に、教師から「△には直線が入ります」と説明がありました。しかし、定義は絶対的な答えがあるため、子どもに考えさせる必要はないそうです。

〇子どもの意見が多様になったら、前で説明させたりして明らかにする
 「直線と直線が交差しているのは何個?」という発問に対して、「4個」「0個」「7個」とバラバラの意見がでました。その場では、先生が「4個です」と正解を示すという収め方をしていましたが、授業後に「0個」と答えた子ども役にどうして0個と答えたのか作図したプリントをつかって説明してもらうと、「交差」という言葉の解釈が違ったことが原因であることがわかりました。空中戦のままでは気づけないことが多くあるため、具体的に子どもの意見を聞くことが大切だとわかりました。

 今回の模擬授業では、発問は授業の核であることを改めて感じました。毎回の授業前には必ず子どもの目線に立って、どのようなタイミングで、どのような言葉選びをして伝えるべきか慎重に考え、授業に臨みたいと強く思いました。竹内君、お疲れ様でした。(高橋)

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11月13日 4年後期ゼミ 模擬授業の反省(竹内)

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 こんにちは。4期生の竹内です。今回は先日の模擬授業の反省を書いていきたいと思います。

 私は「垂直・平行と四角形」という単元で、模擬授業をさせてもらいました。
 
 今回の授業では、単元の流れを意識しました。これから様々な四角形を学習することを踏まえて、四角形を作図する過程で、交わり方に焦点を当て、直角の有無で四角形を分ける活動から、四角形の中に直角がある直線の交わりは垂直である。ということを抑えようと思っていました。

 しかし、授業の展開が複雑であったり、発問が不明確であったりと自分の想定していたような展開にはなりませんでした。

 主な反省点は以下の3つです。
 1つ目は導入時の四角形の定義の確認です。四角形とは「4本の直線に囲まれた図形」ということを既習済みであるので、考えさせようとしました。しかし、定義を子どもだけで振り返るのは難しいので、ここは教師が教え、振り返ることが良かったと思います。

 2つ目はプリントの活用法です。授業では、16個の点が正方形のように並んだプリントを配布し、点と点を結んで好きな四角形を作図するという活動を取り入れました。しかし、大きい四角形の中に、別に四角形が入り、プリントから読み取ることが困難になっていました。この点については、反省会でも教師があらかじめ作った四角形を提示したり、プリントを使うならプリント1枚に1つの四角形と限定したりするべきだったという声をいただきました。

 3つ目は発問についてです。「四角形の中で直線が交わる箇所は何箇所か」という子ども目線が考えられていない発問であったり、「直角に交わる所を見て何か思ったこと気づいたことを発表してください」という無限定的な発問であったりと言わせたいことを言わせる発問になっていませんでした。模擬授業をさせていただき、発問を吟味することの大切さを改めて感じました。

 また、今回の模擬授業後に玉置先生からは、「そもそも四角形ではなく、直線で示した方が良かったのではないか」という助言をいただき、教材研究の不足さを痛感しました。ゼミで大切にしていた「授業の最後の子どもの姿」も疎かにし、これでいけるだろうと思っていた甘い自分に恥ずかしいです。

 最後に、授業を行うには、発問から教師の行動など一つ一つに意味があり、玉置先生から教わった「授業は布石の連続である」という言葉を身に染みて思った時間でした。後期のゼミでは、模擬授業やらせていただく機会は終わってしまい、もう少し時間をかければよかったと後悔しています。残りのゼミでは、他の4期生の模擬授業から学ばなければいけない所をたくさん吸収していきたいと思います。(竹内)

11月13日4期生ゼミ活動 スピーチからの学び(加藤諒太)

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 こんにちは。4期生の加藤諒太です!今回はゼミ活動でのスピーチについての内容を書いていきたいと思います!

 一言で言うと、振り返ってみれば自己満足の内容であったのかなと思います‥。

 玉置先生からは内容を詰め込みすぎ、一番言いたいことが何かわからないとご指導頂きました。

 この後、やらせて頂いた授業にもつながることなのですが、子どもたちのことが、まだまだ考えの中心に来ていないなと実感させられました。頭では子どもたちにとって何が大切かを考えることが一番重要だと分かっていても、いいことを言おう、言おうとするほど、自分の頭で考えてしまい、目の前の子どもたちから離れていってしまうことを学びました!今回のスピーチ内容としては「諦めない心」ということでしたが、今後の自分に言い聞かせてより良い、話し方、子どもたちにとって成長するきっかけになるような話ができるよう精進して行きたいと思いました!

 僕のスピーチをご指導して下さった玉置先生、しっかり目を見て聞いてくれた皆さんありがとうございました!!(加藤諒太)

10月30日犬山西小学校研究発表会に参加しての学び(高橋)

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 こんにちは!4期生の高橋です。10月30日、犬山西小学校に伺い、研究授業を参観させていただきました。今回はそこからの学びを書いていきたいと思います。

 わたしは3年1組の国語「ちいちゃんのかげおくり」の授業を中心に観させていただきました。

 そこで考えていたのは、「なぜ作者は、このお話に『ちいちゃんの』という題名をつけたのだろう」という発問についてでした。

 板書には、題名の「の」に印がつけてあり、各々、そのたった1文字に着目し、今まで読み取ってきたことを総合しながら一生懸命自分の考えをノートに書いていました。

 その後先生が、周りの人と交流するよう指示をした際の、子どもの様子がとても印象に残っています。それは、交流が始まった瞬間、教室に子どもの声がワアッと広がっていたことです。

 私が近くで聞いていた班では、友達の意見を聞いて「ああ〜そういうことかあ!」と呟いている子どもがいました。その様子から、一生懸命考えたからこそ、友達はどう考えたのか知りたいという気持ちが伝わってきました。おそらく、その本人と友達は違う意見だったのですが、その意見に「ああ、そういうことか」という反応ができる素直さも素敵だと思いました。

 子どもが考えることに夢中になれる発問や、友達の意見が聞きたいと思える一人学びの時間の充実が大切だと感じました。

 今回、5時間目の1時間で全てのクラスの授業を回ることはできませんでしたが、繋がり合いを大切にされている学校での授業を、少しずつでも観させていただく中で、たくさんの子どもたちの素敵な姿も見ることができて、とても感激しました。

 いよいよ、自分が教師として現場に出る日が近づいているので、残りの学生生活で、たくさん実際の授業を見て吸収していけたらと思います!
玉置先生、犬山西小学校の皆さん、貴重な機会をありがとうございました!(高橋)

11月9日教師力アップセミナーでの学び(安部・小谷川)

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 こんにちは。4期生の安部と準ゼミ生の小谷川です。教師力アップセミナーで学んだことを書きたいと思います。

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 こんにちは。4期生の安部です。寒さが日に日に増してきました。風邪を引かないように、と用心しすぎるあまり、たくさん寝て美味しい物をたくさん食べてしまいます(笑)。

 まず、和田先生の算数の授業で学んだことを書きたいと思います。今回は整数の単元で「公倍数を使って」という授業でした。生徒役をやらせていただきましたが、やはり和田先生の授業はテンポがよく、速い!ついていくのに必死で最後まで集中力は途切れることはなく、あっという間に30分が経ちました。

 今回、1番感銘を受けたのが、和田先生の仕組まれた授業展開です。今回の授業では、子どもが最後に最小公倍数を使えるようになることが目標でした。しかし、「一番小さい正方形を求めなさい。」と先生が初めから最小公倍数を見つけることに目を向けさせませんでした。「縦6センチ、横8センチの長方形を並べて小さい正方形をつくるを作りたいと思います。どのように並べていけばよいか。」という開けた発問をしていました。そうすることで、最小公倍数の24だけではなく、48、72にも気付く子どもが出てくるように布石を打っていました。それに見事に誘導された私たちは自然の流れで24以外にも正方形になるのものがあるのではないか。確かめてみたい、という気持ちになりました。

 こういった、子どもがどんなことを感じるのか、どこでつまずくのかを理解したうえで、布石を打ち、授業展開を工夫されているのが本当に素晴らしいと思います。何年経っても私にはできないことだと思います。

 和田先生はやっぱりすごい、そんなことを感じさせられた授業でした。私はまだまだ授業研究が浅はかですが、セミナーや書籍からより多くのことを吸収し、実践に活かしていきたいと思います。

 次に、野木森先生の授業で学んだことを書きます。今回は、理科の授業で、「ものの温度と体積」という単元でした。実験が中心の授業でした。

 コンニャクが入った管を挿したビンを温めたり、冷やしたりするとコンニャクはどうなるのか、という子どもの興味関心を引きつける教具の工夫がまず素晴らしいと感じました。また、先生は「欲しいものがあれば何でも言ってください」と、実験のやり方や使う道具を指定するのではなく、子どもに任せているところに驚きました。子どもに任せると、教師が意図した実験をしてくれないことがあるかもしれない、また子どもが欲しいと言うであろう道具をあらかじめ用意しておかなければなりません。その中で、先生は一つ一つの班を回り、「今何が分かりましたか。じゃあ、空気だけの時はどうなるんだろうね」と、発問を投げかけていました。そうすることで、子どもが「そうか!それも確かめてみればいいのか!」さらなる実験につながるように仕掛けていました。

 今回、実験の授業で、調べてみたいこと、その方法、考察を全て子どもの言葉から引き出している野木森先生は本当に素晴らしいなと感じました。私も現場に出た際に、実験の授業で実践してみたいと思います。

 今回もより多くのことを学ぶことができました。和田先生、野木森先生を始め、関係者の皆様、ありがとうございました。(安部)


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 こんにちは、特別に参加させていただきました教育学部4年の小谷川です。11月9日に行われた教師力アップセミナーについて記事を書かせていただきます。

 今回の教師力アップセミナーは野木森先生と和田先生の模擬授業を受けるという今までとは違う形でした。野木森先生の模擬授業は深掘りセミナーで一度受けたことはありましたが、和田先生の模擬授業は初めてでしたのでとても楽しみでした。

 野木森先生、和田先生どちらともパワーがあり、考えさせられる授業でした。小学生ではない私たちでさえ、なるほどっとつい言葉が出てしまったり、引き込まれてしまう授業をされていて、改めて素晴らしいなと思いましたが、お二人の模擬授業の共通点として、私は多様な考えを導き出すことできる授業であったといえると思います。

 和田先生は、まず最初にクラスの決め事として同じ意見を言わないということが決められました。この決め事により、必然的に他の人の意見をしっかり聞かなくてはいけなくなり、またそれによって多様な言い方、考え方が自然と生まれていました。

 野木森先生の場合は実験を設定しないことであったと思います。大まかなやることは指示をし、それによってどの道具が必要になってくるのか、もっとこれを調べたいと言うことを生徒自身が考え、実験を作り上げるというこのシステムは今まで受けてきた理科の授業にはないものであり、やっていることは簡単な実験であるが、思考の仕方として、研究をしているのと変わらない探究心を得やすいものであると感じました。これによってグループごとに違う発想、違う視点で物事を取り組むことができ、多様な考えに至るのではないかと思います。

 野木森先生、和田先生どちらとも生徒の意見・考えをとても大事にして授業を作り上げていて、それによって主体的で、また多くの見方・考え方を引き出す教育に必要な学びを自然と得られるそんな授業であったと思います。

 「答えを聞きたいわけではない、あなたの考えが聞きたい。」と深掘り中に和田先生がおっしゃっていたのですが、とても印象深く、今回のセミナーを象徴する言葉であり、またこれから授業や、また教育について学ぶ際に私の中で柱になるような言葉でした。

 良い授業、そして良い学びを得られとても勉強になりました。ありがとうございました。(小谷川)

11月9日教師力アップセミナーでの学び(加藤諒太、鏡味)

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 こんにちは!4期生の加藤諒太です!今回は11月9日の教師力アップセミナーでの学びについて書きたいと思います!

 今回は、途中からの参加となってしまったので、野木森先生の授業から見させて頂きました。

 野木森先生の授業では、子ども達の言葉であったり、子どもたちの主体性を大切にされている授業だと感じました。「物の温度と体積」という内容でしたが、実験をするにあたり、教師からこれをやってみようと提示する瞬間は一つもありませんでした。小学校実習での記憶をもとに考えると、自分の理科の実験では、「今日はこれをやるよ」、「こうしてみたらどうなるだろう」と言っていました。言い方は悪いですが、子どもたちにやらせていた部分があったと思います。しかし、野木森先生は「やってみたくなったかな、それならやろうか」、「他にやりたいことはあるか」と問いかけることで子どもたちから始まる授業を展開していました。もちろん、そのように問いかけるだけでは、子どもたちは実験をすることはできません。その発問に至る前に、様々な部分で子どもたちがやりたくなるような言葉がけをしていました。子どもたちの中にこの授業を受ける意味を見出す、主体性を持たせる授業だと感じました。

 根本からもう一度、「主体的・対話的な深い学び」とは何かを考える必要があると心から感じられる授業でした。野木森先生の子どもたちがやりたいと思うような言葉がけを是非とも参考にしてこれから頑張りたいです。

 授業を見せてくださった野木森先生をはじめ、このような機会を用意してくださった玉置先生ありがとうございました!(加藤諒太)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。11月9日に開催された教師力アップセミナーに参加してきました。今回のセミナーでは、和田先生の算数と野木森先生の理科の模擬授業が行われました。セミナーに参加した学びを2つ書きます。

 1つ目は、1つの発問に多くの子どもたちを当てて発言させることです。今回の和田先生の模擬授業の深掘りの際に、「1つの発問に最低3人は当てる」という取り組みが挙げられました。和田先生は、1つの発問に子どもたちが違う言葉で言うことを大切にしてます。よって、最低3人は当てて、1つの発問から色んな意見を出してもらい様々な見方をすることが大切だと分かりました。

 Aという考え方から答えを導く子どももいれば、Bという考え方から答えを導く子どももいます。子どもたちの様々な考えを板書し、子どもの考える筋道を作ることが大切だと学びました。

 2つ目は、子どものつぶやきの共有の仕方です。これは野木森先生の模擬授業の深掘りの際に挙げられました。子どもたちはグループ活動をしている時に考えたこと思っていることをたくさんつぶやきます。そのつぶやきは授業を作る上でとても重要なものです。しかし、その共有の仕方はとても難しいです。

 今回出た3つの方法は、
(1)机間指導を行いつぶやきを覚えておく
(2)良いつぶやきをした子に、「その意見素晴らしいから後で発表してね」と伝える
(3)つぶやきをすぐに黒板に書く
です。

 授業の中でグループ活動を行う場面は多くあります。実際に教壇に立つ時に役立てていきたいです。

 今回の教師力アップセミナーでは、「深い学び」を意識した素晴らしい模擬授業を見させていただきました。4月から教壇に立つ時、まずは今回のセミナーで学んだこと、どれか1つでも意識しながら授業を行いたいと思います。玉置先生をはじめ、多くの先生方、関係者の皆様、本当にありがとうございました。(鏡味)

11月6日4期生ゼミ 中澤君の模擬授業の記録(高桑)

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 こんにちは、4期生の高桑です。今回は、中澤君の道徳の模擬授業の記録を書きたいと思います。

 まずは、授業の主な概要を書きます。小学6年生を対象にした、「七十八円の命」という教材を用いた授業です。授業の始めに、ペットを飼っているかどうかを子どもたちに聞き、飼っていない人、飼っている人の順にペットを飼う上で大切なことは何かを問いました。そして、「今日はみんなと同じ年の子の体験のお話です。みんなにたくさん考えてもらいます」と予告をしてから範読をし、終わった後、主発問である「鈴木さんはキキたちにとって良いことをしたのか?良くないことをしたのか?」について自分の立場をはっきりさせてからその理由について考えました。このとき考えた理由を➀まず隣の人とペアになり、相手へしっかり意見を伝える、➁ペアで話したことを踏まえて次は縦でペアになり、相手に意見を伝える、というペア交流を行いました。このペア交流が終わった後、「みんなの様子を見ていて、褒めるところが3つあります」と➀身振り、手振りを使って一生懸命伝えたこと、➁相手の意見を踏まえて意見が言えたこと、➂しっかりと対話ができていたことを価値付けして、授業が終わりました。

 【玉置先生の助言】
・「七十八円の命」という題名に触れる必要がある
 動物の殺処分は社会問題になっているほど、重い問題である。先生の正義感だけではなく、子どもに現実を教え、考えさせることも必要。

・揺さぶるだけの道徳ではいけない
 揺さぶりながら子どもと一緒になって考え向かっていくことが大切

 私はこの授業を見ていて、見習いたいなと思ったことがあります。それは、子どもたちに周りの人の意見に目を向けさせるための言葉がけです。私は子ども役としてこの模擬授業を見ていましたが、例えば導入時に行った「ペットを飼っているか、いないか」などの子どもに挙手をさせる場面で、中澤先生は必ず「誰がどっちか覚えた?ちゃんと周り見ていなくちゃ」と声をかけていました。その言葉を聞いて、自分の意見をただ言うだけしか考えられていなかった私は、周りを意識的に見ることができた気がします。私は、子どもたちがクラスの仲間の意見に関心をもち、全員で一生懸命考え、議論できる道徳の授業のためにこのような言葉がけを自然にできるようにしたいと思いました。

 また、改善すべきであると思ったことも1つあります。それは、主発問です。主発問は、「鈴木さんはキキたちにとって良いことをしたのか?良くないことをしたのか?」でした。他の人の意見を聞いていて、「キキたち」の対象が曖昧で、必要以上に広がっていないかと思いました。このことから、もう少しシャープな発問にして、子ども全員が共通認識をもって考えられるようにすべきだということを学びました。

 中澤君らしい価値付けの多い道徳の授業から学んだことは多くありました。中澤君、お疲れさまでした。(高桑)

11月6日第五回後期ゼミ道徳の模擬授業を終えて(中澤)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は、第五回ゼミで20分間模擬授業をさせていただいたことによる学びを記事にしていきたいと思います。

 授業は六年生の道徳です。教材は、七十八円の命という教材です。内容を簡潔にまとめます。

1,私は捨て猫に出会って可愛がった。その猫は赤ちゃんを産んだ。
2,鈴木さんというおばあさんが捨て猫を赤ちゃんも一緒に保護した。
3,あるとき私は、捨て猫をおばあさんがどこかへ連れていったという話を聞いた。
4,私は、学校で保健所ではないかという話を聞き、保健所を調べたことで恐怖心を抱き、捨て猫を心配した。
5,後日鈴木さんは、責任をもって飼うために、捨て猫を赤ちゃんを産めない体にするために病院へ連れていったと判明した。

という話です。主人公である私は、鈴木さんとの関わりにより、ただ可愛いと思うだけでなく、命に対する責任感を生き物に持たなければならないということを学んだという話です。

 さて私は、授業をするにあたり、鈴木さんが病院へ連れていく行為に対する葛藤と、私と鈴木さんとの可愛がる心の違いを考えさせるように発問を考えました。また、対話を実感させるために隣同士話し合ったことを踏まえて前後で話し合うという行為を行いました。

 結果として、話し合いは盛り上がったが、話し合ったことを全体交流するときに、意見をまとめあげることの難しさを味わうという結果になりました。

 玉置先生からは、保健所に連れていかれる動物の命の重さについて考えさせることをベースにすることで、出てくる意見が散らからなくなるというアドバイスをいただきました。

 教材論として、深いアドバイスをいただきましたが、何よりも私は、人を怖れず、一人語りにならないように、笑顔で授業をやりきったことが嬉しかった。今回の授業を通して、三年生前期や教育実習のときの苦しかった思いを精算することができたからです。

 授業が終わったときに、玉置先生と四期生の仲間は私に、包み込むような笑顔とうなづきをしていただきました。それを見た私は、苦しみながらも必ず苦しんだ分の笑顔と居場所にたどり着くと走っていた自分に、今そしてこれからの私は、望んでいた笑顔と居場所にたどり着き、走り続けていると伝えたいと思いました。

 それではまた次の記事でお会いしましょう。Have a nice day.(中澤)

11月6日4期生ゼミ井上君の模擬授業の記録(安藤)

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 こんにちは。4期生の安藤優里です。今回は11月6日の井上君の模擬授業の記録を書きたいと思います!

 井上くんは玉置ゼミ唯一の体育専修ということもあって、保健の授業に挑戦していました。私自身、保健の授業をした経験が全くないので、とても興味がありました。

 ざっくりとした流れとしては、今回の題材は薬物についてで、シンナーや覚せい剤が及ぼす人体への影響から、薬物依存について考させ、薬物の危険性を知る、という流れでした。

 授業技術の点で言うと、まず、井上君は、野口先生の授業技術を多く取り入れていて、薬物のイメージが浮かぶか⚪×で書かせてたり、薬物について知らない児童に対して「今日学校来てよかったね〜!知らなことが分かるようになるね〜!」という声かけをしたりしていて、学んだことを実践してみようという姿勢が素敵でした。

 また、MDMAとラムネの写真を比較させて、薬物がどこに潜んでいるか分からない、という実感を持たせるのがうまいなあと思いました。

 私が個人的に面白いと思ったのは、最後の「酒やタバコは法律で禁止されていない(年齢制限のみ)のに対して、薬物は禁止されているのはなぜ?」という発問です。児童からは「薬物は自分の意思や判断力がなくなってしまうから」「でも酒も意識なくすっていうから同じじゃない?」など、意見が分かれ、酒やタバコ、薬物について、深く考えることができる発問だと思いました。授業はそこで区切りになってしまいましたが、この意見をどのように持っていくのか続きが気になる展開でした!

 井上君は今までに学んできた授業技術をいくつも取り入れた、児童役とのやりとりをしていて、玉置先生が仰るように授業のベースができていることがとても感じられました!私も学びを最大限に生かす姿を見習っていきたいです!おつかれさまでした。(安藤)

11月6日第5回後期ゼミ 保健体育の模擬授業を終えて(井上)

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 こんにちは!4期生の井上です。11月6日にゼミで模擬授業をさせていただきました。今回は、その時と反省と学びを記していきたいと思います。

 模擬授業では、小学校6年生を対象とした、薬物についての保健の授業を行いました。これまでのゼミ生同様に本を参考にして保健の授業をしたかったのですが、自分の力ではなかなか見つけることができなかったため、保健の授業の中身は自分で考え、テクニックを野口先生を参考に○✖法や、子どもに恩を着せていくことを意識して行いました。

 反省点は沢山ありますが、2つ挙げていきます。

 まず1つ目に、薬物の危険性が十分に伝わったかが少し心配される点です。薬物を使う理由の1つとして、「気持ち良くなる」という説明をしたため、興味本位で子どもはやってみたくなってしまうかもしれないと説明の後感じました。好奇心旺盛な時期でもあるため、説明は十分に配慮する必要があると考えました。ただ、この説明をなくすことはしたくないので、うまく伝えていける方法を考えていきます。

 2つ目は、黒板をうまく活用できなかったことです。あまり統一感のない、板書になってしまったため、板書計画も欠かすことなくやっていかなければならないと再認識しました。

 授業後の玉置先生からの助言は、社会的事実を知らせるということでした。今の自分の授業は、社会的には薬物の問題は何があるか、具体的に見えてこないものとなっていました。そのため、子どもたちにインターネットで、社会的事実を集めてもらうことで具体的に知る機会を作ることも大切だという指導をいただきました。自分では気づけない視点を提示して下さり、また一つ視野が広がりました。

 今回の模擬授業は実習が終わったぶりに行ったため、少々緊張しましたが、それよりも楽しさを感じました。もっと教材研究やテクニックを磨き、常に楽しんで授業ができるようにしたいという思いが強くなりました!

 ゼミもあと半年だけとなってしまいましたが、沢山のことを学んでいきたいと思います!(井上)


11月6日 第5回4期生ゼミ 中澤くんの発表記録(山田)

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 こんにちは、4期生の山田です。今回は11月6日に行われた中澤くんの模擬授業の記録を書きたいと思います。

 今回中澤くんは、「Believe」という教材をもとに、全学年対象という設定で模擬授業を行ってくれました。本来ならば授業のポイントや、4期生、玉置先生から挙がった良い点や改善点を書くのですが、授業というより中澤ワールド全開の講演会だったので(笑)、中澤くんから学んだ歌う時のポイントを以下に記します。
 
⚪口を大きく開けるのは息を大きく吸うため
→大きく息を吸うことで大きく息を吐くことになり、吐くのと同時に喉をならすことで大きな声が出る。

⚪綺麗な発声をするには嘔吐の真似をすべし
→嘔吐をしてるときが唯一舌が塞がず、口から肺まで気道が確保できている。嘔吐するときの口の形を作り、声を出すことで、大きく響きのある声になる。

 中澤くんの型にはまらない個性あふれる面白い一面や、それを包み込む4期生の懐の広さとあたたかさを改めて感じることのできた発表の時間となりました。しかし、課題は模擬授業なので、中澤くんは自分の度胸と話術を褒めつつ、少し反省をしてください(笑)
 
 回を重ねるごとに、新しい学びがある4期生ゼミ。授業をする側の教材研究や授業技術ももちろん大切ですが、授業を受けて、批評する側としてもレベルアップするために、授業を見る目を培っていきたいと思います。(山田)

11月6日第五回後期ゼミ音楽の模擬授業を終えて(中澤)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は、第五回ゼミで20分間模擬授業をさせていただいたことを通して伝えたことを記事にしていきたいと思います。

 授業は全学年対象の音楽です。内容は、歌を歌うことが苦手意識をもつ子どもに苦手意識をなくすイロハを教えるという内容です。

 多くの先生は、歌の指導のときに「口を大きく開けなさい」と呼び掛けます。私は、この発言自体が効果がなく、歌嫌いを作る原因だと考えています。なぜなら、口を大きく開けても大きな声で歌えるようになるとは限らないからです。

 口を大きく開ける理由は、息を大きく吸うためであり、大きく息を吸うことで大きく息を吐くことになり、吐くのと同時に喉をならすことで大きな声が出ると言うことができます。よって「息をたくさん吸って」と呼び掛けた方が効果がでると私は考えています。

 しかし、大きく息を吸うだけでは大きな声が出ても大きな歌声が出るわけではありません。大切なことは、『空気の通り道を舌が塞がないようにすること』です。

 私たちは、口を大きく開けるときに、無意識に舌が喉ベロを見せないように塞ぎます。空気中のバイ菌が体に入るのを防ぐためです。大切な体の動きですが、歌声が出にくくなります。そこで、舌が塞がないようにする必要があります。

 実は、嘔吐をしてるときが唯一舌が塞がず、口から肺まで気道が確保できています。そこで、嘔吐するときの口の形を作り、声を出してみてください。必ず大きく響く声が出ると思います。この発声方法を練習することで、歌が上手くなります。

 この発声方法を小学校で教えれば、音楽嫌いも減り、中学校以降、合唱の練習で苦手意識を感じることなく、思春期に素晴らしい成長を促すことができると私は考えています。

 音楽を教える先生方にこのメッセージが届くことを祈ります。(中澤)

11月6日 4期生ゼミ活動スピーチからの学び(加藤奨基)

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 こんにちは、4期の加藤奨基です。11月6日のゼミでの3分間スピーチ記録を記事にします。

 今回のスピーチテーマは、「お店でありがとう」です。コンビニなど何気ない日常生活でもきちんと感謝を述べよう、という講話です。時間設定は朝の会で、子どもたちに楽しく聞いてほしいなと思い、以下の3点を工夫しました。

・子どもを入れた場面劇
・話しすぎないこと
・結論を始めにストレートに

 場面劇では、子ども(役)の普段の様子や性格なども考えて、竹内くん(活発な子ども)と鏡味さん(あまり前に出ない子ども)を指名させていただきました。2人ともありがとう!「話しすぎない」を意識するあまり、少し早口になってしまったかな、というのが反省点です。

 「結論を始めに」という観点では、まだまだ足りなかったなと思います。自分では言ったつもりでしたが、様子を見ると、始めの一言でストレートに伝わってはいませんでした。玉置先生にもご指導いただきましたが、この部分は特に意識して、シャープな言葉ではっきりと伝えていったほうがよいと感じました。

 今回のスピーチで、講話の始めに結論をズバッと言う、ということが大変難しいことを実感しました。スピーチがズルズル行ってしまわないためにも、最初の一言には特に注力する必要がありそうだと学びました。(加藤)
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